デビットカードおすすめ9選!年会費、国際ブランド、還元率から最強の1枚を決定
(画像:NET MONEY編集部)

キャッシュレス化が進む今、注目が集まっているデビットカードは、クレジットカードと異なり、支払いと同時に銀行口座からお金が引き落とされる仕組みで、使いすぎの心配がありません。

また、クレジットカードのようにポイントを貯められてお得に使える点も魅力の一つです。

しかし、デビットカードの種類は数が多くて、どれを選んでいいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

本記事では、NET MONEY編集部が厳選したデビットカード9枚を紹介します。この記事を読めば、カード選びのポイントに加え、各おすすめカードのメリットとデメリットが分かるので、自分にぴったりのカードが見つかるはずです。

  1. デビットカードの選び方のポイント3つ
    1. デビットカードを選ぶなら、ポイント還元率の高さに注目しよう!
    2. 年会費が無料(もしくは安い)デビットカードを選ぶ
    3. Visa・Mastercardなど、海外でも使える国際ブランド付きのデビットカードを選ぶ
  2. おすすめのデビットカード9選
    1. Oliveフレキシブルペイはデビットカードの中でも付帯保険が豊富で手厚い
    2. PayPay銀行VisaデビットカードはPayPayポイントを貯めることができる
    3. Sony Bank WALLET デビットカードはキャッシュバック率最大2.0%で最高水準!
    4. ソニー銀行 ANAマイレージクラブ /Sony Bank WALLETはANAマイルが0.5%還元される
    5. GMOあおぞらネット銀行「Mastercardプラチナデビット」なら利用額に応じて1.2%キャッシュバックされる
    6. 楽天銀行デビットカード(Mastercard)は楽天ユーザー必携!条件なしで還元率1.0%
    7. イオン銀行キャッシュ+デビットはイオン系店舗で使うとポイント還元率が2倍
    8. セブン銀行 デビット付きキャッシュカードはセブンイレブンやイトーヨーカドで使うと還元率が2倍
    9. りそなデビットカード(Visa)は店頭で即日発行ができるので今日中に使える
  3. デビットカードを使うメリット
    1. クレジットカードと比べて審査に通りやすい
    2. 利用金額に応じてポイントが還元されるためお得
    3. 国際ブランド付きのカードなら国内外のお店で広く使える!海外ATMで現金を下ろせる
    4. 不正利用やショッピングの際に保険が適用されるカードがある
  4. デビットカードはおすすめしない?3つのデメリットとは
    1. 銀行口座が指定されているため新しく口座を作る必要がある
    2. 決済額が口座残高を超えると利用できない
    3. 1日の利用限度額がある
  5. デビットカードの作り方【申込みから発行までの手順】
    1. 1.本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード等)と銀行口座を用意する
    2. 2.銀行窓口かインターネット、ATMから申し込む
    3. 3.デビットカードを受け取る
  6. デビットカードに関するよくある質問
    1. デビットカードとは?
    2. デビットカードとクレジットカードの違いは?
    3. デビットカードはクレジットカードと比べて審査に通りやすい
    4. デビットカードはどのような人に向いていますか?
    5. ゆうちょ銀行でもデビットカードは作れる?

デビットカードの選び方のポイント3つ

デビットカードは、手軽にキャッシュレス決済を導入できる便利なツールです。しかし、数多くのデビットカードが発行されているため、自分に合った1枚を選ぶのは簡単ではありません。

そこで、デビットカードを選ぶ際の3つのポイントを解説します。

すべての人にとってたった1つの最強カードというものはないので、3つのポイントが自分のライフスタイルにあてはまるかどうかを判断して、自分に合った最適なカードを選びましょう。

デビットカードを選ぶなら、ポイント還元率の高さに注目しよう!

デビットカードを選ぶ際には、ポイント還元率(利用金額に対して何%のポイントが付与されるかの値)が高いカードを選びましょう。

貯めたポイントは、買い物やキャッシュバックなどに利用できたり、航空券や宿泊券などの旅行特典に交換できるので、現金で買い物をするよりもお得です。

ポイント還元率は、通常時で1%を超えていると高いといえます。本記事で紹介しているデビットカードでは還元率0.5%のものが多いですが、一部1%のものがあります(下表)。

還元率1.0%のデビットカード
カード名 還元率
Sony Bank WALLET
(Visaデビット付きキャッシュカード)
口座の総残が高合計300万円以上で還元率1.0%
楽天銀行デビットカード
(Mastercard)
1.0%
GMOあおぞらネット銀行
「Mastercardプラチナデビット」
最大1.2%
(公共料金やコストコなど一部例外あり)
イオン銀行
キャッシュ+デビット
イオングループ利用時に還元率1.0%
セブン銀行
デビット付きキャッシュカード
セブンイレブンやイトーヨーカドーなど対象店舗で還元率1.0%

ポイント還元率は高ければ高いほど、貯まるポイントは大きくなります。ポイント還元率の違いでどのくらいの獲得差が生まれるかシミュレーションしてみましょう。

還元率0.5%のカードと、還元率1.0%のカードで比べると、月々の支払いが50,000円の場合、前者が250ポイント、後者が500ポイントとなります。一回の支払いで貯まるポイントはそれほど変わりませんが、月ごとで比べると大きな差となります(下表)。

利用額に応じた還元ポイントの比較

月々の利用額 貯まるポイント
(還元率0.5%の場合)
貯まるポイント
(還元率1%の場合)
50,000円 250ポイント 500ポイント
100,000円 500ポイント 1,000ポイント
200,000円 1,000ポイント 2,000ポイント

通常の還元率の高さに加えて、条件達成や対象店舗やサービスを使うと還元率がさらにアップするお得なカードがあります。

たとえば、セブン銀行 デビット付きキャッシュカードは通常のポイント還元率は0.5%ですが、セブン&アイ・ホールディングスの店舗で使うと1.0%にアップします。

条件達成や対象店舗で還元率がアップするデビットカード(一部)は以下のとおりです。

条件達成や対象店舗で還元率がアップするデビットカード4選

   
カード名 通常ポイント還元率 条件達成など
最大ポイント還元率
条件
Sony Bank WALLET
デビットカード
0.5% 2.0% 優遇プログラムでプラチナステージを獲得すると2.0%
GMOあおぞらネット銀行「Mastercardプラチナデビット」 1.2% 1.2% 公共料金や鉄道、病院など一部例外を除き1.2%
セブン銀行 デビット付きキャッシュカード 0.5% 1.0% セブン&アイ・ホールディングスで1.0%
イオン銀行
キャッシュ+デビット
0.5% 1.0% イオングループ対象店舗で1.0%

ただし、条件は自分でも無理なく達成できるか、対象店舗は自分がよく利用するかを確認してカードを選びましょう。条件達成や店舗利用がなければ意味がないためです。

まずは、自分が普段どのような店舗やサービスを使っているかを把握して、それに合ったカードを選ぶことでお得にデビットカードを利用できます。

年会費が無料(もしくは安い)デビットカードを選ぶ

デビットカードを選ぶ際のポイントは、年会費が無料(もしくは安い)カードを選ぶことです。

デビットカードには年会費がかかるものと無料のものがあります。とりあえずカードを作りたい人や、まだ頻繁にカードを使うかはわからない人は、年会費無料のカードを作ることをおすすめします。

年会費無料ならコストがかからないため、気軽に試してみるのもよいでしょう。もし、実際に利用してみて自分に合わなかった場合は解約も簡単です。

一方、年会費がかかるデビットカードを選ぶ場合は、その年会費に見合うだけのメリットがあるかどうかをしっかりと吟味しましょう。

高還元率のポイントが付与される、ATM手数料が無料になるなどさまざまな特典が付帯されている場合があります。

たとえば、GMOあおぞらネット銀行 Mastercardプラチナデビットは、年会費3,300円かかりますが、通常の還元率は1.2%と高く、銀行ATM利用も月20回までなら手数料がかかりません。

還元率が1.2%なので、月々23,000円を使えば年会費分がキャッシュバックされて元がとれます。また、ATM手数料は1回110円なので年間30回(2カ月に5回)ATMを利用しても年会費をペイできます。

年会費がかかるデビットカードを選ぶ際は、年会費だけでなく、様々な特典を比較検討して、自分に合ったカードを選ぶようにしましょう。

Visa・Mastercardなど、海外でも使える国際ブランド付きのデビットカードを選ぶ

デビットカードには、大きく分けて国際ブランド付きデビットカードとJ-Debitの2種類ありますが、海外で使う可能性のある人や海外のオンラインショップでなどで買い物する機会が多い人は、国際ブランド付きのデビットカードを選びましょう。

国際ブランド付きデビットカードは、Visa、Mastercard、JCBなどの国際ブランドのマークが付いたデビットカードです。これらのブランドの加盟店であれば世界中の店舗やオンラインショップで利用できます。

一方、J-Debitは日本国内の金融機関が独自に発行するデビットカードであり、利用できる場所は国内のみに限定されます。

国際ブランド付きデビットカードとJ-Debitの比較

  国際ブランド付き
デビットカード
J-Debit
特徴 VISA、Mastercard、JCBなどの国際ブランドのマークが付いたデビットカード 日本国内の金融機関が独自に発行するデビットカード
利用可能時間 原則24時間365日 金融機関によって異なる
利用可能場所(加盟店) 国内外 国内のみ

より多くの場所で利用したい人や、海外旅行に行く機会が多い人にとって、国際ブランド付きデビットカードは圧倒的に有利と言えるでしょう。

国際ブランドの特徴は以下のとおりです。

国際ブランド(Visa、Mastercard、JCB)の比較

項目 Visa Mastercard JCB
国内シェア率 50.8% 17.8% 28.0%
海外シェア率 27.7% 15.0% 0.9%
特徴 ・知名度やシェア率において世界トップを誇るブランド
・アメリカ圏に強い
・Visaに次ぐシェア率を誇る有名ブランド
・ヨーロッパ圏に強い
・唯一、コストコで使える
・エンタメや旅行
・グルメの優待が充実

なかでもVisaは、世界シェアトップのカードブランドです。アメリカ発のブランドで、アメリカを中心に海外でも加盟店が多く、海外旅行時も安心して使えるので、迷った場合はVisaをおすすめします。

VisaとJCBとMastercardはどれがいい?3つの国際ブランドの違いを解説

おすすめのデビットカード9選

NET MONEY編集部が厳選したおすすめのデビットカード9枚を紹介します。年会費が無料のもの、ポイント還元率の高いもの、海外旅行に便利な国際ブランド付きのものを中心にそろえています。

お得に使いたい、海外で使いたい、とりあえず作っておきたいなど、自分の目的や状況と照らし合わせて、最適な一枚を見つけましょう。

カード名 Olive
フレキシブルペイ
PayPay銀行Visaデビットカード Sony Bank
WALLET
デビットカード
ソニー銀行 ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLET GMOあおぞらネット銀行「Mastercardプラチナデビット」 楽天銀行デビットカード(Mastercard) イオン銀行キャッシュ+デビット セブン銀行 デビット付きキャッシュカード りそなデビットカード(Visa)
Oliveフレキシブルペイ PayPay銀行Visaデビットカード Sony Bank WALLET デビットカード ソニー銀行 ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLET GMOあおぞらネット銀行「Mastercardプラチナデビット」 楽天銀行デビットカード(Mastercard) イオン銀行キャッシュ+デビット セブン銀行 デビット付きキャッシュカード りそなデビットカード(Visa)
年会費
永年無料

永年無料

永年無料

永年無料

3,300円(税込み)

永年無料

永年無料

永年無料

永年無料
還元率
0.5%

0.2%

0.5%~2.0%

0.5%

最大1.2%

1.0%

0.5%

0.5%~1.0%

0.5%
ポイント種類 Vポイント PayPayポイント 現金(キャッシュバック) ANAマイル 現金(キャッシュバック) 楽天ポイント WAON POINT nanacoPOINT クラブポイント
申し込み条件 日本国内在住の個人 満15歳以上の人 満15歳以上の日本国籍を持つ人 日本在住の満15歳以上で、ソニー銀行に円普通預金口座を持つ人 満15歳以上の日本居住の人 楽天銀行に口座を持つ満16歳以上の人 満15歳以上の人(中学生は除く) 16歳以上の人(学生可) 15歳以上の人
発行スピード 約3営業日 最短5日 ペーパーレス口座開設:2日+3~5日程度
郵送での口座開設:3~4日+3~5日程度
スマホ口座開設:3日+3~5日程度
7日程度 7日~ 約1週間~10日ほど 最短翌日から口座は利用可能 2~3週間程度 12~14日程度(店頭あれば即日発行も可)
国際ブランド Visa Visa Visa Visa Mastercard Mastercard JCB JCB Visa
詳細 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る
カードを作る
カードを作る
カードを作る
カードを作る
カードを作る
カードを作る
カードを作る
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カードを作る

Oliveフレキシブルペイはデビットカードの中でも付帯保険が豊富で手厚い

Oliveフレキシブルペイ
年会費 無料
還元率 0.5%
ポイント種類 Vポイント
付帯保険
-ショッピング保険
付帯なし
付帯保険
-不正利用補償
付帯なし
付帯保険
-旅行傷害保険
付帯あり(海外旅行保険)
申し込み条件 三井住友銀行に口座を持っている0歳以上
発行スピード 約3営業日
国際ブランド Visa
Oliveフレキシブルペイのメリット
  • デジタルカードであるため不正利用されにくい
  • 大手金融機関が発行するカードという安心感がある
  • 携帯があれば使えるためカードを持ち運ぶ必要がない
  • 全7つの保険から自分にあった保険を選ぶことができる
Oliveフレキシブルペイのデメリット
  • 他のクレジットカード等と比べて基本還元率は低い

デジタルカードであるため不正利用されにくい

Oliveフレキシブルペイは、プラスチックカードを持たないデジタルカードであるため、カード番号を盗み見される可能性が低く、不正利用されにくいのがメリットです。

また、財布を持ち歩かなくても、スマホ1台で決済できるので便利です。

三井住友銀行のカードという安心感

Oliveフレキシブルペイは、三菱UFJ銀行、みずほ銀行と並んで日本3大メガバンクの1つに数えられる三井住友銀行が発行しているという安心感があります。

知名度の高い銀行のカードであれば、万が一のトラブル発生時にも迅速かつ丁寧な対応を期待できます。また、口座開設の手間がないのもOliveフレキシブルペイの魅力の一つです。

すでに三井住友銀行の口座を持っている人であれば、スムーズに申込み手続きを行えます。

デビットカードの中でも付帯保険が豊富で手厚い

Oliveフレキシブルペイは、デビットカードの中でも付帯保険が充実しています。海外・国内旅行傷害保険のほか、スマホ安心プランやケガ安心プラン、持ち物安心プランといった保険があり、全7つの中から好みの保険を1つ選べます。

すでにたとえば、海外・国内旅行傷害保険を付帯するカードを持っている人は、自分にあった保険を選べるのでうれしいポイントです。

選べる保険プランと内容
保険プラン 内容
旅行安心プラン
(海外旅行保険)
旅行している間にケガしたり病気になったときに補償してくれます。
スマホ安心プラン
(動産総合保険)
スマートフォンが破損・故障・盗難にあった場合に補償します。
弁護士安心プラン
(弁護士保険)
他人にケガを負わされた、モノを壊されたなどの事故により被害に遭った際に、法律相談費用や弁護士費用などを補償します。
ゴルフ安心プラン
(ゴルファー保険)
ゴルフ中の賠償事故やゴルフ場敷地内でのゴルフ用品の盗難、ゴルフクラブの破損などを補償します。
日常生活安心プラン
(個人賠償責任保険)
日常生活で他人にケガをさせたり、他人のモノを壊したりしたことにより、損害賠償責任を負った場合に補償します。
ケガ安心プラン
(入院保険(交通事故限定))
交通事故によるケガを補償します。
持ち物安心プラン
(携行品損害保険)
身の回りの持ち物が、盗難・破損・火災などの被害にあってしまった場合に補償します。
Oliveフレキシブルペイの詳細を見る
三井住友銀行のOliveのメリット・デメリット!切り替えが必要かも解説

PayPay銀行VisaデビットカードはPayPayポイントを貯めることができる

PayPay銀行Visaデビットカード
年会費 永年無料
還元率 0.2%
ポイント種類 PayPayポイント
付帯保険
-ショッピング保険
最低条件なし
付帯保険
-不正利用補償
付帯あり
付帯保険
-旅行傷害保険
付帯なし
申し込み条件 満15歳以上の方
発行スピード 最短5日
国際ブランド Visa
PayPay銀行Visaデビットカードのメリット
  • 使い道が豊富なPayPayポイントが貯まる
  • 手続きがスピーディで最短5日でカードを手に入れられる
  • 第三者不正利用保険として年間500万円の補償を受けられる
PayPay銀行Visaデビットカードのデメリット
  • ポイント還元率が0.2%と低い
  • 対応する国際ブランドカードはVisaのみ
  • ショッピング保険、旅行傷害保険の付帯が付いていない

● PayPayポイントをデビットカードで貯めることができる

PayPay銀行Visaデビットカードは、PayPayポイントが貯まるので、PayPayを利用している人にとっては便利な1枚です。

ただし、還元率が0.2%と本記事で紹介しているカードの中で最も低いのがデメリットです。PayPayを使っていない人や、高還元率のポイント還元カードを求めている人は、他のカードが適しているといえるでしょう。

PayPay銀行の詳細を見る

Sony Bank WALLET デビットカードはキャッシュバック率最大2.0%で最高水準!

Sony Bank WALLET デビットカード
年会費 永年無料
還元率 0.5~2.0%
ポイント種類 現金(キャッシュバック)
付帯保険
-ショッピング保険
付帯あり
年間50万円を限度に購入日から60日間補償
(自己負担額5,000円/1事故あたり)
付帯保険
-不正利用補償
付帯あり
付帯保険
-旅行傷害保険
付帯なし
申し込み条件 満15歳以上の日本国籍を持つ方
発行スピード ペーパーレス口座開設:2日+3~5日程度
郵送での口座開設:3~4日+3~5日程度
スマホ口座開設:3日+3~5日程度
国際ブランド Visa
Sony Bank WALLETデビットカードのメリット
  • 条件達成で最大2.0%キャッシュバックされる!
  • 世界200以上の国と地域のVisa加盟店でショッピングに利用可能
  • 外貨口座がなくても海外ATMで円口座から現地通貨を引き出せる
Sony Bank WALLETデビットカードのデメリット
  • 対応する国際ブランドカードはVisaのみ
  • 旅行傷害保険の付帯が付いていない
  • ペーパーレスでの口座開設でも発行まで2日と時間がかかる

キャッシュバック率最大2.0%!デビットカードの中ではナンバーワンのキャッシュバック率

Sony Bank WALLET デビットカードは、デビットカードの中ではナンバーワンのキャッシュバック率を誇り、条件達成で2.0%のキャッシュバックとなります。

2.0%となる条件は、優遇プログラムでプラチナステージを獲得することです。ソニー銀行には優遇プログラム「Club S」が存在し、預け入れ資産の大きさによって3つのステージ(シルバー・ゴールド・プラチナ)が設定されています。

ステージが上がると還元率アップのボーナスが受けられ、外貨預金残高、投資信託残高、預金残高が合計で1,000万円以上となると最も高いステージのプラチナに到達すると2.0%還元となります。

これは、デビットカードの還元率としては最も高いです。優遇プログラムのステージごとの還元率は以下のとおりです。

国優遇プログラムのステージごとの還元率

  ステージなし シルバー ゴールド プラチナ
Sony Bank WALLET
キャッシュバック率
0.50% 1.0%
(0.5%上乗せ)
1.5%
(1.0%上乗せ)
2.0%
(1.5%上乗せ)

ステージ獲得条件

ステージ ステージ判定の材料となる資産 金額
シルバー
(次のいずれか達成で獲得)
月末の総残高 合計300万円以上
外貨預金の積立購入 月間合計額3万円以上
投資信託 積み立てプラン 月間合計額3万円以上
ゴールド 次の合計額
・外貨預金残高(円換算額)
・投資信託残高(約定日基準)
・WealNavi for ソニー銀行の資産評価額(円換算額)
500万円以上
1,000万円未満
プラチナ 1,000万円以上

外貨取引における為替コストが4~15銭とクレジットカードや外貨両替に比べて格段に安い

Sony Bank WALLET デビットカードは、外貨取引を行う際の為替コストが1ドルあたり4~15銭と格安です。

通常、外貨の両替にかかるコストは空港だと1ドルあたり2~3円ほどかかりますが、Sony Bank WALLET デビットカードなら格安レートで両替できます。

為替コストは優遇プログラムのステージに応じて決まり、ステージなしで15銭、最も高いプラチナに到達した場合で4銭となります。

通常時の15銭でも十分格安ですが、ステージが上位になるほど10銭、7銭、4銭と安くなるのでお得です。

また、海外でATMを利用すると利用料がかかりますが、上位のステージ(プラチナ)になると月5回まで海外ATMの利用手数料が無料になります。

獲得ステージごとの為替コストと海外ATM無料利用回数

   
  ステージなし シルバー ゴールド プラチナ
為替コスト 米ドル15銭など
(優遇なし)
米ドル10銭など 米ドル7銭など 米ドル4銭など
Sony Bank WALLET
海外ATM利用料無料回数
0回 月1回 月3回 月5回

海外での利用料金を外貨預金口座から引き落としができる

Sony Bank WALLET デビットカードは、外貨預金口座から直接引き落としができるため、円から外貨に変更する手間を省くことができます。

ソニー銀行では外貨預金口座を無料で開設できるため余計なコストをかけずに始められます。 また、外貨預金口座にお金がない場合も、円口座から入金することもできます。ただし、それには手数料(1,000USドルあたり15円)がかかるため注意しましょう。

ソニー銀行の詳細を見る

ソニー銀行 ANAマイレージクラブ /Sony Bank WALLETはANAマイルが0.5%還元される

ソニー銀行 ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLET
年会費 永年無料
還元率 0.5%
ポイント種類 ANAマイル
付帯保険
-ショッピング保険
付帯あり
年間50万円を限度に購入日から60日間補償
(自己負担額5,000円/1事故あたり)
付帯保険
-不正利用補償
付帯あり
付帯保険
-旅行傷害保険
付帯なし
申し込み条件 日本在住の満15歳以上で、ソニー銀行に円普通預金口座を持つ方
発行スピード 7日程度
国際ブランド Visa
ソニー銀行 ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLETのメリット
  • 国内ショッピング利用でANAマイルが貯まる(還元率0.5%)
  • 外貨取引を行う際の為替コストが1ドルあたり4~15銭と格安
  • 空港で両替せずに海外ATMを使って外貨預金口座から現地通貨を引き出せる
  • 年会費が無料でショッピング保険や不正利用補償が付いている
ソニー銀行 ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLETのデメリット
  • 対応する国際ブランドカードはVisaのみ
  • 旅行傷害保険の付帯ない
  • ANA以外のマイレージは貯められない

日々のショッピング利用でANAマイルを貯めることができる

ソニー銀行 ANAマイレージクラブ /Sony Bank WALLETは、日々のショッピングでANAマイルを貯められる、デビットカードのなかでは珍しい1枚です。利用額に応じてANAマイルが0.5%還元されます(年間4万マイルまで)。

利用金額の月間合計額がマイルの積算対象になるので、1回ずつの決済が少額でもマイルが貯まるのが特徴です。

さらに、外貨預金と投資信託の月末残高に応じてマイルが積算されるので、資産運用をしながらでもマイルを貯められる便利な1枚です。

月末残高に応じて獲得できるマイルは以下のとおりです。

月末の残高に応じたマイル
月末残高 毎月積算マイル数
100万円~499万円 100万円あたり20マイル
500万円~999万円 100万円あたり30マイル
1,000万円~ 一律400マイル

独自のステージに応じて為替コストが4~15銭と格安

Sony Bank WALLET デビットカードと同様に、外貨取引の為替コストが4~15銭と安いのが魅力です。為替コストは優遇プログラムのステージに応じて決まり、預入れ資産の大きさによって3つのステージ(シルバー・ゴールド・プラチナ)が設定されています。 為替コストはステータスに応じて変動し、上位にいけばいくほど安くなります。

獲得ステージごとの為替コストと海外ATM無料利用回数

   
  ステージなし シルバー ゴールド プラチナ
為替コスト 米ドル15銭など
(優遇なし)
米ドル10銭など 米ドル7銭など 米ドル4銭など

さらに、外貨預金口座から直接引き落としが可能で、円から外貨に変更する手間を省けるので海外での利用がとても便利です。

ただし、Sony Bank WALLET デビットカードとは異なり、還元率アップの特典や現金のキャッシュバックがないため注意しましょう。

ソニー銀行 ANAマイレージクラブの詳細を見る

GMOあおぞらネット銀行「Mastercardプラチナデビット」なら利用額に応じて1.2%キャッシュバックされる

GMOあおぞらネット銀行「Mastercardプラチナデビット」
年会費 3,300円(税込み)
還元率 最大1.2%
ポイント種類 現金(キャッシュバック)
付帯保険
-ショッピング保険
最低条件なし
付帯保険
-不正利用補償
付帯あり
付帯保険
-旅行傷害保険
付帯なし
申し込み条件 満15歳以上の日本居住の方
発行スピード 7日~
国際ブランド Mastercard
Mastercardプラチナデビットのメリット
  • Mastercardとは別にVisaにブランドを切り替えることが可能
  • 利用額の1.2%がキャッシュバックされる!
  • 1日の利用限度額を設定できるのでセキュリティ面でも安心
  • 不正利用補償は500万円まで対応しているので万が一の時も頼れる
Mastercardプラチナデビットのデメリット
  • 年会費がかかるが、ショッピング保険や旅行傷害保険は付帯していない
  • カードの審査完了まで7日を要し、発送はそれ以降なので受け取りまで時間がかかる
  • 海外利用時は為替レートに換算して円預金口座から引き落とされる(外貨預金口座がない)

基本還元率が1.2%で現金にキャッシュバックできる

GMOあおぞらネット銀行「Mastercardプラチナデビット」は、基本還元率が1.2%と高いカードです。デビットカードの還元率は0.5%程度が多いなか、1.2%は業界でも高還元率を誇ります。

ポイント還元ではなく現金キャッシュバックのため、ポイントの失効リスクやポイント交換の制限などもありません。

年会費3,300円(税込)がかかりますが、月々23,000円を使えば年会費分がキャッシュバックできるため、実質無料で使えます。カードを頻繁に使う人におすすめです。

ただし、一部例外があり、コストコは0.3%、公共料金や鉄道、病院は0.5%など1.2%還元を下回る場合や、キャッシュバックが受けられない場合があるので注意しましょう(下表)。

キャッシュバック還元率が下がる場合と対象の利用先
キャッシュ
バック率
対象の利用先
0.5% 税金/公共料金/公共サービス利用料/郵便局/農協/かんぽの宿などゆうちょ系の宿/鉄道/旅行代金/バスでのタッチ決済/病院/農林漁業協同組合/Apple Store
0.3% コストコホールセールジャパン(通販、ガソリンスタンド含む)
0%
(キャッシュバック対象外)
金融アプリ「Revolut」

Visaデビット付きキャッシュカードを追加発行することができる

国際ブランドはMastercardですが、Visaブランドのデビットカード「Visaデビット付きキャッシュカード」を追加で無料発行できます(1口座につき1枚)。追加コストなしで2つの国際ブランドのカードを持てて便利です。

VisaとMastercard両方の加盟店で利用できるため、国内外の加盟店でどこでも安心して利用できます。利用先によってはVisaかMastercardのどちらかしか使えず不便することがありますが、両方持っておけばその心配がありません。

GMOあおぞらネット銀行の詳細を見る

楽天銀行デビットカード(Mastercard)は楽天ユーザー必携!条件なしで還元率1.0%

楽天銀行デビットカード(Mastercard)
年会費 永年無料
還元率 1.0%
ポイント種類 楽天ポイント
付帯保険
-ショッピング保険
付帯なし
付帯保険
-不正利用補償
付帯あり
付帯保険
-旅行傷害保険
付帯なし
申し込み条件 楽天銀行に口座を持つ満16歳以上の方
発行スピード 約1週間~10日ほど
国際ブランド Mastercard
楽天銀行デビットカード(Mastercard)のメリット
  • 通常ポイント還元率が1.0%と高い
  • 楽天経済圏で使い勝手の良い楽天ポイントがもらえる
  • 加盟店の多い国際ブランドを選択できる
  • 楽天銀行の口座を持っていればすぐにカードの申請が可能
楽天銀行デビットカード(Mastercard)のデメリット
  • 楽天銀行の口座を持っていないと利用できない

常時ポイント還元率1.0%で、楽天ポイントがザクザクたまる

楽天銀行デビットカード(Mastercard)は、常時ポイント還元率1.0%で、楽天ポイントがザクザクたまるお得なカードです。

今回紹介するカードのなかでは、条件なしで還元率1.0%となるのは楽天銀行デビットカード(Mastercard)のみです。

デビットカード9枚の還元率 比較
カード 還元率
楽天銀行デビットカード(Mastercard) 1.0%
GMOあおぞらネット銀行「Mastercardプラチナデビット」 0.3~1.2%
Sony Bank WALLET
デビットカード
0.5~2.0%
ソニー銀行 ANAマイレージクラブ /Sony Bank WALLET 0.50%
イオン銀行キャッシュ+デビット 0.50%
セブン銀行 デビット付き
キャッシュカード
0.5~1.0%
Oliveフレキシブルペイ 0.50%
りそなデビットカード(Visa) 0.50%
PayPay銀行Visaデビットカード 0.20%

貯まる楽天ポイントは、楽天カードや楽天ペイの支払いに充当できたり、楽天市場で利用できたりと、楽天経済圏で生活している人にとっては使い勝手が良いポイントシステムです。

楽天ポイントの使い道
  • 楽天カードや楽天ペイの支払いに充当する
  • 楽天市場での買い物に使う
  • 楽天モバイルや楽天ガスなど楽天サービスで使う
  • ANAマイルに交換する

すでに楽天銀行で口座を持っている人や、普段から楽天サービスを利用する人なら、楽天銀行デビットカード(Mastercard)を選ぶのがおすすめです。

国際ブランドを選択可能

申込みの際、国際ブランドを主要な3ブランド(Visa、Mastercard、JCB)から選べます。国際ブランドごとに特徴があるので、手持ちのカードの状況に応じて選びましょう。

それぞれの特徴は以下のとおりです。

国際ブランド(Visa、Mastercard、JCB)の比較

   
項目 Visa Mastercard JCB
国内シェア率 50.8% 17.8% 28.0%
海外シェア率 27.7% 15.0% 0.9%
特徴 ・知名度やシェア率において世界トップを誇るブランド
・アメリカ圏に強い
・Visaに次ぐシェア率を誇る有名ブランド
・ヨーロッパ圏に強い
・唯一、コストコで使える
・エンタメや旅行
・グルメの優待が充実

はじめてのカードなら世界シェアナンバーワンのVisa、すでにVisaを持っている場合はMastercardやJCBを発行するのがおすすめです。

クレジットカードのブランド一覧!おすすめはVisaで決まり、特徴を徹底比較
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イオン銀行キャッシュ+デビットはイオン系店舗で使うとポイント還元率が2倍

イオン銀行キャッシュ+デビット
年会費 永年無料
還元率 0.5%
ポイント種類 WAON POINT
付帯保険
-ショッピング保険
付帯あり
年間50万円(税込み)を限度に購入日から180日間補償
付帯保険
-不正利用補償
付帯あり
付帯保険
-旅行傷害保険
付帯なし
申し込み条件 満15歳以上の方(中学生は除く)
発行スピード 最短翌日から口座は利用可能
国際ブランド JCB
イオン銀行キャッシュ+デビットのメリット
  • イオングループ対象店で使うとポイント還元率が2倍になる
  • 他行宛て振込手数料や他行ATM入出金手数料は最大月5回まで無料
  • 海外ATMで現地通貨を引き出せるので両替の必要なし
  • WAONの利用金額に応じて電子マネーWAONポイントが0.5%還元される
イオン銀行キャッシュ+デビットのデメリット
  • 対応する国際ブランドカードはJCBのみで海外の加盟店が少なめ
  • 旅行傷害保険の付帯が付いていない
  • 海外ATM利用時に1回につき220円(税込み)+海外取引関係諸経費の手数料が発生する

イオングループで還元率1.0%

さらに、イオングループでは「お客様感謝デー」等、定期的な割引キャンペーンなども行っているためさらにお得にショッピングが楽しめます。

イオングループでの割引(一例)
  • 毎月20日、30日のお客さま感謝デー(5%オフ)
  • イオンシネマ(いつでも300円割引、20日と30日は1,100円)
  • 毎月15日のG.G感謝デー(55歳以上の会員は5%オフ)
  • 毎月10日のありが10デー(ポイントが基本の5倍)

電子マネーWAONと連携することでもポイントが貯まる

電子マネーのWAONに紐づけてオートチャージ機能を設定すると、電子マネーWAONポイントが1%還元されます。通常時の還元率は0.5%なので2倍です。

ただし、電子マネーWAONとの連携で貯まるのは通常のWAON POINTと異なる「電子マネーWAONポイント」なので注意しましょう。

デビットカードを使ってイオングループで買い物をすると「WAON POINT」が貯まりますが、デビットカードを電子マネーのWAONに紐づけて買い物をすると「電子マネーWAONポイント」が貯まるというように、使い方によって貯まるポイントが異なります。

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セブン銀行 デビット付きキャッシュカードはセブンイレブンやイトーヨーカドで使うと還元率が2倍

セブン銀行 デビット付きキャッシュカード
年会費 無料
還元率 0.5~1.0%
ポイント種類 nanacoポイント
付帯保険
-ショッピング保険
付帯あり
付帯保険
-不正利用補償
付帯あり
付帯保険
-旅行傷害保険
付帯なし
申し込み条件 16歳以上(学生可)
発行スピード 2~3週間程度
国際ブランド JCB
セブン銀行 デビット付きキャッシュカードのメリット
  • セブンイレブンやイトーヨーカドーでポイント還元率が2倍になりお得に買い物できる
セブン銀行 デビット付きキャッシュカードのデメリット
  • 国際ブランドがJCBのため、海外で利用できる店舗は少ない

● セブン&アイ・ホールディングスではポイント還元率1.0%

セブン銀行 デビット付きキャッシュカードは、通常還元率は0.5%ですが、セブンイレブンやイトーヨーカドーなどのセブン&アイ・ホールディングスではポイント還元率が2倍の1.0%になります。

貯めたnanacoポイントはそのままセブンイレブンやイトーヨーカドーなどで使うことができるため、ポイント交換の手間がかからず便利です。

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りそなデビットカード(Visa)は店頭で即日発行ができるので今日中に使える

りそなデビットカード(Visa)
年会費 無料
還元率 0.5%
ポイント種類 クラブポイント
付帯保険
-ショッピング保険
付帯あり(海外のみ)
付帯保険
-不正利用補償
付帯あり
付帯保険
-旅行傷害保険
付帯なし
申し込み条件 15歳以上
発行スピード 12~14日程度
(店頭で即日発行可)
国際ブランド Visa
りそなデビットカード(Visa)のメリット
  • 店頭で今日中にカードを作ることができる
  • 入会特典やポイント特典でポイントがざくざく貯まる
りそなデビットカード(Visa)のデメリット
  • ショッピング保険は海外でのみ適用

店頭で即日発行が可能

りそなデビットカード(Visa)は即日発行ができるデビットカードで、全国のりそな銀行店頭でにある「カード即時発行機」でその日のうちに発行できます。

そのため今日中にデビットカードで買い物したい人におすすめです。

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新規入会特典や利用額に応じたポイント特典が多い

りそなデビットカード(Visa)は、ボーナスポイントの獲得チャンスが多いのが魅力の一つです。新規入会して翌月末までに3回利用すると500ポイントがもらえます。また年間利用額に応じてボーナスポイントがもらえるなど、特典によりポイントが効率的に貯まります。

主なボーナス特典の獲得ポイントと条件は以下のとおりです。

   
  獲得ポイント 獲得条件
新規入会時
ボーナス
500ポイント 入会翌月末までに3回利用
年間利用額
ボーナス
300ポイント 年間30万円以上利用
600ポイント 年間60万円以上利用
1,000ポイント 年間100万円以上利用
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デビットカードを使うメリット

デビットカードを使うメリットは以下の4つです。

ひとことで言うと、ポイント還元や付帯保険などクレジットカードと似た機能を持つカードを、クレジットカードよりも簡単な審査で持てるということです。高校生でも作成できるというのも嬉しい点です。

以下で詳しく解説します。

クレジットカードと比べて審査に通りやすい

デビットカードの大きなメリットの一つは、クレジットカードに比べて審査が格段に通りやすいことです。

クレジットカードの審査では、収入や職業、過去のクレジットカード利用履歴などが考慮され、厳しい審査基準を満たす必要があります。そのため、審査に通らないケースも少なくありません。

一方、デビットカードは利用時に口座から即時に引き落としされるため、与信審査の必要がありません。利用できる金額は口座残高の範囲内となるため、支払い能力を判断する必要がないためです。

学生や主婦、パート・アルバイトなど、クレジットカードの審査に通らない人でも、比較的容易に発行できる可能性があります。

デビットカードとクレジットカードの審査の違いは以下のとおりです。

デビットカードとクレジットカードの審査の違い

   
  デビットカード クレジットカード
審査の有無 基本的に不要 必須
審査基準 なし 収入、職業、借入れ状況など
利用可能額 口座残高の範囲内 カード会社が設定した限度額
支払い方法 即時引き落とし 後払い
審査が甘い・緩いクレジットカードのおすすめはどれ?通りやすくなるコツや選び方を紹介

利用金額に応じてポイントが還元されるためお得

デビットカードを使うメリットの一つは、利用金額に応じてポイントが還元される点です。

貯まったポイントは現金と同じように買い物に利用できたり、商品やマイルに変換できたりするので、実質的な割引を受けているのと同じです。

デビットカードのポイント還元率は、カードによって異なりますが、一般的には、0.5%~1.0%程度です。キャンペーン期間中や特定の店舗での利用時には、さらに還元率が上がるカードもあります。

たとえば、還元率1%のクレジットカードで年間100万円利用した場合、1万円分のポイントが貯まります。1万円分のポイントを現金に交換すれば、実質的に1万円分の節約になります。

デビットカードのポイント還元制度を活用すれば、日々の買い物で賢くポイントを貯めることができます。

国際ブランド付きのカードなら国内外のお店で広く使える!海外ATMで現金を下ろせる

デビットカードの中には、VisaやMastercardなどの国際ブランドが付帯しているものもあり、これらは世界中の加盟店で使えるので便利です。

とくに最近では、海外の通販サイトで買い物をする機会も増えています。国際ブランド付きデビットカードがあれば、海外のお店でもスムーズにネットショッピングができます。

また、国際ブランド付きデビットカードは、海外のATMで現地通貨を引き出すこともできます。海外ではクレジットカード決済が主流になりつつありますが、まだまだ現金が必要となる場面も少なくありません。特に、個人商店や屋台など、カード非対応のお店では現金が必要になるケースも多いでしょう。

デビットカードがあれば、海外のATMで現地通貨を引き出すことができるため、カードが使えないお店でも困りません。クレジットカードのキャッシングと違い、金利が発生することもありません。

クレジットカードのブランド一覧!おすすめはVisaで決まり、特徴を徹底比較

不正利用やショッピングの際に保険が適用されるカードがある

デビットカードのもう一つのメリットは、カードによっては不正利用やショッピングの際に保険が適用されることです。

万が一、カードが盗難されたり、不正利用されたりした場合でも、補償を受けることができます。

また、オンラインショッピングでトラブルが発生した場合でも、保険が適用されるカードがあります。たとえば、購入した商品が届かない、あるいは破損していた場合などに、補償を受けられる場合があります。

ただし、補償期間や限度額はカードによって異なるので確認しておきましょう。

クレジットカードを安全に使うには?知っておくべき不正利用の手口や対処法

デビットカードはおすすめしない?3つのデメリットとは

便利なデビットカードですが、デメリットもあります。ここでは3つ紹介します。

銀行口座が指定されているため新しく口座を作る必要がある

デビットカードは、引き落とし用の銀行口座が指定されているので注意しましょう。自分が口座を持っていない銀行でデビットカードを作りたい場合は新規で口座を開設する必要があります。

新規口座開設には、本人確認書類や住民票などの書類準備が必要となり、手続きにも時間がかかります。また、複数の口座を持つと管理の手間が増えます

一方で、現在口座を持っている銀行でデビットカードを発行すれば、口座開設の手間は省けます。

デビットカードを発行する前に、自分がメインで使っている銀行でデビットカードが発行可能かどうか確認することをおすすめします。

決済額が口座残高を超えると利用できない

デビットカードのもう一つのデメリットは、決済額が口座残高を超えると使用できない点です。

デビットカードは、クレジットカードと異なり、利用した金額が即時に銀行口座から引き落とされるという仕組みになっています。

そのため、口座残高が不足していると”エラー”となり、支払いが完了できません。

これは、高額な買い物をしたい場合や、一時的にまとまった出費がある場合などに大きな障害となります。

このような事態を防ぐためには、こまめに口座残高を確認する習慣を身につけることが大切です。

最近では、インターネットバンキングやスマートフォンアプリを通じて、いつでもどこでも口座残高を確認できるサービスが提供されています。

また、口座残高が一定額を下回った際にメールやプッシュ通知で知らせてくれるサービスも充実しており、これらの機能を積極的に活用することで、口座残高不足による支払いエラーを防ぐことができます。

一方で、あらかじめ必要な金額よりも多めに口座に入金しておくことも有効な対策です。不測の出費に備えて、余裕を持った資金管理を心がけましょう。

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1日の利用限度額がある

デビットカードのもう一つのデメリットは、1日あたりの利用限度額が設けられている点です。

日々の買い物をデビットカードに頼っている人にとっては、思わぬタイミングで大きな不便を感じてしまう可能性があります。

利用限度額は、カードの種類や発行元金融機関によって異なり、一般的には50万円から100万円程度に設定されています。なかには、利用者自身の希望に合わせて変更できる場合もありますが、上限金額は設定されており、すべてのカードで自由に設定できるわけではありません。

たとえば、楽天銀行デビットカード(Mastercard)の場合、1日の利用限度額は最大100万円までとなっています。これは比較的高い金額ではありますが、高額商品を購入する場合には、上限に達してしまう可能性も考えられます。

もし、高額な買い物を予定している場合は、事前に利用限度額を確認して必要に応じて変更しておくことをおすすめします。

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デビットカードの作り方【申込みから発行までの手順】

デビットカードは、銀行窓口かインターネットから申し込むことで簡単に作ることができます。

デビットカードの種類によっては、ATMや電話から申し込めるカードもあります。

具体的に、申込みから発行までの手順を紹介します。

1.本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード等)と銀行口座を用意する

デビットカードを作るには、まず本人確認書類と銀行口座を用意する必要があります。本人確認書類としては、運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど、顔写真があり、氏名、

住居、生年月日が記載されている書類を準備しましょう。

本人確認書類(一例)
  • 運転免許証、運転経歴証明書
  • 在留カード、特別永住者証明書
  • マイナンバーカード(通知カードを除く)
  • 旅券(パスポート ※住所表示のあるもの) 等

銀行口座は、すでに開設しているものがあれば問題ありませんが、新規に開設する場合は、金融機関によって必要な書類や手続きが異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

2.銀行窓口かインターネット、ATMから申し込む

次に、銀行窓口かインターネット、ATMから申し込みます。インターネットでの申し込みは、24時間365日いつでも簡単に申し込むことができます。

ただし、ATMでの申し込みは、対応している金融機関やATMが限られているため、事前に確認しておきましょう。

3.デビットカードを受け取る

申し込み手続きが完了すると、数日~2週間程度でデビットカードが手元に届きます。カードが届いたら、暗証番号を設定して利用できます。

デビットカードに関するよくある質問

デビットカードは、手軽に支払いができる便利なツールですが、初めて利用する人にとっては、使い方や発行方法、審査などについて疑問点もたくさんあるでしょう。

ここでは、デビットカードに関するよくある質問に分かりやすく回答します。初めてデビットカードを利用する人、もっと便利に活用したい人は、ぜひ参考にしてください。

デビットカードとは?
デビットカードとは、カードで支払いをすると同時に、自分の銀行口座から引き落とされるカードのことです。デビットカードを使えば、必要な分だけをカードで支払うことができ、現金を持ち歩く必要がありません。さらに、口座残高以上の出費はできないため、計画的な金銭管理にも役立ちます。
デビットカードとクレジットカードの違いは?
デビットカードとクレジットカードはどちらもキャッシュレスで買い物できるカードですが、仕組みや利用方法が異なってきます。

デビットカードは利用した金額がすぐに銀行口座から引き落とされるのに対し、クレジットカードは翌月以降にまとめて請求がくる点が大きな違いです。
 

デビットカードとクレジットカードの違い

  デビットカード クレジットカード
支払い方式 利用と同時に口座から引き落とし 利用額は翌月以降にまとめて請求
審査 原則なし 必須
限度額 口座残高以上の利用不可 カード会社が設定した利用限度額までなら可
デビットカードはクレジットカードと比べて審査に通りやすい
デビットカードには原則審査はありません。申込み条件も一般的には15歳以上(中学生除く)に設定されています。そのため収入がない学生や専業主婦(夫)のほか、クレジットカードの審査に落ちてしまった人でも、発行できる可能性はあります。
デビットカードはどのような人に向いていますか?
デビットカードは、口座残高以上の出費を抑えられるため、使い過ぎが心配な人に向いています。毎月の利用額が銀行口座から直接引き落とされるため、計画的な金銭管理がしやすいというメリットがあります。また、クレジットカードとは異なり、原則審査がないため、収入のない学生や専業主婦(夫)にもおすすめです。
ゆうちょ銀行でもデビットカードは作れる?
ゆうちょ銀行でデビットカードを作ることができます。ゆうちょ銀行はゆうちょデビットというデビットカードを発行しています。ゆうちょデビットは国際ブランド(Visa)付のカードを発行しており、Visaのマークがあるお店であれば、国内外で利用できます。利用金額に応じて0.25%のキャッシュバックを受けられます。
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