ゆうちょ銀行
(画像:NET MONEY編集部)

ゆうちょ銀行をメインで利用している学生の方や、これからゆうちょ銀行で口座を作ろうと思っている学生の方の中には、クレジットカードもゆうちょ銀行でまとめようと考えている方も多いでしょう。

ゆうちょ銀行にはJP BANKカードというクレジットカードがありますが、実はカードの機能を比較すると、JP BANKカードよりさらに学生におすすめのクレジットカードがあります。

今回は、JP BANKカードのメリットやデメリットと、学生におすすめのクレジットカードをわかりやすく解説します。

最後まで読むと、学生のあなたにぴったりのクレジットカードが見つかります。

  1. ゆうちょ銀行のクレジットカードとは
    1. JP BANKカード ALente
    2. JP BANKカード EXTAGE
  2. JP BANKカードのメリット
    1. キャッシュカード一体型
    2. ポイント還元率0.5%
    3. 初年度年会費無料
  3. JP BANKカードのデメリット
    1. 解約手数料がかかる
    2. ポイント還元率が低い
    3. 発行に1ヵ月かかる
  4. 学生向けクレジットカードを選ぶ3つのポイント
    1. 1.年会費が無料
    2. 2.ポイント還元率1.0%以上
    3. 3.学生向けサービスがある
  5. 学生向けクレジットカードおすすめ4選
    1. 楽天カードアカデミー|楽天学割でクーポンプレゼント
    2. 学生専用ライフカード|海外利用の方におすすめ
    3. JCB CARD W|お知らせ機能「使いすぎアラート」あり
    4. エポスカード|カードデザイン100種類以上
  6. クレジットカード審査の3つのポイント
    1. 1.信用情報に傷がないか
    2. 2.申込内容に虚偽がないか
    3. 3.短期間で複数申し込んでないか

ゆうちょ銀行のクレジットカードとは

ゆうちょ銀行のクレジットカードは2種類あります。JP BANKカードALente(アレンテ)とJP BANK カードEXTAGE(エクステージ)です。

それぞれの基本的な特徴についてまとめました。

ゆうちょ銀行のクレジットカードとは

■JP BANKカード比較表

JP BANKカード ALente

JP BANKカード ALente
(画像引用:ゆうちょ銀行)

■JP BANKカード ALenteの基本情報

クレジット
カード
年会費
初年度無料(翌年以降1,375円税込)
国際ブランド VISA
ポイントの
種類
JPバンクカードポイント
ショッピング
還元率
0.5%
発行日数 約1ヵ月
公式サイト https://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/card/credit/lineup/young/kj_crd_cdt_lu_yg_alente.html

JP BANKカードALenteは29歳以下の学生や若者を対象にしたクレジットカードです。Amazonやファミリーマートなどの利用で3倍ローソンでは5倍のポイントが貯まるので普段使いでポイントを貯めやすいカードです。

国際ブランドはVISAのみですが、タッチ決済に対応しているのでカードを端末にかざすだけでスムーズに決済可能です。キャッシュカードと一体型なので、近場の外出ならスマートフォンとJP BANKカードALenteだけで済んでしまうほど手軽です。

JP BANKカード EXTAGE

JP BANKカード EXTAGE
(画像引用:ゆうちょ銀行)

■JP BANKカード EXTAGEの基本情報

クレジット
カード
年会費
新規入会後5年間年会費無料
国際ブランド JCB
ポイントの
種類
Oki Dokiポイント
ショッピング
還元率
0.5%
発行日数 約1ヵ月
公式サイト https://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/card/credit/lineup/young/kj_crd_cdt_lu_yg_extage.html

JP BANKカード EXTAGEも29歳以下の学生や若者を対象にしたクレジットカードです。こちらは、利用するとOki Dokiポイントが貯まります。スターバックスやコンビニなどの提携店舗ではポイントが2倍以上貯まります

年会費は入会から5年間無料です。5年後には自動的にJP BANKカード(一般)が発行されます。JP BANKカード(一般)は年会費が1,375円(税込)かかるので注意してください。

JP BANKカードのメリット

JP BANKカードのメリットは3つあります。

キャッシュカード一体型

JP BANKカードはキャッシュカードと一体型になったクレジットカードです。

カードを1枚にまとめられるので、財布の中もすっきりと整理できます。

万が一紛失したときも、紛失盗難受付デスクに連絡するだけで大丈夫です。緊急時にスピーディーに対応できるのは大きなメリットです。

ポイント還元率0.5%

JP BANKカードはポイント還元率が0.5%です。コンビニやスーパー、Amazonなどで使うとポイントが3倍になります。

さらに、ローソンや郵便局で使うとポイントが5倍になりお得です。

貯まったポイントは、マイルや楽天ポイントギフトカードなどに交換できます。

初年度年会費無料

JP BANKカードは初年度年会費無料です。ALenteは翌年以降は1,375円(税込)がかかりますが、前年に1回でもクレジットカードの利用があれば無料になります。

EXTAGEは5年間年会費無料です。

ALenteもEXTAGEも携帯料金やサブスクの引落しなどのカードとして利用すれば継続して使いやすいので、問題なく無料で使えます。

JP BANKカードのデメリット

JP BANKカードのデメリットは3つあります。

解約手数料がかかる

JP BANKカードEXTAGEは解約手数料がかかります。5年間年会費が無料ですが、入会後5年以内に解約するとカード発行手数料2,200円(税込)がかかります。

家族カードをセットしていた場合、家族カード分も発行手数料2,200円(税込)が必要になります。

ポイント還元率が低い

JP BANKカードはポイント還元率が低い傾向にあります。

一般的にポイント還元率が1.0%以上だと還元率が高いといわれます。JP BANKカードは還元率が0.5%ですので、なかなかポイントが貯まりません。

発行に1ヵ月かかる

JP BANKカードは発行に1ヵ月ほどかかります。最近はデジタルカードといってスマートフォンに登録して実物のカードを発行しないタイプもあります。その場合、最短5分~30分程度で発行できます。

実物のカードを使いたい場合でも、申し込みから1週間程度で受け取れるものも多くあります。

JP BANKカードを留学や旅行などで利用したい場合、申し込みから受け取りまでに1ヵ月ほどかかることを考慮して余裕を持って申し込む必要があります。

学生向けクレジットカードを選ぶ3つのポイント

学生向けクレジットカードを選ぶ3つのポイントを解説します。年会費や還元率に加えて、クレジットカードごとの学生や若者向けサービスに注目して比較しましょう。

学生向けクレジットカードを選ぶ3つのポイント

1.年会費が無料

1つ目のポイントは、年会費が無料であることです。できるだけ無駄なコストはなくしていくのが重要です。

クレジットカードの中には、高い年会費を払うからこそ得られるステータスなどもあります。しかし学生の場合は、日常生活での使いやすさに重点を置くことをおすすめします。

年会費無料のクレジットカードの中には、翌年以降は年会費がかかるものや、年会費無料のために条件がつく場合もあります。規約をよく確認しましょう。

2.ポイント還元率1.0%以上

2つ目のポイントは、ポイント還元率が1.0%以上であることです。

一般的にクレジットカードのポイント還元率は0.5%程度です。1.0%以上は高還元率といえます。

注意することは、通常時のポイント還元率が1.0%以上であることです。提携店舗や専用のECショップでの利用で1.0%以上の還元率でも、通常時は0.5%ということもよくあるので注意しましょう。

3.学生向けサービスがある

3つ目のポイントは、学生向けのサービスがあることです。

クレジットカードの中には学生限定でポイントを多く獲得できたり、サブスクサービスの利用でポイント還元率が上がるカードがあります。他にも海外利用のサービスが多いカードなどもあり、一般カードにはないさまざまな特典があります。

普段の生活にあったサービスを選んでお得にポイントを獲得しましょう。

学生向けクレジットカードおすすめ4選

おすすめの学生向けクレジットカードを紹介します。

学生向けのクレジットカードを選ぶ3つのポイントをふまえ、年会費無料で高還元率、さらに学生向けサービスが充実したクレジットカードを厳選しました。

■学生向けクレジットカードおすすめ5選比較表

楽天カードアカデミー|楽天学割でクーポンプレゼント

■楽天カードアカデミーの基本情報

クレジット
カード
年会費
無料
国際ブランド VISA、JCB
ポイントの
種類
楽天ポイント
ショッピング
還元率
1.0%
発行日数 約1週間
公式サイト https://www.rakuten-card.co.jp/card/rakuten-card-academy/

楽天カードアカデミーは楽天学割がついた楽天カードです。卒業後は自動的に楽天カードに切り替わります。カード番号も変わらず、ポイントも引き継がれます。

楽天学割
  • ・楽天市場の送料無料クーポンプレゼント
  • ・毎週水曜は楽天市場、楽天ブックスのポイント3倍以上
  • ・ファッションや動画に使えるクーポンプレゼント
  • ・アンケートなどで無料でクーポンが貯まるチャンスあり

他にも楽天トラベルの高速バス予約でポイントが最大3倍獲得できます。

楽天カードアカデミーは、楽天をよく利用する方におすすめのクレジットカードです。貯まったポイントは楽天カードアカデミーの月々の支払いにも使えます。

楽天モバイルなどの他の楽天サービスと合わせて、より効率的にポイントの獲得が目指せます。

学生専用ライフカード|海外利用の方におすすめ

■学生専用ライフカードの基本情報

クレジット
カード
年会費
無料
国際ブランド Mastercard、VISA、JCB
ポイントの
種類
サンクスポイント
ショッピング
還元率
0.1%~0.3%
発行日数 最短2営業日
公式サイト https://www.lifecard.co.jp/card/credit/std/

学生専用ライフカードは海外利用でお得なクレジットカードです。留学やワーキングホリデーなどで海外に行く方におすすめのカードです。

学生専用カードの特徴
  • ・海外利用総額の3.0%をキャッシュバック
  • ・海外旅行傷害保険自動付帯、最高2,000万円まで保証
  • ・携帯利用料金決済でAmazonギフトカードが毎月抽選で当たる

ライフカードは、ポイントプログラムが魅力的です。入会初年度ポイント1.5倍。翌年からは利用額に応じたステージ制で最大2倍貯まり、さらに誕生月は3倍になります。

JCB CARD W|お知らせ機能「使いすぎアラート」あり

JCB CARD W

■JCB CARD Wの基本情報

クレジット
カード
年会費
無料
国際ブランド JCB
ポイントの
種類
Oki Dokiポイント
ショッピング
還元率
1.0%~5.5%
発行日数 最短5分
公式サイト https://www.jcb.co.jp/ordercard/kojin_card/os_card_w2.html

JCB CARD Wは18歳~39歳限定の若者向けクレジットカードです。

ポイントの貯まりやすさが特徴で、国内海外問わず、ポイントがいつでも2倍貯まり、Amazonやセブン-イレブン、スターバックスなどのパートナー店で利用するとポイントが最大21倍貯まります。

タッチ決済やスマホ決済(Apple PayやGoogle Pay)など、さまざまなキャッシュレス決済に対応しているのでスムーズに買い物ができます。お財布を忘れてしまったらスマホ決済、スマートフォンの電池が切れてしまったらカードのタッチ決済が使えるのでいざというときも安心です。

「使い過ぎアラート」を使えば、自分で設定した金額を超えるとアプリがお知らせをしてくれます。便利に使いながらもお金をきちんと管理したい方におすすめのクレジットカードです。

エポスカード|カードデザイン100種類以上

エポスカード

■エポスカードの基本情報

クレジット
カード
年会費
無料
国際ブランド VISA
ポイントの
種類
エポスポイント
ショッピング
還元率
0.5%
発行日数 最短即日
公式サイト https://www.eposcard.co.jp/cm2014/index.html?int_id=otop_clup

エポスカードはカードデザインが豊富です。シンプルなデザインから、ワンピースやエヴァンゲリオンなどの人気アニメキャラクターデザインまで合計100種類以上のデザインから選べます。財布に入っているだけでテンションがあがる推しのカードを作れるのは魅力的です。

エポスカードの管理はアプリで簡単にできます。カード利用時にはすぐにお知らせがくるので、万が一の不正利用にもすぐ気づけます。月々の利用額の目安を設定すれば、目安額に到達したらお知らせがくるので使いすぎ防止になります。

エポスカードを持っていると、使える優待店舗が10,000店舗以上あります。ライブやコンサートの枠をエポス枠で予約することや、映画館や水族館などの割引きをすることができます。

クレジットカード審査の3つのポイント

クレジットカードカード審査の3つのポイントを解説します。クレジットカードには必ず入会の審査があります。申込内容によっては審査に落ちてしまうこともあります。学生が気をつけるべきポイントを確認しておきましょう。

1.信用情報に傷がないか

信用情報に傷がないかどうかは最も重要な審査項目のひとつです。

信用情報とはクレジットカードやローンなどに関わる申込情報や利用情報のことです。過去にどんなクレジットカードに申し込んだのか、支払いに遅れはなかったかなどを確認します。

これらの情報は指定信用情報機関で記録し保管しています。日本の指定信用情報機関は以下の3社です。

指定信用情報機関
  • 株式会社CIC
  • 日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター

学生はクレジットカードの支払い遅延の経験などはあまりないかもしれませんが、携帯電話の支払い遅延などでも情報が記録されます。心配なら情報開示をすることで現在の信用情報を確認できます。

2.申込内容に虚偽がないか

申込内容に虚偽がないかどうかも大切です。わざと虚偽の申告をした場合は審査に落ちてしまいます。例えばアルバイトをしていないのに審査に通りやすくするために嘘のアルバイトの年収を記載するなどといった行為は絶対に行ってはいけません。

また、わざとではなくても内容に不備があるとマイナスイメージになってしまいます。申し込みの際は一つひとつ内容を丁寧に確認しましょう。

3.短期間で複数申し込んでないか

クレジットカードを短期間で複数申し込んでないかどうかも重要なポイントです。

どうしてもクレジットカードが必要な場合、確実に発行するために複数のクレジットカードに同時に申し込んでしまう方がいますが、これはおすすめできません。

複数社同時に申し込むことを「多重申込」といいます。多重申込をすると審査ではお金がなくて困っている人と判断されてしまいます。クレジットカードは1枚ずつ申し込みましょう。審査に落ちてしまって新しいクレジットカードをつくりたい場合は、最低でも半年以上は期間をあけてから次のカードを申し込みましょう。

今回はゆうちょ銀行のクレジットカードであるJP BANKカードのメリットやデメリットと、学生向けのクレジットカードを紹介しました。

学生向けのクレジットカードには学生ならではの優遇サービスがたくさんあります。自分のライフスタイルに合ったカードはどれなのかしっかり比較して、お得に生活していきましょう。