三井住友銀行のOliveのメリット・デメリット!三井住友カードとの違いは?
(画像:NET MONEY編集部)

2023年3月からサービスが開始された三井住友銀行の「Olive」。簡単にいうと、クレジットカード、デビットカード、キャッシュカード、ポイントカードの4つの機能を一括管理できるサービスです。

しかも、ただ管理できるだけではなく、ポイント還元率が上がったり、Oliveだけでさまざまな決済ができるようになったりと、多くの特長があります。

本記事では、三井住友銀行のOliveのメリットやデメリット、切り替え方法などを詳しく解説します。Oliveの評判や申込方法も説明するので、ぜひ参考にしてください。

  1. 三井住友銀行の「Olive」とは?
    1. 銀行口座やクレジットカードなど、金融サービスを三井住友銀行アプリで一括管理!
    2. ナンバーレスカード「Oliveフレキシブルペイ」でセキュリティもバッチリ
    3. Oliveフレキシブルペイは一般、ゴールド、プラチナプリファードの3種類
    4. VポイントとTポイントの統合で使えるお店が増える可能性が高い
    5. 三井住友カードとの2枚持ちが可能
  2. 三井住友銀行 Oliveのメリット
    1. 対象店舗でのポイント還元率が最大20%と高い
    2. 毎月お得な特典を選べる
    3. アプリで支払いモードや利用状況を簡単に変更や確認できる
    4. ポイント払いにポイント還元がある
    5. 券面がナンバーレスでセキュリティが高い
    6. 財布の中のカードが減ってスッキリする
    7. 三井住友カードゴールド(NL)の「100万円修行」はOliveに引き継がれる
  3. 三井住友銀行 Oliveのデメリットや注意点
    1. 国際ブランドはVisaのみ
    2. 引き落とし口座は三井住友銀行しか選べない
    3. クレジットモードを使うには審査に通る必要がある
    4. 家族カードを発行できない
    5. カード番号を確認するときにアプリを開く手間がかかる
    6. Oliveフレキシブルペイのカードランクを変更するには一度解約しなければいけない
    7. Oliveフレキシブルペイは今持っている三井住友カードとは別のカード番号で発行される
  4. 三井住友銀行 Oliveの利用をおすすめできる人の特徴
    1. これから銀行口座やクレジットカードなどを新たにまとめて作る人
    2. 銀行やクレジットカードなどの利用状況を楽に管理したい人
    3. ポイントアップ対象店舗をよく使う人
    4. SBI証券を利用している人
  5. 三井住友銀行 Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)・ゴールド(NL)・プラチナプリファードの違い
    1. Oliveフレキシブルペイ一般と三井住友カード(NL)の違い
    2. Oliveフレキシブルペイゴールドと三井住友カードゴールド(NL)の違い
    3. Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードと三井住友カードプラチナプリファードの違い
  6. 三井住友銀行 Oliveフレキシブルペイのカードランクの選び方
    1. 三井住友カードゴールド(NL)を使っていない人は一般がおすすめ
    2. 三井住友カードゴールド(NL)の「100万円修行」を終えているもしくは年内に終える見込みがある人ならゴールドがおすすめ
    3. 年間約300万円以上の買い物をする人ならプラチナプリファードがおすすめ
  7. 三井住友銀行 Oliveの評判
    1. コンビニで8%以上のポイント還元が実現できてお得
    2. 財布がスマートになって便利
    3. さまざまなサービスが一括管理できて総合的に良い
    4. カードが使えるようになるまでのスピードが速い
  8. 三井住友銀行 Oliveの申込みから利用開始までは約3営業日!手順を画像付きで解説
    1. Oliveの申込みは15歳以上なら親権者の同意なく可能
    2. ただしクレジットモードの申込資格は高校生を除く18歳以上
    3. 三井住友カードはOliveカードに切り替えられる?
  9. 三井住友カードを持っている人がOliveへ申し込むと切り替えではなく2枚持ちになる
  10. Oliveに関するFAQ
    1. Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)の違いは?
    2. 三井住友カードを持っている人はOliveを申し込むべき?
    3. Oliveのクレジットモードの審査は厳しい?
    4. Oliveはどんな人に向いている?
    5. Oliveの申込条件は?

三井住友銀行の「Olive」とは?

 

三井住友銀行が提供する「Olive」は、銀行口座とクレジットカード、さらには電子マネー機能などを一つのアプリでまとめて管理できる新サービスです。

三井住友銀行口座に加え、キャッシュカードやクレジットカード機能が一体化したカードも発行できるため、
複数の金融サービスを集約して手軽に使いたい方におすすめです。

銀行口座やクレジットカードなど、金融サービスを三井住友銀行アプリで一括管理!

そんな「Olive」の最大の魅力は、銀行口座・カード情報・各種ポイントをアプリ一つで管理できる点でしょう。

Oliveでは、以下の金融サービスを三井住友銀行アプリで一括管理できます。

  • 銀行口座
  • クレジットカード
  • デビットカード
  • ポイント払い
  • 保険
  • SBI証券
(画像出典:三井住友銀行

たとえば、給与振込口座とクレジットカード、電子マネー決済を同じアプリ内で可視化できるので、月々の支出や預金残高をひと目で把握できます。

複数のアプリを使い分ける手間が省けるうえ、利用状況のチェックやポイント残高の確認がスムーズになるのもメリットです。

さらに公式情報を確認したい場合は三井住友銀行アプリ公式ページをご参照ください。

ナンバーレスカード「Oliveフレキシブルペイ」でセキュリティもバッチリ

(画像出典:三井住友銀行

 

「Oliveフレキシブルペイ」は、カード番号の印字がないナンバーレスカードで、クレジット・デビット・電子マネーと複数の決済手段を一枚で利用できます。

カード番号が印字されていないため、万が一の紛失や盗難時にも情報漏えいリスクを最小限に抑えられる点が注目されています。

加えて、Apple PayやGoogle Payなどスマホ連携が可能なため、実店舗でもオンラインでも便利に活用できます。

Oliveフレキシブルペイは一般、ゴールド、プラチナプリファードの3種類

※対象のサービスのご利用状況に応じて、対象のコンビニ・飲食店でのご利用時に、通常のポイント分を含んだ最大20%ポイントが還元されます。
※1:商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※2:ポイント還元率の合算は、複数のVポイントアッププログラムの条件を達成した場合、20%を超える事がございますが、景品表示法の定めに基づき、実際にポイントアップされる還元率の上限は20%までとなります。
※3:年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費永年無料
デビットモード・クレジットモードでのご利用が対象です。
特典を受けるには一定の条件がございます。詳細は公式サイトをご確認ください。

上の表は、Oliveフレキシブルペイを申し込む際に選べる3つのカードランクのスペックをまとめたものです。ランクは最も低い一般から、ゴールドやプラチナまでです。それぞれ年会費や保険の補償内容、特典などに違いがあります。

一般ランクは年会費が無料である分、継続特典や一部の付帯保険がありません。一方、ゴールドやプラチナになれば、特典や保険が充実するだけでなく、通常利用時のポイント還元率も上がります。なお、ポイントアップ対象店舗で利用すると、どのランクでもポイント還元率は最大20%です。

どのランクが自分に最適かどうかは、「Oliveフレキシブルペイのカードランクの選び方」で解説しているので参考にしてください。

VポイントとTポイントの統合で使えるお店が増える可能性が高い

Oliveを含め三井住友のサービス利用で貯まるVポイントは、2024年の春からTポイントと統合されます。

(画像出典:三井住友カード

つまり、Tポイントの加盟店で、Vポイントを貯めたり、使ったりできるようになる可能性が高いです。もしポイントアップ対象店舗が増えれば、Oliveが今よりお得なサービスになります。

Oliveは今後さらに使いやすいサービスとなるでしょう。

三井住友カードとの2枚持ちが可能

Oliveと三井住友カードは別物のサービスとして扱われているため、三井住友カードとの2枚持ちができます。Oliveを申し込んだからといって、今持っている三井住友カードが使えなくなるわけではありません。

三井住友カードをメインカードとして利用していて、Oliveへの移行が面倒であれば、移行せずそのまま利用できます。

三井住友銀行 Oliveのメリット

Oliveの主なメリットは以下です。それぞれ詳しく説明します。

対象店舗でのポイント還元率が最大20%と高い

Oliveを対象店舗で利用すると、ポイント還元率が最大20%(※)にも上がり非常にお得です。

※対象のサービスのご利用状況に応じて、対象のコンビニ・飲食店でのご利用時に、通常のポイント分を含んだ最大20%ポイントが還元されます。
※¹ 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※² ポイント還元率の合算は、複数のVポイントアッププログラムの条件を達成した場合、20%を超える事がございますが、景品表示法の定めに基づき、実際にポイントアップされる還元率の上限は20%までとなります。

主な対象店舗は、以下のとおりです。コンビニなど、日頃よく利用する店舗がそろっています。

  • セイコーマート
  • セブン-イレブン
  • ポプラ
  • ローソン
  • マクドナルド
  • サイゼリヤ
  • ガスト
  • バーミヤン
  • しゃぶ葉
  • ジョナサン
  • 夢庵
  • その他すかいらーくグループ飲食店※
  • ドトールコーヒーショップ
  • エクセルシオール カフェ
  • かっぱ寿司

    ※すかいらーくグループ店舗 ステーキガスト、から好し、むさしの森珈琲、藍屋、グラッチェガーデンズ、魚屋路、chawan、La Ohana、とんから亭、ゆめあん食堂、桃菜、八郎そば、三〇三も対象です。

※カードランクは一般

Oliveにさえ登録すれば、追加費用なしで対象店舗でのポイント還元率は最大14.0%となります。具体的には、Oliveの選べる特典をポイント還元率+1.0%とし、アプリにログインをしたうえで、対象店舗でスマートフォンのタッチ決済を行えば、ポイント還元率は14.0%です。適用されるポイントアップ特典は、以下のとおりです。

  • 通常利用:0.5%
  • Apple Pay/Google Payを使ったスマートフォンでのタッチ決済:+6.5%
  • 家族の登録:+5.0% ※5人の場合を想定
  • Oliveアカウントの選べる特典:+1.0%
  • Oliveアカウントのご契約&アプリログイン:+1.0%

家族を誰も登録しなくても、ポイント還元率は9%となり、依然としてお得です。対象店舗でのOliveによる支払いが、いかにポイントが貯まりやすいか分かります。

ただし、これらのポイントアップはあくまでクレジットモードでの支払いが対象です。ポイント払いモードやデビットモードでの支払いは、一部のポイントアップの対象にならない場合があります。

毎月お得な特典を選べる

Oliveでは、以下の特典から毎月好きな特典を選べます。

  • 給与もしくは年金受取で200ポイントプレゼント
  • コンビニATM手数料1回無料
  • ポイントアップ対象店舗での利用でポイント還元率+1.0%
  • Vポイント100ポイントプレゼント

ポイントアップ対象店舗で、月間2万円(税込)以上の買い物をするなら、「ポイントアップ対象店舗での利用でポイント還元率+1.0%」を選ぶのがおすすめです。もらえるポイント数が200ポイントを超えるため、他の特典より基本的にお得となります。また、コンビニATMをよく利用するなら、「コンビニATM手数料1回無料」が適しているでしょう。

なお、Oliveアカウントを申し込んだ当月と翌月は、ランクに関わらず特典を2つ選択できます。

特典を選択しても、月末まで自由に変更可能です。選択した特典は、来月以降も自動選択されますが、アプリ内でいつでも変更できます。自分に合った特典を、柔軟に適用できてとても便利です。

アプリで支払いモードや利用状況を簡単に変更や確認できる

Oliveアカウントを発行すれば、三井住友銀行アプリで支払いモードや各サービスの利用状況を簡単に変更したり、確認したりできます。

(画像出典:三井住友銀行

クレジットモードで支払った金額や今の資産状況を確認したいときは、アプリを開けばすぐに分かるので便利です。複数のアプリを開く必要がないため、手間もかかりません。

ポイント払いにポイント還元がある

Oliveフレキシブルペイの決済手段の1つである「ポイント払いモード」での支払い時にも、ポイント還元があります。

どのランクでもポイント還元率は0.25%と低めですが、そもそもポイントでの支払いでポイントが貯まるという点がお得といえます。通常、ポイントでの支払いでポイントが貯まることはありません。しかし、Oliveフレキシブルペイならポイントが貯まるので、貯めたポイントを有効活用できるのです。

券面がナンバーレスでセキュリティが高い

Oliveフレキシブルペイの券面はナンバーレスとなっているため、カード番号や支店名などが盗み見られる心配がなく、セキュリティが高いです。

(画像出典:三井住友銀行

カード情報はVpassアプリもしくは三井住友銀行アプリを開けば、すぐに確認できます。店員にクレジットカードを渡して決済しなければいけないお店でも、安心して利用できるのが魅力です。

財布の中のカードが減ってスッキリする

Oliveを使えば、クレジットカードやデビットカード、キャッシュカードがOliveフレキシブルペイ1枚にまとめられるので、財布に入れるカードを少なくできます。

カードが多いと、かさばってしまいますし、失くしてしまうリスクも高くなるでしょう。財布の中のカードをOliveフレキシブルペイだけにすれば、中身がスッキリして気持ちよく使えます。

三井住友カードゴールド(NL)の「100万円修行」はOliveに引き継がれる

Oliveフレキシブルペイを申し込んでも、三井住友カードゴールド(NL)の「100万円修行」はそのまま引き継がれます

100万円修行とは、三井住友カードゴールド(NL)の特典を達成するための造語の1つです。三井住友ゴールドカードには5,500円(税込)の年会費が設定されていますが、年間100万円利用すれば翌年以降から永年無料となる特典があります。そのため年間100万円利用の達成まで三井住友カードゴールド(NL)を使うことが、「100万円修行」と呼ばれているのです。

Oliveフレキシブルペイゴールドにも、同様の年会費と特典がついています。もし三井住友カードゴールド(NL)の100万円修行の途中で、Oliveフレキシブルペイゴールドを作った場合でも、冒頭でお伝えした通り、リセットされずに引き継がれるので安心してください。

例えば、三井住友カードゴールド(NL)を年間70万円(税込)利用した時点で、Oliveフレキシブルペイゴールドを作ったとします。この場合、Oliveフレキシブルペイゴールドを作った以降の当年中に、三井住友カードゴールド(NL)を30万円(税込)以上利用すれば、翌年から年会費は永年無料となります。

(画像出典:三井住友カード

もちろんOliveフレキシブルペイゴールドを年間100万円以上利用した場合も、翌年から年会費は永年無料です。Oliveフレキシブルペイに乗り換えることで、三井住友カードゴールド(NL)の100万円修行が無駄になることはありません。

三井住友銀行 Oliveのデメリットや注意点

Oliveの主なデメリットと注意点は以下です。それぞれ詳しく説明します。

国際ブランドはVisaのみ

Oliveフレキシブルペイの発行時につけられる国際ブランドは、Visaのみです。MastercardやJCBなど他の国際ブランドはつけられません。

とはいえ、Visaには世界で1億店舗以上の加盟店があり、クレジットカードが使えるところでは基本的に使えます。国際ブランドがVisaのみだからといって、利用に大きな支障はありません。

引き落とし口座は三井住友銀行しか選べない

Oliveを使った決済の引き落とし口座には、三井住友銀行の口座しか選べません。新たに三井住友銀行の口座を作る必要があります。

とはいえ、現時点で三井住友銀行の口座を持っていなくても、Oliveを申し込む際にデジタル支店で口座開設すれば問題ありません。

(画像出典:三井住友カード

デジタル支店であれば、申し込み時にすぐ口座を作れます。

クレジットモードを使うには審査に通る必要がある

Oliveフレキシブルペイのクレジットモードを使うには、所定の審査に通る必要があります。審査に落ちれば、クレジットモードは使えません。

とはいえ、クレジットモードの審査は特別厳しいわけではありません。申込資格は高校生を除く満18歳以上と、一般的なクレジットカードと同じです。ただし、ゴールドとプラチナプリファードのクレジットモードの申込資格は、満20歳以上となっています。

クレジットモードについては、満18歳以上(高校生除く)から、お申込可能です。
ただし、ゴールド・プラチナプリファードのクレジットモードは、満20歳以上が対象となります。

引用:三井住友銀行|Oliveフレキシブルペイ

デビットモードとポイント払いモードはOliveを利用できるタイミングですぐに使えます。

家族カードを発行できない

Oliveフレキシブルペイでは、家族カードを発行することができません

Oliveフレキシブルペイの場合、家族カードはお申し込みいただけません。

引用:三井住友銀行|よくあるご質問

家族もOliveフレキシブルペイを持ちたければ、個別で申し込む必要があります。

カード番号を確認するときにアプリを開く手間がかかる

Oliveフレキシブルペイをナンバーレスで申し込んだ場合、カード番号を確認するにはVpassアプリか三井住友銀行アプリを開かなければいけません。カード番号をすぐ知りたいときに、少し手間がかかります。

とはいえ、アプリを開かなければカード番号が分からない分、セキュリティが高いといえます。

Oliveフレキシブルペイのカードランクを変更するには一度解約しなければいけない

Oliveフレキシブルペイのカードランクを変更するには、一度解約してから新しく申し込まなければいけません。解約手続きと新規の申込手続きをするので、手間がかかります。

ランクの変更(例:一般からゴールドへの変更等)をご希望の場合は、Oliveフレキシブルペイをご解約の上、改めて新規申込(Oliveアカウントへの切替手続)をお願いします。

引用:三井住友銀行|よくあるご質問

初回の申込時点で、どのカードランクにするべきかきちんと考えておきましょう。

Oliveフレキシブルペイは今持っている三井住友カードとは別のカード番号で発行される

すでに三井住友カードを持っていたとしても、Oliveフレキシブルペイは別のカード番号で発行されます。そのためサービスの決済カードを三井住友カードからOliveフレキシブルペイに変えたい場合は、一から登録しなおす必要があります

三井住友銀行 Oliveの利用をおすすめできる人の特徴

Oliveの利用をおすすめできる人の特徴は次のとおりです。それぞれ解説します。

これから銀行口座やクレジットカードなどを新たにまとめて作る人

これから新たに銀行口座やクレジットカードなどをまとめて作る人は、Oliveの利用をおすすめします。Oliveを申し込めば、銀行口座からクレジットカード、デビットカードまで実質的に作れるため楽です。三井住友銀行の口座を使いつつ、Oliveフレキシブルペイのクレジットモードとデビットモードを状況に合わせて使い分けましょう。

Oliveフレキシブルペイの還元率は通常利用時で0.5%と低くなく、コンビニやレストランなどの対象店舗ではポイント還元率最大20%と非常に高くなります。決してスペックが低いサービスではないので、Oliveでまとめてしまっても損はしません。

銀行やクレジットカードなどの利用状況を楽に管理したい人

銀行やクレジットカードなどの利用状況を楽に一括管理したい人は、Oliveの利用がおすすめです。三井住友銀行アプリを見れば、すぐに利用状況を確認できます。

各金融サービスごとにアプリやWebサイトを見て確認するのを手間に思っている人は、Oliveにまとめると一気に楽になるでしょう。

ポイントアップ対象店舗をよく使う人

ポイントアップ対象店舗をよく使う人は、ポイント還元率が最大20%にまで上がってお得なので、Oliveの利用がおすすめです。ポイントアップ対象店舗は、以下のとおりです。

  • セイコーマート
  • セブン-イレブン
  • ポプラ
  • ローソン
  • マクドナルド
  • サイゼリヤ
  • ガスト
  • バーミヤン
  • しゃぶ葉
  • ジョナサン
  • 夢庵
  • その他すかいらーくグループ飲食店※
  • ドトールコーヒーショップ
  • エクセルシオール カフェ
  • かっぱ寿司

    ※すかいらーくグループ店舗の掲載順(記載する場合のみ) ステーキガスト、から好し、むさしの森珈琲、藍屋、グラッチェガーデンズ、魚屋路、chawan、La Ohana、とんから亭、ゆめあん食堂、桃菜、八郎そば、三〇三も対象です。

これらの店舗を日常的に使う人は、Oliveを利用するとお得です。

SBI証券を利用している人

SBI証券で一定の利用をしていると、Vポイントアップサービスの対象になる可能性が高く、対象店舗での買い物がお得になるのでおすすめです。SBI証券が関連するポイントアップは、以下のとおりです。

ポイントアップ条件 ポイント還元率の増加
当月の投資信託の買付が1回以上あること +0.5%
当月の国内株式または米国株式の取引が1回以上あること +0.5%
当月末のNISA/つみたてNISA口座の保有資産評価額が30万円以上あること +1.0%

SBI証券でNISA口座を開き、毎月定額で投資信託の自動買付をすれば、それだけでポイント還元率が+1.5%です。さらに、国内もしくは米国株を毎月1回でも取引すれば、ポイント還元率が+0.5%となり、合わせて+2.0%となります。

SBI証券を利用しているなら、Oliveを利用することで日々の買い物がさらにお得になるのです。

三井住友銀行 Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)・ゴールド(NL)・プラチナプリファードの違い

  Oliveフレキシブルペイ 三井住友カード
一般
Oliveフレキシブルペイ一般

Oliveフレキシブルペイ一般
三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)
ゴールド
Oliveフレキシブルペイゴールド

Oliveフレキシブルペイゴールド
三井住友カード ゴールド(NL)

三井住友カード ゴールド(NL)
プラチナプリファード
Oliveフレキシブルペイプラチナプリファード

Oliveフレキシブルペイプラチナプリファード
三井住友カード プラチナプリファード

三井住友カード プラチナプリファード

上の表はOliveフレキシブルペイと三井住友カードを、カードランクごとに分けた表です。共通点と相違点があるので、それぞれ解説します。

Oliveフレキシブルペイ一般と三井住友カード(NL)の違い

※対象のサービスのご利用状況に応じて、対象のコンビニ・飲食店でのご利用時に、通常のポイント分を含んだ最大20%ポイントが還元されます。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※ポイント還元率の合算は、複数のVポイントアッププログラムの条件を達成した場合、20%を超える事がございますが、景品表示法の定めに基づき、実際にポイントアップされる還元率の上限は20%までとなります。

Oliveフレキシブルペイ一般と三井住友カード(NL)のスペックの大きな違いは、追加カードと付帯保険です。

Oliveフレキシブルペイ一般ではETCカードしか作れませんが、三井住友カード(NL)では家族カードも作れます。また、付帯保険に関して、Oliveフレキシブルペイはショッピング保険がありませんが、三井住友カード(NL)なら付帯可能です。付帯保険の充実や家族カードの発行が必須でなければ、Oliveフレキシブルペイ一般の方がおすすめです。

Oliveフレキシブルペイゴールドと三井住友カードゴールド(NL)の違い

※対象のサービスのご利用状況に応じて、対象のコンビニ・飲食店でのご利用時に、通常のポイント分を含んだ最大20%ポイントが還元されます。
※ 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※ ポイント還元率の合算は、複数のVポイントアッププログラムの条件を達成した場合、20%を超える事がございますが、景品表示法の定めに基づき、実際にポイントアップされる還元率の上限は20%までとなります。

Oliveフレキシブルペイゴールドと三井住友カードゴールド(NL)のスペックの大きな違いは、初年度の年会費です。

Oliveフレキシブルペイゴールドの年会費は初年度無料ですが、三井住友カードゴールド(NL)は初年度から5,500円の年会費がかかります。他に目立った違いはなく、Oliveフレキシブルペイゴールドは毎月好きな特典を選べるのでお得です。

Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードと三井住友カードプラチナプリファードの違い

※対象のサービスのご利用状況に応じて、対象のコンビニ・飲食店でのご利用時に、通常のポイント分を含んだ最大20%ポイントが還元されます。
※ 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※ ポイント還元率の合算は、複数のVポイントアッププログラムの条件を達成した場合、20%を超える事がございますが、景品表示法の定めに基づき、実際にポイントアップされる還元率の上限は20%までとなります。

Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードと三井住友カードプラチナプリファードの大きな違いは、入会キャンペーンです。

三井住友カードプラチナプリファードでは、入会してから3ヵ月後の末日までに40万円(税込)以上利用すれば、4万ポイントがもらえます。一方、Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードには、そのような入会キャンペーンはありません。入会キャンペーンを重視するなら、三井住友カードプラチナプリファードが向いています。

三井住友銀行 Oliveフレキシブルペイのカードランクの選び方

Oliveフレキシブルペイのカードランクをどれにするべきか迷ったときの選び方は次のとおりです。自分がどれに当てはまるか確認してから、該当するカードランクを申し込みましょう。

三井住友カードゴールド(NL)を使っていない人は一般がおすすめ

三井住友カードゴールド(NL)を使っていないなら、一般ランクのOliveフレキシブルペイがおすすめです。

三井住友カードゴールド(NL)を使っている場合、100万円修行によってゴールドランクのOliveフレキシブルペイの年会費が永年無料となる可能性があります。しかし、三井住友カードゴールド(NL)を使っていないなら対象外なので、年会費が永年無料の一般ランクを使うべきです。

三井住友カードゴールド(NL)の「100万円修行」を終えているもしくは年内に終える見込みがある人ならゴールドがおすすめ

三井住友カードゴールド(NL)の100万円修行をすでに終えているもしくは年内に終える見込みがあるなら、ゴールドランクのOliveフレキシブルペイがおすすめです。三井住友カードゴールド(NL)の100万円修行を終えれば、Oliveフレキシブルペイゴールドの年会費5,500円(税込)が永年無料になります。

Oliveフレキシブルペイゴールドなら毎月好きな特典を選べますが、三井住友カードゴールド(NL)はそういったサービスがありません。つまり、100万円修行を終えられるなら、年会費無料かつ特典がお得なOliveフレキシブルペイゴールドがおすすめです。

年間約300万円以上の買い物をする人ならプラチナプリファードがおすすめ

Oliveフレキシブルペイを使って、年間約300万円以上の買い物をするなら、Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードがおすすめです。年間約300万円以上の買い物は、Oliveフレキシブルゴールドより、もらえるポイント数が多くなる1つの目安となります。実際にシミュレーションしてみましょう。

シミュレーション条件は、次のとおりです。

  • 利用金額:年間300万円
  • ポイント還元率:通常利用時で想定(ゴールドは0.5%、プラチナプリファードは1.0%)
  • 年会費優遇や継続特典:適用

この場合、Oliveフレキシブルゴールドでもらえるポイント数は2万5,000ポイント、Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードでもらえるポイント数は2万7,000ポイントとなります。計算式は次のとおりです。

Oliveフレキシブルゴールドでもらえるポイント数
  • 2万5,000ポイント=利用金額300万円×ポイント還元率0.5%+継続特典1万ポイントー年会費0円
Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードでもらえるポイント数
  • 2万7,000ポイント=利用金額300万円×ポイント還元率1.0%+継続特典3万ポイントー年会費3万3,000円

このように年間300万円の買い物をする場合、Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードのほうがもらえるポイント数が多くなりお得です。実際はポイントアップ対象店舗で買い物したり、入会特典を受け取ったりすれば前後しますが、年間約300万円がゴールドにするかプラチナプリファードにするかの目安となります。

三井住友銀行 Oliveの評判

Oliveに対する実際のユーザーの評判は次の通りです。それぞれ説明します。

コンビニで8%以上のポイント還元が実現できてお得

Oliveアカウントに切り替えてから、ポイントアップ対象店舗でのポイント還元率が8%を超えてお得になったという声がありました。

Oliveアカウントなら、対象店舗でのポイント還元率を最大20%(※)まであげられます。また、特に追加費用やサービスの加入なしでも、最大14%まで上げられるため非常にお得です。

対象のコンビニや飲食店などの買い物でOliveを使えば、大きな節約効果が見込めます。

※対象のサービスのご利用状況に応じて、対象のコンビニ・飲食店でのご利用時に、通常のポイント分を含んだ最大20%ポイントが還元されます。
※¹ 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※² ポイント還元率の合算は、複数のVポイントアッププログラムの条件を達成した場合、20%を超える事がございますが、景品表示法の定めに基づき、実際にポイントアップされる還元率の上限は20%までとなります。

財布がスマートになって便利

Oliveを使うことで、財布が軽くなって満足という声がありました。

Oliveを使えば、キャッシュカードからクレジットカード、デビットカードやポイントカードまで賄えるので、財布の中身をスマートにできます。カードで財布がパンパンなら、Oliveを使えばスッキリと整理できるでしょう。

さまざまなサービスが一括管理できて総合的に良い

Oliveフレキシブルペイ1枚あれば、さまざまな支払い方法ができるだけでなく、タッチ決済もできて総合的に便利という声がありました。

Oliveフレキシブルペイは、あったら嬉しいカードの機能をほぼ網羅しているので、見過ごせないほどの大きなデメリットはありません。とりあえずOliveフレキシブルペイを作っておいて損はないといえます。

カードが使えるようになるまでのスピードが速い

Oliveを申し込んでから、わずか3日でカード番号が発行された、と喜んでいる声がありました。

Oliveフレキシブルペイは申し込んでから約3営業日で、すべての決済モードが利用できるようになります。また、実際のカードも約1週間で届くので、街中のお店でも問題なく決済できるようになるのです。申込みが完了すれば、Oliveをスムーズに利用できます。

三井住友銀行 Oliveの申込みから利用開始までは約3営業日!手順を画像付きで解説

Oliveの申込みは難しくなく、利用開始までにかかる時間は約3営業日です。また、申込みから約1週間で、Oliveフレキシブルペイのカードが届きます。申込みの流れは、次のとおりです。

まずは三井住友銀行アプリをインストールし、「Oliveアカウントを申し込む」をタップして必要情報を入力しながら手続きを進めます。この段階でSMBC IDの登録も行います。

続いて、本人確認書類と顔写真の撮影です。

次に、Oliveアカウントのカードランクや券面デザインなどを選択していきます。

完了したら、申込者情報を入力しましょう。

最後に、暗証番号の設定と最終確認をします。

申込みが完了したら、Oliveアカウントの口座開設手続き完了メールが届くので、確認しておきましょう。しばらくすると、ワンタイムパスワードの設定ができます。

申込みから3営業日後に、Oliveフレキシブルペイのデビットモードとポイント払いモードが利用可能です。その後、当日中にクレジットモードも利用できるようになります。また、選べる特典が自由に選択できるようになっているので、希望のものを選択しましょう。

そして、申込みから約1週間後に、Oliveフレキシブルペイのカードが届けば、すべての手続きは完了です。

Oliveの申込みは15歳以上なら親権者の同意なく可能

Oliveの申込みは、15歳以上であれば親権者の同意は必要ありません。15歳未満の場合は、親権者のみが申し込めます。

ただしクレジットモードの申込資格は高校生を除く18歳以上

クレジットモードの申込資格は、高校生を除く18歳以上です。18歳未満もしくは18歳以上で高校生の人がOliveに申し込んだ場合、クレジットモード以外のOliveフレキシブルペイを利用できます。

また、ゴールドもしくはプラチナプリファードのOliveフレキシブルペイの場合、申込資格が高校生を除く18歳以上からとなり、クレジットモードは満20歳以上から申込みが可能となるので注意してください。

三井住友カードはOliveカードに切り替えられる?

すでに三井住友カードを利用している方でも、「Olive」への切り替えは可能です。

切り替え方法については、通常のカード更新とは異なり、専用の申込手続きが必要となります。

申し込み後は、新たに発行される「Oliveフレキシブルペイ」に切り替わる形で利用できるため、従来の三井住友カードの有効期限や特典などとの兼ね合いを確認しておくと安心でしょう。

三井住友カードを持っている人がOliveへ申し込むと切り替えではなく2枚持ちになる

もし三井住友カードをすでに持っている人がOliveに申し込むと、切り替えとはならず、2枚のカードを持つことになります。カード番号は新しいものになるので、Oliveで決済したい場合は、支払いカードを各サービスで変更する必要があります。

また、三井住友カードをもう使わない場合は、解約手続きを進めましょう。

三井住友銀行 Oliveに関するFAQ

三井住友銀行のOliveに関して、よくある疑問をFAQ形式でまとめました。ぜひ参考にしてください。

Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)の違いは?
Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)は、カードランクによって年会費や特典、付帯保険などが細かく異なります。とはいえ、基本的にどのカードランクにおいても、Oliveフレキシブルペイのほうがお得です。

詳しくは「Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)・ゴールド(NL)・プラチナプリファードの違い」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
三井住友カードを持っている人はOliveを申し込むべき?
三井住友カードよりOliveのほうが、対象店舗でのポイント還元率が上がるため、特段の理由がなければ申込みをおすすめします。
Oliveのクレジットモードの審査は厳しい?
Oliveのクレジットモードの審査基準は、他の一般的なクレジットカードと変わらないため、特に厳しいわけではありません。各カードランクにおけるクレジットモードの申込資格は、次のとおりです。
  • 一般:高校生を除く18歳以上
  • ゴールドとプラチナプリファード:満20歳以上
これらに当てはまっていない場合は審査に落ちますが、当てはまっていれば通過する可能性はあります。
Oliveはどんな人に向いている?
Oliveは次のような人たちに向いているサービスです。Oliveの機能や特典を最大限活かせます。
  • これから銀行口座やクレジットカードなどを新たにまとめて作る人
  • 銀行やクレジットカードなどの利用状況を楽に管理したい人
  • ポイントアップ対象店舗をよく使う人
  • SBI証券を利用している人
詳しくは「Oliveの利用をおすすめできる人の特徴」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
Oliveの申込条件は?
15歳以上であれば、親権者の同意なくOliveの一般ランクに申し込めます。ゴールドもしくはプラチナプリファードの場合の申込資格は、高校生を除く18歳以上からです。