2023年3月からサービスが開始された三井住友銀行の「Olive」。簡単にいうと、銀行やクレジットカード、証券など各種金融サービスを一括管理できるサービスです。
しかも、ただ管理できるだけではなく、ポイント還元率が上がったり、Oliveだけでさまざまな決済ができるようになったりと、多くの特長があります。
本記事では、三井住友銀行のOliveのメリットやデメリット、三井住友カードとの違いなどを詳しく解説します。また、Oliveの評判や申込方法も説明するので、ぜひ参考にしてください。
三井住友銀行の「Olive」は金融サービスをアプリで一括管理できるサービス
Oliveは、銀行やクレジットカード、証券や保険などの金融サービスをアプリで一括管理できるサービスです。各金融サービスの利用状況を確認するために、別々のアプリやWebサイトを見る必要がなくなります。
また、金融サービスの管理だけでなく、街中のお店やオンラインショップでの決済も可能です。Apple PayやGoogle Payに登録して決済したり、カードを使って決済したりすることもできます。
他にも、さまざまな特長があるので、簡単に説明しましょう。
銀行口座やクレジットカードなど、金融サービスを三井住友銀行アプリで一括管理!
Oliveでは、以下の金融サービスを三井住友銀行アプリで一括管理できます。
- 銀行口座
- クレジットカード
- デビットカード
- ポイント払い
- 保険
- SBI証券
アプリを開くと、銀行口座の残高やクレジットカードの利用状況、SBI証券の資産合計や損益などがすぐに分かります。ただし、クレジットカードやデビットカードなどの利用状況は、Oliveに紐づいたもののみが計算される仕組みです。
たった1枚のナンバーレスカード「Oliveフレキシブルペイ」で多様な決済手段ができる
Oliveの大きな特徴は、「Oliveフレキシブルペイ」というナンバーレスカードだけで、クレジット払いやデビット払い、ポイント払いといった多様な決済ができる点です。これから行うOliveフレキシブルペイでの支払いを、どの決済方法にするかアプリ内でリアルタイムに変更できます。
変更方法も簡単で、例えば今回の決済をデビット払いにしたい場合、デビットモードの欄にある「支払いモードに設定」という部分を右にスワイプするだけです。するとすぐにOliveフレキシブルペイがデビットカードとして機能します。
現在、クレジットカードやデビットカード、ポイントカードを別々に持っている人も多いでしょう。Oliveフレキシブルペイがあれば、1枚のカードだけで、3つの決済手段をいつでも選択できるのです。
Oliveフレキシブルペイは一般、ゴールド、プラチナプリファードの3種類
カードランク | 一般
|
ゴールド
|
プラチナ プリファード |
|
---|---|---|---|---|
年会費 | ■本会員 永年無料、年会費無料、0円 ■家族会員 永年無料(人数制限なし) ■ETCカード 550円(税込) ※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料 |
■本会員 5,500円(税込) ■家族会員 永年無料(人数制限なし) ■ETCカード 550円(税込) ※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料 |
■本会員 33,000円(税込) ■家族会員 無料(人数制限なし) ■ETCカード 550円(税込) ※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料 |
|
ポイント還元率 ※対象店舗では、ポイント還元率は最大20%(※) |
クレジット モード |
0.5% | 0.5% | 1.0% |
デビット モード |
0.5% | 0.5% | 1.0% | |
ポイント払い モード |
0.25% | 0.25% | 0.25% | |
継続特典 | - | 年間100万円以上の利用で、1万ポイント付与 | 年間100万円の利用ごとに1万ポイントプレゼント (最大4万ポイント) |
|
発行スピード | 最短3営業日 | 最短3営業日 | 最短3営業日 | |
申込条件 | 日本国内在住 | 日本国内在住で満18歳以上 (高校生除く) ※クレジットモードは満20歳以上 |
日本国内在住で満18歳以上 (高校生除く) ※クレジットモードは満20歳以上 |
|
追加カード | ETCカード | ETCカード | ETCカード | |
付帯保険 | 海外旅行 | 海外旅行/国内旅行/ショッピング | 海外旅行/国内旅行/ショッピング | |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay |
Apple Pay Google Pay |
Apple Pay Google Pay |
|
交換可能マイル | ANA/フライングブルー/Avios/AIRDO/ソラシドエア | ANA/フライングブルー/Avios/AIRDO/ソラシドエア | ANA/フライングブルー/Avios/AIRDO/ソラシドエア | |
国際ブランド | Visa | Visa | Visa | |
申込み | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
上の表は、Oliveフレキシブルペイを申し込む際に選べる3つのカードランクのスペックをまとめたものです。ランクは最も低い一般から、ゴールドやプラチナまでです。それぞれ年会費や保険の補償内容、特典などに違いがあります。
一般ランクは年会費が無料である分、継続特典や一部の付帯保険がありません。一方、ゴールドやプラチナになれば、特典や保険が充実するだけでなく、通常利用時のポイント還元率も上がります。なお、ポイントアップ対象店舗で利用すると、どのランクでもポイント還元率は最大20%です。
どのランクが自分に最適かどうかは、「Oliveフレキシブルペイのカードランクの選び方」で解説しているので参考にしてください。
VポイントとTポイントの統合で使えるお店が増える可能性が高い
Oliveを含め三井住友のサービス利用で貯まるVポイントは、2024年の春からTポイントと統合されます。
つまり、Tポイントの加盟店で、Vポイントを貯めたり、使ったりできるようになる可能性が高いです。もしポイントアップ対象店舗が増えれば、Oliveが今よりお得なサービスになります。
Oliveは今後さらに使いやすいサービスとなるでしょう。
三井住友カードとの2枚持ちが可能
Oliveと三井住友カードは別物のサービスとして扱われているため、三井住友カードとの2枚持ちができます。Oliveを申し込んだからといって、今持っている三井住友カードが使えなくなるわけではありません。
三井住友カードをメインカードとして利用していて、Oliveへの移行が面倒であれば、移行せずそのまま利用できます。
Oliveのメリット
Oliveの主なメリットは以下です。それぞれ詳しく説明します。
対象店舗でのポイント還元率が最大20%と高い
Oliveを対象店舗で利用すると、ポイント還元率が最大20%(※)にも上がり非常にお得です。
主な対象店舗は、以下のとおりです。コンビニなど、日頃よく利用する店舗がそろっています。
- セイコーマート
- セブン-イレブン
- ポプラ
- ローソン
- マクドナルド
- サイゼリヤ
- ガスト
- バーミヤン
- しゃぶ葉
- ジョナサン
- 夢庵
- その他すかいらーくグループ飲食店※
- ドトールコーヒーショップ
- エクセルシオール カフェ
- かっぱ寿司
※すかいらーくグループ店舗 ステーキガスト、から好し、むさしの森珈琲、藍屋、グラッチェガーデンズ、魚屋路、chawan、La Ohana、とんから亭、ゆめあん食堂、桃菜、八郎そば、三〇三も対象です。
Oliveにさえ登録すれば、追加費用なしで対象店舗でのポイント還元率は最大14.0%となります。具体的には、Oliveの選べる特典をポイント還元率+1.0%とし、アプリにログインをしたうえで、対象店舗でスマートフォンのタッチ決済を行えば、ポイント還元率は14.0%です。適用されるポイントアップ特典は、以下のとおりです。
- 通常利用:0.5%
- Apple Pay/Google Payを使ったスマートフォンでのタッチ決済:+6.5%
- 家族の登録:+5.0% ※5人の場合を想定
- Oliveアカウントの選べる特典:+1.0%
- Oliveアカウントのご契約&アプリログイン:+1.0%
家族を誰も登録しなくても、ポイント還元率は9%となり、依然としてお得です。対象店舗でのOliveによる支払いが、いかにポイントが貯まりやすいか分かります。
ただし、これらのポイントアップはあくまでクレジットモードでの支払いが対象です。ポイント払いモードやデビットモードでの支払いは、一部のポイントアップの対象にならない場合があります。
毎月お得な特典を選べる
Oliveでは、以下の特典から毎月好きな特典を選べます。
- 給与もしくは年金受取で200ポイントプレゼント
- コンビニATM手数料1回無料
- ポイントアップ対象店舗での利用でポイント還元率+1.0%
- Vポイント100ポイントプレゼント
ポイントアップ対象店舗で、月間2万円(税込)以上の買い物をするなら、「ポイントアップ対象店舗での利用でポイント還元率+1.0%」を選ぶのがおすすめです。もらえるポイント数が200ポイントを超えるため、他の特典より基本的にお得となります。また、コンビニATMをよく利用するなら、「コンビニATM手数料1回無料」が適しているでしょう。
なお、Oliveアカウントを申し込んだ当月と翌月は、ランクに関わらず特典を2つ選択できます。
特典を選択しても、月末まで自由に変更可能です。選択した特典は、来月以降も自動選択されますが、アプリ内でいつでも変更できます。自分に合った特典を、柔軟に適用できてとても便利です。
アプリで支払いモードや利用状況を簡単に変更や確認できる
Oliveアカウントを発行すれば、三井住友銀行アプリで支払いモードや各サービスの利用状況を簡単に変更したり、確認したりできます。
クレジットモードで支払った金額や今の資産状況を確認したいときは、アプリを開けばすぐに分かるので便利です。複数のアプリを開く必要がないため、手間もかかりません。
ポイント払いにポイント還元がある
Oliveフレキシブルペイの決済手段の1つである「ポイント払いモード」での支払い時にも、ポイント還元があります。
どのランクでもポイント還元率は0.25%と低めですが、そもそもポイントでの支払いでポイントが貯まるという点がお得といえます。通常、ポイントでの支払いでポイントが貯まることはありません。しかし、Oliveフレキシブルペイならポイントが貯まるので、貯めたポイントを有効活用できるのです。
券面がナンバーレスでセキュリティが高い
Oliveフレキシブルペイの券面はナンバーレスとなっているため、カード番号や支店名などが盗み見られる心配がなく、セキュリティが高いです。
カード情報はVpassアプリもしくは三井住友銀行アプリを開けば、すぐに確認できます。店員にクレジットカードを渡して決済しなければいけないお店でも、安心して利用できるのが魅力です。
財布の中のカードが減ってスッキリする
Oliveを使えば、クレジットカードやデビットカード、キャッシュカードがOliveフレキシブルペイ1枚にまとめられるので、財布に入れるカードを少なくできます。
カードが多いと、かさばってしまいますし、失くしてしまうリスクも高くなるでしょう。財布の中のカードをOliveフレキシブルペイだけにすれば、中身がスッキリして気持ちよく使えます。
三井住友カードゴールド(NL)の「100万円修行」はOliveに引き継がれる
Oliveフレキシブルペイを申し込んでも、三井住友カードゴールド(NL)の「100万円修行」はそのまま引き継がれます。
100万円修行とは、三井住友カードゴールド(NL)の特典を達成するための造語の1つです。三井住友ゴールドカードには5,500円(税込)の年会費が設定されていますが、年間100万円利用すれば翌年以降から永年無料となる特典があります。そのため年間100万円利用の達成まで三井住友カードゴールド(NL)を使うことが、「100万円修行」と呼ばれているのです。
Oliveフレキシブルペイゴールドにも、同様の年会費と特典がついています。もし三井住友カードゴールド(NL)の100万円修行の途中で、Oliveフレキシブルペイゴールドを作った場合でも、冒頭でお伝えした通り、リセットされずに引き継がれるので安心してください。
例えば、三井住友カードゴールド(NL)を年間70万円(税込)利用した時点で、Oliveフレキシブルペイゴールドを作ったとします。この場合、Oliveフレキシブルペイゴールドを作った以降の当年中に、三井住友カードゴールド(NL)を30万円(税込)以上利用すれば、翌年から年会費は永年無料となります。
もちろんOliveフレキシブルペイゴールドを年間100万円以上利用した場合も、翌年から年会費は永年無料です。Oliveフレキシブルペイに乗り換えることで、三井住友カードゴールド(NL)の100万円修行が無駄になることはありません。
Oliveのデメリットや注意点
Oliveの主なデメリットと注意点は以下です。それぞれ詳しく説明します。
国際ブランドはVisaのみ
Oliveフレキシブルペイの発行時につけられる国際ブランドは、Visaのみです。MastercardやJCBなど他の国際ブランドはつけられません。
とはいえ、Visaには世界で1億店舗以上の加盟店があり、クレジットカードが使えるところでは基本的に使えます。国際ブランドがVisaのみだからといって、利用に大きな支障はありません。
引き落とし口座は三井住友銀行しか選べない
Oliveを使った決済の引き落とし口座には、三井住友銀行の口座しか選べません。新たに三井住友銀行の口座を作る必要があります。
とはいえ、現時点で三井住友銀行の口座を持っていなくても、Oliveを申し込む際にデジタル支店で口座開設すれば問題ありません。
デジタル支店であれば、申し込み時にすぐ口座を作れます。
クレジットモードを使うには審査に通る必要がある
Oliveフレキシブルペイのクレジットモードを使うには、所定の審査に通る必要があります。審査に落ちれば、クレジットモードは使えません。
とはいえ、クレジットモードの審査は特別厳しいわけではありません。申込資格は高校生を除く満18歳以上と、一般的なクレジットカードと同じです。ただし、ゴールドとプラチナプリファードのクレジットモードの申込資格は、満20歳以上となっています。
クレジットモードについては、満18歳以上(高校生除く)から、お申込可能です。
引用:三井住友銀行|Oliveフレキシブルペイ
ただし、ゴールド・プラチナプリファードのクレジットモードは、満20歳以上が対象となります。
デビットモードとポイント払いモードには審査がないので、Oliveを利用できるタイミングですぐに使えます。
家族カードを発行できない
Oliveフレキシブルペイでは、家族カードを発行することができません。
Oliveフレキシブルペイの場合、家族カードはお申し込みいただけません。
引用:三井住友銀行|よくあるご質問
家族もOliveフレキシブルペイを持ちたければ、個別で申し込む必要があります。
カード番号を確認するときにアプリを開く手間がかかる
Oliveフレキシブルペイをナンバーレスで申し込んだ場合、カード番号を確認するにはVpassアプリか三井住友銀行アプリを開かなければいけません。カード番号をすぐ知りたいときに、少し手間がかかります。
とはいえ、アプリを開かなければカード番号が分からない分、セキュリティが高いといえます。
Oliveフレキシブルペイのカードランクを変更するには一度解約しなければいけない
Oliveフレキシブルペイのカードランクを変更するには、一度解約してから新しく申し込まなければいけません。解約手続きと新規の申込手続きをするので、手間がかかります。
ランクの変更(例:一般からゴールドへの変更等)をご希望の場合は、Oliveフレキシブルペイをご解約の上、改めて新規申込(Oliveアカウントへの切替手続)をお願いします。
引用:三井住友銀行|よくあるご質問
初回の申込時点で、どのカードランクにするべきかきちんと考えておきましょう。
Oliveフレキシブルペイは今持っている三井住友カードとは別のカード番号で発行される
すでに三井住友カードを持っていたとしても、Oliveフレキシブルペイは別のカード番号で発行されます。そのためサービスの決済カードを三井住友カードからOliveフレキシブルペイに変えたい場合は、一から登録しなおす必要があります。
Oliveの利用をおすすめできる人の特徴
Oliveの利用をおすすめできる人の特徴は次のとおりです。それぞれ解説します。
これから銀行口座やクレジットカードなどを新たにまとめて作る人
これから新たに銀行口座やクレジットカードなどをまとめて作る人は、Oliveの利用をおすすめします。Oliveを申し込めば、銀行口座からクレジットカード、デビットカードまで実質的に作れるため楽です。三井住友銀行の口座を使いつつ、Oliveフレキシブルペイのクレジットモードとデビットモードを状況に合わせて使い分けましょう。
Oliveフレキシブルペイの還元率は通常利用時で0.5%と低くなく、コンビニやレストランなどの対象店舗ではポイント還元率最大20%と非常に高くなります。決してスペックが低いサービスではないので、Oliveでまとめてしまっても損はしません。
銀行やクレジットカードなどの利用状況を楽に管理したい人
銀行やクレジットカードなどの利用状況を楽に一括管理したい人は、Oliveの利用がおすすめです。三井住友銀行アプリを見れば、すぐに利用状況を確認できます。
各金融サービスごとにアプリやWebサイトを見て確認するのを手間に思っている人は、Oliveにまとめると一気に楽になるでしょう。
ポイントアップ対象店舗をよく使う人
ポイントアップ対象店舗をよく使う人は、ポイント還元率が最大20%にまで上がってお得なので、Oliveの利用がおすすめです。ポイントアップ対象店舗は、以下のとおりです。
- セイコーマート
- セブン-イレブン
- ポプラ
- ローソン
- マクドナルド
- サイゼリヤ
- ガスト
- バーミヤン
- しゃぶ葉
- ジョナサン
- 夢庵
- その他すかいらーくグループ飲食店※
- ドトールコーヒーショップ
- エクセルシオール カフェ
- かっぱ寿司
※すかいらーくグループ店舗の掲載順(記載する場合のみ) ステーキガスト、から好し、むさしの森珈琲、藍屋、グラッチェガーデンズ、魚屋路、chawan、La Ohana、とんから亭、ゆめあん食堂、桃菜、八郎そば、三〇三も対象です。
これらの店舗を日常的に使う人は、Oliveを利用するとお得です。
SBI証券を利用している人
SBI証券で一定の利用をしていると、Vポイントアップサービスの対象になる可能性が高く、対象店舗での買い物がお得になるのでおすすめです。SBI証券が関連するポイントアップは、以下のとおりです。
ポイントアップ条件 | ポイント還元率の増加 | |
---|---|---|
SBI証券 | 当月の投資信託の買付が1回以上あること | +0.5% |
当月の国内株式または米国株式の取引が1回以上あること | +0.5% | |
当月末のNISA/つみたてNISA口座の保有資産評価額が30万円以上あること | +1.0% |
SBI証券でNISA口座を開き、毎月定額で投資信託の自動買付をすれば、それだけでポイント還元率が+1.5%です。さらに、国内もしくは米国株を毎月1回でも取引すれば、ポイント還元率が+0.5%となり、合わせて+2.0%となります。
SBI証券を利用しているなら、Oliveを利用することで日々の買い物がさらにお得になるのです。
Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)・ゴールド(NL)・プラチナプリファードの違い
カードランク | Oliveフレキシブルペイ | 三井住友カード |
---|---|---|
一般 |
Oliveフレキシブルペイ一般 |
三井住友カード(NL) |
ゴールド |
Oliveフレキシブルペイゴールド |
三井住友カード ゴールド(NL) |
プラチナプリファード |
Oliveフレキシブルペイプラチナプリファード |
三井住友カード プラチナプリファード |
上の表はOliveフレキシブルペイと三井住友カードを、カードランクごとに分けた表です。共通点と相違点があるので、それぞれ解説します。
Oliveフレキシブルペイ一般と三井住友カード(NL)の違い
カードランク | Oliveフレキシブルペイ一般
|
三井住友カード(NL) | |
---|---|---|---|
年会費 | ■本会員 永年無料、年会費無料、0円 ■家族会員 永年無料(人数制限なし) ■ETCカード 550円(税込) ※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料 |
■本会員 永年無料、年会費無料、0円 ■家族会員 永年無料(人数制限なし) ■ETCカード 550円(税込) ※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料 |
|
ポイント還元率 ※対象店舗では、ポイント還元率は最大20%(※) |
クレジット モード |
0.5% | 0.5% |
デビット モード |
0.5% | - | |
ポイント払い モード |
0.25% | - | |
その他特典 | 毎月好きな特典を選べる | - | |
発行スピード | 最短3営業日 | 最短5分 | |
申込条件 | 日本国内在住 | 18歳以上 | |
追加カード | ETCカード | ETCカード/家族カード | |
付帯保険 | 海外旅行 | 海外旅行/ショッピング | |
スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay | Apple Pay/Google Pay | |
交換可能マイル | ANA/フライングブルー/Avios/AIRDO/ソラシドエア | ANA/フライングブルー/Avios/AIRDO/ソラシドエア | |
国際ブランド | Visa | Visa/Mastercard |
Oliveフレキシブルペイ一般と三井住友カード(NL)のスペックの大きな違いは、追加カードと付帯保険です。
Oliveフレキシブルペイ一般ではETCカードしか作れませんが、三井住友カード(NL)では家族カードも作れます。また、付帯保険に関して、Oliveフレキシブルペイはショッピング保険がありませんが、三井住友カード(NL)なら付帯可能です。付帯保険の充実や家族カードの発行が必須でなければ、Oliveフレキシブルペイ一般の方がおすすめです。
Oliveフレキシブルペイゴールドと三井住友カードゴールド(NL)の違い
カードランク | Oliveフレキシブルペイゴールド
|
三井住友カード ゴールド(NL) | |
---|---|---|---|
年会費 | 5,500円(税込) ※初年度無料 ■ETCカード ・550円(税込) ※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料 |
■本会員 5,500円(税込) ■家族会員 永年無料(人数制限なし) ■ETCカード ・550円(税込) ※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料 |
|
ポイント還元率 ※対象店舗では、ポイント還元率は最大20%(※) |
クレジット モード |
0.5% | 0.5% |
デビット モード |
0.5% | - | |
ポイント払い モード |
0.25% | - | |
その他特典 | ・毎月好きな特典を選べる ・年間100万円以上の利用で、1万ポイント付与 |
年間100万円以上の利用で、1万ポイント付与 | |
発行スピード | 最短3営業日 | 最短5分 | |
申込条件 | 日本国内在住で満18歳以上 (高校生除く) ※クレジットモードは満20歳以上 |
満18歳以上 (高校生除く) |
|
追加カード | ETCカード | ETCカード/家族カード | |
付帯保険 | 海外旅行/国内旅行/ショッピング | 海外旅行/国内旅行/ショッピング | |
スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay | Apple Pay/Google Pay | |
交換可能マイル | ANA/フライングブルー/Avios/AIRDO/ソラシドエア | ANA/フライングブルー/Avios/AIRDO/ソラシドエア | |
国際ブランド | Visa | Visa/Mastercard |
Oliveフレキシブルペイゴールドと三井住友カードゴールド(NL)のスペックの大きな違いは、初年度の年会費です。
Oliveフレキシブルペイゴールドの年会費は初年度無料ですが、三井住友カードゴールド(NL)は初年度から5,500円の年会費がかかります。他に目立った違いはなく、Oliveフレキシブルペイゴールドは毎月好きな特典を選べるのでお得です。
Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードと三井住友カードプラチナプリファードの違い
カードランク | Oliveフレキシブルペイプラチナプリファード
|
三井住友カード プラチナプリファード | |
---|---|---|---|
年会費 | 33,000円(税込) ※初年度無料 |
33,000円(税込) | |
ポイント還元率 ※対象店舗では、ポイント還元率は最大20%(※) |
クレジット モード |
1.0% | 1.0% |
デビット モード |
1.0% | - | |
ポイント払い モード |
0.25% | - | |
その他特典 | ・毎月好きな特典を選べる ・年間100万円の利用ごとに、1万ポイントプレゼント (最大4万ポイント) |
・入会月(切替え月)の3ヵ月後の末日までに40万円(税込)以上の利用で、4万ポイントプレゼント ・年間100万円の利用ごとに、1万ポイントプレゼント (最大4万ポイント) |
|
発行スピード | 最短3営業日 | 最短5分 | |
申込条件 | 日本国内在住で満18歳以上 (高校生除く) ※クレジットモードは満20歳以上 |
満20歳以上で、安定した継続収入のある方 | |
追加カード | ETCカード | ETCカード/家族カード | |
付帯保険 | 海外旅行/国内旅行/ショッピング | 海外旅行/国内旅行/ショッピング | |
スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay | Apple Pay/Google Pay | |
交換可能マイル | ANA/フライングブルー/Avios/AIRDO/ソラシドエア | ANA/フライングブルー/Avios/AIRDO/ソラシドエア | |
国際ブランド | Visa | Visa |
Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードと三井住友カードプラチナプリファードの大きな違いは、入会キャンペーンです。
三井住友カードプラチナプリファードでは、入会してから3ヵ月後の末日までに40万円(税込)以上利用すれば、4万ポイントがもらえます。一方、Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードには、そのような入会キャンペーンはありません。入会キャンペーンを重視するなら、三井住友カードプラチナプリファードが向いています。
Oliveフレキシブルペイのカードランクの選び方
Oliveフレキシブルペイのカードランクをどれにするべきか迷ったときの選び方は次のとおりです。自分がどれに当てはまるか確認してから、該当するカードランクを申し込みましょう。
三井住友カードゴールド(NL)を使っていない人は一般がおすすめ
三井住友カードゴールド(NL)を使っていないなら、一般ランクのOliveフレキシブルペイがおすすめです。
三井住友カードゴールド(NL)を使っている場合、100万円修行によってゴールドランクのOliveフレキシブルペイの年会費が永年無料となる可能性があります。しかし、三井住友カードゴールド(NL)を使っていないなら対象外なので、年会費が永年無料の一般ランクを使うべきです。
三井住友カードゴールド(NL)の「100万円修行」を終えているもしくは年内に終える見込みがある人ならゴールドがおすすめ
三井住友カードゴールド(NL)の100万円修行をすでに終えているもしくは年内に終える見込みがあるなら、ゴールドランクのOliveフレキシブルペイがおすすめです。三井住友カードゴールド(NL)の100万円修行を終えれば、Oliveフレキシブルペイゴールドの年会費5,500円(税込)が永年無料になります。
Oliveフレキシブルペイゴールドなら毎月好きな特典を選べますが、三井住友カードゴールド(NL)はそういったサービスがありません。つまり、100万円修行を終えられるなら、年会費無料かつ特典がお得なOliveフレキシブルペイゴールドがおすすめです。
年間約300万円以上の買い物をする人ならプラチナプリファードがおすすめ
Oliveフレキシブルペイを使って、年間約300万円以上の買い物をするなら、Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードがおすすめです。年間約300万円以上の買い物は、Oliveフレキシブルゴールドより、もらえるポイント数が多くなる1つの目安となります。実際にシミュレーションしてみましょう。
シミュレーション条件は、次のとおりです。
- 利用金額:年間300万円
- ポイント還元率:通常利用時で想定(ゴールドは0.5%、プラチナプリファードは1.0%)
- 年会費優遇や継続特典:適用
この場合、Oliveフレキシブルゴールドでもらえるポイント数は2万5,000ポイント、Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードでもらえるポイント数は2万7,000ポイントとなります。計算式は次のとおりです。
- 2万5,000ポイント=利用金額300万円×ポイント還元率0.5%+継続特典1万ポイントー年会費0円
- 2万7,000ポイント=利用金額300万円×ポイント還元率1.0%+継続特典3万ポイントー年会費3万3,000円
このように年間300万円の買い物をする場合、Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードのほうがもらえるポイント数が多くなりお得です。実際はポイントアップ対象店舗で買い物したり、入会特典を受け取ったりすれば前後しますが、年間約300万円がゴールドにするかプラチナプリファードにするかの目安となります。
Oliveの評判
Oliveに対する実際のユーザーの評判は次の通りです。それぞれ説明します。
コンビニで8%以上のポイント還元が実現できてお得
三井住友カードのタッチ決済で還元されるコンビニ・飲食店のポイントが、Oliveアカウントに切り替えて8%までアップした模様。
— 希 (nozomi) (@nozomi7801) 2023年6月15日
他に保有している三井住友ゴールド(NL)のVISA・マスター2枚にも還元率は適用されるようなのでかなりお得かも。
実質、常時8%値引きのコンビニか。凄いことになってきた。 pic.twitter.com/OCucLEAKON
Oliveアカウントに切り替えてから、ポイントアップ対象店舗でのポイント還元率が8%を超えてお得になったという声がありました。
Oliveアカウントなら、対象店舗でのポイント還元率を最大20%(※)まであげられます。また、特に追加費用やサービスの加入なしでも、最大14%まで上げられるため非常にお得です。
対象のコンビニや飲食店などの買い物でOliveを使えば、大きな節約効果が見込めます。
財布がスマートになって便利
長財布から折りたたみに変えた。
— りょう (@ryo_chun3) 2023年6月13日
金とクレカ2枚とOliveとマイナンバーだけ入れてる。ポイントカードはできるだけ電子化した。
自販やラーメン屋ぐらいでしかもう現金使わないし。
Oliveで金おろして、メインは三井住友NLゴールドで、サブは三菱UFJ使ってる。
財布軽くなったので満足 pic.twitter.com/MMJfVL7mt0
Oliveを使うことで、財布が軽くなって満足という声がありました。
Oliveを使えば、キャッシュカードからクレジットカード、デビットカードやポイントカードまで賄えるので、財布の中身をスマートにできます。カードで財布がパンパンなら、Oliveを使えばスッキリと整理できるでしょう。
さまざまなサービスが一括管理できて総合的に良い
三井住友のOliveカードいいな.クレジット/デビット/キャッシュカード一体型で財布のカード減らせるし,タッチ対応だしApplePay対応してるし,デザインがシンプルでエンボスレス.割りと文句なしかも.
— cure-tmk (@cure_tmk) 2023年6月9日
Oliveフレキシブルペイ1枚あれば、さまざまな支払い方法ができるだけでなく、タッチ決済もできて総合的に便利という声がありました。
Oliveフレキシブルペイは、あったら嬉しいカードの機能をほぼ網羅しているので、見過ごせないほどの大きなデメリットはありません。とりあえずOliveフレキシブルペイを作っておいて損はないといえます。
カードが使えるようになるまでのスピードが速い
三井住友oliveもうクレカ番号来た🥲 木曜の昼にやって今だよ、、土日含めず3日で。。
— あ (@mfmfsugar) 2023年6月13日
ほんとに凄いありがとうございます😂😂😂 これでラキア遠征に間に合った🥲
ドコモに騙されて3週間も無駄にしたのがほんとアホらしい😱
清々しいので買い物行ってこよう~~
Oliveを申し込んでから、わずか3日でカード番号が発行された、と喜んでいる声がありました。
Oliveフレキシブルペイは申し込んでから約3営業日で、すべての決済モードが利用できるようになります。また、実際のカードも約1週間で届くので、街中のお店でも問題なく決済できるようになるのです。申込みが完了すれば、Oliveをスムーズに利用できます。
Oliveの申込みから利用開始までは約3営業日!手順を画像付きで解説
Oliveの申込みは難しくなく、利用開始までにかかる時間は約3営業日です。また、申込みから約1週間で、Oliveフレキシブルペイのカードが届きます。申込みの流れは、次のとおりです。
まずは三井住友銀行アプリをインストールし、「Oliveアカウントを申し込む」をタップして必要情報を入力しながら手続きを進めます。この段階でSMBC IDの登録も行います。
続いて、本人確認書類と顔写真の撮影です。
次に、Oliveアカウントのカードランクや券面デザインなどを選択していきます。
完了したら、申込者情報を入力しましょう。
最後に、暗証番号の設定と最終確認をします。
申込みが完了したら、Oliveアカウントの口座開設手続き完了メールが届くので、確認しておきましょう。しばらくすると、ワンタイムパスワードの設定ができます。
申込みから3営業日後に、Oliveフレキシブルペイのデビットモードとポイント払いモードが利用可能です。その後、当日中にクレジットモードも利用できるようになります。また、選べる特典が自由に選択できるようになっているので、希望のものを選択しましょう。
そして、申込みから約1週間後に、Oliveフレキシブルペイのカードが届けば、すべての手続きは完了です。
Oliveの申込みは15歳以上なら親権者の同意なく可能
Oliveの申込みは、15歳以上であれば親権者の同意は必要ありません。15歳未満の場合は、親権者のみが申し込めます。
ただしクレジットモードの申込資格は高校生を除く18歳以上
クレジットモードの申込資格は、高校生を除く18歳以上です。18歳未満もしくは18歳以上で高校生の人がOliveに申し込んだ場合、クレジットモード以外のOliveフレキシブルペイを利用できます。
また、ゴールドもしくはプラチナプリファードのOliveフレキシブルペイの場合、申込資格が高校生を除く18歳以上からとなり、クレジットモードは満20歳以上から申込みが可能となるので注意してください。
三井住友カードを持っている人がOliveへ申し込むと切り替えではなく2枚持ちになる
もし三井住友カードをすでに持っている人がOliveに申し込むと、切り替えとはならず、2枚のカードを持つことになります。カード番号は新しいものになるので、Oliveで決済したい場合は、支払いカードを各サービスで変更する必要があります。
また、三井住友カードをもう使わない場合は、解約手続きを進めましょう。
Oliveに関するFAQ
三井住友銀行のOliveに関して、よくある疑問をFAQ形式でまとめました。ぜひ参考にしてください。
- Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)の違いは?
- Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)は、カードランクによって年会費や特典、付帯保険などが細かく異なります。とはいえ、基本的にどのカードランクにおいても、Oliveフレキシブルペイのほうがお得です。
詳しくは「Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)・ゴールド(NL)・プラチナプリファードの違い」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
- 三井住友カードを持っている人はOliveを申し込むべき?
- 三井住友カードよりOliveのほうが、対象店舗でのポイント還元率が上がるため、特段の理由がなければ申込みをおすすめします。
- Oliveのクレジットモードの審査は厳しい?
- Oliveのクレジットモードの審査基準は、他の一般的なクレジットカードと変わらないため、特に厳しいわけではありません。各カードランクにおけるクレジットモードの申込資格は、次のとおりです。
- 一般:高校生を除く18歳以上
- ゴールドとプラチナプリファード:満20歳以上
- Oliveはどんな人に向いている?
- Oliveは次のような人たちに向いているサービスです。Oliveの機能や特典を最大限活かせます。
- これから銀行口座やクレジットカードなどを新たにまとめて作る人
- 銀行やクレジットカードなどの利用状況を楽に管理したい人
- ポイントアップ対象店舗をよく使う人
- SBI証券を利用している人
- Oliveの申込条件は?
- 15歳以上であれば、親権者の同意なくOliveの一般ランクに申し込めます。ゴールドもしくはプラチナプリファードの場合の申込資格は、高校生を除く18歳以上からです。