CFD取引をこれから始めたい人にとって、利用を検討しておきたい証券会社のひとつです。
ただし、1974年に設立された歴史ある証券会社ですが、まだまだ日本では知名度が高いとはいえません。どのような特徴や強みがある証券会社なのか、知りたい人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、IG証券の口座開設手順や特徴、取扱商品の種類について解説します。
IG証券の口座開設手順
IG証券の口座開設には、手数料と口座開設費用がかかりません。ネットから3分程度で申し込みが完了し、最短2日で取引が開始できます。
口座開設の手順は以下のとおりです。
IG証券の口座開設手順
- 申込フォームに必要事項を記入
- 本人確認書類をアップロードする
- 取引口座の案内を受け取る
- 口座の有効化を実施して取引スタート
申込フォームに必要事項を記入
まずはIG証券の公式ホームページにアクセスして、「口座開設はこちら」を選択します。
申し込みフォームが表示されるので、以下の項目を入力して「次へ」を選択してください。
・氏名
・メールアドレス
・登録したいユーザー名
・登録したいパスワード
・居住国
次にお客様情報の入力ページが表示されるので、以下の項目を入力して「次へ」をクリックしましょう。
・生年月日(西暦)
・性別
・電話番号
・米国市民であるか、米国において納税登録しているか
続いて、住所入力ページが表示されるので、住所を入力して「次へ」をクリックします。
次に、資産状況等の入力ページが表示されるので、ご自身にあった内容を入力して「次へ」をクリックしましょう。
・職業
・勤務先(屋号)
・給与収入
・金融資産
・投資資金の性格
次の画面では、投資の経験、動機、目的について回答していきます。
最後に同意事項の説明ページが表示されるので、重要書類等を確認し、同意する場合は「同意する」のチェックボックスにチェックを入れて「送信」を選択します。
本人確認書類をアップロードする
口座開設の申し込みが完了したら、次は本人確認書類とマイナンバー確認書類のアップロードです。
スマートフォンでの本⼈確認に利用できる書類は、以下のとおりです。
・運転免許証
・個人番号カード(マイナンバーカード表面)
マイナンバー確認用に利用できる書類は、以下のとおりです
・個人番号カード(マイナンバーカード)
・マイナンバーの通知カード
・マイナンバーが記載されている住民票の写し
口座申し込みが完了したら、申し込み完了メールが届きます。メール内の「ログイン」を選択するとIG証券のアプリダウンロードページが表示されるので、アプリをダウンロードしましょう。
アプリを開いてIG証券にログインしたら、本人確認書類の提出方法を選択するページが表示されるので、「最短で口座開設」を選択します。
本人確認に利用する書類を選択したら、本人確認専用のブラウザアプリが起動するので、画面の指示に従い本人確認を済ませましょう。
本人確認が完了したら、マイナンバー確認書類をアップロードします。アップロードが完了したら審査が始まるので、審査完了まで待ちましょう。スマートフォンの専用サイトで本人確認をする場合、最短1営業日で本人確認が完了します。
取引口座の案内を受け取る
審査完了後、取引に必要な資料が同封された「お客様専用振込口座のご案内」が、登録した住所宛に届きます。
口座の有効化を実施して取引スタート
最後に、IG証券のアプリにログインして「口座の有効化」と「入金」を済ませましょう。
以上がIG証券の口座開設手順です。
IG証券の特徴
IG証券は1974年にイギリスで設立されたグローバル・オンライン証券会社で、日本を含む世界15ヵ国にオフィスを展開しています。
IG証券の主な特徴は、以下のとおりです。
IG証券の主な特徴
- ロンドン取引所に上場している
- 世界31万人以上が利用している
- CFDの収益が世界No.1
- 1万7,000銘柄の金融商品を取引できる
- プロから初心者まで使えるプラットフォーム
ロンドン取引所に上場している
IGグループはロンドン証券取引所に上場している企業で、「FTSE250種総合株価指数」の構成銘柄にも採用されています。
FTSE250種総合株価指数とは、ロンドン証券取引所で利用されている株価指数です。ロンドン証券取引所に上場する銘柄のうち、時価総額の大きい100社を対象とした指数が「FTSE100指数」で、それに次ぐ中型株250銘柄で構成されるものが、FTSE250種総合株価指数です。
FTSE250種総合株価指数の構成銘柄に採用されるということは、IGグループが一定の事業規模と信用を有した証券会社であることを示しています。
世界31万人以上が利用している
IG証券は現在、世界で31万人以上のユーザーに利用されています。FXやバイナリーオプションなどの豊富な取引手段や、充実した金融商品を扱っている点が特徴です。
IG証券が提供している「IGアカデミー」では、投資関連の学習コンテンツが無料で受講できます。初級から上級レベルまで対応しているため、幅広いユーザー層を対象としている証券会社であることがうかがえます。
CFDの収益が世界No.1
IG証券は、FXを除いた収益ベースでCFDの収益が世界トップです(2020年6月時点)。
CFDとは「Contract For Difference」の略で、日本語では「差金決済」と訳されます。株のような現物商品を売買するのではなく、CFD銘柄の売買によって発生した差額を利益とする取引方法です。
少ない資金で大きな取引が可能なレバレッジ取引ができるほか、売り取引から始められるのもCFDの特徴です。
幅広い金融銘柄(株価指数、個別株、商品、債券先物)を一つのプラットフォームで取引できるIG証券なら、初心者でも気軽にCFD取引をスタートできるでしょう。
1万7,000銘柄の金融商品を取引できる
IG証券では、1万7,000銘柄以上の金融商品を取り扱っています。投資できる金融商品が多いほど選択肢が広がり、自分に合った投資対象が見つけやすくなるでしょう。
また、取扱銘柄が多いことから、複数の金融商品への分散投資にも適しています。IG証券はリスクを抑え、細かくポートフォリオを組みたい投資家におすすめの証券会社といえるでしょう。
プロから初心者まで使えるプラットフォーム
IG証券では、FXや株式、株価指数、商品といった幅広い金融取引を、ひとつの取引システムで完結できます。
取引画面はシンプルなデザインに設計されており、市場価格、スプレッド、証拠金の概要などがスムーズに確認可能です。画面のテーマやお気に入り銘柄リストなどを自分でカスタマイズできるため、使い込んでいくほど取引システムの利便性が高まっていきます。
また、IG証券では投資初心者のために、無料のデモ口座が用意されています。計6,000万円の仮想通貨が設定された取引画面を使用し、リアルタイムレートによる取引体験が可能です。
IG証券の取引システムが自分に合っているか確認したい人は、まずデモ口座を利用して使用感を確認してみるとよいでしょう。
IG証券が取り扱っている金融商品の種類
IG証券が提供している金融商品は1万7,000銘柄以上と、多岐にわたる銘柄が取り揃えられています。
取り扱いのある金融商品の種類は、以下のとおりです。
IG証券の取り扱いのある金融商品の種類
- 株式取引
- FX
- 株価指数
- ETF(上場投資信託)
- 商品
- バイナリーオプション
- ノックアウト・オプション
- 債券先物CFD
株式取引
IG証券では、株式取引をCFDで提供しています。株式CFD取引は、実際に株式を保有することなく、売買の差額で利益を出す取引方法です。売り取引も可能なため、株価が下落している局面でも利益を得られる機会があります。
IG証券の株式CFDでは、米国株、欧州株、日本株を含む約1万2,000銘柄が用意されている点が特徴です。通常株式と異なり、株式CFDでは1株単位から購入できるため、少額資金でも幅広い選択肢から銘柄を選べます。
FX
FX取引(外国為替証拠金取引)とは、外国為替市場での通貨の売買を行い、利益を狙う取引を指します。
レバレッジ取引によって少額から始められることや、上昇局面と下落局面の両方で利益を狙える点がFXの魅力です。
G証券では100種類以上の通貨ペアの取り扱いがあります。主要通貨だけでなく、アジアの新興国や北欧諸国の通貨ペアも用意されているため、他の証券会社で取り扱いの少ない通貨ペアを選ぶことも可能です。
株価指数
株価指数とは、株式市場で取り扱っている主要銘柄の株価を平均した値のことです。日経平均株価や米国のナスダック総合指数などが、株価指数に該当します。
IG証券では、日経平均、ダウなど世界の主要株価指数からマイナー株価指数まで、約40種類の株価指数銘柄を取り扱っています。
CFD取引のほかにも、ノックアウト・オプション、バイナリーオプションで取引できるため、多様な取引方法で株価指数をトレード可能です。
ETF(上場投資信託)
ETF(上場投資信託)とは「Exchange Traded Funds」の略称で、既存マーケットの動きに連動する金融商品です。ETFには株式、株価指数、債券、通貨、商品などさまざまな市場があります。
IG証券ではCFDでETF取引をするため、レバレッジ取引を利用すれば少額資金で大きな取引が可能です。
また、IG証券であれば、同じプラットフォーム上でETFや個別株、株価指数などを管理できます。ポートフォリオ管理やリスクヘッジがしやすい点も、IG証券でトレードするメリットといえるでしょう。
商品
「商品」とは、金、プラチナ、原油、小麦、トウモロコシといった幅広い商品取引銘柄を指します。
商品CFDでは、現物商品の受け渡しは行われず、売買で生じた価格差によって利益を狙うのが商品CFDです。
IG証券の商品CFDは、約70銘柄用意されています。パソコンだけでなく、スマホやタブレット端末でも取引できるため、場所にとらわれずスピーディーな売買が図れるでしょう。
バイナリーオプション
バイナリーオプションとは、マーケットの動きを二者択一で予測する取引です。開始時刻から判定時刻までの間に、対象銘柄の価格が予測どおりの方向に動いていれば、利益を得られます。
IG証券のバイナリーオプションでは、主要通貨ペア、世界の株価指数、原油先物といった豊富な銘柄を選択可能です。
数千円から始められるシンプルな投資であることから、投資初心者やシンプルな投資が好きな人におすすめの取引方法といえます。
ノックアウト・オプション
ノックアウト・オプションとは、損失額を限定しておく取引方法です。あらかじめ損切りラインであるノックアウト価格を設定し、原資産価格がノックアウト価格に達すると自動決済されます。
損切りラインを設けることで最大損失をコントロールできるため、資金の範囲内で取引が可能です。
IG証券では、人気のあるノックアウト・オプション銘柄を随時追加しています。主要株価指数から通貨ペア、商品といったように、多岐にわたる銘柄の中から取引銘柄を選べるのがIG証券の魅力です。
債券先物CFD
債券先物CFDとは、実際に発行されている債券(現物)ではなく、債券を対象とした先物取引です。IG証券の債券先物CFDでは、日本、米国、欧州など主要国の国債を対象に取引できます。
最大50倍のレバレッジ取引が可能な点も、IG証券の債券先物CFDの特徴です。また、証拠金率が約定代金の2.0%と低く抑えられているため、少ない資金で取引可能な投資方法といえます。
IG証券の口座開設は3分で完了するため取引開始まで早い
ここまで、IG証券の特徴や取扱商品、口座開設方法などを解説してきました。まとめると以下のとおりです。
まとめ
- 口座開設が最短3分で完了するため、取引開始までが早い
- IG証券はロンドン取引所に上場しており、世界中で31万人が利用している
- 取り扱いのある金融商品が1万7,000銘柄と豊富である
- プロから初心者まで使えるプラットフォームが提供されている
IG証券ではバイナリーオプションやノックアウト・オプションにも対応しているため、さまざまな投資方法を試してみたい人にもおすすめです。
口座開設費用は無料なので、使用感を確かめるために一度利用してみてはいかがでしょうか。
IG証券に関するQA
ここからは、IG証券に関するよくある質問を紹介します。
- デモ口座は開設できる?
- IG証券では、無料でデモ口座が開設できます。計6,000万円のデモ取引用仮想資金を使って、自由にトレードが可能です。
デモ口座は、株式、FX、ノックアウト・オプション取引、株価指数、商品に対応しています。リスクゼロでIG証券の取引システムを体験できるため、IG証券が気になっている場合は気軽に利用してみるとよいでしょう。
- 日本で認可されている証券会社?
- IG証券は、日本の金融庁に認可されている証券会社です。金融商品取引業者として関東財務局に登録されているため、安心して取引できます。
IGグループは45年以上の歴史を持ち、FTSE250種総合株価指数の構成銘柄にも選ばれている企業です。世界中で利用されているIG証券の取引システムを通じて、スムーズな投資取引を実現していきましょう。
- 電話サポートは対応している?
- IG証券ではフリーダイヤルからの問い合わせが可能です。固定電話だけでなく、携帯電話やPHSからでも利用できます。
電話サポートは、以下の3つの専用デスクに分かれています。それぞれ電話番号や受付時間が異なるため、ご注意ください。・新規口座開設に関するお問い合わせ
・口座をお持ちのお客様
・バイナリーオプションお問い合わせ
電話サポート以外にも、メールでの問い合わせが可能です。また、よくある質問は「ヘルプ&サポートページ」に掲載されています。