数時間後の為替レートが上がるか下がるかを予想する、ハイロー取引。二者択一とシンプルな仕組みのため、「自分にもできそう」と感じ、始めたいと考える人は多いようです。
海外業者のハイローオーストラリアで口座開設を検討しているものの「おすすめしない」「やめとけ」など、悪い評判を耳にして不安になっている人もいるのではないでしょうか。
結論として、海外業者を利用した取引はリスクが高いのでおすすめしません。
本記事では、ハイローオーストラリアがおすすめしないと言われる理由やハイロー取引の特徴、リスクなどを詳しく解説します。
おすすめの国内業者や、バイナリーオプションの始め方も紹介しますので、口座開設を検討している人はぜひ参考にしてください。
動画内で紹介!
ハイローオーストラリアとは
ハイローオーストラリアとは、海外のバイナリーオプション業者です。顧客数は2023年9月時点で30万人を超えており、多くのトレーダーに利用されています。
日本人の利用者も多く、公式サイトや取引画面はすべて日本語に対応し、サポートも充実しています。
パソコン・スマホの両方で取引でき、口座開設するだけで取引に使える5,000円のボーナスを受け取れるのも人気を得ている理由の一つといえるでしょう。
ハイローオーストラリアの基本情報
取引時間 | 月曜 午前7時~土曜 午前6時 ※メンテナンス時間を除く |
---|---|
取引額 | 1,000~20万円 |
最低出金額 | 1万円 |
ペイアウト 倍率 |
1.8~2.3倍 |
判定時間 | 30秒・1分・3分・5分・15分 ・1時間・1日 |
取扱銘柄 | 外国為替・仮想通貨・株価指数 ・商品指数 |
ハイローオーストラリアは平日のほぼ24時間取引可能です。判定時間は最短で30秒となっているため、トレードに成功すれば短期間で資金を増やせる可能性があります。
為替だけではなく、仮想通貨や株価指数などさまざまな商品・指数を対象とした取引ができるので、その分利益を得るチャンスも多くなるでしょう。
ペイアウト率と判定時間
ハイローオーストラリアは、取引方法によってペイアウト(払い戻し)倍率や判定時間が異なります。
■ハイローオーストラリアのペイアウト率と
判定時間
取引方法 | ペイアウト倍率 | 判定時間 |
---|---|---|
HighLow | 1.8~1.95倍 | 15分・1時間・1日 |
HighLow スプレッド |
2倍 | 15分・1時間・1日 |
Turbo | 1.8~1.98倍 | 30秒・1分 ・3分・5分 |
Turbo スプレッド |
2.3倍 | 30秒・1分 ・3分・5分 |
HighLowは、現在のレートが判定時刻に上がるか下がるかを予想する取引で、国内業者におけるラダー取引と似た取引です。
HighLowスプレッドは、現在のレートが判定時刻に一定の価格幅(スプレッド)を超えて上がるか下がるかを予想する取引です。HighLowと比べるとペイアウト倍率は高くなる傾向があります。
しかし、上がるか下がるか大枠の方向性が予測できていても価格がスプレッド内に収まっている場合は失敗とみなされてしまうため、予想を正確に的中させるのは難しい取引方法といえるでしょう。
Turbo・Turboスプレッドは、HighLow・HighLowスプレッドと取引の仕組み自体は変わりませんが、判定時間が短くなっているのが特徴です。短いスパンで予想をしなければならない代わりに、ペイアウト倍率も高くなっています。
海外業者ハイローオーストラリアをおすすめしない理由7選
ハイローオーストラリアには以下のようにさまざまなデメリットがあるため、積極的に利用するのはおすすめできません。
さまざまなトラブルに巻き込まれたり、資金を失ったりするリスクがあるので注意しましょう。
金融庁から警告を受けている
ハイローオーストラリアは金融庁から警告を受けているため、利用はおすすめできません。
日本でバイナリーオプションのサービスを提供するためには、金融商品取引業者として内閣総理大臣の登録を受ける必要があります。
登録を受けた業者は一定の規制に基づいて運営することになるので、トラブルが生じる可能性は少ないでしょう。
しかし、無登録の業者は業務の実態を把握することが難しく、万が一トラブルが生じても追及が困難になってしまう可能性が高いのです。
以下のようにハイローオーストラリアは金融庁から警告を受けていますが、2023年8月25日時点では未登録のままです。
日本の法律に基づいて運営をすると、現在提供している30秒や1分といった短期取引や、高倍率のペイアウトを維持できなくなるため、あえて登録していないという側面もあるようです。
出金拒否が報告されている
ハイローオーストラリアでは「出金手続きをしたが拒否されてしまった」といった事例がいくつか報告されているので、利用しないほうが無難です。
BOの方が難しいですか。
引用:B&B@booktobinary
ブビンガの垢作ろうと思っとります
ハイローは出金拒否の話めっちゃ聞きますね
ハイローから出金されてない......
引用:いぬ@PjhuG5
どゆこと.....
出金項目見てみたら受付ID消えてるし......
どゆこと.......
ハイローで初めて出金拒否されたってこと!?
意味わからん.....
1本頂きましたw
引用:反逆のひきこもり。@hangyaku_no_hik
ぴかちゅうさん
バイナリーはハイローでやってますか?
最近出金拒否からの利益没収やひどい時は元金没収まであるので、気をつけてくださいね。
それと凍結は最近5~600万でしちゃうので
ちょこちょこと出金する事推奨です。
せっかく利益を出したとしても、出金できなければ意味がありません。投資元本まで失ってしまうと、大きな損失につながるケースもあるでしょう。
確定申告が煩雑で最大税率は55.0%
ハイローオーストラリアで利益を出した場合には、重い税負担が課せられるうえ、確定申告が必要になるケースもあります。
海外のバイナリーオプション業者で取引をして得た利益は総合課税の対象となるため、給与所得や事業所得と合算して税金が計算されます。
合計の所得が多くなるほど税率は高くなり、最大税率は55.0%です。一方、国内のバイナリーオプションで得た利益にかかる税率は約20.0%。
つまり、せっかく取引に成功したとしても、海外業者を利用していると手元に利益が残りにくくなってしまうのです。
また、会社員であっても、年間20万円以上の利益を得た場合には確定申告が必要です。手続きの際には、年間取引報告書をはじめとするさまざまな書類を揃えなければなりません。不慣れな手続きに手間や時間がかかってしまうデメリットもあります。
取引額が高い
ハイローオーストラリアをおすすめできない理由として、取引額の上限が高く、ハイリスクな取引になりやすい点が挙げられます。
ハイローオーストラリアは1回の取引で最大20万円まで取引が可能です。一般的な国内のバイナリーオプション業者のように、1日あたりの取引上限額は決められていないため、一攫千金を狙って多額の資金を投資することもできます。
ペイアウト倍率も比較的高く設定されているため、短期間で大きく資金を増やせる可能性もゼロではありませんが、取引に失敗すると損失が限りなく大きくなるリスクがあります。
大きな金額での取引を続けていくうちに射幸心を煽られ、ギャンブル感覚の取引をしてしまう人も多いようです。短期的に見れば運だけでも勝てることはありますが、長期的に利益を得るのは難しいでしょう。
最低出金額が高い
最低出金額の高さも、ハイローオーストラリアをおすすめできない理由の一つです。
ハイローオーストラリアの最低出金額は1万円からとなっています。入金は銀行振込の場合1万円からなので、最低金額を入金したあとに取引に失敗すると、口座資金が1万円を切ってしまい出金できなくなってしまいます。
クレジットカードの場合は5,000円からの入金に対応しているため、最低でも何回か取引に勝たないと出金ができません。
出金手数料こそかかりませんが、少額で取引を始めた場合は資金が引き出しにくくなる点には注意が必要です。
レンジオプションが取引できない
ハイローオーストラリアでは、レンジオプションが取引できません。スプレッド取引と呼ばれる変則的なレンジオプションはあるものの、一定のレンジを超えて上がるか下がるかを予想する取引なので、実質的にはラダー取引と変わらないといえるでしょう。
レンジ相場でもラダー取引しかできないので、レンジオプションも利用できる業者と比べると、予想を的中させるのが難しくなるデメリットがあります。
約定拒否やスリッページがある
約定拒否やスリッページの懸念があるのも、ハイローオーストラリアをおすすめできない理由の一つです。
約定拒否とは注文がはじかれてしまい、エントリーできない状態のことです。スリッページはエントリーはできるものの、注文した価格と約定価格に差が出てしまう現象を指します。
これらはエントリーが集中したときや、値動きが激しいときに起こりやすいとされていますが、ハイローオーストラリアでは以下のように頻繁に発生する傾向があるようです。
ハイロー 約定拒否しすぎやろ
引用:pillow@radi85701309
約定拒否やスリッページが起こると、思った通りのタイミングでエントリーできず、利益を得るチャンスを逃してしまうかもしれません。
特に5分以内の短期取引では、わずかなタイミング・価格の差で取引結果が大きく変わる場合があります。発生頻度が多い場合、安定して勝ち続けるのは難しくなってしまうでしょう。
【安全】金融庁に登録されているおすすめの国内FX会社4選
バイナリーオプション初心者の場合は、国内FX会社で少ない金額から安全に取引してみるのがおすすめです。
以下に挙げるFX会社は、金融庁の厳正な審査を経て金融商品取引業者としての登録を受けているため、安心してバイナリーオプション取引ができます。
■おすすめの国内FX会社4選
(※横にスクロールできます)
GMO外貨の「オプトレ!」は取引できる通貨ペア数が多いほか、レンジオプションの取り扱いがある点が大きな特徴です。レンジオプションは「レンジ相場」と呼ばれる、あまり相場が激しく動かない時間帯に取引しやすい手法なので取引の幅が広がります。
還元率も他の会社と比較して高めなので、初めて取引する方はまずGMO外貨で始めてみましょう。
バイナリーオプションのおすすめ口座は以下の記事でも解説しています。
オプトレ!(GMO外貨)
オプトレ!は東証プライム上場のGMOインターネットグループ株式会社のグループ企業「GMO外貨」が提供するバイナリーオプションです。サービスは2013年9月にスタートしています。
レンジ取引やワイドレンジ機能に対応している点や8種類の通貨ペアを取引できる点などを踏まえると、日々変化する相場状況に合わせて柔軟な対応をしたい人や利益を狙うチャンスを増やしたい人におすすめです。
スマホからの申し込みなら、必要書類提出後、最短30分で口座開設手続きが完了します。申し込み当日から取引を始めることも可能です。
\ワイドレンジ機能が使いやすい/
GMO外貨 「オプトレ!」 の強み |
◎ラダー取引だけではなくレンジ取引にも対応 ◎ワイドレンジ機能を利用して予想的中率をアップできる ◎8種類の通貨ペアを取引可能 ◎判定時間の1分前まで途中売却できるので相場に合わせて柔軟に取引できる ◎デモトレードが無料で利用できる ◎最低40円からチケットを購入可能なので少額でスタートできる |
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GMO外貨 「オプトレ!」 の弱み |
△細かくチャート分析をするためには、別途FX用のツールなどを利用する必要がある △選べる権利行使価格は6つのみなので、やや少ない |
GMO外貨「オプトレ!」の口コミ
男性 | 30代 | FX歴半年~1年
ツールの使いやすさ 4.0
手数料の安さ 4.0
商品数の充実度 4.0
初心者おすすめ度 5.0
シンプルな取引画面と仕組みであったため、慣れれば取引しやすいと感じました。注文で画面をタップするとすぐに取引ができる点もスピード感あって良いと感じました。
男性 | 50代 | FX歴5年以上
ツールの使いやすさ 4.0
手数料の安さ 5.0
商品数の充実度 5.0
初心者おすすめ度 3.0
利用している理由は、やはりスマホからの取引がスムーズにできるからです。また、締切時間の1分前まで取引が可能なところもおすすめのポイントです。
男性 | 30代 | FX歴半年~1年
ツールの使いやすさ 4.0
手数料の安さ 4.0
商品数の充実度 3.0
初心者おすすめ度 5.0
初心者でもとてもやりやすいと思います。ギリギリまで買うか捨てるか選択出来ますし、通貨ペアもとても多いです。取引ツールもワイドレンジもあるので初心者の自分でも使いやすかったです。
外為オプション(GMOクリック証券)
外為オプションは、口座数100万件を突破しているGMOクリック証券が提供するバイナリーオプションです。2011年3月にサービスがリリースされています。
少額から始められ、スマホでもスムーズに取引できるなど、バイナリーオプションをこれから始める初心者にとって使いやすいサービスです。高機能な取引ツールも利用できるので、中上級者も満足できるでしょう。
バイナリーオプションの取引を始めるためには、FX専用取引口座と外為オプション取引口座の開設が必要。スマホから本人確認手続きをすれば、最短で当日から取引をスタートできます。
\最短当日から取引できる/
GMOクリック証券 「外為オプション」の強み |
◎38種類の人気テクニカル指標や25種類の描画オブジェクトに対応の「プラチナチャート」を無料で利用 ◎FXとは異なる値動きをする株価指数バイナリーオプションも取引可能 ◎スムーズな操作性とPCに匹敵する細かい分析機能を兼ね備えた「iClick外為OP」でスマホからも取引 ◎最低50円程度の少額からスタート ◎デモトレードを登録不要・無料で使える |
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GMOクリック証券 「外為オプション」の弱み |
△1日の取引回数は最大10回とやや少なめ △ラダー取引のみでレンジ取引はできない |
GMOクリック証券「外為オプション」の口コミ
男性 | 30代 | FX歴1~3ヶ月
ツールの使いやすさ 4.0
手数料の安さ 5.0
商品数の充実度 5.0
初心者おすすめ度 5.0
取引ツールが直感的に使いやすく、初心者でも安心して利用することができます。取引銘柄が豊富なため、幅広い投資戦略を立てられるのも特徴です。
男性 | 40代 | FX歴1年~2年
ツールの使いやすさ 4.0
手数料の安さ 4.0
商品数の充実度 4.0
初心者おすすめ度 4.0
分かりやすい操作方法でストレスのない取引ができるため、初心者の方にもおすすめです。
男性 | 30代 | FX歴1年~2年
ツールの使いやすさ 5.0
手数料の安さ 5.0
商品数の充実度 2.0
初心者おすすめ度 5.0
取引手数料が無料なので利用しやすいのと、GMOクリック証券らしく取引ツールがシンプルで直感的なので、バイナリーオプション初心者の方でも利用しやすいと思います。
らくオプ(楽天証券)
らくオプは、ネット証券最大手の楽天証券が展開するバイナリーオプションです。リリースは2020年9月と、比較的新しいサービスとなっています。
日々の買い物やサービスの利用でたまった楽天ポイントを、チケットの購入代金に充てられるのが大きな特徴です。手元の現金を使わずに投資を始められる点やデモトレードを利用できる点など、初心者にとって嬉しいサービスが充実しています。
らくオプを始めるには、楽天証券のFX専用口座の開設が必要です。最短2営業日で手続きは完了します。
\楽天ポイントで投資できる/
楽天証券 「らくオプ」 の強み |
◎楽天ポイントでチケットを購入できるので自己資金不要で取引することも可能 ◎ネット証券最大手の楽天証券が提供しているサービスなので安心感がある ◎本番と同じ環境のデモトレードが無料で利用できる |
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楽天証券 「らくオプ」 の弱み |
△レンジオプションには未対応でラダー取引しかできない △バイナリーオプションの取引画面ではテクニカル指標や描画ツールなどは使用できない △1日の取引回数は最大10回とやや少ない △バイナリーオプションの取引で楽天ポイントはたまらない △期間限定ポイントはチケットの購入に利用できない |
楽天FX「らくオプ」の口コミ
男性 | 40代 | FX歴1~3ヶ月
ツールの使いやすさ 4.0
手数料の安さ 4.0
商品数の充実度 4.0
初心者おすすめ度 5.0
モバイルに対応したユーザーエクスペリエンス、商品の多さと、楽天の信頼ブランドで総合的に満足しています。手数料も低いため、取引コストを抑えることができます。
男性 | 30代 | FX歴3年~4年
ツールの使いやすさ 5.0
手数料の安さ 4.0
商品数の充実度 4.0
初心者おすすめ度 5.0
普段の買い物でポイントが貯まり、そのポイントで取引が出来るのは現金を使わないでトレードが出来るので、とても良いなと感じました。ラダーオプションのみ、かつ取引画面も見やすいので初心者には良い口座だと思います。
女性 | 50代 | FX歴1年~2年
ツールの使いやすさ 5.0
手数料の安さ 5.0
商品数の充実度 3.0
初心者おすすめ度 5.0
らくオプはトータルで非常に満足しています。理由としては、とにかくシンプルで初心者向きだからです。余計な機能がなく、取引画面が見やすく、投資しやすいというのが良いです。さらに楽天ポイントのみで投資をできることも満足感が高いポイントです。
バイナリーオプション(IG証券)
世界中で31万人以上が利用している「IG証券」が提供するバイナリーオプションです。IG証券では2013年8月にサービスがスタートしています。
取扱銘柄の豊富さや取引回数の多さなど、独自性の高いサービスを提供しているのが大きな特徴です。選択肢が豊富なのでライフスタイルや相場状況に合わせて、幅広い戦略を試せるでしょう。取引の自由度が高く、バイナリーオプションの取引に慣れている中~上級者におすすめです。
「マイナンバーカード」または「運転免許証」があればスマホから口座開設の申し込みが可能です。最短1営業日で手続きが完了し、取引をスタートできます。
\取扱銘柄が豊富/
IG証券 「バイナリーオプション」 の強み |
◎FXだけではなく、株価指数や商品など0種類の豊富な銘柄を取引 ◎1日最大12回まで取引可能 ◎1回号の取引時間は2時間・23時間の2タイプから選べる ◎権利行使価格(目標レート)の選択肢が20通りあり、さまざまな戦略がとれる ◎30種類以上のテクニカル指標が使用できる高機能な分析ツールをパソコン・スマホの両方で利用 ◎デモトレードを活用して操作に慣れることができる |
---|---|
IG証券 「バイナリーオプション」 の弱み |
△取引ツールはカスタマイズ性が高いゆえに初心者はやや使いづらい可能性も △ラダー取引のみでレンジ取引には対応していない △取引を始めるためには数千円程度の資金が必要 |
バイナリーオプション(ハイロー)の始め方3ステップ
バイナリーオプションは、以下の手順で始められます。
口座開設には時間がかかるケースもあるので、計画的に手続きを進めていきましょう。
FX会社を選ぶ
バイナリーオプションを始めるためにはまず、FX会社で口座開設が必要です。金融商品取引法の登録を受けている、国内のFX会社を利用しましょう。通貨ペアや取引時間など、細かい取引条件には違いがあるので事前に確認しておいてください。
口座開設を申し込む際は、各FX会社の公式サイトから申し込みフォームにアクセスし、必要事項(住所・氏名・電話番号・職業・投資経験)を入力します。その後本人確認書類やマイナンバーなどを提出し、FX会社での審査が終わったら、メールや郵送で届いたIDやパスワードを入力し、取引ページにログインしましょう。
購入金額を決める
取引ページにログインしたら、購入金額を決めて入金をしましょう。取引に慣れないうちから大きな金額を投入するのはリスクが高いので、最初は少額から始めるのがおすすめです。国内のバイナリーオプションは1,000円未満から取引できるケースが多くなっています。
少額で取引することによって、デモトレードにはない緊張感を味わいながら経験を積めるでしょう。
分析をしてから取引する
いきなりチケットを購入をするのではなく、相場分析をしたうえで取引を始めましょう。二択だからといってギャンブルのような取引をすると、負ける確率が高くなってしまいます。
テクニカル分析やファンダメンタルズ分析などの基本的な手法について、取引する前に理解しておくのが大切です。
テクニカル分析とは?
- 過去の値動きをグラフ化した「チャート」を分析し、将来の価格を予測する分析手法のこと。
ファンダメンタルズ分析とは?
- 各国の経済状況や金融政策、政治などを分析して、相場を予測する分析手法のこと。
バイナリーオプション(ハイロー)の3つの注意点
バイナリーオプションを始める際は、以下の3点に注意してください。
バイナリーオプションに関してはインターネット上でさまざま情報を入手できます。しかし、すべてが正しい・安全な情報とは限りません。とくに初心者は「簡単に稼げる」「リスクがない」といった甘い誘い文句には注意しましょう。
海外業者はリスクが高い
海外業者を利用した取引は、リスクが高いのでやめましょう。
ハイローオーストラリアをはじめとする海外業者は、金融商品業の登録を受けていないケースが多く、トラブルが起こった場合には自力で解決しなければなりません。運営歴が長く多くのユーザーが利用している業者もありますが、何らかのトラブルが発生する可能性は高いでしょう。
実際に「出金できない」「解約できない」などの相談が国民生活センターにも寄せられています。
「確実に儲かる」といった甘い言葉にのせられて安易に登録しないよう、注意してください。バイナリーオプションを始める際は国内業者での取引をおすすめします。
自動売買ツールが禁止されている
国内・海外問わず、バイナリーオプションでは自動売買ツールの使用は基本的に禁止されています。自動売買とは、一定の取引ルールに従って自動で取引をしてくれるツールのことです。
注文が殺到してサーバーに負担がかかるなど、取引システムに悪影響が出る恐れがあるため、禁止されるケースが多くなっています。
自動売買したい人はFXがおすすめです。多くのFX会社では自動売買ツールを導入しています。自動売買ツールのなかには、ロジックを選択するだけで一流のトレーダーと同じような取引ができるものもあるようです。
専門的な知識や取引経験がなくても利益を狙える、チャートを見ていない間も常に利益を狙える、といったメリットがあります。
詐欺の被害が発生している
バイナリーオプションに関連する詐欺の被害が発生しているので、甘い話には注意しましょう。「必ず勝てる」「1日10分やるだけで儲かる」などを謳い文句にした自動売買ツールや、情報商材を購入し、トラブルになるケースが増えているようです。
金融庁も高額商材の購入や、無登録海外業者の利用によるトラブルが増えていると警告しています。
簡単に儲かる話はないと肝に銘じ、十分注意してください。口座開設する際は、金融庁のHPを確認し、無登録業者でないか確認することも大切です。
ハイロー(HighLow)とは
ここでは改めて用語の解説を行います。ハイロー(HighLow)は、一般的に2つの意味で使われます。
1つは「バイナリーオプションのラダー取引」のことで、これは海外でバイナリーオプションのことを「ハイロー」ということからきています。
■バイナリーオプションの主な取引方法
ラダー取引 | 決められた時間に為替レートが目標レートよりも高い(high)か低いか((low))を予測する取引 |
---|---|
レンジ取引 | 決められた時間に為替レートが一定の範囲内に収まっているか範囲外かを予測する取引 |
ワンタッチ オプション |
決められた時間内に目標レートに一度でも達するかどうかを予測する取引 |
また、ハイロー(HighLow)は「海外バイナリーオプション業者のハイローオーストラリア」の呼称としても使われます。これが2つ目の意味です。
バイナリーオプション(ハイロー)に関するQ&A
ここではバイナリーオプション(ハイロー)に関するよくある質問を紹介します。
- ハイローオーストラリアとは?評判は?
- ハイローオーストラリアは、海外のバイナリーオプション業者です。ペイアウト倍率が高く、多くの利益を得られるといった良い評判もありますが、出金拒否などの悪い評判もあるため、利用しないほうが無難です。
- ハイローオーストラリアは出金拒否がありますか?
- ハイローオーストラリアでは出金拒否の事例がいくつか報告されています。明確な原因はわかっていないようですが、利益を失うだけではなく投資元本を回収することも困難になってしまうので、利用しないほうがよいでしょう。
- ハイローオーストラリアはデモ取引でも危険ですか?
- ハイローオーストラリアのデモ取引は登録・入金不要で利用できるので、危険ではありません。ただし、実際に取引する場合は、出金拒否や約定拒否などのリスクがあるので注意してください。バイナリーオプションをするなら国内のFX会社がおすすめです。GMOクリック証券やIG証券など、デモ取引を利用できる会社は複数あります。
- ハイローオーストラリアに入金できないのですがどうすればいいですか?
- ハイローオーストラリアで対応している入金方法を利用しているか、今一度確認してみましょう。ハイローオーストラリアでは銀行振込とクレジットカード(Visa・MasterCard・JCB)での入金に対応しています。デビットカードやプリペイドカード、アメックスやダイナースなどの外資系クレジットカードでの入金はできません。Visa・MasterCard・JCBのクレジットカードであっても、一部利用できない可能性があります。
また、銀行入金による最低入金額は10,000円で、クレジットカードによる最低入金額は5,000円です。最低入金額を満たしているかも確認してみましょう。
- バイナリーオプションはしないほうがいいですか?
- 必ず儲かるとはいいきれないものの、興味があればやってみるのがおすすめです。バイナリーオプションには危険なイメージがあるかもしれませんが、50円程度の少額の資金で始められる、投資した金額以上の損失は出ない、といったメリットがあるので投資初心者でも比較的取り組みやすいでしょう。
- バイナリーオプションの取引時間は?
- バイナリーオプションは土日を除く、平日ほぼ24時間取引できます。ライフスタイルに合わせて好きな時間に取引できるのが魅力の一つです。ただし、実際の取引時間は業者によって異なるので事前に確認しておきましょう。
- バイナリーオプションはアプリでできますか?
- 専用のスマホアプリを提供しているバイナリーオプション業者はありません。スマホから取引したい場合は、Webブラウザから取引する必要があります。
しかし、GMOクリック証券やIG証券など高機能な取引ツールを用意している会社もあるので、パソコン利用時と遜色ない取引をすることは可能です。
- バイナリーオプション(ハイロー)は税金がかかりますか?
- バイナリーオプションの利益は「先物取引に係る雑所得等」として扱われ、申告分離課税(他の所得と分けて課税する)の対象となるため、確定申告が必要です。税率は所得税・住民税・復興特別所得税を合わせて20.315%となっています。どれだけ利益を出してもこの税率は変わりません。
ただしこれは国内業者で取引した場合のみ。海外業者で取引した場合は総合課税(対象となるすべての所得を加算してその合計金額に対し課税する)の対象となるため、利益が増えるほど税負担は重くなります。税率は所得税・住民税合計で15.0~55.0%です。
- バイナリーオプションの口座開設方法は?
- バイナリーオプションの口座開設をする際は、公式サイトから申し込みフォームに進み、必要事項を入力します。その後は運転免許証や健康保険証などにより本人確認を済ませ、マイナンバーを提出しましょう。書類に不備なく、FX会社での審査に通過すれば口座開設は完了です。
なお、ここで紹介したのはあくまでも一般的な手順です。申し込みに必要な書類や開設までの日数はFX会社によって異なるので、注意してください。
初心者には金融庁に登録されている国内FX会社がおすすめ
バイナリーオプション初心者は、金融庁に登録されている国内FX会社を選んで取引するのがおすすめです。
海外業者であるハイローオーストラリアは、無登録業者として金融庁から警告を受けており、万が一トラブルが起きても解決が困難になる可能性があります。実際に出金拒否や約定拒否、スリッページなどのトラブルも報告されているので、取引は避けたほうが良いでしょう。
取引額や最低出金額が大きいことや、せっかく利益を得ても国内バイナリーオプションと比べて課税額が大きくなりやすいことなど、初心者にとっては使いにくさを感じる面も多々あります。
ハイローオーストラリアに限った話ではありませんが、詐欺の被害に合うリスクもあるので、海外業者の利用はおすすめできません。反対に、国内業者は金融庁の規制の下運営しているので、トラブルに遭うリスクは低くなるでしょう。1,000円以下の少額からスタートでき、失敗してもチケット購入金額を失うだけなので、リスクもコントロールできます。無料のデモトレードで練習してから本番の取引をスタートできる業者も多いので、初心者でも安心して利用できるはずです。
サービスが充実しており、幅広いユーザーから人気を集めている以下の国内業者での口座開設を検討してみてください。
詳細はこちら
早稲田大学教育学部卒業後、総合保険代理店に入社。個人を対象とした家計相談やライフプランニング、企業向けのリスクコンサルティングをトータルで10年以上経験。 現在は金融分野専門ライター・編集者として複数メディアで活動しており、大手証券会社・保険会社や大手金融メディアでの豊富な執筆実績をもつ。 暗号資産や投資信託、国内株式などによる資産運用も積極的に行っている。
<保有資格>
・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
<ポートフォリオ>
・荒木和音(アラキカズネ)のポートフォリオ
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