バイナリーオプションはハイリスクハイリターンと言われていることから、興味があっても始められないそこのあなた!
そんなあなたにはバイナリーオプションのデモ口座の活用がおすすめです。バイナリーオプションもFX同様にデモ口座を使って、ノーリスクかつスマホで手軽に練習することができます。
この記事では、スマホで始められるバイナリーオプションのデモ口座おすすめ4選や効果的な練習方法を徹底解説するので、BO初心者の方は必見です!
バイナリーオプションをデモトレードで練習するメリット3選!学べることとは?
ここでは、バイナリーオプションをデモ口座で練習するメリットを紹介します。
自分の得意な取引手法を見つけられる
バイナリーオプションをデモトレードで練習するメリットの1つは、自分の得意とする取引手法をリスクゼロで探せる点です。
取引スタイルとは、価格の推移を予測して、上昇か下降かを予測する方法です。
移動平均線やRSIなどのテクニカル指標を利用する方法やニュースや経済指標を分析する方法などがあります。
取引スタイルが固まっていない状態で本番口座を利用すると、取引スタイルの確立までに大きな損失を計上するリスクがあります。
例えば、移動平均線の買いシグナルでエントリーしたのに、その後価格が下落して損切りせざるを得ないといったケースです。
場合によっては資金が枯渇したり、資金の減少によって精神的なストレスがかかったりするため、注意が必要です。
取引スタイルを確立するためには、まずは少額の資金で取引を始めて、徐々に資金を増やしていくのがよいでしょう。また、複数の取引手法を試して、自分に合ったものを見つけることも大切です。
勝てる時間帯を見つけられる
バイナリーオプションのデモ口座を活用すれば、自分にとって勝ちやすい取引時間帯を見つけることが可能です。勝てる時間帯とは、自分の取引手法や戦略で、高い勝率を上げることができる時間帯のことです。
例えば、FXでは、トレンドが発生しやすい時間帯や、レンジ相場になりやすい時間帯が勝ちやすい時間帯と言えます。また、日中は仕事で取引できない人の場合、夜の時間帯が勝ちやすい時間帯になる可能性があります。
勝てる時間帯を見つけるためには、複数の時間帯で取引を試して、自分の勝率が高い時間帯を見つけるのがよいでしょう。また、経済指標やニュースをチェックして、相場の動きを予測することも大切です。
資金管理の重要性を学べる
バイナリーオプションは、ハイリスク・ハイリターンの投資であるため、資金管理が非常に重要です。
デモ口座では、本番口座とは異なり、損失を被っても実際のお金が減ることはありません。
そのため、リスクを気にせず、資金管理を学ぶことができます。
デモ口座で資金管理を学ぶ具体的な方法は、以下のとおりです。
- 一定額の資金を決めて、その範囲内で取引する
- 損切りを徹底する
デモ口座でこれらの方法を練習することで、本番口座で資金管理を実践できるようになるでしょう。
バイナリーオプションのデモ口座を選ぶポイント4選【初心者向け】
最初に、バイナリーオプションのデモ口座の選び方を紹介します。
【優先度高】取引ツールが使いやすいか
バイナリーオプションのデモ口座を選ぶ際には、取引ツールの使いやすさ(見やすさ)が初心者にとって、特に重要です。
例として、以下の2つの業者の取引画面を見比べてみましょう。
> 1つ目がIG証券「バイナリーオプション取引」の取引画面です。
右側の画面上でトレードができるようになっていますが、レートが複数あるため、初心者がここから注文するのは難しそうです。
次が外為どっとコム「外貨ネクストバイナリー」の取引画面です。
IG証券と比較して、どのレートを購入するのにいくら必要なのかが分かりやすいのではないでしょうか。
この画面では、142.404よりもローを625円で購入して、142.404以下のレートになれば1,000円リターンとして返ってくるということです。
そして何枚買うかも画面右で設定するだけで確認することができるため、初心者にも優しい画面設計となっているといえます。
こんなに分かりやすい「外貨ネクストバイナリー」ですが、取引画面上でテクニカル分析までを行うことはできません。
逆に初心者にとっては少し見づらいIG証券「バイナリーオプション取引」では、取引画面でテクニカル分析を同時に行うことができます。
ただIG証券のような玄人向けの取引画面で、初心者の方がテクニカル分析を行うことは難しいため、まずは外為どっとコムやGMO外貨などの分かりやすい取引画面のデモ口座で練習をするのが良いでしょう。
【優先度高】目標(判定)レートの選択肢が多すぎないか
初心者がバイナリーオプションのデモ口座を選ぶ際には、目標レートの選択肢が多すぎないかも注目しましょう。
バイナリーオプションにおける目標レートとは、取引の判定時間に為替レートが到達すると予測するレートのことです。
初心者の方がデモ口座を選ぶ際には、この目標レートの選択肢が5~7つの業者をまずは選びましょう。
「判定レートは多いに越したことはないんじゃないの?」と考える人もいるかとは思いますが、特に初心者にとってはそれは当てはまりません。
目標レートの選択肢が多い場合、細かく相場を分析して判定レートまで到達するかどうかを見極めて選択する必要が出てきます。
目標レートの選択肢が多いということは、その分相場を分析してどのくらいまで上昇するのか、下落するのかを見極める必要があるということです。
そのような取引環境で初心者が取引をしようとすると、「どの判定レートで取引を行えばいいかわからない...」という状況に陥ってしまいます。
まずは初心者の方は目標レートの選択肢が5~7の国内業者のデモ口座で練習するようにしましょう。
通貨ペア数が多いか
バイナリーオプションのデモ口座を選ぶ際には、多くの通貨ペアを取り扱うことができる業者を選ぶことも重要です。これは、通貨ペアが多ければ多いほど、取引の選択肢が増え、リスクを抑えることができるからです。
特に、テクニカル分析を用いた取引では、通貨ペアごとに異なるチャートの形状やタイミングからサインが発生し、それを捉えてエントリーすることが重要です。また、通貨ペアには値動きの癖があり、それを理解して取引することも有効です。GMO外貨やIG証券は多くの通貨ペアを取り扱っています。
さらに対ドルの通貨ペアも取引の選択肢として考慮することで、エントリーのチャンスを増やすことができます。したがって、通貨ペアが多く、対ドルの通貨ペアが取引可能かどうかもデモ口座選びの材料として考慮するようにしましょう。
\取り扱い通貨ペア数は8種類!/
レンジオプションが取引できるか
バイナリーオプションにはラダーオプションとレンジオプションという2つの商品があります。
提供されている商品は基本ラダーオプションで提供しているFX会社が多くなっておりレンジオプションを提供している会社は少ないというのが現状です。
ラダーオプションとは予め選択した目標レートを越えるか超えないかでトレードの判断を行うものです。
とても取引としてはシンプルなルールでもあるため、初心者でもわかりやすいと言えるでしょう。
一方でレンジオプションは2つの目標レートの間で為替レートが推移するかどうかを判断してトレードを行います。
2つの目標レートを利用するのか、1つの目標レートを利用するのかという点で違いがあることや、値動きが大きく出ない場合はレンジオプションでトレードを行い、大きく相場が動きそうな時はラダーオプションでトレードを行うという違いがあります。
ラダーオプションとレンジオプションどちらがいいというのは、ユーザーの取引スタイルにもよりますが、初心者の場合はラダーオプションでまず練習をした方がいいでしょう。
理由としてラダーオプションの場合目標レートが1つでトレードを判断することに対して、レンジオプションは目標レートを2つの間で設定しないといけないという点です。
つまりレンジオプションはそれぞれの通貨ペアにおけるボラティリティをある程度把握してから取引を行わないといけないということになるため、この点を考えると初心者にとってはラダーオプションの方がシンプルでわかりやすい設計といえるでしょう。
ただレンジオプションでもデモトレードを行ってみたい!という方は国内業者の中で数少ない、レンジオプションを提供しているGMO外貨「オプトレ!」がよいでしょう。
\レンジ型オプションで取引するなら/
バイナリーオプションのデモ口座おすすめ4選を徹底比較
ここでは、以下のバイナリーオプションのデモ口座おすすめ4選を徹底比較していきます。
GMOクリック証券「外為オプション」は初心者にもわかりやすい画面
外為オプションのメリット
- ◎ スマホアプリからでもトレードが可能
- ◎ 取引時間が3時間のため他社と比較して少し長めに分析できる
- ◎ 定評がある初心者でもわかりやすい取引ツールを利用できる
外為オプションのデメリット
- △ ラダーオプションのみの取り扱い
- △ 通貨ペアが5種類で通貨ペアが限定的である
- △ バイナリー専用のチャート分析機能がない
GMOクリック証券の「外為オプション」は、取引画面が見やすく、初心者でもわかりやすいシンプルな操作画面となっています。「目標レートの選択」「円高か円安かの予測」「取引枚数の選択と購入」の3ステップで取引が完了するため、スピーディーな取引が可能です。
GMOクリック証券のデメリットは、バイナリーオプションの取引ツールでテクニカル分析ができない点です。テクニカル分析をしたい場合は、別途ツールを用意する必要があります。
さらに、通貨ペア数が5種類と限定的であるため、取扱銘柄以外の通貨ペアや株価指数などを取引したい場合は、他社のバイナリーオプションの利用が必要です。
\わかりやすさを重視するなら/
GMOクリック証券「外為オプション」の口コミ
男性 | 30代 | FX歴1~3ヶ月
非常におすすめできる!
ツールの使いやすさ 4.0
手数料の安さ 5.0
商品数の充実度 5.0
初心者おすすめ度 5.0
取引ツールが直感的に使いやすく、初心者でも安心して利用することができます。取引銘柄が豊富なため、幅広い投資戦略を立てられるのも特徴です。
男性 | 40代 | FX歴1年~2年
大変おすすめできる!
ツールの使いやすさ 4.0
手数料の安さ 4.0
商品数の充実度 4.0
初心者おすすめ度 4.0
分かりやすい操作方法でストレスのない取引ができるため、初心者の方にもおすすめです。
男性 | 30代 | FX歴1年~2年
大変おすすめできる!
ツールの使いやすさ 5.0
手数料の安さ 5.0
商品数の充実度 2.0
初心者おすすめ度 5.0
取引手数料が無料なので利用しやすいのと、GMOクリック証券らしく取引ツールがシンプルで直感的なので、バイナリーオプション初心者の方でも利用しやすいと思います。
GMO外貨「オプトレ!」はレンジ型を取引できる
オプトレ!のメリット
- ◎ 2つのオプションが提供されている
- ◎ ワイドレンジ機能で目標レンジを調整し、トレード戦略を多様化できる
- ◎ デモ取引で練習ができる!
- ◎ 8分割チャートを利用することでチャンスがありそうな通貨ペアを瞬時に判断できる
オプトレ!のデメリット
- △ テクニカル分析を行うことができない
- △ 選択可能な目標レートの数が他社対比若干少ない
GMO外貨が提供するバイナリーオプション「オプトレ!」の特徴は、レンジ型オプションでの取引が可能という点です。多くの国内FX会社がラダー型のみの提供である一方、レンジ型が利用できるのはGMO外貨の大きなメリットといえるでしょう。
また、通貨ペアも8種類用意されているため、幅広い選択肢から市況や自分にマッチした通貨を選んで取引できます。
デメリットは、バイナリーオプションの取引画面からではテクニカル分析ができない点です。テクニカル分析をしたい場合は、ツールを別途用意する必要があります。
また、ニュースや経済指標を取引画面上でチェックできないのも、マイナスポイントです。ただし、ニュースは速報のみ取引画面上部に表示されるため、そこからニュース画面に飛ぶことで内容を確認できます。
\レンジ型オプションで取引するなら/
GMO外貨「オプトレ!」の口コミ
男性 | 30代 | FX歴半年~1年
非常におすすめできる!
ツールの使いやすさ 4.0
手数料の安さ 4.0
商品数の充実度 4.0
初心者おすすめ度 5.0
シンプルな取引画面と仕組みであったため、慣れれば取引しやすいと感じました。注文で画面をタップするとすぐに取引ができる点もスピード感あって良いと感じました。
男性 | 50代 | FX歴5年以上
おすすめできる!
ツールの使いやすさ 4.0
手数料の安さ 5.0
商品数の充実度 5.0
初心者おすすめ度 3.0
利用している理由は、やはりスマホからの取引がスムーズにできるからです。また、締切時間の1分前まで取引が可能なところもおすすめのポイントです。
男性 | 30代 | FX歴半年~1年
おすすめできる!
ツールの使いやすさ 4.0
手数料の安さ 4.0
商品数の充実度 3.0
初心者おすすめ度 5.0
初心者でもとてもやりやすいと思います。ギリギリまで買うか捨てるか選択出来ますし、通貨ペアもとても多いです。取引ツールもワイドレンジもあるので初心者の自分でも使いやすかったです。
楽天証券「らくオプ」は楽天ポイントを利用したい方におすすめ
らくオプのメリット
- ◎ 楽天ポイントが利用可能なため、実際の資金を入金せずとも取引を行うことができる
- ◎ デモ口座が提供されているため、デモで練習してから取引を行うことが可能
らくオプのデメリット
- △ レンジオプションがなくラダーオプションのみ提供されている
- △ 楽天ポイントでも期間限定ポイントは利用不可
- △ 取引で楽天ポイントを得ることができない
楽天証券のバイナリーオプション「らくオプ」の特徴は、楽天ポイントを利用して取引できる点です。お金を使わずバイナリーオプションができるため、リスクを抑えながら投資を始められます。
デメリットとしては、シンプルな取引画面であることから、中上級者には物足りなく感じてしまう点が挙げられます。情報量が少ない取引ツールなので、ほかの分析ツールと併用して利用するとよいでしょう。
\楽天ポイントで取引するなら/
楽天FX「らくオプ」の口コミ
男性 | 40代 | FX歴1~3ヶ月
非常におすすめできる!
ツールの使いやすさ 4.0
手数料の安さ 4.0
商品数の充実度 4.0
初心者おすすめ度 5.0
モバイルに対応したユーザーエクスペリエンス、商品の多さと、楽天の信頼ブランドで総合的に満足しています。手数料も低いため、取引コストを抑えることができます。
男性 | 30代 | FX歴3年~4年
大変おすすめできる!
ツールの使いやすさ 5.0
手数料の安さ 4.0
商品数の充実度 4.0
初心者おすすめ度 5.0
普段の買い物でポイントが貯まり、そのポイントで取引が出来るのは現金を使わないでトレードが出来るので、とても良いなと感じました。ラダーオプションのみ、かつ取引画面も見やすいので初心者には良い口座だと思います。
女性 | 50代 | FX歴1年~2年
大変おすすめできる!
ツールの使いやすさ 5.0
手数料の安さ 5.0
商品数の充実度 3.0
初心者おすすめ度 5.0
らくオプはトータルで非常に満足しています。理由としては、とにかくシンプルで初心者向きだからです。余計な機能がなく、取引画面が見やすく、投資しやすいというのが良いです。さらに楽天ポイントのみで投資をできることも満足感が高いポイントです。
IG証券「バイナリーオプション」は中上級者のトレーダーにおすすめ
IG証券のメリット
- ◎ FXだけでなく株価指数やコモディティ等までバイナリーオプションで取引することが可能
- ◎ 通貨ペアが豊富にあり他社と比較しても圧倒的な取り扱い通貨ペア数となっている
- ◎ 目標レートも豊富に設定されており、ユーザーの相場感が活かせるプラットフォームとなっている
IG証券のデメリット
- △ 取引画面が初心者ではわかりにくく慣れるまで時間がかかる可能性がある
- △ 選択肢が広すぎることから、初心者では目標レート等定めることが難しく、上級者向けのツールとなっている
- △ 口座開設までに時間がかかることが多くすぐに取引を行うことができない
IG証券の「バイナリーオプション」に向いているのは、「中上級者でFXに慣れているトレーダー」です。なぜかというと、IG証券のバイナリーオプションの場合、FX以外にも株価指数や金、原油といった幅広い商品を取り扱えるからです。
また、取引画面が若干玄人向けのデザインとなっていることから、取引初心者よりも中上級者のトレーダーに適した取引環境といえます。
上記画像は、IG証券のバイナリーオプションの取引画面です。FXの通貨ペアは7種類あり、日本人トレーダーに人気のある通貨ペアが一通り揃っている環境です。
そのほかにも、IG証券には「権利行使価格の選択肢が広い」という特徴があります。権利行使価格とは、ペイアウト(利益の払い戻し)を受けとるための条件となる価格のことです。「目標レート」とも言います。
上の画像の右側に表示されている権利行使価格は、すべて取引可能です。ペイアウト倍率が小さくても近いレートで取引したい場合や、大きな値動きが発生するものと考え、遠く離れたレートを選択して取引することも可能です。
- ペイアウト額が購入金額の何倍かを示した値
\FXに慣れているトレーダー向け/
バイナリーオプションの効果的な練習方法
次に、バイナリーオプションの効果的な練習方法について解説します。
オプションの種類を選択する
最初に、オプションの種類を選択します。ラダー型とレンジ型がありますが、初心者の人はシンプルな取引であるラダー型から始めてみるのがよいでしょう。レンジ型はバイナリーオプションに慣れてから試すのがおすすめです。
目標レートを選択する
バイナリーオプションでは、権利行使価格(目標レート)の選択が重要です。一般的に、目標レートとエントリー時の為替レートが近いほどペイアウト倍率は低下し、離れているほどペイアウト倍率は高くなります。
目標レートの選択が難しいと感じるようであれば、1つの目標レートだけで取引できるサービスもあるため、最初はそうしたサービスを利用して取引経験を積んでいくとよいでしょう。
目標レートを自分で設定して取引するのは、バイナリーオプションに慣れ、どのくらいの値幅が出やすいのか予測できるようになってからでも遅くありません。
シナリオを描いてエントリーする
次に、テクニカル分析を用いてどのように為替レートが変動するのか予測してみましょう。この分析では、値幅や相場の方向性などを考える必要があります。
バイナリーオプションでは、2時間、3時間、1日といったように、取引時間が分かれているのが一般的です。2時間程度であればファンダメンタルズ分析よりテクニカル分析が中心となるため、テクニカル分析を軸に勉強するとよいでしょう。
また、テクニカル分析を活用してシナリオを考える場合、「ダマシ」に注意が必要です。ダマシとは、テクニカル分析の定石と逆の値動きをする状態を意味します。テクニカル分析を教科書通り実践しても、なかなか勝てないのはこのダマシが原因の1つです。
取引記録を残す
取引をした後は、取引記録を残すことが大切です。なぜかというと、すべての取引は生きた教材であり、今後の取引の改善につながるものが多分に含まれているからです。
具体的には、取引内容の詳細やシナリオの描き方などをメモしておきましょう。短期的な効果は現れにくいかもしれませんが、スランプに陥ったときなどに記録を読み返してみると、過去の経験からスランプ脱出のヒントが見つかる可能性があります。
検証して次に活かす
取引が完了した後は、検証して次に活かすようにしましょう。取引の成功や失敗にかかわらず、「なぜこのシナリオで利益が出たのか」「どうして損失が発生したのか」といった点を振り返る意識が重要です。
例えば、たまたま出た利益とシナリオ通りに推移して出た利益とでは、意味が異なります。取引の成功を一括りに「成功」と片付けないためにも、検証作業は欠かさず実施しておきたいものです。
それぞれの取引を記録し、検証して次に活かす。このステップを繰り返し、バイナリーオプション取引に必要な考え方やスキルを着実に身につけていきましょう。
バイナリーオプションをデモトレードで練習するデメリットとその解決策とは?
デモ口座で練習することは、バイナリーオプションの基礎を学ぶためには非常に有効な手段です。
しかし、実際の取引とは異なる環境で練習することによるデメリットを理解しておくことも重要です。
実際の取引とは異なる環境で練習することになる
デモ口座で練習する場合、実際の取引とは異なる環境で練習することになるため、注意が必要です。
損失による心理的負荷の違い
デモ口座では、損失は仮想資金で負担するため、損失を恐れずに取引を行うことができます。しかし、本番口座では、損失は実際の資金で負担するため、損失を恐れて慎重な取引を行ってしまう可能性があります。
そのため、デモ口座で練習する際は、損失を恐れずにリスクの高い取引をしてしまう可能性があることを認識しておきましょう。
取引環境の違い
バイナリーオプションの本番口座とデモ口座では、取引環境が多少異なるケースがあります。業者によっては本番取引と全く同じ仕様のツールを利用できる場合もありますが、なかには機能を一部限定したデモ体験を提供する業者も存在します。
デモ口座を利用する際は、本番口座と同じ取引環境が提供されているか、そうでなければ本番口座とどのような違いがあるのかを事前に確認しましょう。
実際の取引で得られる利益や損失を体験できない
デモ口座で練習すると、実際の取引で得られる利益や損失を体験できないため、リスク管理や資金管理のスキルが身につきにくくなります。
リスク管理とは、取引において損失を最小限に抑えるための方法です。
資金管理とは、取引において利益を最大化するための方法です。これらのスキルは、実際のお金を使って取引を行うことで、感覚的に身につけることができます。
デモ口座で練習するだけでは、実際の取引における緊張感や興奮感を味わえません。そのため、デモ口座での成績とリアル口座での成績には大きな差が生じる可能性があります。
このデメリットを解決するには、デモ口座と同じ条件で少額のリアル口座を開設し、実際のお金を使って取引を行うことが有効です。
例えば、デモ口座で1回の取引に1000円を使っている場合、リアル口座でも1回の取引に1000円を使うようにします。
このようにすることで、デモ口座での練習とリアル口座での取引の感覚を近づけることができます。また、少額のリアル口座であれば、損失が大きくなるリスクも低くなります。
バイナリーオプションのデモトレードのやり方を解説!効果的な練習方法とは?
ここでは実際にバイナリーオプションのデモトレードのやり方を解説していきます!
今回は初心者にもわかりやすい取引画面で定評のある、GMOクリック証券「外為オプション」で取引を行ってみます。
バイナリーオプションのデモトレードのやり方は、以下の流れです。
公式サイトから取引画面にアクセス
まずはGMOクリック証券の公式サイトから、「外為オプション」の取引画面にアクセスしてログインします。
取引する通貨ペアを選ぶ
取引画面にログインしたら、次に取引する通貨ペアを選びます。
今回はUSD/JPY(米ドル円)を選択しました。
目標レートを選び、判定時のレートがそれより上か下かを予測する
次に目標レートを選び、判定時のレートが目標レートよりも、上か下かを予測します。
今回は143.470円を目標レートに設定し、それよりも判定時のレートはハイ(円安)であると予測しました。
予測に使ったバイナリーオプションツールが気になる方はこちらの記事も読んでみてください!
購入口数を指定して購入し、判定時間まで待つ
画面右下の取引枚数から自分が買いたいチケットの購入枚数を指定して、購入します。
今回は同じ条件でチケットを10枚購入したので、購入額は883円×10(枚)で8830円となります。
購入口数に応じた金額(ペイアウト)を受け取る
判定時間(満期)になったら、購入口数に応じた金額(ペイアウト)を受け取ることができます。
今回は予測を当てることができたので、ペイアウトを受け取ることができました!
これによって、10000円(ペイアウト総額)-8830円(チケット購入代金)=1170円を利益として受け取ることができます!
【注意】バイナリーオプションのハイローのデモ口座はおすすめしない?金融庁から警告も!
バイナリーオプション初心者の方の中には、「ペイアウト率が高い」「簡単に利益を得られる超短期30秒取引がある」ときいて、ハイローオーストラリアで取引を始めてみようと考えている方もいるのではないでしょうか?
ハイローオーストラリアは、オーストラリアの金融商品取引ライセンスを持つ業者で、日本の居住者に対してバイナリーオプション取引を提供しています。
しかし、この業者は日本で金融商品取引法の登録を受けていません。そのため、ハイローオーストラリアとの取引でトラブルが生じた場合、日本の法律や制度の保護を受けることができません。
バイナリーオプションは、専門知識や高度なリスク管理が必要な難しい金融取引です。短期間に繰り返し取引した結果、多額の損失を被るおそれがあります。
ハイローオーストラリアは、デモ口座を利用してバイナリーオプション取引の練習ができると宣伝していますが、デモ口座と実際の取引では条件が異なる場合があります。デモ口座での成績が実際の取引での成績を保証するものではありません。
金融庁や関東財務局は、ハイローオーストラリアを含む海外無登録業者との取引に対して、注意喚起や警告を行っています。バイナリーオプション取引を行う場合は、金融商品取引法の登録を受けている業者を選ぶことが大切です。
◾️公的機関による金融庁に無登録の国内・海外FX業者への主な注意喚起・トラブルの紹介
金融庁「投資被害にご注意ください」
金融庁「オイシイ投資話にご注意を!」
金融庁「無登録業者との取引は要注意!! ~ 無登録業者との取引は高リスク ~」
国民生活センター「儲かってるのに出金できない!?海外FX取引をめぐるトラブルにご注意」
消費者庁「無登録業者との外国為替証拠金取引(FX)にご注意ください!」
国民生活センター(越境消費者センター)「(12)海外FX取引やバイナリーオプション等の外国為替取引に関する相談」
福岡市 消費生活センター「FX投資で簡単に高収入!?(令和5年6月22日掲載)」
伊奈町消費生活センター「安易な外国為替証拠金取引(FX)にご注意を!」
財務省 関東財務局「無登録で金融商品取引業等を行っている者に対する警告」
財務省 関東財務局「海外に所在する無登録業者とのFX取引等にご注意ください!」
財務省 関東財務局「海外無登録業者にご注意ください」
財務省 関東財務局「海外に所在する無登録業者によるFX取引等の勧誘等に注意!」
証券取引等監視委員会「無登録業者・無届募集等に対する裁判所への禁止命令等の申立ての実施状況」
バイナリーオプションのデモ口座に関するFAQ
最後に、バイナリーオプションのデモ口座に関するよくある質問とその回答を紹介します。
- 土日(休日)でも利用できるバイナリーオプションのデモ口座はある?
- 国内のFX会社が提供するデモ口座の場合、土日には取引できません。為替市場は土日が休場となるため、レートが配信されないためです。
一方、海外FX業者のなかには、土日でも仮想通貨を利用したバイナリーオプション取引が可能です。ただし、日本国内の許認可を受けていない業者の可能性もあるため、初心者は利用を避けたほうがよいでしょう。
- バイナリーオプションのデモだと勝てるのにリアルで勝てない理由は?
- デモでは勝てるのにリアルで勝てない理由としては、心理的な負荷が異なる点が考えられます。
デモ口座では仮想資金で取引することから、損失を出しても精神的なダメージはほとんどありません。一方、本番口座だと取引によって自己資金が増減するため、大きなプレッシャーがかかります。
デモ取引にはない心理的な負荷が本取引にあることを認識したうえで、本取引では欲や感情のコントロールを意識することが大切です。
- 登録不要で利用できるバイナリーオプションのデモ口座はある?
- 国内のFX業者が提供するデモ口座の場合、基本的に登録の必要はありません。業者の公式サイト上で、気軽にデモ取引を体験できます。
- MT4でバイナリーオプションのデモ取引はできる ?
- 残念ながら国内のFX会社では、MT4を用いたバイナリーオプション取引はできません。ただし、FXの口座を通じてMT4を使用し、分析に活かすことは可能です。
MT4を利用したい場合は、OANDA JAPANやFXTFなどのFX業者の口座開設を検討してみましょう。
- バイナリーオプションをするなら国内業者と海外業者、どっちがおすすめ?
- バイナリーオプションを始める場合、基本的には国内業者を通じた取引がおすすめです。なぜかというと、国内FX業者は日本の金融庁の規制を受けていることから、信頼性や安全性が海外業者と比べて高い傾向にあるからです。
まずは国内FX業者のなかから自分に合う業者を探し、取引をスタートしてみるとよいでしょう。
詳細はこちら
学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。その後coincheckで仮想通貨取引所のトレーダーを経験し、NYのブロックチェーン関連のVCを経て、金融コンサルティングを中心としたCWC株式会社を設立。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有。
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