ETCカードは審査なしで持てる！無料で即日発行する方法

ETCカードを審査なしで発行したいという人は多いのではないでしょうか。

クレジットカード付帯のETCカードなら審査がありますが、高速道路会社が発行する「ETCパーソナルカード（年会費：税込1,257円）」なら、審査なしで発行することができます。

この記事では、審査なしで発行できるETCパーソナルカードの特徴や、審査が不安な人にもおすすめの、ETCが付帯できるクレジットカード13枚を紹介します。

目次

ETCパーソナルカード（ETCパソカ）は審査なしで持てる！

ETCパーソナルカードとは、クレジットカードを持っていない人が、与信審査（支払能力や信用情報などの審査）なしでETCカードを作る、唯一の手段です。

ここでは、ETCパーソナルカードの特徴や注意点について、分かりやすく解説します。

ETCパーソナルカードとは、クレカなしで作れる唯一のETCカード

ETCパーソナルカードとは、NEXCOをはじめとする各地域の高速道路会社が発行するETCカードで、クレジットカードのような与信審査なしで発行できるカードです。

ETCパーソナルカードでは審査の代わりに、「16歳以上であること」「反社会勢力との関わりがないこと」といった、ETCパーソナルカードの利用規約を満たしているかどうかの確認が行われ、申込条件を満たしていれば、収入や信用情報にかかわりなく発行できます。

ETCパーソナルカードは16歳から申込みできる

ETCパーソナルカードは16歳から申し込めるので、未成年でもETCを使えます。

クレジットカード付帯のETCカードは、成人年齢である18歳を超えていないと申込みできないので、未成年でETCカードが必要な人はETCパーソナルカード一択です。

ただし、未成年者が申し込む場合は親権者の同意が必要です。

また、外国籍の人でも、日本国内に住んでおり、住所を住民基本台帳（日本に住む人の個人情報をまとめた公的な記録）に登録していれば申込みできます。

申込みの際は、在留カードや住民票などの書類を提出する必要があります。

ETCパーソナルカードの作り方は郵送で申し込む方法のみ

ETCパーソナルカードの申込み方法は書類の郵送のみなので、書類のプリントや送付の手間がかかります。クレジットカードのように、ネットですぐに申し込むことはできません。

ETCパーソナルカードが届くのは「デポジットの入金からおよそ2週間後」で、発行までに時間がかかるので、すぐに作りたい人にはおすすめできません。

ETCパーソナルカードとクレジットカード付帯のETCカードの違い

ETCパーソナルカードは、審査がない、年会費（税込1,275円）がかかるなど、クレジットカード付帯のETCカードと異なる点がいくつかあります。

審査の有無が違う | 審査なしで発行できるのはETCパソカ

ETCパーソナルカードは審査なしで発行できますが、クレジットカード付帯のETCカードは審査が必要です。

ETCパーソナルカードはあらかじめデポジットを預ける仕組みのため、利用者の返済が滞ったり、踏み倒そうとされたりしてもデポジット分は回収できます。よって、審査なしでの発行ができています。

一方、クレジットカード付帯のETCカードは、そもそもクレジットカードの審査に通らないと発行できません。通常のクレジットカードと同様、後払いの仕組みであるため、返済能力に問題ないか審査が必要だからです。

審査なしでETCカードを作りたければ、ETCパーソナルカードを申し込みましょう。

発行にかかる費用が違う | ETCパソカは年会費が1,257円（税込）かかる

カードの発行にあたって、ETCパーソナルカードは年会費が1,257円（税込）かかりますが、クレジットカード付帯のETCカードは年会費無料の場合が多いです。

クレジットカード付帯のETCカードは、クレジットカードの年会費やお店・サービスからの利用手数料による収益があるため、ETCカードの運営に必要な費用をまかなえて無料にすることができています。

ETCカードを無料で持ちたければ、クレジットカード付帯のETCカードを利用するとよいでしょう。なかにはエポスカードやライフカードのようにクレジットカードとETCカードのどちらも年会費が無料なカードもあります。

ETCパーソナルカードはクレジットカード会社が得られるような収益がないので、カードの発行費用や運営にかかる費用を年会費からまかなわなければいけません。そのため年会費が設定されています。

発行にかかる期間が違う | 即日で発行できるのはクレカ付帯のETCカードのみ

ETCパーソナルカードはデポジットの入金から、カード本体が手元に届くまで、2週間ほどかかります。一方、クレジットカード付帯のETCカードは、最短即日で発行できるものがあります。ただし、すべてのクレジットカード付帯のETCカードが最短即日で発行できるわけではありません。手元に届くまでには、1～2週間ほどかかります。

できるだけ早くETCカードがほしいのであれば、クレジットカード付帯のETCカードを選ぶのがおすすめです。

デポジットの有無が違う | ETCパソカは「デポジット」の預け入れが必要

ETCパーソナルカードを利用するためには、与信審査の代わりに「デポジット」の預け入れが必要です。

デポジットとは簡単に言うと、利用者が「後払い」で請求されるETC料金を支払えなかったり、踏み倒そうとした場合などに没収される保証金です。

ETCパーソナルカードが審査なしで後払いできるのは、このデポジット（保証金）のおかげです。

デポジットの金額は申込み者が選択できますが、ETCパーソナルカードの公式サイトは「（高速道路の）平均利用月額の4倍」の預け入れを推奨しています。

余裕を持ったデポジットの預け入れが推奨されているのは、支払い待ちの残高がデポジットに達すると、ETCパーソナルカードを一時的に利用できなくなるためです。

クレジットカード付帯のETCカードであればデポジットは不要なので、お金の預け入れをしたくない人に向いています。

審査が不安な人におすすめのETC付帯可能なクレジットカード13選

審査に通るか心配な人におすすめできるETCカードを付帯できるクレジットカードは、以下のとおりです。

クレジットカードごとに、ETCカードの発行にかかる期間や年会費、発行スピードやポイント還元率に違いがあります。それぞれの特徴を説明するので、自分に合ったクレジットカードを探してみてください。

三井住友カード（NL）は最短10秒でデジタル発行ができる

三井住友カード（NL）のETCカードはVポイントが貯められるETCカードで（還元率0.5%）、年会費は初年度無料、2年目も前年に1回使えば無料になる（通常は税込550円）ため、実質無料で使えます。申込みから手元に届くまで2週間ほどかかります。

また、三井住友カード（NL）本体は、申込みから最短10秒でカード番号が発行されるため、すぐにネットショッピングや街中のお店で使えます。

なお、街中のお店で使う場合はApple PayやGoogle ウォレットに登録する必要があります。

三井住友カード（NL）の公式サイトから申し込む

Oliveフレキシブルペイは人気急上昇中のオールインワンカード

OliveフレキシブルペイのETCカードは、三井住友カード（NL）と同様、実質無料で持てるカードで、初年度無料・前年に一度でも利用すれば翌年無料です。

Oliveフレキシブルペイはクレジットカード・キャッシュカード・デビットカード・ポイントカードの4つの機能が1枚になったカードです。それぞれの機能のカードを持つ必要がなく、財布を軽くすることができます。モードの切り替えは、三井住友銀行アプリから選べます。

Oliveフレキシブルペイの公式サイトから申し込む

イオンカードセレクトは年会費無料&車両損傷お見舞金制度を付帯

イオンカードセレクトのETCカードの特徴は、最短翌日で発送されるというスピードの早さです。できるだけ早くETCカードを受け取りたい人におすすめです。

さらに、ETCカードには嬉しい見舞い金制度が付帯します。ETCゲートで開閉バーにぶつかり、車両を損傷すると、年1回一律5万円分が受け取れます（「車両損傷お見舞金制度」）。

イオンカードセレクト本体もETCカードも年会費無料です。年会費無料かつ、すぐにETCカードがほしい人は、イオンカードセレクトをおすすめします。

イオンカードセレクトの公式サイトから申し込む

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードはETCカードも即日発行できる

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードのETCカードは、発行手数料も年会費も無料です。

また、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードは最短5分でカード番号を発行できます。申込み後すぐにデジタルカードが発行され、オンラインショッピングや電子マネー決済ができるようになります。

今すぐクレジットカードを使いたい人におすすめの1枚です。

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードの公式サイトから申し込む

プロミスVisaカードは在籍確認が原則なしで発行できる

プロミスVisaカードのETCカードは年会費550円（税込）ですが、前年に一度でも利用すれば翌年無料になります。初年度も無料なので、毎年1回使えば年会費は実質無料です。

また、プロミスVisaカードは原則、在籍確認をされずにカードを発行できます。勤務先にバレるリスクをできるだけ避けながらクレジットカードを作りたい人は、プロミスVisaカードを選びましょう。

プロミスVisaカードの公式サイトから申し込む

エポスカードはETCカードも年会費永年無料

エポスカードは、ETCカードを手数料・年会費が無料で付帯できるカードです。

魅力は、カラオケ ビッグエコーや、居酒屋チェーンの魚民、旅行予約サイトのHISなどを含む、1万店舗以上の場所で割引・ポイントアップといった優待が受けられることです。

旅行や日帰りでレジャー施設に遊びに行くなど、車を使ってアクティブに行動することが多い人は、エポスカードがおすすめです。

エポスカードの公式サイトから申し込む

ライフカードは18歳以上で電話連絡が可能な人なら誰でも申し込める

ライフカードのETCカードは、年会費（税込1,100円）が初年度無料で、年に1度でも使えば翌年も無料です。

ライフカードの特徴は、18歳以上で電話連絡ができる人なら誰でも申し込める点にあります。さらに、独自の審査基準を設けているため、他のクレジットカードの審査に落ちた人でも通る可能性があります。

クレジットカードの審査に不安がある人は、ライフカードに申し込んでみるとよいでしょう。

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楽天カードはETC利用で楽天ポイントが100円（税抜）につき1ポイント貯まる

楽天カードは、クレジットカードの利用でいつでも1%還元が受けられるお得なカードですが、ETCカードの利用でも同様に1%還元でポイントが貯まります。

楽天カードは、楽天市場での買い物に使えばさらにポイント還元率があがり、3.0%にまでアップします。

楽天市場で買い物する機会が多いなら、楽天カードを選ぶべきです。

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JCB CARD WはJCBが発行するお得なプロパーカード

JCB CARD WのETCカードは、年会費も新規発行手数料も無料です。また、ポイント還元率も1.0%と高く、非常にお得といえます。

JCB CARD WはJCBが発行する18～39歳限定のプロパーカードです。いつでもポイント2倍の1.0%となるだけでなく、Amazonやセブンイレブンなどの特約店で利用するとポイント還元率が最大10.5%にまで上がります。

特約店を使う機会が多い人であれば、JCB CARD Wはぴったりです。

JCB CARD Wの公式サイトから申し込む

dカードはENEOSやコスモ石油でお得にポイントが貯まる

dカードのETCカードは、前年に一度でも利用実績があれば年会費が無料になります。初年度も無料なので安心してください。

また、dカードは、ENEOSでdカードを提示すると、2Lの給油につき1ポイントもらえたり、コスモ石油でも200円（税込）につき1ポイントもらえたり、ガソリンスタンドでお得にポイントが貯まります。

特約店のガソリンスタンドやレンタカーなどを利用することが多いなら、dカードがおすすめです。

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リクルートカードは還元率が常時1.2%

リクルートカードのメリットは、通常のポイント還元率が常に1.2%である点です。クレジットカードはもちろん、ETCカードの利用でも1.2%還元です。

一般的なクレジットカードのポイント還元率の相場は0.5～1.0%なので、1.2%還元は高いことがわかります。

どんなお店・サービスでもお得に買い物したい人は、リクルートカードを申し込みましょう。

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三菱UFJ VIASOカードのETCカードは利用額に関わらず年会費が永年無料

三菱UFJ VIASOカードは、ETCカードを完全に無料で付帯できるカードです。多くのETCカードは、前年に利用実績がないと年会費がかかりますが、三菱UFJ VIASOカードなら、一度も使わなくても無料です。

さらに、三菱UFJ VIASOカードのETCカードであれば、利用金額に対して通常の2倍（1.0%）のポイントがもらえます。

高速道路をまったく使わない年があるかもしれない人は、三菱UFJ VIASOカードを選ぶとよいでしょう。

三菱UFJ VIASOカードの公式サイトから申し込む

PayPayカードはPayPayユーザーにおすすめなクレカ

PayPayカードのETCカードは、利用金額に対して1.0%のポイントがもらえます。高速道路をお得に利用可能です。

また、PayPayカードをPayPayの支払い方法に設定して利用すると、ポイント還元率が1.5%にまで上がります。ただし、30回・10万円以上の利用と、前月の利用が条件です。

PayPayをよく使う人であれば、PayPayカードを作っておくのがおすすめです。

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家族カード付帯のETCカードなら審査なしで作れる

家族で、すでにクレジットカードを持っている人がいる場合、家族カードを発行してもらい、家族カード付帯のETCカードを発行すると、審査なしで作れます。

家族カードは、クレジットカードの本会員の家族に発行できる追加カードです。本会員とほとんど同じサービスを受けられるため、ETCカードも利用できます。

ただし、注意点として、利用履歴が本会員にバレてしまうことなどが考えられます。

ETCパーソナルカードを利用するうえでの注意点

ETCパーソナルカードの使い勝手は、クレジットカード会社が発行するETCカードとは異なることも多いです。ここからは、ETCパーソナルカードを利用するうえで知っておきたい注意点やデメリットについて解説します。

支払い待ちの残高がデポジットを超過すると利用停止となる

ETCパーソナルカードは、支払い待ちの残高がデポジット（＝利用限度額）に達すると、自動的に利用停止となります。

「いつもより多く高速道路を利用したときに、限度額オーバーでETCのバーが上がらなかった」という事態を防ぐため、余裕のあるデポジットの預け入れが推奨されています。

以前は支払い待ちの残高が「デポジットの80%」に達したときからカードを利用できなくなっていました。2023年3月以降は、支払い待ちの残高が「デポジットの100%」に達するまで、利用停止となることはありません。

料金の引き落としに失敗した場合も利用停止の対象に

口座残高が少なく、ETCカードの請求額を下回って引き落としに失敗した場合も、利用できなくなることがあります。

この場合はETCパーソナルカードから届く発払込用紙を使い、コンビニエンスストアなどで支払いを行う必要があります。

延滞を続けると、強制解約扱いとなりデポジットが回収される可能性がありますので注意してください。

クレヒス（信用情報）を積むことはできない

ETCパーソナルカードは、与信審査を行わないカードです。

そのため、個人信用情報機関とのかかわりもありません。

発行の際に信用情報が確認されない代わりに、ETCパーソナルカードを使ってもクレジットヒストリー（信用情報）を積むことはできませんので注意してください。

つまり、ブラック状態の方がETCパーソナルカードを継続的に利用しても、信用情報が向上することはありません。

すでにクレジットカードを持っているなら無料でETCカードを作れる可能性あり

すでにクレジットカードを持っている場合、デポジットや年会費が必要なETCパーソナルカードではなく、クレジットカード会社が発行するETCカードを無料で利用できる可能性があります。

多くのクレジットカードは追加カードとしてETCカードを発行できる

多くのクレジットカードは「追加カード」としてETCカードを取り扱っています。

たとえばイオンカード（WAON一体型）の会員であれば、イオンカードが発行するETCカードを取得できます。ETCカードを利用した分の請求は、本カード（上の例であればイオンカード）の請求と同時に行われます。

なお、クレジットカード会社の場合、「クレジットカードを作らずに、ETCカードのみを作る」ことはできません。

イオンカードセレクトWAON一体型の申込みはこちら

クレジットカード会社のETCカードには所定の審査が必要な場合も

すでにクレジットカードを持っている状態でETCカードの発行を申請する場合、所定の審査が行われることが多いです。

直近クレジットカードの支払い滞納など、金融事故があるとETCカードを発行できない場合があるため注意してください。

ETCカードの発行には、所定の審査があります。審査の結果、ETCカードの発行をお断りする場合がありますのであらかじめご了承ください。

引用：三井住友カード公式サイト

またETCカードは、各クレジットカード会社のインターネット会員サービスや電話により申し込めることが多いです。

クレジットカードとETCカードの同時申込みも可能

多くのクレジットカード会社は、クレジットカードとETCカードの同時申込みにも対応しています。

クレジットカードの審査に通過できない、あるいはクレジットカードを作りたくないといった事情がなければ、この方法でETCカードを作ると良いでしょう。

これはETCパーソナルカードと違い、クレジットカード会社のETCカードは「デポジットが不要」かつ「年会費が無料、もしくはETCパーソナルカードより安価」であるためです。

また、インターネットで簡単に申込みができるというのも、アドバンテージの一つです。

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ETCカードに関するよくある質問と回答

審査なしで発行できるETCカードのよくある質問をまとめました。カード選びの参考にしてください。

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  著者 NETMONEY（ネットマネー）編集部