NFT関連の銘柄としておすすめの暗号資産は、イーサリアム(ETH)とエンジンコイン(Enjin/ENJ)です。NFTマーケット大手のCoincheck NFTとOpenSeaでは、現在ほとんどの作品がイーサリアム(ETH)で売買されています。エンジンコイン(Enjin/ENJ)はすでにプラットフォームが開発され、大手企業との提携も進んでいる実績十分の仮想通貨です。
また、NFT自体を売買できるおすすめのNFTマーケットは、コインチェック - Coincheck NFTです。 Coincheck NFTは、国内大手の暗号資産(仮想通貨)取引所であるコインチェックが2021年3月24日にリリースしたNFTマーケットで、ゲーム内のアイテムやトレーディングカードを売買することが可能です。
この記事では、NFTとは一体どういうものなのか?収益を得る方法や投資しておきたい関連銘柄の暗号資産(仮想通貨)などを分かりやすく解説していきます。暗号資産(仮想通貨)と関わりが深いNFTですが、アートや音楽・ゲームなど、身近なコンテンツに広がりを見せています。
この記事の要点
- NFTとは「Non-Fungible Token」の略語で、非代替性のトークンのこと
- 売買を行うには、暗号資産(仮想通貨)取引所の口座開設が必要
- NFT自体の売買にはイーサリアム(ETH)が必要
- NFTに関連銘柄が複数ある
- NFTに関連する銘柄を国内取引所で買うならコインチェックがおすすめ!
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そもそもNFTとは?わかりやすく解説
「NFT」とは、「Non-Fungible Token」の略語で、非代替性のトークンのことです。
NFTはデータ管理にブロックチェーンの技術を使うことで、データの改ざんができず、他の物を代替したり、同じものを複製して代わりにすることができません。
簡単にいうと、NFTは今まで違法コピーなど無法地帯化していたデジタル作品について、それぞれが所有することができる=「デジタル所有権」を持つことができる技術ということです。
これは音楽や動画、デジタルアートなど多岐に渡る分野に影響を与えており、世界中から注目されています。
何故なら、普通に行われていた物の売買がデジタルでも可能になり、大きなビジネスチャンスに繋がるからです。
代替性トークンと非代替性トークンの違い | |
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代替性トークン FT(Fungible-Token) |
暗号資産(仮想通貨)など、不特定多数の者に対して代替できるもの。 料金を支払うのに使用したり、換金することができる。フィジカルでのお金と同様に、固有物として所持することはできない。 |
非代替性トークン NFT(Non-Fungible Token) |
「非」代替性のため、オリジナルとして唯一無二の価値を持つことができ、デジタル資産として所有することができる。 また、暗号資産に使用している技術を用いているので、暗号資産のメリット(コピー・改ざん不可能)も適応される。 |
つまり、NFTは非代替性をもっているものを指し、これまで仮想通貨が実現できなかった非代替性、唯一性を実現できるところに大きな特徴と進歩があります。
ちなみに、仮想通貨で一番有名なビットコインはファンジブル・トークン(FT)であり、代替可能なトークンです。
- トークンとは?
- 暗号資産(仮想通貨)業界では一般的に、既存のブロックチェーン技術を利用して発行された仮想通貨のことを指して「トークン」と呼びます。
- ブロックチェーンとは?
- 主に暗号資産(仮想通貨)のデータ管理に使われている技術。ブロックチェーンは書き換えや改ざんがほぼ不可能と言われており、現在では様々な分野でその技術が使われている。
国内取引所で購入できるNFT関連の暗号資産(仮想通貨)2選
ここでは、具体的に投資しておきたいNFT関連の銘柄としておすすめの暗号資産を紹介します。いずれもすでに注目されており、時価総額においても上位にある暗号資産ばかりです。
エンジンコイン(Enjin/ENJ)
エンジンコイン(ENJ)の概要 | |
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通貨名 | Enjin Coin(エンジンコイン) |
略称 | ENJ |
国内取り扱い取引所 | Coincheck, GMOコイン |
現在の価格(12/28現在) | 1ENJ=約333円 |
時価総額(12/28現在) | 約282,127,170,007円 |
公式サイト | エンジコイン公式サイト |
すでにプラットフォームが開発され、大手企業との提携も進んでいる実績十分の仮想通貨です。チャートを見ると、2021年になってから急騰している様子がわかります。
これは国内取引所大手のコインチェックに日本初上場をした時期、さらに3月のGMOコイン上場のタイミングと重なります。
それよりも前にアメリカの取引所大手であるコインベースに上場を果たしており、そのことが好感されたとの見方が大勢です。
先ほど海外の動向に注目するべし、と述べましたが、アメリカでコインベースに上場をしたニュースをキャッチしておけば、この大相場に乗れた可能性が高いといえるでしょう。
\NFT取引におすすめ!コインチェック/
テゾス(Tezos/XTZ)
テゾス(XTZ)の概要 | ||
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通貨名 | テゾス | |
単位(シンボル) | XTZ | |
取り扱い取引所 | bitFlyer,GMOコイン | |
現在の価格(12/28現在) | 1XTZ=約551円 | |
時価総額(12/28現在) | 約481,176,554,358円 | |
公式サイト | テゾス公式サイト |
既存の仮想通貨がもつさまざまな問題を技術的に解決することを目指して設計され、高い評価を集めている仮想通貨です。国内では大手取引所のbitFlyerなどに上場しており、日本からも安心して投資することができます。値動きを見ても右肩上がりを続けたあとで急落するもしっかり回復しており、信頼感の高い仮想通貨といえます。
テゾスとNFTとの関わりにおいてユニークなのは、色をNFTと紐づけて流通させる「tzcolor」のプロジェクトです。
すでに運用されているプロジェクトで、「色」にデジタル資産としての価値を当てた意欲的な取り組みです。
NFT関連購入可能なおすすめ取引所
前項でNFTに関連する暗号資産(仮想通貨)に投資する方法を開設しましたが、ここからはNFT関連の暗号資産(仮想通貨)を購入できるおすすめの取引所をご紹介していきます。
NFT自体が売買できるおすすめのマーケット
ここでは、NFTの関連銘柄ではなく、NFT自体を売買できるおすすめのNFTマーケットを紹介していきます。
NFTの売買を考えている方は是非チェックしておきましょう。
コインチェック - Coincheck NFT
国内大手の暗号資産(仮想通貨)取引所であるコインチェックは、2021年3月24日にNFTマーケットをリリースしています。このCoincheck NFTでは、ゲーム内のアイテムやトレーディングカードを売買することが可能です。人気アイドルのトレーディングカードの取引もあり、ファンの間で話題になっています。
Coincheck NFTを利用するにはCoincheckの口座開設が必要です。手数料が安く、見やすいアプリで初心者の方にもおすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所です。NFTの取引を検討中の方はいつでもNFTの売買が開始できるよう、口座を開設しておくとよいでしょう。
NFT取引に購入しておきたい暗号資産(仮想通貨)
イーサリアム(ETH)
先ほど、ご紹介したNFTマーケットのCoincheck NFTとOpenSeaでは、現在ほとんどの作品がイーサリアム(ETH)で売買がされています。今、NFTの売買を行なうには必要不可欠の暗号資産(仮想通貨)と言っても過言ではないでしょう。NFTの売買を始める前にイーサリアム(ETH)は購入しておきましょう。
イーサリアム(ETH)おすすめ取引所
先ほど、イーサリアム(ETH)がNFTの売買を行なうには必要不可欠の暗号資産(仮想通貨)だと、説明をしました。ここでは、イーサリアム(ETH)の購入におすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所をご紹介するので、口座開設をする際の参考にしてみましょう。
イーサリアム(ETH)の取引におすすめ
総合ランキング
手数料比較
比較してみると、コインチェックはどのランキングにも上位に挙がっています。NFTマーケットであるCoincheck NFTもリリースされていることから、イーサリアムを購入してNFTの取引を行なうにはコインチェックがおすすめです
\NFT取引におすすめ!コインチェック/
NFTの歴史は?なぜここまで注目されるようになったのか
ここからは、なぜNFTがここまで注目され、普及していったのか、NFTの歴史と合わせて解説していきます。
イーサリアムのトークン規格の1つである「ERC721」の登場
NFTの普及拡大のきっかけになったのは、イーサリアムのトークン規格の1つである「ERC721」(Ethereum Request for Comments 721)がリリースされたことです。
ERC721は2017年、ダッパーラボ(Dapper Labs)社が開発しました。ダッパーラボ社は、CryptoKitties(クリプトキティーズ)というブロックチェーンゲームで有名ですが、ダッパーラボ社はCryptoKittiesのためにERC721を開発したのです。
ERC721とは?
ERC721の特徴は、トークンIDと所有者などの固有性を示すメタデータを持ち、それぞれが唯一無二の価値を持つことです。
ERC721トークンはそれぞれのトークンに異なる価値が存在するため、代替不可能です。この代替が不可能だという大きな特徴により、NFTの作成は容易になりました。
ECR20とERC721の違い
仮想通貨で用いられるERC20やERC223の規格を持つトークンは、どのトークンであっても同じ価値を持つため、通貨のように使用されます。このような性質を代替可能性と呼びます。
ECR20は代替が可能、ERC721は代替が不可能という点が両者の大きな違いです。
ブロックチェーンゲーム「CryptoKitties」(クリプトキティーズ)がブームに
ERC721の開発後すぐにリリースされた「CryptoKitties」は、猫のキャラクターがNFTとなっており、それを収集・売買・繁殖などするゲームです。当初、仮想通貨バブルの最中ということもあり、ピーク時には約1900万円の値をつけるほどの大ブームとなりました。
CryptoKittiesのブーム以降、Cryptokitties同様の収集型ゲームが次々に登場し、カードゲームやゲーム内のアイテム収集や土地の売買などにNFTが使われるようになりました。
ジャック・ドーシーやイーロン・マスクによるNFTの出品
2021年に入ると、NFTが急速に注目を浴び始めました。そのきっかけとなったのが、著名人によるNFTの出品と高額落札です。
Twitter創業者のジャック・ドーシー氏は自らの初ツイートを出品し、約3億円で落札、また、テスラのイーロン・マスク氏は音楽作品を出品し、約1億円の値がつきました。
こうした影響もあり、NFTの代表的なマーケットプレイスである「OpenSea」の月次取引高は2021年1月に約8億円だったものが、2月には約100億円となり、3月には約120億円に達し、急速に成長していきました。
NFTはデジタルアートを中心に広がり、価格が高騰
NFTはデジタルアートを中心に広がりを見せ、デジタルアーティストBeeple(ビープル)の「The First 5000 Days」が米老舗オークションハウスのクリスティーズで6900万ドル(約76億円)で落札されるなど、高額取引が注目を浴びるようになりました。
日本人では、VRアーティストのせきぐちあいみ氏が出品した作品が約1,300万円で落札されたり、小学生のZombie Zoo Keeper(ゾンビ飼育員)くんが作成したピクセルアートが240万円相当で取引されるなど、日本でも大きな話題になりました。
このように、従来は資産価値の付与が困難だったデジタルデータがNFTにより資産的価値がつき、売買市場が形成されていきました。これにより、デジタルアートを中心に話題となり、様々なコンテンツで高額取引が実際に行われたことなどから、NFTは急速に注目を集めるようになったのです。
NFTを利用して収益を得る方法
ここからは、具体的にNFTを利用して収益を得る方法を解説していきたいと思います。このNFTブームを利用して収益を得ようと考えている方は、参考にしてみましょう。
NFTマーケットで購入したものを高値で売却する
1つ目の方法は、NFTマーケットでNFTを購入して、NFTが値上がりしたところで売却する方法です。代替が不可能なNFTは希少性があり、価格が上がっていくことも珍しくありません。また、売買で使用する暗号資産(仮想通貨)の価格変動によっても利益が得られる可能性もあります。
NFTマーケットに作品を出品する
2つ目の方法は、自分でNFTマーケットで販売する方法です。自分自身にアートや音楽などのコンテンツを作成する能力があるのであれば、自分の作品をNFTに紐づけて販売することで、売却益を得ることができます。もし自分でコンテンツを作ることができなくても、プロにそれを依頼して完成したコンテンツをNFTマーケットで販売をすることも可能です。
NFTに関連する暗号資産(仮想通貨)に投資をする
最後に紹介する方法は、NFTに関連する暗号資産(仮想通貨)の銘柄に投資をする方法です。NFTに関連する銘柄はNFT市場の盛り上がりに合わせて、近年は次々と価格上昇を繰り返している状況です。これらの銘柄を早いうちから保有し、大きく値上がりすることに期待し、価格差益を狙っていくのも1つの方法です。
さまざまなコンテンツと紐付けられている唯一性を持ったNFT
すでにNFTが取引されるマーケットではアートや音楽、文章などのあらゆる作品がNFTと紐づけられ、仮想通貨のようにブロックチェーンで流通しています。NFTと紐づけることによってこれらの作品はコピーが不可能になり、唯一無二の作品であることが証明され、希少性を保証することが可能となりました。それらのNFTと紐づけられた作品は、NFTマーケットで購入することで入手でき、作者はその対価をNFTマーケットから得ることができます。
NFTアートで取引された、現在の最高額はおよそ75億円です。これはアメリカのデジタルアーティスト、Beeple氏の「Everydays – The First 5000 Days」についた価格で、世界中で話題となりました。日本でも小学3年生の「Zombie Zoo Keeper(ゾンビ飼育員)」くんが、夏休みの自由研究として出品したNFTアートが高額で取引されていることが話題となり、NFTが注目されるきっかけの一つとなりました。
唯一性を持ったNFTは、作品などの著作物以外にもチケット販売やトレーディングカードなどのコレクターズアイテムにも応用されています。値上がりしそうなコンテンツを購入し、高値で売却するという投資方法も注目されています。
コインチェック以外の海外取引所
OpenSea(オープンシー)
OpenSeaは、世界最大級のNFTマーケットです。アメリカのニューヨークを拠点とするOpenSeaは世界中からNFTが販売されているので、様々なアートや音楽などの作品を購入することが可能です。日本の著名人の作品も売買されており、日本でも度々話題になっているNFTマーケットです。
国外取引所で購入できるおすすめ銘柄3選
シータ(THETA)
中央集権型の仕組みではなくWeb3.0が目指す分散型ネットワークを構築し、ブロックチェーンを動画配信に活用するプロジェクトで採用されている仮想通貨が、この「シータ」です。既存の動画配信サービスですと、運営元が広告費の一部を収益とするため制作者の取り分が減ってしまいますが、分散型の動画配信だとそれがないというメリットがあります。
すでに多くの大企業と提携が進んでおり、仮想通貨としての期待感もかなり大きなものがあります。そのことはしっかりとチャートにも表れています。
本格的な上昇を開始したのは2021年になってからで、これはシータ自身の大型アップデートが好感されたためと解釈されています。その後反落しますが、一時期下げ止まったうえで堅調さを維持していました。しかし、2021年12月以降は仮想通貨全体の値下がりにつられてシータもまた下落をしています。
サンドボックス(SAND)
「The Sandbox」というNFTゲームがあります。これはオンラインゲームの中でもブロックチェーンの技術を応用したゲームのことで、ゲーム内のキャラクターやアイテムなどといったデジタル資産がNFTと紐づけられ、安全に管理・売買ができるようになっています。「サンドボックス(SAND)」は、このNFTゲーム内で流通しているトークンです。
SANDが流通しているゲームのユーザー数増加や注目度の上昇、さらにはNFT全体の盛り上がりに歩調を合わせるようにSANDも価格が上下します。ゲーム内で自作したキャラクターを販売したり、ゲーム内の土地を貸し出して不動産収入をSANDで得るなど、ゲーム内で経済活動が可能であることもユニークなので、こうした仕組みが普及するとSANDの将来性も高まるでしょう。
ディセントラランド(Decentraland/MANA)
「ディセントランド」とはプラットフォームのことで、イーサリアムのブロックチェーン技術を用いたVRのプラットフォームで、ここにはさまざまなゲームや各種コンテンツがあります。ユーザーはゲームやコンテンツを楽しむだけでなく、自作して発表することも可能です。そしてこのディセントランドのなかで基軸通貨として「MANA」が使用されています。
このMANAもやはり、2021年になってNFTへの注目度が高くなるのと同時に大きく価格を上げています。VRは今後も成長余地が大きい分野なので、それを安全に流通させたいクリエイターがディセントランドを利用するようになると、MANAの価値もさらに高くなるでしょう。
投資しておきたいNFT関連の暗号資産(仮想通貨)3選
AXS
AXSの概要 | |
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シンボル | AXS |
国内取り扱い取引所 | Binance 他、海外取引所のみ |
現在の価格(12/28現在) | 1AXS=約11,753円 |
時価総額(12/28現在) | 約715,085,883,360円 |
公式サイト | AXIE INFINITY公式サイト |
「AXIE INFINITY」というオンラインゲームがあります。このゲーム内で基軸通貨として用いられているのがAXSで、仮想通貨であるAXSと紐づけられることによって「AXIE INFINITY」内のデジタル資産がそれぞれの持ち主にとって固有の資産になります。
ゲーム内でキャラクターを育成し、強くしたキャラクターを対戦させることでAXSを稼ぐことができるのですが、このAXSに紐づけられたキャラクターそのものを売買したりできるのが、「AXIE INFINITY」がNFTゲームたる所以です。
しかもゲーム内で稼いだAXSは取引所で法定通貨に交換することができるため、実質的にゲーム内でお金を稼ぐことができます。
マナ(MANA)
MANAの概要 | |
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シンボル | MANA |
国内取り扱い取引所 | Binance 他、海外取引所のみ |
現在の価格(12/28現在) | 1MANA=約408円 |
時価総額(12/28現在) | 約746,228,705,623円 |
公式サイト | Decentralandの公式サイト |
MANAはNFTのなかでも知名度がとても高く、仮想世界のデジタル資産を流通させることで話題になった通貨でもあります。MANAは「Decentraland(ディセントラランド)」というVRプラットフォーム内で使用される基軸通貨として機能しており、この「Decentraland」はVRプラットフォームなので、ユーザーは俯瞰的に仮想世界を見るだけでなく、自らがその世界の中を歩いたり行動することができます。
ブロックチェーンを利用した仮想世界を構築するのが「Decentraland」の目的なので、「Decentraland」のなかで流通しているさまざまな資産がMANAと紐づけられてNFTとして取引されています。最も有名なのは、「Decentraland」内の土地売買で、すでに多くの土地所有者がいます。
フロウ(FLOW)
FLOWの概要 | |
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シンボル | FLOW |
国内取り扱い取引所 | Binance 他、海外取引所のみ |
現在の価格(12/28現在) | 1FLOW=約1,041円 |
時価総額(12/28現在) | 約330,054,216,805円 |
公式サイト | FLOWの公式サイト |
多くのNFT系通貨がイーサリアムのブロックチェーンを利用していることはよく知られていますが、その他のサービスも含めてイーサリアムのブロックチェーンが混雑気味になり、それゆえにガス代(イーサリアムの取引手数料)が高騰するというデメリットが顕在化しました。
FLOWはこの問題を解決するために開発されたブロックチェーンで、イーサリアムよりも高速化、分散化が強化されています。よりパワフルな処理能力を備えているため、今後はイーサリアムの混雑を避けてきたさまざまなサービスがFLOWを使用することになるかもしれません。
NFT関連銘柄とは?
NFTとは非代替性トークンのことで、NFT関連銘柄は非代替性をもたせるために用いられている仮想通貨といえます。仮想通貨にはそれぞれ目的と流通する「場所」があります。NFT化することで唯一無二の価値をもたせる必要があるプラットフォームでは、そこで流通するための基軸通貨があります。たとえばオンラインゲームのプラットフォームであるエンジンプラットフォームにはエンジンコインが、VR空間のプラットフォームであるディセントラランドにはMANAがあるといった具合です。
これらの仮想通貨は、それぞれのプラットフォーム内で取引することができるデジタル資産と紐づけることによって、ブロックチェーンに取引情報が記録されるので改ざん不可能な所有者情報が残ります。ゲーム内のアイテムや土地などの所有者がブロックチェーンに記録され、誰にも勝手に盗まれることなく所有者でいられるのは、NFT関連銘柄の仮想通貨があるからです。
NFTへの注目度が高くなるのにつれて、NFT関連銘柄である仮想通貨の需要が増すのではないかとの思惑が広がり、価格の高騰が起きています。
NFT関連銘柄を選ぶ際に見るべきポイント
すでに多くのNFT関連銘柄が誕生していますが、他の仮想通貨と同様に玉石混交の世界です。NFT関連銘柄であれば何でもよいわけではなく、その中から成長性や将来性がある通貨をしっかり選んで見極める必要があります。
そこで注目したい3つのポイントを挙げて1つずつ解説します。
関連銘柄の特徴・サービス内容
すでにNFTの技術を採用した関連銘柄は多く上場されています。代表的なものを挙げる と「エンジンコイン」や「テゾス」、「チリーズ」などがありますが、これらはいずれも何らかのネット上のサービスで利用されることで利用価値を有しており、その「何らかのサービス」が何であるかによってその価値が大きく影響を受けます。
たとえばエンジンコインはゲーム内のお金などデジタル資産と紐づけることですでに利用されている仮想通貨ですが、「マイクンクラフト」が採用したことが大きく話題になったことがあります。このように有名なゲームで使用できるとなると需要が増大するため、仮想通貨取引所でも上場されることとなります。
有名なゲームで採用⇒需要増で取引所に上場⇒価格上昇という流れになるような銘柄は投資価値が高いので、NFT関連銘柄を選ぶ際にはどんなサービスで利用されていくのか、上場される見込みはあるか、といったポイントにも注目することが大切です。
また、仮想通貨の中でも自分が興味をもてるもの、知識を吸収するのに抵抗がないものが良いでしょう。投資は知識がとても重要なので、それを常に吸収する意欲をもちやすいことは強みになります。
時価総額
選ぶ際に最も重視したいポイントは、時価総額です。株の世界では時価総額が投資価値を判断する1つの材料になりますが、仮想通貨でもそれは同じです。時価総額が伸びているか、ランキングにおいて上位にあるかといったポイントは押さえておくべきでしょう。
時価総額は仮想通貨の発行枚数に現在の単価を掛けて求めます。この計算式からもわかるように発行枚数が多い(それだけ流通している)、そして単価が高い(それだけ需要がある)ことの2つが成立しないと時価総額は高くなりません。つまり、時価総額が高いことはその仮想通貨の需要が高く、すでに多くの投資家が活発に売買をしていることの表れです。
仮想通貨の時価総額は、「CoinMarketCap」というサイトで簡単に調べることができます。ここでNFT関連銘柄のなかでも上位にある通貨を探し、その通貨の特徴や将来性などを調べたうえで投資判断をするのがよいでしょう。
明確な基準があるわけではありませんが、まだ誕生間もない銘柄を除いて少なくとも100位以内にランクインしていると投資に対する安心感があります。
海外の価格予想に注目する
仮想通貨はそのほとんどが海外で誕生し、そのなかで有力なものが日本の取引所にも上場されるという流れになっています。そのため、日本で注目される前に海外で注目され、価格上昇が始まる銘柄がほとんどです。
ネットを使えば海外の情報もリアルタイムに入手することができるので、海外で注目されている銘柄、特にNFTは注目度の高い分野なので、NFT関連でよく目にする銘柄に注目するのは有効な戦略です。
NFT関連の仮想通貨を購入できる取引所一覧
NFT関連の仮想通貨は、日本国内の取引所で購入できるものとそうでないものがあります。当記事で紹介しているNFT関連のおすすめ5選であっても、国内の仮想通貨取引所で取り扱いがあるのはエンジンコインやテゾスなど一部です。国内の取引所として知っておきたいのは、以下の3つです。
国内の取引所の場合
- bitFlyer(ビットフライヤー)
- Coincheck(コインチェック)
- GMOコイン
こうした国内の取引所に取り扱いがない仮想通貨を購入するには、海外の取引所を利用する必要があります。日本から手軽に仮想通貨取引ができる取引所としては、以下の2つを挙げたいと思います。
海外の取引所の場合
- BINANCE(バイナンス)
- BitTrade(ビットトレード)
この2社はいずれも日本語環境で取引ができますが、原則として、国内の取引所を利用したほうが安心でしょう。
bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyerの概要 | |
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取扱通貨数(販売所) | 21通貨 (BTC,ETH,ETC,LTC,BCH,MONA,LSK,XRP,BAT,XEM,XLM,XTZ,DOT,LINK,XYM,MATIC,MKR,ZPG,FLR,SHIB,PLT) |
取扱通貨数(取引所) | 6通貨 (BTC,ETH,BCH,MONA,XRP,XLM) |
最低取引数量 | ビットコイン0.00000001BTC イーサリアム0.00000001 ETHなど |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | 0.01~0.15% |
送金手数料 | ビットコイン0.0004 BTC イーサリアム0.005 ETHなど |
入金手数料 | 銀行振込:無料 クイック入金 住信SBIネット銀行:無料 住信SBIネット銀行以外:330円 |
出金手数料 | 220~770円 |
レバレッジ取引 | 2倍 |
Coincheck(コインチェック)
Coincheckの概要 | |
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取扱通貨数(販売所) | 24通貨 BTC,ETH,ETC,LSK,XRP,XEM,LTC,BCH,MONA,XLM,QTUM,BAT,IOST,ENJ,SAND,DOT,CHZ,LINK,MKR,MATIC,IMX,APE,AXS,WBTC |
取扱通貨数(取引所) | 8通貨 BTC,ETC,LSK,MONA,PLT,FNCT,DAI,WBTC |
最低取引数量(BTC) | 販売所:500円相当額 取引所:500円相当額 |
取引手数料 | 販売所:無料 取引所:無料 |
送金手数料(BTC) | 0.0005 BTC ※コインチェックユーザー間は無料 |
送金手数料(ETH) | 0.005 ETH ※コインチェックユーザー間は無料 |
入金手数料(銀行振込) | 無料 |
入金手数料(コンビニ入金) | 3万円未満:770円 3万円以上30万円以下:1018円 |
入金手数料(クイック入金) | 3万円未満:770円 3万円以上30万円以下:1018円 50万円以上:入金金額×0.11%+495円 |
出金手数料 | 407円 |
レバレッジ取引 | - |
スマホアプリ | Coincheck(ios/Android) |
口座数 | 174万口座(2022年9月末時点) |
取引ツール(PC) | ブラウザ上で使えるツールあり |
貸暗号資産 | ◯ |
積み立て暗号資産 | ◯ |
GMOコイン
GMOコインの概要 | |
---|---|
取扱通貨数(販売所) | 26通貨 (BTC,ETH,BCH,LTC,XRP,XEM,XLM,BAT,XTZ,QTUM,ENJ,DOT,ATOM,XYM,MONA,ADA,MKR,DAI,LINK,FCR,DOGE,SOL,ASTR,FIL,SAND,CHZ) |
取扱通貨数(取引所) | 10通貨 (BTC,ETH,BCH,LTC,XRP,XEM,XLM,,XYM,MONA,FCR) |
最低取引数量 | ビットコイン0.00005BTC イーサリアム0.0001ETHなど |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | 販売所:無料 取引所:Maker-0.03%~-0.01% Taker0.05%~0.09% |
送金手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
レバレッジ取引 | 2倍 |
BitTrade(ビットトレード)
BINANCE(バイナンス)
NFTの始め方・買い方
NFTの始めるまでのステップは、全部で4つです。
NFTの始める4つのステップ
- 仮想通貨取引所で口座開設をする
- ウォレットを作成する
- イーサリアムを購入する
- ウォレットにイーサリアムを送金し、マーケットプレイスでNFTを購入する
NFTマーケットでは仮想通貨で取引されるので、NFTを購入するには仮想通貨を購入しなければなりません。そのため、NFT取引を行いたい方は、取引所の口座開設を行う必要があります。
おすすめの取引所はCoincheckです。
Coincheckの口座をお持ちの方はどなたでも、NFTの出品・購入・保管が可能であり、出品・購入にかかるネットワーク手数料(Gas代)は無料だからです。
仮想通貨購入に関しても、取引手数料が一切かからないほか、日本円の入金も銀行からは無料であり、
Coincheckなら初めて仮想通貨を買う人でも、余分な出費がかからない。
取り扱い通貨数、各種手数料など総合的に見てもと非常に優れた取引所です。
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①仮想通貨取引所で口座開設をする方法
まずは取引で使う仮想取引所を選んで口座開設をします。ここでは、代表的な取引所として認知度の高いコインチェックを例に口座開設の流れをご紹介していきます。STEP1:メールアドレスとパスワードの入力
まず、コインチェック(Coincheck)の公式サイト右上にある「会員登録」をクリックします。
メールアドレスとパスワードを入力する画面が表示されるので、コインチェックで使用したいメールアドレスとパスワードを入力し、「メールアドレスで新規登録」をクリックします。
STEP2:届いたメールアドレスのURLをクリック
入力したアドレス宛にメールが届くので、本文に記載されているURLをクリックします。以上でメールアドレスの登録は完了です。
以上でメールアドレスの登録は完了です。コインチェック(Coincheck)のトップページに画面遷移しますので、右上の「ログイン」というメニューから「取引アカウント」を選択してください。
すると、ログイン画面が表示されるので、先ほど登録したメールアドレスとパスワードを入力してログインしましょう。
STEP3:本人確認書類の提出
コインチェック(Coincheck)でのサービス利用における、各種重要事項の承諾について、「各種重要事項を確認する」をクリックしましょう。
コインチェック(Coincheck)で口座開設するにあたって重要事項を提示しているので必ず目を通してから承諾事項に同意しましょう。
コインチェック(Coincheck)で口座を開設するためには、本人確認書類の提出や個人情報の入力が必要となります。
「本人確認書類を提出する」ボタンをクリックすると、「電話番号認証」の画面が開きます。SMSを利用して、電話番号の認証をするため、必ず携帯電話、もしくはスマートフォンの番号を入力するようにしましょう。
電話番号を入力したら、受信したSMSメッセージに記載されている6桁の認証コードを画面に入力してください。
固定電話のみを利用されている方などは、画面下に記載されている「SMSを受信できない方はこちら」をクリックして手続きを進めましょう。電話番号認証が完了すると、「各種重要事項同意のお願い」という画面が表示されるので、必ず確認してから同意するようにしましょう。
本人確認書類のアップロード各種重要事項同意が完了すると、本人確認書類の提出画面が現れ、個人情報の入力が必要となります。
このあとのステップで送信する本人確認書類の画像と内容が一致しているかどうかを審査で確認されるため、記入内容に間違いがないように気をつけましょう。
次に、IDセルフィ―画像のアップロードを行います。アップロードする本人確認書類と自分自身の顔を並べて写真撮影をし、アップロードすることで本人確認を行います。
2.本人確認書類のアップロード最後に、本人確認書類の写真をアップロードをします。使用できる本人確認書類は以下となります。
使用できる本人確認書類
- ・運転免許証
- ・運転経歴証明書(交付年月日が平成24年4月1日以降のものに限定)
- ・パスポート(顔写真のあるページと住所のページを提出)
- ・住民基本台帳カード
- ・個人番号(マイナンバー)カード
- ・在留カード
- ・特別永住者証明書
※提出する本人確認書類が運転免許証の場合は、表と裏の2枚をアップロードする必要がありますので注意してください。
アップロードする写真はピントがずれていたり、顔部分が見えづらかったりすると、再提出を求められる場合があるため注意しましょう。コインチェック(Coincheck)側で、本人確認書類の確認が終わると、本人確認完了のメールが届いて完了となります。
\NFT取引の手数料が無料!/
3.コインチェックからの郵便ハガキを受領自宅にハガキが郵送されてくるので、受取りを持って本人確認完了となり口座開設が完了となります。
②ウォレットを作成
NFTの売買に使用するイーサリアム用のデジタルウォレットを作成します。まず、イーサリアムのID管理プラグインMetaMaskをGoogle Chromeに追加します。
1.Chromeに追加
「MetaMask」でWeb検索をし、ChromeウェブストアのMetaMaskのページを開きます。
Chromeに追加をクリックを押すと以下の画面が表示されるので、「拡張機能を追加」をクリックしましょう。
「MetaMaskにようこそ」という以下の画面が表示されるので、「開始」をクリックしましょう。
2.ウォレットの作成
次にウォレットを作成していきます。初めての人は「ウォレットの作成」をクリックしましょう。
MetaMaskの品質向上へのご協力のお願いについてよく読み、OKであれば、「同意します」をクリックしましょう。
次にパスワード設定画面が表示されますので、最低8文字のパスワードを入力し。「使用条件を読んで同意しました」にチェックを入れて「作成」をクリックしましょう。
③仮想通貨取引所でイーサリアムを購入
1.コインチェックに日本円を入金
コインチェック(Coincheck)には3つの入金方法があります。
コインチェックの入金方法
- 銀行振込
- コンビニ入金(※2022年7月13日より停止中)
- クイック入金(※2022年7月13日より停止中)
ここでは、銀行振込での入金についてご紹介します。ご自身の銀行口座から、画面に表示される口座宛てに振込操作を行ってください。
まずは画面左メニュー、日本円の入金より振込先の口座情報を確認して操作をしましょう。2.イーサリアムを購入
コインチェックの左メニュー画面から「販売所(購入)」をクリックしましょう。
購入可能な通貨の一覧が表示されるので、イーサリアム(ETH)を選択し、購入数量を指定すると、
必要な日本円が算出されるので、支払額を確認してから「購入する」をクリックしましょう。
④ウォレットにイーサリアムを送金する
1.メニュー画面から「暗号資産の送金」をクリックします。
2.送金する通貨を選択
送金する通貨を選択します。今回の場合は「イーサリアム(ETH)」を選択しましょう。
3.宛先を選択
宛先(アドレス)は登録したMetaMaskのログインページで確認することができます。 トップページのアカウント名にマウスを置いてみると表示されるのでその宛先をここで入力しましょう。
NFTマーケットプレイスでNFTを購入する
コインチェックのCoincheck NFT はコインチェックにログインし、Coincheck NFTにアクセスすることで、簡単にNFTを購入することができます。
Coincheck NFT「ガス代」と呼ばれるネットワーク手数料が不要で利用でき、コインチェックとの連携もスムーズなのでコインチェックの口座開設と併せてぜひ検討してみてください。
NFTの売り方
ここまではNFTの購入について説明してきましたが、ここからはNFTの売り方についてご紹介していきます。意外と手順は簡単でメルカリのような流れとなっていますのでご自身でアート作品を作成している方はぜひ挑戦してみてください。
①取引所の口座を開設する
NFTで稼いだ利益を仮想通貨から現金にするためには、取引所を利用する必要があるため、口座開設が必要である。
NFTの売買で利用するのにおすすめの取引所はコインチェックです。
Coincheckの口座をお持ちの方はどなたでも、NFTの出品・購入・保管が可能であり、出品・購入にかかるネットワーク手数料(Gas代)は無料なため、無駄な出費を抑える事ができるからです。
利用者数も非常に多く、スマートフォンから取引できるCoincheckアプリはダウンロード数第1位の人気を誇ります。NFTだけじゃなく仮想通貨取引を行うならCoincheckから始めるのがおすすめです。
\NFT取引の手数料が無料!/
②オリジナルの作品を作る
まずは自身で作成したオリジナルのアート作品が必要となります。日頃から世に出したいと考えている作品が手元にある方はこの機会に是非トライしてみてください!
③ウォレットを作成する
NFTアートの売却にもウォレットを作成する必要があります。先ほど解説した流れでウォレットを作成しましょう。
④NFTマーケットプレイスに作品情報を登録する
オリジナル作品の販売条件などの詳細項目についてマーケットプレイス上に登録をします。
作品の詳細項目
- 作品の名称
- 自身のHPのURL
- 説明
- アイテムを登録するコレクション
⑤作品をNFTとしてアップロードする
OpenSeaでは出品時にNFTの販売方式を固定価格かオークション形式かのいずれかから選択します。出品後は後から変更ができないので、そのつもりで選択しましょう。
出品時には以下の情報を設定します。
作品の詳細項目
- 作品の出品価格
- 販売期間
- バンドル販売の設定(まとめ売りについての設定)
- 購入者の指定(オプション設定)
いかがでしたでしょうか?自身の作品をする新しいプラットフォームとしてNFTに挑戦してみるのも良いのではないでしょうか?
NFT関連銘柄の今後や将来性
2021年時点でとても注目度が高く、関連銘柄が軒並み大きく値を上げている状況のNFTですが、今後NFT関連銘柄はどうなっていくのでしょうか。今後や将来にすいて考察してみました。
NFT分野の急速な発展
NFTには、とても大きなポテンシャルがあります。これはおそらくNFTを利用して自身の作品を発表したいと考えているクリエイター、その他にもNFTを利用してチケットやデジタル資産を販売したいと考えている企業、さらには投資家にとっても同じ認識でしょう。だからこそ期待値でNFT関連銘柄が急騰しているわけで、この流れはNFT分野の発展と比例していくものと思われます。
そのカギを握るのは、大企業の動向ではないでしょうか。2021年のNFT関連銘柄上昇には大企業との提携や参画といったニュースが関わっていることが多く、その動きがまだまだ始まったばかりであることを考えると、大企業の動向によって今後さらに上昇していく余地があると思います。
取り扱う取引所も増加
仮想通貨が「草コイン」から広く認知されて利用される主要通貨となっていくには、取引所に上場するプロセスを外すことはできません。最初は特定のプラットフォームやサービスのなかで利用することを想定して開発され、無数にある「草コイン」の1つとして見られていた 仮想通貨が注目され、需要が増大すると取引所に上場するようになります。その意味でNFT関連銘柄は注目が集まりやすく、取引所への上場も現実味があるので、やはり将来性が豊かであるといってよいでしょう。
世間認知も急拡大
仮想通貨が法定通貨と大きく異なるのは、ただ存在しているだけでは「草コイン」であり無価値に近いことです。大手企業との提携や広告戦略など、世間からいかに認知されていくかも、仮想通貨の成長に深く関わる部分です。
NFTはデジタル資産の安全な流通という大きな「使命」を帯びていることから、今後知名度の高いクリエイターがNFTマーケットで作品を発表することが大いに考えられます。さらに大企業が参入して新しいサービスを展開するといったニュースも耳目を集めやすく、NFTに対する社会からの認知も進んでいくことでしょう。
NFTのデメリットと懸念点3選
2022年現在も法整備が十分にされていない
NFTアートが盛り上がり始めたのは2021年からで急速に発展した市場であるため、取引上のルールや購入者の権利、著作権の問題など、法整備が十分でなく曖昧な部分が依然として多く残っています。 何かトラブルが起こってしまった場合でも、金融規制の監督外となり、現状は自己責任となってしまいます。
ブロックチェーンの技術によって複製は難しくなっているものの、偽物のNFTアートが市場に出回っていることもありますし、今後はユーザーからお金を騙しとることを目的としたNFT取引サービスが作られてしまうリスクもあります。
ガス代(ネットワーク手数料)が今後も高騰していく
NFTアートの取引には、ガス代と言われる手数料が発生します。これは銀行の送金手数料のように、イーサリアムで取引処理するための利用料だと思ってください。
手数料はNFTの出品者が自由に設定できるため、需要が高まるほど高騰しやすい仕組みとなっています。実際に2021年に入ってから急激に高騰しています。 今後もNFTアートが盛り上がりユーザーが増えていくと、ガス代である手数料が高騰していくデメリットが発生していくでしょう。
なお、オフチェーンという仕組みを採用しているプラットフォームであればガス代は発生しません。オフチェーンの代表的なマーケットプレイスには、Coincheck NFTがあげられます。
バブル化の懸念
現状のNFT市場は、落札価格、取引価格が非常に高くなっています。そのため「本来の価値に比べても高くなり過ぎたバブル状態ではないか」という懸念の声も一部で出ています。
実際に、現時点でNFTアートを「アート投資」といった投資対象として見ている人もいるため、株のような価格変動が起きると考えられてもいます。まだまだ新興市場であるNFTアートは価格変動が激しく、いきなり高額投資をしてしまうと、価格が下がったときに大きな損失をしてしまうかもしれません。
NFT投資はいくらから始められる?
NFT投資を始める際の最低金額は決まっていません。NFT作品は、日本円で100円で買えるものもあれば、購入に数十万円かかるものもあります。NFTアートに必要なイーサリアムの購入は取引所ごとによって最低購入数が決まってはいるものの、コインチェックの場合は500円程度から投資を始めることができます。
NFTの情報まとめ
NFTは仮想通貨に「名義」を付加することによって持ち主を明確することができる、画期的なテクノロジーです。このNFTによってアートや音楽などの作品を安全に流通させることができるようになりますし、チケット販売やデジタル土地など権利を明確にしなければならないものについても流通が可能になります。
この特性に目をつけた企業がすでに多く参入しているので、今後投資の価値は大いにあると考えられるのではないでしょうか。
NFTを始めるメリットまとめ
- 多種多様な分野に影響を与え、将来性が高い
- 自分で作成したデジタル制作物を販売することができる
- 購入したデジタル作品が値上がりする場合がある
NFTを始めるデメリットまとめ
- まだ法整備が整っていないので、偽物を購入するリスクがある
- 流動性が低いので、場合によっては売買が難しくなる
- ガス代(手数料)が高い
NFTに関するQ&A
NFTとは?
本文中での述べているように、「Non-Fungible Token」(非代替性トークン)のことです。デジタルデータはコピーが容易なので「一点もの」の価値を持たせることが難しい課題がありますが、持ち主に関する情報をブロックチェーンに記録することによって本物と偽物を区別できるようにした技術です。
これによりNFTアートやトレーディングカード、ネット空間の土地などさまざまなデジタル資産を安全に流通させることができるようになり、関連の暗号資産(仮想通貨)も続々と誕生してすでに実用化されています。
NFTアートとは?
複製が困難でデジタル資産に「一点もの」の価値を持たせることができるNFTの技術を利用して制作されたデジタルアートを、NFTアートといいます。
これまで違法コピーの問題でデジタル空間でのアート作品流通は難しい面がありましたが、NFTアートの登場によってアーティストが続々と参入、日本の個人アーティストによって製作された作品が1,300万円で落札されるなど、デジタルアーティストにとって発表の機会が拡大しています。
NFT化しているコンテンツはどんなものがある?
NFTには非代替性という大きな特徴があるので、複製されると権利が侵害されるような分野での活用が期待されています。
先ほど紹介したNFTアートに加えて、音楽やトレーディングカード、イベントチケット、デジタル空間の土地やゲームのアイテムなど、どれも持ち主の権利が保護する必要があるデジタル資産ばかりです。こうしたデジタル資産には、それぞれに対応した暗号資産(仮想通貨)の銘柄があります。
NFTのコンテンツで売買を始めるにはどうしたらいい?
自分で制作したコンテンツにNFTを紐づけることでNFT化することができます。具体的にはネット上にあるNFTマーケットプレイスと呼ばれるサービスに自分のコンテンツを出品することで、そのコンテンツはNFT化されます。
国内にはコインチェックやGMOなどがNFTマーケットプレイスを開設していますが、それ以外にも海外のOpensea、Raribleといった有名なNFTマーケットプレイスがあります。
NFT関連銘柄はどこで取引できる?
NFT関連銘柄とは、デジタルコンテンツをNFT化するために用いられる仮想通貨のことです。代表的な通貨を当記事でご紹介していますが、そのなかの一部は日本国内の取引所にも上場しているので、手軽に取引ができます。
代表的な通貨の1つであるエンジンコインは「Coincheck」と「GMOコイン」で取引可能ですし、同じくNFT関連銘柄として知られるテゾスも「GMOコイン」と「bitFlyer」で取引可能です。
日本国内の取引所に上場している仮想通貨はホワイトリストといって比較的安全に取引が可能な通貨という位置づけなので、初めて仮想通貨投資をする方にとっても安心感があります。
NFTに将来性はある?
NFTの将来性については、多くの投資家がポジティブな印象をもっているようです。NFT関連銘柄の急騰やその後の堅調な推移を見ても、その傾向は確実性が高いといえるでしょう。
すでに多くの高額取引事例があり、そのなかにはツイッターの共同開発者の「最初のツイート」が日本円にして3億円以上の価格で落札されるなど、デジタル資産のコレクターズアイテムをNFTによって流通させられることが証明されました。
こうした事例は今後も続出するでしょうし、そのたびにNFTのことを知らなかった人に知れ渡り、利用者が増えていくことになります。今後大きく需要が落ち込むことは考えにくいですが、逆に需要が大いに盛り上がることは十分考えられます。
NFT関連銘柄の魅力は?
仮想通貨バブルと呼ばれるような価格高騰があったことは広く知られていますが、それは仮想通貨が今後、お金の概念を大きく変えるかもしれないとの期待感があるからです。今も将来性のある有望な通貨が上場すると価格が急騰することは珍しくなく、仮想通貨への期待値は依然として高いことがうかがえます。
NFTはそんな仮想通貨の仕組みを使った、新しい概念です。アートや音楽など芸術作品の安全な流通はもちろんのこと、それ以外にもチケットや選挙など唯一性が求められる分野に応用が進みつつあります。
こうした動きにより、NFT関連銘柄は今後投資家の思惑だけでなく実需による価格上昇が起きる可能性があり、投資対象としての魅力は十分だと思います。