仮想通貨FLOWの今後の見通しは?NFT関連銘柄として注目される理由

NFTへの関心が強まる中、NFT関連銘柄として注目を浴びている仮想通貨FLOW(フロウ)。過去の価格推移を見ながら、今後の見通しや将来性を分析します。仮想通貨FLOWの特徴や購入方法も解説するので、仮想通貨FLOWへの投資を検討中の方はぜひ参考にしてください。

残念ながらFLOWは現在(2025/1月現在)国内取引所では取り扱いがなく、 海外取引所でしか買えません。法定通貨である日本円を、直接海外取引所に入金することはできないため、国内の取引所から仮想通貨を入金する必要があります。

仮想通貨FLOWとは?

まず、仮想通貨FLOW(フロウ)の基本情報を解説します。

フロウ(FLOW)まとめ表
通貨名 フロウ
シンボル FLOW
取り扱い取引所 Binance, Kraken, OKEx, Mandara Exchange, Huobi Grobal
現在の価格(1/29現在) 1FLOW=99.53円
時価総額(1/29現在) 155,207,792,509.75
時価総額ランキング(1/29現在) 111位
公式サイト フロウの公式サイト
FLOWの取り扱い取引所は?
  • 2025年1月現在、FLOWは国内取引所での取扱いはありません。
  • 海外の仮想通貨取引所を利用する場合、一般的に一度国内取引所で仮想通貨(BTCなど)を購入し、それを海外の取引所へ送金して、FLOWを購入するという手順を踏みます。
  • 海外の取引所は一部金融庁が警告するなどトラブルも多いため、国内取引所で上場を待つ方が安全です。 通貨の特性をしっかり学びつつ、上場に備えましょう。

仮想通貨FLOWはDapper Labs(ダッパー・ラボ)が生み出した仮想通貨

仮想通貨FLOWは、ブロックチェーンゲームを開発するDapper Labs(ダッパー・ラボ)が生み出した仮想通貨です。「次世代のゲームやアプリ、これらを強化するデジタル資産をサポートする」ことを目的に構築されました。

Dapper Labsは、ブロックチェーンゲームがまだ少なかった2017年頃に「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」というブロックチェーンゲームを公開し、話題を集めました。CryptoKittiesは、猫を売買したり交配したりして、育成・コレクションしていくゲームです。

また、CryptoKittiesの成功を生かし、トレーディングカードゲーム「NBA Top Shot(エヌビーエートップショット)」を公開し、大成功を収めました。NBA Top Shotの流通取引総額は、約400億円にも上るといわれています。

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Dapper Labsは他に、Dr.SeussというNFTゲームも開発しています。

Dapper Labs のCryptoKittiesをはじめ、ブロックチェーンゲームの多くは、イーサリアムのブロックチェーンを活用して開発されてきました。しかし、イーサリアムのユーザー数が増えるにつれて、処理の遅延や手数料の高騰といったスケーラビリティ問題が生じました。

そんななか、開発者・消費者の双方の使い心地を追求したブロックチェーンとして、Dapper Labsの仮想通貨FLOWが登場したのです。

仮想通貨FLOWはすでに、数多くの企業や大学と連携しています。

仮想通貨FLOWはNFT関連銘柄

ブロックチェーン技術を活用して作られたゲームは、NFTゲームとも呼ばれます。

NFT(非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を用いたデジタルトークンのことです。NFTによって、ゲームのアイテムやキャラクター、アート作品やSNSのツイートなど、あらゆるデジタルコンテンツを唯一無二のものだと証明できます。NFTは、ゲーム開発の分野で大きな意味を持ちます。

2021年には、NFTが世界的に注目を集め、NFTバブルの様相を呈しました。

2021年3月には、Twitter創業者ジャック・ドーシー氏の初ツイートのNFTが約3億円で落札され話題となりました。同じく3月に、世界最大のオークションハウスChristie's(クリスティーズ)で、Beepleというアーティストのアート作品のNFTが約75億円で落札されています。

NFTへの期待感が高まると同時に、NFT関連銘柄への関心も増しています。仮想通貨FLOWはNFT関連銘柄であり、今後ますます価格が上昇する可能性があるといえるでしょう。

仮想通貨FLOWの過去の価格推移

続いて、仮想通貨FLOWの過去の価格推移を見ていきましょう。

2021年1月に上場した際、価格は861円でした。そこから急上昇し、2021年4月5日には4,291円の最高値に達します。この上昇にはNFTへの関心が世界中から集まったことと、開発元であるDapperLabsへの期待感が大きかったと考えられています。
仮想通貨全体の盛り上がりも後押しし、1月時点の861円と比較すると、たった3ヵ月で約5倍にまで上昇しました。

仮に1月時点で仮想通貨FLOWに100万円を投資していたら、4月には400万円の利益が出ていたことになります。

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しかし2021年5月に、テスラ社およびスペースXのCEOであるイーロン・マスク氏が、ビットコインのエネルギー消費量が多いことを懸念するツイートをし、その影響でビットコインをはじめ多くの仮想通貨が下落へと転じました。仮想通貨FLOWも巻き込まれて一気に下落し、2021年6月末には754円となり、1月時点の価格を下回りました。

多くの仮想通貨が低迷する中、FLOWは他の仮想通貨よりも早く回復し、2021年7月末には2,956円まで回復します。
そこから先には下落が続き、2025年1月29日現在は86円台を推移しています。

まだ出来たばかりの新しい通貨ということもあり、取り扱っている取引所は少ないですが、これから取引所への上場がされる度に価格が上昇していく可能性は高いです。
現在はNFTゲームの認知度も上がり事業が拡大しつつあるので、価格の落ち着いている今、買っておくのが良いでしょう。

仮想通貨FLOWの今後の見通しは?

一時は高騰したものの、価格が低迷している仮想通貨FLOWですが、実は将来的に大きく成長する可能性を秘めています。続いて、仮想通貨FLOWの今後の値動きに影響を与えるニュースやトピックを見ていきましょう。

仮想通貨FLOWの今後の見通しは?

コインチェックとの連携開始

コインチェック
(画像=コインチェック公式HPより)
Coincheckの概要
取扱通貨数(販売所) 31通貨
BTC, ETH, ETC, LSK, XRP, XEM, LTC, BCH, MONA, XLM, QTUM, BAT, IOST, ENJ, SAND, DOT, FNCT, CHZ, LINK, MKR, DAI, POL, IMX, APE, AXS, WBTC, BRIL, BC, DOGE
取扱通貨数(取引所) 8通貨
BTC,ETC,LSK,MONA,PLT,FNCT,DAI,WBTC
最低取引数量(BTC) 販売所:500円相当額
取引所:500円相当額
取引手数料 販売所:無料
取引所:無料
送金手数料(BTC) 0.0005 BTC
※コインチェックユーザー間は無料
送金手数料(ETH) 0.005 ETH
※コインチェックユーザー間は無料
入金手数料(銀行振込) 無料
入金手数料(コンビニ入金) 3万円未満:770円
3万円以上30万円以下:1018円
入金手数料(クイック入金) 3万円未満:770円
3万円以上30万円以下:1018円
50万円以上:入金金額×0.11%+495円
出金手数料 407円
レバレッジ取引 -
スマホアプリ Coincheck(ios/Android)
口座数 210万口座(2024年11月時点)
取引ツール(PC) ブラウザ上で使えるツールあり
貸暗号資産
積み立て暗号資産
出典:Coincheck

2020年より、日本の大手仮想通貨取引所であるコインチェックが、Dapper LabsとNFTプラットフォーム事業で連携を開始したと発表しました。それにともない、ブロックチェーンFlowとの連携も検討していくとのことです。

2021年3月には、ゲーム内アイテムとして使えるNFTを売買できる「Coincheck NFT」がローンチされました。今後の連携によって、Dapper LabsのNFTゲームや仮想通貨FLOWへの注目度が高まる可能性があります。

\アプリダウンロード数No.1!/

取り扱う取引所の増加

NFTブームが起きていることからも、仮想通貨FLOWが今後新たな仮想通貨取引所に上場する可能性は十分にあります。

一般的に、仮想通貨が取引所に新規上場すると、価格が上がる傾向があります。新規上場のニュースがメディアで報じられて知名度が高まったり、仮想通貨取引所が新規上場にあたりお得なキャンペーンを実施したりするからです。

今後、仮想通貨FLOWが新たな仮想通貨取引所に上場すれば、価格が急上昇する可能性があります。今のうちに仮想通貨FLOWに投資しておくことで、値上がりの波に乗れるかもしれません。

仮想通貨FLOWの特徴

NFTブームの到来とともに、仮想通貨FLOWへの期待感が高まっています。続いて、仮想通貨FLOWの特徴を4つ紹介していきます。

迅速な決済処理

仮想通貨FLOWは、数秒で決済が完了する高速決済で、開発者・消費者の双方にメリットをもたらします。決済以外でも、誰もが簡単に操作できるよう設計されており、今後さらに使い勝手がよくなっていくことが期待されます。

スケーラビリティ対策

仮想通貨FLOWでは、データを収集(Collection)・合意(Consensus)・実行(Execution)・検証(Verification)という4つの役割に分類することで、スケーラビリティ問題への対策をしています。

スケーラビリティ問題とは、ユーザーが増えることで、手数料(ガス代)が高騰したり、処理の遅延が発生したりする現象のことです。

仮想通貨の中では、ビットコインやイーサリアムが有名で、特にイーサリアムは「ブロックチェーン開発の王様」とも呼ばれていますが、どちらもユーザーが増えたことでスケーラビリティ問題に悩まされています。

しかし、仮想通貨FLOWは役割分類という方法でスケーラビリティ問題対策を行い、スピーディな処理を実現しました。

シャーディングが不要

スケーラビリティ問題を解決する方法として、「シャーディング」という方法があります。これはトランザクションをグループ分けすることで、データ処理にかかる負荷を軽減するという方法です。イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決する方法として期待されています。

しかし、シャーディングではエラーが発生しやすくなるリスクがあります。NFTゲームをはじめとした複雑なアプリケーションでは、エラーの発生は致命的です 。

その点仮想通貨FLOWでは、「役割分類」という方法でスケーラビリティ問題に対処できたため、シャーディングが不要になりました。

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独自のステーブルコインを発行

2021年の6月、Dapper Labsは独自のステーブルコイン「Flow USD(FUSD)」をFlowのブロックチェーン上に発行しました。

仮想通貨は法定通貨と比較して値動きが激しいことから、決済手段としての実用性に乏しく、定着しにくいというデメリットがあります。このデメリットを解決するため、安定した価格を実現するインターネット上の通貨として登場したのが、ステーブルコインです。

価格を安定させる方法にはいくつかの種類がありますが、Flow USDの場合、法定通貨である米ドルとの交換比率を固定化するという手法がとられました。Flow USDの登場によって、Dapper LabsのNFTゲームのユーザーが増えれば、仮想通貨FLOWの投資対象としての価値も上昇する可能性があります。

仮想通貨FLOWの抱える問題

2020年に仮想通貨FLOWのトークンセールが実施されました。トークンセールは「ICO」と呼ばれることもあり、新たな仮想通貨を発行して投資家や企業から資金調達することを指します。この時、購入者に対して、一定期間売り出し制限をかけることを、「ロックアップ」といいます。

ロックアップが解除されると、投資家や企業は仮想通貨FLOWを自由に売却できます。そのため、売却が相次ぎ、仮想通貨FLOWの価格が下落するリスクがあります。

仮想通貨FLOWの50%は、2021年10月にロックアップ解除の時期を迎えています。今後もトークンセールが行われた場合にはロックアップ解除のニュースにも気を配り、仮想通貨FLOWに投資するタイミングを慎重に見極めましょう。

仮想通貨FLOWの購入方法

仮想通貨FLOWは、2025年1月現在、日本国内の仮想通貨取引所では取り扱いがありません。仮想通貨FLOWを購入するには、海外の仮想通貨取引所を利用する必要があります。

仮想通貨FLOWを購入する手順は次の通りです。

FLOWを購入する手順
  • 国内の仮想通貨取引所で口座開設し、ビットコインを購入する。
  • 海外の仮想通貨取引所で口座開設する。
  • 海外の仮想通貨取引所へとビットコインを送金する。
  • 海外の仮想通貨取引所で、ビットコイン建てで仮想通貨FLOWを購入する。

ただし、海外の仮想通貨取引所は、必ずしも安全とは限りません。2018年に、金融庁は認可を受けずに運営する無登録の暗号資産交換業者に対して警告を発しています。

仮想通貨取引所に対する規制なので、海外の仮想通貨取引所を利用したからといって法律違反になるわけではありませんが、トラブルに巻き込まれないよう注意しつつ、自己責任で投資しましょう。

手数料の安い仮想通貨取引所ランキング

ここでは、国内取引所の中でも手数料の安い取引所を紹介します。これから口座開設をしようと考えている方は、参考にしてみてください。

※当サイトのランキングは、弊社が独自に行なった仮想通貨取引所のイメージ調査の結果と、対象となる仮想通貨取引所の公式サイトの掲載情報を総合的に判断し、順位をつけています。
ランキングの根拠についてはこちら
2025年1月現在
引用元:CoincheckbitFlyerGMOコインSBI VC TradeBITPOINTLINEBITMAXビットバンクBitTradeZaif

仮想通貨FLOWの取扱取引所

2025年1月現在、仮想通貨FLOWを取り扱っている海外の仮想通貨取引所をいくつかピックアップしました。

Binance(バイナンス)

binance
(画像=BINANCE公式HPより)

Binance(バイナンス)は、最大級の規模を誇る中国の仮想通貨取引所で、Flowコミュニティの一員でもあります。BINANCE は100種類以上の仮想通貨を取り扱っており、ビットコインやイーサリアムなど主要な仮想通貨以外にも、多くのアルトコインや草コインを取り扱っています。また、ホームページは日本語にも対応しています。

OKEx(オーケーイーエックス)

OKEx(オーケーイーエックス)も中国の大手仮想通貨取引所で、2017年に設立されました。100種類以上の仮想通貨を取り扱っており、現物取引のほかレバレッジ取引や先物取引など、さまざまな取引が可能です。ただし、OKExは日本語に対応しておらず、ホームページは英語表記です。

Huobi Grobal (フォビグローバル)

Huobi Global(フォビグローバル)は、中国の仮想通貨取引所Huobi.Proが世界的に展開する取引所です。なお、2025年1月現在Huobi Globalは日本では利用できません。

暗号資産取引所の口座開設方法

代表例として、コインチェックの口座開設方法を紹介します。

ステップ1:メールアドレスとパスワードを登録

コインチェック-口座解説①

引用元:Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】

ステップ2:本人確認

本人確認を行います。

コインチェック-口座解説②

引用元:Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】

氏名や生年月日、国籍といった基本情報を入力していきます。

コインチェック-口座解説③

引用元:Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】

次に本人確認書類を提出します。運転免許証やマイナンバーカード、自身の顔写真を撮影してデータを送信します。

コインチェック-口座解説④

引用元:Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】

ステップ3:審査が完了し、承認されると完了

ここまでが口座開設の3ステップです。承認されるとメールが届きます。

コインチェック-口座解説⑤

引用元:Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】

仮想通貨FLOWの今後まとめ

仮想通貨FLOWは2021年に登場した比較的新しい仮想通貨でありながら、NFTブームとともに一度は大きく価格が上昇しました。ロックアップ解除の懸念等もあり、価格は低迷していますが、悪材料が出尽くせば、今後大きく上昇する可能性があります。

NFTゲームは今後も要注目の分野であり、NFTゲームの種類が増えてユーザーが増加するにともない、NFT関連銘柄の投資対象としての人気はますます増していくことでしょう。

仮想通貨FLOWは日本国内の仮想通貨取引所で取り扱いがないため、すぐに投資するのは難しいかもしれませんが、今後日本国内の仮想通貨取引所に上場する可能性も十分にあります。まずは取り扱い銘柄が豊富な日本国内の仮想通貨取引所で口座を開設し、仮想通貨投資の経験を積んでおくといいかもしれません。