MT4対応の国内FX業者を徹底比較!【証券会社に違いはある?】
NET MONEY編集部作成

MT4を導入している国内FX業者は複数存在し、スプレッドや取扱通貨ペア数、スキャルピング可否など、業者ごとに様々な特徴があります。そのため、どのFX会社でMT4を利用すべきか判断に迷うケースが多いようです。

この記事では、そのようなお悩みに解決すべくMT4(メタトレーダー4)」が使える国内のおすすめFX業者・証券会社をランキング形式で徹底比較しています。

「MT4が使えるおすすめの国内FX業者は?」「証券会社ごとに何が違う?NDD方式の方がいい?」などと気になる方は、ぜひ参考にしてみてください!

  1. MT4対応の国内FX業者・証券会社の特徴を徹底比較!
    1. ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF MT4」
    2. JFX「MT4チャート」【スキャルピング公認】
    3. OANDA証券「MT4・スタンダードプラン」
    4. 楽天証券「楽天MT4口座」
    5. 外為ファイネスト【スキャルピング公認】
  2. 海外のMT4対応証券会社と国内FX業者はどちらがおすすめ?
  3. MT4のEAで金(ゴールド)取引が行える国内FX業者は?
  4. MT4のサービスはいつ終了する?

MT4対応の国内FX業者を一覧表で徹底比較!

ここでは以下の5つポイントに沿って、MT4対応の国内FX業者5社を一覧表で徹底比較します。

MT4が使える国内FX業者の比較ポイント
  • スプレッド
  • MT4からの発注・分析
  • スキャルピング可否
  • MT5対応
  • 取扱い通貨ペア数

NET MONEY編集部のおすすめ

 
【FX取引初心者】
総合力の高い「FXTF」一択!

実はMT4に対応している業者は、そうでない業者と比べてスプレッドがやや広い傾向にありますが、FXTFは業界トップクラスの狭いスプレッドを提供しています。また、平日(祝日も含む)8時から20時まで電話で問い合わせができる、充実のサポート体制も高評価です。

【スキャルピング】
裁量取引なら「JFX」、自動売買なら「外為ファイネスト」

スキャルピング取引をメインにMT4を使いたいのであれば、スキャルピングを公認しているFX業者を選ぶと安心です。スキャルピングを裁量取引でする場合はJFX、自動売買でするなら外為ファイネストを利用するのがよいでしょう。

【中上級者】
通貨ペアと情報量が多い「OANDA証券」

OANDA証券は取扱通貨ペア数が40通貨ペアと多く、また世界中のトレーダーの取引状況を把握できます。MT4の後継バージョンであるMT5にも対応しているため、中上級者は利用してみるのも良いでしょう。

上記の一覧表で紹介した、MT4対応の国内FX業者・証券会社5社の特徴を解説します。

ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF MT4」

FXTFのメリット
  • 世界で最も利用されている取引ツールMT4が使える
  • 米ドル円のスプレッドが0.1銭と非常に狭い
  • 平日(祝日も含む) 8:00から20:00まで問合せ可能で、FX初心者でも安心
FXTFのデメリット
  • スワップポイントが低め
スプレッド(ドル/円) 0.2銭
最低取引単位 1,000通貨
最大注文数量 100万通貨
取引方式 DD方式
Webブラウザ版 あり
オリジナルインジケーター あり

ゴールデンウェイ・ジャパンは業界でもトップクラスの狭いスプレッドを提供しており、特に短期売買がメインのトレーダーにおすすめのFX業者です。

猫
実はMT4に対応している業者は、そうでない業者と比べてスプレッドがやや広い傾向にあるにゃ、でもゴールデンウェイ・ジャパンであればスプレッドの広さを心配する必要がないのにゃ!

例えば、ドル/円は0.2銭、ユーロ/円は0.4銭、ポンド/円は0.6銭といったように、ゴールデンウェイ・ジャパンでは人気通貨ペアにおいて狭いスプレッドを実現しています。

EA(自動売買)取引においても、対象の5通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、ユーロ/ドル)で1万通貨あたり20円の手数料が発生するものの、手数料を含めても低コストでの自動売買が可能です。

さらにWebブラウザ版のMT4は、WindowsだけでなくMacにも対応しているため、Macユーザーでもインストール不要で手軽にMT4を利用できます。また、FX以外にもダウ先物や日経225先物、金などのCFD銘柄や、ビットコイン/円やイーサリアム/円といった暗号資産銘柄をチャートに表示し、取引の参考にすることも可能です。

猫
ゴールデンウェイ・ジャパンは総合的に優れた業者であり、特に取引コストの削減が重要な短期トレーダーにとって魅力的な選択肢なのにゃ!

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FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)の評判・口コミは?

JFX「MT4チャート」【スキャルピング公認】

JFXのメリット
  • 約定スピードが最速0.001秒と非常に速い
  • スキャルピングが公認されている
JFXのデメリット
  • 高金利通貨ペア以外のスワップポイントが低め
  • 証拠金維持率100%以下で強制ロスカットされる
スプレッド(ドル/円) 0.2銭
最低取引単位 1,000通貨
最大注文数量 100万通貨
取引方式 DD方式
Webブラウザ版 なし
オリジナルインジケーター あり

JFXは、スキャルピングを公認している数少ないFX業者の一つです。スプレッドも狭く、スキャルピングを希望するトレーダーに適しています。

MT4での直接発注はできませんが、分析ツールとして活用可能です。JFX独自の取引ツールと組み合わせることで、効果的なスキャルピングが実現できます。

JFXが提供する取引ツール「MATRIX TRADER」は、最速0.001秒の約定スピードや27種類の注文方法など、短期売買に特化した便利な機能を備えています。このツールとチャート機能に優れたMT4を併用することで、分析と注文を理想的な環境で行うことが可能です。

また、JFXはスキャルピングに役立つオリジナルインジケーターを多数提供しています。例えば、超短時間で利益を狙うトレーダーに人気のある「10秒足チャートを描画できるインジケーター」など、スキャルピングを強力にサポートするツールが揃っています。

加えて、重要な経済指標の結果をほぼリアルタイムで配信する「ロイター経済指標速報」や、元為替ディーラーである小林社長が短期売買方針などを解説する「小林芳彦のマーケットナビ」など、スキャルピングに役立つ情報コンテンツも盛り沢山です。

猫
スキャルピングを公認し、MT4と独自ツールの利点を組み合わせた高機能な取引環境を提供するJFXは、本格的にスキャルピングに取り組みたいトレーダーが口座を開設すべきFX業者の一つと言えるにゃ!

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JFXの評判・口コミを紹介!メリット・デメリットやヒロセ通商とどっちがいいかも解説

OANDA証券「MT4・スタンダードプラン」

OANDA証券のメリット
  • 取り扱い通貨ペアが豊富
  • MT4やtradingview等分析機能が豊富
OANDA証券のデメリット
  • スプレッドがやや広い
  • スワップポイントが低い
スプレッド(ドル/円) 0.3~1.0銭
最低取引単位 1万通貨
最大注文数量 50~300万通貨
取引方式 DD方式
Webブラウザ版 あり
オリジナルインジケーター あり

OANDA証券の特徴的な強みは、グローバルな顧客基盤を活かしたオーダーブック(注文情報)の提供にあります。世界中の取引状況をグラフ化して公開することで、他のFX業者との差別化を実現しています。

注文情報を提供しているFX業者は他にも存在しますが、日本だけでなく世界中の顧客データを提供している点は、国際的な証券会社であるOANDA証券ならではの魅力と言えるでしょう。

注文情報はインジケーターを追加することで、MT4のチャート上に表示可能です。

取扱通貨ペア数においても、OANDA証券40通貨ペアと充実しておりマイナー通貨ペアを取引したい中上級者のニーズにも対応しています。

また、OANDA証券はMT4の後継バージョンであるMT5にも対応しています。MT5は軽快な動作や幅広い時間軸の表示などが特徴的で、詳細な分析がスピーディーに実現可能です。

ただし、スプレッドについては常に値が変動する変動制を採用しているため、取引コストが把握しづらいという側面があります。初心者トレーダーの場合、ゴールデンウェイ・ジャパンやJFXなどの原則固定のFX業者と比べて、取引に慣れるのに多少の時間を要するかもしれません。

猫
OANDA証券は、オーダーブックを見ながら取引したい人や、通貨ペアの豊富さを重視する人におすすめのFX業者だにゃ。特に、ある程度の取引経験がある人に適しているのにゃ。

\中上級者に向いている/

OANDA Japanの評判や口コミは?メリット・デメリットや向いている人についても解説

楽天証券「楽天MT4口座」

楽天証券のメリット
  • 最大レバレッジを5種類の中から選択可能
  • 取引で楽天ポイントがたまる
  • オンラインセミナーの開催や情報配信が充実
楽天証券のデメリット
  • スワップポイントが低い
  • 複数回システム障害が発生している
スプレッド(ドル/円) 0.5銭
最低取引単位 1,000通貨
最大注文数量 200万通貨
取引方式 DD方式
Webブラウザ版 あり
オリジナルインジケーター なし

楽天証券は、大手ネット証券で唯一MT4を導入しており、初心者でも安心してMT4を利用できる環境を提供しています。※1
また、日本国内に取引サーバーを設置するなど、信頼性と安全性に重点を置いているのが楽天証券の特徴です。

※1 (楽天証券、SBI証券、GMOクリック証券、auカブコム証券、松井証券、マネックス証券を指しています。)

楽天証券では「楽天MT4CFD」というサービスを提供しており、MT4を使って日経225先物やS&P500先物、金などのCFDを取引できます。これは楽天証券を利用する大きなメリットの一つです。

猫
ただし、「短時間における連続した取引」を禁止していることから、スキャルピングを希望する場合は他社の検討をおすすめするにゃ!

お客様が次の各号のいずれかに該当する場合、または期限の利益の喪失事由に該当した場合、当社は楽天FXに係る全ての契約を解除することができるものとします。(中略)

(16)取引の方法の如何にかかわらず、当社が、短時間における連続した取引、インターバンク市場の混乱を招く取引、当社のカバー取引に影響を及ぼす取引、または、過度な取引等不適切な取引であると判断したとき又はそのおそれがあるとき

引用:楽天FX取引規定(店頭外国為替証拠金取引)
猫
楽天証券は、大手ネット証券ならではの安全性や銘柄の豊富さを重視する人や、デイトレードやスイングトレードをメインとする人に適した選択肢になるにゃ!

\楽天サービス利用者は必見/

楽天FXの評判・口コミを紹介!【MT4自動売買は儲かる?】

外為ファイネスト【スキャルピング公認】

外為ファイネストのメリット
  • プロ向け口座のスプレッドは狭い
  • スキャルピングが公認されている
外為ファイネストのデメリット
  • スワップポイントが低い
  • スプレッドが広い
スプレッド(ドル/円) 0.1~0.6銭
最低取引単位 1,000通貨
最大注文数量 1,000万通貨
取引方式 NDD方式
Webブラウザ版 あり(MT5版のみ)
オリジナルインジケーター あり

外為ファイネストはEA(自動売買)の利用制限がなく、スキャルピングを公認している点が特徴です。EAには多様なトレードスタイルが存在し、特にスキャルピング型のEAを使いたい場合、外為ファイネストは魅力的な選択肢となります。

MT5にも対応しており、MT5ではWebブラウザ版を通じて手軽に取引可能です。ただし、スプレッドは狭いものの変動制であるため、初心者にとっては取引がやや複雑に感じられる可能性があります。

猫
スキャルピングタイプのEAを使いたい人には、EAの利用制限がなく、スキャルピングも公認している外為ファイネストがおすすめだにゃ!

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海外のMT4対応証券会社と国内FX業者はどちらがおすすめ?

海外のMT4対応証券会社と国内FX業者の主なメリット・デメリット
  海外FX業者 国内FX業者
メリット ・MT4に対応している業者が多い
・最大レバレッジが高い
・ボーナスが豊富
・追証が無い
・ロスカットの基準が低い
・安全性が高い
・公式サイトが分かりやすい
・スプレッドが狭い
・申告分離課税が適用される
デメリット ・安全性が低い
・公式サイトが分かりにくい
・スプレッドが広い
・累進課税が適用される
・MT4に対応している業者が少ない
・最大レバレッジが低い
・ボーナスが少なめ
・追証がある
・ロスカットの基準が高い

海外FX業者は取引ツールとしてMT4を採用していることが多く、MT4を使って取引をしたい場合には、国内FX業者だけでなく海外FX業者も選択肢の一つとなります。ただし、海外FX業者と国内FX業者には大きな違いがあるため、向いている人のタイプが異なります。

海外FX業者は、まず少ない資金で大きなリターンを狙いたいという人に向いています。海外FX業者の中には、1,000倍を超える最大レバレッジを提供する業者もあり、高いリスクは伴うものの、取引が上手くいけば一気に大きく稼げる可能性もあります。

加えて、取引で使える資金を増やしてから、取引に臨みたい人にも向いています。というのも、海外FX業者は国内FX業者と比べ、ボーナスが充実している傾向があるからです。自分で用意できる資金が少なかったとしても、口座開設や入金をした際にもらえるボーナスを証拠金に加えることで、より大きな規模の取引をすることができます。

ただし、海外FX業者は日本の金融庁の認可を受けておらず、出金拒否などを行う業者も存在することには注意が必要です。また、公式サイトの日本語が不自然だったり、日本語によるチャットやメールができなかったりする業者もあり、初心者の人はハードルが高いと感じるかもしれません。

一方、国内FX業者は、まず安心して取引を行いたいという人に向いています。国内FX業者は日本の金融庁の認可を受けていることから、高い安全性を誇ります。例えば、レバレッジ規制や信託保全、自己資本規制比率など、様々な形で投資家の不利益にならないような対策が取られているのです。

さらに、スキャルピングやデイトレードなどをメインとするトレーダーにも、国内FX業者は向いています。海外FX業者と比べ、国内FX業者はスプレッドが狭い傾向があるため、取引回数が多いトレーダーは、国内FX業者の方が取引で有利になりやすいです。

国内FX業者と海外FX業者のどちらを選ぶかはトレーダー次第ですが、初心者の場合は安全性が高く、安心して取引できる国内FX業者がよいでしょう。

MT4のEAで金(ゴールド)取引が行える国内FX業者は?

金(ゴールド)は、その高いボラティリティから大きな利益が期待できる取引対象として人気があり、MT4では金を対象としたEAが多数開発されています。

金をEAで取引できる国内FX業者としては、楽天証券やOANDA証券が挙げられます。

一方、ゴールデンウェイ・ジャパンやJFX、外為ファイネストでは、MT4を用いたチャート表示のみが可能であり、取引はできません。

楽天証券やOANDA証券では、金をFXのようにレバレッジを活かして取引でき、「買い」と「売り」の両方から取引を始められます。またMT4を活用することにより、オリジナルインジケーターの使用や自動売買システムの導入など、柔軟性の高い環境で金を取引可能です。

金のEAはFXのEAと同じように設定と運用ができるため、導入について難しく考える必要はありません。さらなる利益の追求や、リスクヘッジを目的として活用してみるとよいでしょう。

MT4のサービスはいつ終了する?

MetaQuotes
引用元:MetaQuotes

MT4の後継であるMT5が2010年にリリースされているにもかかわらず、MT4のサービス終了時期について開発元のメタクォーツ社(MetaQuotes)は明らかにしていません。将来的にMT4が使えなくなる可能性はあるものの、様々な理由からユーザーのMT5への移行が進んでいないのが現状です。

理由の一つとして、MT4のEAやインジケーターがMT5でそのまま使えない点が挙げられます。MT4とMT5ではプログラム言語が異なるため、MT5で従来のEAやインジケーターを利用するには、MT5のプログラム言語であるMQL5で作成し直す必要があります。

しかし、現時点ではMQL5に対応できる開発者が少なく、対応できたとしても作り直す手間がかかることから、MT5用のEAやインジケーターの数はMT4と比べて少ない状況です。そのため、多くのユーザーがMT4の使用を継続しており、メタクォーツ社もMT4のサービスをすぐに終了することは難しいと考えられます。

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