FXのMT5(Meta Trader5)とは? MT4との違いやおすすめ対応FX会社も紹介
(画像=NETMONEY(ネットマネー)編集部)

MT5(メタトレーダー5 / Meta Trader5)とは、FX、為替商品、先物を取引するためのプラットフォームです。MT4の後継としてリリースされ、様々な新機能が搭載されています。

今回の記事では、MT4と比較しながらMT5の特徴や新機能について説明し、利用できる国内のFX会社と海外のFX会社を紹介します。そして、基本的な使い方についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. MT5とは
  2. MT5とMT4の違い
    1. MT5のスペック表
  3. MT5の特徴的な機能
    1. ミニチャートの表示
    2. 経済カレンダーの追加
    3. チャートのドッキング解除機能
    4. 豊富なインジケーター
    5. 時間足の種類が豊富
    6. 【国内】MT5対応のFX会社
      1. 外為ファイネスト
      2. OANDA Japan(オアンダ・ジャパン)
      3. フィリップ証券
      4. アヴァトレード・ジャパン
    7. 海外FX会社の注意点
      1. 口座の出入金に手数料と時間がかかる
      2. レバレッジ制限が高い
      3. 金融庁に認められていない
    8. MT5の使い方
      1. MT5をダウンロード
      2. MT5にログイン
      3. MT5の基本的な使い方
      4. 気配値・ナビゲーターの表示
      5. インジケーターの追加
      6. MT5での注文の出し方
    9. MT4に対応のおすすめFX会社
    10. MT5に関するよくある質問
      1. MT5にデモ口座はあるか
      2. 日本時間に対応しているか
中島 翔

中島 翔

この記事の監修者

FXトレーダー兼起業家。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。その後coincheckで仮想通貨取引所のトレーダーを経験し、NYのブロックチェーン関連のVCを経て、金融コンサルティングを中心としたCWC株式会社を設立。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有。

MT5とは

MetaQuotes
引用元:MetaQuotes

MT5とは、MetaQuotes社が2010年にMT4(メタトレーダー4)の後継としてリリースした、FX、為替商品、先物の取引プラットフォームです。

MT5には、高度な取引機能だけでなく、テクニカル分析やファンダメンタル分析の機能も搭載されています。また、EA(自動売買システム)やインジケーターの開発、デバッグに利用できるメタエディター5が搭載されている点も、特徴として挙げられます。

MT5とMT4の違い

ここからはMT5をMT4と比較しながら強みと弱みを見ていきます。

  MT4 MT5
国内対応業者の数 9社 4社
カスタムインジケーター 多い 少ない
自動売買 多い 少ない
時間足の数(種類) 9
主要な時間足は搭載されている
21
MT4の時間足よりも種類が多いため、詳細な分析ができる
動作スピード 遅い
32bitのため、パソコンのCPUやメモリのスペックを十分に活かすことができないため、動作が遅い
早い
64bitのため、パソコンのCPUやメモリのスペックを十分に活かすことができるため、動作が早い
プログラム言語 MQL4 MQL5

MT5は、MT4(メタトレーダー4)の後継としてリリースされましたが、国内対応業者の数はMT4のほうが未だに多いのが現状です。MT5を利用できる業者の数は限られています。

また、利用できるカスタムインジケーター、EA(自動売買システム)の数が少ないことが、MT5のユーザーが増加しない原因の一つとして挙げられます。

しかし、表示できる時間足の種類は、MT4の9種類に対して21種類と増加しています。さらに、32bitに対して、MT5は64bit対応となっているため、動作スピードがMT4よりも早いという特徴があります。

自分にMT4とMT5、どちらが向いているかを判断することが必要です。それぞれにおすすめの人を解説するのでぜひ参考にしてください。

MT5がおすすめの人

MT5がおすすめなのはチャートや注文などの充実した機能を使いたい人です。MT5はMT4に比べて基本スペックが高い上に、今後も機能の追加や改善が期待されます。MT5にしかない出来ないこともあり、機能の充実さを重視する人はMT5を使用するのがおすすめです。

監修者のコメント

MT4がおすすめの人

MT4がおすすめなのはネット上にあるカスタムインジケーターを使いたい、あるいは自動売買を使用したい人です。MT4はユーザー数が多いことによる情報の豊富さが強みです。今後アップデートされることはありませんが、ネット上のインジケーターや自動売買のプログラムを利用を重視する方はMT4を使用するのがおすすめです。

MT5の特徴的な機能

ミニチャートの表示、指標カレンダーの追加、チャートのドッキング解除機能などの特徴的な機能があります。

ミニチャートの表示

ミニチャート
画像:NET MONEY編集部

ミニチャートは、別の時間足のチャートを小さく表示できる、MT5の新機能です。 例えば、4時間足、15分足、5分足の3種類の時間足で分析をしている場合、複数の時間足のチャートを同じ画面上に表示することができます。

MT4までは、それぞれの時間足の画面を切り替える必要がありましたが、MT5では画面を切り替えることなく、複数の時間足のチャートを見ながら分析をすることができます。

ミニチャートは、「挿入」→「オブジェクト」→「グラフィック」→「チャート」をクリックし、ミニチャートを表示させたい位置でクリックすると、表示されます。

指標カレンダーの追加

指標カレンダー
画像:NET MONEY編集部

指標カレンダーは、各国の主要な経済に関する指標の発表日などがチャートに表示される、MT5の新機能です。市場のファンダメンタルズ分析を行う際に便利な機能です。

MT5では、経済指標の発表のある時間帯がチャート上に表示され、カーソルを合わせると経済指標名が表示されます。

MT4では、経済指標の内容や時間帯はツール上では確認できませんでした。一方、MT5では、画面上で経済に関する指標が発表される時間を確認できるようになりました。

指標カレンダーは「ツールボックス」上の「指標カレンダー」をクリックすると表示されます。

チャートのドッキング解除機能

チャートのドッキング解除機能
画像:NET MONEY編集部

ドッキング解除機能は、チャート画面のみをMT5のウィンドウから分離できる新機能です。

MT4では、1つの画面でチャートを分割することができましたが、13インチのノートパソコンのように画面が小さい端末では、分割表示するとチャートが見づらいという問題がありました。また、複数起動することで、別々にチャートを表示させることができますが、MT4の画面がフリーズしやすいというデメリットがあります。

MT5で追加されたドッキング解除機能を用いることで、チャートをMT5の画面から切り離して表示させることが できます。そのため、小さい画面の端末でも複数のチャートを見やすく表示させることができるようになりました。

ドッキング解除を行うためには、チャート画面上で右クリック→「ドッキング」をクリックすると、チャートがMT5のウィンドウから分離して表示されます。

豊富なインジケーター

MT5も同様にデフォルトで40種類以上、さらにライブラリから100種類以上のインジケーター、EA(自動売買システム)を利用することができます。

MT4と同程度の数のインジケーターを利用できる点は、MT5のメリットとして挙げられます。

インジケーターとは

  • インジケーターとは、チャートが示す内容をわかりやすく表示させるためのツールです。
    複数のインジケーターを組み合わせチャートに表示させることで、チャート分析をより正確に行うことができます。

時間足の種類が豊富

mt5,時間足
引用元:OANDA JAPAN

MT4では9種類しか時間足を利用できませんでしたが、MT5では21種類の時間足を利用できます。

MT4では15分までの時間軸は、1分足、5分足、15分足と区切られていますが、MT5では1分足、2分足、3分足、4分足、5分足、6分足、10分足、12分足、15分足と細かく区切らています。

このように、MT5では時間足の種類が増えることで、より詳細なチャート分析が可能になりました。

ここまで機能を説明してきましたが、MT5は、パソコン、Mac、タブレット、スマートフォンといった、様々な端末で利用できます。

デスクトップ端末では、Windows、Macはもちろん、Linuxにも対応しています。モバイル端末では、App StoreからiPhone、iPad用のアプリをダウンロードすることができます。Android端末の場合は、Google Playから可能です。

しかし、ここで注意なのが、自分でサイトからダウンロードすることは可能ですが、MT5にF対応しているFX会社に口座開設し、ダウンロードする方がおすすめです。

MT5はプログラミングによってカスタマイズ可能なので、会社ごとに特色のある機能を搭載して提供しています。分析だけでなく取引もしたい場合、FX口座と紐づいたツールでなければ意味がありません。

また、サポートがある点も、最初からMT5に対応している会社を選ぶことのメリットです。

【国内】MT5対応のFX会社

それではMT5に対応している、国内のFX会社を紹介します。
会社によって利用できる機能に特色があるため、各社の特徴を中心に解説します。

外為ファイネスト

外為ファイネストは、MT5とMT4の両方に対応しています。

MT5が使えるだけでなく、EAの利用制限がないという点が外為ファイネストの特徴です。自分で購入した、もしくは作成したEAを自由に使うことができ、スキャルピングの制限、指値の制限もありません。

この他にも、外為ファイネストには以下の特徴があります。

外為ファイネストの特徴

  • 取引手数料が、0円
  • 最低取引量は、1,000通貨
  • 24時間、手数料無料のクイック入金

口座開設アプリを利用すれば、口座開設の手続きがネットで完結します。最短で当日の間に外為ファイネストの口座を開設し、取引を始めることができます。

また、外為ファイネストでは、インジケーターのプレゼントキャンペーンが実施されています。

外為ファイネストのMT5口座を持っており、2022年5月1日から10月31日までのエントリー期間中にマイページからエントリーすることで、FXキーストンのオリジナルインジケーターがもれなくプレゼントされます。

会社概要
社名 外為ファイネスト株式会社
英文名称 Gaitame Finest Company Limited
ホームページ https://www.gaitamefinest.com
設立年月日 平成11年3月16日
登録/加入協会 金融商品取引業者 登録番号 関東財務局長(金商)第102号
一般社団法人金融先物取引業協会 (会員番号1586)
代表取締役 石野 由美子

OANDA Japan(オアンダ・ジャパン)

OANDA Japan(オアンダ・ジャパン)
引用元:OANDA Japan

OANDA Japanは、MT5とMT4の両方に対応しており、OANDA JapanのMT5には、以下の特徴があります。

OANDA Japan(オアンダ・ジャパン)の特徴

  • 決済注文付きのワンクリック注文が可能
  • チャート上でダブルクリックすることで、指定した水準に素早く指値、逆指値を発注可能
  • チャート上に描画したライン(トレンドライン、水平線、垂直線など)に到達したら、新規注文、逆指値注文を発注可能
  • OCO注文、通貨ペアごとの一括決済、注文の一括決済、ドテン売買が可能
  • チャートの基本設定、高値、安値などのライン表示をワンクリックで変更可能

このように、OANDA JapanのMT5には、様々な機能が搭載されています。

また、OANDA Japanには、以下のようにトレーダーへの情報提供にも力を入れているという特徴があります

名称 内容
オアンダFXラボ 世界9拠点のマーケット情報を入手できる
オアンダエデュケーション トレーダー向けのセミナーやツールの使い方動画が掲載されている
オアンダFXインフラ 注文到達から、約定までのスピード、スリッページの発生率などの情報を随時公開している

OANDA Japanは、様々な機能が搭載されたMT5が使用できるだけでなく、トレーダー向けの情報発信が行われているFX会社です。

会社概要
商号 OANDA証券株式会社
(オアンダ ショウケン カブシキガイシャ)
ホームページ https://www.gaitamefinest.com
設立年月日 2004年11月8日
登録/加入協会 金融商品取引業 関東財務局長(金商)第2137号
一般社団法人金融先物取引業協会
日本証券業協会
日本投資者保護基金
代表取締役 柳澤 義治

フィリップ証券

FXとは

フィリップ証券は、シンガポールを拠点とし、世界15カ国に展開する総合金融サービスグループです。日本法人として金融商品取引業者に登録されています。MT5に対応しており、特徴として以下の点が挙げられます。

フィリップ証券の特徴

  • 取引手数料が無料
  • 全通貨ペアが1,000通貨で取引可能
  • 午前7時から午後11時まで、MT5の電話サポートあり
  • スマートフォンでもMT5が利用可能
  • 様々な注文方法に対応(成行注文、指値注文、逆指値注文、トレール注文、OCO注文、イフダン注文、イフダンOCO注文)
  • 高金利通貨を含む24通貨ペアで取引可能

また、フィリップ証券では、MT5口座の開設完了で専用のEAである「The Rain」がもらえるキャンペーンを実施しています。

The Rainは収益率14.94%(2022/7/9時点)のEAです。取引通貨は「ユーロ、米ドル」で、スキャルピングとデイトレードの取引スタイルが特徴です。

このように、フィリップ証券では、MT5の電話サポートのようにトレードしやすい環境が整えられているだけでなく、口座開設キャンペーンで専用のEAがもらえるという、MT5の利用者向けのサポートが提供されています。

会社概要
商号 フィリップ証券株式会社
英文名称 Phillip Securities Japan, Ltd.
ホームページ https://www.phillip.co.jp/
設立年月日 1944年(昭和19年)4月
登録/加入協会 金融商品取引業者
関東財務局長(金商)第127号
商品先物取引業者
経済産業省20180404商第1号
農林水産省指令30食産第412号
代表取締役 永堀 真

Ava Trade (アヴァトレード・ジャパン)

アヴァトレード・ジャパンは、MT5取り扱い業者の中で業界最狭水準のスプレッドを謳うFX会社です。

スプレッドの例を挙げると、「豪ドル、円」で0.9銭、「ユーロ、米ドル」で0.5pipsとなっています。
また、各種取引手数料が無料である点も、アヴァトレード・ジャパンの特徴です。

アヴァトレード・ジャパンの特徴

  • 出金手数料
  • ロスカット手数料
  • クイック入金手数料
  • 口座開設手数料
  • 口座維持手数料

これらの取引手数料が、アヴァトレード・ジャパンなら全て無料です。手数料を抑えてトレードできる点は、大きなメリットだと言えます。

さらに、平日の10:00から18:00までチャットによるサポートが行われており、パソコンの操作を遠隔操作でサポートしてもらえます。

アヴァトレード・ジャパンは、業界最狭水準のスプレッド、各種取引手数料が無料、平日のチャットサポートが特徴のFX会社です。

会社概要
商号 アヴァトレード・ジャパン株式会社
英文名称 Ava Trade Japan K.K.
設立年月日 2007年3月9日
登録/加入協会 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1662号
一般社団法人 金融先物取引業協会 加入(会員番号1574)
一般社団法人 日本投資顧問業協会 加入(会員番号 012-02738)
代表取締役 丹羽 広

海外FX会社の注意点

海外FX会社は、日本のFX会社と比較して使い勝手や法規制の面で異なる点があります。海外FX会社の注意点に関して説明します。

口座の出入金に手数料と時間がかかる

海外FX会社は、出入金に手数料と時間がかかる点には注意が必要です。
国内FX会社の外為ファイネストと、海外のFX会社であるGEMFOREXの入金手数料を例として比較すると、以下の表のようになります。

■外為ファイネストとGEMFOREXの入金手数料の比較

 
国内、海外 会社名 入金方法 入金反映時期 入金手数料
国内 外為ファイネスト クイック入金 当日
※平日15:00までに振り込み手続きが完了すれば、当日中にFX取引口座に反映される
無料
海外 GEMFOREX 銀行振込 入金確認後 実質無料
※手数料の返却を申請すれば、振込手数料が返金される
クレジット決済 即時
※日本国外の決済となるため、決済時間と請求日時が約17時間程度、異なる場合がある
無料

国内の外為ファイネストはクイック入金に対応しているため、入金速度はGEMFOREXより早く、手数料は無料です。

外為ファイネストで200万円以下の出金をする場合は、営業日の0:00~10:00の間に出金受付がされれば、当日午後に振り込まれます。出金金額が5,000円以上であれば、振込手数料は無料です。

一方、GEMFOREXで銀行振込にて出金する場合は、3営業日から5営業日必要です。出金手数料は、7日以内1回に限り無料です。

レバレッジ制限が高い

レバレッジ取引とは

海外のFX会社は、GEMFOREXのように「最大1,000倍」のレバレッジで取引ができるFX会社があります。

高いレバレッジで取引できるということは、少ない資金でも大きな金額の取引ができるというメリットがあります。
しかし、常に最大のレバレッジで取引できるとは限らない点には注意が必要です。

最大レバレッジは、口座残高に応じて制限されています。GEMFOREXの場合は、最大1,000倍のレバレッジで取引を行うことができます。

しかし、口座残高が200万円以上の場合は、最大レバレッジは500倍になります。海外FX会社によってレバレッジ制限の条件は異なるため、注意してください。

日本の金融庁に届け出してあるFX会社のレバレッジは25倍までと定められています。万が一の損失を抑え、堅実な資産運用のためにも、国内のFX会社をおすすめします。

金融庁に認められていない

日本の居住者を対象としてFXのサービスを提供する場合は、金融商品取引業の登録が必要です。
GEMFOREXのように、海外のFX会社は金融商品取引業の登録を行っていません。

日本の金融庁の規制の対象外となった結果、GEMFOREXでは最大レバレッジ1000倍や投資家の損失を補填するゼロカットシステムなど国内のFX会社では実施していないサービスを提供しています。

しかし、金融庁「無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください」にて、「海外FX会社で取引した際に出金に応じてもらえないトラブルが発生している」と報告されています。

無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください

金融商品取引法に基づく登録を受けていない海外所在業者が、インターネットに日本語ホームページを開設する等により、外国為替証拠金取引(FX取引)や有価証券投資等の勧誘を行っている例が見受けられます。

また最近、海外所在の無登録業者とバイナリーオプション取引を行い、出金に応じてもらえないなどのトラブルになっている例も見られます。

日本で登録を受けずに金融商品取引業を行うことは違法です。取引を行う前に取引の相手が登録を受けているかこちらで確認して、無登録の海外所在業者との取引は行わないよう、注意してください。

引用元:金融庁

なお、金融商品取引業の許可を受けたFX会社は、金融庁の「免許・許可・登録を受けている業者一覧」で確認することができます。リンク先の一覧に掲載されていないFX会社は、金融商品取引業の許可を受けていない会社だと言えます。

MT5の使い方

MT5をダウンロードする方法や、気配値・ナビゲーターの表示、注文の出し方などの基本的な使い方について説明します。

MT5をダウンロード

大きく分けると以下の3種類があります。

MT5の種類

  • PC版(Windows、Mac、Linux)
  • iPhone、iPad版
  • Android版

今回は、Windows版のMT5のダウンロード方法について、説明します。

ダウンロード方法

MT5のダウンロードページを開き、対象のOSのMT5をダウンロードします。

mt5ダウンロード

今回はWindows用のMT5をダウンロードするため、「Download MetaTrader 5 for Windows」をクリックします。すると、インストールするためのファイルがダウンロードされるので、MT5をインストールします。

なお、外為ファイネストのように、FX会社が専用のMT5を提供している場合があります。MT5で取引したいFX会社がある場合は、その会社が専用のMT5を提供しているか確認しましょう。

MT5にログイン

インストールが完了した後は、ログインを行います。
まずは、「ファイル」→「取引口座にログイン」をクリックします。

取引口座にログイン

表示されたウィンドウに、FX会社から連絡のあったログイン情報(ID、パスワード、ログインサーバー)を入力します。

ログイン

ログインが正常に完了すると、画面右下にデータ送受信料「○○ / ○kb」が表示され、気配値、チャートが動き始めます。

MT5の基本的な使い方

基本的な使い方として、以下の3点に関して説明します。

MT5の基本的な使い方

  • 気配値・ナビゲーターの表示
  • インジケーターの追加
  • MT5での注文の出し方

気配値・ナビゲーターの表示

MT5を起動した状態では、チャートが表示されているのみで、気配値やナビゲーターは表示されていない場合があります。
気配値を表示するためには、「表示」→「気配値表示」をクリックすると、画面左に気配値が表示されます。

気配値・ナビゲーターの表示

ナビゲーターを表示する場合は、「表示」→「ナビゲータ」をクリックすると、ナビゲーターが気配値の下に表示されます。

インジケーターの追加

インジケーターをMT5のチャート上に表示する方法として、平均移動線を表示する例を用いて説明します。

移動平均線のインジケーターを表示するためには、「挿入」→「インディケーター」→「トレンド系」→「Moving Average」をクリックします。

インジケーターの追加

移動平均線の期間、線の色などの設定を行い、「OK」をクリックすると移動平均線がチャート上に表示されます。

MT5での注文の出し方

注文を出す場合は、以下の3ステップで行うことができます。

注文の出し方

  1. 通貨ペアを選択し「新規注文」をクリック
  2. 取引数量を入力して注文
  3. ツールボックスから決済注文

この注文方法は基本的なMT5の注文方法のため、手順に沿って説明します。

1.通貨ペアを選択し「新規注文」をクリック

気配値から注文したい通貨ペア上で「右クリック」→「新規注文」をクリックします。

新規注文

2. 取引数量を入力して注文

選択した通貨ペアの取引数量、ストップロスなどを設定する注文ウィンドウが表示されます。
取引数量を入力し、「Sell」か「Buy」ボタンをクリックすれば、エントリー注文が行われます。

3. ツールボックスから決済注文

MT5では、エントリー注文だけでなく、決済注文も可能です。 決済注文はツールボックスから行うため、表示されていない場合は「表示」→「ツールボックス」をクリックします。

気配値から注文したい通貨ペア上で「右クリック」→「新規注文」をクリックします。

決済注文

画面下部にツールボックスが表示されるため、決済したいポジションをダブルクリックすると決済ウィンドウが表示されます。
決済ウィンドウで取引数量を入力し「成り行き決済」をクリックすれば、決済が完了します。

MT4に対応のおすすめFX会社

人気のMT4の方を試してみたい人は以下のFX会社がおすすめです。

特にFXTFは5社の中でダントツにおすすめなのがFXTFです。他の比較系サイトを見ても、FXTFをおすすめ1位としているところが多く、日本でMT4と言ったらFXTFと言わんばかりの人気があります。

FXの取引コストであるスプレッドが「日本史上最狭スプレッド」を公言するほど安くなっていて、さらに、デモ口座やスマホ版もあるのでMT4初心者の方も安心して利用することができます。

MT5に関するよくある質問

MT5にデモ口座はあるか
デモ口座はあります。
デモトレードを行うことで、リアルタイムレートでの取引をデモトレードで体験することができるというメリットがあります。
また、本番の取引と同じツールを無料でデモトレードで使用できる点も、メリットとして挙げられます。
FX会社のMT5口座を用いてデモトレードを行いたい場合は、FX会社のMT5デモ口座の開設を依頼し、デモ口座の開設後にデモトレードが可能になります。
日本時間に対応しているか
MT5で表示される時間は、初期状態では世界標準時間が設定されています。MT5で表示される時間を日本時間に変更することは可能です。
日本時間にMT5の表示時間を変更するためには、日本時間表示インジケーターを使用します。
日本時間表示インジケーターは、以下のOANDA Japanのサイトで配布されています。インジケーターの設定方法は、同じページで説明されています。
MT5(メタトレーダー5)用日本時間表示インジケーターの使い方

まとめ

FX取引&分析ツールMT4の後継としてリリースされ、様々な新機能が搭載されているMT5について紹介しました。
特徴的な点としては、ミニチャートの表示、 指標カレンダーの追加などMT4にない機能の充実があることや、時間足の種類が多い、動作スピードが早い、インジケーターが豊富など、MT4の機能を改善した点があげられます。
短所としては、国内で取扱のあるFX会社が少ないことがあげられます。より高度なFX取引をしたい方は、ぜひMT5に対応したFX口座を開設してみてください。