
MT5(メタトレーダー5 / Meta Trader5)とは、FX、為替商品、先物を取引するためのプラットフォームです。MT4の後継としてリリースされ、様々な新機能が搭載されています。
今回の記事では、MT4と比較しながらMT5の特徴や新機能について説明し、利用できる国内のFX会社と海外のFX会社を紹介します。そして、基本的な使い方についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
MT5とは

MT5とは、MetaQuotes社が2010年にMT4(メタトレーダー4)の後継としてリリースした、FX、為替商品、先物の取引プラットフォームです。
MT5には、高度な取引機能だけでなく、テクニカル分析やファンダメンタル分析の機能も搭載されています。また、EA(自動売買システム)やインジケーターの開発、デバッグに利用できるメタエディター5が搭載されている点も、特徴として挙げられます。
MT5とMT4の違い
ここからはMT5をMT4と比較しながら強みと弱みを見ていきます。
MT4 | MT5 | |
---|---|---|
国内対応業者の数 | 9社 | 4社 |
カスタムインジケーター | 多い | 少ない |
自動売買 | 多い | 少ない |
時間足の数(種類) | 9 主要な時間足は搭載されている |
21 MT4の時間足よりも種類が多いため、詳細な分析ができる |
動作スピード | 遅い 32bitのため、パソコンのCPUやメモリのスペックを十分に活かすことができないため、動作が遅い |
早い 64bitのため、パソコンのCPUやメモリのスペックを十分に活かすことができるため、動作が早い |
プログラム言語 | MQL4 | MQL5 |
MT5は、MT4(メタトレーダー4)の後継としてリリースされましたが、国内対応業者の数はMT4のほうが未だに多いのが現状です。MT5を利用できる業者の数は限られています。
また、利用できるカスタムインジケーター、EA(自動売買システム)の数が少ないことが、MT5のユーザーが増加しない原因の一つとして挙げられます。
しかし、表示できる時間足の種類は、MT4の9種類に対して21種類と増加しています。さらに、32bitに対して、MT5は64bit対応となっているため、動作スピードがMT4よりも早いという特徴があります。
自分にMT4とMT5、どちらが向いているかを判断することが必要です。それぞれにおすすめの人を解説するのでぜひ参考にしてください。
MT5がおすすめの人
MT5がおすすめなのはチャートや注文などの充実した機能を使いたい人です。MT5はMT4に比べて基本スペックが高い上に、今後も機能の追加や改善が期待されます。MT5にしかない出来ないこともあり、機能の充実さを重視する人はMT5を使用するのがおすすめです。
MT5を利用したいというユーザーは日本国内のFX会社であればフィリップ証券がおすすめです。
フィリップ証券であれば、MT5を利用しつつ1,000通貨単位という小さなlotで利用することが可能です。 そして自動売買も自作のものを利用することが可能となっており、カスタマイズが行いやすいといえます。
また電話サポートも平日9時から17時まで行っているという点も安心感があることから、MT5を国内で利用できる証券会社を探している場合はフィリップ証券がおすすめです。
MT4がおすすめの人
MT4がおすすめなのはネット上にあるカスタムインジケーターを使いたい、あるいは自動売買を使用したい人です。MT4はユーザー数が多いことによる情報の豊富さが強みです。今後アップデートされることはありませんが、ネット上のインジケーターや自動売買のプログラムを利用を重視する方はMT4を使用するのがおすすめです。
会社名 | ![]() |
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---|---|---|---|---|
スプレッド (例外もあり) |
ドル円:0.1銭 ユーロドル:0.2pips ポンド円:0.6銭 |
ドル円:0.2銭 ユーロドル:0.3pips ポンド円:0.9銭 |
ドル円:0.3銭 ユーロドル:0.5pips ポンド円:0.9銭 |
ドル円:0.2銭 ユーロドル:0.4pips ポンド円:0.9銭 |
通貨ペア数 | 30種類 | 38種類 | 70種類 | 28種類 |
最小取引数量 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 |
デモ口座 | あり | - | あり | あり |
特徴 | 取引コストの低さが圧倒的 | 約定スピードが早く、スキャルピング向け | 取扱通貨ペア数が 豊富 |
カスタマーサービスが充実 |
公式サイト |
MT5の特徴的な機能
ミニチャートの表示、指標カレンダーの追加、チャートのドッキング解除機能などの特徴的な機能があります。
ミニチャートの表示

ミニチャートは、別の時間足のチャートを小さく表示できる、MT5の新機能です。 例えば、4時間足、15分足、5分足の3種類の時間足で分析をしている場合、複数の時間足のチャートを同じ画面上に表示することができます。
MT4までは、それぞれの時間足の画面を切り替える必要がありましたが、MT5では画面を切り替えることなく、複数の時間足のチャートを見ながら分析をすることができます。
ミニチャートは、「挿入」→「オブジェクト」→「グラフィック」→「チャート」をクリックし、ミニチャートを表示させたい位置でクリックすると、表示されます。
指標カレンダーの追加

指標カレンダーは、各国の主要な経済に関する指標の発表日などがチャートに表示される、MT5の新機能です。市場のファンダメンタルズ分析を行う際に便利な機能です。
MT5では、経済指標の発表のある時間帯がチャート上に表示され、カーソルを合わせると経済指標名が表示されます。
MT4では、経済指標の内容や時間帯はツール上では確認できませんでした。一方、MT5では、画面上で経済に関する指標が発表される時間を確認できるようになりました。
指標カレンダーは「ツールボックス」上の「指標カレンダー」をクリックすると表示されます。
チャートのドッキング解除機能

ドッキング解除機能は、チャート画面のみをMT5のウィンドウから分離できる新機能です。
MT4では、1つの画面でチャートを分割することができましたが、13インチのノートパソコンのように画面が小さい端末では、分割表示するとチャートが見づらいという問題がありました。また、複数起動することで、別々にチャートを表示させることができますが、MT4の画面がフリーズしやすいというデメリットがあります。
MT5で追加されたドッキング解除機能を用いることで、チャートをMT5の画面から切り離して表示させることが できます。そのため、小さい画面の端末でも複数のチャートを見やすく表示させることができるようになりました。
ドッキング解除を行うためには、チャート画面上で右クリック→「ドッキング」をクリックすると、チャートがMT5のウィンドウから分離して表示されます。
豊富なインジケーター
MT5も同様にデフォルトで40種類以上、さらにライブラリから100種類以上のインジケーター、EA(自動売買システム)を利用することができます。
MT4と同程度の数のインジケーターを利用できる点は、MT5のメリットとして挙げられます。
- インジケーターとは、チャートが示す内容をわかりやすく表示させるためのツールです。
複数のインジケーターを組み合わせチャートに表示させることで、チャート分析をより正確に行うことができます。
時間足の種類が豊富

MT4では9種類しか時間足を利用できませんでしたが、MT5では21種類の時間足を利用できます。
MT4では15分までの時間軸は、1分足、5分足、15分足と区切られていますが、MT5では1分足、2分足、3分足、4分足、5分足、6分足、10分足、12分足、15分足と細かく区切らています。
このように、MT5では時間足の種類が増えることで、より詳細なチャート分析が可能になりました。
ここまで機能を説明してきましたが、MT5は、パソコン、Mac、タブレット、スマートフォンといった、様々な端末で利用できます。
デスクトップ端末では、Windows、Macはもちろん、Linuxにも対応しています。モバイル端末では、App StoreからiPhone、iPad用のアプリをダウンロードすることができます。Android端末の場合は、Google Playから可能です。
しかし、ここで注意なのが、自分でサイトからダウンロードすることは可能ですが、MT5にF対応しているFX会社に口座開設し、ダウンロードする方がおすすめです。

MT5はプログラミングによってカスタマイズ可能なので、会社ごとに特色のある機能を搭載して提供しています。分析だけでなく取引もしたい場合、FX口座と紐づいたツールでなければ意味がありません。
また、サポートがある点も、最初からMT5に対応している会社を選ぶことのメリットです。
MT5対応の国内FX会社4選
OANDA 証券(OANDA Japan)
- MT5に加えて、MT4やTradingViewにも対応している
- 情報提供が豊富
- 取り扱い通貨ペアが幅広い
- スワップポイントが低め
OANDA 証券(OANDA Japan)はMT5とMT4の両方に対応しているFX会社であり、これらと同じく世界中のトレーダーに支持されている取引ツールであるTradingViewを使うこともできます。
OANDA 証券(OANDA Japan)では、MT5のプランとして「東京サーバー 裁量プラン」と「東京サーバー スタンダードプラン」の2種類が用意されています。裁量プランとスタンダードプランの大きな差は、自動売買機能の有無とスプレッドです。
裁量プランは裁量取引専用であり、米ドル円のスプレッドが0.3~1.3銭、スタンダードプランは自動売買にも対応しており、米ドル円のスプレッドが0.3~1.5銭と、裁量プランと比べてスタンダードプランはやや広くなっています。
また、トレーダー向けの充実した情報提供サービスもOANDA 証券(OANDA Japan)の大きな特徴です。
名称 | 内容 |
---|---|
オアンダラボ | 世界8拠点のマーケット情報を入手できる |
オアンダエデュケーション | トレーダー向けのセミナーや、ツールの使い方の動画などが掲載されている |
オアンダFXインフラ | 約定スピードや、スリッページの発生状況などの情報を随時公開している |
ただし、スワップポイントが低めであるため、スワップポイントを狙った長期的な取引には向いていません。様々な取引ツールを試したい人や、情報提供の豊富さを重視する人にはOANDA 証券(OANDA Japan)がおすすめです。
\情報量で勝負するならOANDA 証券/
フィリップ証券

- FXに加えてCFDも取引可能
- EAのプレゼントキャンペーンを開催している
- スプレッドがやや広い
- スワップポイントが低い
フィリップ証券はシンガポールを拠点とする世界有数の金融グループである「フィリップキャピタル・グループ」の一員であり、FXの取引ツールとしてMT5を採用しています。
フィリップ証券のMT5はFXだけでなく、株価指数やゴールド、原油などのCFDも取引できることが大きな特徴です。幅広い銘柄を取引できることは、取引チャンスを増やすことにつながります。
さらに、15年以上の経験を持つトップクラスのエキスパートが開発したEAのプレゼントキャンペーンも現在開催中です。

ただし、スプレッドについては米ドル円が概ね0.4~1.2銭で推移するなど、やや広めです(調査日:2025年4月21日)。スワップポイントも低めであり、スワップポイントを狙った長期保有には向きません。
FXだけでなくCFDも取引したい人や、トップクラスのエキスパートが開発したEAを使ってみたい人は、フィリップ証券での取引を検討してみるとよいでしょう。
\FX以外の取引もしたいならフィリップ証券/
外為ファイネスト

- MT5に加えて、MT4にも対応している
- Mac版MT5にも対応
- EAやスキャルピング、指値の制限が無い
- スプレッドがやや広い
- スワップポイントが低い
- 提供している情報量が少なめ
外為ファイネストはWindowsとMacintosh両方のダウンロード版MT5とMT4に対応しており、EAやスキャルピング、指値の制限が無いなど、非常に柔軟な取引環境が魅力のFX会社です。
WEBブラウザ版MT5でMacintoshに対応しているFX会社は他にもありますが、ダウンロード版MT5でMacintoshに対応しているFX会社は珍しく、Macユーザーには大きなメリットになります。さらに、スキャルピングを公認している数少ないFX会社の一つでもあり、スキャルピングタイプのEAでも安心して利用することができます。
ただし、スプレッドがやや広いため、取引回数があまりに多いと取引コストがかさんでしまうかもしれません。例えば、米ドル円は0.4~1.6銭、ユーロ円は0.6~2.8銭、ポンド円は1.2~3.2銭となっています。
MacユーザーでMT5のダウンロード版を使いたい人や、スキャルピングタイプのEAを利用したい人に、外為ファイネストはおすすめです。
\柔軟な取引環境をもとめるなら外為ファイネスト/
Ava Trade(アヴァトレード・ジャパン)

- MT5に加えて、MT4にも対応している
- スプレッドがほぼ固定
- 独自の自動売買サービスを提供
- 取り扱い通貨ペアが豊富
- NDD方式を採用している
- スワップポイントが低め
Ava Trade(アヴァトレード・ジャパン)はグローバルに展開するオンライン金融取引ブローカー「アヴァトレード・グループ」の一員であり、MT5とMT4の両方に対応しています。
MT5に対応している口座はスプレッドが変動制になっていることが多いですが、Ava Tradeでは原則固定ではないものの、ほぼ一定で推移しているため取引しやすいです。例えば、MT5で自動売買ができる「プロフェッショナルコース」では、米ドル円が0.7銭、ユーロ円が1.2銭、ポンド円が1.7銭となっていることが多いです。
さらに、選択型自動売買システム「AMMA(アンマ、Ava MT4/MT5 Multi Agent)」という独自のサービスを使って、MT5で自動売買をすることもできます。用意された売買ロジックから好きなものを選んで手軽に自動売買を始められることは、自動売買初心者にとって大きなメリットになるでしょう。

ただし、スワップポイントが低めのため、スワップ狙いの長期保有には適しません。安定したスプレッドで取引したい人や、独自の自動売買サービスに興味がある人は、Ava Tradeでの取引がおすすめです。
\自動売買するならAva Trade/
海外FX会社の注意点
海外FX会社は、日本のFX会社と比較して使い勝手や法規制の面で異なる点があります。海外FX会社の注意点に関して説明します。
口座の出入金に手数料と時間がかかる
海外FX会社は、出入金に手数料と時間がかかる点には注意が必要です。
国内FX会社の外為ファイネストと、海外のFX会社であるGEMFOREXの入金手数料を例として比較すると、以下の表のようになります。
■外為ファイネストとGEMFOREXの入金手数料の比較
国内、海外 | 会社名 | 入金方法 | 入金反映時期 | 入金手数料 |
---|---|---|---|---|
国内 | 外為ファイネスト | クイック入金 | 当日 ※平日15:00までに振り込み手続きが完了すれば、当日中にFX取引口座に反映される |
無料 |
海外 | GEMFOREX | 銀行振込 | 入金確認後 | 実質無料 ※手数料の返却を申請すれば、振込手数料が返金される |
クレジット決済 | 即時 ※日本国外の決済となるため、決済時間と請求日時が約17時間程度、異なる場合がある |
無料 |
国内の外為ファイネストはクイック入金に対応しているため、入金速度はGEMFOREXより早く、手数料は無料です。
外為ファイネストで200万円以下の出金をする場合は、営業日の0:00~10:00の間に出金受付がされれば、当日午後に振り込まれます。出金金額が5,000円以上であれば、振込手数料は無料です。
一方、GEMFOREXで銀行振込にて出金する場合は、3営業日から5営業日必要です。出金手数料は、7日以内1回に限り無料です。
レバレッジ制限が高い

海外のFX会社は、GEMFOREXのように「最大1,000倍」のレバレッジで取引ができるFX会社があります。
高いレバレッジで取引できるということは、少ない資金でも大きな金額の取引ができるというメリットがあります。
しかし、常に最大のレバレッジで取引できるとは限らない点には注意が必要です。
最大レバレッジは、口座残高に応じて制限されています。GEMFOREXの場合は、最大1,000倍のレバレッジで取引を行うことができます。
しかし、口座残高が200万円以上の場合は、最大レバレッジは500倍になります。海外FX会社によってレバレッジ制限の条件は異なるため、注意してください。
日本の金融庁に届け出してあるFX会社のレバレッジは25倍までと定められています。万が一の損失を抑え、堅実な資産運用のためにも、国内のFX会社をおすすめします。
金融庁に認められていない
日本の居住者を対象としてFXのサービスを提供する場合は、金融商品取引業の登録が必要です。
GEMFOREXのように、海外のFX会社は金融商品取引業の登録を行っていません。
日本の金融庁の規制の対象外となった結果、GEMFOREXでは最大レバレッジ1000倍や投資家の損失を補填するゼロカットシステムなど国内のFX会社では実施していないサービスを提供しています。
しかし、金融庁「無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください」にて、「海外FX会社で取引した際に出金に応じてもらえないトラブルが発生している」と報告されています。
無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください
金融商品取引法に基づく登録を受けていない海外所在業者が、インターネットに日本語ホームページを開設する等により、外国為替証拠金取引(FX取引)や有価証券投資等の勧誘を行っている例が見受けられます。
また最近、海外所在の無登録業者とバイナリーオプション取引を行い、出金に応じてもらえないなどのトラブルになっている例も見られます。
日本で登録を受けずに金融商品取引業を行うことは違法です。取引を行う前に取引の相手が登録を受けているかこちらで確認して、無登録の海外所在業者との取引は行わないよう、注意してください。
引用元:金融庁
なお、金融商品取引業の許可を受けたFX会社は、金融庁の「免許・許可・登録を受けている業者一覧」で確認することができます。リンク先の一覧に掲載されていないFX会社は、金融商品取引業の許可を受けていない会社だと言えます。
MT5の使い方
MT5をダウンロードする方法や、気配値・ナビゲーターの表示、注文の出し方などの基本的な使い方について説明します。
MT5をダウンロード
大きく分けると以下の3種類があります。
- PC版(Windows、Mac、Linux)
- iPhone、iPad版
- Android版
今回は、Windows版のMT5のダウンロード方法について、説明します。
ダウンロード方法
MT5のダウンロードページを開き、対象のOSのMT5をダウンロードします。

今回はWindows用のMT5をダウンロードするため、「Download MetaTrader 5 for Windows」をクリックします。すると、インストールするためのファイルがダウンロードされるので、MT5をインストールします。
なお、外為ファイネストのように、FX会社が専用のMT5を提供している場合があります。MT5で取引したいFX会社がある場合は、その会社が専用のMT5を提供しているか確認しましょう。
MT5にログイン
インストールが完了した後は、ログインを行います。
まずは、「ファイル」→「取引口座にログイン」をクリックします。

表示されたウィンドウに、FX会社から連絡のあったログイン情報(ID、パスワード、ログインサーバー)を入力します。

ログインが正常に完了すると、画面右下にデータ送受信料「○○ / ○kb」が表示され、気配値、チャートが動き始めます。
MT5の基本的な使い方
基本的な使い方として、以下の3点に関して説明します。
- 気配値・ナビゲーターの表示
- インジケーターの追加
- MT5での注文の出し方
気配値・ナビゲーターの表示
MT5を起動した状態では、チャートが表示されているのみで、気配値やナビゲーターは表示されていない場合があります。
気配値を表示するためには、「表示」→「気配値表示」をクリックすると、画面左に気配値が表示されます。

ナビゲーターを表示する場合は、「表示」→「ナビゲータ」をクリックすると、ナビゲーターが気配値の下に表示されます。
インジケーターの追加
インジケーターをMT5のチャート上に表示する方法として、平均移動線を表示する例を用いて説明します。
移動平均線のインジケーターを表示するためには、「挿入」→「インディケーター」→「トレンド系」→「Moving Average」をクリックします。

移動平均線の期間、線の色などの設定を行い、「OK」をクリックすると移動平均線がチャート上に表示されます。
MT5での注文の出し方
注文を出す場合は、以下の3ステップで行うことができます。
- 通貨ペアを選択し「新規注文」をクリック
- 取引数量を入力して注文
- ツールボックスから決済注文
この注文方法は基本的なMT5の注文方法のため、手順に沿って説明します。
1.通貨ペアを選択し「新規注文」をクリック
気配値から注文したい通貨ペア上で「右クリック」→「新規注文」をクリックします。

2. 取引数量を入力して注文
選択した通貨ペアの取引数量、ストップロスなどを設定する注文ウィンドウが表示されます。
取引数量を入力し、「Sell」か「Buy」ボタンをクリックすれば、エントリー注文が行われます。
3. ツールボックスから決済注文
MT5では、エントリー注文だけでなく、決済注文も可能です。 決済注文はツールボックスから行うため、表示されていない場合は「表示」→「ツールボックス」をクリックします。
気配値から注文したい通貨ペア上で「右クリック」→「新規注文」をクリックします。

画面下部にツールボックスが表示されるため、決済したいポジションをダブルクリックすると決済ウィンドウが表示されます。
決済ウィンドウで取引数量を入力し「成り行き決済」をクリックすれば、決済が完了します。
MT4に対応のおすすめFX会社
人気のMT4の方を試してみたい人は以下のFX会社がおすすめです。
特にFXTFは5社の中でダントツにおすすめなのがFXTFです。他の比較系サイトを見ても、FXTFをおすすめ1位としているところが多く、日本でMT4と言ったらFXTFと言わんばかりの人気があります。
FXの取引コストであるスプレッドが「日本史上最狭スプレッド」を公言するほど安くなっていて、さらに、デモ口座やスマホ版もあるのでMT4初心者の方も安心して利用することができます。
MT5に関するよくある質問
MT5にデモ口座はあるか
デモ口座はあります。
デモトレードを行うことで、リアルタイムレートでの取引をデモトレードで体験することができるというメリットがあります。
また、本番の取引と同じツールを無料でデモトレードで使用できる点も、メリットとして挙げられます。
FX会社のMT5口座を用いてデモトレードを行いたい場合は、FX会社のMT5デモ口座の開設を依頼し、デモ口座の開設後にデモトレードが可能になります。
日本時間に対応しているか
MT5で表示される時間は、初期状態では世界標準時間が設定されています。MT5で表示される時間を日本時間に変更することは可能です。
日本時間にMT5の表示時間を変更するためには、日本時間表示インジケーターを使用します。
日本時間表示インジケーターは、以下のOANDA Japanのサイトで配布されています。インジケーターの設定方法は、同じページで説明されています。
MT5(メタトレーダー5)用日本時間表示インジケーターの使い方
MT5の利用は危険性が高い?
MT5の利用自体は安全ですが、特定の状況下では危険が伴う場合があります。その主な理由は、無登録業者でもMT5が使える点と、EAを悪用する詐欺業者の存在です。
例えば、無登録業者は規制がないため、トラブル発生時に利用者を保護する仕組みが不十分であることが多いです。また、「このEAを使えば、一ヵ月で資金が10倍になる」といったような非現実的な利益を約束したり、品質の低いEAを高値で買わせたりすることで、不当な利益を得ようとする詐欺業者もいます。
リスクを避けるためには、MT5を提供する業者が金融庁の認可を受けているか確認することが重要です。EAの選定についても提供元や実績について十分にリサーチし、信頼できるFX会社やEA販売業者が提供する品質の良いものを使うようにしましょう。
MT5での最低入金額はいくらから?
MT5での最低入金額については、以下のように特に制限していないFX会社が多いです。
OANDA 証券(OANDA Japan) | フィリップ証券 | 外為ファイネスト | Ava Trade | |
---|---|---|---|---|
最低入金額 | 制限無し(ダイレクト入金は1万円 | 制限無し | 制限無し(クイック入金は5,000円 | 制限無し(選択型自動売買を除く) |
ただし、最小注文数量が1,000通貨で設定されていることが多いため、例えばドル円であれば、最低でも6,000円を入金しておく必要があります(1ドル=150円の場合)。