住宅ローン市場では、変動金利激戦が長く展開されてきたが、金利上昇にともない、固定金利への注目度が高まっている。三菱UFJ 銀行では、2022年4月に全期間固定型の 住宅ローン金利の一部引き下げを決行した。その背景にある想いや、住宅ローン市場を取り巻く環境、顧客ニーズについて、ファイナンシャルプランナーK.Sに伺った。取材に同席した三菱UFJ 銀行担当者にも、具体的な商品内容についても語っていただいた。

金利上昇で今改めて注目される固定金利の魅力

――住宅ローン金利は、長らく低金利で推移してきました。しかし2022年に入り、世界的な金利上昇を背景に、日本の住宅ローンの固定金利も上昇を始めています。

K.S:
アメリカの中央銀行であるFRB(連邦準備制度理事会)が利上げを決定したことで、日本でも年末から市場金利が上昇傾向にあります。また、ユーロ圏も深刻なインフレに見舞われており、ECB(欧州中央銀行)は2022年6月に11年ぶりの利上げを公表しました。欧米諸国の利上げのニュースが相次ぐ中、日本でも金利上昇を意識する機会が増えていると認識しています。 

出典:Bloomberg|ECB、綱渡り的な利上げに向け大詰めの段階-断片化回避目指す 

――三菱UFJ 銀行では全期間固定型の住宅ローン金利の一部引き下げを決行されましたが、その理由を教えてください。
三菱UFJ 銀行担当者:
世界的に金利上昇へと向かう今、将来の金利上昇リスクに備えるため、固定金利への切り替えを検討するお客さまが増えてきています。金利上昇という市場環境の変化とお客さまニーズを踏まえて、当行では2022年4月より、全期間固定金利の推進を強化しております。

今回の金利見直しには、金利上昇リスクに備えたいというお客さまニーズに応えたいという気持ちが第一にあります。また、この機会に、固定金利の良さについても改めて注目されるきっかけになればと思います。

K.S:固定金利なら、住宅ローンを組んだ時点で、将来の返済額、つまりは利息の負担額が確定します。そのため、不確定な将来への不安がなくなり、計画的な返済が可能になります。

足元では、コロナショックやウクライナショックによる物価上昇など、家計の見通しがつきにくい状況が続いています。このような環境下で、1つの選択肢として固定金利が注目されるようになるのではないでしょうか。

――固定金利のニーズがあるのは、具体的にどのような層だと想定されていますか。

K.S:一般的に住宅ローン利用において固定金利を検討される方は、金利に関する知識があり、資産余力もある40代の方が想定されます。しかし、三菱UFJ 銀行さまが実施された4月の金利引き下げにより20・30代の若い方で固定金利を検討される方が増加したのではないでしょうか。

三菱UFJ 銀行担当者:そうですね、想像以上に幅広い層の方に関心を寄せていただいています。20代・30代の若い方からも、多くのお問い合わせやご要望をいただいています。幅広く住宅ローンの提供を通じてお役に立ちたいと考えています。

金利に限らず幅広い顧客ニーズを意識して生まれた住宅ローン 

――K.Sさまが考えられる三菱UFJ 銀行の住宅ローンの強みを教えてください。

K.S:住宅ローンに限らず、貴行のスタンスとして「お客さまに必要とされる商品をそろえ、期待に応える」という点が強みなのではないでしょうか。住宅ローン商品だけが特別というわけではありません。また、金利の低さだけにこだわって、競争しているようにも見受けられません。

固定金利の住宅ローン商品を筆頭に、時代の変化をとらえ、お客さまのニーズに応える商品・サービスを創っていくポジションを獲得されていると思います。

4月から全期間固定型の住宅ローン金利引き下げを実施されましたが、金利以外にも、住宅ローンにはさまざまなニーズがあります。たとえば、コロナ禍による「非対面での手続き」、森林資源を守るための「ペーパーレス化」といったニーズもあります。三菱UFJ 銀行さまは、このような社会環境の変化を踏まえ、受付フローの見直しを実施していると感じます。

――数ある住宅ローン商品の中で、三菱UFJ 銀行の住宅ローンが選ばれる理由について教えてください。

三菱UFJ 銀行担当者:お客さまからのお声を参考にお話させていただきますと、7大疾病保障付住宅ローン「ビッグ&セブン〈Plus〉」は評価いただいている商品だと感じています。

3大疾病保障充実タイプなら、がんの診断や、脳卒中や急性心筋梗塞の入院で、住宅ローン残高が0円になります(※)。同じように入院に対する保障がついている商品は、ほかの住宅ローンでもあるでしょう。しかし傾向としては、「60日以上の入院が必要」といった日数要件を満たさなければならない場合が多いように見受けられます。

しかし、医療費削減の観点から、日本では入院日数を短縮する政策が実施されています。また、医療の進歩によって、昔と比べて入院日数はどんどん短くなっています。このような社会的背景を踏まえると、「60日以上の入院が必要」という規定が足枷となり、保障を受けにくくなってしまいます。

当行の7大疾病保障付住宅ローン「ビッグ&セブン〈Plus〉」の3大疾病保障充実タイプは、入院した瞬間に住宅ローン残高が0円になることが決定します。そのため、社会的背景にも、お客さまのニーズにも合った商品をご提供できていると自負しています。

※上皮内がんを除く・脳卒中・急性心筋梗塞)と、4つの生活習慣病(高血圧性疾患・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変)が対象となります。また、90日間の待期期間がございます。

出典
MUFG|7大疾病保障付住宅ローン ビッグ&セブン〈Plus〉
日本生命|健康コラム「Vol.127 入院日数が短くなっている?どう対処すればいい?」

住宅ローンはマイホーム購入という夢を叶えるための商品

――三菱UFJ 銀行の住宅ローンの商品は、お客さまに何を提供できるのか、どんな人生を実現してもらえるとお考えですか

K.S:10年前と比べて、住宅価格が上昇傾向にある中、住宅ローン商品はより重要な役割を担っていくと感じています。

市場の金利上昇に備えたい」というお客さまのニーズに応え、さまざまな住宅ローン商品を提供しながら、マイホーム購入という夢の実現の手助けをしてくれると考えました。

出典
住宅金融支援機構|2020年度 フラット35利用者調査
国土交通省|住宅ローン減税

――最後に、三菱UFJ 銀行さまの今後の展望についてお聞かせください。

三菱UFJ 銀行担当者:私たちは、変化していくお客さまのニーズに対し、期待を超えるサービスを提供していくことをめざしています。これは、住宅ローンに限らず、当行のグループ全体で共有されている想いです。これからも、商品・サービスをブラッシュアップしながら、お客さまのお役に立つことができればと思います。

高齢化社会の日本を見据え顧客のニーズに寄り添う三菱UFJ銀行の住宅ローンは「住まいと家族を守りたい」そんな希望に応える保険商品「7大疾病保障付住宅ローン ビッグ&セブン〈Plus〉」を展開。7大疾病保障付住宅ローン ビッグ&セブン〈Plus〉は、ライフプランに合わせて、2つの商品から選べます。

7大疾病保障付住宅ローン ビッグ&セブン〈Plus〉

3大疾病保障充実タイプ(金利上乗せ型)
3大疾病(悪性新生物(がん)・脳卒中・急性心筋梗塞)で所定の状態になったとき、住宅ローン残高が0円になります。
3大疾病保障充実タイプ(金利上乗せ型)
安心の保険料設計で先進医療や女性特有の病気にも、手広く備えられます。

家だけでなく将来の安心も買いたい」そんな方はぜひ三菱UFJ銀行の住宅ローンを検討してみてはいかがでしょうか。

※各種条件につきまして、詳しくはこちらをご覧ください。
MUFG|7大疾病保障付住宅ローン ビッグ&セブン〈Plus〉