JFXはスキャルピングが公認されている数少ないFX会社の一つです。しかし、「JFXの評判や口コミはどうなのか」、「スキャルピング公認以外のメリットが知りたい」、「ヒロセ通商とどちらを選ぶべきか」と疑問を持つ人も多いようです。
そこで今回は、「JFXの実際の評判や口コミ、メリットとデメリット、ヒロセ通商との違い」などについて詳しく解説していきます。
JFXの良い評判・口コミ
JFXの良い評判や口コミは、主に以下の7つです。
スキャルピングが公認されている【口座凍結の心配なし】
30代男性FX歴:1年~3年
4
【速度・安定性】スキャルピングOKとなっているだけあり、約定が問題なくできて特に問題はないと思います。
JFXはスキャルピングを公認している数少ないFX会社の一つです。スキャルピングを公認していることは、JFXの公式サイトでも明記されています。
他のFX会社ではスキャルピングを禁止したり、制限したりしていることがあり、スキャルピングを行う際は注意が必要です。FX会社がスキャルピングを禁止する理由は、ユーザーのポジションをFX会社がカバー取引をしきれずに損失を被るリスクが高まったり、サーバーに負荷を与えたりするからです。
例えば、インヴァスト証券の約款には禁止行為として以下のような記載があります。
第28条(取引の制限・禁止行為)
引用:インヴァスト証券 店頭外国為替証拠金取引 契約約款
4. お客様は、次の各号に定める行為を行ってはならないことにあらかじめ承諾するものとします。 なお、お客様の行為が当該禁止行為に該当するかどうかの判断は当社が行い、お客様は当社の判断に従うこととします。
(4)高頻度な回転売買等の取引を行い、当社が行うカバー取引に影響を与える行為
(6)本取引システムまたは本取引システムの運用に対して過大に負荷を強いる行為
スキャルピングを公認していないFX会社でスキャルピングをすると、最悪の場合口座を凍結されてしまう可能性があります。しかし、JFXであれば口座凍結などのペナルティを気にせずにスキャルピングができ、スキャルピングをメインとするトレーダーにとっては非常に大きなメリットになるのです。
スプレッドが業界最狭水準
30代男性FX歴:3年~5年
3
【スプレッド】ドル・円は基本0.2銭固定であり、他の主要通貨ペアに関しても特に広くはないので問題はないです。
JFXのスプレッドは業界最狭水準であり、米ドル/円などの主要通貨ペアからメキシコペソ/円などの高金利通貨ペアまで、全般的にスプレッドが狭いです。つまり、様々な通貨ペアで短期売買を低コストで行うことが可能です。
通貨ペア名 | スプレッド AM9:00~翌AM3:00 |
スプレッド AM3:00~AM9:00 |
---|---|---|
米ドル/円 | 0.2銭 | 3.8銭 |
ユーロ/円 | 0.4銭 | 5.9銭 |
ポンド/円 | 0.9銭 | 9.9銭 |
豪ドル/円 | 0.5銭 | 5.8銭 |
ユーロ/米ドル | 0.3pips | 0.3pips |
ポンド/米ドル | 0.6pips | 9.8pips |
豪ドル/米ドル | 0.4pips | 0.4pips |
メキシコペソ/円 | 0.2銭 | 0.2銭 |
南アフリカランド/円 | 0.5銭 | 2.0銭 |
スプレッドはFXの実質的な取引コストであり、小さな利益を積み上げていくために取引回数が多くなりがちな短期売買では、その狭さが成績に大きく影響します。全般的にスプレッドが狭いJFXであれば取引コストを減らしやすく、コストを最小限に抑えたいトレーダーにとってとても魅力的です。
MT4とTradingViewに対応している
30代男性FX歴:3年~5年
5
【機能・ツール】MT4チャートが利用できるので、チャートの精度は高く使いやすいです。
JFXは世界中のトレーダーが愛用している取引ツールである「MT4」と「TradingView」の両方に対応しています。MT4では発注ができず、分析専用となっていますが、JFX独自の取引ツールと組み合わせることで、スキャルピングを効果的に行うことが可能です。
JFXが誇る取引ツールである「MATRIX TRADER」は、「約定スピードが最速0.001秒」、「27種類の注文方法」など、短期売買で便利な機能を備えています。このツールをチャート機能が優れているMT4と組み合わせることで、分析と注文を理想的な環境で行うことができます。
さらに、スキャルピングに役立つオリジナルインジケーターを多数提供していることも大きなメリットです。例えば、超短時間で利益を狙っていくトレーダーに人気のある、10秒足チャートを描画できるものなど、スキャルピングを強力にサポートするインジケーターがそろっています。
また、TradingViewも発注ができず、分析のみ利用可能となっていますが、MT4と同じくJFX独自の取引ツールと組み合わせることで、スキャルピングを効果的に行うことが可能です。
TradingViewには多彩な機能がありますが、中でも初心者におすすめなのがストラテジー機能です。ストラテジー機能とは、チャート上に売買サインを出すプログラムのことです。
デフォルトのインジケーターリストにも用意されていますが、公開ライブラリでは他のユーザーが作成し、公開しているストラテジーを使うこともできます。テクニカルの売買サインが自動表示されるため、初心者にも分かりやすく、かつサイン通りに取引をした場合の成績が表示されることから、その売買サインがしっかりと利益を上げられそうか判断しやすいです。
高度な分析機能が使えるMT4やTradingViewを用いて分析ができることは、JFXで短期売買をする上で大きなメリットになります。
取引ツール「MATRIX TRADER」が短期取引に最適
30代男性FX歴:1年~3年
5
【機能・ツール】配色や表示を見やすい形にアレンジできるので使いやすいです。インジケーターも多く扱っています。
「MATRIX TRADER」はJFXが提供する独自の取引ツールであり、多くのトレーダーから高評価を受けています。MATRIX TRADERには、主に以下のような特徴があります。
- ワンクリックで約定
- 約定スピード最速0.001秒(平均0.005秒)
- 豊富な注文方法
- カスタマイズ性の高いチャート
- 自由度の高いインターフェース
- 豊富な情報
特にスキャルピングやデイトレードをする人にとって、スピーディーに取引を進められるかどうかは重要です。しかし、「ワンクリックで約定」、「約定スピード最速0.001秒」という特徴のあるMATRIX TRADERであれば、心配せずに取引を進められます。
さらに、自由度の高いインターフェースも魅力です。各画面の配置設定や細かな色設定などを自由にカスタマイズし、自分にとって最適なオリジナルの画面を作ることができます。
JFXは取引ツールの面でも評判が良く、短期売買をしっかりとサポートしてくれます。
約定力が高い
30代男性FX歴:3年~5年
5
【速度・安定性】公式でスキャルピングOKとなっており、トレードシステムがダウンすることもなく、約定も問題なくできます。
JFXはスリッページなく提示されている価格通りに注文を成立させる力である「約定力」が高いことで知られています。スリッページとは、発注した価格と約定した価格の差のことです。
わずかなスリッページで利益に大きな差が出てしまうこともある短期売買では、約定力の高さが非常に重要です。
実施された調査では約定率が99.9%となっており、JFXはスプレッドだけでなく、約定力の高さもトップクラスであることが分かります。
※MATRIX TRADERのストリーミング注文を対象にした矢野経済研究所調査(2019年8月5日~8月7日調査)時点
特に、独自の取引ツールであるMATRIX TRADERは、約定スピードが最速0.001秒(平均0.005秒)と抜群の速さを誇っており、スリッページを抑えるのに大きく貢献しています。
狙った価格でしっかりと約定できることは、短期売買をするのであればFX会社を選択する際に必ず確認すべきポイントの一つです。その点、JFXはスキャルピングを公認している上に約定力が非常に高く、安心して短期売買ができる環境が整っています。
キャッシュバック・プレゼントキャンペーンを多数提供
JFXでは多彩なキャッシュバックやユニークなプレゼントキャンペーンを実施しており、取引を始めたばかりの初心者の人でも気軽に参加できるようなものも多いです。例えば、「MATRIX TRADERではじめよう新規口座開設キャンペーン!」では、新しく口座を開設すると、取引量に応じてキャッシュバックを受け取ることができます。
また、一定の条件を満たすと、特別なグッズや景品がもらえるプレゼントキャンペーンもあり、お得なだけでなく楽しさを味わえるのも魅力です。例えば、「行列のできる喫茶店の味わいをご家庭で!JFX厳選パスタプレゼントキャンペーン!」では、取引量に応じて黒毛和牛やパスタをもらうことができます。
これらのキャンペーンは、初心者の人が気軽に投資の世界に入るきっかけになりますし、既に取引を始めている人にとっても、取引を続ける楽しみの一つになるでしょう。キャンペーン情報は定期的にJFXのウェブサイトやメールで案内されるため、見逃すことなく参加することができます。
キャッシュバックを上手く活用すれば、スプレッドを実質的にさらに狭くすることができ、プレゼントキャンペーンも生活に役立つうれしいものばかりです。JFXは短期売買をメインとする人はもちろんのこと、お得なキャンペーンに興味がある人にもおすすめしたいFX会社です。
マーケット情報が豊富
30代男性FX歴:3年~5年
5
【総評】マーケット・トレード情報が豊富の用意されていますし、ツールの使い勝手も良いので、おすすめのFX会社です。
JFXはマーケット情報が豊富であり、オリジナルコンテンツも多数配信しています。特に、スキャルピングやデイトレードの参考になるオリジナル性の高い情報は、多くのトレーダーに支持されています。
例えば、重要な経済指標の結果がほぼリアルタイムで配信される「ロイター経済指標速報」は、スピード感が重要な短期売買で非常に参考になるはずです。
さらに、元為替ディーラーの小林社長が短期売買方針などを配信する「小林芳彦のマーケットナビ」も、毎日の取引における道しるべとなる「短期売買方針」や、 リアルタイムで相場観が更新される「マーケット速報」など、スキャルピングやデイトレードを行う際の有力な情報源となるコンテンツです。
これらの充実したマーケット情報は、短期売買をより有利に進めるための強力な武器となるでしょう。
JFXの悪い評判・口コミ
JFXの悪い評判や口コミは、主に以下の3つです。
スプレッドが広がる場合がある【スリッページが発生しやすい】
50代男性FX歴:10年以上
3
少し不満な点を挙げるとすれば、スプレッドが基本固定ですけど、基本から外れた時は、スプレッドの開きが少し大きく感じるときがあります。
JFXは「スプレッドが広がる」という声が聞かれることがあります。JFXのスプレッドは通常時と日本時間早朝に設定が分かれており、市場参加者が減って流動性が少なくなる日本時間早朝(AM3:00~AM9:00)はスプレッドが広がります。
通貨ペア名 | スプレッド AM9:00~翌AM3:00 |
スプレッド AM3:00~AM9:00 |
---|---|---|
米ドル/円 | 0.2銭 | 3.8銭 |
ユーロ/円 | 0.4銭 | 5.9銭 |
ポンド/円 | 0.9銭 | 9.9銭 |
豪ドル/円 | 0.5銭 | 5.8銭 |
ユーロ/米ドル | 0.3pips | 0.3pips |
ポンド/米ドル | 0.6pips | 9.8pips |
豪ドル/米ドル | 0.4pips | 0.4pips |
メキシコペソ/円 | 0.2銭 | 0.2銭 |
南アフリカランド/円 | 0.5銭 | 2.0銭 |
ただし、日本時間早朝にスプレッドが広がる現象は、JFXだけでなく他社でもよく見られることです。また、「スリッページが発生しやすい」と言われることもあります。
提示されている価格通りに注文を成立させられないと、小さな価格差を狙う短期売買では大きく不利になってしまうことがあり、各FX会社の約定力には注意が必要です。とはいえ、JFXで実施された調査では約定率が99.9%となっており、約定力の高さは業界でもトップクラスです。
したがって、JFXはスプレッドと約定力共に、短期売買に向いていると言えます。
MT4画面で注文機能が使えない
30代女性FX歴:~1年
2
PCでもiPhoneでも、matrix traderを使ってますが、使いにくいです。MT4は分析ツールとして使えることは良いが、MT4でも取引できるようになってくれると良い。
JFXではMT4を利用することができますが、機能がチャート分析のみに限定されており、注文機能は使えません。つまり、独自の取引ツールであるMATRIX TRADERで発注することになります。
発注ができないことから、例えばMT4のメリットの一つであるEA(自動売買システム)を使った自動売買もできません。MT4を使って自動売買を行いたい場合は、FXTFやOANDA証券などの自動売買に対応したFX会社を利用する必要があります。
しかし、MT4の高度な分析機能やバックテスト機能が使えれば十分という人であれば、JFXはMT4が使える口座として十分選択肢となります。
スワップポイントでの運用には適していない
50代男性FX歴:10年以上
4
他社と比べると、マイナススワップやイベント発生時のスプレッドの開きなど、若干あるかと思いますが、以前と比べるとだいぶよくなっているように思います。
JFXでは41種類もの通貨ペアで取引ができ、スワップポイントを狙いやすい高金利通貨ペアも豊富に取りそろえています。トルコリラ/円やメキシコペソ/円、南アフリカランド/円などの人気のある高金利通貨ペアはもちろんのこと、チェココルナ/円などのマイナー通貨ペアも取引可能です。
加えて、スワップポイント固定キャンペーンを実施するなど、スワップポイント狙いの取引がしやすい環境を整えています。
さらに、ポジションを決済せずにスワップポイントのみ出金できる「スワップ振替」という機能も用意されています。スワップポイントのみ出金できれば、ポジション保有したまま、スワップポイントを使って新たに投資をしたり、生活の資金に充てたりすることが可能です。
ただし、スワップ振替で得た利益は課税対象となることには注意が必要です。JFXはスワップポイント狙いの取引をするための環境が優れており、短期売買だけでなく長期投資でも検討すべきFX会社だと言えます。
ヒロセ通商とJFXはどっちがいい?
サービス名 | ||
---|---|---|
取扱い 通貨ペア数 |
54通貨ペア | 41通貨ペア |
米ドル/円 スプレッド |
0.2~1.4銭 | 0.2銭 |
ユーロ/円 スプレッド |
0.4~2.4銭 | 0.4銭 |
ポンド/円 スプレッド |
0.9~2.3銭 | 0.9銭 |
豪ドル/円 スプレッド |
0.5~1.2銭 | 0.5銭 |
ユーロ/米ドル スプレッド |
0.3pips | 0.3pips |
メキシコペソ/円 スワップポイント |
22円 | 23円 |
南アフリカランド/円 スワップポイント |
17円 | 18円 |
トルコリラ/円 スワップポイント |
42円 | 40円 |
取引ツールの 評価 |
ユーザーの 注文情報・ポジション情報を 表示できるなど、 非常に充実 |
シンプルな設計 |
MT4対応 | 非対応 | 対応 |
TradingView 対応 |
非対応 | 対応 |
ヒロセ通商とJFXは、親会社と子会社という関係です。両者はターゲット層が異なっており、ヒロセ通商は小口のユーザー、JFXはヘビーユーザーとなっています。
ただし、取扱い通貨ペア数はヒロセ通商の方が多く、ヒロセ通商は54通貨ペア、JFXは41通貨ペアが用意されています。スキャルピングやデイトレードであれば、主要通貨ペアが中心となってくるため、どちらでもあまり差は出ませんが、スイングトレードやポジショントレードといった中長期の取引をするのであれば、より選択肢が広がるヒロセ通商も検討すべきでしょう。
スプレッドに関しては、ヒロセ通商は米ドル/円などで変動制を採用しており、JFXは原則固定となっています。しかし、ヒロセ通商も多くの時間帯で最小のスプレッドが提供され、例えば米ドル/円であれば、日本時間早朝や重要な経済指標の発表時以外はほぼ0.2銭です。
スワップポイントはヒロセ通商がトルコリラ/円、JFXはメキシコペソ/円と南アフリカランド/円でやや高い数値となっていました。スワップポイント狙いの取引は長期的になることが多いため、自分が取引したい通貨ペアのスワップポイントが少しでも高い方で取引するとよいでしょう。
最後に、取引ツールはヒロセ通商が豊富な機能を持つ「LION FX C2」などの独自ツールを用意しているのに対し、JFXの独自ツールである「MATRIX TRADER」はよりシンプルなツールとなっています。そのため、ユーザーの注文情報・ポジション情報な多くの情報を使って取引したい人はヒロセ通商、シンプルな取引ツールを使ってスピーディーに取引したり、MT4やTradingViewを使って高度なチャート分析をしたりしたい人はJFXを利用するのがおすすめです。
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