分散型ストレージで注目のファイルコイン(FIL)。その将来性や特徴を解説!
(画像=NETMONEY編集部)

ファイルコイン(FIL)は分散型ストレージネットワークのトークンとして、暗号資産市場で注目を集めています。過去には大きく値上がりした時期もあり、Web3.0関連プロジェクトとして投資家の関心を引き続けています。

この記事では、ファイルコインの特徴やその魅力について詳しく解説します。

ファイルコインの特徴まとめ

  • 時価総額の上昇により注目を集めている
  • ビットコインを超える可能性のある暗号資産に選定されている
  • 著名な投資家が参加している
ファイルコインは現在、国内ではGMOコインなどで取り扱われています。直接海外取引所に入金することはできないため、国内の取引所から暗号資産を入金する必要があります。
  1. 仮想通貨ファイルコインとは
  2. ファイルコインの将来性は?
    1. 過去にビットコインを超える可能性のある暗号資産として評価
    2. 参加する投資家がビッグネーム
    3. 将来のグローバルスタンダードであるWeb3.0がベース
  3. ファイルコインの価格やチャート
  4. ファイルコインの特徴は?
  5. ファイルコイン(FIL)のこれからの課題は?
    1. 1.競合との差別化
    2. 2.マイナーを確保し続けられるか
  6. ファイルコインの過去の価格推移
    1. 過去の最高価格
    2. 機関投資家の参入
  7. ファイルコインを保有するメリットとデメリット
    1. 分散型が今後注目される
    2. 上場先が大手
    3. ストレージサービスの競争が激化する懸念
  8. ファイルコインの取引におすすめの取引所とは?
    1. Binance
  9. 暗号資産取引所の口座開設方法
    1. ステップ1:メールアドレスとパスワードを登録
    2. ステップ2:本人確認
    3. ステップ3:審査が完了し、承認されると完了
  10. これからも注目が集まる仮想通貨のファイルコイン

仮想通貨ファイルコインとは

ファイルコイン(FIL)の概要
通貨名 ファイルコイン
単位(シンボル) FIL
取り扱い取引所 Binance
GMOコイン、OKJ
現在の価格 変動制
※最新価格は取引所でご確認ください
時価総額 暗号資産時価総額ランキング上位
※最新情報は各種データサイトでご確認ください

ファイルコインとは暗号資産の一種で、分散型ストレージネットワークのトークンです。プロジェクトが始動したのは2014年で、その3年後に最初のトークンセールを実施。さらに3年後の2020年に正式版の提供が開始されました。「Web3.0」のブロックチェーンプロジェクトとして、早い段階から暗号資産投資家の間で高い関心を集めていました。

ファイルコインが注目されている理由として、ストレージの空きスペースを利用するというスタイルをとっている点が挙げられます。デジタルデバイスは世界中で広く使用されていますが、実はその半分近くがアイドル状態に陥っているといわれています。この空きストレージを有効活用しようというのが、ファイルコインです。

自身が持つストレージの空き容量を貸し出す人々のことを、ファイルコインの「マイナー」と呼びます。正式版が公開された2020年の段階で、34か国・400人を超える人が参加を表明し、325PB(ペタバイト)の容量を確保することに成功しました。この数字は、映画は9,000万本収録でき、人類が全歴史のなかで著してきた書物の7倍程度を収納できるスペースだといわれています。

ファイルコインの将来性は?

ファイルコインの利用者は自身の大切なファイルを分散して保管しています。これを利用するためには分散している断片化されたデータを集めて結合する必要があります。この一連の作業には大容量通信を伴うため、通信品質を今後も確保し続けることがファイルコインの命運を決めるといえます。

過去にビットコインを超える可能性のある暗号資産として評価

アメリカのナスダックは過去(2020年12月)のレポートで、暗号資産が世界のマーケットにおいて今後メジャーな金融資産になる可能性は十分あると発表しました。そのなかで暗号資産の代表格であるビットコイン以外の通貨にも、投資するのが理にかなっているとも述べています。

そのなかでもファイルコインへの投資は、よい選択肢のひとつとされました。ナスダックは「今後ビットコインを超える可能性のある暗号資産3つ」の中の一つに、ファイルコインをピックアップしたほどです。

なぜナスダックがここまでファイルコインを評価しているかというと、それはしっかりとした裏づけの下で進められているプロジェクトだからです。まず2017年にICOを実施していますが、実に280億円を超える資金調達に成功しています。仮想通貨のICOのなかでも、トップクラスの成功例といえるでしょう。しかもファイルコインのICOの場合、適格機関投資家のみを対象にして出資先を限定していました。

参加する投資家がビッグネーム

さらに参加した投資家も錚々たる顔ぶれであったという点も、仮想通貨投資家の関心を集めました。世界トップクラスの規模を誇るベンチャーキャピタルのセコイアや、無料通話とチャットサービスで日本でもユーザーの多いスカイプ、世界的に著名な投資家のウィンクルボス兄弟などが参加しています。スタンフォード大学も、こちらのプロジェクトをサポートしているといわれています。

将来のグローバルスタンダードであるWeb3.0がベース

また今後のネットワーク展開も、ファイルコインの将来性を明るくしています。冒頭に紹介したようにファイルコインは、Web3.0をベースにしたプロジェクトです。Web3.0は今後グローバルスタンダードになると予想されています。

ファイルコインの価格やチャート

ファイルコイン チャート
(画像=TradingView)

ファイルコインが米国の取引所Krakenに上場されたのは、2020年10月のことです。過去には大きく値上がりした時期もあり、2021年4月には180ドル前後の高値をつけた実績があります。

※価格変動について
暗号資産の価格は常に変動しています。過去の高値が将来の価格を保証するものではありません。最新の価格動向については、取引所やマーケットデータサイトでご確認ください。

ファイルコインの特徴は?

ファイルコインの最も大きな特徴は、その名前に表れています。「ファイル」を扱う「コイン」であり、そのファイルとはオンライン上のストレージサービスを意味しています。

クラウドストレージサービスを利用しているユーザーは多いですが、従来型のクラウドストレージサービスはいずれも中央集権的なサーバーが存在します。もちろんバックアップを取っているので1か所に完全に集中しているわけではありませんが、かといってファイルコインのようにストレージが完全に分散しているわけでもありません。

ブロックチェーンは分散型ネットワークに台帳を記録することで正当性を維持し、暗号化することによって秘密性が担保されています。ファイルコインはこの仕組みをクラウドストレージに反映したもので、仮想通貨の技術がとても有益な形で応用されているのが特徴です。

ファイルコインはストレージサービスを利用するために流通するトークンとしてすでに実用化されており、数ある分散型ストレージサービスの中でも筆頭格と目される存在にまで成長しています。このストレージサービスの使用料金を支払うにはファイルコインが必要になるため、ここで安全にデータを保管したい顧客はファイルコインを調達しなければなりません。つまり、ファイルコインのストレージサービスが多くの利用者を獲得するほど、ファイルコインの需要が増す構図です。

他にも分散型ストレージサービスは存在し、そのサービスで使用されるトークンも流通しています。その中でファイルコインが圧倒的な強みを有しているのは、やはりICOで巨額の資金調達を達成したこと、すでに自身の記憶領域を提供するファイルコイン・マイナーが多く存在し、ストレージサービスとしての地位を不動のものにしていることが大きいでしょう。米ナスダックがビットコインを超える可能性をもった暗号資産として取り上げた3つの仮想通貨のうち1つがファイルコインであったこともポジティブです。

本来はストレージサービスを利用する顧客がマイナーに対して支払うためのトークンとして流通しているファイルコインですが、このストレージサービスのさらなる普及への期待から、暗号資産市場でも過去に大きく価格が上昇した時期がありました。

ファイルコイン(FIL)のこれからの課題は?

盤石に見えるファイルコインですが、もちろん課題もあります。主に考えられる課題は、2点です。

1.競合との差別化

そもそもファイルコインは中央集権型のクラウドストレージサービスと差別化を図り、それを分散することで新たな顧客を獲得しました。中央集権型のサービスだとそこにトラブルが生じたときに重要なデータを利用できなくなる問題が考えられるからです。その意味での差別化は図られていますが、仮想通貨業界には同様の仕組みでストレージサービスを提供する競合があるため、こうした競合との差別化は課題になるでしょう。

今は同様のサービスを比較して筆頭格の存在であっても、これが未来永劫安泰であることが保証されているわけではありません。

2.マイナーを確保し続けられるか

報酬目当てに自身の記憶領域を提供するマイナーの存在が、ファイルコインの核となる部分です。ファイルコインのストレージサービスはマイナーといって自らが管理するストレージ空間を提供する人がいなければサービスを提供できません。ストレージを提供する対価としてファイルコインが支払われる仕組みになっているため、ファイルコインが欲しい人が続々と参入してくることでファイルコイン全体の成長が期待できます。

しかし、同種のサービスは他にもあります。マイナーを安定的に確保できないとファイルコインのサービス品質が低下してしまうため、いかにマイナーを惹きつけ、今後も安定的に確保できるかはファイルコインの価格にも直結する課題です。競合のほうが報酬がよいとなればマイナーの大量流出も考えられるため、マイナー向けの差別化も重要でしょう。

ファイルコインの過去の価格推移

過去の最高価格

ファイルコインは過去に価格が急騰した時期があります。2021年4月には220ドル前後の最高価格をつけました。これは上場後の初期段階での価格動向として注目を集めました。

機関投資家の参入

過去の高騰の背景には、グレイスケール・インベストメンツがファイルコインの投資信託の運用を開始したことが大きいといわれています。このアメリカにある投資ファンドの参入により、機関投資家の関心が高まりました。

⚠️ 投資判断について
暗号資産の価格は過去の動向だけで将来を予測することはできません。市場環境、技術開発、規制動向など様々な要因で変動します。投資は自己責任で慎重に判断してください。

ファイルコインを保有するメリットとデメリット

ファイルコインを保有するメリットとして考えられるのは、分散型ストレージという将来性のある技術基盤を持つ点です。また、実用性のあるプロジェクトとして機関投資家からも注目されています。ファイルコインが分散型ストレージで運用されている点は、今後のデータ需要増に対応できる可能性を秘めています。

分散型が今後注目される

現在主流の集権型の場合、データ量の急速な増加に対応しきれない恐れがあります。スマホが世界的に普及して、デジタルコンテンツが一昔前と比較して急増しています。この10年間で取り扱われるデータ量は、35倍にまで膨れているとされています。現在5Gの取り扱いが始まり、近い将来には6Gが開発されるとみられています。となると今後、ますます情報量は増えるでしょう。集権型の場合、より多くのデータのマネジメントをするためには管理コストが大きくなります。さらにセキュリティ面でのリスクも高まるでしょう。

分散型であれば、個別のデータセンターにかかる負担も軽減できます。ファイルコインの場合、空きスペースがあれば、だれでもそれを貸し出せます。貸し出す価格も自由に設定が可能です。これが競争をもたらすので、借り手はより低価格を提示するところから借りればよいことになってきます。そうなればコスト圧縮効果も期待できるでしょう。

上場先が大手

上場先が大手の取引所ばかりというのも、保有するメリットのひとつです。ファイルコインは先物取引がはじまっており、すでに月間1,000億円を超える取引規模になっているといわれています。

先物取引所のなかでもGate.io(ゲート)が、ファイルコインを取り扱っています。Gate.ioは将来性のある仮想通貨を厳選して、上場させています。Gate.ioが期待を寄せている仮想通貨であることも、投資家の関心を集めている理由といえます。

ストレージサービスの競争が激化する懸念

ただしファイルコインが順風満帆かというと、懸念すべき点もあります。この懸念ポイントが顕在化すればファイルコインの価格が下落し、保有するのがむしろデメリットになる可能性は否定できません。

まずはストレージサービス業界における、競争の激化です。今後ストレージサービスに新規参入してくるところが出てくれば、差別化が難しくなってきます。類似するサービスを行っているところと競争が生まれ、そのなかで勝ち抜いていかないと価値を維持するのが難しくなる恐れがあるでしょう。

また、ストレージの貸し出しは基本誰でもできます。そこで問題になるのは、ハッカーが侵入してくる可能性がある点です。すると個人情報の流出などの、トラブルが起きる危険性も高まります。もし信用情報にかかわるような事件が発生すれば、ファイルコインの信頼も傷つき価格が急落するリスクも否定できません。このようなリスクのあることも踏まえて、ファイルコインを購入すべきかどうか判断しましょう。

ファイルコインの取引におすすめの取引所とは?

ファイルコインを取引所で購入する場合、2026年2月時点で、日本国内の取引所でファイルコインを取り扱っているところは少ないです。海外に目を向けると、ファイルコインを上場している取引所はいくつかあります。

Binance

ファイルコインの取引でおすすめなのは、Binance(バイナンス)です。取り扱っているコインは200種類を超え、ユーザー数は1,000万人超です。これだけの規模を誇る取引所は、世界のなかでもそうそうありません。しかも日本人にとって魅力なのは、日本語対応している点といえるでしょう。ホームページだけでなくアプリ、チャットいずれも日本語でコミュニケーションが取れます。語学力に自信のない人でも、手軽に参加できるのです。

暗号資産取引所の口座開設方法

代表例として、コインチェックの口座開設方法を紹介します。

ステップ1:メールアドレスとパスワードを登録

コインチェック-口座解説①

引用元:Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】

ステップ2:本人確認

本人確認を行います。

コインチェック-口座解説②

引用元:Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】

氏名や生年月日、国籍といった基本情報を入力します。

コインチェック-口座解説③

引用元:Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】

次に本人確認書類を提出します。運転免許証やマイナンバーカード、自身の顔写真を撮影してデータを送信します。

コインチェック-口座解説④

引用元:Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】

ステップ3:審査が完了し、承認されると完了

ここまでが口座開設の3ステップです。承認されるとメールが届きます。

コインチェック-口座解説⑤

引用元:Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】

これからも注目が集まる仮想通貨のファイルコイン

分散型ストレージサービスは現時点において、まだマイナーな存在かもしれません。しかしデータの膨張が進めば、分散型へのニーズも高まってくるとみられています。そういった中で注目を集めているのが、ファイルコインです。大手企業がICOに参加したり、ファンドが運用に積極的になっており、業界でも期待されているのでその推移には注視したほうがよいでしょう。まずは多くのアルトコインを扱っているコインチェックで口座を開設し、上場を待ってみてはいかがでしょうか。