JCBカードS(JCB一般カード)の特徴は?メリットやデメリットも詳しく解説
(画像=NET MONEY編集部)

JCBカードSは、優待サービスがお得なクレジットカードです。最大の特徴は、国内外20万ヵ所以上の施設を最大80%オフで利用できる「クラブオフ」を付帯していることです。

映画館やレジャー施設、レストランなど幅広いジャンルで割引が適用され、日々のお出かけや旅行をよりお得に楽しめます。

さらに、JCBカードSはポイント還元率も魅力的です。基本還元率は0.5%ですが、ポイント優待サイト「Oki Dokiランド」や特約店「JCB ORIGINALSERIES」を使うと、還元率が最大10.0%までアップし、よりお得にポイントを貯められます。

また、JCBカードSでは家族カードやETCカードも無料で発行できます。家族でのお出かけやドライブでも活躍するカードです。

年会費無料ながら豊富なサービスが付帯するJCBカードSは、日々の生活や休日のレジャーをよりお得に楽しみたい人に最適なカードです。

本記事では、JCBカードSのメリットを詳しく解説します。また、デメリットや他社カードとの違いについても紹介するので、JCBカードSを検討している人は参考にしてください。

  1. JCBカードSのメリット6つ
    1. 年会費無料で優待サービス「クラブオフ」でさまざまなシーンでお得になる
    2. 家族カードやETCカードを年会費無料で作れる
    3. Amazonや楽天など!優待サイトを経由するとポイント還元率が最大10%になる
    4. ポイントの使い道が幅広い!マイル、商品券、他社ポイントに交換可能
    5. JCBスマートフォン保険が付帯
    6. 券面が3種のデザインから選べる
  2. JCBカードSは優待サービスに特化したクレジットカード
    1. JCBカードSはJCB 一般カードがリニューアルしたカード
  3. JCBカードSと他のカードとの違いは?
    1. JCBカードS、JCBカードW、JCBゴールドを比較
    2. JCBカードS、楽天カード、三井住友カード(NL)、dカードを比較
  4. JCBカードSのデメリット3つ
    1. JCBブランドのため海外旅行などでは使えない可能性がある
    2. 国内旅行傷害保険を付帯しない
    3. 通常のポイント還元率が0.5%と高くない
  5. JCBカードSの口コミ・評判は?
    1. JCBカードSの良い口コミ・評判
    2. JCBカードSの良くない口コミ・評判
  6. JCBカードSを発行する方法
    1. JCBカードSを最短5分で即時発行する手順
    2. 1.本人確認書類を用意する
    3. 2.JCBカードSの公式サイトから申し込み審査を待つ
    4. 3.MyJCBアプリをダウンロードして本人確認する
    5. 4.パスワードを設定して完了(カード番号が表示される)
    6. JCBカードWからJCBカードSに切り替える手順
    7. 1.MyJCBアプリのマイページからのアップグレードを選択しJCBカードSを選択する
    8. 2.各種決済手段の登録情報を変更する
  7. JCBカードSに関するよくある質問
    1. カードの申込みは何歳からできますか?
    2. JCBカードSはスマートフォン決済に対応していますか?
    3. JCBカードSは年会費はかかりますか?
    4. JCBカードSにはどんな優待がありますか?
    5. JCBカードSはどんな人におすすめ?

JCBカードSのメリット6つ

JCBカードSのメリット6つ
(画像=NET MONEY編集部)

JCBカードSは、年会費無料で充実した優待サービスが利用できる総合力の高いクレジットカードです。家族カードやETCカードも無料で発行でき、ポイントの使い道も幅広いのが魅力です。

さらに、JCBスマートフォン保険が付帯されており、デザインも3種類から選べるなど、他のカードにはない特徴が多数あります。

ここでは具体的に、JCBカードSの以下6つのメリットについて、詳しく解説します。

年会費無料で優待サービス「クラブオフ」でさまざまなシーンでお得になる

クラブオフ
(画像=JCBカードSより引用)

JCBカードSのメリットは、年会費無料ながら「クラブオフ」という充実した優待サービスを受けられることです。

クラブオフでは、国内外20万ヵ所以上のホテル、レストラン、水族館、遊園地などレジャー施設を最大80%オフの優待価格で利用できます。

とくに、家族でのお出かけや旅行、デートなどに使えるサービスが多いので、年会費を抑えながらお得にレジャーを楽しみたい人におすすめです。

クラブオフで利用できるサービスは下表のとおりです。

クラブオフの優待施設と内容(一例)
カテゴリ 優待施設 優待内容
映画・
カラオケ
TOHOシネマズ 映画鑑賞チケットの500円割引
ビッグエコー ・カラオケ室料が一般料金30%オフ
・ドリンクバー付、飲み放題コース総額10%オフ
水族館・
遊園地
横浜・八景島シーパラダイス ・アクアリゾーツパス400~500円割引
・ワンデーパス300~600円割引
ナガシマスパーランド パスポートの大人料金580円割引
(※2024年10月31日まで有効)
ファミレス・
カフェ・
居酒屋
PIZZA-LA ・ピザを含む2,500円(税込)以上の注文1回 300円割引
・ピザを含む4,000円(税込)以上の注文1回 500円割引
鎌倉パスタ 店内で食事で5%オフ
ホテル
レストラン
グランド ハイアット 東京
鉄板焼「けやき坂」
【1日組数限定】8,000円相当の鉄板焼特別ランチコースが6,000円(税込)
ザ・ペニンシュラ東京
ステーキ&グリル「Peter」
シェフのおすすめ4品コース(コーヒーまたは紅茶付)
会員特別料金 12,000円
ホテル・旅館 ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄 大人1人1泊朝食付 2名1室
会員特別料金
日帰り温泉 スパリゾートハワイアンズ 820~270円割引
ジム RIZAP 2ヵ月以上のコース契約で、
・入会金無料
・分割手数料無料
・2週間トライアルコースの利用:54,780円(税込)
スポーツクラブNAS 施設利用料 15歳以上
おひとり様1回 1,500円
レンタカー ニッポンレンタカー レンタカー基本料金から17%~41%オフ ※24時間料金比較
タイムズカーレンタル レンタカー基本料金から30%オフ
※ 2024年10月時点
※ 掲載されている内容については、予告なく変更となる場合がございます

通常、クラブオフが付帯するカードは、年会費がかかる法人カードやハイステータスカードが主流です。

2024年3月現在、年会費無料でクラブオフ会員になれるカードは、JCBカードSのほかに、JCBビジネスカード、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード、UCカード プライズ、UCカードゴールドなど数えるほどしかありません。

JCBカードSは年会費無料でありながら、クラブオフを利用できるので、とても魅力的なカードと言えます。

家族カードやETCカードを年会費無料で作れる

JCBカードSのもう一つのメリットは、家族カードやETCカードを年会費無料で発行できることです。

家族カードは、本会員と生計を共にする家族が申し込めるカードです。本会員のカードと同じ機能が利用できます。請求は本会員のカードと合算となるため、引落管理の手間もかかりません。

ETCカードは、有料道路の通行に利用するカードです。料金所をノンストップで通過できるスムーズさが特徴です。有料道路の利用時間帯によっては、料金割引も受けられます。

他社では、家族カードやETCカードに年会費が発生する場合があります。

他社クレジットカードの家族カードとETCカードの年会費
  楽天
カード
楽天
ゴールド
カード
dカード ANA一般
カード
家族
カード
無料 550円(税込) 無料 1,100円(税込)
ETC
カード
550円(税込)
※ポイント会員ランクによっては無料
無料 550円(税込)
※初年度および年1回の利用で無料
550円
※初年度およ美年1回の利用で無料
しかし、JCBカードSは家族カード、ETCカードどちらも年会費無料で作成可能です。「年1回利用」といった条件もなく、一度発行すれば無料で持ち続けられます。

家計管理を楽にしたい人や、ドライブによく行く人は、ぜひ発行を検討してみましょう。

Amazonや楽天など!優待サイトを経由するとポイント還元率が最大10%になる

Oki Dokiランド
(画像=Oki Dokiランド

JCBカードSのメリットは、ポイント優待サイト「Oki Dokiランド」を経由して対象ショップで買い物すると、ポイント還元率が最大10%になる点です。

Oki Dokiランドは、JCBカード会員専用のポイント優待サイトです。Amazonや楽天市場など、普段利用している身近なお店も対象ショップとなっています。

たとえば、Amazonで1万円分の買い物をすると、通常50ポイント貯まるところ、Oki Dokiランドを経由すれば、100ポイント~450ポイントも貯まります。

Oki Dokiランドの対象ショップは下表のとおりです。

対象ショップ ポイント還元率
Amazon 1.0%~4.5%
楽天市場 1.0%
Yahoo!ショッピング 1.0%
じゃらん 1.0%
楽天トラベル 1.0%
ビックカメラ.com 2.0%
Apple公式 1.0%
さとふる 2.0%
ふるさとチョイス 1.0%

ポイントの使い道が幅広い!マイル、商品券、他社ポイントに交換可能

JCBカードSのメリットは、ポイントの使い道が幅広く利用しやすいことです。

JCBカードSは1,000円利用するごとに1ポイントのOki Dokiポイントが貯まりますが、貯めたポイントは、「商品券・ギフト券」「他社ポイント」「マイル」に交換できます。

たとえば、スターバックスカードへのチャージやamazonでの買い物のほか、nanacoポイント、dポイント、Pontaポイントへの交換、JALおよびANAマイルにも移行できます。

主な交換先と交換レートは下表のとおりです。

Oki Dokiポイントの主な交換先と交換レート
主な交換先 交換レート
スターバックスカードへの入金 1ptあたり4円
Amazonで買い物 1ptあたり3.5円
nanacoポイント 1ptあたり5円
dポイント 1ptあたり4円
Pontaポイント 1ptあたり3円
楽天ポイント 1ptあたり3円
JALマイル 1ptあたり3円
ANAマイル 1ptあたり3円

JCBスマートフォン保険が付帯

JCBカードSのメリットは、JCBスマートフォン保険が付帯していることです。スマートフォンのディスプレイが破損した場合に、年間で最高3万円まで補償してくれるサービスです。

JCBスマートフォン保険の適用には以下の3つの条件を満たす必要があります。

保険の適用条件3つ
  • カード会員が所有するスマートフォンであること
  • 購入後24ヶ月以内のスマートフォンであること
  • 直近3ヶ月以上連続してJCBカードSで通信料を支払っていること

カード会員が契約し、通信量を支払っているスマートフォンであれば、保険は適用されます。そのため、家族のスマートフォンを自分の名義で契約し料金を負担している場合は、家族のスマートフォンも修理対象となります。

子どものスマートフォンのディスプレイが割れたときも、JCBカードSを持っていれば安心です。

ただし、保険の適用条件を満たさない場合は、保険の対象外です。家族名義で契約しているスマートフォンや家族カードで料金を支払っているスマートフォンは、修理対象となりません。

券面が3種のデザインから選べる

券面デザインからカードを選べる点もJCBカードSのメリットです。

光沢のあるスタイリッシュな通常デザイン、環境に優しいバイオマスデザイン、そして可愛らしいディズニー・デザインから、自分の好みに合わせて選べます。

どのデザインでも券面のナンバー有無を選べるので、セキュリティに気を遣いたい人にもおすすめです。

デザインの種類と特徴は以下のとおりです。

JCBカードSで選べる券面デザイン
  通常デザイン バイオマスデザイン
券面
通常デザイン
バイオマスデザイン
特徴 光沢のあるスタイリッシュなデザインで、万人におすすめ 植物由来の原料を一部使用しているため、環境に優しいカード

JCBカードSは、家族カードもデザインを選べます。たとえば、夫と妻で券面デザインを変えれば、日々の利用も楽しくなるでしょう。

本会員、家族会員どちらもデザインにこだわりたいという場合は、ぜひJCBカードSの利用を検討してみましょう。

JCBカードSは優待サービスに特化したクレジットカード

JCBカードS
(画像クリックで公式サイトに移動します)

JCBカードSは、年会費無料ながら優待サービスが充実したクレジットカードです。

年会費無料のため、所有していても一切負担がありません。Apple PayやGoogle Payにも対応しており、スマホにカードを登録しておけばカードを持ち歩く必要もありません。

また、JCBカードSは国内発祥の国際ブランド「JCB」が自ら発行するプロパーカードです。サービスへの信頼感や安心感は、ほかのカードではなかなか得られないものでしょう。JCBカードのなかでも、最もスタンダードなタイプのカードといえます。

JCBカードSの基本情報は以下のとおりです。

※ 最大還元率はJCB PREMOに交換した場合

JCBカードSはJCB 一般カードがリニューアルしたカード

JCBカードSは、2023年12月にJCB一般カードがリニューアルして誕生した、年会費無料のスタンダードカードです。従来のJCB一般カードの機能を踏襲しつつ、年会費無料化、即時発行、充実した優待サービスなど、より魅力的なカードへと進化を遂げています。

株式会社ジェーシービー (以下:JCB)は、2023 年 12 月 5 日より、年会費無料の新しいスタンダードカー ド「JCB カード S」の発行を開始いたします。(略)JCB カード S は年会費無料で誰でも持ちやすく、生活をより豊かに楽しめるサービスを充実させた JCB の新しいスタンダードカードです。

引用:JCB カード S

JCBカードSとJCB 一般カードの違いは、年会費、即時発行サービス、国内旅行傷害保険の有無です(下表)。

※モバ即の入会条件は以下2点になります。
【1】 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)
【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)
※モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。

具体的には、JCBカードSでは、本カードおよび家族カードの年会費が無料になったことが大きな改善点です。さらに、JCBカードSでは最短5分で審査完了できる即時発行サービスが導入されました。これは、申し込み当日にカードを発行して利用できる便利なサービスです。

一方、JCBカードSでは、従来のJCB一般カードに付帯されていた国内旅行傷害保険が廃止されています。

従来のJCB一般カードはすでに新規発行を終了しているので、年会費無料で充実したサービスを受けられるクレジットカードを探している人は、JCBカードSを検討しましょう。

JCBカードSと他のカードとの違いは?

JCBカードSは、年会費無料で充実した優待が魅力のクレジットカードです。しかし、同じJCBが発行する他のカードや、他社の人気カードと比較すると、それぞれ異なる特徴やメリット・デメリットがあります。

具体的に、ポイント還元率、優待内容、付帯保険などを軸にそれぞれのカードを比較してみましょう。

JCBカードS、JCBカードW、JCBゴールドを比較

JCBカードSとJCBカードW、JCBゴールドを比較します。主な違いは、ポイント還元率、申込み条件、付帯保険、クラブオフ優待の有無です(下表)。

なかでも、ポイント還元率とクラブオフ優待の有無が大きく異なります。

ポイント還元率はJCBカードSとJCBゴールドが0.5%、JCBカードWが1.0%です。JCBカードWが他カードに比べて還元率が2倍となっています。日常の利用で多くのポイントを貯めたい人は、JCBカードWがおすすめです。

クラブオフ優待は、JCBカードSとJCBゴールドには付帯していますが、JCBカードWには付いていません。

クラブオフ優待の内容は、JCBカードSとJCBゴールドでは異なり、ゴールドでは最大90%割引になるなど特典がより優遇されています。

ワンランク上のクラブオフ優待を受けたい人はJCBゴールド、年会費無料でお得にクラブオフを使いたい人はJCBカードSがおすすめです。

申込条件は各カードによって異なります。JCBカードSは18歳以上、JCBゴールドは20歳以上が申込条件となっています。一方、JCBカードWは18歳~39歳と年齢条件に上限があります。

40歳以上になると、一般カードはJCBカードSしか選べません。もし40歳以上で気軽に使えるカードを探している人は、JCBカードSを選択しましょう。

JCBカードS、楽天カード、三井住友カード(NL)、dカードを比較

JCBカードSと、楽天カード、三井住友カード(NL)、dカードを比較します。主に、ポイント還元率と優待サービスにそれぞれ特徴があります。

ポイント還元率は、JCBカードSと三井住友カード(NL)が0.5%、楽天カードとdカードが1.0%です。街での買い物にカードを使う際は、楽天カードやdカードのほうがポイントを貯めやすいでしょう。

また、三井住友カード(NL)はセブン-イレブンやマクドナルドなど対象のコンビニや飲食店でタッチ決済で利用すると還元率が7.0%にアップします。対象のコンビニをよく利用する人は三井住友カード(NL)のほうがお得にポイントが貯まります。

一方、優待サービスはJCBカードSが優れています。クラブオフ優待は最大80%割引で利用できるサービスをはじめ、国内外20万ヵ所で利用可能です。

楽天カードや三井住友カード(NL)はポイント特典が充実しており、割引優待などはありません。dカードはドコモユーザーには嬉しい特典がありますが、JCBカードSほど多くのユーザーが使えるものではありません。

JCBカードSは、ポイント還元率こそ決して高くありませんが、豊富な優待サービスが強みのカードといえます。

JCBカードSのデメリット3つ

JCBカードSのデメリット3つ
(画像=NET MONEY編集部)

JCBカードSは年会費無料で優待が充実している魅力的なカードですが、いくつかデメリットも存在します。海外旅行での利用制限、通常利用での低いポイント還元率、国内旅行傷害保険を付帯しないなど、見過ごせない落とし穴が潜んでいます。

具体的に、以下3つのデメリットについて解説します。

JCBブランドのため海外旅行などでは使えない可能性がある

JCBカードSのデメリットは、海外によっては利用できるお店が少ない可能性がある点です。なぜなら、国際ブランドをJCBしか選択できないためです。

JCBブランドのクレジットカードは、他のブランドと比べて日本以外での加盟店が少なく、海外で利用できるお店が少ないと言われています。実際にVisaやMastercardは世界で1億3,000万店舗以上の加盟店がある一方、JCBは4,600万店舗と半分以下です(下表)。

国際
ブランド
JCB Master
card
Visa
加盟店数 4,600万 1億3,000万 1億3,000万
出典:Mastercard

海外旅行や出張などで頻繁に海外に行く人にとっては、JCBカードSのみでは不十分な場合があるでしょう。海外サイトや海外の実店舗でもクレジットカードを利用する可能性があるなら、国際ブランドがVisaもしくはMastercardのカードを申し込んでおくと安心です。

国内旅行傷害保険を付帯しない

JCBカードSのデメリットは、国内旅行傷害保険が付帯していないことです。

国内旅行では、思わぬ事故やケガに見舞われる可能性もあります。旅行中に高額な医療費を請求された場合、加入していないと大きな負担となります。

国内旅行によく行く人は、JCBカードSとは別に、国内旅行傷害保険が付帯している他のクレジットカードを作成するか、民間保険に加入することをおすすめします。

通常のポイント還元率が0.5%と高くない

JCBカードSのデメリットは、通常のポイント還元率が0.5%と他のカードよりも見劣りする点です。一般的に、クレジットカードの通常ポイント還元率は0.5%~1.0%に設定されており、JCBカードSの0.5%は高いとはいえません。

たとえば、JCBカードWは通常利用で1.0%の還元率を誇り、JCBカードSの2倍のポイントを獲得できます。さらに、年会費無料でありながら楽天カードやPayPayカードなどは通常利用で1.0%の還元率です(下表)。

ポイント還元率を重視したい人は、JCBカードSよりも高還元率のカードを選んだほうがよいでしょう。

JCBカードSの口コミ・評判は?

JCBカードSは、年会費無料で充実した優待サービスが魅力ですが、実際の利用者の声はどうなのでしょうか?良い評判と良くない評判の両方を紹介します。

JCBカードSの利用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

JCBカードSの良い口コミ・評判

JCBカードSの良い口コミを見てみましょう。

・とりあえず持っておいて良いカード(中略)。年会費無料のカードなので、発行だけして利用せずクラブオフ優待の割引だけ使い倒すなんてこともできます。
・JCBは入会・既存ともにキャンペーンが充実しているのでそれらを駆使すればよりお得に使えるカードだと思います。
・どこで出しても嫌味の無いスマートなデザインで良いと思います。このデザインの安心感こそがJCBといった感じ。
・途中で入力を止めてもメールアドレスを入力していれば申込再開メールを送ってくれる。入力情報が保持されているため、一から入力するの面倒だな…とならない。

引用:価格.com「JCBカード S レビュー・評価」

クラブオフ優待は、多くのユーザーに好評なようです。年会費無料ながら多数の優待を利用できるのは、JCBカードSにしかない強みといえます。

このほか、「シンプルでスマートなデザインがよい」「申込時の煩わしさが少ない」といった意見も見られました。

JCBカードSの良くない口コミ・評判

悪い口コミには、以下のようなものがありました。

・最初にポイントアッププログラムに登録する手間があるのは改善してほしい
・OkiDokiポイントはシステムが複雑で分かりにくいです。ポイントアップもいまいち倍率がよく分からず、結局どれぐらい貯まるのかが…。
・(デザインが)ちいかわエポスには敵わない
・メインカードにはなり得ないですが、サブカードとしてはお勧めできる1枚
・ウェブサイトは正直あまりUIがよろしくない

引用:価格.com「JCBカード S レビュー・評価」

特にポイント還元やポイントの仕組みに関する評価が目立っています。

たとえば、特約店のポイントアップ倍率も2~20倍まであるため、どの店舗がどの倍率かなかなか覚えられない点はデメリットです。ポイント還元よりも優待に重きを置いたカードであることから、サブカードや優待用カードとして運用するのが望ましいといえます。

JCBカードSを発行する方法

JCBカードSを発行する方法
(画像=JCBカードSより引用)

JCBカードSを発行する際はインターネットから申し込みましょう。即時発行では最短5分でデジタルカードを利用でき、通常発行では本カードが約1週間で手元に届きます。また、現在JCB一般カードやJCBカードWを持っている人は、JCBカードSに切り替えることができます。

ここでは、即時発行する手順と、JCBカードWやJCB一般カードから切り替える手順の2つのケースについて解説します。

JCBカードSを最短5分で即時発行する手順

JCBカードSを最短5分で即時発行する手順
(画像=JCBカードSより引用)

JCBカードSを即日発行するには、JCB公式サイトからナンバーレスカードを申し込み、審査通過後に専用アプリ「MyJCB」をダウンロードします。本人確認を行い、アプリにカード番号が発行されれば、ネットショッピングなどで利用可能となります。

具体的には、以下の4ステップで簡単に即時発行できます。

1.本人確認書類を用意する

手続きをスムーズに進めるために、事前に本人確認書類を用意しておきましょう。即時発行する際に必要になります。具体的には、以下3つの書類のいずれかが必要です。

運転免許証/ マイナンバーカード 在留カード

2.JCBカードSの公式サイトから申し込み審査を待つ

JCBカードSの公式サイトから申し込みましょう。まず「ナンバーレスを申し込む」をタップしてください。

JCBカードSの公式サイトから申し込み審査を待つ
(画像=公式サイトより引用)

次に、希望のデザインを選んで「申し込む」をタップします。

「申し込む」をタップ
(画像=公式サイトより引用)

その後、会員規約などを確認し、「同意のうえ、入力へ進む」をタップしてください。

そして、名前や生年月日、住所などの個人情報を入力します。

個人情報を入力
(画像=公式サイトより引用)

入力を終えたら審査が行われます。最短5分で審査結果がメールで届きます。

3.MyJCBアプリをダウンロードして本人確認する

審査に通過したら、専用アプリ「MyJCB」をダウンロードしましょう。ダウンロード後、アプリを起動して入会メッセージボックスに記載のID・パスワードを入力します。

その後、アプリ上で本人確認をします。なお、本人確認は初回のみです。

本人確認
(画像=MyJCBより引用)
4.パスワードを設定して完了(カード番号が表示される)

本人確認が完了したら、ホーム画面のカード券面をタップし、パスワードを設定してください。最後に、「表示する」というボタンをタップすれば、カード番号が表示されます。

パスワードを設定
(画像=MyJCBより引用)

オンラインショッピングやスマホ決済の支払い手段にカード番号を登録すれば、すぐに利用できます。

実店舗で買い物する場合は、タッチ決済ができるように、スマホにApple PayやGoogle Payなどの決済サービスを設定する必要があります。

プラスティック製のカード本体は約1週間後に郵送されます。なお、即時発行の場合はETCカードを同時に申し込めません。カード発行後にMyJCBから追加で申し込む必要があるので注意しましょう。

JCBカードWからJCBカードSに切り替える手順

すでにJCBカードWやJCB一般カードを持っている人が、JCBカードSに切り替えるには、専用アプリ「MyJCB」から簡単に手続きできます。

具体的な切り替え手順は、以下2ステップです。

JCBカードWやJCB一般カードからJCBカードSに切り替える手順
1.MyJCBアプリのマイページからのアップグレードを選択しJCBカードSを選択する

専用アプリ「MyJCB」にログインしてマイページを開き、申込みの流れなどを確認してください。

その後、「アップグレード」をタップして「JCBカードS」を選択します。この際に希望のデザインを選べます。

希望のデザインを選ぶ
(画像=NET MONEY編集部)

そして、「申込確認画面へ」をタップして手続きを進めれば、切り替えが完了します。

申込確認画面へ
(画像=NET MONEY編集部)
2.各種決済手段の登録情報を変更する

切り替え後は、Apple PayやGoogle Payなどの決済手段にJCBカードSを登録しましょう。また、旧カードの削除を忘れないようにしましょう。

切り替えにあたっては、以下の情報は引き継がれないので注意しましょう。

・カード利用可能枠
・家族カード ※1
・リボ払い専用カード
・各種キャンペーン登録 ※2
・Apple Pay/ Google Pay
・携帯電話/インターネット/公共料金などのお支払い
・JR東海エクスプレス予約サービス(プラスEX会員)

※1 切り替え申込み時に発行希望にチェックすると切り替え後のカードに追加可能
※2 キャンペーンによっては引き継がれない場合がある。引き継ぎ状況は切り替え後のカードでMyJCBに登録したら確認できる

なお、旧カードはJCBカードSの発行から約1ヵ月以上は利用できます。また、旧カードの有効期限の月末までに切り替え申込みを行えば、旧カードの年会費は発生しません。

JCBカードSに関するよくある質問

JCBカードSは、年会費無料で充実した特典が魅力のクレジットカードです。

しかし、実際の利用シーンや疑問点について詳しく知りたい人も多いのではないでしょうか。そこでここでは、JCBカードSに関するよくある質問に詳しく回答します。

カードの申込みは何歳からできますか?
高校生を除く満18歳以上の方で、ご本人または配偶者に安定した継続収入があればお申込み可能です。高校生を除く学生の方であれば申込可能です。
JCBカードSはスマートフォン決済に対応していますか?
対応しています。Apple Payや Google Payに設定したQUICPayを利用することで、カードを持ち歩いていなくても、支払いをスピーディに行うことができます。
JCBカードSは年会費はかかりますか?
無料です。また、通常カードだけでなく、家族カード/ETCカードも年会費無料です。
JCBカードSにはどんな優待がありますか?
JCBカードSでは、幅広いジャンルの優待サービス「クラブオフ」が利用可能です。クラブオフでは、以下のようなサービスが用意されています。
 
TOHOシネマズ 映画鑑賞チケットの500円割引
横浜・八景島シーパラダイス ・アクアリゾーツパス400~500円(税込)割引
・ワンデーパス300~800円(税込)割引
グランド ハイアット 東京 鉄板焼「けやき坂」 【1日組数限定】10,722円相当の鉄板焼特別ランチコースが6,000円(税込)
ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄 大人1人1泊朝食付 2名1室 14,850円(税込)~
RIZAP 2ヵ月以上のコース契約で、
・入会金無料
・分割手数料無料
・2週間トライアルコースの利用:54,780円(税込)
旅行やグルメ、エンターテイメント、フィットネスなどジャンルは多岐にわたります。そのほかのサービスについて知りたい場合は、こちらをチェックしてください。
JCBカードSはどんな人におすすめ?
JCBカードSは、以下の人におすすめです。
  • 年会費無料で充実した優待サービスを利用したい人
  • 旅行やレジャーをできるだけお得に楽しみたい人
  • 家族で楽しめる特典を探している人
JCBカードSは、クラブオフによる豊富な優待を利用できます。レストランや映画館など、日常のさまざまな場面で優待利用が可能です。旅行やレジャー施設の優待もあるため、旅行やお出かけが趣味な人には最適なカードです。

また、ファミレスや遊園地など、家族で楽しめる施設でも優待が用意されています。夏休みや長期休暇などの外出も、いつもよりお得になる可能性があります。