JCBゴールドのメリットとデメリット!口コミ・評判も紹介

JCBゴールドのメリットとデメリット!評判は?利用するメリットとおすすめな人のタイプを解説
(画像:NET MONEY編集部)

JCBゴールドは、海外旅行をより快適に、そしてお得に楽しめるゴールドカードです。

ホテル割引などの優待特典や、もしもの時に役立つ旅行保険、空港ラウンジサービスなどが利用できます。

さらに、映画の割引、レジャー施設の割引など、日常の様々なシーンを彩る特典も満載です。

海外旅行用のカードを探している人、プライベートやビジネスでの接待をお得にしたい人、初めてのゴールドカードを持つ人におすすめです。

本記事では、JCBゴールドのメリットとデメリットを詳しく解説します。また、口コミ・評判も紹介しているので、JCBゴールドの取得を検討している方はぜひ参考にしてください。

  1. JCBゴールドのメリットはここ!旅行やレジャーの優待が満載
    1. 国内外の主要空港1,000ヵ所以上でラウンジが使える
    2. 最大1億円補償!旅行保険の補償内容が手厚い
    3. ホテル優待・割引が充実している
    4. 有名テーマパークの優待なども豊富
  2. JCBゴールドは年会費11,000円(税込)ながら特典が充実した1枚
    1. 年会費は初年度無料で2年目以降も実質無料
    2. 最大10%還元!特約店でポイントアップ
    3. グレードアップでプライオリティ・パスがついてくる
    4. JCB ザ・クラスのインビテーションが来る可能性も
  3. JCBゴールドと他のカードの比較
    1. JCBシリーズの中でも会費と優待のバランスがとれた1枚
    2. 他社ゴールドと比べても旅行好きなら有力な選択肢に
  4. JCBゴールドのデメリット2つ
    1. 特約店以外では還元率が0.5%以下でポイントが貯まりにくい
    2. JCBブランドしか選択できないので海外加盟店が少ない
  5. JCBゴールドの口コミ・評判
  6. JCBゴールドを作る方法【申込みから発行までの手順】
    1. 1. インターネットで申込み
    2. 2.審査後、アプリから本人確認
    3. 3.カードが届く
  7. JCBゴールドについてのよくある質問
    1. JCBゴールドはメリットはない?
    2. JCBゴールドとJCB GOLD Extageの違いはなんですか?
    3. JCBゴールド会員になるとどんな特典がありますか?
    4. JCBゴールド ザ・プレミアとはなんですか?
    5. JCBゴールドの年会費はいくらですか?
    6. JCBゴールドを年会費無料で持つことができますか?
    7. JCBゴールドの審査の難易度は?

JCBゴールドのメリットはここ!旅行やレジャーの優待が満載

JCBゴールドは旅行特典や日常で使える優待サービスが豊富で、プライベートの特別シーンで活用できるカードです。付帯保険も手厚い補償内容で、安心して利用できます。

JCBゴールドのメリットは以下の4つです。

国内外の主要空港1,000ヵ所以上でラウンジが使える

国内外の主要空港1,000ヵ所以上でラウンジが使える

JCBゴールドのメリットの1つは、国内主要空港や世界1,100箇所の空港でラウンジが利用できることです。これにより、出張や旅行のときに快適に過ごすことができます。JCBのカードラウンジに加え、US35ドルの利用手数料を支払えばラウンジ・キーの対象ラウンジを利用することも可能です。

JCBのカードラウンジは国内の主要空港とハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港に設置されています。国内線の利用時だけではなく、ハワイ旅行でもラウンジを活用することが可能です。

JCBゴールドで利用できる空港ラウンジの一例を紹介します。

JCBゴールドで使える国内空港ラウンジの一例

空港名 ラウンジ名 営業時間 同伴者料金
新千歳空港 スーパーラウンジ 7:00~20:30 1,100円(税込)
仙台空港 ビジネスラウンジ 7:00~20:30 1,100円(税込)
羽田空港 POWER LOUNGE SOUTH 6:00~21:00 1,100円(税込)
中部
国際空港
セントレア
プレミアムラウンジ セントレア 6:45~20:45 1,250円(税込)
関西
国際空港
カフェラウンジ NODOKA 24時間 30分:550円(税込)
福岡空港 ラウンジTIME サウス 6:00~21:00 1,100円(税込)

また、世界1,100ヵ所以上の空港ラウンジを利用できる「ラウンジ・キー」が付帯します。ラウンジ・キーでは、人気の海外旅行先である韓国・台湾、また出張先としてメジャーなシンガポールなどをはじめ、世界各地の都市でラウンジを利用できます(下表)。

国内主要空港のラウンジを利用できるゴールドカードは多いですが、海外ラウンジサービスが付帯しているものは希少です。そのため、ラウンジ・キーが付帯している点は、JCBゴールドを持つべき理由の1つとなるでしょう。

最大1億円補償!旅行保険の補償内容が手厚い

JCBゴールドのメリットの1つは、旅行保険の補償内容が手厚いことです。JCBゴールドには最高1億円の海外旅行保険が付帯しているため、海外旅行時の安心に繋がります。年会費が同程度の他社ゴールドカードと比較しても充実した補償内容です。

JCBゴールドの旅行保険が適用されるには、条件を満たす必要があります。海外旅行保険、国内旅行保険の適用条件は以下のとおりです。

JCBゴールドの旅行保険の適用条件

海外旅行保険 下記のいずれかを満たした場合、以降の旅行期間が補償対象となる
・日本出国前に公共交通乗の利用代金をJCBゴールドで支払った場合
・日本出国前にパックやツアーなど宿泊を伴う募集型旅行の旅行代金をJCBゴールドで支払った場合
・日本出国後に乗客として搭乗する公共交通の利用代金を初めてJCBゴールドで支払った場合
国内旅行保険 以下のすべてを満たした場合、補償対象となる
・本会員または家族会員
・公共交通や宿泊施設の利用代金、パックやツアーなど募集型旅行の利用代金をJCBゴールドで支払った場合
・公共交通の事故や宿泊施設の火災・爆発、ツアー参加中の事故など、旅行中に傷害事故に遭った場合

海外旅行保険は出国前の予約や出国後の公共交通の利用でJCBゴールドを使った場合に適用されます。

国内旅行保険はツアーの予約代金や公共交通の利用代金をJCBゴールドで支払っている際に事故に遭ったときに適用されます。

JCBゴールドの保険の補償額は、最高1億円と高額です。下表のように、他のゴールドランクカードの中では、JCBゴールドが最も補償金額が高いことが分かります。

JCBゴールドと他のゴールドカードの保険比較

ホテル優待・割引が充実している

JCBゴールドのメリットは旅行がお得になるホテル優待特典が充実していることです。対象のホテルごとに用意された会員限定の宿泊プランなどの特典を選べたり、ホテル予約でポイントアップを受けられたりします。

JCBゴールド会員は、対象のホテルにて会員限定の宿泊プランや割引などの特典を受けることができます。下表のように有名なホテルが対象で、レジャー、観光での旅行はもちろん、ビジネスでの宿泊にも優待を活用できます。

対象ホテルと優待の内容

対象ホテル 優待
マリーナベイ・サンズ特典 「サンズ・ライフスタイル プログラム(シンガポール)」会員カード(エリートまたはプレステージ)を受け取ることができ対象の特典を受けられる
※2025年6月30日まで
ワシントンホテルチェーン インターネット予約限定割引

また、JCBゴールドで国内外の対象ホテルをオンライン予約すると通常の5~12倍のポイントが貯まります(下表)。

対象ホテルとポイントアップ倍率

対象ホテル ポイント倍率
マリーナベイ・サンズ特典 12倍
国内宿泊オンライン予約 5倍

通常は利用金額1,000円につき1ポイントのOkiDokiポイントが貯まりますが、この倍率が反映されると海外ホテルの予約では1,000円につき12ポイント、国内ホテル・旅館の予約では1,000円につき5ポイントを獲得可能です。最大6%還元となりますので、お得にホテルの予約ができます。

有名テーマパークの優待なども豊富

JCBゴールドはレジャー・エンタメ系の優待で趣味をお得に楽しめる点もメリットです。レジャー施設の割引が受けられる「JCB GOLD Service Club Off」のサービスや、コンサート等の優待が受けられる「JCBプレミアムカード優待」を利用できます。

JCB GOLD Service Club Off」とは、国内外20万ヵ所以上のレジャー施設で割引が受けられる優待サービスです。最大90%引きで施設を利用できる優待サービスとなっており、様々なカテゴリーで利用できます(下表)。

「JCB GOLD Service Club Off」のサービス(一例)

エンタメ イオンシネマの料金1,800円が1,500円割引
カラオケ館やビックエコーなどカラオケ店の利用割引
東京ヤクルトスワローズの観戦チケット販売
レジャー サンシャイン水族館で料金割引
大磯ロングビーチで料金半額
ひらかたパークで料金割引
横浜・八景島シーパラダイスで料金割引
レストラン 以下のレストランなどで割引や特別サービスを提供
帝国ホテル 東京
グランド ハイアット 東京
ザ・リッツ・カールトン大阪
ホテルオークラ神戸
ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋
旅行 以下のホテルなどで割引
札幌グランドホテル
リーガロイヤルホテル
ホテルニューオータニ
ヒルトン東京ベイ

優待サービスが幅広いため、家族で旅行やレジャーに行ったり、節目の年齢を祝う外食でレストランを使ったりとさまざまなシーンで利用できます。

とくに高級レストランや宿泊優待は、商談や取引先との接待など、ビジネスシーンでも利用可能です。なかには会員限定の特別イベントや期間限定のサービス等も提供されていますので、クラブオフのサイトをチェックしておきましょう。

また、「JCBプレミアムカード優待」では、コンサートや演劇・イベントなどでプレミアム優待を利用することができます。

受けられる優待には以下のようなものがあります。

プレミアム優待の例
  • 一般発売前の先行受付
  • 前方席が確約される良席保証
  • お土産やイヤホンガイド等の特典

これらの優待は「JCBプレミアムカード」と呼ばれるカード会員限定のもので、JCBゴールド会員も利用できます。

JCBゴールドは年会費11,000円(税込)ながら特典が充実した1枚

JCBゴールドは、年会費11,000円(税込)ながら特典が充実した1枚です。

初年度無料で持てるだけでなく、2年目以降も実質無料にできるため発行のハードルが低いゴールドカードです。ポイントも最大10%とたまりやすく、普段使いしやすいのが特徴です。

またグレードアップでプライオリティ・パスがついてくるので、旅行や出張などでも役に立ちます。

さらにJCBシリーズの最高ランクカード、JCBザ・クラスのインビテーションを受けられる可能性もあります。

※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合

年会費は初年度無料で2年目以降も実質無料

JCBゴールドは年会費11,000円(税込)がかかるカードですが、初年度は年会費無料で利用できます。

加えて、入会キャンペーンを活用すれば最大31,500円相当キャッシュバックが受け取れます。これは、約3年分の年会費に相当するため、3年間の会費を実質無料にできます。

31,500円相当のキャッシュバックを受け取るには、以下の条件をすべてクリアする必要があります。

JCBゴールドの入会キャンペーン

達成条件 キャッシュバック金額
Amazon.co.jpご利用※ 最大23,000円
Apple Pay・Google Pay・
MyJCB Payご利用※
最大3,000円
お友達紹介※ 最大1,500円
家族カード入会※ 最大4,000円
※キャンペーン期間:2024年10月1日(火)~2025年3月31日(月)

確実に獲得可能なのは、「Amazonでの買い物」「スマホ決済での買い物」で得られるキャッシュバックです。

Amazonの買い物では、利用額の20%がキャッシュバックされ、最大23,000円まで得られます。満額キャッシュバックを受け取るには、Amazonで115,000円の商品購入が必要です。

スマホ決済の買い物でも、利用額の20%がキャッシュバックされます。JCBゴールドでスマホ決済を使うには、Apple PayやGoogle Payにカードを登録する必要があります。キャッシュバックの最大額は3,000円のため、15,000円以上タッチ決済で買い物すれば、満額キャッシュバックが受けられます。

家族がいる人なら、家族カードを申し込んで4,000円のキャッシュバックを受けましょう。JCBゴールドの家族カード(年会費:1,100円)は、本会員と同じサービスが利用できるため便利です。キャッシュバックの対象となるには、家族カード発行後、JCBカード会員専用アプリ「MyJCB」に家族カード会員としてログインする必要があります。

最大10%還元!特約店でポイントアップ

JCBゴールドは、特約店である「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」で利用すれば、最大10.0%までポイント還元率がアップします。通常還元率は0.5%なので、実に20倍です。

ポイントアップ例

優待店と
利用方法
JCBゴールド
での還元率
ポイント
アップ倍率
スターバックス(eGift購入) 10% 20倍
Amazon 1.5% 3倍
セブン-イレブン 1.5% 3倍

ポイントを多く貯めるには、カード会員専用アプリMyJCBから「ポイントアップ登録」を行い、使いたいお店でのポイント還元率を引き上げる手続きをする必要があります。

JCBゴールドの利用で貯まるのは使い道の広いOki Dokiポイントです。

カード請求へのキャッシュバックや楽天ポイント、dポイントといった他社ポイントへの交換、JCBプレモカードへの交換といった商品券などへの交換ができます。

グレードアップでプライオリティ・パスがついてくる

JCBゴールドは、一定の条件をクリアして、「JCBゴールド ザ・プレミア」にグレードアップすると、世界中の空港ラウンジが使えるプライオリティ・パスの最上位の会員資格である「プレステージ会員」になれる可能性があります。

JCBゴールド ザ・プレミアにグレードアップする条件は、2年連続100万円以上利用するか、1年で200万円以上利用することです。

JCB ザ・プレミア
(画像クリックで公式サイトに移動します)

プライオリティ・パスでは、世界1,500ヵ所以上の空港ラウンジが利用可能です。JCBゴールドにもともと付帯する「ラウンジ・キー」は世界1,100箇所程度であるため、プライオリティ・パスのほうがより多くの場所で利用できます。

加えて、プライオリティ・パスの利用料は無料です。ラウンジ・キー(利用手数料:US35ドル)よりもお得に空港ラウンジを利用できます。

JCBカードでプライオリティ・パスが付帯するのは「JCBザ・クラス」「JCBプラチナ」「JCBゴールド ザ・プレミア」の3つだけです。一方、JCB・ザ・クラスは年会費が55,000円(税込)、JCBプラチナは年会費が27,500円(税込)と高額です。

豊富な特典と年会費のバランスを考慮して、JCBゴールドを使い続けてJCBゴールド・ザ・プレミアの入手を目指すところから始めるのもよいでしょう。

JCB ザ・クラスのインビテーションが来る可能性も

JCBゴールドを持っていると、JCBシリーズの最高ランクカードであるJCBザ・クラスのインビテーションを受けられる可能性があります。

インビテーションを受ける条件は非公開ですが、JCBシリーズの上位カードを持っていることが条件の一つと言われています。

また、ネット上では、JCBゴールドを持っていたらインビテーションが来たという声も見られました。

JCBゴールドと他のカードの比較

JCBゴールドは海外旅行や家族とのレジャー、食事とさまざまな場面で活躍するカードです。しかし、他のJCBカードやゴールドカードが気になる人もいるでしょう。JCBゴールドとほかのカードとを比較して、JCBゴールドの強みや各カードの特徴を明確にします。

JCBシリーズの中でも会費と優待のバランスがとれた1枚

JCBゴールドは、JCBシリーズのなかでは年会費を抑えて各種優待を受けられるバランスのいいカードです。

旅行保険や旅行特典を重視しつつ、コストパフォーマンスも気になる人ならJCBゴールドが最適な選択肢となります。

JCBゴールドはJCB CARD Sと違い年会費が発生しますが、その分旅行保険や旅行特典の内容が手厚いものとなっています。

また、サービスの充実度はJCBプラチナほどではないものの、年会費が1万円台であることを踏まえると十分であると言えます。

JCBゴールドとJCBシリーズのカード比較

一般カードのJCBカードSは、年会費が安いのが特徴ですが、旅行保険の補償額はハイクラスカードと比べて高くありません。また、旅行特典も少ないです。ゴールドにグレードアップすれば、補償額がアップしたり特典が増えたりとサービスが大きく変化します。

ゴールドからプラチナへグレードアップすると、より高級で質の高いサービスが受けられます。海外旅行や高級ホテルをよく使う人はJCBプラチナが使いやすいですが「旅行には行くが高級サービスはあまり使わない」という人にとってはややオーバースペックともいえます。「充実したサービスを比較的気軽に使いたい」と考えている人は、JCBゴールドが最適です。

なお、20代の人なら20代限定のJCB GOLD EXTAGEというゴールドカードがおすすめです。年会費は3,300円(税込)とJCBゴールドよりも安いにもかかわらず、ポイント還元率が0.75%と高いのが特徴です。

入会後3ヶ月以内は還元率が1.5%のため、さらにお得にカードを使えます。JCB GOLD EXTAGEは入会から5年後に審査を経てJCBゴールドへ自動で切り替えられます。20代の人はJCB GOLD EXTAGEを申し込むほうがお得です。

JCBゴールドとJCB GOLD EXTAGEの
カード比較

他社ゴールドと比べても旅行好きなら有力な選択肢に

JCBゴールドとそれ以外のゴールドカードを比較し、各カードの強みを確かめましょう。

JCBゴールドと他社のゴールドカードの比較

JCBゴールドは、他社カードと比べても旅行保険が手厚いカードといえます。年会費が2倍以上かかるアメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードと同程度の補償内容であり、よりお得に安全な旅を実現できます。

また、JCB GOLD Service Club Offが利用できるため、旅行以外の優待も充実しています。映画やレジャー、外食などさまざまなシーンをお得に楽しめるでしょう。優待の幅広さは、三井住友カード ゴールド(NL)や楽天プレミアムカードよりも優れているといえます。

一方で、ポイント還元率は通常0.5%、最大10.0%と三井住友カード ゴールド(NL)や楽天プレミアムカードに劣ります。より多くのポイントを貯めたい人は、JCBゴールド以外のカードも検討してみるとよいです。

JCBゴールドのデメリット2つ

JCBゴールドのデメリットは、ポイント還元率の低さと海外での使い勝手の悪さが挙げられます。旅行やレジャー・エンタメの優待は充実していますが、還元率を重視する人には不向きです。

また、海外での利用にもデメリットがありますので、JCBゴールドをメインで持つ場合はサブカードも持っておくようにしましょう。

特約店以外では還元率が0.5%以下でポイントが貯まりにくい

JCBゴールドのデメリットの1つはポイントが貯まりにくいことです。なぜなら、ポイントの交換先によってはポイント還元率は0.5%以下となってしまうためです。

ポイント還元率が0.5%となる交換先はJCBプレモカードへのチャージを含む一部交換先のみで、その他の場合は0.5%を下回ります。

一般的にクレジットカードの還元率は0.5%程度が平均であるなか、JCBゴールドの還元率が0.5%を下回る場合があることは大きなデメリットです。

さらに、使い勝手の良い共通ポイント等への交換では、還元率が0.5%を下回ってしまいます(下表)。

交換先 1ポイント
あたりの円換算
ポイント
還元率
JCBプレモカードへのチャージ 1ポイント→5円 0.5%
ビッグポイント 1ポイント→5円 0.5%
ベルメゾン・ポイント 1ポイント→5円 0.5%
ジョーシンポイント 1ポイント→5円 0.5%
セシールスマイルポイント 1ポイント→5円 0.5%
nanacoポイント 1ポイント→4.5円 0.45%
dポイント 1ポイント→4円 0.4%
Pontaポイント 1ポイント→4円 0.4%
楽天ポイント 1ポイント→3円 0.3%
WAONポイント 1ポイント→4円 0.4%
JCBギフトカード 1ポイント→3.5円~ 0.35%

利用金額が大きくなるほど獲得できるポイント数にも差が生じます。限度額の高いゴールドカードはメインカードとして利用されるケースも多いため、ポイント還元率の差を軽視することはできません。

このような点から、ポイント還元率を重視する人にはJCBゴールドが不向きであることが分かります。

JCBブランドしか選択できないので海外加盟店が少ない

JCBゴールドは国際ブランドをJCBしか選択できないので、海外加盟店が少ないことがデメリットの一つです。

JCBの加盟店数は、ほかのブランドと比べて決して多くありません。VisaやMastercardとJCBの加盟店数を比較してみましょう。

各国際ブランドの加盟店舗数

  JCB Visa Mastercard
加盟店数 約4,600万店舗 約1億3000万店 約1億3000万店
※参照:Mastercard

このように、JCBの加盟店は4,000万店舗台ですが、VisaやMastercardは1億店舗を超えており、大きな差が見られます。

JCBは日本発のブランドであることから、国内ではさまざまな場所で利用できます。しかし、海外では未対応の国、地域がまだまだ多く、国外利用するにはやや心許ないでしょう。

旅行や出張で海外に行く際は、VisaやMastercardのカードを併せて持っておくと安心です。

JCBゴールドの口コミ・評判

では実際にJCBゴールドを利用している人からの評判はどうでしょうか。Webサイトに掲載されている口コミを紹介します。

『出張が多い人にはおすすめのカード』

JCBゴールドの魅力は何といっても旅行や交通機関の利用につく特典です。出張の際の空港ラウンジの利用や宿泊施設の優待はもちろん、万が一の航空機遅延保険も助かります。

また家族全員で受けられる特典もあり、お得さがさらにアップ。ポイントが効率よく貯まる優待店舗をよく利用する人にもおすすめです。

『他人の前で見せても恥ずかしくないカード』

さらに上のグレードの「JCBザ・クラス」を持つためには持っておきたい「登竜門」であり、「他人の前で見せても恥ずかしくない」カードである一方で、「審査も厳しくはない」と手に入れやすさを評価する声もあります。

ただ、「ますます日本で使えるお店が増えればマイナスな点はない」と、利用できる店舗数を増やしてほしいという要望もあるようです。

『家族カードなら年会費1,100円(税込)追加で充実した補償が受けられる』

両親がJCBゴールドを持っているという人が家族カードとして利用し、その補償を評価する声もありました。実質年会費1,100円(税込)で、ゴールドカードの優待特典や充実した補償が受けられると高く評価しています。

他よりポイント還元率が高いこともあり、「ショッピングでも旅行でもお金を払う時はJCBゴールドを一番使うよう心がけています」とのこと。ゴールドカードは「使用する時も気持ちいい」と使うことそのものにも満足しているようです。

JCBゴールドを作る方法【申込みから発行までの手順】

JCBゴールドの発行手順は、以下のとおりです。

JCBゴールドは、Webから申し込めば簡単に発行できます。最短5分でナンバーレスカードを発行できる「モバイル即時入会サービス」を使えば、申込当日からゴールドカードを利用可能です。

JCBゴールドの発行手順をおさえて、ぜひ最短でゴールドカードを手に入れましょう。

1.審査後、アプリから本人確認

審査終了後は、JCBカード会員専用アプリ「MyJCB」で本人確認を行います。アプリを起動するとすぐに本人確認の手続きに入るので、画面の指示に従って本人確認書類を行いましょう。

まずは本人確認書類を撮影します。本人確認書類として認められているのは、以下のものです。

本人確認書類
  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 在留カード

本人確認が完了すると、アプリ内にカード番号が表示されます。これが発行されるJCBゴールドのカード番号です。

カード番号は、スマホに登録すればApple PayやGoogle Payとして店頭で利用できます。また、オンライン通販の決済画面に入力することで、ネットショッピングでの利用も可能です。

2.カードが届く

申込みから1週間程度すると、手元にカードが届きます。カードが届いたら、すでに発行されているカード番号との相違はないか、氏名の印字が間違っていないかなどを確認しましょう。

JCBゴールドについてのよくある質問

ここでは、JCBゴールドに関するよくある質問をQ&Aにしました。多くの人が気になる点をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

JCBゴールドはメリットはない?
JCBゴールドには、充実した旅行補償や旅行特典、ゴルフ、映画、レジャーに関する優待など、豊富なメリットがあります。クレジットカードを持ってお得に日常を楽しみたい人にとっては、おすすめのカードです。

一方、ポイント還元率は通常0.5%と決して高くはありません。ポイント還元率を最重要視する人にとっては、あまりメリットを享受できないカードともいえます。
JCBゴールドとJCB GOLD Extageの違いはなんですか?
JCBゴールドとJCB GOLD EXTAGEは申込対象者が異なります。JCBゴールドは20歳以上であれば申し込めるのに対し、JCB GOLD EXTAGEは20代限定というしばりがあります。

JCBゴールドは、20歳以上で安定収入があれば申し込めるゴールドカードです。ゴルフ場の手配やレジャー施設優待など、公私ともに利用できます。最高1億円の旅行保険など補償も手厚いのが特徴です。一般カードからのグレードアップを目指す30代や40代、旅行やお出かけ好きな家族連れに適したカードです。

一方、JCB GOLD EXTAGEは20代限定で申し込めるゴールドカードです。利用できる期間は最長5年で、5年後に審査のうえでJCBゴールドに自動で切り替わります。ポイント還元率やトラベル優待に強みのあるカードで、友人との旅行に行く機会が多い人をはじめ、若年層向けのゴールドカードです。
JCBゴールド会員になるとどんな特典がありますか?
JCBゴールドを保有していれば、全国のさまざまな空港ラウンジが無料で利用できます。一般カードではラウンジ利用が有料となるため、頻繁に飛行機を使う人にとってはお得です。

また、旅行保険の補償額がアップしたりゴルフ・高級グルメといった優待サービスが追加されたりと、一般カードからサービスがグレードアップします。より高級感あるサービスが楽しめるのも、JCBゴールドの特典の一つといえます。
JCBゴールド ザ・プレミアとはなんですか?
JCBゴールド・ザ・プレミアとは、JCBゴールド会員のなかでも、一定条件を満たした人だけが持てる招待制のゴールドカードです。通常のJCBゴールドが提供するサービスはそのままに、いくつかのサービスが追加されます(下表)。
JCBゴールド・ザ・プレミアから追加されるサービス(一例)
  • グルメルジュ:コンシェルジュがおすすめレストランを手配してくれる
  • JCBプレミアムステイプラン:厳選された人気の高級宿の予約ができる
  • プライオリティ・パス:無料で海外の空港ラウンジが使える
JCBゴールド・ザ・プレミアの招待を受けるには、年間利用額の条件を達成する必要があります。条件は、2年連続100万円以上か、1年で200万円以上JCBゴールドを使うことのいずれかです。毎年2月下旬~3月上旬頃に案内が来るため、まずはJCBゴールドを日常のあらゆる場面で利用してみるところから始めてみましょう。
JCBゴールドの年会費はいくらですか?
JCBゴールドの年会費は11,000円(税込)ですが、初年度は年会費無料で利用できます。また、入会キャンペーンを使えば最大35,000円のキャッシュバックを受けられるため、最大4年間実質無料で利用可能です。
JCBゴールドを年会費無料で持つことができますか?
JCBゴールドは初年度のみ年会費無料で持てます。しかし、翌年以降は年会費11,000円(税込)が発生します。キャンペーンを有効活用すれば最大4年間は実質無料で使えますが、ずっと無料で持つことはできません

JCBカードであれば、JCBカードSやJCBカードWが年会費永年無料です。また、他社では三井住友カード ゴールド(NL)やエポスゴールドカードのように一定金額をカード利用することで翌年以降の年会費が無料になるカードがあります。

カードのコストとサービス内容のどちらを意識したいかによって、所有するカードを決めるとよいでしょう。
JCBゴールドの審査の難易度は?
JCBゴールドの審査難易度は高めであると考えられます。審査には職業や収入の条件があると考えられるため、専業主婦やパート・アルバイトの人は審査に通らない可能性があります。

JCBゴールドは「ゴールドランク」であるため、一般カードよりも審査の難易度が高いと考えられます。クレジットカードにはランクがあり、「一般カード」「ゴールドカード」「プラチナカード」の順に審査基準も厳しくなるのがふつうです。ランクの高いゴールドカードやプラチナカードは限度額も高くなる傾向があるため、審査の際に収入要件も判断されるのがその理由です。
 
JCBゴールドの審査の難易度
(画像:NET MONEY編集部)
また、JCBゴールドは、安定収入のあるサラリーマンは審査通過できる可能性が高いですが、本人に収入のない専業主婦や、パート・アルバイトの人は対象外になってしまうことが考えられます。審査基準は公開されていませんが、JCBゴールドの申込み対象とされている条件から推測すると、年齢と年収、職業が審査の判断基準となっているようです。
 
お申し込み対象(本会員)
20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方
※学生の方はお申し込みになれません。

結論として、JCBゴールドの審査難易度は、JCB一般カードやJCBカードWといった一般カードと比べて高くなると考えられます。