JALカードとANAカードの違いを徹底比較!選び方のポイントは?
出典:ぱくたそ

JALカードとANAカードは、出張や旅行などで飛行機を利用する機会が多い方や、マイルをお得に貯めたい方におすすめのカードです。本記事ではJALカードとANAカードを比較し、特徴や選び方を解説します。ぜひカード選びの参考にしてみてください。

  1. JALカードとANAカードの違いは?まずは一般カードを比べてみた
  2. JALカードとANAカードの種類
    1. JALカードは4種類
    2. ANAカードは4種類
  3. JALカードとANAカードの共通点
    1. 還元率は同じ
    2. マイルの有効期限は同じ
  4. JALカードとANAカードはどっちがお得?3項目で比較
    1. 年会費で比較
    2. 付帯保険で比較
    3. 提携航空会社の数で比較
  5. JALカードとANAカードのマイルの貯めやすさと使い道
    1. マイルの交換効率はJALのほうが高い
    2. ボーナスマイルはANAのほうが貯めやすい
    3. JALカードとANAカードではマイルの付与タイミングが異なる
    4. 特約店でマイルを賢く貯めよう
  6. JALカードとANAカードはどんな人におすすめ?
    1. よく利用する方を選ぶのがおすすめ
    2. JALカードとANAカードは2枚持ちできる
  7. JALカードとANAカードの申込方法
  8. 【FAQ】JALカードとANAカードのよくある質問
    1. Q.陸マイラーにおすすめなカードはどちらですか?
    2. Q.学生におすすめなカードはどちらですか?

JALカードとANAカードの違いは?まずは一般カードを比べてみた

ここでは、ベーシックなJAL普通カードとANA一般カードの基本スペックをご紹介します。

どちらも年会費は初年度無料で、2年目以降2,200円(税込)となっています。

基本的な機能は五分五分で、ほとんど変わらないといってよいでしょう。

JALカードとANAカードの種類

JALカードとANAカードには、それぞれ特典や付帯サービスが異なるステータスカードがいくつかあります。

ここではJALカードとANAカードのステータスカードをご紹介します。

JALカードは4種類

JALカードは普通、CLUB-A、CLUB-Aゴールド、プラチナの4種類があります。

※1 フライトマイル=区間マイル×利用運賃の積算

ANAカードは4種類

ANAカードは一般、ワイド、ワイドゴールド、プラチナプレミアムの4種類です。

JALカードとANAカードの共通点

JALカードとANAカードはマイルが貯まるクレジットカードという共通点がありますが、ほかにはどのような共通点があるのでしょうか。

ここではJALカードとANAカードの共通点をご紹介します。

JALカードとANAカードの共通点は2つ

還元率は同じ

JALカードとANAカードの還元率はどちらも0.5%でほとんど変わりません。

しかし、マイルの貯め方が異なります。JALカードはマイルが直接貯まるのに対し、ANAカードはポイントをマイルに交換する必要があります。

ポイントを交換する手間がなくなる分、JALカードの方が利用しやすいといえるでしょう。

  JALカード ANAカード
マイルの貯まり方 マイルが直接貯まる ポイントをマイルに交換する

マイルの有効期限は同じ

JALのマイルとANAマイルの有効期限はどちらも同じで、いずれも搭乗日から数えて36ヵ月後の月末までです。

どちらも有効期限の長さは同じですが、それぞれ有効期限を延長する方法があります。

たとえばANAでは「ミリオンマイラープログラム」を実施しています。

「ミリオンマイラープログラム」は、ANAマイレージクラブ入会からの総飛行距離(マイル口座に積算されたご搭乗分の区間基本マイレージの合計)でLTマイルが付与されます。

LTマイルが100万貯まるとミリオンマイラーとなり、未使用マイルの有効期限が延長され、生涯にわたって失効することがありません。

また、JALマイルはJALポイントに交換することで有効期限を約1年延長することができます。

ANAマイルもANASKYコインに交換することで交換月の12ヵ月目の末日まで延長することができます。

JALカードとANAカードはどっちがお得?3項目で比較

JALカードとANAカードの違いを徹底比較!選び方のポイントは?
出典:ぱくたそ

JALカードとANAカードはどちらがお得なのでしょうか?

ここでは年会費、付帯保険、提携航空会社の数で2枚を比較します。

JALカードとANAカードはどっちがお得?3項目で比較

年会費で比較

JALカードとANAカードの年会費はどちらも初年度無料で、2年目以降は2,200円(税込)となっています。ANAのワイドカードは搭乗ボーナスが25%と高く設定されており、マイルを貯めやすい点が特徴ですが、年会費は7,975円(税込)と高く設定されています。

ANAワイドカードはANAをよく利用する方であれば、受けられる特典が多くメリットが大きいといえます。

ゴールドカードの年会費で比較すると、ANAの方が安くなっています。

2,200円(税込)の価格差がありますが、内容は同程度なのでANAワイドゴールドカードのほうがお得といえるでしょう。

プラチナカードではANAとJALでは53,900円もの価格差があり、ANAの方がかなり高くなっています。

付帯保険の金額やサービス内容は同程度ですが、ANAのプラチナカードのほうが搭乗ボーナスが50%と大きいため、ANAをよく利用する方はステータスと実利を兼ね備えたカードといえるでしょう。

一方で、年会費で5万円以上の価格差があるので、内容をよく精査して慎重に選ぶ必要があります。

付帯保険で比較

JALカードとANAカードを付帯保険で比較してみると、 ANA一般カードには国内旅行傷害保険が付帯していないことが特徴です。

ショッピングガード保険は同程度なので付帯保険の内容にそれほど大きな差はないといえるでしょう。

ゴールドカードでの比較では、ANAワイドゴールドカードの旅行傷害保険が海外で最高1億円と手厚い保証となっています。

ショッピングガード保険の内容に差はありません。

プラチナカードの比較では、付帯保険の内容に差はありません。

年会費が高額な点を考えると、JALプラチナカードのほうがお得感があるといえます。

提携航空会社の数で比較

マイルをお得に貯めるなら、提携航空会社も確認しておく必要があります。

世界中の航空会社は協力関係にあるため、アライアンスという同盟に加入していることがほとんどです。

同じアライアンスに加盟しているエアラインを利用することで、乗り継ぎが簡易になったり外資系の航空会社でもマイル加算の対象となったりします。

提携空港の数では、ANAが25社と多いためマイルが貯まりやすいといえるでしょう。

JAL加盟のワンワールドアライアンスはヨーロッパ圏に強く、ANA加盟のスターアライアンスはアジア圏に強いといえます。よく行く国や利用する路線を調べたうえでカードを選ぶことが重要です。

JALカードとANAカードのマイルの貯めやすさと使い道

JALカードとANAカードのマイルの貯めやすさと使い道
出典:ぱくたそ

マイルの貯めやすさは、飛行機をお得に利用したい方にとっては重要な項目といえます。

ここではJALカードとANAカードのマイルの貯めやすさと使い道を比較します。

マイルの交換効率はJALのほうが高い

ANAカードは貯まったポイントをマイルに交換する必要があります 。JALカードはマイルが直接貯まるので、交換する手間が省けます。

マイルの交換先で活用しやすい特典は以下の通りです。

特典航空券に交換したり、座席のアップグレードに利用することができます。

よく利用する店舗や電子マネーがある方は、そのポイントに交換できるカードのほうがお得といえるでしょう。

JALでマイルが交換できる先はいくつかあり、なかでも活用しやすい交換先は下記の通りです。

JALのマイル交換先

  内容
フライトでつかう 特典航空券、JAL国際線アップグレード特典などに利用できる
e JALポイント特典 JALWEBサイトでの国内線・国際線航空券購入・ツアーに利用できる
JALクーポン特典 航空券・ツアー購入、ホテルニッコー&JALシティでの支払いに利用できる
マイルで年会費 マイルを利用してJALカードの年会費を支払うことができる
JALとっておきの逸品 マイルを日本・世界から集められた商品のなかから好みの商品に交換できる
JALふるさとからの贈り物 マイルを地域の特産品と交換できる
パートナー特典 提携企業の電子マネーと交換できる(WAON、楽天ポイント、dポイントなど)

ANAマイルもさまざまな商品に交換することができます。

提携企業も多く、マイルを交換できる先は多種多様です。

ANAのマイル交換先

  内容
フライトでつかう 特典航空券、ANA国際線アップグレード特典などに利用できる
ANA SKYコイン 1マイル=1コインで交換航空券や旅行商品を購入できる
ピーチポイントに交換 マイルをPeachの支払いに利用できるクーポンに交換できる
ANAトラベラーズオンラインツアー ANAのオンラインツアー予約の支払いに利用できる
ANAトラベラーズレンタカー オリックスレンタカー・バジェットレンタカーの支払いにマイルを利用できる
ANAショッピング A-Style マイルを利用して旅を快適にするトラベルアイテムを購入することができる
提携パートナーのサービスと交換する 提携企業の電子マネーと交換できる(スターバックスカード、楽天Edy、楽天ポイント、nanacoポイントなど)

ボーナスマイルはANAのほうが貯めやすい

ANAカードの魅力は搭乗ごとのボーナスマイル還元率が高いことです。ワイドカードシリーズでは25%のボーナスマイルが付与され、プレミアムカードだと50%が還元されます。

一方でJALカードは普通カードが10%、そのほかは25%です。

還元率の高さでいえば、ANAカードがお得にマイルを貯められるといえるでしょう。

【JALカードの搭乗ボーナス】

【ANAカードの搭乗ボーナス】

JALカードとANAカードではマイルの付与タイミングが異なる

JALカードとANAカードではマイルの付与タイミングが異なります。

国内線の場合、JALカードのマイル付与が搭乗後2~3日後なのに対し、ANAカードでは搭乗後3日~1ヵ月後と差があります。

付与タイミングが異なるため、貯まったマイルの確認のしやすさでいえば、JALの方が確認しやすいといえるでしょう。

特約店でマイルを賢く貯めよう

JALカードとANAカードは特約店でお買い物をすることで賢くマイルを貯めることができます。

JALカードの場合は「JALカード特約店」でのショッピングで獲得できるマイルが2倍になります。

JALカード特約店はこちら

ANAカードの場合は「ANAカードマイルプラス加盟店」でお買い物をすることでマイルが2倍になります。

ANAカードマイルプラス加盟店はこちら

どちらも倍率は同じで、身近にある店舗で利用することができるので見逃せない特典となっています。

JALカードとANAカードはどんな人におすすめ?

JALカードとANAカードはどんな人におすすめ?
出典:ぱくたそ

ここではJALカードとANAカードはどんな人におすすめなのかを解説します。

よく利用する方を選ぶのがおすすめ

結論としては、よく利用する方を選ぶのがおすすめです。

よく利用する方のカードを持つことで、マイルをより効率よく貯めることができます。

また、JALカード・ANAカードともに、特約店でのお買い物でよりお得にポイントを貯めることができます。

よく利用する店舗でのお買い物でマイルを獲得できるので、特約店からカードを選びたい方にもおすすめです。

JALカードとANAカードは2枚持ちできる

JALカードとANAカードは2枚持ちすることができます。

航空会社ではなく時間や料金で飛行機を選ぶ方やマイルを取りこぼしなく貯めたい方は2枚持ちがおすすめです。

JALカードとANAカードの申込方法

JALカードとANAカードは下記の方法で申し込むことができます。

①オンラインで申込み

②郵送で申込み

③空港の窓口で申込み

それぞれ発行スピードが異なりますのでご注意ください。

ここでは自宅から簡単に申込みができるオンライン申込みの手順をご紹介します。

準備しておくもの
  • 本人確認書類 2点(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
  • 入会申込書(オンライン申込みの場合は不要)
  • 口座振替依頼書

【JALカードの申し込みの手順】

①JALカードの公式サイトにアクセス

②使用したいカードを選ぶ

③必要事項を入力し、審査を待つ

④審査完了後、通常2週間~3週間程度でカードが届く

⑤利用開始

JALカードの詳細を見る

【ANAカードの申し込みの手順】

①ANAカードの公式サイトにアクセス

②使用したいカードを選ぶ

③必要事項を入力し、審査を待つ

④審査完了後、通常カードは最短3営業日・ステータスカードは2週間~3週間程度でカードが届く

⑤利用開始

ANAカードの詳細を見る

【FAQ】JALカードとANAカードのよくある質問

陸マイラーにおすすめなカードはどちらですか?
「JALカード特約店」、「ANAカードマイルプラス加盟店」の特約店を確認し、よく利用する店舗が多い方を選ぶのがおすすめです。また、JALカードとANAカードではマイルの交換先も異なるので、よく利用する電子マネーや店舗などを確認したうえでカードを選ぶのがおすすめです。
学生におすすめなカードはどちらですか?
よく利用する方を選ぶのがおすすめですが、付帯保険やマイルの有効期限が異なります。JALの学生専用カード「JALカードNavi」はマイルの有効期限が在学期間中無期限になるほか、手厚い旅行傷害保険・携行品損害の保険が付帯しています。携行品損害はロストバゲージにも対応することができ、不安の多い海外旅行でも安心です。ANAの学生専用カード「ANAJCBカード(学生用)」はマイルの有効期限が3年となっているほか、ショッピングガード保険が付帯しており海外での買い物でも安心です。