「家族でクレジットカードを共有したい」と考えている方の中には、楽天カードの家族カードを検討している方も多いのではないでしょうか。

本記事では、楽天カードの家族カードについて、基本情報や発行するメリット、デメリットなどを解説します。他社カードとの比較や発行方法も紹介するので、参考にしてみましょう。

  1. 楽天カードの家族カードとは?
    1. 楽天カードの家族カードの基本情報
  2. 楽天の家族カードを作る場合のおすすめは?
    1. 家族カードが発行できる他のカードと比較
    2. おすすめはハイステータスのカード
    3. プライオリティ・パスなどの特典は対象外
  3. 楽天カードの家族カードおすすめ活用方法
    1. 家族みんなでポイントを貯める
  4. 家族カード入会でもれなくポイントが貰える
    1. 家族カードに入会&利用でもれなく1,000ポイントもらえる
    2. ポイントのもらい方
  5. 家族カードで貯めたポイントはどうなる?
    1. 獲得したポイントは本会員にまとめられる
    2. ポイントは本カードが同じ会員同士で分け合える
  6. 家族カードのメリット
    1. 引き落とし口座を1つにまとめられる
    2. 家族カードは年会費がお得
    3. 家族カードは収入のない学生や主婦でも発行できる
    4. 家族カードはSPUの対象
  7. 家族カードのデメリット
    1. 家族カードでETCカードの発行はできない
    2. 家族会員のクレヒスは育たない
    3. 国際ブランドやデザインの選択肢はない
    4. 家族カード発行時のキャンペーンが少ない
  8. 家族カードの注意点
    1. 利用限度額は本会員と共通
    2. 本会員が解約すると家族カードも自動解約になる
    3. 利用明細は全て本会員がチェックできる
  9. 家族カードもアプリ「楽天e-NAVI」に登録することが可能!
    1. 「楽天e-NAVI」で本カード会員同様に利用できる
    2. 申し込み方法
  10. 楽天銀行カードからは家族カードが作れない
    1. 家族カードを作ることができるのは楽天カードであって、楽天銀行カードではない
    2. 2枚持ちがおすすめ
  11. 発行方法
    1. 家族カードを作ることができるのは楽天カードであって、楽天銀行カードではない
    2. 2枚持ちがおすすめ
  12. 楽天銀行カードからは家族カードが作れない
    1. 楽天カード発行済みの場合
    2. 楽天カードを持っていない場合
  13. 他の家族カードと比較
  14. 家族カードを発行できるカードはどれ?
    1. 発行できるカードと発行できないカードの一覧表
  15. FAQ
    1. 家族カードもポイントは貯まる?
    2. ETCカードは発行できる?
    3. 口座は別にできるの?
    4. 家族カードから本カードに変更するには?

楽天カードの家族カードとは?

楽天カードの家族カードとは、本カード会員の楽天カードと同じ口座から、まとめて引き落とせる家族専用のカードです。

楽天カードの場合、通常カードで年会費無料、ゴールドカードやプレミアムカードで年会費550円で利用可能です。本カードの場合は、ゴールドカードで年間2,200円、プレミアムカードで年間1万1,000円です。

楽天カードの家族カードの基本情報

基本情報を見ていきましょう。

対象者 本カード所有者と生計をともにする18歳以上の配偶者(内縁の相手方・同棲パートナー含む)、両親、子供
年会費 ・通常カード:永年無料・楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカード:年会費550円
ポイント還元率 1.0
ポイント種類 楽天ポイント
ブランド 本カードと同じブランド
ご利用可能額 本カードのご利用可能枠内
デザイン 本カードと同じデザイン
発行可能枚数 ※本カード会員が所有するカード1枚ごとに2枚まで
付帯保険 カード盗難保険
ETCカード発行可否 発行不可
サービス 海外旅行保険(最大2,000万円まで)
※家族カード保有者が自身のカードで海外旅行代金の支払いを行っていること
キャンペーン 家族カード新規発行で、1,000ポイントプレゼント
電子マネー 申し込みで楽天Edy機能が利用可能
スマホ決済 楽天カードポイントPayが利用可能

「海外旅行保険」では、事前申し込み不要で24時間365日いつでもオペレーターが対応してくれる海外旅行のトラブル保険が備わっています。 また、「海外旅行保険」のオペレーターは日本語で対応してくれるため、万が一の時でも安心して利用できるサービスと言えるでしょう。

楽天の家族カードを作る場合のおすすめは?

楽天の家族カードを作る場合のおすすめは、「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」だと言えるでしょう。なぜなら、楽天の家族カードであれば、「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」でも年会費550円で利用可能だからです。

また、安い年会費で持てるだけではなく、同じ内容の付帯サービスが受けられるメリットもあります。さらに、家族カードを発行すると、本カードと家族カードで利用限度額が共通していることから、「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」の方が余裕のある限度額で利用できると言えるでしょう。

家族カードが発行できる他のカードと比較

楽天のそれぞれのカードで比較してみましょう。

  楽天カード 楽天ゴールドカード 楽天プレミアムカード
年会費 永年無料 2,200円 1万1,000円
家族カード年会費 永年無料 年会費550円 年会費550円
還元率 1.0%還元 1.0%還元 1.0%還元
ご利用可能額 最大100万円 最大200万円 最大300万円
家族カード会員でも受けられる付帯サービス ・海外旅行保険(最大2,000万円まで)・カード盗難保険 ・海外旅行保険(最大2,000万円まで)・カード盗難保険 ・海外旅行保険(最大2,000万円)・カード盗難保険・プライオリティ・パス一部サービス利用可能

ポイント還元率に関しては、どのカードも変わりませんが、利用限度額が通常カードとプレミアムカードでは3倍の違いがあります。

さらに、プレミアムカードであれば、プライオリティ・パスが、家族カードでも利用できます。

プライオリティ・パスとは、会員様限定の空港ラウンジで無料で軽食を楽しめたり、無料Wi-Fiが利用できたりするサービスです。

同伴者として別途3,300円払えば同伴可能なので、楽天プレミアムカード限定特典の落ち着いた空間を堪能できるでしょう。

おすすめはハイステータスのカード

楽天カードの家族カードを発行する際のおすすめカードは、「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」などのハイステータスのカードです。年会費が550円にもかかわらず、本会員同様の付帯サービスが利用できるからです。

例えば、家族カードだとしても楽天カードを利用することで、100円で1ポイントの楽天ポイントが付与されます。

また、家族カードで貯まったポイントは、「家族でポイントおまとめサービス」を利用すると、一緒にカードを利用する人同士でポイントをまとめることも可能です

他にも、本会員同様の付帯保険に加入できるというのもメリットの一つです。例えば、オンラインショッピングでの不正利用防止を目的とした「ネット不正あんしん制度」や、海外旅行で傷害死亡(後遺障害)などが発生した場合には、「海外傷害保険」で最大2,000万円までの補償が受けられます。

さらに、前述した通り「海外傷害保険」は事前申し込み不要で、24時間365日日本語で対応してくれるため、安心して海外旅行ができると言えるでしょう。

楽天カード株式会社保険デスク(楽天損保)の問い合わせ先

24時間365日対応フリーダイヤル 0120-456‐029
フリーダイヤルがつながらなかった場合の問い合わせ先 018-888-9289

プライオリティ・パスなどの特典は対象外

注意点としては、「プライオリティパス・パス特典」や「ETCカード特典」など、一部特典が利用できないことです。

「プライオリティ・パス」とは、世界148ヵ国600以上にある1,300ヵ所以上の空港ラウンジが利用できるサービスです。

空港ラウンジには、ドリンクサービスやインターネットサービスが備わっているため、飛行機を待っている間に楽しめ、一部空港では家族カードも無料で利用できます。

家族カードでも無料で利用できる空港ラウンジ

  • 国内主要空港
  • 仁川国際空港(韓国)
  • ホノルル国際空港(ハワイ)

参照:楽天カード「空港ラウンジ 特典内容」

また、家族カードでは「ETCカード」が発行できないため、高速道路を利用して遠方へ出かける機会が多い人には不便でしょう。

楽天カードの家族カードおすすめ活用方法

楽天カードの特徴は、楽天ポイントが貯まりやすいということです。家族カードも同様で、買い物で利用した際に100円で1ポイント付与されます。

一人で楽天カードを利用するよりも、効率良く楽天ポイントが貯まります。

家族みんなでポイントを貯める

「家族でポイントおまとめサービス」を活用しましょう。本カード会員が同じ家族カードで決済すると、家族みんなでポイントを貯められるというサービスです。

例えば、本カード利用者が1ヵ月で7万円の決済をして、家族カード利用者が1ヵ月で3万円をカード決済した場合は、獲得できる楽天ポイントは毎月1,000ポイントです。

1年間利用すると合計1万2,000円分の楽天ポイントが貯まります。

また、貯めたポイントは家族間で共有できるため、家族みんなのポイントとしても利用できます。

家族カード入会でもれなくポイントが貰える

現在、楽天カードの家族カードを発行すると、新規発行キャンペーンでポイントがもらえます。(2022年7月12日時点)

楽天カードの家族カードは、通常の楽天カードで年会費無料、楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードであれば年会費550円です。入会キャンペーン開催中は、発行するだけで得をすると言えます。

家族カードに入会&利用でもれなく1,000ポイントもらえる

2022年7月12日時点では、楽天カードの家族カードに入会すると、楽天ポイントで1,000ポイントがプレゼントされる「新規入会者特典キャンペーン」を開催しています。

そのため、年会費が発生する「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」の家族カードを発行したとしても、450円分は得です。

新規入会キャンペーンは変更や中止となってしまう可能性もあるため、発行を検討している人は、キャンペーン開催中に申し込むことをおすすめします。

キャンペーン開催中はさまざまな特典を利用できるだけではなく、1000円分のポイントがもらえるためお得です。

楽天カード 家族カードポイントのもらい方

発行すると、どのような流れで1,000ポイントがもらえるのか確認しましょう。

1,000ポイントもらえるまでの流れ

  • ステップ1:申し込み
  • ステップ2:受け取り
  • ステップ3:カードを一度利用する
  • ステップ4:発行日から3ヵ月後の末ごろに期間限定ポイントとして付与

参照:楽天カード「家族カード利用特典ポイントが進呈されるまでの流れ」

カードが自宅に届いてから一度利用することが条件となっていますが、一度でも利用すればポイントが付与されるのを待つだけですので、難しい手続きではありません。

家族カードで貯めたポイントはどうなる?

獲得したポイントは本会員にまとめられる

家族カードを利用して発生したポイントは、本会員が管理しているポイント口座にまとめられるため一括で管理可能です。

本カードだけで楽天ポイントを貯めるよりも、効率良くポイントを貯められるでしょう。

ポイントは本カードが同じ会員同士で分け合える

みんなで貯めたポイントは、本会員だけではなく、家族カードでも利用可能です。ただし、期間限定ポイントは移行できません

本カードから家族カードにポイントを移行する流れ

  • ステップ1:本カードのIDとパスワードで楽天e-NAVIにログイン
  • ステップ2:移行するポイント数を入力後、ポイント移行先会員を選択」を選択します。
  • ステップ3:移行先会員を選択したらセキュリティコードを入力します。移行ポイントの月間上限は、1万ポイントです。
  • ステップ4:申請日から3日以内に家族会員にポイントが加算される

参照:楽天「楽天公式サイト」

家族カードのメリット

楽天カードの家族カードを発行するメリットは、4つあります。

家族カードの引き落とし口座を1つにまとめられる

引き落とし口座を本カード会員が登録した銀行口座にまとめられます。そのため生活費の管理がしやすくなるでしょう。また、家族の中で複数の銀行口座を持っている人は、家族カードを作ることで、使用している銀行口座を減らすこともできます。

したがって、家族カードを発行すると生活費や銀行口座を管理しやすいというメリットが得られるのです。

家族カードは年会費がお得

家族カードは、本カードに比べて年会費がお得です。

  家族カード 本カード
楽天カード(通常カード) 永年無料 永年無料
楽天ゴールドカード 550円 2,200円
楽天プレミアムカード 550円 1万1,000円

年会費が発生するゴールドカードとプレミアムカードを比較すると、「楽天ゴールドカード」では1,650円、「楽天プレミアムカード」では1万450円、本カードよりも安いと分かります。

家族カードは収入のない学生や主婦でも発行できる

収入のない学生や主婦でも発行できます。ただ、5年生一貫高校以外の高校に在籍している高校生は申し込み不可です。

クレジットカードを発行する際は、「安定した収入」「今までのクレジットカード利用実績」などの審査があります。しかし、家族カードの場合は本カード利用者が審査に通過しているため、利用者の収入は審査に影響しません。

したがって、クレジットカードを利用してキャッシュレス決済をしたいと考えている主婦や、子供にクレジットカードを持たせたいと考えている人には、嬉しいサービスだと言えるでしょう。

家族カードはSPUの対象

大きなメリットとして挙げられるのは、家族カードもSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象となることです。SPUとは、楽天が提供している各サービスを利用することで、条件に応じてポイント還元率がアップするキャンペーンです。

例えば、「楽天市場」「楽天銀行」「楽天モバイル」などで、条件を満たすと、ポイント還元率が最大14倍アップします。(2022年7月12日時点)

そのため、本カード会員がSPU条件を満たすと、本カードが同じ会員同士が皆お得に買い物ができます。

家族カードのデメリット

一方で、家族カードを発行するデメリットは4つです。

家族カードでETCカードの発行はできない

楽天カードでは、家族カード用のETCカードは発行できません。高速道路を利用する人には不便ですが、本カード会員ならETCカードを発行できるため、一家で複数台の車を持っていない限り問題ないでしょう。

家族会員のクレヒスは育たない

家族カードを利用しても、本カードが同じ会員全員のクレヒス(クレジットカードヒストリー)は育ちません。

クレヒスとは、クレジットカードやローンなどの利用履歴のことです。

本カードでクレジットカードを利用していると、このクレヒスが信用情報機関に記録され、クレジットカード審査やローン審査が通りやすくなります。

しかし、家族カードを利用したとしても、本会員のクレヒスは育ちますが、利用者のクレヒスが育たないため、デメリットに感じる人もいるでしょう。

国際ブランドやデザインの選択肢はない

家族カードは、本カードと同じブランドやデザインの家族カードを選ぶ必要があります。

好きなキャラクターのデザインがほどこされたクレジットカードを使いたい人は、本カードを発行するしかないでしょう。

家族カード発行時のキャンペーンが少ない

発行時のキャンペーンが少ないです。

楽天カードの場合本カード発行で5,000ポイントがもらえるにもかかわらず、家族カードは1,000ポイントです。(2022年7月12日時点)

家族カードの注意点

家族カードを発行するにあたっての注意点を紹介します。

利用限度額は本会員と共通

家族カードを発行すると、本カードの実質利用限度額が下がってしまいます。なぜなら、利用限度額は本会員と共通だからです。

例えば、本カードの利用限度額が30万円の場合、家族カードを発行すると本カードとの合計限度額が30万円となります。

したがって、どちらかのカードで高額な買い物をすると、本カードが同じ会員全員が使えなくなってしまう可能性も考えられます。

本会員が解約すると家族カードも自動解約になる

注意点の2つ目は、本会員を解約すると家族カードも自動的に解約されてしまうことです。

例えば、家族会員が日頃の買い物で家族カードを利用していたとしても、本カードを知らずに解約してしまうと、家族カードも自動解約になります。

したがって、本カードを解約する際は、利用者に事前に確認しておきましょう。

家族カードの利用明細は全て本会員がチェックできる

注意点3つ目は、家族カードの利用履歴は全て本会員がチェックできることです。

本会員をもとに家族カードが発行されるため、利用明細は全て本会員側で確認できます。

買い物の内容が身内にバレるのを避けたい場合は、家族カードを利用しないようにしましょう。

家族カードもアプリ「楽天e-NAVI」に登録することが可能!

楽天カードの家族カードでは「楽天e-NAVI」が利用できます。

家族カードは「楽天e-NAVI」を本カード会員同様に利用できる

本カード会員同様に「楽天e-NAVI」を利用できます。「楽天e-NAVI」とは、楽天カードの情報全般を確認できる会員専用サイトで、以下のサービスが利用できます。

楽天e-NAVIで利用できるサービス

  • 「ご利用明細の確認」
  • 「登録住所の照会、変更」
  • 「ご利用限度額の照会、変更」
  • 「ネットキャッシング」
  • 「リボ払いへの変更」

参照:楽天カード「よくある質問」

家族カード専用の「楽天e-NAVI」もありますが、一部のサービスしか利用できません。

利用できないサービス例

  • リボ払いへの変更
  • 自動リボサービスの登録・解除
  • リボお支払いコースの変更
  • リボ残高のおまとめ払い
  • ネットキャッシング
  • ご利用明細の照会(本カード会員様のご利用分)
  • ご利用可能枠、ご利用可能額の照会 など

参照:楽天カード「よくある質問」

申し込み方法

「楽天e-NAVI」を利用する際は、家族カードを利用している会員が手続きをする必要があります。そのため、本会員と同じユーザーIDは利用できないため、覚えておきましょう。

家族カードで「楽天e-NAVI」を利用する場合は、2パターンあります。

「楽天e-NAVI」の利用が初めての場合

  • ステップ1:利用している人の楽天会員登録(未登録者のみ)
  • ステップ2:「楽天e-NAVI」の開始手続きをする
  • ステップ3:手続き完了後、会員専用の「楽天e-NAVI」が利用できる

参照:楽天カード「家族カード会員の楽天e-NAVI利用開始手続き」

「楽天e-NAVI」をすでに利用している場合

  • ステップ1:既に登録してある「楽天e-NAVI」にログイン
  • ステップ2:会員専用サイトで「カードの追加登録」でカードを入力
  • ステップ3:手続きが完了すると、プルダウンメニューから、家族カードが選択可能

参照:楽天カード「家族カード会員の楽天e-NAVI利用開始手続き」

上記申し込み方法のように、家族カードで「楽天e-NAVI」に登録する際は、利用者本人の登録が必要です。

楽天銀行カードからは家族カードが作れない

こちらでは、「楽天銀行カード」と「楽天カード」の違いを説明します。

家族カードを作ることができるのは楽天カードであって、楽天銀行カードではない

「楽天銀行カード」の家族カードを考えている人もいるかもしれませんが、家族カードを作れるのは「楽天カード」です。

「楽天銀行カード」と「楽天カード」の違いは、クレジットカードとキャッシュカードが一体型になっているかどうかです。したがって、「楽天銀行カード」を利用すると、楽天銀行で毎月の支払いができます。

そして、このキャッシュカードとクレジットカード一体型の「楽天銀行カード」には、家族カードサービスはありません。

2枚持ちがおすすめ

ここで、「楽天銀行カード」と「楽天カード」どちらを所有したら良いのかと、疑問に思う人もいるでしょう。

結論から言うと、2枚とも所有していたほうがお得に使えます。

なぜなら、「楽天銀行カード」「楽天カード」どちらにもメリットがあるからです。

楽天銀行カードのメリット

  • 楽天銀行を開設すると、給料、振込、口座振替で楽天ポイントが貯まる
  • 楽天銀行アプリで銀行残高が簡単に確認できる
  • 取引通知メールから不正送金やフィッシング対策が可能

参照:楽天銀行「楽天銀行公式サイト」

楽天カードのメリット

  • 楽天カードは安心・安全
  • 2枚目も作成可能
  • デザインが選べる

参照:楽天カード「楽天カード公式サイト」

2枚のカードを発行して、状況に応じて使い分けることが上手な使い方だと言えるでしょう。

発行方法

家族カードの発行手順を説明します。

楽天カード発行済みの場合

楽天のカードをすでに発行済みの場合は、本会員の「楽天e-NAVI」から家族カードを発行します。

楽天カードを所有している場合

  • ステップ1:本会員専用サイトの「楽天e-NAVI」にログイン
  • ステップ2:「カードのお申込み」から「カードの追加」を選択
  • ステップ3:「家族カード」を選択
  • ステップ4:必須情報を入力
  • ステップ5:入力内容に誤りがないか最終確認
  • ステップ6:申し込み完了
  • ステップ7:申し込み完了後、1週間前後で自宅に到着

参照:楽天カード「楽天カード公式サイト」

楽天カードを既に所有している人は、「楽天e-NAVI」にログインして、家族カードの利用者情報を入力するだけで作成できます。

楽天カードを持っていない場合

次に楽天カードを発行していない場合の発行方法を見ていきましょう。

楽天カードを発行していない場合は、楽天カードを発行するタイミングで家族カードを発行します。

楽天カードを所有していない場合

  • ステップ1:楽天カードの公式サイトから「楽天会員の方」「楽天会員でない方」のどちらかを選択
  • ステップ2:楽天カードの本会員となる方の必須情報を入力(楽天会員でない方は、アカウントの作成も同時にします)
  • ステップ3:入力が進むと「家族カードを発行しますか」とあるので、発行を選択
  • ステップ4:家族カード利用者の必須情報を入力
  • ステップ5:入力内容に誤りがないか最終確認
  • ステップ6:申し込み完了
  • ステップ7:申し込み完了から1週間前後で自宅に到着

参照:楽天カード「楽天カード公式サイト」

楽天カードを持っていない人は、本カードを発行する際に同時に家族カードも発行できます。

他の家族カードと比較

他のカードと比較してみましょう。家族カードが年会費無料で使用できるカードを紹介しています。

  JCBカードW 三井住友カード(NL) 楽天カード
本カード年会費 永年無料 永年無料 永年無料
家族カード年会費 永年無料 永年無料 永年無料
還元率 0.6%(ポイントを現金に交換した場合) 0.5%(通常利用の場合) 1%(100円につき1ポイント)
発行可能枚数 1度の申し込みあたり1枚 制限なし 2枚

上記のように、クレジットカード会社によってサービスは異なります。

「JCBカードW」と「楽天カード」がポイント還元率が高いと分かります。

ただ、「JCBカードW」は18歳以上39歳以下を対象としたクレジットカードですので、発行の際には注意しましょう。

家族カードを発行できるカードはどれ?

楽天カードには、さまざまな種類があります。しかし、すべてのカードで家族カードを発行できるわけではありません。

そのため、家族カードを発行する予定で下調べせずに本カードを発行してしまうと対応していない可能性もあるので、事前に確認しておきましょう。

発行できるカードと発行できないカードの一覧表

家族カードが発行できるカードと発行できないカードは以下の通りです。

家族カードが発行できる楽天カード

  • 楽天カード
  • 楽天ゴールドカード
  • 楽天プレミアムカード
  • 楽天ピンクカード
  • 楽天ANAマイレージクラブカード
  • 楽天カードみちのく銀行デザイン
  • 楽天カード西友デザイン

参照:楽天カード「楽天カード公式サイト」

家族カードが発行できない楽天カード

  • 楽天銀行カード
  • 楽天カードアカデミー
  • 楽天ビジネスカード

参照:楽天カード「楽天カード公式サイト」

まとめ

楽天カードの家族カードは、楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードでも年会費550円と安いです。ポイント還元率や「海外傷害保険」など、本カードの付帯サービス同様のサポート内容が受けられます。

結論、楽天カードの家族カードは、コストパフォーマンスに優れたカードと言えるでしょう。

また、新規発行で期間限定楽天ポイントが1,000ポイント付与されるため、年会費が発生する家族カードを発行したとしても、発行するだけでお得です。発行を検討している人は、ぜひこの機会に発行してみてはいかがでしょうか。

楽天カードに悪い評判はある?

また、株式会社ZUUが2021年4月にクレジットカードの保有者500人に行った調査では、約半数の人が「楽天カード」を所有していることがわかりました。(実査機関:クロス・マーケティング)

アンケート結果

調査結果からもわかるように、楽天カードは"持っていて当たり前"のカードになりつつあるのです。

\年会費永年無料!/

このように大人気の楽天カードですが、良い評判だけではありません。中には悪い評判もあるようです。

2021年6月から、楽天カードを利用して公共料金の支払いを行った場合のポイント還元率が0.2%なってしまいました。

  ~2021年5月 2021年6月~
公共料金支払い時の還元率 1% 0.2%

公共料金でお得にポイントをためたいのであれば、還元率が高いクレジットカードをもう一枚発行してもよいでしょう。年会費が無料のクレジットカードであればコストがかからないので、料金の引き落とし先に設定しておくだけで十分です。

FAQ

楽天カードの家族カードについてのよくある質問を紹介します。

家族カードもポイントは貯まる?
楽天カードの家族カードでも、本カード同様に楽天ポイントが貯まります。そのため、本カードと家族カードを合わせて利用すると、楽天ポイントを効率良く貯められるでしょう。
>また、家族カードや本カードで貯まったポイントは、「家族でポイントおまとめサービス」を利用すると、家族間でポイントをあげたり、もらったりできます。
>しかし、月間上限が1万ポイントと定められていることや、期間限定ポイントは移行の対象外ですので、注意しましょう。
ETCカードは発行できる?
楽天カードの家族カードは、ETCカードの発行ができません。
そのため、ETCカードを利用してポイントを貯めたいと考えている人は、楽天カードの家族カードとは相性が悪いです。
しかし、本カードでは、ETCカードの発行ができるため、自宅の車を一台で利用している場合は、本カードのETCカードを利用してポイントを貯められます。

 

家族カードと本カードは併用できる?
家族カードと本カードは併用可能です。家族カード所有者でも、本カードに申し込んで審査に通過すると発行できます。
口座は別にできるの?
家族カードは本カードの会員情報をもとに作成されているカードであるため、引き落とし口座を別に作ることはできません。
家族カードの限度額や引き落とし口座は本カードと共通しています。
引き落とし口座を別で登録したいと考えている場合は、本カードを新しく発行しましょう。
家族カードから本カードに変更するには?
家族カードから本カードに切り替えることはできません。家族カードを利用している人が、本カードを利用したいと考えた場合は、新しく本カードを発行する必要があります。