
JCBが発行する、女性向けのサービスが充実したカードとして知られるJCB カード W plus Lですが、JCB カード Wと何が違うのか気になる人もいると思います。
実際、両者の違いはそれほど多くありません。

この記事ではJCBカードW plus LとJCBカードWとの違いや共通点を深掘りします。
JCB カード W plus LとJCB カード W の違い | 特典・デザイン・付帯保険が異なる
JCB カード W plus LとJCBカードWを比較します。JCBカードW plus LとJCBカードWの大きな違いは、plus Lが女性向けに特化したサービスを提供している点です。
カード名 | JCB CARD W plus L | JCBカードW |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1.00%~10.50%(※1) | 1.0%~10.5% |
還元率 | 1%(1,000円につき2pt) | 1%(1,000円につき2pt) |
家族カード | 無料 | 無料 |
ETCカード | 無料 | 無料 |
付帯保険 | 海外旅行(利用付帯):最高2,000万円 海外ショッピング:最高100万円 女性のための保険サポート |
海外旅行:最高2,000万円(利用付帯) 国内旅行:なし |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay | Apple Pay、Google Pay |
タッチ決済 | ○ | ○ |
貯まるポイント | Oki Dokiポイント | Oki Dokiポイント |
特典 | ・女性向けの保険が充実! ・毎月優待&プレゼントが当たるチャンス! (キレイをサポートする「LINDAリーグ」&毎月10・30日は「LINDAの日」) |
なし ・いつでもポイント2倍 ・パートナー店で利用するとポイント最大21倍 |
クレジットカードのデザイン | 3種類 | 1種類 |
申し込み条件 | 高校生を除く18歳~39歳の方 | 高校生を除く18歳~39歳の方 |
JCBカードW plus Lには、通常のJCBカードWにはないLINDAリーグの美容・ファッションサービスの優待やJCBギフトカードが当たるプレゼントキャンペーンなど特典を受けることができます。
特典の違い | JCB カード W plus Lは女性向け特典が豊富
JCBカードW Plus Lは、女性向けの特典が充実している点が特徴です。
特に、LINDAリーグの優待は、美容や健康に関する優待やプレゼント企画に参加できるお得なサービスです。毎月10日と30日を「LINDAの日」として、特別なキャンペーンやプレゼントも用意されているのもポイントです。
また、女性のための保険サポートも魅力の一つです。この特典は、女性特有の疾病に備える保険に、リーズナブルな保険料で加入できます。これにより、万が一の際にも安心です。
これらの特典により、JCBカードW Plus Lは女性のライフスタイルやニーズに合わせたサービスを提供しています。
カードデザインの違い | JCB カード W plus Lは3つから選べる
JCBカードW plus Lは、3種類のデザインから好みのカードを選べるのもポイントです。
JCBカードW plus Lのカードデザイン
ピンク | ホワイト | M/mika ninagawa(R) |
---|---|---|
自分の好みに合わせて選べるので、カードを持つ楽しみが増えます。
可愛らしいデザインが好きな方はスウィートピンク、シンプルで上品なデザインが好きな方はホワイト、鮮やかなデザインが好きな方はM/mika ninagawa(R)を選ぶと良いでしょう。
また、JCBカードW plus Lはナンバーレスカードにも対応しています。カード券面にカード番号や有効期限、セキュリティコードが印字されていないため、セキュリティ面も安心です。
保険の違い | JCB カード W plus Lは女性特有の疾患による費用のサポートがある
JCBカードW Plus Lは、通常の疾病だけでなく女性特有の疾病にも備えられる保険サポートが付帯しています(月額290円~)。カバーできる疾病は、乳がん、子宮がん、子宮筋腫、妊娠の合併症などで、女性特有のリスクを幅広くカバーしてくれます。
20代から30代は、就職や結婚などライフステージにおいて大きな変化が訪れることが多い年代です。
なお、女性疾病保険の加入対象年齢は18歳から69歳までとなっています。

女性30代会社員
年会費が永年無料で、加入時の年齢制限さえクリアできれば、ポイント還元率がずっと2倍だというのは魅力的に感じた。また、女性向けの保険に安い保険料で加入できるため、いざとなったときの備えとして入っておくにはいいと思った。割引特典も多いので、持っておくだけでもお得感は高いと判断した。
JCB カード W plus LとJCB カード W の共通点 | 年会費・ポイント還元など基本スペックは同じ
JCB カード W plus LとJCB カード Wには、以下のような共通点があります。
それぞれみていきましょう。
年会費が無料
JCBカードW plus LとJCBカードWは、どちらも年会費が永年無料です。
クレジットカードには、年会費がかかるものも多く、中には数千円から数万円程度の高額な年会費がかかるものもあります。
しかし、JCBカードW plus LとJCBカードWは年会費が無料なので、カードの維持費を気にせずに利用できます。
特にクレジットカードの利用頻度が少ない方や、サブカードとして利用したい方にとっては、年会費が無料であることは大きなメリットといえるでしょう。
ポイント還元率が高い
JCBカードW、JCBカードW plus Lともにポイント還元率の高さが魅力です。基本還元率は1%ですが、Amazonやセブン-イレブンなどJCB ORIGINAL SERIESパートナー店で利用すると、ポイント還元率がアップします。
優待店 | 還元率 |
---|---|
スターバックス | 10.5% |
amazon | 2.0% |
セブン-イレブン | 2.0% |
ローソン | 2.0% |
TEPCO | 1.5% |
さらに、JCBカードW、JCBカードW plus Lは「Oki Dokiランド」経由でネットショッピングを利用すると、ポイントが最大20倍貯まります。
普段からネットショッピングをよく利用する方にとって、ポイント還元率の高さは大きなメリットと言えるでしょう。特に、Amazonやセブンイレブン、スターバックスをよく利用する方は、ポイントを効率的に貯められます。
最短5分でカード番号を発行できる
JCBカードW、W plus Lともに、最短5分でカード番号が発行されます。
モバ即(モバイル即時入会サービス)という入会方法なら、スマートフォンやパソコンからオンラインで申込めて、最短5分で審査が完了。すぐにショッピングなどに使えます。
- 9:00~20:00で申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)
- 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)
すぐにカードを支払いに使いたいという方にとっては大きなメリットといえるでしょう。
「ナンバーレス」か「裏面番号あり」かを選べる
JCBカードW plus LとJCBカードWは、どちらもセキュリティ対策としてカード券面の番号をなくしたナンバーレスを選択できます。カード番号はアプリなどで確認するため、盗み見のリスクを減らせます。
ただ、ナンバーレスを選択した場合、物理的なカードに番号が印字されていないため、オンラインショッピングでの利用時に番号を確認する手間がかかります。
そのため、普段からオンラインショッピングをよく利用する方は、裏面に番号が印字されているカードを選択すると便利でしょう。
海外旅行傷害保険が付帯している
JCBカードW plus LとJCBカードWには、どちらも最大2,000万円まで補償可能な海外旅行傷害保険が自動付帯されています。
JCBカードWとJCBカードW Plus Lの両方には、海外旅行傷害保険が付帯しています。これにより、海外旅行中の事故や病気に対して最大2,000万円の補償を受けることができます。
ただし、この保険は利用付帯であり、適用を受けるためには、空港に向かうための電車代や海外ツアー代などの旅行代金を事前にカードで支払う必要があります。
この共通の特典により、どちらのカードを選んでも、海外旅行中の万が一の事態に備えることができます。
JCB カード W plus LとJCB カード Wのデメリット
JCBカードW、W plus Lともに、年齢や保険、ポイントサービスの面でデメリットがあります。
40歳以上は申し込みできない
JCBカードW、JCBカードW plus Lともに、申込資格に18歳~39歳までという年齢制限があるため、40歳以上の人は申し込めません。
なぜなら、JCBカードWシリーズが若年層をターゲットにしているためです。
もし40歳以上の方がJCBカードを作りたい場合は、他のJCBカードを検討しましょう。JCBゴールドカードなどは、40歳以上の方でも申し込めます。
国内旅行傷害保険が付帯されない
JCBカードW plus LとJCB カード Wには、国内旅行傷害保険は付帯されていません。
旅行中の事故や病気によるケガの治療費などは自己負担となるため、国内旅行によくでかける方は注意が必要です。
万が一に備え、国内旅行傷害保険が付帯されたクレジットカードを検討することも一つの手段でしょう。
また、JCBカードW plus Lを利用しつつ、別途国内旅行傷害保険に加入する方法もあるので、自分自身の旅行スタイルや頻度に合わせて、最適な方法を選びましょう。
ショッピングガード保険の対象は海外のみ
JCBカードW、JCBカードW plus L共に、ショッピングガード保険が付帯しています。
年間最高100万円まで補償されるため、高額な商品を購入する際も安心です。
ただし、補償の対象となるのは海外でのショッピングのみで、1事故につき自己負担額が10,000円かかることも覚えておきましょう。
JCB STAR MEMBERSのポイントアップサービスは対象外
JCBカードには、利用金額に応じて会員ランクが上がる「JCB STAR MEMBERS」というポイント優待サービスがあります。
ランクが上がると、ボーナスポイントがもらえたり、JCB加盟店でのポイント還元率がアップしたりといった特典を受けることができます。
しかし、JCBカードW plus LとJCBカードWはJCB STAR MEMBERSの対象外です。
そのため、いくらカードを利用しても会員ランクは上がりません。
JCB STAR MEMBERSの特典を重視するのであれば、他のJCBカードの利用を検討しましょう。
(参照:JCBカード)