年会費無料というカードとして知られている、楽天カードとエポスカード。共通点が多い2枚ですが、実際どちらが便利なのか気になる人も多いはずです。
そこで今回は、楽天カードとエポスカードを徹底比較し、ポイント還元率、付帯保険、入会特典の違いを説明します。また、それぞれどんな人におすすめかも解説しているので、カード選びの参考にしてください。
楽天カードとエポスカードの違いを比較
楽天カードとエポスカードは、どちらも年会費無料という共通点を持ちますが、異なる特徴もたくさんあります。
特に注目するべき違いは基本還元率です。楽天カードは基本還元率1%であるのに対し、エポスカードは0.5%と低めであるため、クレジットカードでよく買い物をする人は楽天カードがおすすめです。
カード名 | 楽天カード | エポスカード |
---|---|---|
年会費(税込) | 無料 | 無料 |
基本還元率 | 1.0% | 0.5% |
付帯保険 | 海外旅行 | 海外旅行国内旅行ショッピングなど |
即日発行対応 | ✕約1週間~10日前後 | ◯最短当日(※) |
ETCカード | ◯(年会費:550円) | ◯ |
家族カード | ◯ | ✕ |
申込条件 | 18歳以上(高校生除く) | 18歳以上(高校生除く) |
限度額 | 100万円 | 非公開 |
国際ブランド | Visa / Mastercard / JCB / American Express | Visa |
締め日・支払日 | 末日締め・27日支払い | 27日締め・27日支払い 4日締め・4日支払い |
入会キャンペーン | 新規入会で最大5,000ポイントもらえる | Webからの新規入会で2000円相当もらえる |
申込み |
ここからはそれぞれのカードの違いを詳細に比較していきます。
年会費を比較
楽天カードとエポスカードの年会費はどちらも無料でコストがかかりません。どちらか1枚を選ぶなら、その他のスペックで選びましょう。両方に魅力を感じるなら2枚持ちもおすすめです。
なお、ETCカードはどちらとも発行手数料が無料ですが、楽天カードの場合は年会費が発生します。
還元率を比較
通常還元率は、楽天カードが1.0%、エポスカードが0.5%で楽天カードのほうが高いです。しかし、ポイントアップ対象の店舗・サービスを活用すると、それぞれさらにポイントが貯まります。
ライフスタイルに合わせて、よく利用する店舗・サービスでポイント還元率があがるカードを選ぶとよいでしょう。
たとえば楽天カードは、楽天市場を利用すると最大3倍。また、楽天モバイルの対象サービスを利用すると、ポイント利用分も含めて月々のお支払額100円(税抜き)につき1ポイントが貯まります。
そのほか、楽天銀行の「ハッピープログラム」は、楽天銀行に預け入れている残高や取引件数によって楽天銀行で獲得できるポイント倍率がアップします。
一方、エポスカードはネットショッピングの際に、EPOSポイントUPサイトを経由すればポイントが2~30倍となります。
店舗・サービス | 還元率 |
---|---|
楽天市場 | 最大3倍 |
楽天モバイル | 月々のお支払額100円(税抜)につき1ポイント |
楽天銀行「ハッピープログラム」 | 最大3倍 |
一方、エポスカードはエポスポイントUPサイト経由して買い物をするとことで還元率がアップします。
ポイントアップ対象店・サービスの例
店舗・サービス | 還元率 |
---|---|
エポスポイントUPサイト | 2~30倍 |
楽天市場でよく買い物をする人は楽天カード、エポスポイントUPサイトを経由してよく買い物をする人はエポスカードがおすすめです。
付帯保険の充実ぶりを比較
楽天カードとエポスカードには付帯保険の内容や付帯条件にも違いがあります。楽天カードの保険には海外旅行傷害保険のみに対し、エポスカードの保険にはスマホ保険やケガの保険など複数の保険がある特徴があります。
楽天カード | エポスカード | |
---|---|---|
海外旅行傷害保険 | 最大3,000万円(利用付帯) | 最大3,000万円(利用付帯) |
国内旅行傷害保険 | × | × |
ショッピングガード保険 | × | 最大50万円 |
その他保険 | × | スマホ保険 / ケガの保険 / 自転車保険 |
申込み |
カード独自の特典・優待を比較
楽天カードとエポスカードには、それぞれ持ってるだけで一部店舗や宿で使える特典・優待が付帯します。カードごとに異なる特典の内容を比較してみましょう。
券面デザインを比較
クレジットカードを選ぶ際に決め手の1つとなるのが、券面デザイン。ここでは、両者の券面デザインの違いを見てみましょう。
楽天カードの券面デザインは、18種類から選べるのが嬉しいポイント。
シルバーが特徴のスタンダードな券面のほか、公式キャラクターの「お買いものパンダ」のイラストが入ったものやゆうちょ銀行とコラボしたもの、楽天グループが親会社の球団「東北楽天ゴールデン イーグルス」とコラボしたデザインなどがあります。
エポスカードの券面デザインは、スタンダードデザインのほか、自身が撮影した山や自然の写真やペットをデザインにできるオンリーワンカードが作れるのが特徴。
また、アニメやゲーム、エンタメ作品とコラボした多数のデザインからも選択できます。
申込条件や限度額を比較
楽天カードとエポスカードの申込条件・限度額を比較してみましょう。
楽天カードは申込条件が高校生を除く18歳以上で収入に関しては記載がありません。一方、エポスカードも同様に18歳以上の日本居住者のみです。
楽天カード | エポスカード | |
---|---|---|
申込み条件 | 18歳以上(高校生除く) | 18歳以上(高校生除く) |
主婦の申込み | ◯ | ◯ |
学生の申込み | ◯(高校生除く) | ◯(高校生除く) |
フリーターの申込み | ◯ | ◯ |
最低利用限度額 | 非公開 | ショッピング:10万円 キャッシング:0万円 |
選べる国際ブランドを比較
選べる国際ブランドは、楽天カードではVisa / Mastercard / JCB / American Express、エポスカードではVisaのみとなっており、楽天カードのほうが幅広いブランドから選べます。
選べる国際ブランドによって、使える場所や受けられるサービスが異なるため、目的に応じて適したものを選びましょう。
選べる国際ブランド比較
楽天カード | エポスカード | |
---|---|---|
選べる国際ブランド | Visa / Mastercard / JCB / American Express | Visa |
初めてのクレジットカードであれば、世界シェアナンバーワンを誇るVisaブランドや、次に多いMastercardを選べば安心です。
また、ホテル・ダイニング特典に興味があるなら、JCBやAmerican Expressなど、独自のサービスを提供するブランドを検討してもよいでしょう。
楽天カードとエポスカードはどっちがおすすめ?
結論、楽天カードとエポスカードのどちらがおすすめかは、どこで買い物をよくするか、身の回りの備え方など、その人それぞれのライフスタイルによります。
そこで、それぞれどんな人におすすめか説明します。
楽天カードがおすすめな人
楽天カードがおすすめなのは、普段の買い物が多い人や、楽天市場でよく買い物をする人です。
楽天カードがおすすめな人
普段の買い物が多い人や楽天市場をよく使う人なら、基本還元率1.0%かつ楽天市場の買い物が最大3倍になる楽天カードをうまく活用すれば、たくさんのポイントを貯めることができます。
また、海外旅行傷害保険が付帯するので、海外への旅行が多い人にも安心です。
エポスカードがおすすめな人
エポスカードがおすすめなのは、マルイや提携店をよく利用する人や海外への旅行が多い人です。
エポスカードがおすすめな人
マルイや提携店をよく利用する人なら、割引や優待をを多く受けられます。
また、楽天カードと同様に海外旅行傷害保険が付帯します。海外旅行をよく利用する人も安心です。
楽天カードとエポスカードの基本情報
楽天カードとエポスカードのスペックを詳しく見ていきましょう。楽天カードの特徴は、主にポイントの貯まりやすさで、普段の買い物や楽天市場でのポイ活がお得という点にあります。
一方、エポスカードはマルイでの買い物や提携店で優待・割引が多く受けられるという特徴があります。
楽天カードは通常の買い物や楽天市場の利用でポイントがたくさん貯まる
楽天カードの基本情報
カード名 | 楽天カード |
---|---|
年会費(税込) | 無料 |
基本還元率 | 1.0% |
付帯保険 | 海外旅行 |
即日発行対応 | ✕約1週間~10日前後 |
ETCカード | ◯ |
家族カード | ◯ |
申込条件 | 18歳以上(高校生除く) |
限度額 | 100万円 |
国際ブランド | Visa / Mastercard / JCB / American Express |
締め日・支払日 | 末日・27日 |
入会キャンペーン | 新規入会で最大5,000ポイントもらえる |
詳細 | 詳細を見る |
楽天カードは、年会費が永年無料で最短約1週間で発行できるカードで、特徴は基本還元率が1.0%という点です。楽天カードが使える店で買い物をすれば100円につき1ポイントが貯まります。
また、楽天市場で買い物をするとさらにポイント還元率がアップし、最大3倍までになります。そのため、楽天市場でよく買い物をする人にとってはポイントを効率的に貯めながらお得に買い物ができます。
さらに、楽天カードでは新規入会キャンペーンとして最大5,000ポイントがもらえます。ポイントの付与にはさまざまな条件があるため、詳しくは公式サイトを確認してください。
エポスカードはマルイや提携店での利用時に特典や優待が多い
エポスカードの基本情報
カード名 | エポスカード |
---|---|
年会費(税込) | 無料 |
基本還元率 | 0.5% |
付帯保険 | 海外旅行国内旅行ショッピングなど |
即日発行対応 | ◯最短当日(※) |
ETCカード | ◯ |
家族カード | ✕ |
申込条件 | 18歳以上(高校生除く) |
限度額 | 非公開 |
国際ブランド | Visa |
締め日・支払日 | 27日締め・27日支払い 4日締め・4日支払い |
入会キャンペーン | Webからの新規入会で2000円相当もらえる |
詳細 | 詳細を見る |
エポスカードは、年会費が永年無料で、店舗受取なら最短当日で発行できるカードです。
特徴はマルイやモディ、全国の飲食店やレジャー施設などで優待や割引を受けられるという点です。「マルコとマルオの7日間」のキャンペーン時にエポスカードを利用することで、料金10%オフされます。
また、エポスポイントUPサイトでショッピングすることでポイントが2倍から最大30倍までアップします。
さらに、Webからエポスカードを申し込むことで2,000円相当のプレゼントがもらえます。郵送での受取の場合はエポスポイント、マルイ店舗での受取の場合はマルイ店舗で使えるクーポンが貰えます。
楽天カードとエポスカードを2枚持ちして使い分ける方法
楽天カードとエポスカードを併用することで、効率的にポイントを貯めながらお得に買い物ができます。楽天カードは普段の買い物での還元率が1.0%で、さらに楽天市場でのポイント還元率が高いです。
一方、エポスカードはマルイ店舗で割引特典があり、海外旅行保険も自動付帯するため、旅行時に役立ちます。
使い分けのポイントは、ネットショッピングや楽天市場での買い物は楽天カード、リアル店舗や旅行関連の支払いはエポスカードを利用すること。また、エポスカードは優待施設が多く、飲食店やレジャー施設で割引が受けられるため、外食時にもおすすめです。2枚持ちすることで、それぞれの強みを活かしながら、お得に利用できます。