JCB CARD Wとオリコカードの違いを徹底比較!どっちがおすすめ?
(画像:NET MONEY編集部)

年会費無料で高還元率というカードとして知られている、JCB CARD Wオリコカード。共通点が多い2枚ですが、実際どちらが便利なのか気になる人も多いはずです。

そこで今回は、JCB CARD Wオリコカードを徹底比較し、年会費還元率付帯保険、特典、デザイン、申し込み条件、国際ブランドの違いを説明します。また、それぞれどんな人におすすめかも解説しているので、カード選びの参考にしてください。

  1. JCB CARD Wとオリコカードの違いを比較
    1. 年会費を比較
    2. 還元率を比較
    3. 付帯保険の充実ぶりを比較
    4. カード独自の特典・優待を比較
    5. 券面デザインを比較
    6. 申込条件や限度額を比較
    7. 選べる国際ブランドを比較
  2. JCB CARD Wとオリコカードはどっちがおすすめ?
    1. JCB CARD Wがおすすめな人
    2. オリコカードがおすすめな人
  3. JCB CARD Wとオリコカードの基本情報
    1. JCB CARD Wは若者のためのクレジットカード
    2. オリコカードはカードデビューする人におすすめ
  4. JCB CARD Wとオリコカードを2枚持ちして使い分ける方法

JCB CARD Wとオリコカードの違いを比較

JCB CARD Wオリコカードは、年会費無料で高還元率といった共通点がありますが、異なる特徴もたくさんあります。

特に注目するべき違いは保険の有無です。JCB CARD Wの方が海外旅行傷害保険やショッピングガード保険が付帯されるので、よく海外旅行をする人におすすめです。

JCB CARD Wとオリコカードの違いを比較
カード名 JCB CARD W オリコカード
JCBカードW オリコカード
年会費
(税込)
0円 0円
基本還元率 1.0% 1.0%
付帯保険 海外旅行
ショッピング
なし
即日発行
対応
◯(最短5分)
ETCカード
家族カード
申込条件 18歳以上39歳以下
高校生を除く
18歳以上
高校生を除く
限度額 非公開 300万円
国際
ブランド
JCB Mastercard / JCB
締め日・支払日 15日締め・10日支払い 月末締め・27日支払い
入会キャンペーン 新規入会で最大19,000ポイントもらえる 新規入会で最大7,000ポイントもらえる
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ここからはそれぞれのカードの違いを詳細に比較していきます。

年会費を比較

JCB CARD Wオリコカードの年会費はどちらも無料でコストがかかりません。どちらか1枚を選ぶなら、その他のスペックで選びましょう。両方に魅力を感じるなら2枚持ちもおすすめです。

JCB CARD Wとオリコカードの年会費を比較
カード名 JCB CARD W オリコカード
年会費 無料 無料
ETCカード年会費 無料 無料
家族カード年会費 無料 無料
詳細
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なお、JCB CARD WもオリコカードもETCカードと家族カードを発行しています。しかもいずれのカードも年会費無料で発行できます。

高速道路を運転することが多かったり、家族がいたりする場合にはETCカードや家族カードの作成を検討してみると良いでしょう。

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還元率を比較

通常還元率は両者とも1.0%と同じですが、ポイントアップ対象店には違いがあります。

ライフスタイルに合わせて、よく利用する店舗・サービスでポイント還元率があがるカードを選ぶとよいでしょう。

JCB CARD Wとオリコカードの還元率を比較
カード名 JCB CARD W オリコカード
通常還元率 1.0% 1.0%
ポイントアップ対象店の還元率 ~10.5% ~5.5%
対象店舗・サービス スタバ/Amazon/セブン-イレブンなど オリコモール経由の買い物
貯まるポイント Oki Dokiポイント オリコポイント
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JCB CARD Wでポイントアップを受けるには、セブン-イレブンやスターバックスでポイントアップ登録などを満たす必要があり、クリアすると最大10.5%のポイントが還元されます。

ポイントアップ対象店・サービスの例
店舗・サービス 還元率
セブン-イレブン 2.0%
Amazon 2.0%
スターバックス 10.5%

また、JCBが独自に用意しているポイントアップサイト「OkiDokiランド」を経由してオンラインストアで買い物をすると、最大20.0%還元が受けられます。

一方、オリコカードはポイントアップできる特定の店舗はありません。

ただし、入会して最初の6か月間はポイント還元率が2.0%と2倍になり、「オリコモール」と呼ばれるポイントアッププログラムを活用すれば、最大2.0%になります。

セブン-イレブンやスターバックスでよく買い物をする人はJCB CARD W、入会開始直後にたくさんクレジットカードで買い物したいと思っている人はオリコカードがおすすめです。

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付帯保険の充実ぶりを比較

JCB CARD Wとオリコカードには付帯保険の内容や付帯条件にも違いがあります。JCB CARD Wの保険には最大2,000万円の海外旅行傷害保険という特徴があるのに対し、オリコカードのプロパーカードには基本的に保険はついていないという違いが見られました。

両者の違いを見てみましょう。

  JCB CARD W オリコカード
海外旅行傷害保険 最大2,000万円(利用付帯) なし
国内旅行傷害保険 なし なし
ショッピングガード保険 最大100万円 なし
その他保険 なし なし

JCB CARD Wの保険には最大2,000万円の海外旅行傷害保険や最大100万円のショッピングガード保険という特徴があります。

JCB CARD W保険の詳細
  • 最大2,000万円の海外旅行傷害保険
  • 最大100万円のショッピングガード保険

ただしJCB CARD Wの海外旅行保険は、利用付帯が前提です。旅行に関する費用をクレジットカードで支払った場合に限り、保険が適用されるので注意しましょう。

ショッピングガード保険は、海外のみ適用される点にも留意してください。出張などで海外旅行する頻度が多ければ、JCB CARD Wに加入するのも一考と言えます。

一方、オリコカードの保険にはゴールドカード以上が保険の対象で、一般ランクのカードには保険が付帯されないという特徴があります。

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カード独自の特典・優待を比較

オリコカードには、それぞれ持ってるだけでお得な特典・優待が付帯します。カードごとに異なる特典の内容を比較してみましょう。

JCB CARD Wとオリコカードの特典・優待比較
  JCB CARD W オリコカード
レジャー ×
(カラオケ館で30%オフ)
飲食店 ×
(ピザーラ利用で300円割引)
ホテル優待 ×
(国内外20万か所の宿泊施設が対象)
即日発行
対応
×
家族カード
ETCカード

オリコにはさらに「オリコ優待ナビ」と呼ばれる会員向けのサービスもあります。チャレンジギフトと言って、無料引き換えクーポンが当たる抽選に参加できます。

ほかにもオリコ会員向けの限定優待があり、加盟店を利用した際に料金が割引になったり、特別優待を受けられたりするサービスです。オリコ優待ナビを利用するためには、「eオリコ」というオリコ会員向けのWebサービスに登録しなければなりません。eオリコは登録無料なので、優待を受けたい人は会員登録するのがおすすめです。

券面デザインを比較

クレジットカードを選ぶ際に決め手の1つとなるのが、券面デザイン。ここでは、両者の券面デザインの違いを見てみましょう。

JCB CARD W オリコカード
JCBカードW オリコカード

JCB カード Wの券面の特徴は、表面にカード番号の記載がないナンバーレスデザインです。カード情報に関して盗み見される恐れがないので、セキュリティが高いです。

オリコカードも2022年10月5日より、カード表面にカード番号の記載されていないナンバーレスカードの発行をスタートしました。

カード情報に関しては、カード裏面に記載されています。氏名や有効期限も同様です。

申込条件や限度額を比較

JCB CARD Wとオリコカードの申込条件・限度額を比較してみましょう。

JCB CARD Wもオリコカードも、申込条件は比較的ゆるやかです。

  JCB CARD W オリコカード
申込み条件 18歳以上39歳以下 18歳以上
主婦の申込み
学生の申込み
(高校生除く)

(高校生除く)
フリーターの申込み
最低利用限度額 非公開 300万円

専業主婦や学生でも申し込みできるので、カードデビューするのにおすすめです。

JCBWカードもオリコカードも18歳から申し込み可能です。

ただし18歳になっていても、いずれも高校生は申し込みの対象外になるので注意してください。

最低利用限度額についてJCB CARD Wは非公開でしたが、オリコカードは最大300万円までのショッピングが可能です。審査結果次第なところもありますが、プロパーカードの中ではショッピング利用枠は大きめと言えます。

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選べる国際ブランドを比較

選べる国際ブランドは、JCB CARD WではJCBのみオリコカードではMasterCardとJCBとなっており、オリコカードのほうが幅広いブランドから選べます。

選べる国際ブランドによって、使える場所や受けられるサービスが異なるため、目的に応じて適したものを選びましょう。

選べる国際ブランド比較
  JCB CARD W オリコカード
選べる国際ブランド JCB MasterCard/JCB

オリコカードであれば、MasterCardもしくはJCBの中から選択できます。もし海外に旅行する頻度が多く、海外でもカードショッピングしたければMasterCardがおすすめです。国際ブランドのシェアを見ると、VISAに次いで大きいブランドとされているからです。

一方ホテルやダイニング特典が充実しているのは、JCBカードと言われています。このようにカードの使い方によって、自分にマッチする国際ブランドを選択しましょう。

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JCB CARD Wとオリコカードはどっちがおすすめ?

結論、JCB CARD Wとオリコカードのどちらがおすすめかは、もしものための保険を充実させたいどのようなところで買い物することが多いのかなど、その人それぞれのライフスタイルによります

そこで、それぞれどんな人におすすめか説明します。

JCB CARD Wとオリコカードはどっちがおすすめ?

JCB CARD Wがおすすめな人

JCB CARD Wがおすすめなのは、セブン-イレブンやスターバックスなどをよく利用する人や海外旅行をする人です。

JCB CARD Wがおすすめな人
  • セブン-イレブンやスターバックスを利用することが多い
  • 海外旅行をすることがある
  • カードの盗難や紛失が心配

セブン-イレブンやスターバックスをよく利用する人なら、通常よりも高い還元率でポイント付与されるのでJCB CARD Wをうまく活用すれば効率的にポイントを貯められます。

また、海外旅行傷害保険が付帯するので、海外旅行の費用支払いでカードをよく利用する人も安心です。さらに海外でショッピングした際、盗難などのトラブルに巻き込まれても100万円までのショッピングガード保険が付帯されます。

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JCBカードWのデメリット・メリットや評判を解説!還元率が複雑って本当?

オリコカードがおすすめな人

オリコカードがおすすめなのは、入会してすぐにカードショッピングしたい人やいろいろなお店を利用する人です。

オリコカードがおすすめな人
  • 入会してすぐにカードショッピングをしたい人
  • いろいろなお店を利用する人
  • 旅行でホテル宿泊することが多い人

入会してすぐにショッピングで利用するなら、入会後6か月間は還元率が倍になったり、優待価格で利用できたりするため、オリコカードをうまく活用すればお得にショッピングを楽しめます。

また、優待プログラムがあるので、とくに国内の宿泊施設をよく利用する人も安心です。

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ポイント効率重視のOrico Card THE POINTの評判は?

JCB CARD Wとオリコカードの基本情報

JCB CARD Wとオリコカードのスペックを詳しく見ていきましょう。JCB CARD Wの特徴は39歳までの若者向けに特化されたクレジットカードという点にあるのに対し、オリコカードはこれからクレジットカードデビューを検討している人におすすめという特徴があります。

JCB CARD Wは若者のためのクレジットカード

JCBカードW
JCB CARD Wの基本情報
年会費(税込) 0円
基本還元率 1.0%
付帯保険 海外旅行ショッピング
即日発行対応 ◯ (最短5分)
ETCカード ◯ (年会費・発行手数料無料)
家族カード ◯(年会費・発行手数料無料)
申込条件 18歳以上39歳以下(高校生を除く)
限度額 非公開
国際ブランド JCB
締め日・支払日 15日締め・10日支払い
入会キャンペーン 新規入会で最大19,000ポイントもらえる
発行元 JCB

JCB CARD Wは、年会費が永年無料で最短5分で発行できるカードで、39歳以下の人に特化した若者向けのカードです。

特徴は年会費無料ながら高還元率という点です。通常時でも還元率1.0%はほかのクレジットカードよりも高還元率と言えます。たとえばJCBの一般カードの場合、還元率は0.5%なので、通常時でも倍のポイントを獲得できるわけです。

また、特定のお店で利用するとボーナスポイントが付与され、最大21%の還元率になります。

さらに、ナンバーレスのカードにも対応しているので、セキュリティ面でも安心です。カードを使ってショッピングしているときに、カード情報を見られる心配もありません。

そのほか、利用付帯として海外旅行傷害保険が付いてくるといった特徴もあります。条件付きですが、最大2,000万円までの補償が受けられます。

JCB カード Wは入会キャンペーンが用意されているのも特徴の一つです。Amazonを利用すると最大12,000円分のキャッシュバックがあり、各種キャンペーンを組み合わせることで最大19,000円分のキャッシュバックが受けられます。

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JCBカードWのデメリット・メリットや評判を解説!還元率が複雑って本当?

オリコカードはカードデビューする人におすすめ

オリコカードの基本情報
年会費(税込) 0円
基本還元率 1.0%
付帯保険 なし
即日発行対応
ETCカード ◯(年会費・発行手数料無料)
家族カード ◯(年会費・発行手数料無料)
申込条件 18歳以上(高校生除く)
限度額 300万円
国際ブランド Mastercard / JCB
締め日・支払日 月末締め・27日支払い
入会キャンペーン 新規入会で最大7,000ポイントもらえる
発行元 オリエントコーポレーション

オリコカードは、年会費が永年無料で通常時でも1.0%の高還元率カードで、お得にポイントを貯められるクレジットカードです。

特徴は入会後半年間はポイント還元率が倍になるという点です。最初の半年間でカードショッピングすれば、大量のポイントを貯められます。

また、優待プログラムも充実していて、国内の宿泊施設を最大で80%割引で利用も可能です。

そのほか、各国際ブランドのタッチ決済が利用できたりApplePayに対応したりといった特徴もあります。できるだけ他人と接触したくない人も、タッチ決済であればカードのやり取りをする必要もありません。

さらにウェルカムキャンペーンとして、新規入会時に最大7,000ポイントが付与されます。

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ポイント効率重視のOrico Card THE POINTの評判は?

JCB CARD Wとオリコカードを2枚持ちして使い分ける方法

JCB CARD Wとオリコカードはいずれも年会費が無料でコストが掛からないので、2枚持ちをして使い分けるのもおすすめです。両者は旅行傷害保険やショッピングガード保険付帯の有無や優待サービスが異なるため、2枚持ちすることでもしもの時の補償を受けられ、かつ旅行などレジャー時に割引価格の優待が受けられます

オリコカードには旅行傷害保険が付帯していません。一方JCB CARD Wには、優待プログラムが見られませんでした。2枚持ちにすることで、それぞれの不足しているサービスを補うことが可能です。海外旅行をする人にとって、最大2,000万円の保証が受けられるJCB CARD Wは魅力的です。

JCB CARD Wは、海外旅行傷害保険が利用付帯で付いてきます。一方、オリコカードは、飲食店やガソリンスタンドでの割引サービスが特色です。旅行時のもしもの場合の補償も、国内のレジャー施設をはじめ、優待サービスも2枚持ちであれば両方受けられるのは魅力的です。

オリコカードは国際ブランドがMasterCardとJCBのいずれかから選択できます。JCB CARD Wと2枚持ちするならMasterCardを選択しましょう。MasterCardとJCBの両方が利用できるので、より幅広いお店でカードショッピングができるわけです。

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