「FXの自動売買に興味はあるけど、大損することってあるのかな?」
「FXをやるにしても大損は嫌だ。確実に利益を出したい」
リスクを承知でFXを始めてみても、「大損」と聞くと怖くなりますよね。本記事ではこのような疑問や不安を持っている人に向けて、主に以下の項目について詳しく解説します。
FXの自動売買で大損する可能性はある
脅すわけではありませんが、FXでは自動売買にかかわらず大損する可能性があります。理由として大きく次の2つがあげられます。
- レバレッジの影響
- 心理的な要素
レバレッジとは、実際の入金額よりも大きな金額で取引できる仕組みです。たとえばレバレッジ25倍の場合は、10万円の入金で250万円の取引ができます。少しの為替の動きで損益が大きく変わるため、レバレッジをかけるほど大損するリスクも高まります。
心理的な面としては、たとえば含み損を抱えているときに、価格の回復を待って判断を先延ばしにするケースがあります。迷っているあいだに損失がどんどん膨らみ、大損してしまう可能性もゼロではありません。
FXの自動売買で大損した人の体験談
ここでは、実際にFXの自動売買で大損した人の体験談を見ていきましょう。
彼らがなぜ大損してしまったのか、原因も解説していくのでぜひ参考にしてください。
体験談①
2023年、日本ファイナンス協会の編集部は、米ドル/円の自動売買で103万円の損失を出しました。米ドルが円安方向に動き続けたために、含み損がどんどん膨らみ、最終的に103万円の損失に至ったようです。
同編集部では、大損につながった原因を「実際の相場と相性の悪い自動売買ツールを使ってしまったこと」だと分析しています。また、証拠金がギリギリであったことから、強制ロスカットの可能性が高い状態で取引していたそうです。
FXの自動売買ツールには、相場の流れとの相性があります。自動だからといって必ず利益を出せるわけではなく、相性の悪い相場では良いパフォーマンスが出せません。そのため、利用を考えている自動売買ツールがあれば、あらかじめ特徴をチェックしておく必要があります。
体験談②
次の体験談は、Yahoo!知恵袋で2021年7月に投稿された体験談です。
FXで自動売買をしてます。
引用元:Yahoo!知恵袋
この辺の知識全くありません。
何がどうなったら円高、円安になるかとかも全く分かりません。
リスク云々も全然分かりません。
今年3月の第一金曜日の雇用統計というものでとんでもない波が来て40万損しました。(以下略)
「今年3月の第一金曜日の雇用統計」と書いてあることから、米国の雇用統計の発表によって為替が動き、損失が出たものと推測できます。
なお、このとき発表された結果は市場の予想を上回るもので、米ドル/円の相場は前日比35銭ほどの円安で取引を終えました。
投稿者が40万円の損失を出した原因は、本人が書いているように「知識不足」が考えられます。
為替の取引にあたって、円高や円安を理解していなければ、通貨の売り買いがもたらす意味もわかりません。また「リスク云々も全然分かりません」と書いているため、意図せずハイレバレッジな取引をした結果、損失が拡大してしまったのかもしれません。
体験談③
最後は「FXによろしく!」を運営する須山さんの体験談です。
自動売買に初めて挑戦したのは裁量トレードの大敗のキズを癒してからの2010年代に入って。
引用元:FXによろしく!
自動売買でもいきなり絶好調!
裁量トレードみたいに一発でドカン!と大勝ちはできませんでしたが、コツコツ利益を積み重ねてくれます。
ずっと調子が良かったので放置してたら、トレンドの急変で逆張り注文入れまくり!?
気付いたときには自動売買でも40万の大損を喰らっていました。
自動売買でも放置はダメ、ゼッタイ。
須山さんの場合、自動売買を始めて最初の1ヵ月は20万円の利益が出たそうです。ところが相場の流れが変わり、一気に40万円の損失が発生しました。
ご本人は、「調子が良いから」「自動で売買してくれるから」と選んだプログラムを放置していたことが、失敗の原因だと分析しています。
自動売買の場合、相場の流れが変わっても自動で取引し続けるため、予想外の注文によって損失を受ける可能性があります。特に、相場が大きく動いているときや動きそうなときに放置するのは禁物です。
FXの自動売買で大損する理由6つ
FXの自動売買では、証拠金ギリギリでの取引、知識不足、放置などによって大損を招くリスクがあります。ここでは、FXの自動売買で大損する理由を6つ解説します。
以下の図からもわかるように、FXはそもそもハイリスク・ハイリターンな取引です。大損につながる6つの要素を避け、慎重に取り組みましょう。
理由①まったくメンテナンスをしない
体験談③の須山さんのように、「自動売買だから」といって放置すると、プログラムが相場の急変動に追いつけず、自動で出された想定外の注文によって大損する可能性があります。
プログラムと相性の良い相場状況なら多少の放置は問題ありませんが、相場の流れはいつ急変するかわかりません。相場の動きは常に注視し、できれば1ヵ月に1度、少なくとも3ヵ月に1度はプログラムを見直しましょう。
理由②裁量トレードをおこなう
自動売買を設定しながら裁量トレードをおこなうと、設定が狂い大損につながる可能性があります。
裁量トレードとは、経済ニュースやチャートの形などから自分で売買を判断し、取引していくトレード方法です。自動売買がプログラムによって自動で取引するのに対して、裁量トレードは手動による取引といえます。
自動売買で取引しているのにもかかわらず、含み損に焦り、手動で決済してしまうケースも少なくありません。このようなことを繰り返していると、利益が出せないまま小さな損失が積み重なり、結果的に大損を招きます。
自動売買では完全な放置もNGですが、手を加えすぎても駄目だと覚えておきましょう。
理由③必要証拠金が少ない
FX取引全般に言えることですが、必要証拠金が少ないとレバレッジが効いてしまうため、損が膨らみやすくなります。
体験談①の日本ファイナンス協会も、ギリギリの証拠金で取引していた点を反省材料としています。レバレッジは大きくかけるほどリスクを高めるものだと認識し、資金管理やレバレッジのコントロールを徹底しましょう。
また、自動売買においては、損切りの設定が許容範囲内に収まっているか確認する必要があります。損切りの設定が広すぎると、一度の取引で抱えるリスクも大きくなるため、注意が必要です。
理由④プログラムを理解していない
自動売買のプログラムには、相場との相性があることをご存知でしょうか。プログラムの特徴を理解せず、合わない相場で自動売買を続けると、損失が発生しやすくなります。
大きく分けると、相場の性質はトレンド相場とレンジ相場の2つに分けられます。
トレンド相場は上の図の左と真ん中のように、相場が継続的に上昇または下降する状態を指します。一方、レンジ相場は、一定の値幅で上がったり下がったりを繰り返す状態です。
為替相場は、トレンド相場が3割、レンジ相場が7割を占めると言われています。たとえば、実際にはトレンド相場なのにレンジ相場と相性の良いプログラムを使い続けると、プログラムが相場の流れについていけなくなり、損失を生みやすくなるということです。
理由⑤損切りの設定が適切でない
自動売買は、プログラムが買い注文も売り注文も自動でしてくれる利便性がある一方で、損切りの設定が適切でなければ、一度の取引における損失額が大きくなります。
損切りとは、含み損状態の保有通貨を決済し、損失を確定することです。たとえば、10万円で買った通貨が8万円に下がっているとしましょう。このタイミングで売却して2万円の損失を確定させることが損切りです。
実際に損失が発生するため、ネガティブなイメージを抱く人も少なくありません。しかし、損切りには大損を防ぐ効果があります。FXで大損しないように、自分が許容できるマイナス範囲をあらかじめ定めておきましょう。
理由⑥相場が急変する
各国の要人の発言や重要指標の発表、災害やテロの発生などによって、為替相場の動きが急変することがあります。相場が急に変動すると、たとえ自動売買プログラムであっても対応が困難になるため、大損する可能性も考えられるでしょう。
過去の例では、2016年6月に英国のEU離脱が確実になった際、わずか3分ほどで1ドル103円台から99円程度へと円高が進みました。
災害やテロの予測はできませんが、重要指標の発表日はカレンダーで確認できます。自動売買にチャレンジする場合においても、週のイベントは必ず把握しておきましょう。
FXの自動売買におすすめのアプリ3つ
FXの自動売買で大損を避けるためには、アプリ選びも重要です。ここでは、初心者でも仕組みが理解しやすく、使い勝手に優れたアプリを3つ紹介します。
①インヴァスト証券「MAiMATE」
「MAiMATE(マイメイト)」は、インヴァスト証券が提供している自動売買システムです。最大の特徴は、AIが取引してくれる点にあります。通貨を買う(売る)タイミングを、AIが自動で判断します。
また、直近の相場情報や取引結果をもとに自動学習していく点が、マイメイトの大きな魅力といえるでしょう。
マイメイトの利用者は、自分で新規AIを作成できます。ただし、初心者の場合は既存のAIから選んだほうがスムーズで効率も良いでしょう。なお、AIの数は46,014種類(2023年6月26日時点)と非常に豊富で、通貨ペアやランキングなどから選択可能です。
初心者向けコンテンツの充実度が高いことから、はじめてFX自動売買を利用する方でも安心して取引できるでしょう。
②マネースクエア「トラリピ」
トラリピは、MONEY SQUAREが提供している自動売買サービスです。トラリピの特徴は、通貨の値動きの範囲を予想する点にあります。通常FXは「これから相場が上がりそうか、下がりそうか」を予想して取引するものです。一方、トラリピの場合は、定めた価格帯のなかでプログラムが自動で売買してくれます。
高値と安値の価格差(=高低差)に目を向けるのではなく、期間中のトータルの値動き(=総推移)に着目した取引を自動でおこなうのがトラリピです。
値動きの範囲を予想することからレンジ相場に強く、中長期的にじっくり取り組みたい方におすすめです。
③トレイダーズ証券「みんなのシストレ」
みんなのシストレは、トレイダーズ証券のサービスです。同社はほかにも「みんなのFX」や「LIGHT FX」を提供しています。みんなのシストレの特徴は、「みんなのFX」で実際に取引しているトレーダーのリアルな取引をもとに自動売買してくれる点です。
トレーダーは全員ランクづけされており、ユーザーは優秀なトレーダーを選ぶだけで取引を始められます。トレーダー選びに困った場合は、「セレクターランキング」を参考にするのがおすすめです。
セレクターランキングは、「トレーダー選びが上手な人のランキング」といえます。「みんなのシストレ」を使って実際に利益を出している上位ユーザーが選ぶトレーダーを調べられるため、初心者でも高い精度のトレーダー選びが図れるでしょう。
FXの自動売買で大損しないための対策
自動売買ツールがどんなに優秀でも、取引に使う資金の管理やプログラム選びなどは自分でおこなう必要があります。
ここでは、FXの自動売買で大損しないための対策を8つ解説します。
対策①相場や取引状況を見てメンテナンスする
体験談でも紹介したように、各種設定を終えて自動売買をスタートしたあと、取引を放置しておくのはNGです。相場の変化に合わせて設定内容を見直しましょう。
たとえばマイメイトの場合、3ヵ月に1度は採用するAIを入れ替えることを推奨しています。また、トラリピでは、相場の局面に応じて仕掛けるレンジを調整することをリスク管理方法のひとつにあげています。
各自動売買の公式サイトやブログ、チュートリアルなどにはこうした役立つ情報が掲載されています。取引開始前や取引中に随時チェックするとよいでしょう。
対策②じゅうぶんな証拠金を用意する
記事の前半で、証拠金が少ないとレバレッジがかかりすぎてしまい、大損する可能性が高まることをお伝えしました。
その理由は、高レバレッジだとロスカットされやすくなるからです。ロスカットとは「損失が一定水準に達した段階で強制的に発生する損切り」を指します。
たとえば、次の条件でロスカットの水準を比較してみます。
- 1ドル140円
- 1万ドルの買い
- 証拠金維持率100%でロスカット
入金した額 | ロスカット水準 | 実効レバレッジ |
---|---|---|
100万円 | 41.667円(▲98.333円) | 1.4倍 |
70万円 | 72.917円(▲67.083円) | 2倍 |
10万円 | 135.417円(▲4.583円) | 14倍 |
このシミュレーションでは、入金額10万円の場合、1ドル135.417円になると強制決済(ロスカット)されてしまいます。基本的に、レバレッジは3倍以内を目安に資金管理しておくと安心です。
対策③借金をしない
FXで取引を続けていると、「もっと大きく儲けたい」という欲や、「ロスカットを避けなければ」という焦りから、借金をしてでも追加入金したくなる気持ちが出てくるものです。しかし、そこまでしてFX取引を続けるのは危険です。
借金は、元本に加えて利息を支払う必要があります。キャッシングの金利は15%~18%と、決して低くはありません。
また、仮に返済が滞れば信用情報に傷がつきます。新しくクレジットカードを作ろうとしても審査に通らなかったり、車や住宅の購入ローンを組む際に支障をきたす可能性があります。
借金には手を出さず、生活に支障のない範囲で取引しましょう。
対策④利益だけでなくリスクにも注目する
「資産を増やしたい」と思うのは自然なことですが、「損小利大」の気持ちもあわせて持ちたいものです。損小利大とは「損失を小さく抑えて、利益を大きく伸ばすことで資産を増やしていく」という意味の言葉です。
利益だけに執着せず、損を小さく抑える心構えがFX取引では求められます。
損失を抱えているときに「もう少し待てば取り返せるかもしれない」という心理が働いてしまうと、なかなか損切りに踏み切れず、損失が拡大する可能性があります。
自動売買をする際は、リスクを考慮して損切りの設定を入念におこないましょう。損切りの設定解除はリスクが高いため、FX初心者にはおすすめできません。
対策⑤相場急変時には自動売買を止める
システムの性質上、自動売買は相場が荒れる局面やトレンドが変わるような局面が苦手です。経済が大きく変動、混乱しているときは、自動売買をストップして損失を防ぎましょう。
天災やテロなどの予測は困難ですが、大統領選挙や経済指標の発表などはスケジュールが決まっているため、事前対策が図れます。FXの自動売買をおこなう際は、1週間のイベントスケジュールを、できれば毎週チェックするよう習慣づけましょう。
各国のスケジュールが確認できるサイトは、以下のとおりです。
参考:経済指標カレンダー|みんかぶ FX/為替
対策⑥経済の動きを定期的にチェックする
日頃から経済の動きを追っていると相場の急変にも気づきやすくなるため、損失の拡大を防げます。
経済情報をチェックする方法としては、たとえば次のような手段があります。
- FX会社が発信するコラム
- 国内外の経済ニュースサイト
米国や英国、ヨーロッパの動きは為替相場に大きく影響するため、日頃から追いかけておくとよいでしょう。
対策⑦リスクを分散させる
FXでは、取引を複数の通貨ペアに分散させましょう。すべての資金を1種類の通貨ペアに投じてしまうと、相場の急な変動によって一気に大損するかもしれません。複数の通貨ペアに分けておけば、いずれかが大きく損を出しても、別の通貨ペアでカバーできる可能性があります。
マイメイトでは、最低5つ以上の異なる通貨ペアを選択するよう推奨しています。通貨ペアを選ぶ際は、次の点を意識しましょう。
- 主要先進国 / 資源国・新興国
- 国どうしの政治的、経済的なつながり
先進国と新興国では、国の経済レベルの違いから、通貨の買われ方(売られ方)が異なります。たとえば、オーストラリアは鉄鉱石や石炭などの資源が豊富な国で、最大の輸出先を中国としています。そうした背景からオーストラリアドルは、中国経済の影響や資源価格の影響を受けやすい点が特徴です。
性質の異なる通貨ペアをあえて選び、リスクを分散させることを心がけましょう。
対策⑧デモトレードを活用する
デモトレードは、FX取引の体験サービスです。実際のお金ではなく模擬のお金を使うため、初心者がFXの基礎を身につけるのに効果的です。
自動売買のデモトレードが可能なFX会社は限られていますが、一般的なFX取引を体験しておくだけでも多くの気づきや学びを得られます。
デモトレードであれば、どんなに損失を出しても自分の財布は痛みません。ただし、デモ口座だからといって適当に取引すると学習効果が薄れるため、実際の取引のつもりで取り組むよう心がけましょう。
初期資金を設定できる場合は、本番で運用する予定の金額に設定しておくと、よりリアリティを演出できます。
FXの自動売買は3種類
FXの自動売買で提供されるシステムは、大きく分けて以下の3つです。
なかでも、初心者には1の「リピート型」がおすすめです。
それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
①リピート型
リピート型は、特定の通貨ペアを繰り返し自動で売買するプログラムです。たとえば「米ドルが30銭下落するごとに買い注文を出し、買ったときより40銭上昇したら売る」といった設定にもとづいた自動売買ができます。
リピート型は、相場状況の7割を占めるレンジ相場と相性が良いことから、一定の間隔でコツコツと売買を積み重ねて利益を伸ばせます。
リピート型の売買はシンプルで理解しやすいため、初心者にもおすすめです。「みんなのシストレ」においても、リピート注文型の売買プログラムが1番人気を誇っています。
②プログラム選択型
あらかじめ用意された取引ツールやプログラムのなかから、ひとつ選んで取引するのがプログラム選択型です。
選べるプログラムは、以下のように3種類あります。
- プログラム型:一定のルールにもとづいた自動取引(例:毎朝8時に米ドルを買う)
- リピート型:特定の通貨ペアを繰り返し売買
- トレーダー型:実際のFXトレーダーの売買をもとに売買シグナルを生成
プログラム選択型は、複数の取引手法を試してみたい方におすすめです。
③プログラム設定型
プログラム設定型は、自分でプログラムを開発したり、購入した開発プログラムを自ら設定したりしながら取引を始める手法です。
たとえば、マイメイトでは自分で新規AIを作成できます。ただし、経済や為替、テクニカル分析やチャート分析など専門的な理解がないと難しいため、自動売買のなかでも上級者向けの取引タイプといえます。
初心者や中級者の場合、まずはリピート型かプログラム選択型で経験を積み、安定して取引できる状態を目指しましょう。
FXの自動売買詐欺に気をつける
残念なことに、なかにはFXの自動売買ツールを高額で売りつけるケースや、支払い完了後に連絡が途絶えるといった詐欺事件も見受けられます。
詐欺の見分け方としておすすめなのは、その業者が金融庁に登録されているかどうかチェックすることです。日本の場合、FX取引を事業として提供するためには「金融商品取引業」の登録が必要です。無登録の事業者であった場合は、利用しないようにしましょう。
登録を受けた金融商品取引業者は、こちらで確認できます。
FX自動売買の詐欺について詳しく知りたい方は、次の記事もあわせてご覧ください。
FXの自動売買に関するQ&A
最後に、FXの自動売買に関する質問とそれに対する回答を5つ紹介します。
- 質問①FXの自動売買で大損することはありますか?
- 大損する可能性はあります。大損をもたらす要因としては、主に以下の3つがあげられます。
・メンテナンスせずに放置する
・証拠金(資金)管理が不十分
・損切りの設定が不適切
詳しくは「FXの自動売買で大損する理由6つ」と「FXの自動売買で大損しないための対策」をご覧ください。
- 質問②FXの自動売買は危険ですか?
- 「金銭面の危険」であれば、対策を講じることで損失を小さく抑えられます。FXは一時的な損がつきものなので、損を小さくする意識で対策することがリスク回避の王道です。
反対に「大損する理由」に当てはまる行動をとってしまうと、リスクは高まります。また、「詐欺的な危険」に対しては、金融庁の登録業者が提供するサービスを利用することで予防可能です。
- 質問③FXの自動売買でおすすめのアプリを教えてください。
- 以下の3つがおすすめです。
サービス名 特徴 MAiMATE ・AIが売買をおこなってくれる
・直近の相場や取引結果をもとにAIが自動学習するトラリピ ・為替が動く「範囲」を予想する
・レンジ相場に強く、中長期的な取引に向いているみんなのシストレ style="text-align: left;"・「みんなのFX」におけるランキング上位トレーダーの取引手法を再現可能
- 質問④FXの自動売買ツールやアプリは無料ですか?
- 無料、有料いずれも存在します。
たとえばプログラム設定型のツールでは、無料サービスがある一方、数万円~数十万円するサービスも存在します。
高額すぎるツールは詐欺の可能性があるため、金融商品取引業の登録の有無を事前に確認しましょう。登録なくツールを販売することは違法です。
なお、今回の記事で紹介した「マイメイト」「トラリピ」「みんなのシストレ」は、いずれも無料で利用できます。
- 質問⑤FXの自動売買は少額から始められますか?
- 数千円から始められます。
たとえば「みんなのシストレ」では、最低取引単位が1,000通貨です。トルコリラなら1リラ=約6.5円(2023年6月26日現在)なので、レバレッジをかけなくても6,500円あれば取引できます。
ただし、レバレッジが高いとロスカットされやすくなるため、ご注意ください。また、数千円で取引できるとはいっても、レバレッジが3倍以上にならないよう心がけましょう。
詳細はこちら
新卒で証券会社に入社。家庭の事情で退職後も、引き続き証券会社や公認会計士・税理士事務所、IFA事務所などで金融系のキャリアを継続し、CFPならびに1級FPを取得。2020年、それまで培った知識と経験を活かしてライターに転身。年間250記事以上の制作に携わる(2022年)。現在は編集やWebマーケティング業務へと活動の幅を広げ、FP事務所のWeb集客に特化したコンテンツ制作サポートも手がける。
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