「dカード」は人気のクレジットカードの一つですが、NTTドコモが発行するクレジットカードなので、ドコモユーザー以外も得するのか疑問に思っている方もいるでしょう。
結論から申し上げると、dカードはドコモユーザー以外にも十分おすすめできるカードとなっています。
本記事では、ドコモユーザーと非ドコモユーザーが受けられるメリットの違いと、ドコモ以外のキャリアを利用している方でもdカードをお得に使う方法を紹介します。他のカードも気になる方はおすすめのカードをチェックしてみてください。
ドコモユーザーでなくてもこんな人はおすすめ
- クレジットカードを初めて作る人
- 年会費無料の2枚目のクレジットカードが欲しい人
- ポイントをたくさん貯めたい/使いたい人
- 29歳以下の人
dカードの特徴とは?
dカードの基本情報
年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 1.0%~4.50% |
ポイントの種類 | dポイント |
国際ブランド | Visa/Mastercard |
申し込み条件 | ・個人名義であること(法人名義ではお申込みできません) ・満18歳以上であること(ただし、高校生を除きます。また、未成年者は親権者の同意が必要です。) ・ご本人名義の口座をお支払い口座として設定いただくこと ・その他NTTドコモが定める条件を満たすこと |
スマホ決済 | Apple Pay |
電子マネー | カード型iD おサイフケータイ(iD) Visaのタッチ決済 |
追加カード | ETCカード、家族カード |
付帯保険 | 海外旅行/ショッピング |
締め日/支払日 | 毎月15日締め・翌月10日支払い |
注目すべき特徴の一つは、年会費が無料であること。保有しているだけで毎年お金が引き落とされることがないので、初めてクレジットカードを作る初心者の方はもちろん、二枚目のクレジットカードを検討している人にも作りやすいカードです。
ドコモユーザー以外がdカードを利用するメリットとは?
利用しているキャリアがドコモ以外でも、dカードのさまざまな特典・サービスを受けられます。ドコモユーザー以外も注目すべきdカードのメリットを紹介していきます。
dカードのここに注目
- お得に貯めてお得に使えるdポイント
- 29歳以下限定の付帯保険
- 家族カード・ETCカードもお得に作れる
お得に使えるdポイントが貯まる
dポイントは、お買い物100円ごとに1ポイント貯まります。クレジットカードの還元率は0.5%程度のものも多い中、dカードのポイント還元率は1%なので比較的高めと言えます。
しかし、注目すべきは基本還元率の高さだけではありません。dカードのポイントの貯まりやすい理由はまだ他にもあります。
dポイント加盟店・dカード特約店でポイントが二重取りできる
dポイント加盟店とはお買い物する際にdカードを提示すると、決済手段に関係なくポイントが還元されるお店のことです。dポイント加盟店でdカードを利用すると1%のポイント還元に加えてさらに1%のポイントが付与されます。つまり買い物に使ったお金の2%分のポイントが2重取りできるということです。dポイント加盟店でお買い物するだけでも十分にお得ですが、さらにお得になるのがdカード特約店でお買い物した場合です。
マツキヨ最大4%!特約店でdカード支払いなら還元率が2~4%
dカード特約店で買い物をすると「特約店ポイント」が付与されます。「特約店ポイント」とはカード特約店でdカードを利用するとさらに進呈されるポイントです。
例えば下の画像の例の場合、dカード特約店であるJALでdカードを利用すると、通常の100円ごとに1ポイントの還元に加え、特約店ポイントとしてさらに1ポイントが進呈されるため、100円利用するだけで倍の2ポイント貯まるという計算です。
これがdポイントが貯まりやすい大きな理由の一つです。dポイント特約店としては、例えば以下のようなお店があります。
特約店 | 特約店ポイント |
---|---|
メルカリ | 200円(税込)ごとに2.5% |
マツモトキヨシ | 100円(税込)ごとに3% |
ENEOSでんき/都市ガス | 200円(税込)ごとに1.5% |
タワーレコード | 100円(税込)ごとに2% |
他にもあらゆるお店が対象となっています。dポイント加盟店・dポイント特約店には、それぞれどのようなお店があるのかを詳しく知りたい方は、公式サイトから確認できるのでチェックしてみましょう。
d払いでポイント最大三重取りも可能!
d払いの支払い方法にdカードを設定すれば、d払いの利用金額に応じてさらに0.5%のポイントが還元されます。つまり、先ほど述べた二重取りをd払いで行えば、ポイントを最大三重取りできるということです。
この「ポイントの三重取り」こそが、dカードがポイントの貯まりやすいカードである理由であり、ドコモユーザー以外にもおすすめできる理由でもあります。
しかし、この3重どりができるのはdポイント加盟店で、かつd払いができる店舗に限ります。さらに、dポイント加盟店の中にはd払いに対応していない店舗もあるので注意が必要です。
dポイントが貯まりやすい理由
- 基本還元率は1%
- dポイント加盟店での利用でポイント2重取り
- d払いの利用でポイント最大3重取り
dポイントを三重取りする4ステップ
- d払いの支払い方法をdカードに設定する
- (d払い対応の)dポイント加盟店でお買い物をする
- ポイントカードの提示は忘れずにする
- d払いで決済をする
貯めたポイントはさまざまなお店で利用可能
貯めたポイントの使い道が多いのも、dポイントの魅力です。便利なコンビニから近くのレストラン、身近なネットサービスまで、あらゆる店舗がdポイントによる支払いに対応しています。
dポイント・d払いが使えるお店の例
お得に貯めたポイントをいつでもどこでも使えるのは魅力的ですよね。
29歳以下なら付帯保険がついてくる
29歳以下のdカード会員であれば、国内旅行・海外旅行、その両方の傷害保険がついています。
dカードの付帯保険の詳細は、以下の表のとおりです。
※記載している保険金額等は最高額です。障害・損害の程度によって補償金額は異なる場合もあります。
対象者 | 【国内旅行傷害保険】 | 【国内旅行傷害保険】 |
---|---|---|
29歳以下のdカード会員 | ・傷害死亡保険金:1,000万円 ・傷害後遺障害保険金:40万~1,000万円 ・入院保険金:日額3,000円 ・通院保険金:日額1,000円 ・手術保険金:入院保険金日額の5倍または10倍 ・国内航空便遅延費用特約 |
・傷害死亡保険金:2,000万円 ・傷害後遺障害保険金:80万~2,000万円 ・傷害・疾病治療費用:200万円 ・賠償責任:2,000万円 ・携行品損害:20万円 ・救援者費用:200万円 |
dカードの補償対象である「29歳以下の会員」ではない、それ以上の年齢の方でdカードが気になっている場合は、29歳以上でも保険がついてくるdカードGOLDも検討してみましょう。
ETC・家族カードがお得に作れる
ETCカード、家族カードを追加して作りたい方にもdカードはおすすめです。
dカードのETCカード・家族カードの特徴は、以下のとおりです。
ETCカードの特徴
- 家族会員ごとにETCカードを作ることができる
- ETCカードの利用でもdポイントが貯まる
家族カードの特徴
- 家族の買い物にも使える
- 家族の利用分もdポイントが貯まる
- 利用分は1つの口座からまとめて引き落とし
ETCカード、家族カードの年会費は、以下のようになっています。
カードの種類 | 家族カードの年会費 | ETCカードの年会費 |
---|---|---|
dカード | 永年無料 | 初年度無料 2年目以降は前年度に1度もETCカード利用の請求がない場合に限り550円(税込) |
このように、家族カードの年会費が無料であること、そしてETCカードを毎年1度でも利用するならば実質無料で利用できることがdカードの特徴であり、ドコモユーザー以外でも受けられるメリットでもあります。
ドコモユーザー以外が受けられないメリットは?
先ほどはドコモユーザーではなくても受けられるdカードのメリットを紹介しました。次はドコモユーザーだけが受けられるメリットについて解説します。
ケータイ補償がつく
ドコモユーザーであれば「dカードケータイ補償」があります。補償内容は以下のようになっています。
dカード | dカードGOLD | |
---|---|---|
補償金額 | 新端末の購入金額や頭金、事務手数料のうち最大1万円 | 新端末の購入金額や頭金、事務手数料のうち最大10万円 |
補償対象年数 | 携帯電話端末の購入後1年以内 | 携帯電話端末の購入後3年以内 |
この充実のケータイ補償がつくことがdカードの魅力の一つですが、残念ながらドコモユーザー以外の方にこの補償はつきません。
dカードGOLDならドコモ利用料金で10%還元
ドコモユーザーがdカードGOLDでドコモの携帯料金・光回線の料金を支払うと、ポイントが10%還元されます。dカードGOLDとはdカードのゴールドカードです。しかし、dカードに関しては例えドコモユーザーであっても携帯料金・光回線の料金の支払いでdポイントが貯まることはありません。ドコモユーザー以外の方も、ここは特に気にしなくてもいい特典でしょう。
dカードの評判は?
ここでdカードの評判を見てみましょう。利用している人は、どのように感じているのでしょうか。
・携帯電話料金でポイントが貯まるのがうれしい
・d払いを使う場合はぜひ欲しい
・付帯サービスが少ない
携帯電話料金でdポイントが貯まる点をメリットとして挙げる人が多くいました。反対に付帯サービスが少ない点や、連携が面倒といった不満も挙がっています。
dカードの申し込み条件は?
dカードの申し込み条件は以下のとおりです。
dカードの申し込み条件
- 満18歳以上(高校生除く)であること
- 個人名義であること
- 支払い口座は本人名義のものであること
- NTTドコモが定める条件を満たすこと
NTTドコモが定める条件を満たすかどうか、公式ホームページで確認してから申し込みましょう。
また、dカードの申し込みの流れを紹介します。まずは、以下のものを準備してください。
・引き落とし口座が確認できるもの(キャッシュカード、通帳など)
・本人確認書類(運転免許証など)
・勤務先の情報が分かるもの(勤務先名・住所・電話番号など)
オンラインでの申込方法は、以下のとおりです。
申し込み手順
- 公式サイトでdアカウント・パスワードを入力してログイン
※dアカウントを持っていない場合は発行の必要あり - ログイン後、申し込み画面でカードブランドを選び、申込者情報を入力
- 受付メールが届いた後、審査
- カードが到着
申し込みからカード到着まで最短で5日ほどです。
2021年現在やっている入会キャンペーンは?
2021年現在のdカード入会キャンペーンについて紹介します。
条件 | 特典内容 | |
---|---|---|
入会時 | 新規申し込みと同時にドコモ携帯電話料金をdカード払いに設定 | dポイントを1,000ポイント進呈 |
入会後の利用時 | 入会~入会翌月末・翌々月に利用 | 利用金額に対して25%のdポイントを還元 ※還元の上限は2,500ポイント(計5,000ポイント) ※要エントリー |
dカードはポイント還元率高し!ドコモユーザ以外でもお得!
dカードは、買い物時に1%ものdポイント還元があるので、ポイントを積極的に貯めたい人におすすめです。ドコモユーザ以外でも、「dポイント加盟店」「dカード特約店」での買い物をdカードで行うことでさらにポイントを貯めることができます。お得に買い物をするためにdポイントを貯めていきたい人は、申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。