楽天証券の場合、楽天カード(株)が発行しているクレジットカードを利用すれば、投資信託などの積立投資(クレカ積立)が可能です。クレカ積立はつみたてNISAに対応しているだけでなく、毎月の積立金額に応じて0.5%~1.0%の楽天ポイントが貯まるというメリットがあります。

全部で9種類ある楽天のクレジットカードのなかで、クレカ積立におすすめなのは「楽天カード」です。楽天カードの場合、 年会費無料にもかかわらずポイント還元率が原則1.0%と高く、楽天市場のポイント還元率アップも図れます。

ステータス性を求める場合や空港ラウンジを利用したい場合は、楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードもおすすめです。年会費は有料ですが、クレカ積立のポイント還元率が楽天カードより高く設定されています。

この記事では、楽天カードをはじめとした楽天証券のクレカ積立におすすめのカードを紹介します。

楽天証券の口座を持っている、またはこれから開設して積立投資を始めようと思っている方は、ぜひ楽天カードでのクレカ積立にチャレンジしましょう。

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楽天証券の積立投資におすすめのクレジットカード3選

カード名 1位 2位 3位
楽天カード

カードを作る
楽天ゴールドカード

カードを作る
楽天プレミアムカード

カードを作る
年会費 永年無料 2,200円
(税込)
1万1,000円
(税込)
発行スピード 7~10日 7~10日 7~10日
申し込み条件 満18歳以上
(高校生を除く)
20歳以上
(学生不可)
20歳以上
(学生不可)
還元率(※) 1.0% 1.0% 1.0%
クレカ積立
(還元率)
0.5%または1.0% 0.75%または1.0% 1.0%
キャンペーン 新規入会&利用で
5,000ポイント
新規入会&利用で
5,000ポイント
新規入会&利用で
5,000ポイント
詳細 詳しく見る
公式サイト
詳しく見る
公式サイト
詳しく見る
公式サイト
※ 一部ポイント還元の対象外、もしくは還元率が異なる場合あり

楽天証券でクレジットカードを使うなら楽天カードがおすすめ。その理由は?

楽天証券でクレジットカードを使うなら楽天カードがおすすめです。その理由は7つあります。

<楽天カードがおすすめの理由>
  • 年会費無料なのでサブカードとして発行しやすい
  • 積立金額の0.5%または1.0%の楽天ポイントがもらえる
  • 楽天キャッシュと組み合わせると月15万円まで積立投資ができる
  • つみたてNISAでも使える
  • カードを登録するだけで積立投資ができる
  • 月100円から積み立てられるので始めやすい
  • 証券口座への入金が原則不要になる

年会費無料なのでサブカードとして発行しやすい

楽天カードは 年会費無料でコスト負担がないため、サブカードとしても発行しやすいカードです。クレカ積立は証券会社ごとに対応するカードが決まっており、楽天証券の場合は楽天カード(株)発行のクレジットカードに限られます。

クレカ積立のポイント還元率と年会費を考慮すると、 年会費無料の楽天カードが一番お得です。

■クレカ積立でもらえるポイントと年会費
  年間獲得ポイント 年会費 年間収支
(ポイント-年会費)
楽天カード 3,000ポイント 永年無料 3,000円
楽天ゴールドカード 4,500ポイント 2,200円
(税込)
2,300円
楽天プレミアムカード 6,000ポイント 1万1,000円
(税込)
-5,000円
※月10万円クレカ積立をした場合、1ポイント=1円換算
(2023年8月25日現在)

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積立金額の0.5%または1.0%の楽天ポイントがもらえる

楽天カードでクレカ積立をすると、積立金額の0.5%または1.0%の楽天ポイントがもらえます。なお、ポイント還元率は、投資信託の保有コスト(楽天証券が受け取る信託報酬)によって異なります。

■楽天証券のクレカ積立(主なカード)
  楽天カード

カードを作る
楽天ゴールドカード

カードを作る
楽天プレミアムカード

カードを作る
ポイント還元率
(クレカ積立)
0.5%
(※)
0.75%
(※)
1.0%
年会費(税込) 永年無料 2,200円 1万1,000円
※楽天証券が受け取る信託報酬(手数料)が年率0.4%以上の銘柄は1.0%還元
参照:楽天証券楽天カード
(2023年8月25日現在)

クレカ積立のポイント還元率は2023年6月より引き上げ
 

(画像引用:楽天証券公式サイト

クレカ積立のポイント還元率は、2023年6月買付分より引き上げられました。実は楽天証券では、 つみたてNISAのおすすめ銘柄をはじめとした低コストの投資信託に対して、一時期ポイント還元率を1.0%から0.2%に変更し、「改悪」と話題になったことがあります。

今回の引き上げで、 改悪前ほどではないものの楽天ポイントが貯まりやすくなっています

楽天キャッシュと組み合わせると月15万円まで積立投資ができる
 

(画像引用:楽天証券公式サイト

楽天証券では、楽天カードと「楽天キャッシュ」を組み合わせると月15万円まで積立投資ができます。楽天キャッシュとは、楽天市場などのサービスや楽天ペイアプリ加盟店で使えるオンライン上の電子マネーです。

投資信託の積立注文時に、楽天キャッシュから利用(充当)すると、月5万円までの積立投資に対して0.5%の楽天ポイントが貯まります。 クレカ積立と楽天キャッシュは併用することで、 月15万円までポイント還元対象の積立投資が可能です。

なお、2024年1月に始まる新しいNISAでは「つみたて投資枠」の上限が月10万円になります。楽天証券であれば、投信積立ができる非課税投資枠の全てを楽天ポイントがもらえる決済方法でまとめられます。

SBI証券など他の証券会社では、月5万円が上限のクレカ積立しか対応していません。 月5万円を超えて投資信託の積立投資がしたい場合は、楽天証券がおすすめです。

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2024年の新しいNISAについて詳しく知りたい人はこちら

2024年からNISAが恒久化!新しいNISAと現行制度からの改正点を解説

つみたてNISAでも使える

楽天カードは、楽天証券のつみたてNISAでも使えます。 月3万3,333円までの積立投資に利用可能で、還元率が0.5%の場合、 毎月貯まるポイントは167ポイントです。

また、月3万円以上を積み立てて一定の条件を達成すると、楽天市場でのポイント還元率が0.5%上がる特典(SPU)もあります。これは、つみたてNISAの積立投資も対象です。

カードを登録するだけで積立投資ができる

楽天証券では、楽天カードの情報を登録するだけで簡単に積立投資ができます。

<楽天カードでクレカ積立を始める方法(初回注文時)>
  • 投資信託を選んで「つみたてNISA積立注文」を選択
  • 引落方法で「楽天カードクレジット決済」をクリック
  • 積立金額を入力
  • 楽天カードのカード番号などを入力して登録
  • 目論見書(投資信託の説明書)を確認
  • 設定内容を確認して注文

カードの登録が必要なのは初回注文時のみです。次回以降は登録済みの楽天カード情報が引き継がれます。

■カード登録後の引落方法選択画面

投資信託の注文方法について詳しく知りたい人は、楽天証券のつみたてNISAの買い方をチェックしましょう。

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月100円から積み立てられるので始めやすい

楽天証券のクレカ積立は、月100円から1円単位で積み立てられるので始めやすい運用方法です。積立上限金額は月10万円に設定されています。三菱UFJ銀行やゆうちょ銀行など、最低投資金額が月1,000円の金融機関もあるなか、楽天証券は初心者にも優しい投資環境といえるでしょう。

月1,000円未満の少額から始めたい人は、楽天証券のつみたてNISAがおすすめです。積立金額はあとから何度でも変更できるため、投資に慣れてから金額を増やしてみてもよいでしょう。

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証券口座への入金が原則不要になる

楽天カードで投資信託を積み立てれば、証券口座への入金が原則不要になります。

通常、証券会社で投資を始める場合、銀行から証券口座へ入金しなければ株や投資信託は買えません。一方、 楽天証券のクレカ積立の場合、支払いがクレジットカード払いとなるため、引き落とし先は楽天カードで指定している銀行口座です。

証券口座の残高がゼロでも投資信託を購入できるのは、クレカ積立特有のメリットといえるでしょう。

【例外】つみたてNISAの非課税枠を使い切りたいときは入金が必要な場合も

ただし例外として、つみたてNISAの非課税枠を使い切りたいときは入金が必要な場合もあります。例えば9月に楽天証券のつみたてNISAでクレカ積立を始める場合、12月までに使える投資枠は最大9万9,999円です。

年間の非課税投資枠40万円を使い切りたい場合は、指定月の積立額を増やせる「ボーナス設定」が必要です。ただし、クレカ積立や電子マネーの楽天キャッシュではボーナス設定ができません

証券口座へ入金せずに40万円の非課税投資枠を使い切りたいときは、引落方法で「その他金融機関」を選択し、投信積立用の銀行口座から積立金額を引き落とします。

引落方法で「証券口座」を選ぶ場合は、入金が必要です。楽天証券の入金方法は4種類あり、通常振込入金以外は振込手数料が無料です。

<楽天証券の入金方法>
  • 自動入出金(スイープ):不足分が楽天銀行の口座から自動的に即時入金
  • らくらく入金:楽天銀行口座から即時入金
  • リアルタイム入金:提携銀行の口座から即時入金
  • 通常振込入金

詳しい入金方法については、 楽天証券の入金方法比較表を確認してください。

楽天カードの特徴(メリット・デメリット)

楽天カードは、楽天市場をはじめとした楽天グループのサービスをよく使う人におすすめのクレジットカードです。

ここでは、楽天カードの主なメリットとデメリットを紹介します。

<楽天カードの特徴(メリット・デメリット)>
  • メリット①新規入会&利用で5,000ポイントもらえる
  • メリット②楽天市場でお買い物するとポイント還元率が上がる
  • メリット③楽天ポイントの使い道が豊富
  • デメリット①公共料金や税金・保険料のポイント還元率は0.2%
  • デメリット②楽天のサービスを使わない人には恩恵が少ない
  • デメリット③ETCカードの年会費を無料にするには条件がある

楽天カードの評判が気になる人は、 楽天カードの評判・口コミをチェックしましょう。

メリット①新規入会&利用で5,000ポイントもらえる

楽天カードに申し込むと、 新規入会&利用で5,000ポイントがもらえます常時開催されている新規入会キャンペーンであるため、これから入会する人は欠かさずポイントをゲットしましょう。

入会でもらえる通常ポイントの有効期限は、最後にポイントを獲得した月を含めた1年間です。一方、1円以上の利用でもらえる期間限定ポイントは、獲得日の翌月末までとなっています。期間が短いため、楽天ペイや楽天モバイル、楽天市場などに使うとよいでしょう。

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メリット②楽天市場でお買い物するとポイント還元率が上がる

楽天カードは、 楽天市場で買い物をするとポイント還元率が上がります。通常、楽天市場のポイント還元率は1.0%です。しかし、楽天カードを利用して買い物をすれば、ポイント還元率が3.0%へとアップします。

また、楽天銀行の口座を所持している場合、楽天カードの引き落とし先や給料、年金などの受け取り先を楽天銀行に設定しておくと、楽天市場での買い物のポイント還元率が追加で最大1.0%上がります。

楽天カードと楽天銀行をフル活用すれば楽天市場のポイント還元率が最大4.0%になるため、楽天市場でよく買い物をする人には楽天カードがおすすめです。

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メリット③楽天ポイントの使い道が豊富

楽天カードや楽天証券のクレカ積立、楽天市場の利用でもらえる楽天ポイントは、使い道が豊富です。
<楽天ポイントの使い道(例)>
  • 楽天ポイントカード加盟店での支払いに利用
  • 楽天ペイでの決済に利用
  • 楽天証券のポイント投資に利用

楽天ポイントには通常ポイントと期間限定ポイントの2種類ありますが、楽天ペイや楽天モバイル、楽天市場ならどちらでも1ポイント(1円)から使えます。

さらに、通常ポイントの場合、楽天カードの利用料金(50ポイント以上)や楽天証券のポイント投資(1ポイント以上)に使用可能です。ポイント投資ではつみたてNISAを含む投資信託の購入にも対応しているので、 貯めたポイントでリスクを抑えながら資産運用したい人にもおすすめです。

動画でわかる!ポイント投資(投資信託)ってなに?

\楽天ポイントだけで投資が始められる/

デメリット①公共料金や税金・保険料のポイント還元率が0.2%

楽天カードのデメリットの1つは、公共料金や税金、保険料のポイント還元率が0.2%しかない点です。

<ポイント還元率が0.2%の利用先(抜粋)>
  • 各電力会社やガス会社の電気代、ガス代
  • 一部自治体の水道料金
  • 税金や国民年金保険料
  • Yahoo!公金支払い

公共料金などの支払いに関しては、楽天カードより年会費無料の他社カードのほうが高い還元率が期待できます。 公共料金で1.0%以上の還元率を求めるなら、1.2%の還元が受けられるリクルートカードがおすすめです。

\公共料金の支払いでも1.2%還元/

リクルートカードについて詳しくはこちら

超高還元率のリクルートカードの特徴とメリット・デメリットを解説

デメリット②楽天のサービスを使わない人には恩恵が少ない

楽天カードは、楽天のサービスを使わない人には恩恵が少ないカードです。

ポイント還元率が最大15.5%になるのは、楽天市場での買い物に限られています。楽天市場以外で利用する場合、還元率は原則1.0%です。公共料金の支払いなどに限っては、ポイント還元率が0.2%しかないものもあります。

日常的に楽天のサービスを使わない人は、楽天カードではなく、 自分が利用するサービスでポイント還元率がアップするカードを選びましょう

楽天以外のクレジットカードを探したい人はこちら

年会費無料クレジットカードのおすすめ22選【2023年】|本当にお得なカードをランキング形式で紹介

デメリット③ETCカードの年会費を無料にするには条件がある

楽天カードの場合、ETCカードの年会費を無料にするには条件があります。通常、ETCカードの年会費は550円(税込)となっていますが、プラチナ会員以上であれば無料です。ただし、 プラチナ会員になるには、6ヵ月以内に少なくとも2,000ポイント獲得する必要があります

■楽天会員のランクと条件
会員ランク 条件
(ランクアップ/キープ)
ダイヤモンド会員 4,000ポイント以上獲得
30回以上獲得
楽天カード保有
プラチナ会員 2,000ポイント以上獲得
15回以上獲得
ゴールド会員 700ポイント以上獲得
7回以上獲得
シルバー会員 200ポイント以上獲得
2回以上獲得
レギュラー会員 上記以外
※1:会員ランクは過去6ヵ月以内で判定
※2:楽天以外のサービスで獲得したポイントは対象外
(2023年8月27日現在)

楽天グループ関連のサービスを頻繁に使う予定がなく、年間費無料の条件を満たせない人は、年会費無料でETCカードを発行できる別のクレジットカードを選びましょう。

ETCをお得に使いたい人はこちら

ETCカードおすすめ15選!年会費無料のお得なカードやETCパーソナルカードとの違いを紹介

楽天カード以外に楽天証券でおすすめのクレジットカード

通常の楽天カード以外に楽天証券でおすすめのクレジットカードは、 楽天ゴールドカード楽天プレミアムカードの2枚です。

楽天ゴールドカードは、飛行機を使って国内旅行をする人や、安い年会費でゴールドカードを持ちたい人に適しています。一方、楽天プレミアムカードは高いポイント還元が得られることから、楽天市場でよく買い物をする人におすすめです。

その他、楽天証券のクレカ積立に対応しているクレジットカードは6枚あります。楽天ブラックカードの場合はクレカ積立のポイント還元率が2.0%で、 それ以外のクレジットカードは楽天カードと同様、0.5%または1.0%の還元率です。

なお、楽天ブラックカードは楽天カードのなかで最上位のカードです。楽天カード株式会社からインビテーション(招待)を受けることで入手できます。

<その他クレカ積立ができるカード>
  • 楽天ブラックカード
  • 楽天PINKカード
  • 楽天銀行カード
  • 楽天ANAマイレージクラブカード
  • 楽天カード アカデミー
  • アルペングループ楽天カード

\つみたてNISAでもクレカ積立ができる/

楽天ゴールドカード

 
カードを作る
年会費 2,200円
(税込)
発行スピード 7~10日
申し込み条件 20歳以上 (学生不可)
還元率 (※) 1.0%
クレカ積立
(還元率)
0.75%または1.0%
キャンペーン 新規入会&利用で
5,000ポイント
詳細 公式サイト
※一部ポイント還元の対象外、もしくは還元率が異なる場合あり
(2023年8月27日現在)

楽天ゴールドカードは、比較的 安い年会費で持てる手軽なゴールドカードです。基本的な還元率は楽天カードと変わりませんが、以下の特徴があります。

<楽天ゴールドカードの主な特徴>
  • クレカ積立のポイント還元率が0.75%以上
  • ETCカードの年会費が無料
  • 国内空港ラウンジの利用が年間2回まで無料
  • 誕生日月に楽天市場のポイント還元率が1.0%アップ

飛行機で国内移動をする人や、できる限り安い年会費でゴールドカードを持ちたい人におすすめです。

\クレカ積立のポイント還元率UP/

楽天プレミアムカード

 
カードを作る
年会費 1万1,000円
(税込)
発行スピード 7~10日
申し込み条件 20歳以上
(学生不可)
還元率 (※) 1.0%
クレカ積立
(還元率)
1.0%
キャンペーン 新規入会&利用で
5,000ポイント
詳細 公式サイト
※一部ポイント還元の対象外、もしくは還元率が異なる場合あり
(2023年8月27日現在)

ゴールドカードより年会費が高いものの、楽天プレミアムカードにはさまざまな特典があります。

<楽天プレミアムカードの主な特典>
  • クレカ積立のポイント還元率が全銘柄で1.0%
  • ETCカードの年会費が無料
  • 世界148カ国にある空港ラウンジが無料(※)
  • 楽天市場のポイント還元率が5.0%~6.0%
  • 誕生日月に楽天市場のポイント還元率が1.0%アップ
※プライオリティ・パス会員カードの発行(無料)が必要

クレカ積立用だけの利用だと年会費の元は取れませんが、 楽天市場をよく利用する人(目安として年間22万円以上)や海外へ頻繁に行く人におすすめのクレジットカードです。

\空港ラウンジや楽天市場がお得に使える/

楽天証券でクレジットカードを使うときの注意点(デメリット)

楽天証券でクレジットカードを使うときの注意点は3つあります。

<楽天証券でクレカ積立するときの注意点>
  • 他の証券会社のほうがポイント還元率は高い
  • 月1回の積立投資(毎月積立)しかできない
  • 翌月からしか積み立てできない

他の証券会社のほうがポイント還元率は高い

楽天証券と他社のクレカ積立を比較すると、他の証券会社のほうがポイント還元率は高い傾向にあります。

■各証券会社のクレカ積立のポイント還元率
  年会費無料のカード 全カード
マネックス証券 1.0%~1.1% 1.0%~1.1%
auカブコム証券 1.0% 1.0%
楽天証券(※) 0.5%または1.0% 0.5%~1.0%
SBI証券 0.5% 0.5%~5.0%
※楽天証券が受け取る信託報酬(代行手数料)が年率0.4%以上の銘柄は全て1.0%
(2023年8月27日現在、NET MONEY編集部調べ)

つみたてNISAで購入できる銘柄の場合、 楽天カードで1.0%のポイント還元が受けられるのは14銘柄しかなく(2023年8月27日時点)、180銘柄以上は0.5%です。なお、楽天証券の人気銘柄を確認してみると、還元率1.0%の対象銘柄は1つもありません。

<楽天証券の人気銘柄>
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
※2023年7月時点の月間積立金額トップ5

一方でマネックス証券なら、 口座開設後に発行できるマネックスカードでクレカ積立をすると、最大1.1%のマネックスポイントがもらえます。年1回でもクレカ積立をすれば年会費無料なので、クレカ積立用のサブカードとしておすすめです。

貯まったマネックスポイントは、dポイント、Tポイント、Pontaポイント、Amazonギフトカードと等価交換できます。ポイント還元率の高さを重視したい人は、マネックス証券でクレカ積立をしましょう。

\クレカ積立で最大1.1%ポイント還元/

クレジットカード決済(クレカ積立)について詳しくはこちら

つみたてNISAでクレジットカード決済におすすめなのは?ポイントの還元率も解説

月1回の積立投資(毎月積立)しかできない

楽天証券でクレジットカードを使う場合、月1回の積立投資(毎月積立)しかできません。楽天証券のつみたてNISAでは毎月積立のほかに毎日積立がありますが、 毎日積立に対応しているのは証券口座(現金)のみです。

■楽天証券のつみたてNISAの引落方法
引落方法 買付日 毎日積立
証券口座
(現金)
1日~28日(※)
(選択可)
楽天キャッシュ 翌月1日~28日
(選択可)
クレジット決済
(クレカ積立)
翌月1日または8日
その他金融機関 翌月7日または24日
(選択可)
※毎日積立の場合は毎営業日買付
参照: 楽天証券|選べる引落方法
(2023年8月27日現在)

ただし、 クレジットカードで毎月積立しかできないのは、SBI証券など他のネット証券でも同様です。また、マネックス証券のシミュレーションによると、毎月積立と毎日積立の損益率に差はほとんどありません。そのため、積立頻度が選べなくても大きなデメリットにはなりにくいでしょう。

翌月からしか積み立てできない

楽天証券でクレジットカードを使った場合、翌月からしか積み立てできません。クレカ積立、楽天キャッシュいずれも毎月の注文締切日が12日になっており、積立投資が始まるのは翌月です。

一方で マネックス証券なら、10日までに注文すれば当月中に積立投資できます

■主な証券会社の注文締切日と買付日の比較
  注文締切日 買付日
マネックス証券 毎月10日 当月24日
楽天証券 毎月12日 翌月1~28日
SBI証券 毎月10日 翌月1日
※楽天証券のクレカ積立は翌月1日または8日固定
参照: マネックス証券楽天証券SBI証券
(2023年8月27日現在)

つみたてNISAは、2023年12月29日(金)までに決済できないと2023年の非課税投資枠が使えません。少しでもクレカ積立の年間投資額を増やしたいなら、当月中の積立投資が可能なマネックス証券がおすすめです。

\クレカ積立で最大1.1%ポイント還元/

楽天証券でクレジットカードを使うときによくある質問

楽天証券でクレジットカードを使うときによくある質問をまとめました。

<よくある質問>
  • 現金との併用はできる?
  • クレジットカード決済で買える商品は?
  • クレカ積立で貯めた楽天ポイントはポイント投資できる?
  • 楽天カード以外の引き落とし方法は?
  • 楽天証券でおすすめの引き落とし方法は?
  • クレジットカードで月5万円以上積み立てる場合は?

現金との併用はできる?

クレジットカードと現金(証券口座またはその他金融機関)で別々に積立注文をすれば、併用できます。例えばつみたてNISAの場合、月3万円をクレジットカードで決済し、残り月3,333円を現金決済することも可能です。

クレジットカード決済で買える商品は?

楽天証券では、 投資信託のほかに金、プラチナ、銀の積立投資にもクレジットカード決済が可能です。投資信託の上限は月10万円(楽天キャッシュを含めれば月15万円)、金、プラチナ、銀の上限はそれぞれ月10万円です。いずれも積立金額の0.5%以上の楽天ポイントが貯まります。

クレカ積立で貯めた楽天ポイントはポイント投資できる?

楽天証券では、つみたてNISAを含む投資信託や日本株、米国株などに対する 楽天ポイント投資が可能です。 楽天ポイント投資は、対象商品を問わず1ポイント(1円)から利用できます

楽天カード以外の引き落とし方法は?

証券口座またはその他金融機関の2つあります。なお、楽天キャッシュはクレカ積立と同様、楽天カードが必須です。

楽天証券でおすすめの引き落とし方法は?

クレカ積立がおすすめです。 毎月の積立金額に応じて0.5%~1.0%の楽天ポイントが貯まります。

クレジットカードで月5万円以上積み立てる場合は?

クレカ積立と楽天キャッシュを組み合わせれば、 それぞれ月5万円ずつ合計月15万円まで投資信託の積立投資が可能です。

楽天証券でクレジットカードを使うなら楽天カードを発行しよう

楽天証券でクレジットカードを使うなら、楽天カードを発行しましょう。楽天証券でクレカ積立をすると、積立金額の0.5%または1.0%の楽天ポイントがもらえます。

楽天カードを使って楽天市場で買い物をすると、ポイント還元率が3.0%に上がります。また、楽天カードの支払い先を楽天銀行の口座にすると、0.5%の還元率アップです。このように、楽天カードは楽天グループのサービス利用による特典が充実しているカードです。

貯まった楽天ポイントは、楽天ペイや楽天モバイル、楽天市場の買い物に使えます。 新規入会と1円以上の利用で5,000ポイントもらえるキャンペーンが開催されているため、この機会に楽天カードを作成しましょう

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