JALカードSuicaは旅好き必携！空と陸でマイルが貯まるカード

旅好きにおすすめしたいクレジットカードがJALカードSuicaです。JALカードSuicaはマイルを貯められるのはもちろんのこと、Suicaの機能も兼ね備えています。

本記事ではJALカードSuicaの特徴を紹介し、4つの特徴や5つのデメリット、旅行に関連するメリット、審査、申込方法などを詳しく解説します。

目次

JALカードSuicaとは

JALカードSuicaとは、一般JALカード（普通カード）の一つです。クレジットカードの機能とSuicaの機能、両方使うことができます。ポイントもマイルとJRE POINT、どちらも貯めることができるのです。

ここではまず、JALカードSuicaのスペックと、他のJALカードとどう違うのかを紹介します。

JALカードSuicaのスペック

はじめに、JALカードSuicaのスペックを紹介します。

JALカードSuicaのスペック

JALカードSuicaはJALの普通カードにSuicaの機能が加わったものです。Suicaのキャッシュレス決済で買い物したり乗車したりすることができます。さらに、オートチャージや定期券の購入、モバイルSuicaへのチャージでJRE POINTが貯まります。

このように空の移動と陸の移動、両方でお得に利用できるクレジットカードです。

一般JALカードとの比較

次に、一般JALカード（公式では普通カード）と何が違うのかを紹介します。一般JALカードはMastercard、VISAなど国際ブランドを幅広く選べますが、ここではJAL・Visaカードと比較します。

一般JALカードとの比較

一般JALカードにはSuicaの機能がありません。Suicaとしての機能を求めるならJALカードSuicaを選ぶのがおすすめです。

JALカードSuicaの種類を比較

JALカードSuicaは3種類あります。

ここでは普通カードとCLUB-Aカードを比較します。

CLUB-Aカードとの比較

ボーナスマイルや割引も異なります。たとえば、一般カードの場合、入会搭乗ボーナスと毎年初回搭乗ボーナスは1,000マイルしかありません。CLUB-Aカードの場合、入会搭乗ボーナスが5,000マイル、毎年初回搭乗ボーナスが2,000マイルです。

搭乗ごとのボーナスも一般カードは「フライトマイルの10％プラス」ですが、CLUB-Aカードは「フライトマイルの25％プラス」です。

成田空港免税店の割引率も違います。一般カードは5.0％割引、CLUB-Aカードは10.0％割引です。このように高い年会費がかかる分、CLUB-Aカードのほうが保障や特典が充実しているといえいます。

JALカードSuicaの特徴やメリット

JALカードSuicaにはさまざまな特徴やメリットがあります。ここではおもな特徴やメリットを4つ紹介しましょう。

特に前半3つの特徴とメリットは、他のJALカードにはありません。以下で具体的に解説します。

JRE POINTが貯まる

JALカードSuicaはマイルとJRE POINTが貯まります。JRE POINTとは、JR東日本のグループ共通ポイントです。ポイント還元レートは「1,000円（税込）＝5ポイント」です。

たとえば、次のような場所や場面でJRE POINTを貯めることができます。

貯めたJRE POINTは次のような使い方が可能です。

このような特典は、他のJALカードにはありません。もちろん他のJALカードと同じようにマイルを貯めることもできます。

Suicaへのチャージでマイルが貯まる

JALカードSuicaはSuicaへのチャージでマイルを貯めることもできます。

詳しく説明しましょう。JALカードSuicaでモバイルSuicaにチャージすると、1,000円（税込）につき5ポイントのJRE POINTが貯まります。JRE POINTは、以下のレートでマイルに交換できるのです。

JRE POINTをマイルに交換する際のレート

なお、JALカードショッピングマイル・プレミアムは年会費3,300円（税込）が発生します。

このようにSuicaのオートチャージなどで貯めたJRE POINTを、今度はJALの利用などで使えるわけです。

Suicaの利用でマイルを貯めることもできる

JALカードSuicaはSuicaとしてショッピングに利用することもできます。たとえば、次の店舗で使用可能です。

上記したものはほんの一部に過ぎません。「他にどんなところで使えるのか知りたい」という場合、下をご覧ください。

JR東日本「Suicaが使えるお店」

JALカードSuicaで決済するとマイルが貯まります。詳しくは後述する「ショッピングでマイルが最大4倍貯まる」をご覧ください。

オートチャージ機能が便利

JALカードSuicaにはオートチャージ機能が備わっています。オートチャージとはチャージ残額が一定金額以下になった場合に、自動改札機にタッチするだけで自動的にチャージされる設定のことです。

JALカードSuicaにオートチャージ機能を付けるかどうかは、契約時に選べます。付けたい場合、「オートチャージサービスのご利用」欄で「利用する」を選びましょう。チェックを入れないと、オートチャージサービスは利用できません。

エキナカATM「VIEW ALTTE」を使えば、オートチャージの設定を変更できます。変更できるのは以下の2つです。

変更しないままだと「1,000円以下になった場合に3,000円チャージされる」という設定になっています。たとえば、これを「2,000円以下になった場合に5,000円チャージされる」などと変更できるのです。

ショッピングでマイルが最大4倍貯まる

JALカードSuicaは一般的なJALカードと同じように、マイルを貯められるクレジットカードとしてもおすすめです。ショッピングで利用すると、マイルが最大4倍貯まります。

ポイントの付与率は以下をご覧ください。

JALカードSuica決済時にもらえるマイル

後述するJALカード特約店では、マイルが通常の2倍貯まります。JALカードショッピングマイル・プレミアムに加入している人がJALカード特約店を使えば、マイル付与率が0.5％→2.0％となりマイルが最大4倍も貯まるわけです。

JALカードショッピングマイル・プレミアムの入会には年会費が4,950円（税込）必要です。ただ、マイル付与率が2倍になるだけでなく、前述した「JRE POINTをマイルに交換する際のレート」も高くなります。

「出張が多い」「JALを定期的に利用する」という場合、JALカードショッピングマイル・プレミアムに入会したほうがお得になる方もいるでしょう。

JALカード特約店で通常の2倍のマイルが貯まりお得

JALカード特約店では、通常の2倍もマイルが貯まります。JALカード特約店は以下のとおりです。

すべての特約店を確認したい場合、下を参考にしてください。

JAPAN AIRLINES「JALカード特約店」

注意すべきなのがSuicaでキャッシュレス決済してしまうとマイルが貯まらない、という点です。マイルが貯まるのは、あくまでJALカード決済したときだけなので気をつけてください。貯めたマイルは「MyJALCARD」でいつでも確認できます。

今まで説明してきたとおり、Suica機能とクレジットカード機能、両方備わっているのがJALカードSuicaの特徴やメリットです。

JALカードSuicaのデメリット

JALカードSuicaはメリットが多いばかりではありません。次のようなデメリットがあることにも注意してください。

ここではそれぞれのデメリットを解説し、デメリットをカバーできるクレジットカードを紹介します。

年会費がかかる

JALカードSuicaは2,200円（税込）の年会費がかかります。具体的に言うと、初年度は無料ですが2年目以降はかかってしまうのです。JALカードSuicaに限ったことではなく、JALカードはすべてのラインナップで年会費がかかります。

三菱UFJカードなど銀行系のカードでも年会費無料のものがあるなか、2,200円（税込）かかってしまうのはデメリットといえるでしょう。

一方で「マイルを貯めやすい」「Suicaとしても使える」というメリットがあるため、旅行好きの方におすすめです。年会費がかからないカードを求める方は、JALカード以外のクレジットカードを検討しましょう。

Suica定期券として使うことができない

JALカードSuicaは、Suica定期券としては使えません。「Suica定期券」へのクレジットチャージは可能ですが、定期券機能を付けることはできないので注意してください。

Suica定期券を利用したい場合、「ビュー・スイカ」カードを使う方法があります。「ビュー・スイカ」カードはJALカードSuicaと同じようにSuicaとしても使え、オートチャージ機能も付いているうえに、定期券機能もあります。年会費も524円（税込）とJALカードSuicaよりも安価です。ただし、JALカードSuicaと違って貯めたポイントをマイルに交換することはできません。電車移動しかしない場合は「ビュー・スイカ」カード、飛行機をよく利用する場合はJALカードSuicaがおすすめです。

ポイントやマイルの管理に手間がかかる

JALカードSuicaはやや管理に手間がかかります。マイルとJRE POINTの2種類が付与されるからです。

たとえば、一般JALカードの場合、基本的にマイルしか貯まりません。しかし、JALカードSuicaの場合、JR東日本で利用した場合（※一部除く）やSuicaにチャージした場合、マイルではなくJRE POINTが貯まるのです。「マイルとして利用したい」と考えた場合、いちいちJRE POINTをマイルに交換しなければなりません。

また、マイルとJRE POINTはそれぞれ確認方法が異なります。マイルは「MyJALCARD」、JRE POINTは「JRE POINT WEB」で確認しなければならないのです。このようにマイルとポイントの管理に手間がかかるため、人によっては煩わしさを感じるでしょう。

家族カードにも年会費がかかる

JALカードSuicaは家族会員カードも発行可能です。しかし、家族会員カードにも年会費がかかってしまうので注意してください。年会費は1,100円（税込）です。

クレジットカードのなかには、本人の年会費も家族カードの年会費も無料のものがあります。例を挙げると、JCBカードWはいっさい年会費がかかりません。

さらに、JALカードSuicaの場合、ETCカードの発行に1,100円（税込）かかってしまいますが、JCBカードWは無料です。ETCカードの年会費もかかりません。持っていても、いっさい費用は発生しないのです。

JCBカードWは40歳未満しか申し込めませんが、一度契約すると、解約して再契約しない限り40歳を超えても年会費無料で使えます。

JAL特典やサービスの一部が利用できない

JALカードSuicaは一部の特典やサービスが利用できません。たとえば、以下は利用できないので注意してください。

上記のサービスが利用できない理由は、ビューカードと提携しているからです。Oki Dokiポイントプログラムなどが使えない一方で、JRE POINTがお得に貯まります。

特に大きいのはJCBショッピングガード保険がない、という点でしょう。ショッピングについての補償を求める場合、以下のJALカードがおすすめです。

JALといえば旅行に関連するメリットがたくさん

上述したとおり、JALカードSuica自体にはさまざまなメリットやデメリットがあります。ただ、旅行に関しては非常にメリットが多いのも事実です。おもな旅行に関するメリットは以下の4つです。

通常のフライトマイルに加えてボーナスマイルがもらえる

JALカードSuicaは通常のフライトマイルに加えて、ボーナスマイルがもらえます。もらえるボーナスマイルは以下のとおりです。

Jボーナスマイル

ボーナスマイルは以下のJALグループ便に搭乗した際にもらえます。

フライトマイル（区間マイル×利用運賃のマイル積算率）に加えて、上記のボーナスマイルがもらえるのです。また、年会費2,200円（税込）のJALカード ツアープレミアムに登録すると、区間マイルの100％マイルが貯まるようになります。

国際線アップグレードで優雅な旅を

JALカードSuicaで貯めたマイルは、国際線のアップグレードに使えます。必要マイル数は以下をご覧ください。

必要マイル数

端数マイルをJAL利用クーポンに交換できる

マイルはJAL利用クーポンにも交換できます。クーポンには以下のような種類があります。

交換レートは「10,000マイル＝JALクーポン2,000円券×6枚（12,000円相当）」です。利用できるのは10,000マイルからなので注意してください。

なお、有効期限は「引換申込受付日の翌月から起算して起算月を含めて13ヵ月後の月末」です。

国内旅行、海外旅行に対応する手厚い保険

JALカードSuicaには、国内旅行と海外旅行に対応する手厚い保険が付帯しています。

保障内容

海外旅行保険は、海外旅行時の事故や病気はもちろんのこと、ケガや盗難、破損が対象です。国内旅行保険の場合、公共交通乗用具の搭乗中や宿泊を伴う募集型企画旅行の参加中に発生したケガなどが対象です。

上記の保険に加えて、海外旅行の場合は救援者費用が最大で100万円まで保障されます。救援者費用とは、被保険者が一定の条件のもとで死亡した場合などに、被保険者またはその親族の方が実際に支出した救援費用等を支払ってくれるものです。

クレジットカードは保険がいっさい付帯していないものも珍しくありません。そんななか、JALカードSuicaは保障内容が非常に充実しています。

マイルが貯まるカードは他になにがある？

マイルが貯まるカードはJALカードSuica以外にもあります。JALカードSuica以外の代表的なカードは以下の2つです。

上記の2つとJALカードSuicaには、さまざまな違いがあります。それぞれの特徴を把握して、自分に合ったクレジットカードを見つけましょう。

マイルが貯まるカードの比較

マイルが貯まるカードの比較

ANAアメリカン・エキスプレスR・カードは、年会費こそ高いものの、さまざまな特典が付きます。

たとえば、ANAグループ店舗利用でポイントが1.5倍になります。

詳しくは下の記事をご覧ください。

マイルが貯まるカード18選【2022年】おすすめクレジットカード

JALカードSuicaの審査

どんなクレジットカードも同じですが、契約するためには審査を受けなければなりません。ここではJALカードSuicaの審査について、以下の2点を詳しく解説します。

まずは自分が申込条件に当てはまっているか確認しましょう。申込条件に当てはまっていなければ、審査を受けても契約できません。

JALカードSuicaの申込条件

まず、JALカード自体の申込条件は以下のとおりです。

18歳以上（高校生を除く）の日本に生活基盤のある方で、日本国内でのお支払いが可能な方

引用：JAPAN AIRLINES「普通カード」

次に、JALカードSuicaの申込条件は以下のとおりです。

日本国内にお住まいの18歳以上（高校生を除く）の方で、電話連絡のとれる方

引用：JAPAN AIRLINES「普通カード」

このようにJALカードSuicaは日本国内に住んでいる人しか契約できません。

家族カードの申込条件は以下のとおりです。

本会員と生計を同一にする配偶者、ご両親、18歳以上（高校生を除く）のお子さま

引用：JAPAN AIRLINES「普通カード」

審査難易度について

あくまで一般論ではありますが、その他の交通系クレジットカードと「大差ない」といえるでしょう。その根拠は、上述した「申込条件」に収入条件が記載されていないからです。

たとえば、JAL アメリカン・エキスプレスR・カードの場合、次のような条件があります。

原則として18歳以上で、ご本人または配偶者に安定した収入のある方（学生を除く）

引用：JAPAN AIRLINES「普通カード」

このようにJAL アメリカン・エキスプレスR・カードは「安定した収入」がなければ契約できないとされているわけです。

一方で、JALカードSuicaには収入条件が明記されていません。したがって、一般的な交通系クレジットカードと同レベルと考えられるでしょう。なお、審査に通過すれば、申し込み後約2?3週間でカードが届きます。

JALカードSuica申し込み方法

JALカードSuicaの申し込み方法は2つあります。

どちらを選んでも構いません。インターネットの場合、すべてがインターネット上で完結するわけではありません。インターネットで申し込みを終えたあと、口座設定に必要な案内が自宅に届きます。

郵送、インターネット、いずれの場合も本人確認書類などの書類が必要です。あらかじめコピーを取って用意しておきましょう。具体的にどういった書類が必要なのかは次で解説します。

郵送かインターネットで申し込み

JALカードSuicaを申し込む流れは以下のとおりです。

まずはインターネットで新規入会申し込みを済ませましょう。入会審査が終了すると、自宅に本人確認と口座設定に必要な案内が届きます。

自宅に案内が届いたら、本人確認書類のコピーとともに返送します。必要な本人確認書類は以下のとおりです。

必要な本人確認書類

すべて必要というわけではありません。JALカードSuicaの場合、必要なのは以下のとおりです。

加えて、学生の場合は学生証のコピーを送りましょう。

まとめ

JALカードSuicaは国内外に旅行する人や出張、遠征が多い人におすすめのクレジットカードです。通常の一般JALカードと同じようにマイルを貯めることができますし、Suicaとして使うことも可能です。

ただ、JALカードSuicaには年会費がかかる、一部のサービスが使えないなどのデメリットもあります。今回紹介した特徴やメリット、デメリットをしっかり精査して「自分に必要かどうか」を判断しましょう。

JALカードSuicaによくある質問

JALカードSuicaに関するよくある質問をまとめました。ここで回答するのは以下5つの質問です。

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  著者 NETMONEY(ネットマネー)編集部