dカードの特徴を理解してお得に使おう!メリットやデメリットについて徹底解説
(画像:NET MONEY編集部)

NTTドコモが発行する年会費無料のdカードは、実はドコモユーザーでなくても大きなメリットがあるクレジットカードです。

通常ポイント還元率は1%とこのままでも高いですが、スターバックスやビッグエコーなどの特約店ではポイント還元率がアップしたりd払いとの連携でポイントを2重取りできたりと、dポイントをより効率的に貯められるチャンスが多いです。

また、年会費無料のカードには珍しく、国内旅行保険が付帯するのも特徴です。

もちろんドコモユーザーだけのメリットもあり、は最大1万円分のケータイ補償が受けられます。

本記事ではdカードのメリットとデメリット、d払いとの連携方法について詳しく解説します。また、楽天カードやJCBカードと比較しているので、dカードの申込みを検討している人は参考にしてください。

この記事で分かること

  1. dカードのメリット3つ
    1. d払いとの連携でもっとお得になる
    2. 特定店舗やサービスでポイント還元率が最大7%にアップ
    3. 最大1万円分のケータイ補償が受けられる
  2. dカードは年会費無料!dポイントをお得に貯められる使い勝手抜群のカード
  3. dカードを他のクレジットカードと比較!
    1. 毎月1万円ケータイ代を払うならdカード GOLDもおすすめ
    2. 1%還元のカードではポイント優待店に特色あり
    3. 携帯キャリア系カードの中で唯一ケータイ補償が付帯
  4. dカードのデメリット2つ
    1. 携帯料金の支払いはポイントアップ対象外
    2. 30歳以上は旅行保険が付帯しない
    3. 30歳以上は旅行保険が付帯しない
  5. dカードを利用した人の評判は?
    1. dカードの良い口コミ・評判
    2. dカードの良くない口コミ・評判
  6. dカードを手に入れるために必要なことは?
  7. dカードを「d払い」に設定する方法
  8. dカードに関するよくある質問
    1. dカードは何歳から申込みができますか?
    2. dカードの締め日と支払い日はいつですか?
    3. 新規申し込みをしてからどれくらいでカードが届きますか?
    4. dカードの明細はどうやって確認する?
    5. ドコモユーザーがdカードを使うとどんなメリットがある?

dカードのメリット3つ

dカードは、dポイントの貯めやすさとドコモサービスとの相性の良さがメリットです。

d払いでポイント2重取りができるほか、dカード特約店では最大還元率7%にアップします。また、ドコモユーザーは最大1万円分のケータイ補償を受けられるので、安心してケータイ・スマホを利用できます。

ここでは、dカードを持つことによる具体的なメリットを3つ解説します。

d払いとの連携でもっとお得になる

dカードは、通常のポイント還元率が1%とそのままでも高いですが、d払いとの連携で最大2%還元となり、よりお得にポイントを貯められるようになります。

dカードをd払いの支払い方法設定すると、dカード支払い特典が加算されます。dポイントカードに対応した店舗では、さらに+ 1%還元が受けられます。

dカード×d払いでのポイント3重取りの例

d払いの基本還元率 0.5%
dカード支払い特典 0.5%
dポイントカードの提示 1.0%

ドコモユーザーはドコモの4桁のパスワードだけで簡単にd払いを連携できます。

もちろん、ドコモユーザー以外の人もdアカウントを取得すればd払いを利用することは可能です。

d払いを利用できるお店は思いのほか多く幅広く、赤色の四角・白抜きの文字で書かれた「d払い」のマークがあるお店が対象です。

d払いを始めれば、色々なサービスの予約や注文、お得なクーポンの利用でよりお得にお買い物をすることができます。

特定店舗やサービスでポイント還元率が最大7%にアップ

dカードは特約店で使うとポイント還元率が最大7%にアップします。dカードの通常ポイント還元率は1%ですが、dカード特約店では店舗・サービスによってポイントが加算されます。対象の店舗やサービスをよく利用する人にとっては大きなメリットです。

dカード特約店には、7%還元となるStarbucks eGiftをはじめ、マツモトキヨシや高島屋など、幅広いジャンルが揃っています。

dカード特約店

Starbucks eGift 7%
スターバックス カード 4%
マツモトキヨシ 3%
髙島屋 1.5%
SOLATO 2%
JAL 2%
dショッピング 2%
ふるさとチョイス 1.5%

最大1万円分のケータイ補償が受けられる

携帯の紛失などが補償されるdカードケータイ補償がついている点もdカードのメリットのひとつです。携帯電話端末の購入から1年以内に紛失・盗難または修理不能(水濡れ・全損等)となった場合に補償を受けられます。

たとえば、新たに同一機種・同一カラーの携帯電話端末をドコモショップ等でdカードを利用して購入すると、購入代金から最大1万円の割引が受けられます。

補償期間3年・補償額最大10万円のdカードGOLDに比べると補償範囲は狭くなりますが、補償があることで普段から安心して携帯電話を使うことができます。

dカードご利用代金の請求額から補償金額を減額することにより補償いたします。
※毎月16日から翌月15日までを対象期間とし、当社が会員に対する補償を決定した日を含む対象期間の終了日の翌月のdカード利用代金から減額します。なお、dカード利用代金が補償金額に満たない場合には、その差額を決済口座へ振り込みます。

dカード

dカードは年会費無料!dポイントをお得に貯められる使い勝手抜群のカード

dカードは年会費無料でdポイントをお得に貯められるクレジットカードです。発行元はNTTドコモですが、還元率の高さやポイントの使いやすさを考えるとドコモユーザーでなくてもメリットの多いカードです。

dカードの基本情報

年会費 無料
還元率 1.0~4.5%
家族カード 無料
ETCカード 初年度無料(前年度に1度でも使っていれば2年目以降も無料)
国際ブランド VISA、Mastercard
保険・補償 国内・海外旅行(29歳以下限定)
お買い物あんしん保険
dカードケータイ補償
ポイント dポイント
電子マネー iD
入会条件 満18歳以上(高校生を除く)

通常ポイント還元率は1%で、利用金額100円(税込)ごとに1ポイントが貯まります。dカード特約店ならさらにポイントアップし、最大4.5%還元まで高まります。貯まったdポイントは、お買い物や携帯料金の支払いなど幅広く使えます。

dカードには29歳以下限定で国内・海外旅行傷害保険が付帯します。年会費無料のクレジットカードで国内旅行保険が付帯するカードは希少ですので、29歳以下で旅行好きな人にもdカードをおすすめできます(下表)。

国内・海外旅行傷害保険

  • 海外旅行保険:最高2,000万円
  • 国内旅行傷害保険:最高1,000万円

ただし、dカードの国内・海外旅行傷害保険は年齢制限があります。そのため、29歳以上で旅行保険がついているクレジットカードがほしい場合には、dカードGOLDへの入会を検討しても良いでしょう。

dカードを他のクレジットカードと比較!

dカードは、他のクレジットカードと比較しても、ポイントを貯めやすく、かつポイントの使い勝手も良いカードです。

上位カードのdカードGOLDと比べると年会費が安い分特典は少なめです。まずはdカードで利用実績を積み、dカードGOLDにアップグレードを目指すのがよいでしょう。

また、楽天カードやJCB CARD Wのような、通常還元率が1%のクレジットカードと比べて、他にはない店舗での特約店が充実しています。マツモトキヨシやビッグエコーなどクレジットカードのポイントアップではあまり見ない店舗が対象です。

特約店の利用で還元率が最大7%までアップしますので、利用する店舗やサービスによっては非常に効率的にポイントを貯められます。また、携帯3大キャリアのスタンダードカードの中で唯一、ケータイ補償が付帯する点も特徴です。

毎月1万円ケータイ代を払うならdカード GOLDもおすすめ

dカードとdカードGOLDの最大の違いは携帯料金支払いの際のポイント還元率です。dカードで携帯料金を支払うと1%還元であるところ、dカードGOLDなら10%還元となります。

dカードGOLDの年会費は11,000円(税込)なので、ドコモケータイ/ドコモ光を合わせて月間約1万円ほど利用する人ならポイントで年会費分をペイできます。一方、ドコモのサービスをそれほど利用しない人はdカードGOLDの年会費分で損をする可能性があります。

ただし、dカードGOLDはゴールドカードですので、dカードよりも審査難易度は高くなります。クレジットカードを作るのが初めての人は、dカードの利用実績を積んでからdカードGOLDへのアップグレードを目指すのも良いでしょう。

1%還元のカードではポイント優待店に特色あり

dカードは、同じく1%還元の楽天カード、JCB CARD Wと比べて、ポイントアップ対象店舗に特徴があります

dカード特約店には、クレジットカードのポイントアップでは珍しい店舗が多いです。マツモトキヨシやココカラファインといったドラッグストアから大手カラオケチェーンのビッグエコーなどがあります。

対象店舗をよく利用する人にはdカードがおすすめです。

半面、楽天市場でポイント3倍になる楽天カード、Amazonでポイント3倍になるJCBカードWと比べると、dカードではネットショッピング時のポイントアップは少なくなっています。

ネットショッピングをよく利用する人は、楽天カード、JCBカードWをサブカードとして利用するのも良いでしょう。

携帯キャリア系カードの中で唯一ケータイ補償が付帯

dカードは、携帯キャリア系列のスタンダードカードの中で唯一、ケータイ補償が付帯する点がメリットです。

年会費無料で最大1万円のケータイ補償が付くので、もしものときの安心に繋がります。iPhoneも対象のため、dカードがあれば会費のかかるAppleCare+に加入する必要がなくなります。

一方、携帯料金の支払いでのポイントアップを重視するなら、ソフトバンク系列のPayPayカードに軍配があがります。3枚のうちPayPayカードのみ、携帯電話料金の支払いでポイント還元率が1.5倍にアップします。

また、3枚には共通点があり、どれも携帯電話料金を支払うと、それぞれ毎月最大187円が割引されます。

どのカードを作るかは自分が加入している携帯キャリアで決めれば間違いないでしょう。ドコモユーザーであればdカードを選んでおくのがおすすめです。

 

dカードのデメリット2つ

dカードのデメリットは、携帯料金払いによるポイントアップが受けられない点と、30歳以上の人に旅行保険が付帯しない点の2つです。

とくに、携帯キャリア系クレジットカードでありながら、携帯料金の支払いでポイントアップ対象外になってしまう点には注意しておきましょう。

携帯料金の支払いはポイントアップ対象外

dカードでドコモ携帯料金を支払っても、ポイントアップなどの特典はありません。ゴールドカードのdカードGOLDでは、ドコモ料金の支払いで10%還元になるポイントアップ特典がありますが、dカードで携帯料金を支払ってもポイントアップはしませんので注意が必要です。

ただし、dカードをドコモ携帯料金の支払い方法に設定すると、dカードお支払割が適用され、月額187円(税込)が割引されます。dカードお支払い割での割引額はdカードGOLDと同額ですが、携帯料金の支払いでさらにポイントを貯めたい人は、ドコモ料金の支払いでポイント還元率が10%にアップするdカードGOLDを検討しましょう

30歳以上は旅行保険が付帯しない

dカードの旅行保険は29歳以下だけの付帯サービスとなっているため、30歳以上の人には旅行保険が付帯しない点がデメリットです。

dカードの旅行保険は、国内・海外どちらも「29歳以下の本人会員様・家族会員」が対象です。

保険の対象外となる30歳からはdカードGOLDに切り替えるのがおすすめです。dカードGOLDには、年齢の制限なく海外旅行保険(最大補償額:1億円)と国内旅行保険(最大補償額:5,000万円)が付帯します。

ただし、見方によってはdカードの保険にはメリットもあります。dカードの保険は年会費無料のカードでは珍しく国内旅行保険が付帯するのが特徴です。年会費無料のカードは海外旅行障害保険のみである場合が多いので、無料で国内旅行保険に入りたい20代の人にはおすすめです。

年会費無料のカードの旅行傷害保険を比較

カード名 dカード 楽天
カード
JCB
カードW
au PAY
カード
年会費 無料 無料 無料 無料
海外旅行傷害保険 最大2,000万円
(29歳以下のみ)
最大2,000万円 最大2,000万円 最大2,000万円
国内旅行傷害保険 最大1,000万円
(29歳以下のみ)

dカードを利用した人の評判は?

実際にdカードを利用した人の評判をまとめました。

ポイント還元にメリットを感じている人もいれば、サポート体制にはやや不満を感じている人もいるようです。

ここでは、dカードの評判を、良い口コミと悪い口コミに分けて紹介します。

dカードの良い口コミ・評判

良い口コミでは、ポイント還元による恩恵を感じている人の声が多く見られました。dカードユーザーは、常時1%というポイント還元率の高さや、携帯料金で受けられるポイントアップにメリットを感じているようです。

・女性/10代
・評価/★★★★★

年会費無料で、基本的に100円の買い物で1ポイント貯まる点、多くの特典がついている点がありがたい。

・男性/20代
・評価/★★★★★

ドコモユーザーは利用料金をdカードで支払わなくても、利用料金に応じて1000円で10ポイント付与されるお得な特典がついていて、携帯料金を支払うだけで多くのポイントがもらえた。dポイントはドコモの利用料金や機種変更の料金にあてることもできるので、ドコモユーザーには必要不可欠なカード

dカードの良くない口コミ・評判

悪い口コミでは、サポート体制やコールセンターの対応に対する不満の声が目立ちました。

・女性/50代
・評価/★★☆☆☆

カードを申し込んでから届くまでに時間がかかりすぎる。ポイントの充実なり、特典は素晴らしいがサポート体制への満足度が不十分。

・男性/30代
・評価/★★★☆☆

コールセンターになかなかつながらない。ポイントで損はしていなくても、コールセンターの対応の悪さに時間を無駄にした。カードの特典には満足しているものの、印象はあまり良くない。

dカードを手に入れるために必要なことは?

dカードを手に入れるために必要なのは、申込条件を満たしていることと、dアカウントやパスワードを持っていることです。

dカードの申込条件は、高校生を除く満18歳以上で、本人名義の個人口座を支払口座として設定することと、それほど厳しくありません。

入会条件
・満18歳以上であること(高校生を除く)
・個人名義であること
・ご本人名義の口座をお支払い口座として設定いただくこと
・その他当社が定める条件を満たすこと

引用:dカードのご紹介

注意すべきはdアカウントの発行手続きです。とくに、ドコモユーザーでない人などdアカウントを持っていない人の場合は、カード入会の前にまずdアカウントの発行手続きをしなくてはなりません。

発行手続きは、dカードの公式サイトから簡単にできるので、dアカウントを持っていない人はアカウントの発行手続きを最初に済ませましょう。

オンライン入会の流れは以下の通りです。

オンライン入会の流れ

  1. 入会お申込み
  2. 受付メールを受信(最短5分)
  3. 入会審査
  4. クレジットカード到着(最短5日)

なお、申込みからカード発行までには最短5日となっていますが、iDであれば審査完了したあとすぐに使い始めることができます。

※9:00~19:50にカードお申込み手続きが完了している必要がございます。
※お申込み時に引き落とし口座の設定が完了している必要がございます。
※上記を満たしている場合であっても、お客様のお申込み状況によっては審査に数日お時間をいただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

dカード

dカードを「d払い」に設定する方法

dカードをd払いの支払い設定に登録するとポイントの2重取り、3重取りができてお得です。

dカードをd払いに設定する場合の手順は以下のとおりです。

ドコモユーザーの場合

  1. d払いアプリの下部にある「アカウント」メニューをタップ
  2. 「支払い方法」をタップ
  3. 「クレジットカードを登録」をタップしカード情報を入力
  4. 登録後、支払い方法にクレジットカードを選択し「設定する」を押す
  5. 本人認証サービス 3Dセキュアのパスワードを入力

dカードをd払いに設定する場合、本人認証のために3Dセキュアを利用してセキュリティ認証を行う必要があります。

dカードに関するよくある質問

ここでは、dカードに関するよくある質問をQ&A型式でまとめました。dカードを作る前に申込みや支払いに関する疑問を解消しておきましょう。

dカードは何歳から申込みができますか?
満18歳以上(高校生を除く)であれば申込み可能です。入会条件を満たしていれば、主婦や学生など、収入がない人でも申込みいただけます。ただし、dカードはdアカウントがなければ申込みできません。また、入会には審査あるため、必ずしも発行ができるというわけではありません。
dカードの締め日と支払い日はいつですか?
締め日は毎月15日で、支払い日は翌月10日です。ただし、10日が金融機関休業日の場合は翌営業日が支払い日となります。iDのご利用代金も合算してのご請求です。

また、利用店舗からの利用データの遅延が発生した場合、請求が遅れる場合があります。
新規申し込みをしてからどれくらいでカードが届きますか?
お申込みから、約1~3週間でカードが発送されます。カードを即日で受け取ることはできませんが、iDであれば審査が終わるとすぐに使い始められます。
dカードの明細はどうやって確認する?
dカードの利用明細は、dカード会員専用サイトにログイン後、Web明細サービスで確認できます。Web明細を利用せずに紙のご利用代金明細書を受け取ることもできますが、発行手数料が発生します。
ドコモユーザーがdカードを使うとどんなメリットがある?
ドコモユーザーがdカードを利用する大きなメリットは最大1万円のケータイ補償が付帯する点です。また、dカードをドコモ携帯料金の支払い方法に設定すれば、毎月187円(税込)が割引されるdカードお支払い割も適用されます。

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