FX取引をPCで行う場合の、おすすめのツールランキングは以下の通りです。
スマホでも取引は可能ですが、FXをPCで行う際のメリットは、大きい画面または複数の画面で、より細かくチャート分析ができる点です。
よって、より多くのテクニカル指標や複数のチャート表示が可能かどうか、取引チャンスを逃さないような情報や注文方法が充実しているかという観点で、15年以上FXトレード歴がある筆者が、各FX会社が提供しているPCツールのランキングを作成しました。
自分に合ったFX取引ツールを探している方はぜひ参考にしてみてください。
1.LION FX C2(ヒロセ通商)
- スキャルピングが公認されている
- 食材や食事などプレゼントがユニーク
- 取り扱い通貨ペア数が54種類と非常に多い
- スワップポイントがあまり高くない
- 米ドル円のスプレッドが0.2~3.9銭と幅が広い
- 通貨ペアによってはスプレッドが狭い時間帯が短い
ヒロセ通商は豊富な取引ツールを提供していますが、中でも「LION FX C2」はおすすめです。ヒロセ通商の公式サイト内で、「ヒロセ通商至上最強のプラットフォーム」と紹介されており、特に短期売買に便利な仕様です。
ヒロセ通商はスキャルピングが公認されているなど、短期売買に有利な環境が整っています。そのため、短期売買をメインにしているトレーダーが多いです。短期売買に取り組みたい人は、ぜひLION FX C2を試してみてください。
LION FX C2のチャートはスキャルピングを公認しているヒロセ通商らしく、Tick(刻々と変わる細かい値動きのこと)や10秒足といった超短期足も用意されています。
チャートは上下左右に動かすことができ、テクニカル指標の見えない部分を手軽に確認することも可能です。
例えば、ボリンジャーバンドは拡大すると、どこまで広がっているのか見えなくなることがよくありますが、LION FX C2のチャートであれば、上下左右に動かしてすぐに確認できます。
さらに、チャート上から右クリックでアラートを簡単に設定することができ、忙しくなりがちなスキャルピングやデイトレードでも休憩を取りやすいです。
また、直近の高値や安値にアラートを設定しておけば、トレンドの転換に気づくこともできるでしょう。
LION FX C2を使っていて意外に便利だと感じるのが、「取引画面内ウィンドウ」や「独立ウィンドウ」「前面ウィンドウ」「常時最前面ウィンドウ」といったように、ウィンドウの種類を選べることです。
例えば、レート画面を「常時最前面ウィンドウ」にしておけば、他の作業をしていたり、休憩していたりしても、常にレート画面をチェックすることができます。つまり、ウィンドウの種類を選べることで、自分の欲しい情報だけをチェックすることが可能になるのです。
許容スプレッド機能がある点も見逃せません。スプレッドが広がったときに発注されないようにできる許容スプレッド機能があれば、経済指標発表時などのスプレッドが広がりやすいタイミングにおいて、許容できるスプレッドでなければ発注させない、ということができます。
許容スリッページではなく許容スプレッドを設定できるFX会社は珍しく、短期売買をする人であればぜひLION FX C2を試してみてください。
\短期売買に強い/
2.プラチナチャート(GMOクリック証券)
- FX取引高が業界トップクラス
- チャート上から注文を出せるため、スキャルピングで便利
- バイナリーオプションができる
- 取り扱い通貨ペア数が20種類と少ない
- 強制ロスカットが発動すると手数料がかかる
- オンラインセミナーの開催や情報配信が少なめ
GMOクリック証券の「プラチナチャート」は、豊富な銘柄を詳細に分析することができます。プラチナチャートはブラウザでも利用可能です。
プラチナチャートは、FXネオの全通貨ペアとCFDの全銘柄から表示したい銘柄を選択できるため、例えば米ドル円と日経225(日経平均)を並べて表示することが可能です。これによって通貨ペアと関係が深いCFD銘柄を分析したり、FX以外の銘柄を手軽に取引したりすることができます。
テクニカル指標は38種類、描画ツールも25種類用意されており、上級者でも満足できるようになっています。期間や線の種類、色を変えられるだけでなく、例えば移動平均線なら5本まで表示できるなど、分析の自由度の高さもポイントです。
さらに、最大16分割でチャートを表示することも可能で、多くの通貨ペアを同時にチェックしたり、効率良くマルチタイムフレーム分析をしたりできます。
また、プラチナチャートは1クリックですぐに発注できる「スピード注文」機能が搭載されているため、チャートを見ながらすぐに発注することが可能です。
ただし、スピード注文以外の注文方法を使いたい場合、他の取引ツールを使う必要があります。PCで別の取引ツールを開いて注文することもできますが、画面を切り替えるのが手間に感じる場合、スマホアプリを注文専門で使うと、画面の切り替え無しで取引できます。
GMOクリック証券はスマホアプリの「GMOクリックFXneo」も高機能であり、例えばチャート上から指値や逆指値の価格をラインで指定できるため、高値や安値、テクニカル指標の位置を見ながら素早く発注することが可能です。
プラチナチャートは通貨ペア以外のチャートを表示できたり、豊富なテクニカル指標が用意されていたりすることから、高度な分析を行うことが可能です。さらに、経済指標やニュースを確認することができ、ファンダメンタルズ分析にも役立ちます。
スピード注文以外の注文方法が搭載されていない点は残念ですが、注文用にスマホアプリを組み合わせれば、高度な分析を行いつつ素早く発注することが可能なためそれほど問題にならないでしょう。
\豊富な銘柄を詳細に分析/
3.マーケットスピードFX(楽天FX)
- 世界で最も利用されている取引ツールMT4が使える
- 取引で楽天ポイントがたまる
- オンラインセミナーの開催や情報配信が充実
- MT4での取引は楽天ポイント対象外
- スワップポイントが低い
- 過去に複数回システム障害が発生している
楽天FXには複数の取引ツールが用意されていますが、「マーケットスピードFX」をおすすめします。なぜなら、マーケットスピードFXは操作性が良く使いやすいのに対して、もう一つの取引ツールであるMT4は高機能ではあるものの、慣れるまでに時間がかかってしまうからです。
そのため、まずはマーケットスピードFXを利用し、さらに高機能なものを使いたくなった場合は、徐々にMT4に慣れていくとよいでしょう。とはいえ、マーケットスピードFXも十分高機能であり、テクニカル指標は40種類以上、描画ツールも9種類搭載されています。
時間軸も16種類用意されており、Tickや1分足といった短い時間足があることから短期売買で便利です。さらに、2分足や3分足、4分足といった珍しい時間足も用意されていることから、試しに使ってみるのもよいでしょう。
ニュースは3つのソースから配信され、特に世界的な通信社である「トムソンロイター」のニュースを見ることができる点は、マーケットスピードFXの大きな強みと言えるでしょう。「速報」や「要人発言」「経済指標」など、ジャンルを絞った閲覧ができるのも非常に便利です。
ツール内で楽天FXの動画を見られる機能も便利です。わざわざウィンドウで動画を開く必要がなく、空いた時間に素早くFXの情報をインプットすることができます。
「テクナビ」というテクニカル指標の分析を自動的に表示してくれる機能もあり、通貨ペアを各テクニカル指標で分析した結果を一目で確認することができます。通貨ペアのトレンドが一目瞭然であることから、特に分析に時間がかかりがちな初心者の人の助けになるはずです。
マーケットスピードFXは操作性が良く、機能も充実していることから、初心者から上級者まで幅広く対応している取引ツールだと言えるでしょう。
\初心者から上級者まで対応/
4.FXトレーダーみんなのFX
- トレーダーを選ぶだけで自動売買ができる
- バイナリーオプションができる
- スワップポイントが高い
- オンラインセミナーの開催や情報配信が少なめ
- 証拠金維持率100%以下で強制ロスカットされる
- デモ口座がスマートフォンに対応していない
みんなのFXが提供している「FXトレーダー」は、レートやチャート、注文画面、ニュース、口座照会など取引に必要な情報を1画面に全て表示することができる点が大きな特徴です。さらに、情報ツールが非常に充実しており、以下の6つのツールを1画面に表示することができます。
- 経済指標
- ニュース
- 通貨強弱
- 売買比率
- TMサイン
FXトレーダーでは、当日と翌日の経済指標が重要度まで表示されるため、どの経済指標に注目すべきか一目で分かるようになっています。さらに、発表直前の経済指標はプライスボードの上にオレンジまたは赤の色付きで表示され、経済指標を見逃しにくいのも助かります。
また、デフォルトのチャートとなる「シンプルチャート」と、高機能な「TradingView」の2種類のチャートを使うことができます。
シンプルチャートにもテクニカル指標が20種類搭載されていますが、TradingViewは80種類以上となっており、描画ツールも同じく80種類以上と圧倒的であることから、上級者でも満足できるはずです。
チャートはアイコンをワンクリックするだけで簡単に切り替えられるようになっており、複雑な分析を行いたい人は、テクニカル指標や描画ツールが豊富なTradingViewを積極的に活用するとよいでしょう。
ただし、操作方法マニュアルは用意されていないため、慣れるまでは少々使いづらさを感じてしまうかもしれません。
FXトレーダーほど情報ツールを1画面で表示できるチャートアプリは少なく、TradingViewも無料で利用できることから情報収集や分析を重視したい人におすすめです。
なお、TradingViewは「FXトレーダーアプリ版」なら口座開設不要で使えるため、TradingViewが気になる人はスマホアプリで使い心地を試してみるのもよいでしょう。
\情報収集や分析を重視したい人向け/
5.MATRIXTRADER 新Java版(JFX)
- 約定スピードが最速0.001秒と非常に速い
- スキャルピングが公認されている
- チャート分析専用だがMT4が使える
- 高金利通貨ペア以外のスワップポイントが低め
- 証拠金維持率100%以下で強制ロスカットされる
- スプレッドが狭い時間帯が短い
JFXの取引ツールでは、「MATRIXTRADER 新Java版」がおすすめです。なぜなら、公式サイト内で「スキャルパーの要望に基づき作ったツール」と紹介されており、特に短期売買に便利な仕様だからです。
JFXは前述のヒロセ通商と同じく、スキャルピングが公認されているなど、短期売買に有利な環境が整っており、そのことから短期売買をメインにしているトレーダーが多いです。
まず、MATRIXTRADER 新Java版のチャートはスキャルピングを公認しているJFXらしく、約定スピード最速0.001秒(平均0.005秒)を誇ります。加えて、取引制限もなく、Tickや10秒足といった超短期足も用意されています。
チャートの更新間隔は最速0.2秒となっており、レートのわずかな差を取りに行くスキャルピングに有利な環境です。
JFXは高金利通貨ペアのスワップポイントが高いという特徴もあり、高金利通貨ペアを長期保有する人も多いです。しかし、長期保有をしていると、短期売買をする際に誤って長期保有のポジションを決済してしまうおそれもあります。MATRIXTRADER 新Java版では、指定したポジションに「ポジションロック」をかけることで決済されないようできるため、安心して短期売買に専念することが可能です。
スプレッドが広がった時に発注されないようにできる「許容スプレッド機能」もあり、スプレッドが広がりやすいタイミングでは、許容できるスプレッドを超えると発注をストップすることが可能です。
MATRIXTRADER 新Java版は短期売買をするトレーダーにとって至れり尽くせりになっており、スキャルピングやデイトレードをする人であればぜひ試していただければと思います。
\短期売買トレーダー向け/
6.プレミアチャート(DMM FX)
- スマートフォンアプリの操作性が良く、直感的な操作が可能
- 24時間のサポート体制を取っており、FX初心者でも安心
- 口座数が90万を超える人気口座
- 最小取引単位が1万通貨とやや大きい
- 取り扱い通貨ペア数が21種類と少ない
- オンラインセミナーの開催や情報配信が少なめ
DMM FXでは、チャート機能に特化した「プレミアチャート」を使うことができます。プレミアチャートは、上級者になっても十分満足できるほど高性能なツールです。
プレミアチャートは、1クリックで4分割チャートや6分割チャートに切り替えることができる機能が、とにかく便利です。複数のチャートを同時に表示させることで、どの通貨ペアが今取引チャンスであるのか一目瞭然です。
テクニカル指標は29種類用意されており、パラメータや線の色などを自由にカスタマイズすることができます。
プレミアチャートでは、ローソク足だけでなくRSIやMACDなどのオシレーター系のテクニカル指標に水平線やトレンドラインなどを引くことができる点が大きな特徴になっており、「ダイバージェンス」などオシレーター系のテクニカル指標の動きを詳細に分析可能です。
また、初心者にありがたい機能として、フィボナッチ・リトレイスメントをワンクリックで自動的に表示してくれる「ワンタッチ分析ツール」が搭載されています。価格の押し目や戻り目の目安を判断したい際に非常に便利であり、引き方に自信が無い初心者の人でも一瞬でフィボナッチ・リトレイスメントを表示させることが可能です。
ただし、プレミアチャートは注文機能が無いため、注文はPCツールの「DMMFX PLUS」を使うとよいでしょう。DMMFX PLUSは取引画面上から選択した機能をポップアウト(別ウィンドウで表示)することができるため、注文画面だけを切り離してプレミアチャート上に置いておくことが可能です。
プレミアチャートはブラウザ版のアプリでありながらアラート機能が搭載されているなど、便利かつ高機能なチャートになっており、初心者から上級者までおすすめできます。
\チャート機能に特化/
7.FXブロードネットTrader(FXブロードネット)
- 「取引分析機能」で自分の取引の特徴をしることができる
- テクニカル指標が豊富
- 最初の簡単な設定のみで自動売買できる
- 自動売買の手数料が1万通貨あたり往復400円かかる
- 人気高金利通貨のトルコリラやメキシコペソの取り扱いが無い
- サポートの時間が9時から17時と短い
FXブロードネットはリピート系自動売買サービスの「トラッキングトレード」が有名ですが、実はスプレッドが狭く、裁量取引でも使えるFX会社です。
FXブロードネットにはダウンロード版とブラウザ版のアプリがありますが、裁量取引をする場合は機能が豊富なダウンロード版の「FXブロードネットTrader」がおすすめです。
FXブロードネットTraderはテクニカル指標が豊富にそろえられており中には「アルティメットオシレーター」や「シャンデモメンタムオシレーター」といった、ややマイナーなテクニカル指標も搭載されています。描画ツールについては、トレンドラインやフィボナッチなど一般的なものはしっかりそろっています。
過去の取引記録をカテゴリー別に区分して集計する「取引分析機能」も使うこともでき、裁量取引のレベルアップに役立ちます。例えば、算出期間別や注文方法、通貨ペアごと等の損益や取引数を集計することが可能です。
自分が利益を出す時、損失を出す時の傾向など、取引の特徴が分かれば良いところは伸ばして悪いところは防ぐことができます。うまく使っていけば、長期的な目線で利益アップが期待できるでしょう。
2つのチャートを重ねて通貨ペア同士の強さの変化を分析することができる「レイヤーチャート」も、裁量取引をする上で便利な機能です。というのも、「強い通貨を買って、弱い通貨を売る」という、FXの基本に沿った取引のサポート機能として使うことができるからです。
裁量取引で利便性の高く、自動売買にも対応しているFXブロードネットTraderがあることから、FXブロードネットは幅広い取引がしやすいFX会社だと言えます。
\テクニカル指標が豊富/
8.外貨ネクストネオ リッチアプリ版(外為どっとコム)
- オンラインセミナーの開催や情報配信が充実
- 南アフリカランド円などのマイナー通貨ペアのスプレッドが狭い
- 24時間のサポート体制を取っており、FX初心者でも安心
- スキャルピングが非推奨となっている
- スプレッドが狭い時間帯が短い
外為どっとコムの取引ツールは、「外貨ネクストネオ リッチアプリ版」がおすすめです。スピーディーに取引できて機能も豊富なことから、短期売買で非常に便利です。
外貨ネクストネオ リッチアプリ版には「スピード注文」と「スピード注文2」という、2種類の短期売買用の画面が用意されています。スピード注文2には「許容スリッページ機能」だけでなく、スプレッドが広がった時に発注されないようにできる「許容スプレッド機能(スプレッドフィルタ)」もあり、短期売買では重宝します。
また、通貨ペアごとに一括決済する機能が搭載されており、複数回に分けてポジションを保有した際でも簡単に全て決済することができます。短期売買ではスピーディーな取引が必須であるため、この機能は短期トレーダーにとって利便性が高いです。
チャートから新規注文をすることもでき、チャート上で右クリックしてメニューから選択すると、チャートの通貨ペアや右クリックした位置を読み込み、注文内容が自動入力されます。
入力の手間が省けることで新規注文が早くなり、迅速な判断が重要となる短期売買で実用的な機能です。
外貨ネクストネオ リッチアプリ版は短期売買に適した取引ツールであり、外為どっとコムのスプレッドは業界最狭水準であることから、短期トレーダーに有利な取引環境だと言えます。
\短期トレーダーに有利な取引環境/
9.外貨ex for Windows(GMO外貨)
- バイナリーオプションができる
- スワップポイントが高い
- スマートフォンアプリが高機能かつ使いやすい
- スプレッドが狭い時間帯が短い
- 米ドル円のスプレッドが0.2銭原則固定
GMO外貨が提供している「外貨ex for Windows」は、公式サイト内で「プロトレーダー向けツール」としているだけあり、テクニカル指標の豊富さが大きな特徴になっています。移動平均線などのトレンド系は16種類、RSIなどのオシレーター系は25種類の計41種類ものテクニカル指標を使うことができます。
加えて、チャートの配色をチャートごとに設定できるなど、自由度の高さもポイントです。
また、チャート上でカーソルを合わせて右クリックすると、その価格に指値注文や逆指値注文を出せる機能も便利です。高値や安値、テクニカル指標などの位置を確認し、そこからスムーズに発注することができます。
さらに、チャート上で注文を出すだけでなく、注文訂正や注文取消を行うこともできるため、視覚的・直感的に取引をすることが可能です。シンプルな取引をしたい初心者の人や、スピーディーな取引が必要とされる短期売買メインの人にとっては、非常に助かる機能になるでしょう。
PCを仕事や調べものなど他の作業で使いたい時には、ウィジェットとして配置できる「miniモード」へ切り替えることが可能です。
外貨ex for Windowsは高機能なだけでなく、ウィジェットとして配置できるなど利便性も高く、リアルタイムの価格変動を見逃したくない人や他の作業を同時に行いながら取引したい人におすすめです。
\プロトレーダー向け/
10.Webブラウザ版取引システム(IG証券)
- 取引ツールが高機能
- 取り扱い銘柄が非常に豊富
- バイナリーオプションやノックアウトオプションがある
- 取引ツールがやや使いづらい
- 口座管理手数料が発生するケースがある
- 最低取引単位が1万通貨
IG証券の取引ツールはPCの場合はブラウザ版のみとなっており、インストールする手間がかかりません。
Webブラウザ版取引システムは30種類以上のテクニカル指標を搭載しており、チャートから直接注文をすることも可能であるなど高機能です。
さらに、時間足が多く用意されており、特に超短期~短期の時間足はTickから1秒足、10秒足、1分足、2分足など非常に豊富です。
取引ツール上から、ワンクリックで売買比率を表示できる点も便利です。IG証券の売買比率は他社とは異なり、日間や週間、月間と様々な種類の売買比率を見ることができ、売買比率の推移が分かりやすくなっています。
IG証券の取引ツールはやや使いづらいとの声もありますが、高機能さから取引において有用なツールになるでしょう。
\機能性で選ぶなら/
FX会社のオリジナルPCツール選びで注目すべきポイントとは
FX会社のオリジナルPCツール選びで注目すべきポイントは、「多くのテクニカル指標や複数のチャート表示が可能かどうか」「取引チャンスを逃さないような情報や注文方法が充実しているかどうか」です。
なぜなら、PCで取引をする際の最大のメリットは、大きい画面または複数の画面で、より詳細にチャート分析ができる点だからです。
スマホアプリは年々進化していますが、やはり物理的な画面の大きさやチャート分析機能の豊富さはPCには劣ります。机の上にあるPCに向かって取引をするのであれば、その優位性は活かすべきでしょう。
それに加え、各社のツールは「見やすい」「分かりやすい」「短期売買に向いている」「自動売買ができる」など、それぞれ特徴があります。そのため、各社それぞれの特徴も考慮しながら、自分に合うツールを見つけましょう。
もし迷う場合は、ツールの使いやすさに定評のあるヒロセ通商やGMOクリック証券のツールから使ってみるのがおすすめです。
\短期売買で便利/ |
\豊富な銘柄を |
MT4とは
MT4(メタトレーダー4)とは、ロシアのMetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社が開発した、無料で利用できる取引ツールです。国内でMT4に対応しているFX会社は少ないですが、世界で一番使われているFXの取引ツールです。
MT4は高機能であるがゆえに使いづらさを指摘されることも多いですが、主に以下のようなメリットがあります。
- 自動売買ができる
- 自動売買のバックテストができる
- テクニカル指標が多い
- ユーザーが開発した自動売買やテクニカル指標が使える
- 描画ツールが充実している
MT4はEAと呼ばれる自動売買プログラムを稼働させることで、自動売買を行うことができます。さらに、バックテストをして「過去の相場でEAを稼働させていたら利益が出たのか」をシミュレーションすることも可能です。
世界中のユーザーが開発した自動売買やテクニカル指標を使うことができるため、自分の取引環境を自由にアップデートすることができます。ただし、覚える操作が多く、慣れるまでに時間がかかるというデメリットもあり、FX会社のオリジナルツールを併用しながらゆっくりと操作を覚えていくのがいいでしょう。
\MT4で分析できる/ |
\MT4で取引するなら/ |
TradingViewとは
TradingViewとは、米国シカゴに本社を置く「TradingView Inc.」が開発している高機能チャートです。TradingViewを使えるFX会社は少ないですが、みんなのFXやLIGHT FXでは無料で使うことができます。
TradingViewは高機能さが人気で、世界中で5,000万人ものトレーダーが利用しています。みんなのFXやLIGHT FXのスマホアプリでも50種類以上の描画ツールが搭載されており、テクニカル指標も80以上と圧倒的な数になっています。
PC版では他のユーザーが作成したものを利用することもできるため、その数は数えきれないほどです。前述したMT4と同じく、バックテストをすることもできます。ただし、自動売買は未対応の為、基本的にはMT4のように自動売買をすることはできません。
また、TradingViewには「リプレイモード」という機能が用意されており、過去の指定した時間に戻り、チャートをリプレイすることができます。つまり、チャートを振り返って取引の練習をしたり、過去の相場を分析したりすることが可能です。
無料版では通常基本的な機能しか使えず広告が表示されますが、みんなのFXやLIGHT FXでは無料であるにもかかわらず、有料版の一部の機能が使え、広告が表示されることもありません。興味のある方はぜひTradingViewの使い勝手を試してみてください。
詳細はこちら
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト。15年以上のFXトレード歴があり、2013年に開催されたFXコンテスト(Forex.com社開催)で優勝も経験。FXを始め、株、仮想通貨、コモディティなども手広く取引している。
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