
GMOインターネットグループが提供するFX取引サービスには、「GMOクリック証券」と「GMO外貨」の2種類があります。これらは同じグループの企業が提供するサービスですが、通貨ペア数やスプレッド、提供するサービスの種類などの点で特徴が異なります。
この記事では、これら2つのサービスを比較し、その違いを分かりやすく紹介します。それぞれのサービスがどのような人に向いているかも解説するので、参考にしてみてください。
【徹底比較】GMOクリック証券(FXネオ)とGMO外貨(外貨ex)の違い
ここでは、GMOクリック証券(FXネオ)とGMO外貨(外貨ex)のサービスにどのような違いがあるのかを詳しく解説します。
GMO クリック証券 |
GMO外貨 | |
---|---|---|
![]() |
![]() |
|
通貨ペア数 | 30種類 (ラージ銘柄含む) 通貨ペア詳細米ドル/円
ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 NZドル/円 カナダドル/円 スイスフラン/円 トルコリラ/円 チェココルナ/円 ポーランドズロチ/円 ハンガリーフォリント/円 南アフリカランド/円 メキシコペソ/円 ユーロ/米ドル ポンド/米ドル 豪ドル/米ドル NZドル/米ドル ユーロ/ポンド ユーロ/豪ドル ポンド/豪ドル 豪ドル/NZドル ユーロ/スイスフラン ポンド/スイスフラン 米ドル/スイスフラン 米ドル/円(ラージ) ユーロ/円(ラージ ポンド/円(ラージ 豪ドル/円(ラージ ユーロ/米ドル(ラージ) ポンド/米ドル(ラージ) |
24種類
通貨ペア詳細米ドル/円
ユーロ/円 ユーロ/米ドル 豪ドル/円 NZドル/円 英ポンド/円 スイスフラン/円 カナダドル/円 英ポンド/米ドル 英ポンド/豪ドル 南アフリカランド/円 トルコリラ/円 メキシコペソ/円 豪ドル/米ドル NZドル/米ドル 人民元/円 香港ドル/円 ユーロ/英ポンド ユーロ/豪ドル 米ドル/スイスフラン ユーロ/スイスフラン 英ポンド/スイスフラン 豪ドル/スイスフラン カナダドル/スイスフラン |
スプレッド (米ドル/円) |
0.2銭原則固定(午前9時~翌朝3時) 3.8銭原則固定(上記以外) |
0.2銭原則固定(午前8時~翌午前3時) 4.0銭原則固定(上記以外) |
提供サービス | FXの通常取引 バイナリーオプション CFD 株式 投資信託 債券 |
FXの通常取引 バイナリーオプション CFD 外貨両替 |
最低取引単位 | 1,000通貨 | 1,000通貨 |
口座開設の必要日数 | 最短30分 | 最短30分 |
公式サイト |
GMOクリック証券とGMO外貨を比較すると、通貨ペア数やスプレッド、提供サービスの内容に違いがあることがわかります。
通貨ペアの選択肢やスプレッドの狭さではGMOクリック証券が優れており、短期売買でコストを抑えたい人やマイナー通貨を取引したい人にとって使いやすいでしょう。
提供サービスにもそれぞれの特色があり、GMOクリック証券は株式や投資信託など、証券会社として幅広い商品を取引できるのが魅力です。一方、GMO外貨はバイナリーオプションに強く、GMOクリック証券では扱っていない「レンジオプション」にも対応しています。
通貨ペア:GMOクリック証券(FXネオ)の方が多い
GMO クリック証券 |
GMO外貨 | |
---|---|---|
![]() |
![]() |
|
通貨ペア数 | 30種類 (ラージ銘柄含む) 通貨ペア詳細米ドル/円
ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 NZドル/円 カナダドル/円 スイスフラン/円 トルコリラ/円 チェココルナ/円 ポーランドズロチ/円 ハンガリーフォリント/円 南アフリカランド/円 メキシコペソ/円 ユーロ/米ドル ポンド/米ドル 豪ドル/米ドル NZドル/米ドル ユーロ/ポンド ユーロ/豪ドル ポンド/豪ドル 豪ドル/NZドル ユーロ/スイスフラン ポンド/スイスフラン 米ドル/スイスフラン 米ドル/円(ラージ) ユーロ/円(ラージ ポンド/円(ラージ 豪ドル/円(ラージ ユーロ/米ドル(ラージ) ポンド/米ドル(ラージ) |
24種類
通貨ペア詳細米ドル/円
ユーロ/円 ユーロ/米ドル 豪ドル/円 NZドル/円 英ポンド/円 スイスフラン/円 カナダドル/円 英ポンド/米ドル 英ポンド/豪ドル 南アフリカランド/円 トルコリラ/円 メキシコペソ/円 豪ドル/米ドル NZドル/米ドル 人民元/円 香港ドル/円 ユーロ/英ポンド ユーロ/豪ドル 米ドル/スイスフラン ユーロ/スイスフラン 英ポンド/スイスフラン 豪ドル/スイスフラン カナダドル/スイスフラン |
公式 サイト |
GMOクリック証券(FXネオ)とGMO外貨を取扱通貨ペア数で比較すると、GMOクリック証券の方が6通貨ペア多いことがわかります。
GMOクリック証券(FXネオ)では、30種類の通貨ペアを提供しています。この中には「ラージ銘柄」と呼ばれる、大口取引専用の取引単位が含まれています。ラージ銘柄では、1度の発注で最大200万通貨まで取引が可能なため、大規模な取引を考える投資家に適しています。

一方、GMO外貨で取り扱っている通貨ペアは24種類です。投資先の選択肢ではGMOクリック証券にはやや劣るものの、GMOクリック証券(FXネオ)にはないペア(例:CNH/JPY)を取引できる点が特徴です。
ただし、GMO外貨ではラージ銘柄のような大口取引専用の単位は利用できません。
このように、取引できる通貨ペアの種類や取引スタイルの柔軟性といった観点から、それぞれのサービスの特徴を押さえて選ぶことが大切です。
スプレッド(取引コスト):GMOクリック証券(FXネオ)の方が狭い
GMOクリック証券 | GMO外貨 | |||
---|---|---|---|---|
![]() |
![]() |
|||
時間帯 | 午前9時~翌午前3時 | 左記以外 | 午前8時~翌午前3時 | 左記以外 |
米ドル/円 | 0.2銭 | 3.8銭 | 0.2銭 | 4.0銭 |
公式 サイト |
GMOクリック証券(FXネオ)とGMO外貨を比較すると、主要取引時間以外の時間帯ではGMOクリック証券の方がスプレッドが狭くなっています。
スプレッドとは、通貨を買う際の価格と売る際の価格の差のことで、投資家にとって実質的な取引コストを指します。スプレッドが狭いほどコストが低くなるため、特に短期売買を行うトレーダーには重要な要素です。

GMOクリック証券(FXネオ)は、業界内でも低スプレッドを提供しており、米ドル/円のスプレッドは午前9時から翌朝3時までは0.2銭(原則固定)と非常に狭く設定されています。一方で、市場の流動性が低下するそのほかの時間帯では3.8銭(原則固定)に広がります。
GMO外貨も同様に、スプレッドが変動する仕組みを採用しています。米ドル/円の場合、午前8時から翌朝3時までは0.2銭(原則固定)ですが、そのほかの時間帯は4.0銭(原則固定)に拡大します。
両者を比較すると、GMOクリック証券(FXネオ)は午前3時~午前8時のスプレッドが3.8銭、GMO外貨は4.0銭となっており、わずかにGMOクリック証券(FXネオ)の方が有利です。しかし、どちらのサービスも主要な取引時間帯においては0.2銭(原則固定)と非常に狭いスプレッドを提供しています。
米ドル/円以外のスプレッドも同様に、主要時間帯以外はGMOクリック証券の方が微かに狭いスプレッドを提供しています。
GMOクリック証券 | GMO外貨 | |||
---|---|---|---|---|
![]() |
![]() |
|||
時間帯 | 午前9時~翌午前3時 | 左記以外 | 午前8時~翌午前3時 | 左記以外 |
ユーロ/円 | 0.4銭 | 5.9銭 | 0.4銭 | 6.0銭 |
ユーロ/米ドル | 0.3pips | 3.8pips | 0.3ポイント | 4.0ポイント |
ポンド/円 | 0.9銭 | 9.9銭 | 0.9銭 | 10.0銭 |
豪ドル/円 | 0.5銭 | 5.8銭 | 0.5銭 | 6.0銭 |
NZドル/円 | 0.7銭 | 7.9銭 | 0.7銭 | 8.0銭 |
公式 サイト |
どの時間帯に取引を行うのかを考慮しながら、それぞれのスプレッドの特徴を理解することが重要です。
スワップポイント:GMOクリック証券(FXネオ)の方が高い
GMOクリック証券とGMO外貨を比べると、GMOクリック証券の方が多くのスワップポイントを得られる傾向にあります。
スワップポイントとは、金利の高い通貨を買って、低い通貨を売った場合に得られる金利差によって発生する利益です。
以下は米ドルやトルコリラなど、金利が高めの通貨ペアのスワップポイントを比較した表です。
GMOクリック証券 | GMO外貨 | |
---|---|---|
![]() |
![]() |
|
米ドル/円 | 161 | 161 |
トルコリラ/円 | 54 | 37.5 |
メキシコペソ/円 | 265 | 21 |
南アフリカランド/円 | 235 | 14.5 |
公式 サイト |
(2025年4月7日時点)
米ドル/円のスワップポイントにほとんど差はみられませんが、メキシコペソ/円や南アフリカランド/円に関しては10倍以上の差があります。
ポジションを長期保有し、スワップポイントを狙うならGMOクリック証券がおすすめです。
スキャルピング:両社ともスキャルピング可能
GMOクリック証券とGMO外貨は、両社ともスキャルピングが可能です。
スキャルピングとは、数秒から数分の間で売買を繰り返し、利益を積み重ねていくトレード手法です。
GMOクリック証券とGMO外貨では、スキャルピングに関しての制限は設けられていません。ただし、以下のようなケースに該当した場合は取引が制限されると明示されています。
- カバー取引に影響を与える取引
- レートの操作につながる数量の取引
カバー取引とは、主にFX会社や金融機関が使うリスク管理手段のことを指し、FX会社とトレーダーとの間の利益を一致させるために行う手法の一つです。
レートの操作につながる数量の取引とはつまり「相場に不自然な影響を与えるほどの大きな取引」のことです。価格形成が崩れたり、他の投資家に不利益を与える可能性があります。
そのため、安心してスキャルピングに取り組みたい場合は、ヒロセ通商での口座開設がおすすめです。ヒロセ通商ではスキャルピングを公認しており「業界最狭水準のスプレッド」や「世界最速水準の約定スピード(最速0.001秒)」など、スキャルピングに適した取引環境が整っています。
最小取引単位:両社ともに1,000通貨から取引できる
GMOクリック証券とGMO外貨は、両社とも1,000通貨から取引できます。
最低取引単位を1万通貨とするFX会社もある中で、1,000通貨から取引できるのは大きなメリットです。例えば米ドル/円=150円の場合、取引に最低限必要な証拠金は6,000円(150円×1,000通貨÷25)で済みます。
ある程度リスクを抑えて取引の流れや仕組みを実践的に学べるため、まずは少額でFXを試してみたい人にはメリットが大きいでしょう。
くりっく365:初心者におすすめでGMOクリック証券のみ取引可能
くりっく365の取引に対応しているのはGMOクリック証券のみで、GMO外貨では取引できません。
くりっく365とは、東京金融取引所に上場されているFXのことで、いわゆる店頭FX(GMO外貨や他の多くのFX会社が提供している形式)とは異なり、取引所FXと呼ばれています。
店頭FXとの大きな違いは以下の通りです。
- 透明性の高い価格で取引ができる
くりっく365は、複数の金融機関から価格が提示され、最も有利なレートで取引が行われます。 - 不自然なスリッページが発生しにくい
取引所ルールに基づいて約定されるため、予想外の価格で取引されるリスクが少なくなります。 - 証拠金は全額東京金融取引所へ預託(保管)される
証拠金は信託口座に分別保管され、取引業者の破綻時にも資金が守られます。
GMOクリック証券のくりっく365では、店頭取引と同様の30種類の通貨ペアを取引できます。透明性・信頼性の高い取引環境で、長期でじっくりと運用したい人にはおすすめです。
GMO外貨で実施中のキャンペーン
2025年4月7日現在、GMO外貨では以下のお得なキャンペーンを実施中です。
キャンペーン1 | キャンペーン2 | |
---|---|---|
キャンペーン名 | 毎日取引で当選確率アップ! 毎日500名様に 1,000円キャッシュバック祭! |
新規口座開設&お取引で 最大1,000,000円キャッシュバック |
特典内容 | 毎日抽選で500名様に 1,000円をプレゼント |
新規取引量に応じて 最大1,000,000円をキャッシュバック |
適用条件 | 1. キャンペーン期間中に専用フォームからエントリー 2. 1営業日内にFXを3万通貨以上の新規取引 3. 以下の条件達成で当選確率アップ FX取引を2営業日連続で3万通貨以上取引:当選確率+1倍 CFD取引を0.1枚以上取引:当選確率+1倍 |
1. 新規でGMO外貨のFX口座を開設 2. 口座開設完了月の翌々月最終営業日ニューヨーククローズまでに、以下の新規取引量を達成: 50万通貨以上:500円 100万通貨以上:1,000円 500万通貨以上:5,000円 1,000万通貨以上:10,000円 5,000万通貨以上:50,000円 20,000万通貨以上:100,000円 100,000万通貨以上:500,000円 500,000万通貨以上:1,000,000円 |
キャンペーン終了日 | 2025年6月30日(月)ニューヨーククローズ | 未定 |
どちらのキャンペーンも、条件を満たせば現金でキャッシュバックを受け取れるチャンスがあります。少しでもお得にFX取引を始めたい方は、今のうちに口座を開設してキャンペーンに参加してみましょう。
\キャンペーンでお得に口座開設/
GMOクリック証券で実施中のキャンペーン
2025年4月7日現在、GMOクリック証券では以下のお得なキャンペーンを実施中です。
キャンペーン1 | キャンペーン2 | |
---|---|---|
キャンペーン名 | FX新通貨ペア追加記念 ハズレなし!毎週最大2,000円が当たる抽選キャンペーン! | FX口座開設とお取引で最大100万円 キャッシュバック!! |
特典内容 | 毎週抽選で最大2,000円をプレゼント(ハズレなし) | 最大100万円のキャッシュバック |
適用条件 | 1.毎週エントリーが必要 2.FXネオで5万通貨以上の新規取引 3.以下の条件達成で抽選口数が増加 ・新規取扱通貨ペア(CZK/JPY、PLN/JPY、HUF/JPY、AUD/NZD)のいずれかを1万通貨以上取引(+3倍) ・米ドル残高が毎営業日100米ドル以上(+1倍) |
1.新規でFXネオ取引口座を開設 2.口座開設完了月の翌々月最終営業日ニューヨーククローズまでに、以下の取引数量を達成: ・10万通貨以上:100円 ・30万通貨以上:300円 ・50万通貨以上:500円 ・100万通貨以上:1,000円 ・500万通貨以上:5,000円 ・1,000万通貨以上:10,000円 ・5,000万通貨以上:50,000円 ・50,000万通貨以上:250,000円 ・100,000万通貨以上:500,000円 ・400,000万通貨以上:1,000,000円 |
キャンペーン期間 | 2025年6月27日(金)ニューヨーククローズ | 未定 |
(2025年4月7日時点)
定期的に取引をするだけでキャッシュバックを受けられるキャンペーンもあります。これから口座開設する方は、キャンペーンを活用してお得にFXを始めましょう。
\キャンペーンでお得に口座開設/
GMOクリック証券(FXネオ)とGMO外貨はどちらがおすすめ?
GMOクリック証券(FXネオ)とGMO外貨は、それぞれ異なる特徴を持つFXサービスであり、どちらが適しているかは投資家の目的や取引スタイルによって異なります。ここでは、それぞれのサービスがどのような方に向いているのかを詳しく解説します。
GMOクリック証券(FXネオ)がおすすめの人

GMOクリック証券(FXネオ)は、FX取引に集中したい方に向いています。特に以下の特徴に当てはまる人におすすめです。
- 短期売買を頻繁に行う人
- 高度な分析ツールを活用したい人
- 初心者でFX取引を始めたい人
GMOクリック証券は業界でも最狭水準のスプレッド(米ドル/円は0.2銭、原則固定(※)時間帯により変動あり)を提供しているため、取引コストを抑えたい短期トレーダーに最適です。
また、GMOクリック証券(FXネオ)では、投資家の取引をサポートするための高機能な取引ツールを豊富に提供しています。
特に人気のある「プラチナチャートプラス」は、プロのトレーダーでも満足できるような高度な分析機能を搭載しています。また、スマートフォン向けのアプリも提供されており、外出先でもスムーズな取引が可能です。
\コストを抑えられてツールも使いやすい/
GMO外貨がおすすめの人

一方、GMO外貨はFX取引だけでなく、幅広い金融商品に興味を持つ方に適しています。次の特徴に当てはまる人におすすめです。
- マイナー通貨でも取引したい人
- バイナリーオプション取引にも興味がある人
GMO外貨では24種類もの通貨ペアを取り扱っており、GMOクリック証券では取り扱いのない人民元や香港ドルなど、マイナー通貨と呼ばれる通貨も取引することができます。

また、GMO外貨はバイナリーオプション取引にも対応しています。
GMO外貨の「オプトレ!」は、国内のバイナリーオプション業者の中では最多の8通貨ペアを提供しており、オプションもラダーとレンジの2種類を提供している数少ない1社です。
将来バイナリーオプション取引にも挑戦しようと考えている場合は、以下の記事も参照しながら口座を決めましょう。
\バイナリーオプション取引にも向いている/