FXのデイトレードとはその名の通り、当日中に注文と決済を終わらせるトレードスタイルです。取引回数が比較的多いため、レバレッジを活用して資金効率を高められるメリットがあります。
しかし、取引を行ううえで適切な対応をしなければ、思わぬ損につながってしまうため注意が必要です。
この記事では、FXのデイトレードで勝つためのコツ・必勝法やおすすめ口座を徹底解説します。初心者の方は必見です!
FXのデイトレード手法とは?スキャルピングとの違いや時間足について解説!
FXのデイトレード手法とはその名の通り、当日中に注文と決済を終わらせるトレードスタイルです。
FXのデイトレードは、その日のうちにポジションを決済するのが特徴です。損失は最大でも1日で動く値幅の範囲内に限定されるため、リスクを抑えた取引をしたい人に向いています。基本的に、日を跨いでポジションを持ち越すことはないので、深夜に発表されることが多い重要指標の発表の影響を受けにくいのもポイントです。
またFXのデイトレードではスキャルピングのように数秒・数分単位でチャートを確認する必要はありません。1日中チャートを見るのは難しくても、朝仕事に行く前やお昼休み、仕事から帰ってきた後など、決まった時間に数回チェックできる人なら取り組めます。中には値動きが激しくなりやすい夕方以降の時間帯に絞って、取引をするデイトレーダーもいるようです。
ただしデイトレードでは、スキャルピングと同様にチャート(テクニカル)分析が重要となります。全く知識を身につけないままトレードをしても、思うような利益を得られないかもしれません。また、スマホからでは細かいチャート分析ができないことも多いので注意しましょう。
FXのデイトレードがおすすめな人は以下の通りです。
- トレード1回あたりのリスクを少なくしたい
- 1日のうち決まった時間しかトレードに時間を取れない
当メディア「NET MONEY」がFXの口座を有する国内の20歳~69歳の男女500名に独自に行った利用実態調査では、全トレーダーの半分の約52%がデイトレードを行っていました。(複数回答あり)
FXのデイトレードとスキャルピングの違いは?
項目 | デイトレード | スキャルピング |
---|---|---|
ポジションの保有期間 | 1日以内 | 数秒~数分 |
取引回数 | 1日数回程度 | 1日数十~数百回程度 |
狙う値幅 | 数百pips程度 | 数pips~数十pips程度 |
スプレッドの影響 | 大きい | 小さい |
チャートのチェック頻度 | 1日に数回以上 | 1日に数十~数百回程度 |
FXのデイトレードとスキャルピングの注目すべき違いは、資金の保有期間・狙える値幅・スプレッドの影響です。
FXのスキャルピングは数分から数時間の間に何度もトレードを繰り返すことで、利益を積み重ねる手法です。売買に成功すれば、短期間で資金を増やせる可能性があります。取引中はチャートを注視し続けなければならないので、トレードに十分な時間を割ける人に向いているでしょう。
しかし、売買のタイミングが少しずれるだけで、損失を出してしまうケースも珍しくありません。継続的に利益をあげるためには、短い期間で相場を予測し、瞬時にエントリーや決済のポイントを判断できるだけの知識や経験が必要とされます。そのため、初心者にはやや難しい手法です。
FXのデイトレードとスイングトレードの違いは?
項目 | デイトレード | スイングトレード |
---|---|---|
ポジションの保有期間 | 1日以内 | 数日~数週間、または数か月 |
取引回数 | 1日数回程度 | 1日1回~数回程度 |
狙う値幅 | 数百pips程度 | 数千pips程度 |
スプレッドの影響 | 大きい | 小さい |
チャートのチェック頻度 | 1日に数回以上 | 1日に1~数回程度 |
スワップポイント | なし | あり |
FXのデイトレードとスイングトレードの注目すべき違いは、資金の保有期間・狙える値幅・スワップポイントの有無です。
FXのスイングトレードは、相場の大きな流れ(トレンド)を捉えて、売買する手法です。そのため、スキャルピングやデイトレードと比べると1回の取引で得られる利幅も大きくなる傾向があります。
また、数週間以上の長期でポジションを保有することも多いため、短期の値動きはあまり気にする必要はありません。こまめにチャートを見れなくても取り組めるので、副業にも適しているでしょう。
チャートを確認し、大まかなトレンドを把握できれば利益を狙えるので、スマホからでもスムーズに取引できるはずです。
ただし、為替は米国時間(日本時間の夜)に動くことも多いため、寝ている間に大きく動いてあっさりロスカットされるといった事態に陥ってしまう危険性があります。初心者がオーバーナイトする(翌日もポジションを保有し続ける)場合は、経済指標の発表やFOMCなど海外でおこなわれる重要イベントのスケジュールにも敏感にならないといけません。テクニカル分析だけなく、ファンダメンタルズ分析に関する専門的な知識を身につけてトレンドをとらえないと、ポジション保有中に損失を抱えることも多いため、知識や経験が求められるトレードスタイルになります。
FXのデイトレードで活用するべき時間足は?
FXのデイトレードでは1時間足を活用すると良いでしょう。1時間足は、1時間分の値動きを1本にまとめたチャートです。
デイトレードでは、1日のうちに1回または複数回、取引を完了させることが一般的です。そのため、直近1時間のトレンドを把握しておくことで、エントリータイミングや損切りラインを決める際に役立ちます。
また、1時間足は、分足や15分足などの短期足に比べて、値動きの幅が小さく、ノイズが少ない傾向があります。ノイズとは、トレンドとは関係のない値動きのことです。ノイズが多いと、トレンドの判断が難しくなるため、デイトレードではノイズが少ない1時間足がおすすめです。
ただし、1時間足はあくまでもトレンドを把握するための時間足です。エントリーポイントを決める際には、他の4時間足や日足も併用して、より精度の高い判断を行うことが大切です。
FXのデイトレードにおける4つのメリット
FXのデイトレードはテクニカル分析を必要とするため、難しい印象を持たれがちです。しかし、じつは初心者に最初に取り組んでほしいトレードスタイルでもあります。
その理由も含めて、デイトレードの主なメリットを紹介します。
資金効率が良い
デイトレードは、長期的にポジションを保有するよりも資金効率が良いです。1日で売買を完結し、ポジションを保有するため、証拠金を拘束している期間が比較的短いです。
1日で複数回の取引を行い、小さな利益を積み重ねます。時間と労力はかかるものの、その分資金の回転が早く、長期的にポジションを保有するよりも資金効率の良い成果が期待できます。
スワップポイントを気にしなくていい
デイトレードの場合、スワップポイントの損益を気にする必要はありません。
FXの損益は、主に売買とポジションの保有によるスワップポイントから生まれます。通貨ペアによってはスワップポイントがマイナスになります。なお、ポジションを翌日に持ち越した時点で支払いが発生するケースが多いです。
スワップポイントを気にせずに通貨ペアを選定し、ポジションを保有できるのはデイトレードのメリットといえます。
多くの経験を積める
デイトレードは1日で複数回取引をすることもあるトレード手法なので、多くの経験を積めます。
とくにこれからFXを始める初心者であれば、まずはデイトレードからチャレンジしてみてもいいでしょう。スイングトレードやポジショントレードよりも経験を積め、スキャルピングよりも落ち着いてトレードができるためおすすめです。
リスクを抑えて取引できる
短期売買のデイトレードであれば、持ち越しリスクを抑えられます。
場が閉まったあとに相場が急落したとしても、ダメージを受ける心配はありません。たとえば夜間に欧米市場の動向に大きな変動があっても、デイトレードはリスクを受けずに済みます。
1日で完結するデイトレードのメリットといえるでしょう。
FXのデイトレードにおける3つのデメリット
資金効率が良く、成長を加速させる要素もあるデイトレードですが、以下のようなデメリットもあります。
具体的な内容についてみていきましょう。
的確なエントリーポイントの分析が難しい
デイトレードでは、エントリーポイントをできるだけ的確に定めなければなりません。
狙える利益の値幅が大きくならないケースもあり、損切りを新規取引価格から近くに設定する必要があるためです。
的確なエントリーポイントの検討するにあたって丁寧なチャート分析が求められますが、中上級者でも間違えるほど難しい場面もあります。
わかりやすい場面や得意な値動きを1つ見つけ、エントリーポイントを絞って取引することが成功への近道です。
経験が必要
デイトレードは的確なエントリーや決済ポイントの見極めが取引の成否を分けます。
デイトレードは、取引回数が多いトレード手法です。自制しないと、根拠のないエントリーを繰り返し、常にポジションを持ってしまうポジポジ病になってしまうこともあります。
自分で設定したトレードルールに従い、的確な取引を行うには経験が必要です。
まずは経験を積むためにも、無料デモ口座やリスクを抑えた少額取引から始め、長期的な計画で取り組みましょう。
スプレッドによるコストがかさむ
デイトレードの場合、スプレッドによりコストがかかることがあります。
1日の中で複数回の取引を行うこともあるため、取引回数によってはスプレッドによるコストが利益を圧迫してしまうのです。
たとえば、0.3pipsのスプレッドで1万通貨の取引を1日5回続けるとします。この場合、コストは150円です。これを20日間行うと3,000円のコストになります。
ただし、スプレッドによるコストはデイトレードの資金効率の良さで十分にカバーできます。意識しすぎて取引チャンスを逃さないようにしましょう。
スプレッドが狭いFX会社を知りたい方には、以下の記事が参考になります。
\ドル円のスプレッドがなんと0.0銭!/
FXのデイトレードで成功する6つのコツ・必勝法
ここでは、デイトレードで成功するための6つのコツ・必勝法を紹介します。
コツを押さえ、大きな失敗による経済的、精神的なダメージを回避しましょう。
デイトレードに向いている通貨ペアで取引する
デイトレードをする際、相性のよい通貨ペアで取引することが大切です。
デイトレードに適している通貨ペアは、メジャー通貨同士のペアです。取引量の多いメジャー通貨であれば1日売買で利益になるほどの値動きがあります。また、通貨発行国の情報を得やすいという点でもおすすめです。
以下のメジャー通貨同士のペアがおすすめです。
- 米ドル/円
- ユーロ/ドル
- ポンド/ドル
米ドルは通貨発行量世界一で世界の基軸通貨となっているため、あらゆる通貨ペアに影響を与えます。そのため必ず動向を確認しましょう。
次いで取引量の多い通貨は、ユーロ、日本円、ポンドです。ポンドは他の通貨に比べて少し値動きが荒いので、まずは観察してからデモ口座で取引のタイミングを掴みましょう。
テクニカル分析を活用する
FXのデイトレードで継続して稼ぐためには、過去の値動きを元に将来の値動きを検討するテクニカル分析が必須です。
FXの投資手法には、各国の経済的な動向から値動きを予測するファンダメンタル分析もありますが、迅速な決断が必要なデイトレードには向いていません。
テクニカル分析を学んで有利なエントリーポイントを見つけ、適切なリスク管理ができるようになりましょう。
なおテクニカル分析には、多数のテクニカル指標を搭載し、自在なカスタマイズが可能な取引ツールMT4の利用がおすすめです。
以下の記事は、MT4のデモ口座を開設するのにおすすめのFX会社などを紹介しています。MT4について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
デモまたは少額で取引する
デイトレードで成功するには、デモトレードを利用したり、少額での取引を行ったりするのもよいでしょう。
FXのデイトレードにはテクニカル分析や適切な取引タイミングが必要ですが、誰もがすぐに実践できるわけではありません。
とくにFX初心者やはじめてデイトレードに挑戦する方であれば、失敗しないためにも活用するのが賢明です。
なおデモトレードは、本番とほぼ同じ状況下で無料で試せるので練習してみてください。
経済指標を把握する
重要な経済指標の発表スケジュールは必ず把握しておきましょう。
中でも把握しておきたい経済指標は以下のとおりです。
- 米国雇用統計
- 米国FOMC
- 各国政策金利発表
- 各国消費者物価指数
とくに米国の経済指標の発表には非常に大きなインパクトがあります。相場の動向が一方向に強く動き始めることもあれば、上下に行ったり来たりして方向が定まらないこともあります。
非常に難しい場面になるため、本番口座でトレードを開始する前に、必ず指標発表前後の値動きとスプレッドの広がり方を確認しておきましょう。
想定される損益について検討する
新規取引を行いポジションを保有する前に、損切りのルールを決めておきましょう。
どの価格水準までの値動きを想定しているかを、順行、逆行どちらも必ず検討し、許容できる損失に合わせて取引量を調整します。
損失に合わせて損切り設定を調整するのではなく、必ず相場に合わせて損切りの設定をしましょう。損切り幅が広くなってしまうときは、取引量を小さくして許容できる損失に収めてください。
わからないときは取引しない
相場の動向がわからないときには取引しないように心がけてください。
FXのチャート分析をしていると、わからないことが多々あるでしょう。じつは初級者に関わらず、上級者でも同じようにわからない状況のときもあります。ただし、初心者との違いは「わからない」と認識した際は、取引を避けられる点です。
わからない場面での取引を避けることで損失を減らし、利益を残せるようになります。FXで成功するうえで非常に重要なコツなので、忘れないよう気をつけましょう。
FXのデイトレードは勝てない?難しい?気をつけたい4つの注意点
FX初心者がデイトレードで気をつけるべき注意点は、以下のとおりです。
これらの注意点は、大きな損失を避け継続的にFXに取り組むためにとても重要なポイントです。忘れないように気に留めて、習慣化しましょう。
必ず損切りを設定する
新規取引を行い、ポジションを保有したらまずは損切りを設定しましょう。
損切りを設定せずに含み損に耐え、結果的に利益で決済できることもあります。ただし、損切りを設定しない取引は大きな損失で、それまでの利益をすべて失ってしまう可能性と隣り合わせです。
長期的に考えると、しっかり損切りを設定して損失をコントロールしたほうが、利益が残ります。必ず損切りを設定して、利益になるよう的確な取引を心がけましょう。
値動きがある時間帯に取引する
短期間で利益を得るためには、値動きのある時間帯に取引をしましょう。
とくに値動きが大きくなる時間帯は、ロンドン市場とニューヨーク市場がオープンしている21時から深夜1時頃までです。時間帯による値動きの違いに着目して、チャートを観察してみましょう。
重要経済指標の発表時を避ける
重要な経済指標の発表時は、取引を避けるのが賢明です。
スプレッドが広がり思わぬ損切りになったり、約定が滑ったりします。とくにデイトレードでは、利幅を稼ぐチャンスが多くはないので、タイトな損切り設定が重要です。そのため、スプレッドが大きく広がるタイミングは避けなければなりません。
また、経済指標の発表時は価格が大きく上下に動きます。その後の方向性がわかりづらくギャンブル要素が多くなるため、静観して動向を見守りましょう。
小さな利益でもいいと割り切る
デイトレードでは、小さな利益でもいいと割り切ることが大切です。
短期売買では利益が大きくならずに状況が悪化し、決済する取引がたくさんあります。設定した損切り幅に対して利益が小さくても、状況に応じて決済する習慣をつけましょう。
なお、含み益が出ているということは、的確な取引タイミングを掴めている証拠です。
あくまでも相場の状況を客観的に判断するように気をつけましょう。
FXのデイトレードにおすすめの口座
FXのデイトレードのおすすめなFX口座を紹介します。
GMOクリック証券
GMOクリック証券はネット証券の総合証券となっており、幅広いユーザーから指示されています。スプレッドは他社と比較しても狭く、競争力のあるスプレッドが提供されています。
ドル円で0.2銭原則固定、豪ドル円で0.5銭原則固定とある程度スプレッドが狭いと言えるスプレッドとなっており、また中長期的な資産運用で意識されるスワップポイントも通貨ペアに平均して高くなっていることから、短期トレーダーから中長期的な資産運用の用途まで利用することができます。
GMOクリック証券では為替関連のニュースや経済指標は確認できますが、ポジション動向やマーケットレポート等は提供されていないという点で情報提供の部分が少し弱いとも言えるでしょう。
分析ツールは、GMOクリック証券オリジナルの「プラチナチャート」というツールを利用することができます。
テクニカル分析用のツールとなっており、初心者でも分かりやすいレイアウトになっているため、テクニカル分析を勉強したいという初心者のユーザーでも利用しやすいと言えるでしょう。
またはっちゅう君FX+というツールも提供されており、一つの画面で、注文からテクニカル分析まで行うツールがあります。こちらも非常に便利なツールですが、デメリットとしてはOSがwindowsのみの対応となっており、MACでは利用することができないという点です。
短期的なトレードを行わない場合はMACユーザーでも利用することはできるため、一つのネット証券でFXや投資信託、株式取引等行いたい場合はGMOクリック証券の利用を検討してもいいかもしれません。
ヒロセ通商
ヒロセ通商はFX専門の会社となっており、他社とは異なりスキャルピングもOKとしている会社です。
そのためスプレッドは最狭水準となっており、競争力のあるスプレッドが提供されています。
上記はヒロセ通商のHPの情報となっていますが、豪ドル円が0.5銭やユーロドルで0.3pips等かなり狭いことがわかるでしょう。
スキャルピングトレードは繰り返しトレードを頻繁に行う必要があることから、スプレッドはとても大事な要素となっており、短期トレーダーに利用してもらいたいという考えがあることがわかるスプレッドとなっています。
ヒロセ通商のLIONFXはアプリツールも用意されていますが、アプリがなくてもブラウザで取引することが可能です。
下記のように色々なツールが提供されているため、自身に合ったツールを選択して利用してもらうといいでしょう。
下記はブラウザでの取引画面ですが、ご覧の通りテクニカル分析と注文が同じ画面で行うことができるため、変動をリアルタイムでチェックしながら取引を行うことが可能です。
ヒロセ通商ではツールによってはドテン注文や、トレール注文等他社では提供されていない注文方法も提供されているため、中上級者のトレーダーも利用しやすいと言える機能が揃っています。
またLIONFXでは価格帯別注文数や、価格帯別ポジション数がチャート上でチェックすることができます。
上記は価格帯別ポジション数となっており、どの位置でロングが積み上がっているのか、ショートが積み上がっているのか等確認することが可能です。
ポジションの位置を確認するというのはトレーダーにとってはとても大事な情報であり、この情報を提供しているのはヒロセ通商の大きなメリットの一つでしょう。
またフィボナッチやフォーメーションと呼ばれるようにチャートから自動的にラインを引いてくれるという機能も搭載しています。
ワンクリックで視覚的にチャートを分析できるのはとても便利であり、市場別で色分けもできることから、トレーダー視点に立った機能が様々に提供されています。
ヒロセ通商のLIONFXは短期トレーダー向きの機能が豊富なことから、常にトレードを行う場合には検討したい一社と言えます。
GMO外貨
GMO外貨はGMOインターネットグループが運営している会社ですがGMOクリック証券とは違うFX会社となっています。
スプレッドも他社と遜色ない狭い水準となっています。
さらにGMO外貨ではGMOクリック証券では提供されていない売買比率や注文動向を確認することができます。
GMO外貨が提供しているテクニカル分析のためのツールはexチャートという名前で提供されており、下記のように初心者でもどこに何があるのか分かりやすい画面となっています。
GMO外貨のテクニカル分析のデメリットはチャート上で注文を行うことができないという点であり、注文は別画面で行わないといけないことから、スキャルピングのように短期的なトレードを行いたいトレーダーには向いていない仕様となっています。
次にニュースの確認は以下のようにシンプルな設計となっており、特に特徴的なものはありません。
GMO外貨はバランスは取れているものの、目立った特徴というのはないことから、ユーザーでまずは利用して自身が使いやすいかを判断してもらったらいいでしょう。
売買比率やポジション動向をチェックできるという点では、とりあえず口座を開設して情報収集の一つのために利用するのも悪くないでしょう。
FXのデイトレードでよくある質問
ここでは、デイトレードでよくある質問事項をまとめました。
初心者やデイトレードにはじめて挑戦する方は、疑問に思うことも多々あるかもしれません。デイトレードで成功するためにも、できるだけ事前に解決してから取引を行うとよいでしょう。
とはいえ、やってみないとわからないこともたくさんあります。ある程度取引のイメージを持てたら、デモ口座や少額取引を利用して実際に取引してみることも大切です。
- デイトレードに向いている人はどんな人ですか?
- 1日の中で集中して取引を行う時間を確保できる方が向いています。
とくに売買ポイントを絞るチャート分析は、集中して行う必要があります。少なくとも1~2時間を確保して、チャート分析から新規取引まで観察できるとよいでしょう。
- デイトレードは1日に何回くらい取引しますか?
- トレードの回数は人それぞれなので一概には言えません。
もしデモ口座でトレードを行うのであれば、できるだけ多くの取引経験を積むのが好ましいです。本番の前に、積極的に取引してみましょう。
実際に取引を行う場合は、トレードをしない日があってもまったく問題ありません。的確にチャンスを掴むことが成功への近道です。オーバートレードをしないように気をつけましょう。
- デイトレードを始めるにはどれくらいの資金が必要ですか?
- デイトレードの本番口座でこれから取引を始めるのであれば、まずは少額での取引をおすすめします。
初心者やトレード手法を変える方の場合、負けが続く可能性が高いためです。少額取引では大きな利益は期待できませんが、その分リスクを抑えられ、損失を防げます。慣れるまではある程度経験を重ねることに注力しましょう。
1通貨から取引を行えるFX会社もあるので、慣れてきたらトレードしてみるのも有効な手段です。
- デイトレードにおすすめの取引ツールはなんですか?
- おすすめの取引ツールはMT4です。
MT4には、テクニカル分析に必要なインジケーターと呼ばれる指標が豊富にあります。また、カスタマイズ性が高く、ローソク足の色味を変えたりチャートを多数表示させたり自由自在にアレンジできます。
- デイトレードにおすすめのテクニカル指標はなんですか?
- トレンドを早く知ることができる、ベーシックな指数平滑移動平均線(EMA)がおすすめです。指数平滑移動平均線を2~3本入れてトレンドを把握するとよいでしょう。
移動平均線は相場の動向を把握するために参考になる指標です。トレンドが出ていれば、複数の移動平均線はすべて同じ方向を向き、レンジであれば崩れます。
また、移動平均線から大きく離れた価格は平均に向かって回帰します。この性質も利用して観察してみるとよいでしょう。
- デイトレードはどの時間足を見るべきですか?
- デイトレードは1日の中で決済まで行うトレード手法なので、日足よりも短い時間足を見ましょう。
おすすめは、1時間足、4時間足、5分足です。
デイトレードでチャートを見る際は、トレンドを把握しやすい1時間足を基本にしましょう。4時間足は長期での流れを把握するのに有効です。
5分足は売買のタイミングを計るのにおすすめです。慣れてきたら、1分足でさらに細かいタイミングを図ってみるのもよいでしょう。
- デイトレードで得た利益は確定申告が必要ですか?
- 年間の所得に応じて必要です。
トレードスタイルにかかわらず、会社員であればFX以外の所得も含めて年間の所得が20万円を超えた場合に確定申告をしなければいけません。また、被扶養者であれば48万円を超えた場合に申告が必要です。
詳しい内容については、税理士や税務署に相談、確認しましょう。
- デイトレードにおすすめの通貨ペアはなんですか?
- デイトレードにおすすめな通貨ペアは、以下の3つです。
・ドル/円
・ユーロ/ドル
・ポンド/ドル
これら通貨ペアには以下のような特徴があります。
・短期売買でも利益になる
・取引量が多く流動性が高い
・馴染みがあり情報を取得しやすい
ここで紹介した3つの通貨ペアを見比べて、値動きのある時間帯や値動きの特徴、経済指標発表前後の値動きなどを把握しておきましょう。
- デイトレードで借金してしまうことはありますか?
- 基本的にFXの損失で借金になることは稀です。
FXには強制ロスカットという仕組みがあり、保有ポジションの含み損が膨らみ証拠金維持率が一定の水準を下回ると、自動的に決済されます。
証拠金維持率の計算方法は以下のとおりです。
(証拠金維持率の計算式)
証拠金維持率=純資産÷必要保証金(必要証拠金)
ただし、大きな資金を入金するためや、強制ロスカットを免れるために借金をしてしまう人も中にはいます。
FXで勝てれば次第に資金は大きくなるため、借金の必要はありません。また強制ロスカットをされる前に、自分で損切りしなければFXで継続的に稼げるようにはなりません。
どのような目的でも、FXのための借金は好ましくありません。
詳細はこちら
外資系金融会社で5年間勤めた経験を持つ。2012年からデイトレードを開始し、FXで年間700万円の利益をあげるなど、現役トレーダーとしても活動している。
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