Zaif(ザイフ)は株式会社カイカエクスチェンジが運営する、日本の仮想通貨取引所の1つです。
Zaifは、22種類という幅広い仮想通貨で取引が可能で、取扱っているトークンも豊富な事から利用を検討している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Zaifの概要から、実際にZaifを使用している方の口コミや評判、Zaifを利用するメリットについてを紹介していきます。
Zaif(ザイフ)とは?基本概要と特徴
Zaifは、日本の仮想通貨取引所です。日本国内には他にも取引所がありますが、その中にあってZaifはどんな特徴を持った取引所なのでしょうか。その基本や概要、スペックなどについて解説します。
1.Zaif(ザイフ)の基本概要
現在のZaifは金融機関が使用しているシステムの開発を手がけるCAICA(カイカ)の子会社として運営をしていますが、設立をしたのはテックビューロという会社でした。テックビューロの次にはフィスコ、そこにCAICAの資本が入る形で現在のZaifとなりました。
かつてハッキング被害に遭ったことで業務停止を余儀なくされた取引所ですが、CAICA傘下になったことでセキュリティが安定すると見られており、今後本格的にユーザー数を増やして存在感を高めていくとして注目を集めています。
2.取り扱い仮想通貨
Zaifで取り扱いがある仮想通貨は、全部で22通貨です。
Zaif取扱銘柄
- ビットコイン(BTC)
- ネム(NEM/XEM)
- モナコイン(MONA)
- ザイフ(Zaif)
- カウンターパーティー(XCP)
- フィスココイン(FSCC)
- カイカコイン(CICC)
- ネクスコイン(NCXC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- イーサリアム(ETH)
- COMSAトークンERC20(ERC20.CMS)
- COMSAトークンMOSAIC(MOSAIC.CMS)
- シンボル(XYM)
- Cosplay Token(COT)
- ポルカドット(DOT)
- トロン(TRX)
- ポリゴン(MATIC)
- PolygonチェーンMV(POLYGON.MV)
- PolygonチェーンROND(POLYGON.ROND)
- ディープコイン(DEP)
- クレイトン(KLAY)
- マーブレックス(MBX)
おなじみの仮想通貨に加えて、やや取引する人が限られるような通貨も見られます。これだけの通貨がラインナップされていたら、ひとまず仮想通貨投資を始めることはできるでしょう。
3.取り扱いトークン
次に、Zaifで取り扱っているトークンについても見てみましょう。トークンとはそれぞれの発行主体である企業が、自社のサービスを提供するために発行している独自の仮想通貨のことです。Zaifでは取り扱いがありませんが、仮想通貨取引所の世界的な大手であるバイナンスが発行している「バイナンスコイン(BNB)」もトークンの一種で、おそらく最も時価総額規模が大きく有名なトークンでしょう。
Zaifで取り扱っているトークンには、以下のようなものがあります。
Zaif取扱トークン
- ザイフ(ZAIF)
- フィスココイン(FSCC)
- カウンターパーティー(XCP)
- カイカコイン(CICC)
- ネクスコイン(NCXC)
- コムサ・ネム(CMS XEM)
- コムサ・イーサリアム(CMS ETH)
- ゲンソキシメタバース(MV)
- ロンドコイン(ROND)
- ディープコイン(DEP)
- マーブレックス(MBX)
他の取引所と比べてトークンの取扱量が多いことは、Zaifの一つの特徴といえるでしょう。
4.取引手数料
Zaifの取引手数料は、「かんたん売買」の場合は0%、「Oderbook trading」であれば、maker0%、taker0.1~0.3%(ビットコインキャッシュ/円のみ0.3%)に設定されています。すでに仮想通貨取引をしている方であれば、他社と比較して安いと感じると思います。
これとは別にZaifでは口座維持手数料がかかります。証券会社やFX取引会社などの感覚ではあまりない概念なので、口座を持っているだけで手数料が発生することがある点に注意してください。口座の資金別維持手数料は以下の通りです。
資金別口座維持手数料 | |
---|---|
1万円未満 | 100円 |
1万円以上10万円未満 | 3% |
10万円以上50万円未満 | 5% |
50万円以上100万円未満 | 7% |
100万円以上 | 10% |
ただしこのZaifの口座維持手数料は本人確認を完了したら無料になるので、手数料が気になるのは口座開設後まもない時期だけかもしれません。
5.入出金手数料
Zaifの口座に入金をしたり口座から出金をする際の手数料は、以下のとおりです。
入出金手数料 | ||
---|---|---|
銀行振込 | ※振込み手数料はお客様負担 | |
コンビニ入金 | 3万円未満 | 495円 |
3万円以上 | 605円 | |
ペイジー入金 | 3万円未満 | 495円 |
3万円以上 | 605円 |
日本円を出し入れする際には、これらの手数料が発生することを念頭に置いておいてください。
6.引き落とし手数料
Zaifのコイン積立のための銀行引き落とし手数料は以下の通りです。
コイン積立銀行引き落とし手数料 | |
---|---|
1,000円~2,000円 | 100円 |
3,000円~9,000円 | 3.5% |
1万円~2万9,000円 | 2.5% |
3万円~4万9,000円 | 2% |
5万円以上 | 1.5% |
Zaif(ザイフ)の口座開設方法と本人確認の方法
Zaifで口座を開設するための手順を解説します。仮想通貨の取引口座を開設するには本人確認が必要になるので、その方法も併せて解説します。
1.Zaifの口座開設手順
Zaifでの口座開設は、画面右上にある「会員登録」のクリック(タップ)から始めます。最初にメールアドレスを入力する画面になるので、そこで有効なメールアドレスを入力して登録します。
すると登録したメールアドレスに自動返信で手続きを進めるためのURLが届くので、そこにアクセスしてユーザー登録を進めていきます。
2.Zaifの本人確認
会員登録に必要な基本情報を入力して、本人確認書類を提出します。本人確認書類は運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどが使用できます。本人確認書類の提出にはオンライン形式の利用を推奨します。郵送でも可能ですが、オンライン形式だとスマホで本人確認書類を撮影してアップロードするだけなので送料がかかりませんし、迅速です。
この本人確認が完了すると口座開設手続きは完了です。
Zaif(ザイフ)のメリット
取引所としてZaifには、どんなメリットがあるのでしょうか。ここではZaifのメリットの中でも特に評判が良いものを中心に4つの項目で紹介します。
1.取引手数料が安い
Zaifには、全体的に手数料が安いとの評判があります。取引所形式の現物取引である「Oderbook trading」ではビットコインキャッシュ/円が0.3%でそれ以外は0.1%の手数料なので、これは確かに安い水準といえます。
取引手数料は毎回かかってくるもので、特に小刻みに売買を繰り返すような投資スタイルの方にとっては取引手数料の差が大きくなるため、この安さが大きな意味を持ちます。
2.Zaif(ザイフ)だけで取引ができる仮想通貨がある
先ほどZaifの取扱通貨には聞きなれないものも多く含まれていると述べました。特にトークンのラインナップではZaifでしか取引されていないものもあるため、こうした仮想通貨の取引をしたい場合には必然的にZaifの口座を利用することになります。
Zaifのトークンも取引されているため、今後Zaifの知名度がさらに高くなってシェアを拡大していくと、Zaifトークンも「大化け」する余地があります。それを見越して仕込んでおくためにZaifの口座をもっておくのは有効です。
3.コイン積立でローリスクな投資が可能
コイン積立については、ドルコスト平均法を活用できる投資手法としてメリットが大きいので、Zaifを利用する際にはぜひとも利用したいところです。
仮想通貨は値動きが激しいため差益が大きくなる一方で大きな損失を出してしまうリスクもあります。一定額ずつ積み立てていけば価格変動が平均化され、仮想通貨による資産形成が可能になります。
4.TradingViewが利用できる
Zaifでは世界的に有名なチャート提供サービスである「TradingView」を利用できます。とても高性能なチャート機能を備えている一方で操作性が高く、今や仮想通貨だけでなく株やFXなどでも世界標準になりつつあります。
通常TradingViewで全機能を利用するには、有料サービスに申し込む必要があるため、Zaifで無料にて利用できることはとてもお得だといえるでしょう。
Zaif(ザイフ)をやってみた口コミ・評判
Zaifに対して実際に利用している人の評価は評判はどうなのでしょうか。良い評判だけでなく悪い評判についても併せて抜粋して紹介します。
Zaif(ザイフ)の良い口コミ・評判
ネットでの評判からZaifに対して高評価と思われるものを抜粋すると、以下のようになりました。
・他社と比べて手数料が圧倒的に安い。このままの手数料でいてほしい
・取引手数料が安いので仮想通貨の調達に使える
・珍しいトークンがたくさんある
Zaifが売りにしている部分にしっかり高い評価、良い評判が集まっています。特に手数料が安いことへの評判が良く、いつまでもこれを続けてほしいという声が目立ちました。
Zaif(ザイフ)の悪い口コミ・評判
これに対して、Zaifの悪い評判や口コミにも目を向けてみましょう。
・過去のハッキング事件がどうしても気になってしまう
・アクセスしにくくなったり入出金トラブルがあったり、ちょっと不安定
・相場の急変同時にサーバーダウンすることがあるのが課題
・取扱通貨が偏っている。マイナーな通貨がある一方でリップルなどがない
ハッキング事件については過去のことであり現在は運営主体も変わっているので気にしなくてもよいと思いますが、サービスやサーバーが不安定になるのは投資家としては気になるところです。
Zaif(ザイフ)の利用がおすすめな方
手数料の安さが大きな優位性となっているZaifなので、手数料を安く抑えたい方におすすめです。頻繁に仮想通貨を売買する方は手数料の差がトータルで大きくなるため、そんな方にもZaifは強い味方になることでしょう。
その他に、Zaifでしか扱っていないような仮想通貨の取引をしたい方にとっては、Zaifが唯一の選択肢になります。企業の独自トークンの中には今後「大化け」が期待できるものもあるため、それを仕込んでおくにはZaifの口座が必要です。
中でも、コイン積立はとても人気のサービスです。値動きが激しい仮想通貨ですが、それを平均化して資産形成をしたいという長期目線の方にとっても、Zaifの口座はとても役立つと思います。
Zaif(ザイフ)に関するQ&A
Zaifについてのよくある疑問3つに対してお答えをしていきます。
Q. Zaif(ザイフ)のセキュリティ体制は?
過去に大規模なハッキング被害に遭っていることが取引所のイメージダウンになってしまっていることを受けて、Zaifでは抜本的なセキュリティ体制の再構築が図られています。現在の親会社であるCAICAは金融システム開発の大手でセキュリティのプロでもあるので、その点については万全を期しているといえます。
特に気になる顧客の資産管理についてはネットワークから切り離されたコールドウォレットで管理され、さらにそれを移動するには複数の権限者による電子署名を必要とするよう、幾重にも内部統制が図られています。
Q. 口座開設にはどれくらいかかる?
オンラインによる本人確認を選択すると、最短で即日のうちに取引を開始できます。
Q. Zaif(ザイフ)はどれくらいのユーザーがいる?
Zaifが前身のテックビューロ社からフィスコに事業譲渡された際、フィスコの決算短信には「およそ73万口座」との記載があります。昨今の仮想通貨ブームによってさらに増加していると考えられ、それ以上の口座数になっていることは確実です。
Zaifのまとめ
さまざまな紆余曲折を経て現在に至るZaifについて、概要からメリット、デメリットなどを解説してきました。現在はセキュリティ体制も一新され、安心して使える取引所となっています。さらに手数料の安さやZaifでしか取り扱いがないようなトークンもあるため、利用価値は高いといえるでしょう。