リスク(Lisk/LSK)は2021年に入り大きく値上がりした仮想通貨の一つだ。仮想通貨投資を始めるにあたり、投資先としてリスクを検討する人も多いだろう。
この記事では、リスクの特徴や過去の値動きを分析し、将来性の観点から今後の値動きを予測する。リスクに投資すべきか悩んでいる人はぜひ参考にしてほしい。
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※(1) 2020年1月~6月 データ協力:App Annie
仮想通貨の取引手数料が無料
リスクの取引におすすめの取引所とは?
続いて、リスクを取り扱っている日本国内の仮想通貨取引所を2つ紹介する。取引所によって、取り扱っている仮想通貨の種類や数には大きな違いがあるので、どの仮想通貨に投資したいかを考慮し、口座開設する取引所を選ぶようにしたい。
取引所名 | 取引手数料 | 取扱通貨数 | 最低取引単位 | レバレッジ取引 |
---|---|---|---|---|
1位 | 無料 | 27種類 | 販売所:500円相当 | なし |
2位 | 販売所:無料 取引所:0.01~0.15% |
22種類 | 販売所:0.00000001 LSK 取引所:- |
2倍 |
取引所名 | 取引手数料 | 取扱通貨数 | 最低取引 単位 |
レバレッジ 取引 |
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1位 | 無料 | 27種類 | 販売所:500円相当 | なし |
2位 | 販売所:無料 取引所:0.01~0.15% |
22種類 | 販売所:0.00000001 LSK 取引所:- |
2倍 |
コインチェック
Coincheckの概要 | |
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取扱通貨数(販売所) | 24通貨 BTC,ETH,ETC,LSK,XRP,XEM,LTC,BCH,MONA,XLM,QTUM,BAT,IOST,ENJ,SAND,DOT,CHZ,LINK,MKR,MATIC,IMX,APE,AXS,WBTC |
取扱通貨数(取引所) | 8通貨 BTC,ETC,LSK,MONA,PLT,FNCT,DAI,WBTC |
最低取引数量(BTC) | 販売所:500円相当額 取引所:500円相当額 |
取引手数料 | 販売所:無料 取引所:無料 |
送金手数料(BTC) | 0.0005 BTC ※コインチェックユーザー間は無料 |
送金手数料(ETH) | 0.005 ETH ※コインチェックユーザー間は無料 |
入金手数料(銀行振込) | 無料 |
入金手数料(コンビニ入金) | 3万円未満:770円 3万円以上30万円以下:1018円 |
入金手数料(クイック入金) | 3万円未満:770円 3万円以上30万円以下:1018円 50万円以上:入金金額×0.11%+495円 |
出金手数料 | 407円 |
レバレッジ取引 | - |
スマホアプリ | Coincheck(ios/Android) |
口座数 | 174万口座(2022年9月末時点) |
取引ツール(PC) | ブラウザ上で使えるツールあり |
貸暗号資産 | ◯ |
積み立て暗号資産 | ◯ |
コインチェックは取り扱っている仮想通貨が豊富な取引所だ。リスクはもちろん、今は知名度が低いが、今後値上がりが期待できる仮想通貨も多数取り扱っている。ビットコインやイーサリアムなどの有名どころに限らず、将来性の観点から幅広い仮想通貨に投資したいと考えている人に向いている。
また、スマホアプリのダウンロード数は国内No.1で、アプリの使いやすさにも定評がある。初心者でも感覚的に操作できることから、初めて仮想通貨投資をする人にも向いている。
コインチェックでは、先述したリスクのステーキングサービスも提供されており、積立投資や貸仮想通貨サービスに対応しているのもうれしい点だ。積立投資では、値動きに左右されずコツコツと仮想通貨を積み立て購入できる。
また、Coincheckでんき・ガスを利用すると、電気料金の最大7%、ガス代の最大3%をビットコインで受け取れる。特徴的なサービスが数多く用意されているので、自分に合ったサービスを利用してみるといいだろう。
引用元:Coincheck
ビットフライヤー
bitFlyerの概要 | |
---|---|
取扱通貨数(販売所) | 21通貨 (BTC,ETH,ETC,LTC,BCH,MONA,LSK,XRP,BAT,XEM,XLM,XTZ,DOT,LINK,XYM,MATIC,MKR,ZPG,FLR,SHIB,PLT) |
取扱通貨数(取引所) | 6通貨 (BTC,ETH,BCH,MONA,XRP,XLM) |
最低取引数量(LSK) | 販売所:0.00000001 LSK 取引所:- |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | 0.01~0.15% |
送金手数料(LSK) | 0.1 LSK |
入金手数料 | 銀行振込:無料 クイック入金 住信SBIネット銀行:無料 住信SBIネット銀行以外:330円 |
出金手数料 | 220~770円 |
レバレッジ取引 | 2倍 |
サービス | ビットコインをもらう、ビットコインを使う、Tポイント交換、ステーキングなど |
ビットフライヤーは、国内最大のビットコイン取引量(※)を誇る取引所だ。コインチェックほどではないが、取り扱っている仮想通貨の種類も多い。最低注文数量が小さく、少額から仮想通貨投資をスタートできるので、初めて仮想通貨投資をする初心者にとっても安心だろう。
ビットフライヤーも、リスクのステーキングサービスを提供している。ほかにも、「ビットコインをもらう」「ビットコインを使う」などのサービスがあり、ショッピングや旅行予約でビットコインを受け取ることも可能だ。リスクはもちろんのこと、ビットコインにも投資したいと考えているなら、利用を検討してみると面白いだろう。
仮想通貨リスクとは
分散型アプリケーション構築のためのプラットフォーム、リスク(Lisk)を開発したのは、マックス・コーデック氏とオリバー・ベドウス氏だ。二人はリスク財団のCEO、CTOとして、ドイツのベルリンを拠点に現在も開発や運営を行っている。このプラットフォーム内で利用される仮想通貨LSKも同様に「リスク」と呼ばれている。
仮想通貨とは、インターネット上で取引される通貨のことだ。日本や米ドルといった法定通貨と比べると、値動きが激しいことから、ハイリスク・ハイリターンの投資対象として知られている。
また、仮想通貨には「送金コストが安い」「スピーディーに送金できる」といったメリットもあり、仮想通貨が浸透すれば、金銭的・時間的コストを限りなく抑えて世界中で金銭の送受ができるようになる可能性もある。ちなみにリスクの送金処理時間はわずか10秒に設定されている。
さらに、仮想通貨の中には、スマートコントラクト機能を実装できるものがある。スマートコントラクトとは、人の手を介さず契約を自動実行する機能のことだ。スマートコントラクトといえば、ビットコインに次いで知名度の高い仮想通貨・イーサリアムが有名だが、リスクにもスマートコントラクト機能の実装が見込まれている。
仮想通貨はさまざまな可能性を秘めており、通貨によって異なる特徴を持つ。リスクに投資したいと思うなら、特徴や将来性を踏まえて投資すべきか否かを見極めることが大切だ。
リスクの価格やチャート
リスクは2016年から稼働を開始した。
2017年から2018年にかけて、仮想通貨市場が急激な盛り上がりを見せ、いわゆる「仮想通貨バブル」と呼ばれる状況になった。2017年1月に約10万円だったビットコインの価格は、同年12月には約200万円を記録。1年足らずで20倍にまで価格が急上昇したことになる。この仮想通貨バブルによって、たくさんの「億り人」が生まれたといわれている。
このとき、リスクも同様に仮想通貨バブルの波に乗って価格が急上昇した。1通貨当たり10~30円台で推移していたが、2017年に入って高騰し、2018年1月には一時約4,700円となった。約1年で250倍にまで急上昇しており、2017年1月に10万円をリスクに投資していたら、1年後に元手は2,500万円になっていた可能性もある。リスクの価格がいかに急上昇したかがわかるだろう。
その後、ハッキングによる流出事件をきっかけに仮想通貨バブルが崩壊し、ビットコインをはじめ多くの仮想通貨の価格が下落した。リスクも下落に巻き込まれ、2019年には100円台にまで下がり、長らく50円から300円ほどの価格帯をさまよう状況が続いた。
2020年秋頃から、ビットコインの価格が再び急上昇し始め、リスクは一足遅れで、2021年に入ってから上昇を始めた。5月までは乱高下しつつも上り調子にあり、一時は1,200円を超えた。
しかし、2021年5月にテスラ社のイーロン・マスク氏がビットコインのエネルギー消費が多いことに対して否定的な見解のツイートをしたことから、ビットコインの価格が急落。それに引きずられるように、他の仮想通貨の価格も下落した。リスクも急落し、2021年6月現在、300円前後を推移している。
リスクの将来性は?
リスクは、現在もリスク財団によって開発・運営が継続されており、成長可能性を秘めたプラットフォームであり仮想通貨だ。
リスクの特徴として、プログラミング言語に「JavaScript」が採用されている点がある。JavaScriptは世界的にもメジャーなプログラミング言語で、多くのプログラマーやエンジニアになじみのあるものだ。ブロックチェーン技術を活用したサービスの開発を考えたとき、リスクのプラットフォームを使えば比較的容易に開発ができる。
世界中のプログラマーやエンジニアに開かれていることから、今後プラットフォームとしてのリスクの活用が増え、それにともないリスクの価格が急上昇する可能性もある。
また、サイドチェーンもリスクの特徴の1つだ。サイドチェーンとは、メインとなるブロックチェーンに接続し、補助的な役割で機能するブロックチェーンのことだ。サイドチェーンをつなげることで、ブロックチェーンの機能を拡張させることができる。具体的には、セキュリティの強化や処理能力の向上などのメリットが考えられる。
リスクは将来的にスマートコントラクトを実装できるようになる可能性が高い。スマートコントラクトとは、契約を自動で実行する機能のことだ。ブロックチェーンでは、送金などの取引記録を改ざん不可能な状態で記録する。さらに、スマートコントラクトでは、事前にプログラミングで設定しておくことで、人の手を介さずに契約を実行できる。
例えば、ある条件が満たされた場合に送金が行われるといった設定が可能で、スマートコントラクトはさまざまな分野での活用が期待されている。プラットフォームとしてのリスクにスマートコントラクト機能が実装されれば、リスクの価格も急上昇する可能性があるだろう。
リスクの過去の高騰とこれからの高騰
2021年6月現在、リスクは300円前後を推移しているが、過去には一時約4,700円を記録したこともあった。リスクの価格が当時の水準にまで回復すれば、元手を約15倍に増やすことができる計算だ。
また、将来性の観点からも価格が上昇する可能性はある。前述したようにリスクはスマートコントラクト機能の実装をはじめ、開発段階にある仮想通貨だ。リスクのプラットフォームを活用して開発に取り組むプログラマーやエンジニアが増えたり、スマートコントラクト機能が実装され活用の幅が広がったりすれば、それにともないリスクの価格も上昇する可能性が高い。
リスクの開発を手掛けるマックス・コーデック氏とオリバー・ベドウス氏の発言は、リスクの値動きに大きな影響を及ぼす。今後のリスクの値動きを予測するうえでは、2人の発言にも要注目だ。
リスクを保有するメリットとデメリット
続いて、リスクを保有するメリットとデメリットを紹介する。
リスクを保有するメリット
リスクを保有する1つ目のメリットは将来性だ。リスクは発展途上のプラットフォームであり、その分、伸びしろも大きい。今後の成長次第で、リスクの価格が急上昇することもあるだろう。
2つ目のメリットは、ステーキングサービスだ。2021年6月現在、リスクを取り扱っているコインチェックとビットフライヤーは、リスクのステーキングサービスを実施している。ステーキングサービスでは、リスクを保有している間、期間に応じてリスクを受け取ることができる。
これまで、仮想通貨投資では、売却益によって利益を得ることが主流だった。売却益は、投資の世界では「キャピタルゲイン」と呼ばれている。これに対して、普通預金の利息や株式の配当金など、保有しているだけで受け取れる利益を「インカムゲイン」と呼ぶ。ステーキングサービスは、仮想通貨にインカムゲインを誕生させたという意味で、画期的なサービスと言えるだろう。
リスクを保有するデメリット
リスクを保有するデメリットは、リスクがいまだ発展途上であり、必ずしも値上がりするとは限らないという点だ。スマートコントラクト機能の実装には期待が寄せられているが、スマートコントラクト機能はイーサリアムにも実装されている。住み分けをしつつ、独自の強みを打ち出していく必要がある。
これからも注目が集まる仮想通貨のリスク
リスクは将来性を秘めている仮想通貨で、今後の成長にともない、価格の値上がりが期待できる。2021年6月現在、300円前後を推移しており、ビットコインやイーサリアムと比べて少額から投資できる点も魅力的だ。ステーキングサービスを賢く活用し、長期投資でインカムゲインをコツコツと積み上げていくのもいいだろう。今後もリスクは要注目の仮想通貨の1つと言えるのではないだろうか。