BATは正式名称をBasic Attention Token(ベーシックアテンショントークン)といい、次世代ブラウザである「Brave」とともに急成長が見込まれる仮想通貨だ。
この記事では、BATに投資すべきか悩んでいる人に向けて、BATの過去の値動きや将来性を解説する。今後の見通しも紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
この記事の要点
- BATはWEBブラウザBrave上の独自トークン
- BATはBraveで広告を見ると獲得できる!
- 取引所は「Coincheck」「bitFlyer」「GMOコイン」がおすすめ
- 今後価格が上昇する可能性がある
仮想通貨ベーシックアテンショントークン(BAT)とは
前述した通り、BATはWebブラウザ『Brave』上で利用される独自トークンのことで、正式名称は「Basic Attention Token(ベーシックアテンショントークン)」と言う。BATは2017年に誕生した比較的新しい仮想通貨であり、「Brave」というWEBブラウザと密接な関わりのある仮想通貨だ。
デフォルトで広告がブロックされる仕組みになっているWebブラウザ『Brave』をユーザーがダウンロードし、広告を見ることを自分で選択した際に、報酬としてもらえるのがBATだ。Chrome, Safariなど従来のブラウザと比較し2~8倍高速にページを読み込む画期的なブラウザで、今後利用者の拡大が見込まれている。
普段インターネットを見るときに、ブラウザはページを読み込むソフトウェアとして使われている。代表的なブラウザには、Google Chrome(グーグルクローム)、Safari(サファリ)、Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)、Firefox(ファイヤーフォックス)などがある。
例えば、ネットサーフィン中に広告が表示され、広告のせいでスクロールしないと情報にたどり着けないなど、わずらわしさを感じた経験はないだろうか。勝手に動画広告が流れると、通信量やバッテリーも消費してしまう。
このような私達の日常の悩みを解消してくれるのが『Brave』なのである。
そしてBATとは、『Brave』がデフォルトでブロックしている広告に対して、Webブラウザ『Brave』をユーザーがダウンロードし、広告を見ることを自分で選択した際に、報酬としてもらえる仮想通貨のことである。
ベーシックアテンショントークン(BAT)の概要 | ||
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通貨名 | Basic Attention Token(ベーシックアテンショントークン) | |
略称 | BAT | |
取り扱い取引所 | Coincheck, bitFlyer, GMOコイン, bitbank | |
現在の価格(11/16現在) | 1BAT=120.72円 | |
時価総額(11/16現在) | 180,154,176,943円 | |
発行上限枚数 | 15億BAT (既に発行済み) |
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コンセンサスアルゴリズム | Proof of Work | |
時価総額ランキング(11/16現在) | 82位 | |
公式サイト | BATの公式サイト |
また、一度ある内容で検索すると、関連する広告が繰り返し表示されるようになる。トラッキングという仕組みで、どのサイトを見て何をクリックしているかという情報が収集されているからだ。トラッキング機能によって、膨大な量の個人情報が企業に流れることになる。このような機能はプライバシーの侵害にあたるとして、2020年から2021年にかけて、欧米諸国を中心に批判が巻き起こっている。
そんな中、広告を排除し、プライバシーに配慮したブラウザBraveは、ますます存在感を強めている。Braveでは、「Brave Shields(ブレイブ・シールド)」という仕組みで、不要な広告やトラッキングを最初からブロックしてくれる。ブラウザの利用状況はユーザーのデバイス上にのみ保存され、企業や第三者のサーバーに送られることはない。そのため、企業に個人情報を抜き取られる心配をしなくてすむ。
広告・プライバシーへの関心の高まりと、Braveの画期的な機能を踏まえると、今後BraveがGoogle ChromeやSafariにとって代わる可能性も十分にある。
そうなれば、Brave上で使用されるBATの存在価値も自然と高まり、価格が急上昇する可能性も出てくる。
暗号資産(仮想通貨)が買えるおすすめ取引所ランキング
下記、BATが買える取引所を見比べて、口座を開設してみよう。
- 1BAT=100円だった場合
bitbankの最低取引金額は0.0001 BATは約0.01円になる。
取引所に迷ったらcoincheck(コインチェック)がおすすめ。
取扱通貨数が多く、取引手数料も無料なので、他のコインが気になった場合でもすぐに取引が可能だ。
また、シンプルでわかりやすいデザインになっているので、初心者にも簡単に始めることができる。
\国内取扱通貨数No.1!/
BATの価格やチャート
BATは2017年の登場以降、2018年には一時約100円に上昇したが、その後は長らく10円から50円の幅で推移していた。2020年秋以降、ビットコインをはじめとした他の仮想通貨の価格が急上昇し始めたが、BATは20円台を推移しており、振るわない状況が続いていた。
しかし、2021年2月に50円の壁を突破。3月には100円の壁も突破し、4月には一時160円を超えた。たった数ヵ月で、約8倍に価格が上昇したことがわかる。5月にテスラ社のイーロン・マスク氏がビットコインのエネルギー消費が膨大な点を指摘するツイートをしたことから、仮想通貨の多くは下落に転じた。BATも同様に下落し、2021年6月は約70円。2月現在の価格は96円である。
BATの取引におすすめの取引所とは?
BATに投資するにあたり、まずは仮想通貨取引所で口座開設する必要がある。2021年現在、仮想通貨は数千種類あるといわれており、取引所によって取り扱っている仮想通貨の種類や数は大きく異なる。自分に合った取引所を選び、仮想通貨投資をスムーズにスタートすることが大切だ。
続いて、BATの取り扱いがある日本国内のおすすめ取引所を3つ紹介する。
Coincheck(コインチェック) - BAT以外の仮想通貨も豊富!
Coincheckの概要 | |
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取扱通貨数(販売所) | 22通貨 (BTC,ETH,ETC,LSK,XRP,XEM,LTC,BCH,MONA,XLM,QTUM,BAT,IOST,ENJ,OMG,SAND,DOT,FNCT,CHZ,LINK,MKR,DAI) |
取扱通貨数(取引所) | 5通貨 (BTC,ETC,FCT,MONA,PLT) |
最低取引数量(BAT) | 500円相当額(販売所) - (取引所) |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | 無料 |
送金手数料 | 変動手数料制 |
入金手数料 | 銀行振込:無料 コンビニ入金:770円~ クイック入金:770円~ |
出金手数料 | 407円 |
レバレッジ取引 | - |
コインチェックの特徴は、取り扱っている仮想通貨の種類が多いことだ。BATはもちろん、チャートを見て他の仮想通貨に投資することもできる。仮想通貨は値動きが激しく、数時間から数日の間に価格が高騰することもある。チャンスを逃さず投資するには、できるだけ仮想通貨の取り扱い数が多い取引所を選ぶようにしたい。
また、積立投資、貸仮想通貨などさまざまなサービスが充実しているのもコインチェックの魅力だ。
bitFlyer(ビットフライヤー) - BATを低額で始めたいならここ!
bitFlyerの概要 | |
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取扱通貨数(販売所) | 21通貨 (BTC,ETH,ETC,LTC,BCH,MONA,LSK,XRP,BAT,XEM,XLM,XTZ,DOT,LINK,XYM,MATIC,MKR,ZPG,FLR,SHIB,PLT) |
取扱通貨数(取引所) | 6通貨 (BTC,ETH,BCH,MONA,XRP,XLM) |
最低取引数量(BAT) | 0.00000001BAT(販売所) - (取引所) |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | 0.01~0.15% |
送金手数料 | BAT:5 BAT |
入金手数料 | 銀行振込:無料 クイック入金 住信SBIネット銀行:無料 住信SBIネット銀行以外:330円 |
出金手数料 | 220~770円 |
レバレッジ取引 | 2倍 |
ビットフライヤーは、最低注文数量が小さいことが特徴だ。ビットコインに関して、「ビットコインをもらう」「ビットコインを使う」などの多様なサービスが提供されており、ショッピングや旅行予約でビットコインを受け取ることもできる。
BATとあわせてビットコイン投資も考えているなら、検討してもいいだろう。
GMOコイン - BATの送金・入金・出金手数料が無料!
GMOコインの概要 | |
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取扱通貨数(販売所) | 26通貨 (BTC,ETH,BCH,LTC,XRP,XEM,XLM,BAT,XTZ,QTUM,ENJ,DOT,ATOM,XYM,MONA,ADA,MKR,DAI,LINK,FCR,DOGE,SOL,ASTR,FIL,SAND,CHZ) |
取扱通貨数(取引所) | 8通貨 (BTC,ETH,BCH,LTC,XRP,XEM,XLM,XYM) |
最低取引数量(BAT) | 2BAT(販売所) - (取引所) |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
送金手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
レバレッジ取引 | 2倍 |
GMOコインは、GMOインターネットグループが運営している。GMOコインの特徴は、仮想通貨のFX取引ができることだ。FX取引では、レバレッジをかけることで、元手の数倍の取引が可能だ。大きくリターンを得られる可能性がある一方で、大きく損をしてしまうリスクもある。そのため、一定の投資経験を積んでから挑戦するようにしたい。
FX取引に対応している通貨は26種類で、BATも含まれている。仮想通貨投資に慣れ、FX取引も試してみたいときは、口座開設を検討してもいいだろう。
BATの特徴
BATは次世代ブラウザ「Brave」の普及にともない、大きく価値が上昇する可能性を秘めた仮想通貨だ。特に昨今の欧米諸国のプライバシー意識の高まりとともに、飛躍的な成長が期待されている。今のうちに投資しておけば、将来的に元手が数千倍、数万倍にふくれあがるかもしれない。BATの特徴について整理したので、投資するか否かの判断材料にしてほしい。
次世代ブラウザ「Brave」内で使われている仮想通貨
BATは次世代ブラウザ「Brave」上で使用される仮想通貨だ。「Brave」の特徴は、デフォルトで広告がブロックされることだ。広告がブロックされることで、Webページの高速表示が可能になるとともに、ストレスなくネットサーフィンを楽しめる。また、広告を受け取る頻度も、ユーザーが自由に設定できる。
さらに、自らの意思で広告を閲覧した場合、ユーザーは報酬を受け取れる。この時、報酬として付与されるのが仮想通貨BATだ。なお、日本では規制の関係で、BAPが付与されることがある。
「Brave」では、どの程度の情報を提供するかはユーザーが自ら選択できる。また、情報はデバイス内に保存されるため、プライバシー保護の観点でも非常に優れているといえるだろう。
BATの将来性は?
BATの将来性は、Braveの浸透に懸かっているだろう。Braveは広告をブロックし、プライバシーに配慮したブラウザだと説明した。
実は、Braveの特徴はこれだけではない。Braveには、「広告閲覧報酬」と「投げ銭機能」がある。
Braveでは基本的に広告はブロックされるが、ユーザーが自分の意思で広告を閲覧した場合、ユーザーは対価として報酬を受け取れる。この報酬は、BATによって支払われる。この仕組みを活用すれば、スキマ時間に広告を見ることで、気軽に資産を増やせる。ユーザーにとって、Braveは魅力的なブラウザと言えるだろう。
また、受け取ったBATは課金(投げ銭)に使用できる。自分にとって有意義なコンテンツを配信するコンテンツクリエイターに直接BATを送付できる。投げ銭は匿名で行われるため、受け取ったクリエイターも企業も、誰が投げ銭をしたか知ることはできない。プライバシー対策も万全というわけだ。
ほかにも、Braveでは広告が非表示になるため、従来と比べてはるかに優れた速度でページを読み込むことができる。インターネット検索の快適さは、表示速度に大きく左右される。ページの読み込みが遅くてバックしたり、検索をあきらめたりした経験を持つ人も多いだろう。高速表示の観点からも、Braveが広く浸透する可能性は高いと言える。
さらに、Braveは広告配信する企業側にもメリットをもたらす。Braveの広告の運用パフォーマンスは、既存の広告サービスと比べて優れているという結果が公表された。コロナ禍において、巣ごもりという新たなライフスタイルが一般化し、ネット通販市場が盛り上がりを見せている。このような状況下で、企業はオンライン広告により多くのリソースを割く必要がある。企業にとっても、Braveは要注目のブラウザというわけだ。
Braveを運用する企業Brave Softwareの創業者ブレンダン・アイク氏は、有名なプログラミング言語「Java Script」の開発にも携わったプログラマーだ。Braveは2020年に大人気K-POPアイドルグループ「BTS(防弾少年団)」やeスポーツチームと提携して限定版ブラウザを提供するなど、さまざまな取り組みを行っている。
Braveはまったく新しい発想で運用される画期的なブラウザで、大きな成長可能性を秘めている。今後、Braveが浸透するにともないBATの利用場面も増え、価格が急上昇する可能性もある。
BATの価格上昇が期待できる理由
プライバシーとセキュリティの意識が高まる中、世界的に大きな注目を集めているBATだが、今後の価格上昇も期待できるのだろうか。
BATの将来性について、価格上昇が期待できる理由を4つの観点から整理して解説していく。直近のBATにまつわるニュースも調査してまとめたので、BATへの投資を検討中の人は、ぜひ参考にしてほしい。
「Brave」と企業のコラボやプロジェクトが開始!
「Brave」は、人気K-POPアイドルグループ「防弾少年団(BTS)」や人気eスポーツチームと連携し、限定版ブラウザを提供した。限定版ブラウザでは、BTSのメンバーやeスポーツ選手などがトップページに表示され、広告閲覧で受け取ったBATポイントは、BTSやeスポーツチームを支援する目的で利用できるようになっていたという。
また、ビットフライヤーに限らず、2021年9月にはアメリカの仮想通貨取引所ジェミナイ(Gemini)のユーザーウォレットとの連携が発表されるなど、「Brave」は着々とサービスの普及に努めている。Androidアプリ版でのサポートも近日中に予定されているという。
このようなコラボやプロジェクトによって、「Brave」はますます存在感を強めていくだろう。
BAT ウォレットにより使いやすくなる
Brave Software, Inc.の子会社とビットフライヤーの共同開発によって、BATを使えるウォレットがリリースされ、BATを受け取れないというデメリットは解消された。
ビットフライヤーのアカウントで受け取ったBATを売却すれば、問題なく日本円へと換金できる。また、受け取ったBATを投げ銭として送金し、コンテンツクリエイターを支援することも可能だ。現在はアカウントを連携するには「Brave」ブラウザのダウンロードが必要だが、将来的にはスマートフォンにも対応させていく予定だ。
サービス開始にともない、ビットフライヤーは「アカウント連携で1,000円相当のBATを受け取れる」などのタイアップキャンペーンも実施し、BATの普及に一役買った。
今後、このような動きは他の仮想通貨取引所にも広がっていくと考えられる。また、スマートフォンなど複数のデバイスに対応することで、よりBATの認知が拡大する可能性が高い。
「Brave」の利用ユーザーの拡大
BATの価値は、「Brave」の普及とともに上昇が見込まれる。BATに投資するなら、「Brave」の利用ユーザーが拡大するかどうかは重要なポイントだ。
2021年5月にリリースされた「Brave」のiOS版では、音楽・ビデオ・ポッドキャストなどのWebコンテンツを登録してオフラインで視聴できる新機能「Playlist」が追加された。飛行機に搭乗中も、お気に入りの音楽やビデオコンテンツを楽しめるなど、活用の幅が拡大することが期待されている。
また、2021年9月には、プライバシーに配慮したビデオ会議機能「Brave Talk」のローンチを発表した。ユーザーの同意なしに通話やアクティビティが記録されることがなく、安心して利用できる。
「Brave」は2021年2月時点で、約2,500万人の月間アクティブユーザーを持つことを公表した。今後も、さまざまな新機能がリリースされることで、着々とユーザーは増加していくと予想される。
新規取引所への上場済み
BATはコインチェック、GMOコイン、ビットフライヤーをはじめ複数の日本国内の仮想通貨取引所に上場している。
2021年3月には、ビットバンクが新たにBATの取り扱いを開始した。取引手数料無料キャンペーンも開催され、一時価格が急上昇するなど、にぎわいを見せた。
DMM Bitcoinでは、BATのレバレッジ取引が可能だ。レバレッジ取引とは、証拠金を預けることで、元手の数倍の取引ができる仕組みのことを言う。レバレッジを最大の2倍に設定すると、100万円の元手でも200万円分の取引が可能となる。
「Brave」の普及にともない、BATへの注目が高まり、今後も新たな取引所で上場が決まる可能性がある。上場に際して価格が上昇することもあるため、情報を敏感にキャッチし、投資チャンスを逃さないようにしたい。
BAT の過去の高騰とこれからの高騰
BATの値動きを見ると、2021年2月から4、5月にかけて価格が急上昇したことがわかる。数ヵ月で約8倍というのは、驚きの数字だが、仮想通貨の値上がり幅としてはそこまで特異というわけではない。
イーサリアム(ETH)は、2020年秋から2021年春にかけて約11倍に上昇した。ネム(NEM)は、2020年夏から2021年春にかけて、約16倍に上昇した。このような点を踏まえると、BATも今後、まだまだ価格が急上昇する可能性がある。
2021年6月現在、ビットコインは約690万円、イーサリアムは約49万円だ。これに対して、BATは約120円で、まだまだ価格が急上昇する伸びしろがあると言えるだろう。
Braveが画期的な機能を備えているとしても、私たちの生活に浸透しているとは言い難い。今後、Braveの浸透と同時に、BATの高騰が起こることも予測される。
BATを保有するメリットとデメリット
BATの価格や値動き、将来性について解説してきた。続いて、BATを保有するメリット・デメリットを整理して紹介しよう。
BATを保有するメリット
BATを保有するメリットは、なんといっても将来性だ。現在の価格はまだ二桁であり、今後大きく値上がりする可能性を秘めている。今後の値上がりについて、Braveの成長という一定の根拠を持って予測できるのもBATの魅力だ。
仮想通貨の中には、金融庁の認可を受けた日本国内の取引所では取り扱いがないものもある。BATは複数の日本国内の取引所で取り扱いがあり、仮想通貨投資が初めての人でも安心して投資をスタートできる。
BATを保有するデメリット
BATを保有するデメリットは、今後値上がりするとは限らないという点だ。特に仮想通貨は、比較的新しい投資対象なので、今後の値動きを正確に予測することは誰にもできない。価格が0円になる可能性もないとは言い切れない。
投資である以上、必ずリターンが得られるとは限らない。投資した金額が戻らないこともある。その点をしっかり理解し、余裕資金で投資を始めることが大切だ。
また、これまで、海外ではBATを受け取れるが、日本ではBATを受け取れないというデメリットがあった。日本では、代わりにBATポイント(BAP)を受け取れるが、BAPを換金する術がなく、「Brave」の利用拡大を阻む一因となっていた。
しかし、2021年5月より、「Brave」を提供するBrave Software, Inc.の子会社と、国内の大手仮想通貨取引所であるビットフライヤーの共同開発によって、ビットフライヤーのアカウントを利用すれば日本でもBATを受け取れるようになった。
ビットフライヤーのサービス開始によって、国内でBATを受け取れないというデメリットはほぼ解消されたと考えてもいいだろう。
一方、広告を非表示にすることで、Webページのレイアウトが壊れてしまうというデメリットはいまだに残っている。
【2021年以降】BATの今後の将来性は?
国内の仮想通貨取引所上場次第で将来性大
角川アスキー総合研究所が実施した調査によると、Google ChromeやSafari、Firefoxなどの名だたるブラウザを抑え、主要コンテンツサイトの表示速度においてBraveは「最速のブラウザ」だと証明された。快適なネットサーフィンにおいて、表示速度の速さは大きな意味を持つ。今後、「Brave」の利用はますます広がっていくと予想される。
2020年には、TikTokやInstagram、PayPayなどの人気アプリを抑えて、AppStoreの無料ランキングで2位を獲得したこともある。
コロナ禍で自宅で過ごす時間が増え、オンライン会議やリモートワークの機会が増加した今、「Brave」が提供する新機能「Playlist」「Brave Talk」の利用もますます拡大していくだろう。さらに、プライバシーやセキュリティの観点から、「プライバシーウェブブラウザ」として台頭していくことは間違いない。
投資対象として、「Brave」で利用されるBATにも要注目だ。
これからも注目が集まる仮想通貨のBAT
BATに興味があるなら、実際にBraveの使用感を確かめてみるのも面白いだろう。広告のわずらわしさ、プライバシーへの不安は多くの人が共有する認識だ。
Braveの利用拡大に先立って、仮想通貨投資をスタートしてみてはいかがだろうか。