
カードローンの借り換えは、返済計画を見直すための有力な方法ですが、返済負担が本当に軽減できるのか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
借り換えにはメリットだけでなく、デメリットや注意すべきポイントもあります。特に返済期間が延びると、総返済額が増加する可能性があるため注意が必要です。
本記事では、カードローン借り換えを活用して返済負担を軽減するための具体的な方法を紹介し、返済を楽にするために知っておくべきポイントを解説します。
- カードローンの借り換えとは?
- カードローン借り換えのデメリット
- カードローン借り換えの注意点
- カードローン借り換えの審査は甘い?審査通過のコツ
- カードローン借り換えの審査時間を早めるポイント
- カードローン借り換えのメリット
- 【返済シミュレーション】低金利のカードローンに借り換えると利息はどれだけ減る?
- 借り換えにおすすめのカードローン10選
- 【プロミスのおまとめローン】段階的に残高が減って計画的に返済できる
- 【レイクdeおまとめ】銀行カードローンの借り換えにも利用できる
- 【アイフル「かりかえMAX」】リボ払いの借り換えも可能
- 【楽天銀行スーパーローン】実質年率は1.9%~14.5%
- 【auじぶん銀行カードローン借り換えコース】上限金利年12.5%で申し込める
- 【PayPay銀行カードローン】30日間の無利息で短期の借り換えにおすすめ
- 【三井住友銀行カードローン】上限金利14.5%!周囲にバレずに借り換えできる
- 【りそな銀行カードローン】住宅ローン利用者に優遇金利が適用されてお得
- 【みずほ銀行カードローン】年率14.0%で消費者金融からの借り換えにおすすめ
- 【住信SBIネット銀行カードローン】上限金利14.79%で消費者金融からも借り換え可能
- カードローン借り換え(おまとめ)で必要な書類と手続きの流れ
- カードローン借り換えに関するよくある質問(Q&A)
カードローンの借り換えとは?
カードローンの借り換えとは、現在利用しているカードローンの残高を、別のカードローンで借り替えることを意味します。借り換えをすることで、返済の負担を軽減できる可能性があります。
具体的には、低金利のカードローンに借り換えを行うことで、支払う利息を減らしたり、月々の返済額を軽減したりすることができます。
借り換えが有効になるケースは、主に以下のような状況です。
状況 | 内容 |
---|---|
高金利のカードローンを利用している | 高金利のカードローンを利用している場合、低金利のカードローンに借り換えることで、利息を減らし、返済額を軽減できる可能性があります。 |
返済額が負担になっている | 月々の返済額が高くて生活に支障をきたしている場合、低金利のカードローンに借り換えることで、月々の返済額を軽減できます。 |
複数のローンを抱えている | 複数のカードローンを利用している場合、借り換えによって1本にまとめることができ、返済管理が楽になります。(おまとめローン) |
カードローン借り換えのデメリット
カードローンの借り換えは、返済負担を軽減するための有効な手段ですが、借り換えにはいくつかのデメリットも伴います。
借り換えを検討する際にはデメリットをしっかりと理解し、メリットとのバランスを取ることが大切です。
ここでは、カードローン借り換えにおける4つの主なデメリットを詳しく解説します。それぞれのリスクをしっかりと把握し、借り換えを行うかどうかの判断材料にしてください。
審査に通過しない可能性がある
カードローンの借り換えには、審査が伴います。新たに借り換え先のローンを契約する際、その審査に通過することが前提となります。 しかし、審査に通過できない場合もあります。特に以下のような状況では、借り換えが難しくなることがあります。- 信用情報に問題がある
- 借入額が年収に対して多すぎる
- 収入が不安定である
- 過去に滞納歴や債務整理歴がある
- 他社借入が多すぎる
これらの要因を踏まえたうえで、借り換えが可能かどうかを慎重に判断することが大切です。
返済総額が増加する可能性がある
カードローンの借り換えを行う場合、返済総額が増加することがあるため注意が必要です。主な理由は、返済期間が長くなることによる利息の増加です。
借り換え後に返済期間を延長したり、金利が高くなった場合、月々の支払額は少なくなりますが、その分、長期間にわたって利息を支払うことになります。その結果、最終的な返済総額が当初の借入額を大きく上回ることがあります。
たとえば、借入額50万円を18%の金利から15%の金利に借り換えた場合を比較してみましょう。もともと18%の金利で3年間返済していた場合と、借り換え後、15%の金利で返済期間を6年間に延ばした場合の違いは以下のとおりです。
条件 | 元々の借入 | 借り換え後 |
---|---|---|
借入額 | 500,000円 | 500,000円 |
金利(実質年率) | 18.0% | 15.0% |
返済期間 | 3年(36ヵ月) | 6年(72ヵ月) |
月々の返済額 | 18,076円 | 10,572円 |
総返済額 | 650,743円 | 761,220円 |
このように、カードローンの借り換えを行うと、返済期間を延ばすことができ、月々の返済額を軽減できる一方で、総返済額が増加する可能性があることがわかります。
そのため、借り換えを検討する際は、月々の返済額の軽減と、最終的に支払う総額の増加をバランスよく考え、慎重に判断することが重要です。
希望額を借りられない場合がある
カードローンの借り換え時、必ずしも希望した額を借りられるわけではありません。借り換え先の金融機関には借入限度額があり、申込者の信用情報や返済能力に応じて、希望額より少ない金額しか借りられない場合もあります。
そのため、借り換えを検討する際は、事前に自分の借入額や信用情報を確認し、無理のない返済額を設定することが重要です。借入額が希望に届かない場合は、他の金融機関の利用も選択肢の一つとなります。
返済専用ローンになることがある
借り換えローンのなかでも、特におまとめローンを利用すると、追加借入れができず、返済専用になってしまう点がデメリットです。
返済専用ローンだと、一般的なカードローンのように「借りたり返したり」ができず、毎月ひたすら返済していくだけとなります。
「生活費が5万円足りないから少し借りたい」と思っても借りられないため、どうしても借りたい場合は別のローンを契約しなければいけません。返済専用ローンになることで確実に完済できるメリットはありますが、利便性が悪くなってしまう点には注意が必要です。1社あたりの借入れ総額が増えるので審査が厳しくなる
カードローンの借り換えを行う際、特に複数の借入れを一本化するおまとめローンを利用すると、1社あたりの借入額が増えるため、審査が厳しくなる傾向があります。
通常、貸金業者は貸し倒れのリスクを抑えるため、申込者の返済能力を慎重に審査します。借入額が大きくなると、その分リスクも高まるため、審査基準が厳しく設定されることが多くなります。
たとえば、年収や勤務先の安定性、他の借入状況などがより厳格にチェックされるため、これまでのカードローンよりも審査通過のハードルが上がる可能性があります。
カードローン借り換えの注意点
カードローンの借り換えは、返済負担を軽減するための有効な手段ですが、実施する際にはいくつかの注意点があります。借り換え後に後悔しないためにも、慎重に検討すべき点を押さえておくことが大切です。
ここでは、借り換えを実行する前に知っておくべき重要な注意点を解説します。
他社ローンが利用できなくなる可能性がある
カードローンを借り換えると、他社のローンが利用できなくなる可能性があります。
特に、おまとめローンを利用する場合は、契約時の条件として「新たな借入れをしないこと」が求められることが多く、追加の借入れが制限されるケースがあります。これは、借り換え後に新たな借入れを増やすことで、返済負担が重くなり、結果的に支払いが困難になるリスクを避けるためです。
また、金融機関によっては、借り換えローンの審査時に「完済したカードローンの契約を解約すること」を条件とする場合もあります。そのため、借り換え後に再び他社からの融資を受けることが難しくなる可能性があります。
総量規制に気を付ける
カードローン借り換えを検討する際、総量規制を意識することが重要です。総量規制とは、借入れ可能な金額が年収の3分の1を超えてはいけないという法律上の制限です。この規制は、借り換えを行う場合にも適用されます。
たとえば、年収が300万円の場合、借り入れ可能な総額は最大で100万円までとなります。もし、すでに他のローンで借り入れがある場合、その金額を差し引いた額が新たに借り入れ可能な金額となります。
ただし、「おまとめローン」などの専用ローンは総量規制の対象外となるため、複数の借入れを一つにまとめることができ、年収の3分の1を超えた借入れを行うことが可能です。
借り換え先の手数料や追加費用の確認が必要
カードローンの借り換えを行う際には、借り換え先の金融機関が設定している手数料や追加費用を確認することが重要です。
借り換えを行うことで、金利が下がる場合でも、手数料や費用がかかると結果的に返済総額が増えてしまうことがあります。
そのため、手数料や費用を事前に確認し、総返済額が増えないように注意することが大切です。借り換えを検討する際は、金利だけでなく、こうした費用も総合的に考慮して、最も有利な選択肢を選ぶようにしましょう。
カードローン借り換えの審査は甘い?審査通過のコツ
借り換えローンやおまとめローンを利用するには、新規申込時と同様に審査を通過する必要があります。
「借り換えの審査は甘いのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、一般的に借り換えの審査は新規の借り入れ時よりも厳しいと言われています。なぜなら、既に他社での借入残高があるため、より慎重に返済能力が判断されるからです。
ここでは、カードローン借り換えの審査通過のコツについて解説します。
現在利用中のローンで滞納しない
借り換え(おまとめ)ローンの審査を通過するためには、現在利用しているローンの返済を滞納しないことが重要です。滞納があると信用情報に傷がつき、新たな借り入れが難しくなる可能性が高まります。
金融機関は、借り換えを申し込む人の返済能力を慎重に審査します。過去の支払い履歴もチェックされるため、滞納履歴があると「返済が遅れるリスクがある」と判断され、審査に通りにくくなるのです。
特に、延滞が長期間にわたると信用情報機関に記録され、一定期間は新たな借り入れができなくなることもあります。審査に備えるためには、現在のローンを期日どおりに支払い続けることが大切です。
収入を安定させてから申し込む
借り換え(おまとめ)ローンの審査を通過するためには、収入が安定してから申し込むことが大切です。収入の変動が激しいと、金融機関は「返済能力に不安がある」と判断し、審査に通りにくくなる可能性があります。
特に、転職直後やフリーランスとして働き始めたばかりのタイミングでは、審査が厳しくなる傾向があります。金融機関は、一定期間の収入が安定していることを重視するため、継続的に収入を得られる状況を整えてから申し込むことが望ましいでしょう。
仮に、パートやアルバイトの場合でも、勤務年数が長いほど審査に有利に働くことがあります。借り換えを成功させるためには、収入基盤をしっかり整えてから申し込むことが重要です。
複数の借り換えローンに短期間で申し込まない
借り換え(おまとめ)ローンの審査を通過するには、短期間に複数のローンに申し込まないことが重要です。短期間で複数の金融機関に申し込むと、「お金に困っている」と判断され、審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
金融機関は、信用情報機関のデータをもとに審査を行います。そこには過去の申し込み履歴も記録されるため、短期間に複数のローンを申し込むと「焦って借入先を探している」と見なされ、審査で不利になることがあります。特に、立て続けに申し込みをすると、信用リスクが高いと判断され、審査落ちの原因になることもあります。
借り換えローンを申し込む際は、事前に比較検討を十分に行い、条件の合う金融機関を絞り込むことが大切です。
カードローン借り換えの審査時間を早めるポイント
カードローンの借り換えは、審査に時間がかかることがあります。特に急いで借り換えたい場合、いくつかのポイントを押さえることで、審査時間を短縮し、スムーズな借り換えを実現することが可能です。
ここでは、カードローン借り換えの審査時間を早めるための重要なポイントを解説します。
在籍確認の電話に対応できるようにしておく
カードローン借り換え(おまとめ)の審査では、勤務先の会社に在籍確認の電話がかかってくる場合があるため、事前の対策が必要です。
在籍確認とは、申込者が本当にその会社に勤務しているかを確認する手続きであり、これが完了しないと審査が進みません。スムーズに対応できるよう準備しておくことで、審査時間を短縮できます。
在籍確認の電話は、通常、金融機関の担当者が個人名でかけてきます。あらかじめ「自分宛の電話がかかってくる可能性がある」と伝えておくと、スムーズに対応できます。また、自分が不在でも「現在席を外しています」といった返答があれば、在籍確認は完了することがほとんどです。
最近では、書類提出で代替できるケースもあるため、在籍確認の方法を確認しておくとよいでしょう。
収入証明書類を不備なく用意する
カードローンの借り換え(おまとめ)をスムーズに進めるためには、あらかじめ必要な書類をきちんとそろえておくことが大切です。
特に収入証明書類に不備があると、金融機関から追加の書類提出を求められ、審査が長引く原因になります。事前に必要な書類を確認し、正確なものを用意しておくことで、審査時間を短縮できます。
一般的に、収入証明書類として利用できるのは、源泉徴収票や給与明細書、確定申告書などです。どの書類が必要かは金融機関によって異なるため、申し込み前に確認することが重要です。
書類の内容にも注意が必要です。記載されている収入額と申告した年収が大きく異なると、金融機関が審査のために追加の確認を行う可能性があります。
提出する書類に誤りがないか事前に確認し、不備があれば修正しておくことで、スムーズな審査につなげることができます。
カードローン借り換えのメリット
カードローンの借り換えは、賢く利用すれば返済負担を軽減し、家計管理を楽にする有効な手段です。特に、金利の引き下げや借入れの一本化は、毎月の返済額や管理の手間を大きく削減できる可能性があります。
ここでは、カードローンを借り換えることで得られる具体的なメリットについて詳しく解説します。
今より金利が下がり返済負担を軽減できる可能性がある
カードローンを借り換える最大のメリットは、金利を下げて返済負担を軽減できることです。借り換えによって適用される金利が今より低くなれば、毎月の利息が減り、総返済額を抑えられます。
特に、消費者金融の借り換え専用ローンは、以前契約していたカードローンの金利よりも低い金利で契約することが、改正貸金業法により義務付けられています。
「借換後」の金利が「借換前」の金利を上回ることがないようにする。なお、複数の債務をまとめる場合、「借換後」の金利は、「借換前」の金利を各債務の元本で加重平均した金利(注)を上回らないこととする。
(注)なお、加重平均した金利が利息制限法の上限金利を上回った場合には、上限金利以下の金利での借換えのみが認められる(法第 12 条の8第 1 項)。
ただし、借り換えを行うと借入れ総額が増えるため、審査が厳しくなってしまう傾向にあります。
特に銀行法が適用される銀行カードローンでは、多重債務を防止する目的で審査を厳格化しており、他社借り入れがある人への貸付に消極的です。
一部の契約において、年収の3分の1を超える契約の代弁率がより高くなっていることから、審査基準や融資上限枠の適切性を検証し、審査基準の厳格化などの対応を検討している。
借入れを1本化して返済管理がしやすくなる
カードローンの借り換えには、1社から1社へ移し替えるケースと、複数の借入れを1社にまとめる「おまとめローン」の2種類があります。
どちらも返済負担を軽減する手段ですが、特におまとめローンを利用すると、返済管理がしやすくなるというメリットがあります。
借入先が複数あると、それぞれの返済日や金額を把握するのが大変になり、支払い忘れのリスクが高まります。
しかし、借り換えによって返済先を一本化すれば、毎月の支払日が統一され、管理が格段に楽になります。さらに、返済額も一定になり、計画的な返済がしやすくなります。
借り換えローンとおまとめローンの違い
借り換えローン | おまとめローン | |
---|---|---|
目的 | 1つのローンを別のローンに切り替え、金利や返済条件を改善する | 複数のローンを1つにまとめ、管理を簡単にし、返済負担を軽減する |
対象 | 既存のカードローン1件のみ | 複数のカードローン |
メリット | 金利が下がり、総返済額を抑えやすい | 複数のローンを一本化することで、支払いの管理がしやすくなる |
デメリット | 審査が厳しく、希望の条件で借り換えできない場合がある | 返済期間が長くなると、総返済額が増える可能性がある |
【返済シミュレーション】低金利のカードローンに借り換えると利息はどれだけ減る?
カードローンへの借り換えを検討する際、「実際にどれくらい利息が減るのか」という点は最も気になるポイントの一つでしょう。
ここでは、具体的な返済シミュレーションを通じて、低金利のカードローンに借り換えることで、どれだけ利息負担を軽減できるのかを分かりやすく解説します。
50万円を金利年18%から年12.5%のカードローンに借り換えた場合
50万円を金利年18%から年12.5%のローンに借り換えた場合、利息はどのくらい減るのかシミュレーションしました。 毎月の返済額が同じだった場合、完済までに必要な月数は5ヵ月短くなり利息も約8万円節約できます。
返済総額 | 利息相当額 | 毎月の返済額 | 返済月数 | |
---|---|---|---|---|
金利年18% | 698,327円 | 198,327円 | 15,000円 | 47ヵ月 |
金利年12.5% | 617,364円 | 117,364円 | 15,000円 | 42ヵ月 |
差額 | 80,963円 | 80,963円 | ー | ▲5ヵ月 |
※注釈
100万円を金利年15%から年12.5%のカードローンに借り換えた場合
100万円を金利年15%から年12.5%に借り換えた場合の返済額をシミュレーションしました。
年利15.0%と年利12.5%とでは金利差が2.5%しかないため利息負担額の差はあまりありませんが、それでも返済月数は2ヵ月短縮できて、利息も約67,000円節約できます。
返済総額 | 利息相当額 | 毎月の返済額 | 返済月数 | |
---|---|---|---|---|
金利年15.0% | 1,301,674円 | 301,674円 | 30,000円 | 44ヵ月 |
金利年12.5% | 1,234,754円 | 234,754円 | 30,000円 | 42ヵ月 |
差額 | 66,920円 | 66,920円 | ー | ▲2ヵ月 |
※注釈
200万円を金利年15%から年12.5%のカードローンに借り換えた場合
200万円を金利年15%から年12.5%に借り換えた場合、毎月40,000円を返済しても完済までには6年以上かかります。高金利のローンで返済期間が長いと利息負担額は大きくなる一方、低金利ローンに借り換えることができれば利息の節約効果は顕著に表われます。
下記のとおり、金利差がわずか2.5%でも約318,000円の利息を節約できるため、借り換えのメリットが大きいことがわかります。
返済総額 | 利息相当額 | 毎月の返済額 | 返済月数 | |
---|---|---|---|---|
金利年15.0% | 3,158,176円 | 1,158,176円 | 40,000円 | 79ヵ月 |
金利年12.5% | 2,839,752円 | 839,752円 | 40,000円 | 71ヵ月 |
差額 | 318,424円 | 318,424円 | ー | ▲8ヵ月 |
※注釈
借り換えにおすすめのカードローン10選
複数のローンをまとめる借り換えは、返済負担を軽減する有効な手段です。しかし、数あるカードローンの中から最適な選択をするのは難しいものです。
ここでは、借り換えにおすすめのカードローンを10個厳選し、それぞれの特徴やメリットを分かりやすく解説します。金利や限度額だけでなく、審査のスピードや利便性も考慮し、あなたの状況に合ったカードローンを見つけましょう。
会社名 | プロミス | レイク | アイフル | 楽天銀行 スーパーローン |
auじぶん銀行 カードローン |
PayPay銀行 カードローン |
三井住友銀行 カードローン |
りそな銀行 カードローン |
みずほ銀行 カードローン |
住信SBIネット銀行 カードローン |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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借り換え 専用ローン |
◯ | ◯ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ |
金利 (実質年利) |
年6.3%~17.8% | 年6.0%~17.5% | 年3.0%~17.5% | 年1.9~14.5% | 年0.98~12.5% | 年1.59~18.0% | 年1.5~14.5% | 年3.5~13.5% | 年2.0~14.0% | 年2.49~14.79% |
ご利用 限度額 |
300万円 | 1万円~500万円 | 1万円~800万円 | 最大800万円 | 800万円※2 | 1,000万円 | 800万円 | 800万円 | 800万円 | 1,000万円 |
即日審査 | ◯ | ◯ | ✕ | ○(最短) | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
追加融資 | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
詳細 |
申込はこちら※1
|
申込はこちら
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申込はこちら
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申込はこちら
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申込はこちら
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申込はこちら
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申込はこちら
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申込はこちら
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申込はこちら
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申込はこちら
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※注釈
※2 ・通常、カードローンau限定割 誰でもコース:10万円以上800万円以内
・カードローンau限定割 借り換えコース:100万円以上800万円以内
【プロミスのおまとめローン】段階的に残高が減って計画的に返済できる
プロミスのおまとめローンを利用して、他社よりも低い金利で借りられれば、返済の負担を軽減しやすくなります。
プロミスでは「代行返済サービス」を提供しており、契約後にプロミスが申込者の名義で現在の借入先へ振込返済を行います。このサービスを利用すれば、自分で借り換え手続きをする必要がなく、スムーズに一本化が完了します。
また、プロミスのおまとめローンは毎月の指定日返済だけでなく、手数料無料で随時返済も可能です。余裕があるときに多めに返済すれば、利息を抑えながら完済を早めることもできます。

借り換えの方式 | ・借り換え ・おまとめ |
---|---|
借換可能な借入れ | ・消費者金融カードローン ・クレジットカードのキャッシング |
借り換え後の 追加融資 |
不可 |
貸付金利 | 6.3~17.8% |
利用限度額 | 最高300万円 |
即日審査回答 | 可能 |
申込方法 | ・Web ・自動契約機 ・電話 |
※注釈
引用元:プロミス公式サイト「おまとめローン」
【レイクdeおまとめ】銀行カードローンの借り換えにも利用できる
レイクdeおまとめを利用すれば、消費者金融カードローンだけではなく、クレジットカードの無担保ローンや銀行カードローンも1本化できます。
おまとめの対象となるお借入れは、賃金業者からのお借入れ(消費者金融、クレジットカードにおけるキャッシングなど)で、毎月のご返済額が固定の定額返済方式のお借入れに限ります。
引用元:レイク de おまとめ
レイクdeおまとめの上限金利は17.5%に設定されています。他社消費者金融で金利18%のローンを利用しているなら、上限金利が適用されたとしても0.5%金利が下がる計算になります。
なお、レイクは1社だけの借り換えにも対応しています。1社のみでカードローンを利用していて、少しでも金利を下げたい人は検討してもいいでしょう。
借り換えの方式 | ・借り換え ・おまとめ |
---|---|
借換可能な借入れ | ・銀行カードローン ・消費者金融カードローン ・クレジットカードのキャッシング |
借り換え後の 追加融資 |
不可 |
貸付金利 | 6.0~17.5% |
利用限度額 | 最高500万円 |
即日審査回答 | 可能 |
申込方法 | 電話 |
※注釈
【アイフル「かりかえMAX」】リボ払いの借り換えも可能
アイフルの「かりかえMAX」を利用すれば、クレジットカードのショッピングリボの借り換えが可能です。
ショッピングリボは年利15%前後の手数料がかかることが多く、毎月の支払い額が少ないと元金がなかなか減らず、完済までに長い時間がかかることがあります。
かりかえMAXを利用すれば、返済計画を立てやすくなり、金利が下がる可能性もあるため、負担を軽減しながら着実に完済を目指せます。
貸金業者、銀行ローン、クレジットカードのリボも対象!
返済は1ヶ月に一度、約定に基づく計画的な返済で、段階的に借入残高が減少!
※銀行ローン、ショッピングリボのおまとめをご希望の場合、書類提出が必要です。
借り換えの方式 | ・借り換え ・おまとめ |
---|---|
借換可能な借入れ | ・銀行カードローン ・消費者金融カードローン ・クレジットカードのキャッシング ・クレジットカードのショッピング支払い残(リボ払い含む) |
借り換え後の 追加融資 |
・不可 |
貸付金利 | ・3.0~17.5% |
利用限度額 | ・最高800万円 |
即日審査回答 | ・不可(最短翌営業日以降) |
申込方法 | ・Web ・電話 ・自動契約機 |
※注釈
【楽天銀行スーパーローン】実質年率は1.9%~14.5%

楽天銀行スーパーローンの金利は通常年1.9~14.5%となっています。
楽天銀行スーパーローンの上限金利は年14.5%となっているため、通常金利でも下記のように利息の負担が軽いのが特徴です。
30日間の利息 | |
---|---|
借換前 | 12,327円※1 |
借換後 | 11,917円※2 |
差額 | ▲410円 |
※注釈
・A社から50万円
・B社から20万円
・C社から30万円
※2 楽天銀行スーパーローンで、100万円を年14.5%で30日借りた場合
※3 利息は小数点以下切り捨て
楽天銀行スーパーローンは計画的な返済も可能ですので、金利が高いカードローンを利用しているなら一度検討する価値はあるでしょう。
貸付金利 | 年1.9~14.5% |
---|---|
利用限度額 | 最大800万円 |
即日審査回答 | 最短当日 |
申込方法 | Web |
※注釈
【auじぶん銀行カードローン借り換えコース】上限金利年12.5%で申し込める

auじぶん銀行カードローン借り換えコースau限定割は、上限金利年12.5%で申し込めます。また、借り換え後も追加融資が可能で、最大800万円まで借りられます。
たとえば、150万円を1ヵ月借りる場合、金利が年18%の消費者金融と年12.5%の「auじぶん銀行カードローン」とで1ヵ月の利息を比較すると、1ヵ月で約6,700円の金利手数料の差がでることがわかります(下表)。
1ヵ月の金利手数料 | |
---|---|
借り換え前 | 22,192円 |
借り換え後 | 15,410円 |
毎月の金利手数料の差 | 6,782円 |
※注釈
借入額×金利(実質年率)÷365日×30日=毎月の利息
借り換えの方式 | ・借り換え |
---|---|
借換可能な借入れ | ・銀行カードローン ・消費者金融カードローン ・クレジットカードの支払い(リボ払い含む) |
借り換え後の 追加融資 |
可能 |
貸付金利 | 借り換えコース年0.98~12.5% |
ご利用限度額 | 100万円~800万円※ |
即日審査回答 | 最短即日 |
申込方法 | Web |
※注釈
auじぶん銀行公式サイト「借り換えコースサービス詳細」
※・通常、カードローンau限定割 誰でもコース:10万円以上800万円以内
※・カードローンau限定割 借り換えコース:100万円以上800万円以内
【PayPay銀行カードローン】30日間の無利息で短期の借り換えにおすすめ

paypay銀行カードローンは上限金利が18.0%と、大手消費者金融とほぼ変わらない設定になっています。
ただ、paypay銀行カードローンには30日間の無利息期間があるため、短期間で返済する予定で借り換えるにはお得です。
なお、paypay銀行カードローンは利用限度額が増えると金利が下がる仕組みになっています。限度額が250万円以上300万円未満の場合なら実質年率8.0%で借りられるため、利息を節約できます(下表)。
利用限度額 | 適用金利 |
---|---|
100万円未満 | 18.0% |
100万円以上 150万円未満 |
15.0% |
150万円以上 200万円未満 |
12.0% |
200万円以上 250万円未満 |
10.0% |
250万円以上 300万円未満 |
8.0% |
※注釈
参照:paypay銀行カードローン適用金利
ちなみに、paypay銀行では過去「おまとめローン」も取り扱っていましたが、現在はサービスを終了しています。
借り換えの方式 | ・借り換え ・おまとめ |
---|---|
借換可能な借入れ | ・銀行カードローン ・消費者金融カードローン ・クレジットカードの支払い(リボ払い含む) |
借り換え後の 追加融資 |
可能 |
貸付金利 | 1.59~18.0% |
利用限度額 | 最高1,000万円 |
即日審査回答 | 不可(最短翌営業日以降) |
申込方法 | Web |
※注釈
【三井住友銀行カードローン】上限金利14.5%!周囲にバレずに借り換えできる

三井住友銀行カードローンの上限金利は14.5%と、消費者金融の上限金利18.0%より低めです。また、利用限度額が300万円を超えると実質年率7.0~8.0%で借りられるため、大手消費者金融の上限金利と比較すると約半分程度の利息で済む計算になります(下表)。
利用限度額 | 適用金利 |
---|---|
100万円以下 | 12.0~14.5% |
100万円超200万円以下 | 10.0~12.0% |
200万円超300万円以下 | 8.0~10.0% |
300万円超400万円未満 | 7.0~8.0% |
※注釈
また、三井住友銀行カードローンなら、自宅への郵送物なしで借り換えが可能です。キャッシュカードにローン機能を付けるか、ローン契約機でカードを受け取れば、家族に知られる心配がありません。職場への在籍確認も個人名で行われるため、周囲にバレにくいのが特徴です。
借り換えの方式 | ・借り換え |
---|---|
借換可能な借入れ | ・銀行カードローン ・消費者金融カードローン ・クレジットカードの支払い(リボ払い含む) |
借り換え後の 追加融資 |
可能 |
貸付金利 | 1.5~14.5% |
利用限度額 | 最高800万円 |
即日審査回答 | 不可(最短翌営業日以降) |
申込方法 | Web |
※注釈
【りそな銀行カードローン】住宅ローン利用者に優遇金利が適用されてお得

りそな銀行カードローンの上限金利は13.5%と低めです。また、同行の住宅ローン利用者には0.5%の金利優遇措置が適用されます。
毎月の最少返済額は借入残高によって変動しますが、毎月一定額を計画的に返済できる点が特徴です(下表)。
借入残高 | 最少返済額 |
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50万円超~100万円以下 | 毎月2万円 |
100万円超~200万円以下 | 毎月3万円 |
200万円超~300万円以下 | 毎月4万円 |
300万円超~400万円以下 | 毎月5万円 |
借り換え後の具体的な返済額を知りたい場合は、りそな銀行公式サイトでシミュレーションしてみましょう。
借り換えの方式 | ・借り換え ・おまとめ |
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借換可能な借入れ | ・銀行カードローン ・消費者金融カードローン ・クレジットカードの支払い(リボ払い含む) |
借り換え後の 追加融資 |
可能 |
貸付金利 | 3.5~13.5% |
利用限度額 | 10万円型~800万円型 |
即日審査回答 | 不可(最短翌営業日以降) |
申込方法 | Web |
【みずほ銀行カードローン】年率14.0%で消費者金融からの借り換えにおすすめ

みずほ銀行のカードローンは上限金利が14.0%と低く、消費者金融からの借り換えにおすすめです。
毎月の返済額は、借入残高が2,000円~20万円の場合、「最低2,000円~」に設定されているため、借り換え後の返済負担も軽く済むのが特徴です。みずほ銀行のキャッシュカードを持っている人ならキャッシュカード兼用型を選べるため、カード郵送を待たずともキャッシングが可能です。
借り換えの方式 | ・借り換え ・おまとめ |
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借換可能な借入れ | ・銀行カードローン ・消費者金融カードローン ・クレジットカードの支払い(リボ払い含む) |
借り換え後の 追加融資 |
可能 |
申込条件 | 下記すべての条件を満たす個人 ・契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満 ・安定かつ継続的収入が見込める ・株式会社オリエントコーポレーションの保証が受けられる |
貸付金利利用限度額 | 2.0~14.0%、最高800万円 |
即日審査回答 | 不可(最短翌営業日以降)※ |
申込方法 | Web |
※注釈
引用元:みずほ銀行公式サイト「カードローン商品詳細」
【住信SBIネット銀行カードローン】上限金利14.79%で消費者金融からも借り換え可能

住信SBIネット銀行カードローンは、申し込みから返済までWebで完結できる手軽さが特徴です。上限金利が14.79%と低金利なので、完済までの負担を軽減できます。
コンビニ提携ATMやWebで返済すればいつでも手数料無料で返済できます。利息負担の少ない借り換え先を探している方におすすめです。
借り換えの方式 | ・借り換え ・おまとめ |
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借換可能な借入れ | ・銀行カードローン ・消費者金融カードローン ・クレジットカードの支払い(リボ払い含む) |
借り換え後の 追加融資 |
可能 |
申込条件 | 下記すべての条件を満たす個人 ・申込時年齢が満20歳以上満65歳未満 ・安定かつ継続的収入が見込める ・外国籍の場合、永住者である ・保証会社の保証を受けられる ・住信SBIネット銀行の普通預金口座を保有している |
貸付金利利用限度額 | 2.49~14.79%、最高1,000万円 |
即日審査回答 | 不可(最短翌営業日以降) |
申込方法 | Web |
※注釈
カードローン借り換え(おまとめ)で必要な書類と手続きの流れ
カードローン借り換え(おまとめ)の手続きには、一定の書類準備と流れがあります。スムーズな借り換えを実現するためには、事前に必要な書類を把握し、手続きの流れを理解しておくことが重要です。
ここでは、カードローンの借り換えに必要な書類と手続きの流れについて、分かりやすく解説します。
借り換え(おまとめ)ローンで必要な書類
借り換え(おまとめ)ローンを利用するには、いくつかの書類を準備する必要があります。必要な書類は金融機関によって異なりますが、基本的には本人確認書類、収入証明書、現在の借入状況がわかる書類が求められます。
具体的には、以下のような本人確認書類と収入証明書を用意しましょう。
用意すべき書類の例 | |
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本人確認書類 | ・運転免許証や運転経歴証明書 ・パスポート※1 ・マイナンバーカード |
収入証明書※2 | ・源泉徴収票 ・確定申告書の控え ・直近の給与明細書 ・課税証明書など |
※注釈
※2不要な場合もあり
消費者金融の借り換え(おまとめ)ローン手続きの流れ
消費者金融で借り換えローンやおまとめローンを利用するときは、おおまかな手続きの手順も理解しておくようにしましょう。
具体的な手続きの流れは以下のとおりです。
- 借り換え先の消費者金融に相談する
- 公式サイトなどから申し込む
- 審査実施、必要書類の提出、必要に応じ在籍確認などが実施される※1
- 審査通過後、おまとめローンの契約
- 契約先の消費者金融が利用者名義で借り換え元ローンを返済する※2
※注釈
※2 借入れを増やしたくない場合は、従来利用しているローンを解約するのがおすすめ
銀行の借り換え(おまとめ)ローンの手続きの流れ
銀行の借り換え(おまとめ)ローンの手続きをスムーズに進めるためには、申し込みの流れを把握し、事前に準備を整えておくことが重要です。
手続きの流れは以下のとおりです。
- 借り換え先の銀行カードローンで金利などをチェックする
- 公式サイトなどから申し込む
- 審査実施、必要書類の提出、必要に応じ在籍確認などが実施される
- 審査通過後、カードローンの契約
- 新たに借りたカードローンの借入金で借り換え元ローンを返済する※
※注釈
カードローン借り換えに関するよくある質問(Q&A)
カードローンの借り換えは、金利や返済額の見直しによって、月々の負担を軽減できる可能性があります。しかし、実際に借り換えるべきかどうか、どのような点に注意すべきかなど、様々な疑問を持っている人も多いでしょう。
ここでは、カードローン借り換えに関するよくある質問とその回答をまとめたので参考にしてください。
おまとめローンは、複数の借り入れを1社にまとめて一本化する行為を指します。「一本化することで返済計画を立て直す」「決まった返済日にまとめて返済できるようにする」などの目的があります。