(画像=NET MONEY編集部)

楽天証券でのつみたてNISAを考えている人で、「楽天証券のメリット・デメリットは?」「楽天証券のおすすめ銘柄は?」など疑問を持っている人は多いのではないでしょうか。

つみたてNISAを利用すれば、最長20年間積立投資で得た利益が非課税になります。楽天証券であれば100円から積立ができ、楽天カード決済で楽天ポイントが貯まります。商品ラインナップも豊富なため、ニーズに合った投資先を選ぶことが可能です。

▼楽天証券の積立NISA メリット・デメリット▼

メリット
  • 楽天ポイントが貯まる&使える
  • 積立頻度を選べる
  • 少額(100円)から積立ができる
  • 商品のラインナップが豊富
デメリット
  • 積立NISA専用アプリが無い
  • ETFの取り扱いは無い

この記事では、つみたてNISA購入までの流れや楽天証券を利用するメリット・デメリット、おすすめ銘柄などについて解説します。

  1. 楽天証券の評価表
  2. つみたてNISAとは
  3. つみたてNISAで楽天証券を利用するメリット
    1. 楽天証券のつみたてNISAは楽天ポイントが貯まる&使える
    2. 楽天証券のつみたてNISAは積立頻度を選べる
    3. 楽天証券のつみたてNISAは少額(100円)から積立ができる
    4. 楽天証券のつみたてNISAは商品のラインナップが豊富
  4. つみたてNISAで楽天証券を利用するデメリット
    1. 楽天証券のつみたてNISAには専用アプリがない
    2. 楽天証券ではETFを取り扱っていない
  5. つみたてNISAを始めるべき4つの理由
    1. つみたてNISAの利益は非課税
    2. つみたてNISAはいつでも引き出せる
    3. つみたてNISAの投資商品は金融庁によって厳選されている
    4. つみたてNISAの取引には年齢上限がない
  6. 楽天証券のつみたてNISAの評判・口コミ
  7. 楽天証券のつみたてNISAのおすすめ銘柄
  8. 楽天証券のつみたてNISAの始め方

楽天証券の評価表

楽天証券の評価
口コミ評価
現物手数料
(1日定額制)
10万円まで 0円
50万円まで 0円
100万円まで 0円
NISA・積立NISA
投資信託数 2,687本
ミニ株
口座開設数 約900万口座(2023年5月8日時点)
総合ランキング 2位
※国内株式手数料に関して
  • 楽天証券:2023年10月1日(日)発注分から無料化(適用には手数料コース「ゼロコース」の選択が必要)
コメントしている専門家

つみたてNISAとは

積立NISAの説明

引用元:金融庁

2018年1月にスタートしたつみたてNISAは、長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。つみたてNISA対象の投資信託などへの投資から得た利益が非課税となる制度で、非課税投資枠上限は毎年40万円、非課税期間は最長20年になります。

つみたてNISAで楽天証券を利用するメリット

つみたてNISAで楽天証券を利用すれば、決済額100円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まり、購入にも使えます。また、つみたてNISAの商品ラインナップが豊富で、100円から積立が可能です。

ここでは、つみたてNISAで楽天証券を利用するメリットについて見ていきましょう。

楽天証券のつみたてNISAは楽天ポイントが貯まる&使える

つみたてNISAで楽天証券を利用するメリットの1つが、楽天ポイントが貯まる&使えることです。楽天証券の投資信託は、積立の引き落としに楽天カードのクレジットカード払いを設定すると、決済額100円につき最大1ポイントが貯まります。毎月5万円まで設定可能です。

例えば、楽天カード払いで毎月の積立額が5,000円の場合、楽天ポイントが月50ポイント、年間600ポイント貯まります。投資信託を購入しただけで1%分のポイントを獲得できるためお得です。

貯まった楽天ポイントは、楽天市場や楽天モバイル、街中の楽天ポイント提携店舗で使えるだけでなく、毎月の積立額に充てることもできます。

楽天証券のつみたてNISAは積立頻度を選べる

楽天証券は、買付日(積立指定日)と積立金額を選べます。選択できる買付日は、以下のように積立方法で変わります。

積立方法 買付日
証券口座で積立 毎月1日~28日から選択可
その他金融機関で積立 毎月7日または24日
楽天カードクレジット決済で積立 毎月8日
※2021年6月20日以降に楽天カードクレジット決済で初めて積立をした場合。6月19日以前は毎月1日が買付日

積立金額は100円以上1円単位で、楽天カードクレジット決済は月額5万円が上限です。つみたてNISAの年間投資上限額は40万円なので、月々3万3,333円の設定で年間39万9,996円となります。

楽天証券

楽天証券のつみたてNISAは少額(100円)から積立ができる

一般的に投資信託の買付は数千円~数万円かかります。しかし、楽天証券は証券口座や楽天カードクレジット決済を選択して積立を設定した場合、100円から積立投資ができます。100円以上を1円単位で積立買付金額を設定可能です。

そのため「投資初心者なので少額資金で積立をしたい」「いきなりまとまったお金を投資するのは抵抗がある」といった人も安心です。

また、毎月の積立金額に加えて年2回までボーナス月の指定ができます。※楽天カードクレジット決済の場合、ボーナス設定は不可

楽天証券のつみたてNISAは商品のラインナップが豊富

楽天証券のつみたてNISAは、商品のラインナップが豊富です。2023年7月20日時点で192本の投資信託を扱っており、つみたてNISAの対象商品245本の80%近くをカバーしています。

つみたてNISAは銀行や大手対面証券も扱っていますが、楽天証券の取扱銘柄数は圧倒的です。

■つみたてNISAの取扱銘柄数(銀行や対面証券との比較)

楽天証券 192本
大和証券 26本
野村證券 12本
イオン銀行 20本
三菱UFJ銀行 12本
三井住友銀行 4本
ゆうちょ銀行 12本
参照:各金融機関の公式サイト
(2023年7月20日現在)

取扱銘柄数が豊富な楽天証券でつみたてNISAを始めることで、銘柄を選ぶときに「口座開設した金融機関では取り扱っていないので買えない」事態が起きるのを防げます。

つみたてNISAを始めるなら、取扱銘柄数が豊富な楽天証券を選びましょう

\つみたてNISAの取扱銘柄が豊富/

つみたてNISAで楽天証券を利用するデメリット

メリットが多い楽天証券のつみたてNISAですが、デメリットもあります。つみたてNISA専用アプリがないので、スマートフォンからでもブラウザで楽天証券サイトにアクセスする必要があります。また、ETFの積立投資ができません。

ここでは、つみたてNISAで楽天証券を利用するデメリットについて見ていきましょう。

楽天証券のつみたてNISAには専用アプリがない

楽天証券にはつみたてNISA専用アプリがありません。つみたてNISAの資産推移や積立設定額などを知りたい場合は、ブラウザで楽天証券サイトを確認する必要があります。

楽天証券サイトの「つみたてNISA」ページは、次の内容を確認できます。

・つみたてNISA資産合計
・資産推移
・投資可能ポイント
・積立月数
・直近の購入・売却
・毎月の積立設定額
・残り設定可能額

専用アプリがないため、スマートフォンから確認する際はブラウザでのアクセスが必要です。

楽天証券ではETFを取り扱っていない

楽天証券のつみたてNISAは、ETFの取り扱いがありません。ETFとは上場投資信託のことです。日経平均株価やTOPIX、NYダウ、S&P500などの指数に連動する運用成果を目指し、東証一部などの市場に上場している投資信託です。

投資信託は基準価額が1日1回算出され、取引は1日1回しかできません。しかし、ETFは株式と同じように常に株価が変動し、1日のうちに複数回取引することも可能です。

楽天証券のつみたてNISAはETFの取引はできません。

つみたてNISAを始めるべき4つの理由

つみたてNISAを始めれば、通常、売買で生まれた利益に対してかかる20.315%の税金が非課税になります。お金が必要になったらいつでも解約して現金化ができ、iDeCoのように年齢上限もありません。投資対象はすべて金融庁の厳しい基準をクリアした商品ばかりです。

ここでは、つみたてNISAを始めるべき4つの理由について見ていきましょう。

つみたてNISAの利益は非課税

つみたてNISAを始めれば、投資から得られる分配金や譲渡益が非課税になります。つみたてNISAは、非課税投資枠が毎年40万円、最長20年間設けられているからです。

通常口座であれば、利益に対して20.315%(所得税+復興特別所得税15.315%、住民税5%)の税金がかかります。年間の利益が10万円ならば、税金は約2万円です。

つみたてNISAを活用することで、税負担を軽減でき、より多くのお金を手元に残せるようになります。

つみたてNISAはいつでも引き出せる

つみたてNISAは、お金が必要になったときにいつでも投資信託を解約でき、現金を引き出すことができます。「◯年間は引き出せない」などの決まりはありません。

金額の引き出し制限はないため、必要に応じて好きなだけ現金化を図れます。

楽天証券

つみたてNISAの投資商品は金融庁によって厳選されている

つみたてNISAの対象となるのは、金融庁の厳しい基準をクリアした投資商品です。基準は、次のようなものがあります。

つみたてNISAの対象となる基準

  1. 販売手数料が無料(ノーロード)
  2. 信託契約期間が無期限もしくは20年以上
  3. 分配の頻度が毎月ではない
  4. 信託報酬が一定水準以下(国内株インデックスは0.5%以下)

つまり、信託期間が短くて毎月分配金が支払われ、販売手数料がかかり信託報酬が高いような投資信託は、つみたてNISAの対象外となります。

つみたてNISAの取引には年齢上限がない

つみたてNISAは年齢上限がありません。日本に住んでいる20歳以上の人なら、口座開設ができます。例えば、iDeCo(個人型確定拠出年金)は20歳以上60歳未満が対象と、年齢上限が定められており、60歳以上の人がiDeCoを利用しようとしても、口座開設ができません。

つみたてNISAは年齢上限がないため、60代でも口座開設ができ、節税を図れます。

楽天証券のつみたてNISAの評判・口コミ

楽天証券の評判

評判や口コミを知れば、利用者が魅力に感じる点や不満に思う点がわかります。証券会社選びにも役立ちますので、どのような評判・口コミがあるか把握しておきましょう。

ここでは、楽天証券のつみたてNISAの評判・口コミについて紹介します。

良い評判・口コミ

楽天証券のつみたてNISAには、次のような良い評判・口コミがあります。

・100円から買えるのはうれしい
・楽天ポイントが貯まるのでお得

楽天証券のつみたてNISAは、楽天カード決済払いで積立設定をすれば、100円から投資ができます。また、決済額100円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まります。貯まった楽天ポイントを、1ポイント=1円相当として投資信託購入に充てることも可能です。

少額資金で始められることや楽天ポイントが貯まることについて、良い評判・口コミが目立ちます。

楽天証券

悪い評判・口コミ

楽天証券のつみたてNISAには、次のような悪い評判・口コミがあります。

・ETFがないのが残念
・ポイント還元率を高くしてほしい

楽天証券のつみたてNISAはETFの取り扱いがありません。そのため、ETFも対象にしてほしいとの声があります。また、ポイント還元率をさらに高くしてほしいとの声も少なくないようです。

元株式アナリストのコメント

楽天証券のつみたてNISAのおすすめ銘柄

ここでは「楽天・全米株式インデックスファンド」や「eMAXIS Slim 全世界株式」など楽天証券のつみたてNISAでおすすめの銘柄について紹介します。いずれもパフォーマンスの良い投資商品なので、投資銘柄を決める際の参考にしてみてください。

楽天・全米株式インデックスファンド

楽天・全米株式インデックスファンドは、アメリカ株式市場の動きに連動する投資成果を目指した商品です。マザーファンド受益証券を通じて、CRSP USトータル・マーケット・インデックスとの連動を目標としており、実質的な主要投資対象は「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」です。

為替ヘッジはなく、決算頻度は年1回、純資産額は3,351.88億円(2021年8月13日時点)、直近3年間のリターン(期間)は+60.70%になります。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、S&P500指数に連動する投資成果を目指して運用する商品で、委託会社は三菱UFJ国際投信株式会社です。純資産額は5,839.77億円(2021年8月13日時点)で、過去3年間のリターン(期間)は+60.79%です。組入上位銘柄にはAppleやMicrosoft、Amazonなどがあります。

eMAXIS Slim 全世界株式

eMAXIS Slim 全世界株式は、外国株式インデックスマザーファンドと新興国株式インデックスマザーファンドへの投資を通じて、日本を除く先進国・新興国株式などに投資し、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスと連動する投資成果を目指した商品です。

純資産額は788.06億円(2021年8月13日時点)で、直近3年間のリターン(期間)は+49.03%です。

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、日本を除く先進国株式市場の値動きに連動する投資成果を目指しており、MSCIコクサイ・インデックスをベンチマークとしています。

国・地域別構成比は約7割がアメリカで、組入上位銘柄にはAppleやAlphabet、Teslaなどがあります。純資産額は2,404.54億円(2021年8月13日時点)で、直近3年間のリターン(期間)は+52.81%です。

楽天証券のつみたてNISAの始め方

楽天証券のつみたてNISAを始める場合は、総合取引口座とつみたてNISA口座を開設する必要があります。開設手続きは難しくないので、証券口座開設が初めての人でもスムーズに進められるでしょう。

ここでは、楽天証券のつみたてNISAの始め方について紹介します。

公式ページから口座開設を申し込む

まずは、楽天証券の公式ページで口座開設の申し込みをします。楽天証券の総合取引口座を持っていない人は、総合取引口座とつみたてNISA口座を同時に申し込みましょう。名前や住所、口座情報など必要事項を入力して、本人確認書類を提出します。

口座開設申し込みは最短5分で完了します。

楽天証券

初期設定とマイナンバーの登録

口座開設の申し込み手続きが完了したら、郵送で「ログイン情報のお知らせ」が届きます。書面に記載されたログインIDとパスワードを使って、楽天証券サイトのマイページにログインしましょう。

取引暗証番号やアンケート回答、勤務先などを登録して初期設定を済ませ、マイナンバーを登録します。

つみたてNISA口座で取引開始

初期設定・マイナンバー登録完了後、つみたてNISA口座で取引を開始できます。投資先を選び、積立設定を行いましょう。

楽天証券のつみたてNISAで資産運用の第一歩を

楽天証券のつみたてNISAには、少額から始められて、楽天ポイントを貯めることができるといったメリットがあります。

資産運用の第一歩を踏み出すにあたって有力な選択肢となりうるので、この機会に口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。