この記事では楽天銀行住宅ローンの特徴、評判、おすすめする人などをわかりやすくまとめました。

楽天銀行の住宅ローンとは

(画像=PIXTA)

楽天銀行は、楽天グループに属するネット専業銀行です。2020年9月には1000万口座を突破しており、ネット銀行では最大の口座数を誇っています。幅広い年代に向けてサービスを充実させていることが、人気の理由です。

楽天銀行の住宅ローンは金利の低さや諸費用の安さに定評があり、楽天グループの他のサービスとも連携させている点に特色があります。

楽天銀行の住宅ローンにはどんな特徴がある?

楽天銀行の住宅ローンには以下の特徴があります。

楽天銀行の口座が返済口座でない場合は年利に+0.3%加算

楽天銀行の住宅ローンは、変動金利の場合に年0.537%からの金利設定となっています(2021年3月現在)。一般的な住宅ローンの金利と比べても低い水準に設定されていますが、楽天銀行の口座以外を返済口座に指定した場合には、年利が0.3%上乗せされます。住宅ローンは借入期間が長いため、0.3%の上乗せは大きなデメリットにも思えます。

しかしながら住宅ローンの利用と同時に楽天銀行の口座を開設し、返済口座に指定すれば上乗せは避けられるため、大した問題ではありません。

事務手数料が一律で33万円なので他社より安くなる可能性が高い

楽天銀行の住宅ローンの融資事務手数料は、変動金利の場合には一律33万円となっています。他社の住宅ローンでは、「借入金額×2.2%」という設定になっていることが多いのですが、住宅ローンは多くの場合数千万円の借り入れになるため、融資手数料一律33万円の楽天銀行のほうが安くなる可能性が高いです。

例えば、3000万円を借り入れた場合、楽天銀行の住宅ローンでは33万円であるのに対し、借入金額×2.2%の住宅ローンでは66万円となり、楽天銀行の住宅ローンの方が大幅に安くなります。

保証料や繰り上げ返済手数料が0円

楽天銀行の住宅ローンは、融資事務手数料以外の手数料が安いのも特徴です。保証料は無料、繰り上げ返済手数料は、一部繰り上げ返済でも全額繰り上げ返済でも無料となっています。

団信のがん保障特約が無料で付帯される

保証料や繰り上げ返済手数料だけではなく、がん保障特約(50%)も無料です。これにより、様々な病気によって働けなくなったときに住宅ローン残高が0円になる(全疾病保障)だけではなく、がんになったときに住宅ローン残高が50%になります。

なお、がん保障特約はローン実行日に満50歳以下の人が対象となります。このような制限はあるものの、多くの人が利用できる仕組みとなっています。

諸費用もローンの中に組み込める

楽天銀行の住宅ローンには、諸費用もローンの中に組み込むことができます。これにより契約時の負担が軽減されるため、手元資金の少ない人でも利用しやすいのが特徴です。

■楽天銀行の住宅ローンで借り入れた場合のシミュレーション

楽天銀行の住宅ローンを借り入れたとき、月々の返済額や完済時の総支払額はどのようになるのでしょうか。

一般的なケースを例として、シミュレーションしてみましょう。

借入総額:3000万円
借り入れ期間:30年
ボーナス返済:しない
金利タイプ:変動金利
適用金利:0.537%

なお、楽天銀行の住宅ローンでは、返済方法を元利均等返済と元金均等返済から選ぶことができます。それぞれの方法でシミュレーションすると、以下の表のような結果となります。

   元利均等返済  元金均等返済
 月々の返済額  9万244円  9万6758円
 諸費用  保証料  0円
 融資事務手数料  33万円
 司法書士報酬  10万円
 登録免許税  3万円
 収入印紙代  2万円
 完済時の総支払額  3296万7868円  3290万3043円
 (うち利息 支払額)  248万7868円  242万3043円

この表で、元利均等返済と元金均等返済の総支払額に大差がないのは、金利が低いためです。金利次第で大きな差が生じる場合もあるため、自分の条件を当てはめてシミュレーションしてみることが大切です。

楽天銀行の住宅ローンの評判は?

楽天銀行の住宅ローンの評判はどうなのでしょうか。ネットの声を集めてみました。

● 普段から楽天市場を使っているので、安心感があった。
● 金利が低い。全疾病特約もついているので、かなり低いと思う。
● 融資事務手数料が借入金額で変わらないので分かりやすく、安かった。
● 元利均等返済と元金均等返済のどちらかに決められている銀行も多いが、選べるのが便利だった。
● 変動金利から固定金利に変更できるので、安心して変動金利を選べた。
● 金利と諸費用の総コストの安さと、団信の充実が決め手になった。
● 他のネット銀行と違い、ネットで手続きが完結しない。郵送手続きが面倒だった。
● 自己資金ゼロで全額借入できたので、負担が少なかった。

これらの評判から、金利の低さや諸費用の安さに魅力を感じている人が多いことが分かります。金利タイプや返済方法の柔軟性も人気の理由のひとつです。

ただし、手続きがネットで完結せず、やや面倒という声もしばしばみられました。ネット銀行の住宅ローンでは、全てネットで手続きできることも多いため、楽天銀行の住宅ローンは手続きの利便性でやや劣るといえます。

楽天銀行の住宅ローンはどんな方におすすめ?

それでは、楽天銀行の住宅ローンはどんな人におすすめなのでしょうか。 特におすすめな人を4パターン紹介します。

自己資金があまりない人

住宅ローンの借入金額は、物件購入価格の80%が上限となっていることが多いです。この場合、住宅ローンの借り入れにあたっては、物件購入価格の20%を頭金として準備しておく必要があります。

しかし、楽天銀行の住宅ローンでは、物件購入価格の100%を借り入れることができ、融資事務手数料その他の諸費用もローンに組み込むことができます。

また、融資事務手数料が一律33万円に設定されていることも、初期費用を抑えるのに役立ちます。このため、自己資金があまりない人や、頭金ゼロで住宅ローンを組みたい人におすすめです。

楽天のサービスをよく使う人

楽天銀行の住宅ローンは、楽天グループのサービスをよく使っており、楽天ポイントを重視している人にもおすすめです。

楽天銀行の住宅ローンを借り入れ、なおかつ返済口座を楽天銀行に設定した場合に、ハッピープログラムの会員ステージがアップします。ハッピープログラムとは、様々な特典を受けられるプログラムです。5種類の会員ステージが設けられており、ステージが上がると楽天ポイント獲得倍率が最大で3倍になります。普段から楽天のサービスをよく使っている人にとって、獲得ポイントが2倍、3倍とアップしていくのは大変魅力的です。

がんのリスクに備えたい人

長期間にわたって借り入れる住宅ローンだからこそ、将来の備えが重要です。特に生涯でがんに罹患するリスクは男女ともに50%以上であり、2人に1人はがんに罹ります。

楽天銀行の住宅ローンでは、死亡や高度障害の場合に住宅ローン残高が0円になる一般団信に加え、就業不能の場合に住宅ローン残高が0円になる全疾病特約、がんと診断された場合に住宅ローン残高が50%減免されるがん保障特約(50%保障)を無料でつけることができます。

このほか借入金利を年0.2%上乗せすることで、がんと診断された場合に住宅ローン残高が0円になるがん保障特約(100%保障)をつけることも可能です。

このように、がんのリスクに備えたい人には、がん保障が無料でついてくる楽天銀行の住宅ローンがおすすめです。

必要に応じて金利タイプを変えたい人

楽天銀行の住宅ローンは、全期間固定金利(フラット35、フラット35S)、変動金利、固定特約付き変動金利の3タイプから選べます。

変動金利は、固定特約付きに自由に変更できます。変更の際には、固定年数を2年・3年・5年・10年から選ぶことができ、固定年数を終了すれば再び変動金利に戻ります(固定金利継続も可能)。

金利タイプを柔軟に変えられるため、変動金利が特に低い場合には変動金利を選択しておき、変動金利・固定金利のどちらも低い(あまり差がない)場合には固定金利を選択して数年間にわたって低金利を確定することもできます。

このように、金利をチェックしながら有利な金利タイプを選びたい人には、楽天銀行の住宅ローンがおすすめです。

楽天銀行の住宅ローンを申し込む流れ

楽天銀行の住宅ローンは、以下の流れによって申し込みます。

1、事前審査

楽天銀行のウェブサイトから事前審査を申し込みます。事前審査の結果はメールで通知されます。問題がなければ、本審査の申込書類が送付されるため、必要事項を記入して楽天銀行に返送します。

ここまでにかかる日数の目安は5~10日です。

2、本審査

申込書類によって審査が行われます。審査には1~2週間を要し、結果は電話かメールで通知されます。審査の結果「承認」となったら、口座振替依頼書と契約書類作成に関する連絡所を提出します。

なお、承認が下りてから楽天銀行口座を開設し振替口座に指定する場合、口座開設に1~2週間かかることに注意してください。

3、契約

楽天銀行から送付される契約書類に記入して返送します。この後、楽天銀行指定の司法書士から連絡を受け、抵当権設定を行います。火災保険への加入手続きも同時に行います。

ここまで完了したら融資実行となります。契約手続きに要する期間は2~3週間です。

楽天銀行の住宅ローンで理想のマイホームを手に入れる

住宅ローンを組んで理想のマイホームを手に入れたいと思っていても、月々の支払いを抑えたい、初期費用をあまりかけられないなどの理由から、なかなか手にいれられない人もいることと思います。

楽天銀行の住宅ローンは、金利の低さや諸費用の安さが魅力的な住宅ローンです。変動金利を選べば金利は低く、融資事務手数料も一律に設定されており、また諸費用の一部をローンに組み込むこともできます。

ぜひ理想のマイホームを手に入れるために、楽天銀行の住宅ローンを検討してみてください。