2021年4月、国内大手の仮想通貨取引所であるコインチェックにOMGが上場したことが大きな話題になりました。従来の仮想通貨に見られた諸問題を解決できるポテンシャルの高さが評価され、コインチェック上場時には大きな値上がりを記録したことも注目を集め、仮想通貨投資において見逃せない存在となりました。
しかしまだ、OMGという仮想通貨について知らないことが多い人もいるのではないでしょうか。この記事では、OMGの誕生経緯や特徴、投資対象としてのOMGには今後どんな可能性があるのかなど、これらの疑問について解説していきます。
この記事の要点
- 仮想通貨OMGはオンライン決済サービスを展開する企業「Omise」が発行する通貨。
- 取引コストが低く、貧困層を中心に需要を拡大している。
- ボラリティが大きく大きな利益を狙える。
- OMGを購入することができる国内取引所は「Coincheck(コインチェック)」「DMM Bitcoin」「GMOコイン」「bitbank(ビットバンク)」。
- その中でも「Coincheck(コインチェック)」がおすすめ。
OMGを取引するにはCoincheck(コインチェック)がおすすめです。コインチェックは国内で最多の取り扱い通貨数を誇るので、OMGを含めた多くの種類の仮想通貨取引に挑戦できるという利点があります。
この機会にぜひ「Coincheck(コインチェック)」の口座開設をされてみてはいかがでしょうか。
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※(1) 2020年1月~6月 データ協力:App Annie
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仮想通貨OMGとは?
オーエムジー(OMG)の概要 | ||
---|---|---|
通貨名 | OMG(オーエムジー) | |
略称 | OMG | |
取り扱い取引所 | Coincheck,DMM Bitcoin,GMOコイン,bitbank | |
現在の価格 (11/22現在) |
1OMG=1,047.54円 | |
時価総額 (11/22現在) |
147,503,596,716円 | |
発行上限枚数 | 140,245,399OMG | |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Authority(PoA) | |
時価総額ランキング (11/22現在) |
92位 | |
公式サイト | OMGの公式サイト |
OMGのルーツ
OMGのルーツは2017年に開発がスタートした「OmiseGo」です。この「Omise」というのは日本や東南アジアでオンライン決済サービスを展開する企業で、彼らが発行する通貨がOMGです。
日本では、銀行口座をもち、クレジットカードを使う生活が当たり前ですが、東南アジアには、こうしたサービスを利用できる環境にない人が多数います。こういった人たちは「アンバンクト(Unbanked)」と呼ばれており、金融サービスを利用できないことによる格差の拡大が問題視されてきました。
アンバンクトの人たちが手軽に金融サービスを利用できるように、OMGを発行しているOmiseが開発したのが「OmiseGo」で、その後2020年に名称が「OMG Network」に改められて現在に至ります。
仮想通貨OMGは暗号資産取引所で購入することができます。取引所で口座を開設し、OMGの取引を開始しましょう。
OMGの最新チャート
OMGは2021年10月3日に価格が急上昇し、約1,900円以上にまで到達しました。
その後、11月の半ば頃まで高値を水準していましたが、現在は下落し、2022年2月7日現在は約547円で取引されています。しかし、300円台まで落ち込んでいる8月からみて、現在の価格は2倍近くと、価格幅(ボラリティ)が大きい点がOMG相場の特徴です。
過去には2018年に2,800円という最高値を記録しています。2021年の高騰はそこには届かなかったものの、2019年以降最高の価格となっています。
2021年11月にはコインチェックなどの国内大手取引所で、OMGの保有数量に対してエアドロップによりBOBAが付与されるなどのイベントがあり、盛り上がりました。
こういったイベントごとの開催や、新規取引所への上場などで今後も大幅に価格が高騰する可能性が高く、また2018年の最高値から見てもまだまだ価格が上昇する余地があります。
価格が少し落ち着いている今、次の高騰に備えて買っておくのが良いでしょう。
OMG取引におすすめの暗号資産取引所
- 1 OMG=500円だった場合
GMOの最低取引金額 0.3OMGは150円に相当する。
もしこの表を参考にしても取引所を決められなかった場合、Coincheck(コインチェック)がおすすめです。
手数料ならDMM BitcoinやGMOが安いですが、コインチェックは国内で最多の取り扱い通貨数を誇るので、OMGを含めた多くの種類の仮想通貨取引に挑戦できるという利点があります。
コインチェックで取り扱いが無い暗号資産はほとんどの国内取引所で扱っていないので、Coincheck(コインチェック)が便利です。
\国内取扱通貨数No.1!/
OMGの最新ニュース
OMGは2021年10月下旬、OMGの保有数量に対して1対1の割合(1OMG = 1BOBA)で、BOBAをAirdrop(エアドロップ)で付与することを発表。
2021年11月12日にコインチェック、GMOコインなど国内の大手取引所で、特定の条件を満たしたユーザーにBOBAが付与されました。
- BOBAとは?
- BOBAはBOBAネットワークのガバナンストークンです。
イーサリアムのブロックチェーン上に開発されたネットワークのため、スピードが速く、手数料も安く、またNFTの扱いにも適しているという特徴を持つ、利便性の高いトークンです。
取引所ではこのような「エアドロップ」と呼ばれる仮想通貨やトークンの無償配布が時折発生します。無料で貰った通貨を売却して利益を出すことももちろん可能です。
エアドロップに参加するには決められた期日までに対象コインを所持しておくことが条件なので、次の配布を期待しつつ、今から所持しておくのも良いでしょう。
\今回、エアドロップでBOBAを付与したのはこちら/
仮想通貨OMGを取り扱っている取引所
2022年3月現在、OMGを取り扱っている国内の取引所は「Coincheck(コインチェック)」「DMM Bitcoin」「GMOコイン」「bitbank(ビットバンク)」です。これらの取引所に口座を開設すれば、手軽にOMGを売買できます。
OMGは順調に取引所の数が増えているので、今後さらに取引ニーズが高まることによって取引所の数も増えていく可能性があります。
Coincheck-取り扱い通貨数が国内No.1!
Coincheckの概要 | |
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取扱通貨数(販売所) | 16通貨 (BTC,ETH,ETC,LSK,FCT,XRP,XEM,LTC,BCH,MONA,XLM,QTUM,BAT,IOST,ENJ,OMG) |
取扱通貨数(取引所) | 5通貨 (BTC,ETC,FCT,MONA,PLT) |
最低取引数量(OMG) | 500円(販売所) - (取引所) |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | 無料 |
送金手数料 | 5 OMG |
入金手数料 | 銀行振込 : 無料 コンビニ入金 : 770円~ クイック入金 : 770円~ |
出金手数料 | 407円 |
レバレッジ取引 | - |
DMM Bitcoin-初心者でもレバレッジ取引が楽しめる!
DMM Bitcoinの概要 | |
---|---|
取扱通貨数(販売所) | 現物:13通貨(BTC,ETH,XRP,BCH,LTC,XLM,ETC,OMG,ENJ,BAT,MONA,TRX,ZPG) レバレッジ:20通貨 (BTC,ETH,XRP,OMG,BAT,QTUM,XLM,MONA,XEM,LTC,ETC,BCH,XTZ,ENJ,XYM,TRX,ADA,DOT,IOST,ZPG) |
最低取引数量(OMG) | 10 OMG(販売所 レバレッジ BitMatch注文を除く) 1,000 OMG(販売所 レバレッジ BitMatch注文) |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | ー |
送金手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
出勤手数料 | 無料 |
レバレッジ取引 | 2倍 |
GMOコイン-高い安全性でリスクを抑えた取引が可能
GMOコインの概要 | |
---|---|
取扱通貨数(販売所) | 15通貨 (BTC,ETH,BCH,LTC,XRP,XEM,XLM,BAT,OMG,XTZ,QTUM,ENJ,DOT,ATOM) |
取扱通貨数(取引所) | 9通貨 BTC、ETH、XRP、LTC、BCH、XEM(現物取引)、XLM(現物取引)、XYM(現物取引)、MONA(現物取引) |
最低取引数量(OMG) | 0.05MG(販売所) -(取引所) |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
送金手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
レバレッジ取引 | 2倍 |
bitbank-仮想通貨取引料が国内No.1!
ビットバンクの概要 | |
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取扱通貨数 | 11通貨 (BTC,XRP,LTC,ETH,MONA,BCC,XLM,QTUM,BAT,OMG,XYM) |
最低取引数量(BTC) | 0.00000001 OMG(販売所) 0.0001 OMG(取引所) |
取引手数料(販売所) | 無料 (一部銘柄を除く) |
取引手数料(販売所) | メイカー: -0.02% テイカー: 0.12% (一部銘柄を除く) |
送金手数料 | 2OMG |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 3万円未満:550円 3万円以上:770円 |
レバレッジ取引 | - |
仮想通貨OMGの特徴
トランザクションの処理スピードが高速化していることはOMGの最も大きな特徴です。この特徴はOMGの優位性に直結しているので、もう少し詳しく解説します。
OMG Networkはそもそも、すでに高い知名度を有する仮想通貨イーサリアムを技術的な基盤としています。イーサリアムは仮想通貨黎明期から存在する老舗とも言えるアルトコインの一種ですが、仮想通貨初期の頃に設計されたものであるだけに、ブロックサイズの上限問題があります。
この問題によって、イーサリアムはトランザクションが集中すると処理に遅延が起きたり、取引コストが高騰したりしていました。OMGはイーサリアムの技術を継承しつつ、この問題を解決することを目指しているので、処理スピードの速さと低コストであることは今後も大きな特徴と見なされることでしょう。
また、OMGは2020年12月に香港の「Genesis Block Ventures(GBV)」という仮想通貨関連企業に買収されています。GBV社は仮想通貨関連企業グループの大手であり、先進性やスケールメリットを生かして、OMGの発展に寄与すると期待されています。
高速で低コストな金融サービスを目指す
OMGは当初、アンバンクト層の人たちが手軽に利用できる金融サービスの実現を目指して開発が始まりました。アンバンクト層の人たちがアンバンクトである最大の理由は、貧困です。そもそもお金がないので金融サービスとの接点が生まれなかったわけですが、急速に進むフィンテックの進化で、アンバンクトのままでは日常活動にも支障をきたすようになってきました。
そのような経緯でOMGが誕生したので、OMGはとても低コストです。
ふつう、仮想通貨が存在しているネットワークの処理能力はトランザクション(取引)の速度だけでなく、トランザクションが集中することによる取引コストの増減にも関係します。トランザクション処理の遅れは取引の遅延だけでなく取引コストの高騰も招いてしまうわけです。
OMGではMoreVPと呼ばれる独自のネットワークを開発し、複数のトランザクションをまとめて処理することに成功しています。処理スピードが格段に速まり、同時に取引コストの低減が実現しています。
取引コストの問題は他の主要な仮想通貨でも課題として指摘されており、OMGが問題の解決に意欲的であることは、今後OMGが市民権を獲得して需要を拡大していく要因となり得るでしょう。
仮想通貨OMGのチャートと過去の高騰
OMGへの投資を検討している人に向けて、これまでのOMGの値動きをチャートとともに追っていきます。OMGは新規上場から今までに3度の大きな上昇がありました。まずは長期チャートからクライマックスを確認してみましょう。
特出すべき高騰は、2018年の1月から4月と2020年の8月、そして2021年の4月から5月にかけての3回であることが見てとれます。
2018年 - ビットコインバブル期
2018年というと、仮想通貨の代表格として知られるビットコインがバブル相場を形成した時期です。ビットコインバブルとも呼ばれる相場は前年の2017年後半頃から始まっていましたが、2018年になってからも仮想通貨が高騰する流れが続いていました。OMGはそんな中で上場したこともあって仮想通貨バブルの流れに乗り、一気に最高値をつけました。
2020年 - コロナショック後
2020年の8月は、「コロナショック」の影響から金融市場が立ち直りを見せ始めた時期です。株価や為替などで起きた暴落から落ち着きを取り戻し、金融緩和による投資マネーの流入もあって金融市場が全体的に活況を呈し始めました。仮想通貨も例外ではなく大量の投資マネーが流入したため、多くのコインで急騰が見られました。OMGもその流れに沿うかのように高騰し、それまでの水準と比べると約5倍の価格となりました。
2021年 - コインチェック上場
そして2021年4月からの高騰は、何といっても国内大手仮想通貨取引所であるコインチェックへの上場が大きく影響していると考えられます。コインチェックなら手軽にOMGを購入できると考えた投資家の参入によって価格の上昇が起きたとすると、OMGは上場時点ですでに多くの投資家から期待されていたコインであると考えられます。
これは他の仮想通貨に見られるような典型的な事例であり、今後も上場の度に起こりうる現象です。
丸印をつけたところが、コインチェック上場時の値動きです。連続して陽線が出現し、急激な価格上昇が起きていることが見てとれます。その後ダブルトップをつけて反落していますが、5月以降は仮想通貨ブームに乗る形で大きな価格上昇が見られます。誕生間もないOMGがビットコインなどと同様に主要な仮想通貨として市場から見られていることがわかります。
仮想通貨OMGの今後の予測
OMGは今後、どのような展開を見せるのでしょうか。OMGへの投資を検討するにあたって重要なニュースを3つの項目にまとめました。いずれもOMGにとって追い風となるようなファンダメンタルズ要因なので、OMGの価格を上昇させる材料となるかもしれません。
他の国内取引所への上場
OMGが誕生した当初は、日本国内の仮想通貨取引所には上場されていませんでした。日本人投資家がOMGを売買するには海外の取引所を利用する必要があったので、投資できる人が限られてしまうという側面がありました。
その後GMOコインやコインチェックへの上場を通じて、日本国内の投資家も手軽にOMGを購入できるようになりました。特にコインチェックへの上場は投資家へのインパクトが大きかったようで、上場当日にはOMGの価格が20%上昇したことからも、インパクトの大きさがうかがえます。
OMGの地位がさらに向上し、売買ニーズが高まると国内の他の取引所でも上場される可能性があります。他の取引所に上場されるようになると、コインチェック上場時のような高騰、もしくはそれに準ずる値動きがあるかもしれません。
Tetherなど各種大手企業と連携が進む
OMG Networkはすでに海外ではマクドナルドやバーガーキングといったファストフード店の決済システムとして導入されている実績があります。こうした大企業との提携が進むと、OMGの利用価値がさらに高まる可能性があります。
仮想通貨業界内の動きとして大きなニュースだと言えるのは、Tetherとの提携です。Tetherとはステーブルコインといって法定通貨と価値が連動する仮想通貨の代表格で、同種のステーブルコインの中では最大規模の時価総額を誇ります。この提携により、TetherがOMG Networkを採用し、OMG NetworkでTetherが運営されることになります。
価格の乱高下が激しい仮想通貨の世界にあって、法定通貨と連動することで決済機能の強化を目的に開発されたのがステーブルコインです。ステーブルコインの中でも時価総額が最も大きく、代表的な存在であるTetherとの連携はOMG Networkが優れたネットワークであることを示すもので、これもOMGの価格上昇要因になります。
DeFiやレンディングへの参加
日進月歩とも言える仮想通貨の世界では、続々と新しいサービスや概念が登場しています。従来の仮想通貨取引では資金の移動や管理が主体でしたが、ブロックチェーン技術を応用してさらに多様な金融資産の移動や取引を可能にするDeFi(分散型金融)が注目を集めています。
こうした仕組みの中から、金融機関を介することなく仮想通貨にて資金を貸し付けるレンディングも登場し、ますます仮想通貨が通貨としての機能を強化しつつあります。
今後、OMGもこうしたサービスに進出する通貨としての価値が高まっていくことが考えられるため、関連するニュースが報道されたときには価格上昇要因となるでしょう。
OMG保有によるメリット
取引スピードが速く、コストが安い
イーサリアムの技術を応用して開発されたOMGは、イーサリアムが抱えている課題を克服している点が注目に値します。OMGを象徴する技術が「MoreVP」というネットワークで、これはOMG独自のものです。
「MoreVP」はブロックチェーンの本体ではなくサイドチェーンを使用して複数のトランザクションを1つのトランザクションとして処理します。この技術のおかげでOMGは処理速度の大幅な高速化に成功し、遅延が起きないため低コストであることも同時に実現しています。
OMGが決済通貨としての地位を確立していくにはどちらも重要な機能であり、今後さらに決済手段として普及していくことが期待されます。
イーサリアムと同等の強固なセキュリティ
イーサリアムの技術を応用しているOMGなので、そのセキュリティについてもイーサリアムと同程度の堅牢性が確保されています。先ほど解説したMoreVPに加えてもう1つMVPというプラズマチェーンを使用しており、これが高いセキュリティ性を実現しています。
すでにアジア圏では決済手段として一定の普及をしているOMGですが、強固なセキュリティは通貨としてのスペックにとても重要なので、MVPが実現しているセキュリティ性によって今後はDeFi(分散型金融)などでの活用も考えられます。
スマホだけでも決済可能
そもそもOMGは、東南アジアに多いとされる銀行口座を持てない「アンバンクト」と呼ばれる人たちにデジタル決済手段を提供するために開発された経緯があります。そのためパソコンを持っていない人も想定する必要があり、スマホだけで決済を完了できるように設計されている特徴があります。
今や途上国であってもスマホだけは持っていないと生活ができないようになっているため、スマホは持っているという人は多くいます。そんな人のために開発された利便性が、今後OMGを大きく飛躍させる原動力になるかもしれません。
OMG保有によるデメリット
イーサリアム関連の懸念
OMGはイーサリアムの技術をベースに開発されたこともあって、今もイーサリアムの動向による影響を強く受けています。極端な話をすれば、もしイーサリアムに致命的な脆弱性が見つかったといったことが起きると、たちまちその影響はOMGにも及びます。イーサリアムが暴落すれば、OMGも暴落を免れないでしょう。
イーサリアムから派生した仮想通貨はOMG以外にも多くあります。それだけイーサリアムの技術が優れていることの証左なので、今後ポジティブな影響をイーサリアムから受けることはあっても、逆にネガティブな影響を受けることはあまりないと思いますが、それでも「一蓮托生」であることはリスク要因になり得ます。
決済プラットフォームとして普及するのか
「アンバンクト」の人たちにデジタル決済の手段を提供することには成功したOMGですが、OMGの最終的な目標はそれだけではありません。決済機能に優れた仮想通貨として法定通貨に並ぶような存在、いえそれを凌駕するような存在を目指しています。しかしそれは決済に利用する人がOMGにメリットを感じる必要があり、今後はいかにOMGのメリットを多くの人に伝えて普及させていけるかが課題になります。
そのためには仮想通貨の世界だけでなく、決済企業などとの連携を拡大して新たなお金としての役割を認知してもらう必要があるでしょう。
今後も注目度が高まる可能性を秘めたOMG
イーサリアムの技術を応用し、イーサリアムが抱えている課題を解決することで知名度や取引量が拡大しているOMGについて解説しました。すでに国内でも取り扱いを始める取引所が増えつつあるので、今後さらに注目度が高まる可能性は大いに考えられます。このタイミングでOMGの投資を検討してみてはいかがでしょうか。
想通貨OMGに関するQ&A
OMGとは何か?
途上国などに多い「アンバンクト(銀行口座を持っていない人)」に向けてデジタル決済手段を提供するために開発された仮想通貨です。イーサリアムの技術的基盤を利用する形で開発され、さまざまな新技術によって既存の仮想通貨が抱えていたスケーラビリティの問題(取引量の増大によって処理の遅延や手数料の高騰が起きる問題)を解決していることから、決済手段としての実力に注目が集まっています。
OMGとビットコインの違いは?
ビットコインは仮想通貨の草分け的な存在として開発され、多くの仮想通貨の技術的なルーツとなっています。それに対してOMGはビットコインの双璧ともいわれるイーサリアムの技術を基盤としており、生い立ちが異なります。
ビットコイン以外の仮想通貨を「アルトコイン」といいますが、OMGもそのアルトコインの一種です。もちろん両者ともに仮想通貨なので、同じ取引所でビットコインとOMGを市場価格に応じて交換することができます。
OMGにおすすめの取引所はどこ?
OMGは日本の投資家にもなじみの深い仮想通貨なので、国内の主要な取引所で売買することができます。コインチェックやGMOコイン、DMMビットコインなどOMGを取り扱っている取引所に口座を開設し、OMGの購入に必要な日本円を入金すれば手軽に購入できます。
手数料などの条件が異なるので、できるだけ手数料の安い取引所やスマホアプリでの取引を予定している方はスマホアプリの機能や使い勝手なども判断材料に取引所を選ぶのがよいでしょう。
OMGの購入するタイミングは?
OMGは仮想通貨のなかでも人気の高い銘柄なので、比較的容易にOMGに関連するニュースを見つけることができます。他の国内取引所への上場や大企業との提携など、こうしたポジティブなニュースが流れるとOMGの価格が敏感に反応するので、常にOMGに関連するニュースをチェックしておくことをおすすめします。
そもそも決済手段としての能力が高い仮想通貨ということもあってDeFi関連のサービスが提供されると基軸通貨としてOMGが機能することになるので、こうした新しいサービスへの進出も要チェックです。