PASMOへのチャージに便利な東急カードは、東急グループ店舗で使うとポイント還元率がアップするほか、JALマイルが貯められるなど、知られざる魅力を秘めたカードでもあります。

本記事では、TOKYU CARDのメリット​とデメリットをはじめ年会費や特典内容、ポイント還元率について徹底解説。TOKYU CARDの利用を検討しているという方はぜひ参考にしてみてください。

この記事で分かること
  • TOKYU CARDは東急百貨店や加盟店でポイントがざくざく貯まる
  • 東急線を利用しない人には不向き
  • コンフォートメンバーズ機能やPASMO機能の有無などスタイルに合わせて選べる
  1. TOKYU CARD(東急カード)を利用するメリット
    1. 東急百貨店や加盟店でTOKYU POINTがお得に貯まる
    2. PASMOの購入やチャージでポイントが貯まる
    3. JMB機能搭載でJALマイルも貯まる
    4. SBI証券のクレカ積立で毎年最大18,000ポイント貯まる
  2. TOKYU CARD(東急カード)を利用するデメリット
    1. 東急線を利用しない人には不向き
    2. 年会費がかかる
  3. TOKYU CARD(東急カード)はどれがおすすめ?それぞれのカードを比較

TOKYU CARD(東急カード)を利用するメリット

TOKYU CARD(東急カード)を利用するメリット
画像引用:PIXTA

TOKYU CARDを利用するメリットは主に以下の4つです。ここでは、それぞれのメリットについて詳しく解説します。

東急百貨店や加盟店でTOKYU POINTがお得に貯まる

東急百貨店や加盟店でTOKYU POINTがお得に貯まる
画像引用:TOKYU CARD

TOKYU CARDのメリットの1つは、東急百貨店やTOKYU POINT加盟店でTOKYU POINTがお得に貯められる点です。

通常時は0.5%還元ですが、東急百貨店では3%還元、さらに、年に数回ある「アップポイント期間」中なら5%還元になります。

東急百貨店や加盟店でTOKYU POINTがお得に貯まる

通常時と加盟店で使う場合でポイント付与単位も違っており、通常時は200円(税抜)ごとに1ポイント付与なのに対し、加盟店では100円(税抜)の利用ごとに貯まります。

さらに、東急百貨店での6ヵ月ごとの獲得ポイント数に応じて、ボーナスポイントがプレゼントされます。獲得ポイント数ごとのボーナスポイントは以下の通りです。

東急百貨店や加盟店でTOKYU POINTがお得に貯まる

東急加盟店には、二子玉川ライズや渋谷ヒカリエなど人気の店舗が多くあり、渋谷エリアや東急線沿線でショッピングや買い物をする頻度が高い人は、ぜひTOKYU CARDのポイント制度を活用してみましょう。

  • 東急百貨店 : 3%
  • 二子玉川ライズ : 3%
  • 渋谷ヒカリエ : 2%
  • 渋谷ストリーム : 2%
  • 東急ハンズ : 1% など

参考 : TOKYU POINT加盟店│東急カード-電車でもお買物でもポイントが貯まる

百貨店のおすすめクレジットカード10選!特徴や選び方も解説

PASMOの購入やチャージでポイントが貯まる

PASMOの購入やチャージでポイントが貯まる
画像引用:TOKYU CARD

TOKYU CARDには、PASMOの購入やチャージでポイントが貯められる「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」というポイントシステムがあります。電車とバスで貯まるTOKYU POINTの主なサービスは以下の通りです。

「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」のサービス一覧

サービス名 サービス内容
乗車ポイント 東急線を利用すると、乗車金額(定期券利用を除く)の3%分のポイントが貯まる
東急線定期 東急線PASMO定期券を購入の都度、ポイントが貯まる
PASMOオートチャージサービス 毎月のオートチャージ利用額に応じてポイントが貯まる
ノッテチャージサービス 毎月のノッテチャージ利用額に応じてポイントが貯まる
※ポイントを貯めるには、東急線PASMO定期券購入ポイントサービスについてはPASMO(モバイルPASMO含む)での定期券購入月の翌月5日までに、乗車ポイントサービス・オートチャージポイントサービス・東急バスノッテチャージポイントサービスについては利用の翌日までに、「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」の登録が必要です。
※TOKYU CARD ClubQ JMB もしくは 各種ゴールドカードのPASMOオートチャージサービスのポイントは「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」への登録で0.5%、プレミアムポイントとして0.5%の最大1.0%の加算となります。
※それぞれポイント加算時期が異なる場合があります。
※定期券を決済するクレジットカードとPASMOが「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」の同一アカウントで登録されていない場合、ポイントが加算されない、もしくは、0.5%の加算率となります。

PASMOでポイントカードが貯められるのはTOKYU CARDならではのサービスです。通勤や通学でPASMOを使用する人にとっては大きなメリットといえるでしょう。

PASMOにお得にチャージできるクレジットカードおすすめ9選
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JMB機能搭載でJALマイルも貯まる

JMB機能搭載でJALマイルも貯まる
画像引用:TOKYU CARD

TOKYU CARDには、JMB機能(JALマイレージバンク機能)が付いたカードがあり、JALグループ航空会社や、JMB提携の航空会社でのフライトでマイルが貯まるため、旅行や出張で頻繁に飛行機に乗る人にとっては大きなメリットです。

さらに、TOKYU CARD ClubQ JMBの「JALタッチ&ゴーサービス」を利用すればオンラインでいつでもどこでも好きな座席にチェックインできるのも魅力。空港に着いたらカードを持ってそのままゲートへ直行できるので、時間がないときでもスムーズに搭乗できます。

また、TOKYU CARDで貯めたポイントをJALマイルやJMBマイルに交換することも可能。TOKYU CARDは、クレジットカードでマイルを貯めたい人にもおすすめのカードです。

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SBI証券のクレカ積立で毎年最大18,000ポイント貯まる

JMB機能搭載でJALマイルも貯まる
画像引用:TOKYU CARD

TOKYU CARDでは、SBI証券のクレカ積立で、積立額に応じて毎年最大18,000ポイントが貯められます。

TOKYU CARDでは「クレカつみたて」の毎月の積立額に応じて、最大3%ポイントが貯まります。クレカつみたてとは、SBI証券の投信積立可能な銘柄すべてを対象にTOKYU CARDで毎月自動積立できるサービスのことです。

たとえば、毎月の積立額が5万円の場合はポイント還元率が3%となり、毎月1,500ポイント(年間18,000ポイント)が貯まります。ただし、積立額が5万円を超えるとポイント還元率は0.25%に下がるため注意しましょう。

また、クレカつみたてで貯まるポイントとは別で、投資信託の保有残高や資産運用に応じた「運用ポイント」も貯まるのが特徴です。投資信託のポイント保有額を増やすことで運用ポイントも増えていきます。

TOKYU CARDの詳細はこちら
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TOKYU CARD(東急カード)を利用するデメリット

TOKYU CARD(東急カード)を利用するデメリット
画像引用:PIXTA

TOKYU CARDにはどんなデメリットがあるのでしょうか。主なデメリットは以下の2つです。ここでは、TOKYU CARDを利用するデメリットについて解説します。

TOKYU CARD(東急カード)を利用するデメリット

東急線を利用しない人には不向き

TOKYU CARDは、東急線を頻繁に利用する人にとっては非常にお得なカードですが、東急線を利用しない場合はその魅力が半減してしまいます。

主な特典である東急線の定期券購入時のポイント還元や、電車利用でのポイント付与は、東急線を使わない人にとって価値を感じづらい部分。また、東急系列店舗での割引や優待も対象店舗が限定的なため、利用機会が少ないとその恩恵が得られません。

そのため、ほかの交通機関を主に利用する人や、東急沿線外に住んでいる人は、TOKYU CARD以外の選択肢を検討する方が合理的といえます。

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年会費がかかる

TOKYU CARDは一般カードで1,100円(税込)、ゴールドカードで6,600円(税込)の年会費を支払う必要があります。(初年度を除く)

年会費を負担する以上、それを上回る特典や還元を得なければ損をする可能性が高くなります。たとえば、年会費を回収するには、東急線の定期券や東急系列店舗での利用がある程度必要です。TOKYU CARDにはポイント還元や優待があるものの、それらを十分に活用できない場合は、コストパフォーマンスが低下します。

特典を活用する自信がない場合や、年会費無料のクレジットカードで十分な人には、別のカードを選ぶ方が適しているといえるでしょう。

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TOKYU CARD(東急カード)はどれがおすすめ?それぞれのカードを比較

■TOKYU CARD(コンフォートメンバーズ機能付き)

■TOKYU CARD(コンフォートメンバーズ機能なし)

TOKYU CARDにはコンフォート機能付き、コンフォート機能なしのカードがそれぞれ3種類ずつあります。

「TOKYU CARD ClubQ JMB ゴールド」の各ゴールドカードには、購入商品の損害を補償するショッピングプロテクト、最大1億円の旅行障害保険、エアポートラウンジサービスといったゴールドカード特典が付帯されています。

TOKYU CARDにはそれぞれ異なる特徴やメリットがあるため、利用目的やライフスタイルに応じて選ぶことが重要。たとえば、通勤や日常の買い物でポイントを貯めたい方には、TOKYU CARD ClubQ JMBやPASMO一体型のカードがおすすめ。旅行や出張で頻繁に飛行機を利用するという人は、付帯特典が充実したゴールドカードがおすすめです。

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