「クレジットカードの審査に落ちた…次はいつ申し込めばいいの?」
審査に落ちると焦る気持ちは分かります。しかし、すぐに別のカードに申し込むのはNGです。
結論から言うと、再申し込みまでに空けるべき期間は「最低6ヶ月」です。
ただし、これは「申込履歴が消える期間」の話。過去に延滞や債務整理をしている場合は、5年以上待つ必要があるケースもあります。
この記事では、クレジットカード審査に関わる「3つの期間」を徹底解説します。
- 審査落ち後、再申し込みまでに空けるべき期間
- ブラックリスト(異動情報)が消えるまでの期間
- 自分の信用情報を確認する方法(CIC開示請求)
- 審査に落ちる7つの原因と具体的な対策
- 待機期間中にやるべき信用回復アクション
- 審査に通りやすいおすすめカード3選

【結論】クレジットカード審査に通らない「期間」は3種類ある
「いつになったらカードが作れるの?」
この質問に答えるには、まず「3種類の期間」を理解する必要があります。
| 期間の種類 | 目安 | 対象となる人 |
|---|---|---|
| ①申込履歴が消える期間 | 6ヶ月 | 審査に落ちたすべての人 |
| ②異動情報が消える期間 | 5年(※KSCは7年) | 長期延滞・債務整理をした人 |
| ③社内ブラックが消える期間 | 半永久的 | 特定のカード会社でトラブルを起こした人 |
あなたがどの状況に該当するかによって、待つべき期間は大きく変わります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①申込履歴が消える期間【6ヶ月】
クレジットカードに申し込むと、その情報は信用情報機関(CIC)に6ヶ月間記録されます。
審査に落ちた場合でも「申し込んだ」という履歴は残ります。そして、申込情報があるのに契約情報がなければ、「この人は審査に落ちた」と他のカード会社にも推測されてしまいます。
【結論】審査落ち後の再申し込みは、最低6ヶ月空けるのがベストです。
6ヶ月経てば申込履歴は消え、まっさらな状態で再チャレンジできます。
②異動情報が消える期間【5年】
過去に長期延滞(61日以上)や債務整理をしている場合、信用情報に「異動」という記録が残ります。
これがいわゆる「ブラックリスト」です。
異動情報がある限り、どのカード会社に申し込んでも審査に通ることはほぼありません。
【結論】異動情報は、延滞解消(完済)から5年で消えます。
ただし、銀行系の信用情報機関(KSC)では、自己破産・個人再生の情報は7年間保有されます。
重要なポイント:「延滞した日」からではなく、「完済した日」から5年です。完済しない限り、異動情報は永遠に消えません。
③社内ブラックが消える期間【半永久的】
信用情報機関とは別に、各カード会社は独自の顧客データベースを持っています。
過去にそのカード会社でトラブル(強制解約、長期延滞など)を起こした場合、社内ブラックとして記録されている可能性があります。
【結論】社内ブラックには明確な期限がなく、半永久的に残る可能性があります。
例えば、三井住友カードで強制解約になった場合、三井住友グループの他のカード(Oliveなど)も作りにくくなります。
対策:過去にトラブルを起こしたカード会社やそのグループ会社への再申し込みは避け、まったく別の系列のカード会社を選びましょう。
審査落ち後、再申し込みまで「6ヶ月」空けるべき3つの理由
「審査に落ちたけど、すぐに別のカードに申し込めばいいのでは?」
そう考える方は多いですが、これは大きな間違いです。短期間での再申し込みは、むしろ状況を悪化させる可能性があります。
ここでは、なぜ「6ヶ月」空けるべきなのか、3つの理由を解説します。
理由①:申込履歴がCICに6ヶ月間残るから
最大の理由は、クレジットカードの申込情報がCICに6ヶ月間記録されるからです。
CIC(株式会社シー・アイ・シー)は、クレジットカード会社が加盟する信用情報機関です。あなたがカードを申し込むと、以下の情報が登録されます。
- 申込者の氏名・生年月日
- 申し込んだカード会社名
- 申し込んだ商品名(カード名)
- 契約予定額
- 照会日(申し込んだ日)
この情報は、照会日から6ヶ月間保存されます。(CIC公式サイトより)
つまり、6ヶ月以内に別のカードに申し込むと、新しいカード会社は「この人は最近〇〇カードに申し込んでいるな」と確認できます。
そして、申込情報があるのに契約情報がなければ、「審査に落ちた人」だと簡単に推測されてしまうのです。
他社で審査に落ちた人は、自社でも落ちる可能性が高いと判断され、審査が厳しくなります。
【対策】最後の申し込みから6ヶ月以上空けてから再申し込みしましょう。
理由②:短期間の複数申し込みは「申し込みブラック」になるから
短期間に複数のカードに申し込むと、「申し込みブラック」と呼ばれる状態になります。
申し込みブラックとは、正式な用語ではありませんが、短期間の多重申込によって審査に通りにくくなる状態を指します。
なぜ問題になるのか?
カード会社から見ると、短期間に何社も申し込んでいる人は以下のように映ります。
- 「お金に困っていて、複数のカードで借入しようとしているのでは?」
- 「入会特典目当てで、カードを使う気がないのでは?」
- 「他社で落ちたから、片っ端から申し込んでいるのでは?」
いずれにしても、「リスクが高い顧客」と判断される要因になります。
- 1ヶ月に3件以上の申し込み
- 6ヶ月以内に5件以上の申し込み
上記はあくまで目安ですが、短期間での多重申込は避けるべきです。
【対策】申し込みは1社ずつ。落ちたら6ヶ月空けてから次に進みましょう。
理由③:状況が変わらないまま申し込んでも結果は同じだから
6ヶ月待つべき最後の理由は、「審査に落ちた原因」を改善する時間が必要だからです。
審査に落ちたということは、何らかの原因があったはずです。その原因を改善しないまま再申し込みしても、同じ結果になる可能性が高いでしょう。
| 原因 | 改善策 | 必要な期間 |
|---|---|---|
| 年収・勤続年数が不足 | 転職を控える、勤続年数を伸ばす | 6ヶ月~1年 |
| 他社借入が多い | 借入を完済する、減らす | 数ヶ月~ |
| クレヒスがない | 携帯端末の分割払いでクレヒスを作る | 6ヶ月~ |
| キャッシング枠を希望した | キャッシング枠0円で申し込む | すぐ対応可 |
| 申込内容に誤りがあった | 正確な情報で再申し込み | すぐ対応可 |
6ヶ月という期間は、単に「申込履歴が消えるのを待つ」だけでなく、「審査に通る状態を作る」ための準備期間でもあります。
焦って再申し込みするのではなく、この期間を有効活用しましょう。
【対策】6ヶ月の間に、審査落ちの原因を特定し、改善策を実行しましょう。
ブラックリスト(異動情報)が消える期間【信用情報機関別一覧】
「ブラックリストに載ってしまった…いつになったら消えるの?」
過去に延滞や債務整理を経験した方にとって、これは最も気になる問題でしょう。
結論から言うと、ブラックリスト(異動情報)が消えるまでの期間は「5年~7年」です。ただし、信用情報機関や事故の種類によって異なります。
ここでは、3つの信用情報機関の違いと、異動情報が消えるまでの期間を詳しく解説します。
信用情報機関は3つある(CIC・JICC・KSC)
日本には、個人の信用情報を管理する機関が3つ存在します。
| 機関名 | 正式名称 | 主な加盟会員 |
|---|---|---|
| CIC | 株式会社シー・アイ・シー | クレジットカード会社、信販会社、携帯電話会社 |
| JICC | 株式会社日本信用情報機構 | 消費者金融、クレジットカード会社 |
| KSC | 全国銀行個人信用情報センター | 銀行、信用金庫、信用組合 |
それぞれの機関の特徴
CIC(シー・アイ・シー)
- クレジットカード会社のほぼすべてが加盟
- 携帯電話の分割払い情報も登録される
- クレジットカードを作りたい人は必ず確認すべき機関
JICC(日本信用情報機構)
- 消費者金融(アコム、プロミスなど)が中心
- カードローンの利用履歴が詳しく記録される
- 任意整理の情報が「債務整理」として登録される
KSC(全国銀行個人信用情報センター)
- 銀行系のローン情報を管理
- 住宅ローン審査で必ず照会される
- 官報情報(自己破産・個人再生)が登録される
重要なポイントは、3つの機関は「CRIN(クリン)」「FINE(ファイン)」というシステムで情報を共有していることです。
つまり、CICに延滞情報が登録されると、JICCやKSCにも情報が伝わる可能性があります。「クレジットカード会社でトラブルを起こしたから、銀行のローンなら大丈夫」という考えは通用しません。
【一覧表】異動情報が消えるまでの期間
異動情報が登録される原因と、消えるまでの期間を一覧表にまとめました。
| 事故の種類 | CIC | JICC | KSC |
|---|---|---|---|
| 長期延滞(61日以上または3ヶ月以上) | 完済後5年 | 完済後5年 | 完済後5年 |
| 強制解約 | 完済後5年 | 完済後5年 | 完済後5年 |
| 代位弁済(保証会社による返済) | 完済後5年 | 完済後5年 | 完済後5年 |
| 任意整理 | 完済後5年 | 完済後5年 | 完済後5年 |
| 個人再生 | 完済後5年 | 完済後5年 | 開始決定から7年 |
| 自己破産 | 免責後5年 | 免責後5年 | 開始決定から7年 |
※KSCの官報情報(自己破産・個人再生)の登録期間は、2022年11月に「10年→7年」に短縮されました。
ポイント解説
- 長期延滞・強制解約・代位弁済・任意整理:すべての機関で「完済後5年」
- 個人再生・自己破産:CIC・JICCは「5年」、KSCは「7年」
つまり、自己破産や個人再生をした場合、銀行系のローン(住宅ローンなど)は7年間組めない可能性が高いということです。
一方、クレジットカード会社や消費者金融が主に加盟するCIC・JICCでは5年で情報が消えるため、5年経過後にクレジットカードが作れるようになるケースもあります。
注意!「完済後」からカウントが始まる
ブラックリストが消える期間で最も誤解されやすいのが、「いつからカウントが始まるか」です。
よくある誤解
- ✕「延滞した日から5年で消える」
- ✕「債務整理を開始した日から5年で消える」
正しい理解
- ◯「延滞を解消(完済)した日から5年で消える」
- ◯「債務整理で決まった返済を完了した日から5年で消える」
具体例で見てみましょう。
| ケース | 延滞発生日 | 完済日 | 異動情報が消える日 |
|---|---|---|---|
| Aさん | 2020年1月 | 2021年6月 | 2026年6月頃 |
| Bさん | 2020年1月 | 2024年3月 | 2029年3月頃 |
| Cさん | 2020年1月 | 未完済 | いつまでも消えない |
Cさんのように、延滞を放置して完済していない場合、異動情報は永遠に残り続けます。
「もう5年以上前の延滞だから消えているはず」と思っていても、完済していなければ情報は残ったまま。審査に落ち続ける原因になります。
【対策】まずは延滞・借入を完済することが最優先。完済日を記録しておき、そこから5年後を目安にしましょう。
社内ブラックは消えない可能性がある
信用情報機関の異動情報とは別に、「社内ブラック」という概念があります。
社内ブラックとは、各カード会社・金融機関が独自に保有する顧客データベースに記録されるネガティブ情報のことです。
| 項目 | 信用情報機関(CIC等) | 社内ブラック |
|---|---|---|
| 管理者 | 第三者機関 | 各カード会社 |
| 保有期間 | 5年(法定) | 期限なし(半永久的) |
| 他社への影響 | あり(共有される) | なし(自社・グループ内のみ) |
| 情報開示 | 本人が請求可能 | 開示不可 |
社内ブラックの問題点は、「いつ消えるか分からない」ということです。
信用情報機関の記録は法律で保有期間が定められていますが、社内ブラックには法的な期限がありません。会社によっては、10年、20年、あるいは半永久的に記録が残る可能性があります。
社内ブラックが適用される例
- 三井住友カードで強制解約 → 三井住友グループ全体(Olive、三井住友銀行など)で審査が厳しくなる
- 楽天カードで延滞 → 楽天グループ(楽天銀行、楽天モバイルなど)に影響する可能性
- セゾンカードでトラブル → クレディセゾン発行の他カードも作りにくくなる
【対策】過去にトラブルを起こしたカード会社・グループ会社への再申し込みは避け、まったく別の系列のカード会社を選びましょう。
自分の信用情報を確認する方法【CIC開示請求の手順】
「自分がブラックリストに載っているかどうか知りたい」
「あと何年でカードが作れるようになるか確認したい」
このような疑問を解決するには、信用情報の開示請求を行うのが確実です。
開示請求をすれば、自分の信用情報に「異動」があるかどうか、いつ頃消えるのかを正確に把握できます。
ここでは、クレジットカード審査で最も重要なCICの開示請求方法を中心に解説します。
なぜ信用情報を確認すべきなのか
信用情報の開示請求には、以下のようなメリットがあります。
| 確認できる内容 | 具体的に分かること |
|---|---|
| 異動情報の有無 | ブラックリストに載っているかどうか |
| 保有期限 | いつ頃異動情報が消えるか |
| 申込履歴 | 過去6ヶ月の申込状況 |
| 入金状況 | 過去24ヶ月の支払い履歴 |
| 契約情報 | 現在契約中のカード・ローン一覧 |
特に確認すべき人
- クレジットカードの審査に何度も落ちている人
- 過去に延滞・滞納をしたことがある人
- 5年以上前に債務整理をした人
- 住宅ローンなど大きなローンを控えている人
- 「なぜ審査に落ちたか分からない」という人
開示請求の費用は500円~1,500円程度。この金額で自分の信用状態を正確に把握できるなら、決して高くはありません。
特に、審査に落ち続けている人は、原因を特定するためにも一度開示請求をおすすめします。
【図解】CICのスマホ開示請求の手順(5ステップ)
CICの開示請求は、スマホから簡単に行えます。最短で即日、開示報告書をダウンロードできます。
- スマートフォン(iPhone または Android)
- マイナンバーカード(署名用電子証明書が有効なもの)
- クレジットカード登録時の電話番号
- 決済手段(クレジットカード、PayPay、楽天ペイ、キャリア決済)
【開示請求の手順】
ステップ1:マイナPocketアプリをダウンロード
CICのインターネット開示には、本人確認用の「マイナPocket」アプリが必要です。iPhone:App Store から、Android:Google Play からダウンロードできます。
ステップ2:受付番号を取得する
クレジットカード契約時に届け出た電話番号から、以下の番号に電話します。
0570-021-717(受付時間:8:00~21:45)
音声ガイダンスに従って操作すると、6桁の受付番号が発行されます。この番号は1時間有効なので、メモしておきましょう。
ステップ3:CIC公式サイトにアクセス
CICの「インターネット開示」ページにアクセスし、受付番号(6桁)と受付番号を取得した電話番号を入力します。その後、マイナPocketアプリでマイナンバーカードを読み取り、本人確認を行います。
ステップ4:手数料500円を支払う
クレジットカード、デビットカード、PayPay、楽天ペイ、キャリア決済(ドコモ、au、ソフトバンク)から選択して、手数料500円を支払います。
ステップ5:開示報告書をダウンロード
決済が完了すると、「ダウンロード」ボタンが表示されます。
重要:ダウンロードボタンが表示されてから5分以内にダウンロードを完了してください。
ダウンロードした開示報告書はPDFファイルで保存されます。96時間以内であれば、追加料金なしで再ダウンロードも可能です。
| 方法 | 手数料 | 所要時間 |
|---|---|---|
| インターネット(スマホ・PC) | 500円 | 即日 |
| 郵送 | 1,500円 | 約10日 |
スマホでのインターネット開示が最も手軽でおすすめです。
開示報告書の見方【「異動」があれば要注意】
開示報告書をダウンロードしたら、以下のポイントをチェックしましょう。
① 返済状況欄の「異動」
開示報告書の「お支払いの状況」欄にある「26. 返済状況」を確認してください。
- 空欄 → 問題なし
- 「異動」と記載 → ブラックリスト状態
「異動」と記載されている場合、61日以上または3ヶ月以上の長期延滞、保証会社による代位弁済、裁判所による破産宣告のいずれかに該当しています。
② 入金状況欄の記号
過去24ヶ月分の入金状況が記号で表示されています。
| 記号 | 意味 | 審査への影響 |
|---|---|---|
| $ | 請求通りの入金あり | ◎ 問題なし |
| - | 請求なし(利用なし) | ◎ 問題なし |
| 空欄 | 情報なし | ◎ 問題なし |
| A | 未入金(延滞) | ✕ 要注意 |
| P | 一部入金 | △ 注意 |
| B | お客様以外から入金 | △ 注意 |
| C | 入金されていない(原因不明) | ✕ 要注意 |
「A」が連続している場合は、長期延滞として審査に悪影響を与えます。
③ 保有期限
「保有期限」欄には、その情報がCICから削除される年月が記載されています。
例:「2026年3月」と記載されていれば、2026年3月末に情報が削除される予定です。
この日付を確認することで、「あと何年待てばいいか」が分かります。
JICC・KSCの開示請求方法
CICだけでなく、JICCとKSCにも開示請求することをおすすめします。
特に、消費者金融を利用したことがある人はJICC、銀行ローン(住宅ローンなど)を検討している人はKSCの確認が重要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 方法 | スマホアプリ「スマホ開示」/ 郵送 |
| 手数料 | アプリ:1,000円 / 郵送:1,000円 |
| 所要時間 | アプリ:即日~数日 / 郵送:約10日 |
| 公式サイト | https://www.jicc.co.jp/ |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 方法 | インターネット / 郵送 |
| 手数料 | ネット:1,000円 / 郵送:1,124円~1,200円 |
| 所要時間 | ネット:即日~数日 / 郵送:約7~10日 |
| 公式サイト | https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/ |
【3機関すべてに開示請求すべき?】
理想的には3機関すべてに開示請求するのがベストですが、費用と手間を考えると、まずはCICから始めるのがおすすめです。
クレジットカード会社のほぼすべてがCICに加盟しているため、クレジットカード審査に関してはCICの情報が最も重要だからです。
- 1. CIC(クレジットカード審査に最重要)
- 2. JICC(消費者金融を利用したことがある人)
- 3. KSC(住宅ローンを検討している人)
クレジットカード審査に落ちる7つの原因と対策
「なぜ審査に落ちたのか分からない…」
クレジットカードの審査に落ちても、カード会社はその理由を教えてくれません。問い合わせても「総合的に判断した結果」としか回答されないのが現実です。
しかし、審査に落ちる原因はある程度パターンが決まっています。
ここでは、審査に落ちる7つの主な原因と、それぞれの具体的な対策を解説します。自分がどれに該当するかを確認し、次の申し込みに活かしましょう。
原因①:信用情報に「異動」がある(ブラックリスト)
最も審査に通らない原因は、信用情報に「異動」が登録されていることです。
異動とは、以下のような金融事故を起こした場合に登録される情報です。
- 61日以上または3ヶ月以上の長期延滞
- クレジットカードの強制解約
- 保証会社による代位弁済
- 債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)
異動情報があると、ほぼ100%審査に落ちます。これはどのカード会社でも同じです。
【対策】まずCICに開示請求して、異動の有無を確認する。異動がある場合は、完済から5年経過するまで待つ。延滞中の場合は、まず完済することを最優先する。
原因②:短期間に複数のカードに申し込んでいる(申し込みブラック)
短期間に複数のカードに申し込むと、「申し込みブラック」と呼ばれる状態になります。
カード会社から見ると、短期間に何社も申し込んでいる人は「お金に困っていて、複数カードで借入しようとしている」「他社で審査に落ちたから、片っ端から申し込んでいる」「入会特典目当てで、カードを使う気がない」といった印象を受けます。
- 1ヶ月に3件以上の申し込み
- 6ヶ月以内に5件以上の申し込み
申込情報はCICに6ヶ月間記録されるため、6ヶ月経過すれば情報は消えます。
【対策】申し込みは「1社ずつ」が基本。審査に落ちたら、最低6ヶ月は空けてから次に申し込む。「落ちたからすぐ別のカード」は絶対NG。
原因③:年収・勤続年数が不足している
安定した収入がないと判断されると、審査に落ちる可能性が高まります。
クレジットカードは「後払い」の仕組みです。カード会社は「この人は支払い能力があるか?」を重視して審査します。
- 年収が200万円未満
- 勤続年数が6ヶ月未満
- 無職・収入がない
- 転職直後
特に、勤続年数6ヶ月未満は「すぐに辞めるかもしれない」と判断されやすく、審査に不利に働きます。
【対策】転職直後は半年~1年待ってから申し込む。年収が低い場合は、年会費無料の一般カードを選ぶ。主婦の場合は「配偶者の年収」で申し込めるカードを選ぶ(イオンカードなど)。無職の場合は、まず安定収入を確保することが先決。
原因④:他社からの借入が多い
他社からの借入残高が多いと、「返済能力を超えている」と判断されます。
カード会社は審査時に、CIC・JICCを通じて申込者の借入状況を確認します。
- カードローンの残高が多い
- 消費者金融からの借入がある
- リボ払いの残高が多い
- 複数社からの借入がある
特に、年収の3分の1を超える借入(総量規制の上限)がある場合、新たなキャッシング枠付きのカードは発行できません。
【対策】借入残高をできるだけ減らしてから申し込む。リボ払いの残高があれば、一括返済を検討する。キャッシング枠を「0円」で申し込む(ショッピング枠のみ)。使っていないカードローンは解約する。
原因⑤:クレヒス(利用実績)がない(スーパーホワイト)
意外かもしれませんが、「今までクレジットカードを使ったことがない人」も審査に落ちやすいのです。
この状態は「スーパーホワイト」と呼ばれます。
信用情報機関に何も情報がないと、カード会社は「この人がちゃんと支払いをしてくれるか分からない」と判断します。
特に問題になるのは、30代以上でスーパーホワイトの場合です。「この年齢まで一度もカードを使っていないのは、過去に自己破産して情報が消えた直後なのでは?」と疑われてしまうことがあります。
【対策】携帯電話(スマホ)の端末代金を分割払いで購入する。家電や家具をショッピングローンで購入する。デビットカードで実績を積む(審査なしで作れる)。審査が比較的通りやすいカードから始める。
原因⑥:申込内容に不備・虚偽がある
申込書の記載ミスや、意図的な虚偽申告も審査落ちの原因になります。
| 問題 | 具体例 |
|---|---|
| 記載ミス | 住所の書き間違い、電話番号の誤入力 |
| 本人確認書類との不一致 | 引っ越し後に免許証の住所変更をしていない |
| 虚偽申告 | 年収を実際より高く申告、勤務先を偽る |
| 在籍確認が取れない | 会社に電話しても本人確認ができない |
特に、年収の虚偽申告はバレやすいです。カード会社は勤務先や業種から「この職業でこの年収はあり得ない」と判断できるため、嘘はすぐに見抜かれます。
【対策】申込前に、本人確認書類の住所を最新に更新する。年収は「税込み年収(手取りではない)」を正確に記入。勤務先の電話番号は、在籍確認が取れる番号を記入。入力内容は送信前にダブルチェックする。
原因⑦:過去にトラブルを起こした会社に申し込んでいる(社内ブラック)
過去にトラブルを起こしたカード会社やそのグループ会社に再申し込みすると、審査に落ちやすくなります。
これが「社内ブラック」です。
信用情報機関の異動情報は5年で消えますが、各カード会社の社内データベースには期限なく記録が残っている可能性があります。
| トラブルを起こした会社 | 影響を受ける可能性のあるグループ |
|---|---|
| 三井住友カード | Olive、三井住友銀行、SMBCモビット |
| 楽天カード | 楽天銀行、楽天モバイル |
| イオンカード | イオン銀行、まいばすけっと |
| セゾンカード | UCカード、クレディセゾン系列 |
【対策】過去にトラブルを起こした会社・グループ会社は避ける。まったく別の系列のカード会社を選ぶ。信販系、流通系など、系列の異なるカードを検討する。
【チェックリスト】審査前に確認すべき7つのポイント
審査に申し込む前に、以下のチェックリストで自分の状況を確認しましょう。
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| □ 信用情報に異動はないか | CICで開示請求して確認 |
| □ 6ヶ月以内に複数申し込みしていないか | 1ヶ月3件、半年5件以上は危険 |
| □ 年収・勤続年数は十分か | 年収200万円以上、勤続6ヶ月以上が目安 |
| □ 他社借入は多くないか | 年収の3分の1以下に抑える |
| □ クレヒスはあるか | 30代以上でゼロなら要対策 |
| □ 申込内容は正確か | 住所、年収、勤務先に誤りがないか |
| □ 過去にトラブルを起こした会社ではないか | 社内ブラックに注意 |
1つでも該当する項目があれば、その問題を解決してから申し込むことをおすすめします。
焦って申し込んでも、審査に落ちれば「申込履歴」が6ヶ月間残り、さらに次の審査で不利になる悪循環に陥ります。
待機期間中にやるべき信用回復アクション5選
「6ヶ月待つ間、何もしないのはもったいない」
審査落ち後の待機期間は、単に「時間が過ぎるのを待つ」だけでは不十分です。この期間を有効活用して、次の審査に通る確率を上げるための準備をしましょう。
ここでは、待機期間中にやるべき5つの具体的なアクションを紹介します。
アクション①:CICで信用情報を開示して現状を把握する
まず最初にやるべきことは、自分の信用情報を確認することです。
審査に落ちた原因が分からなければ、対策の立てようがありません。CICに開示請求して、以下のポイントを確認しましょう。
| 確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 返済状況欄 | 「異動」の記載があるか |
| 入金状況欄 | 「A」マーク(未入金)がないか |
| 申込情報 | 過去6ヶ月の申込件数 |
| 保有期限 | 異動情報がいつ消えるか |
異動がある場合:完済日から5年経過するまで待つ必要があります。保有期限を確認し、その日を目標に設定しましょう。
異動がない場合:他の原因(年収不足、申し込みブラック、クレヒス不足など)が考えられます。次のアクションに進みましょう。
【費用】CICインターネット開示:500円
アクション②:延滞・借入を完済する
現在進行形で延滞している場合や、借入残高がある場合は、完済を最優先してください。
延滞中のまま放置すると、異動情報は永遠に消えません。また、借入残高が多いと「返済能力を超えている」と判断され、審査に不利になります。
| 優先度 | 対象 | 理由 |
|---|---|---|
| 最優先 | 延滞中の支払い | 完済しない限り異動情報は消えない |
| 高 | 消費者金融からの借入 | 審査で最もマイナス評価される |
| 高 | リボ払いの残高 | 金利が高く、完済まで時間がかかる |
| 中 | カードローンの残高 | 総量規制に影響する |
完済したら、「完済証明書」を発行してもらいましょう。住宅ローン審査などで必要になることがあります。
アクション③:クレヒスを積み上げる(携帯分割払いなど)
クレヒス(クレジットヒストリー)がない人は、待機期間中に実績を作りましょう。
クレヒスとは、クレジットカードやローンの利用履歴のこと。良好なクレヒスがあると、「この人はきちんと支払いができる人だ」と評価され、審査で有利になります。
| 方法 | 難易度 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| スマホ端末の分割払い | 簡単 | 6ヶ月~ |
| 家電・家具のショッピングローン | 簡単 | 6ヶ月~ |
| 審査なしのデビットカードを使う | 最も簡単 | - |
| Nexus Card(デポジット型)を使う | やや簡単 | 6ヶ月~ |
最もおすすめなのは「スマホの分割払い」です。
携帯電話の端末代金を分割で購入すると、その支払い情報がCICに登録されます。毎月きちんと支払いを続ければ、良好なクレヒスとして記録されます。
注意点:分割払いを滞納すると、逆効果(異動情報が登録される)になります。必ず毎月の支払い日を守りましょう。
アクション④:キャッシング枠0円で申し込む準備をする
次の申し込みでは、キャッシング枠を「0円」に設定しましょう。
キャッシング枠を付けると、審査が厳しくなります。理由は、キャッシングが「貸金業法」の対象となり、総量規制(年収の3分の1まで)が適用されるからです。
| 項目 | キャッシング枠あり | キャッシング枠なし |
|---|---|---|
| 適用法律 | 貸金業法(厳しい) | 割賦販売法(比較的緩い) |
| 総量規制 | 適用される | 適用されない |
| 審査難易度 | 高い | 低い |
| 収入証明 | 必要な場合あり | 不要な場合が多い |
キャッシング機能が必要ない場合は、迷わず「0円」で申し込みましょう。それだけで審査通過率が上がります。
後からキャッシング枠を追加することも可能なので、まずはカードを作ることを優先してください。
アクション⑤:審査に通りやすいカードをリサーチする
すべてのクレジットカードが同じ審査基準ではありません。
| カードの種類 | 審査難易度 | 特徴 |
|---|---|---|
| 銀行系カード | 高い | 三井住友、みずほなど |
| 交通系カード | やや高い | ビューカード、PASMOカードなど |
| 信販系カード | 普通 | オリコ、ジャックスなど |
| 流通系カード | 低め | イオン、セブン、楽天など |
| 消費者金融系カード | 低い | アコムACマスターカードなど |
審査に不安がある人は、以下の条件でカードを選びましょう。
- 年会費無料の一般カード
- 流通系・消費者金融系のカード
- 「18歳以上で安定収入があれば申込可」など条件が緩いカード
- 過去にトラブルを起こしていない系列のカード
【タイムライン】6ヶ月間の行動スケジュール例
6ヶ月の待機期間を有効活用するための行動スケジュールを紹介します。
【1ヶ月目】現状把握フェーズ
CICに開示請求して、信用情報を確認。異動の有無、入金状況、申込履歴をチェック。審査落ちの原因を特定する。
【2~3ヶ月目】改善フェーズ
延滞があれば完済する。借入残高を減らす(リボ払い、カードローンなど)。スマホの分割払いを開始(クレヒス構築)。
【4~5ヶ月目】準備フェーズ
次に申し込むカードを選ぶ(審査に通りやすいカード)。申込内容を事前に整理(年収、勤務先、居住年数など)。本人確認書類の住所を最新に更新。
【6ヶ月目】再申し込みフェーズ
前回の申し込みから6ヶ月経過したことを確認。キャッシング枠0円で申し込み。申込内容に誤りがないかダブルチェック。
この6ヶ月間で、審査に通る可能性は大きく変わります。
「ただ待つ」のではなく、「準備期間」として有効活用しましょう。
よくある質問(FAQ)
クレジットカードの審査や再申し込みについて、よく寄せられる質問にお答えします。
問い合わせても「総合的に判断した結果」「弊社の審査基準により」といった回答しか得られないのが現実です。
これは、審査基準を公開すると不正申込が増えるリスクがあるため、どのカード会社も非公開としています。
審査落ちの原因を知りたい場合は、CICに開示請求して自分の信用情報を確認するのが唯一の方法です。
審査に落ちた直後に別のカードに申し込むと、以下のデメリットがあります。
・申込履歴がCICに6ヶ月間残るため、「他社で落ちた人」と推測される
・短期間の複数申し込みは「申し込みブラック」になるリスクがある
・審査落ちの原因を改善しないまま申し込んでも、同じ結果になる可能性が高い
6ヶ月の待機期間を「準備期間」と捉え、審査に通る状態を作ることが重要です。
「ブラックリスト」とは、信用情報機関に「異動」が登録されている状態を指します。
■確認方法
・CIC:スマホ・PC(即日)手数料500円
・JICC:スマホアプリ(即日~数日)手数料1,000円
・KSC:インターネット・郵送 手数料1,000円~
クレジットカード審査に関しては、まずCICを確認すれば十分です。ほとんどのカード会社がCICに加盟しているためです。
異動情報は、法律で定められた期間(完済後5年)が経過すると自動的に削除されます。お金を払って消してもらう、といったことはできません。
ただし、以下の場合は訂正・削除を求めることができます。
・登録内容が事実と異なる場合
・延滞した覚えがないのに「異動」が登録されている場合
・すでに完済しているのに残高が残っている場合
このような場合は、CICではなく、情報を登録したカード会社・金融機関に直接連絡して訂正を依頼してください。
スマートフォンの端末代金を分割払いで購入すると、その情報はCICに登録されます。これは「個別信用購入あっせん契約」という立派なクレジット契約です。
携帯分割払いの延滞は、以下の影響があります。
・CICに延滞情報(Aマーク)が登録される
・61日以上の延滞で「異動」が登録される
・クレジットカードやローンの審査に悪影響
逆に、毎月きちんと支払っていれば、良好なクレヒスとして評価されます。クレヒスがない人は、携帯分割払いでクレヒスを作ることをおすすめします。
審査時間が長くなる理由はさまざまです。
審査が長引く主な理由
・申込内容に確認が必要な点があった
・在籍確認が取れなかった(電話に出られなかったなど)
・申込が混み合っている時期(年末年始、キャンペーン期間など)
・信用情報の照会に時間がかかっている
審査時間と結果に明確な相関はありません。ただし、数分で結果が出た場合は「機械審査で即座に判断された」可能性が高く、良い結果(即座に通過)か悪い結果(即座に否決)のどちらかになりやすいです。
クレジットカードの申込履歴はCICに6ヶ月間記録されます。住宅ローン審査でも信用情報は確認されるため、以下のような影響が考えられます。
住宅ローン審査への影響
・申込履歴があるのに契約情報がない → 「審査に落ちた人」と推測される
・短期間に複数の申し込みがある → 「お金に困っている」と判断される可能性
・異動情報がある → 住宅ローンはほぼ通らない
住宅ローンを1~2年以内に予定している場合は、新規のクレジットカード申し込みは慎重に行いましょう。
クレジットカードの審査では「安定した収入」が重視されるため、無職の場合は審査に通りにくいのが現実です。
ただし、以下の場合は作れる可能性があります。
・専業主婦(配偶者に収入あり):◎ 高い
・学生(18歳以上):◎ 高い
・年金受給者:○ 比較的高い
・不動産収入・投資収入がある:○ 条件次第
・完全な無収入:✕ 難しい
専業主婦の場合は、「配偶者の収入」で申し込めるカードを選びましょう。イオンカードや楽天カードなど、流通系カードが比較的作りやすいです。
どうしてもカードが必要な場合は、審査なしのデビットカードやプリペイドカードを検討してください。
まとめ:焦らず6ヶ月待って、確実に審査を通過しよう
この記事のポイントを振り返りましょう。
【結論】クレジットカード審査に通らない「期間」は3種類
| 期間の種類 | 目安 | 対象 |
|---|---|---|
| 申込履歴が消える期間 | 6ヶ月 | すべての人 |
| 異動情報が消える期間 | 5年(KSCは7年) | 延滞・債務整理をした人 |
| 社内ブラックが消える期間 | 半永久的 | 特定の会社でトラブルを起こした人 |
【審査に通るためにやるべきこと】
今すぐできること
- CICに開示請求して、自分の信用情報を確認する(500円)
- 延滞中の支払いがあれば、完済を最優先する
- 借入残高を減らす(リボ払い、カードローンなど)
6ヶ月の待機期間中にやること
- スマホの分割払いなどでクレヒスを積み上げる
- 審査に通りやすいカードをリサーチする
- キャッシング枠0円で申し込む準備をする
再申し込み時の注意点
- 前回の申し込みから6ヶ月以上空ける
- 過去にトラブルを起こした会社・グループは避ける
- 申込内容は正確に記入する
【最後に】焦りは禁物、準備が成功のカギ
審査に落ちると焦る気持ちは分かります。しかし、焦ってすぐに再申し込みしても、状況は悪化するだけです。
6ヶ月という期間は、決して無駄な時間ではありません。この期間を「審査に通る状態を作るための準備期間」と捉え、以下のステップを着実に実行しましょう。
審査通過への3ステップ
- 1. 現状把握:CICで信用情報を確認し、審査落ちの原因を特定する
- 2. 改善:延滞の完済、借入の削減、クレヒスの構築
- 3. 再挑戦:6ヶ月後、審査に通りやすいカードにキャッシング枠0円で申し込む
正しい知識と準備があれば、クレジットカードは必ず作れます。
この記事が、あなたのカード取得の一助になれば幸いです。

