
メガバンクのみずほ銀行が運営するカードローンの利用を検討している人は多いでしょう。特に早く融資を受けたい人は、みずほ銀行カードローンは即日融資が可能かどうか、気になるのではないでしょうか。
この記事では、みずほ銀行カードローンは即日融資できるのか、最短融資を受けるために審査をスムーズに進めるポイントなどについて、詳しく解説していきます。他のカードローンも気になる方はおすすめのカードローンをチェックしてみてください。
みずほ銀行カードローンの最短融資はいつなのか?

まず、みずほ銀行カードローンの融資までの日数を見ていきましょう。
審査結果が出るのは最短で2~3営業日
みずほ銀行カードローンの公式サイトには、最短融資までの日数は記載されていません。実際にみずほ銀行カードローンを利用した人の口コミ情報を参考にすると、申し込みから2~3営業日ほどかかるようです。したがって、残念ながら即日融資は難しいようです。
また申込者の属性やステータス、審査の混雑状況などにより、申し込みから審査結果が出るまでに1週間以上かかる場合もあるようです。みずほ銀行カードローンの審査スピード自体は、特に早くはないと考えられるでしょう。
即日融資ができない理由とは?
みずほ銀行カードローンの審査が1営業日以上かかってしまう理由は、カードローンの利用希望者が反社会的勢力に属していないかどうかを、警察庁のデータベースで照会する審査が行われているためです。
警察庁データベースへの照会作業は、みずほ銀行から預金保険機構へ、そして警察庁データベースへの照会という手順を踏みます。この手続きには1営業日以上の日数がかかります。よって即日で審査が通ることは、手続き上不可能なのです。
みずほ銀行カードローンは即日融資を行っていません。申し込んだ日に融資を受けたい人は、即日融資に対応している大手消費者金融カードローンで一旦融資を受けてみることも、選択肢の一つかもしれません。
引用元: 三菱UFJ「バンクイック」、 三井住友銀行、 楽天銀行、 オリックス銀行、 みずほ銀行
※1 必ずしもすべての楽天会員様が審査の優遇を受けられるとは限りません。
PCやスマホでみずほ銀行カードローンに申し込む

みずほ銀行カードローンへの申し込みは、以下の3つの条件を満たさなければなりません。
申し込みに必要な3つの条件
- 契約時に満20歳以上満66歳未満である
- 安定かつ継続した収入が見込める
- 保証会社(株式会社オリエントコーポレーション)の保証を受けられる
みずほ銀行カードローンに申し込む前に、これらの条件を満たしているかどうかを確認しておきましょう。みずほ銀行カードローンは、パソコンやスマートフォンから簡単に申し込めます。15分もあれば、ひととおりの手続きが完了します。
みずほ銀行カードローンへの申し込み手続きには、難しい入力項目はありません。「本人情報」としての氏名や年齢など、「収入に関する情報」として勤務先や年収など、「他社借入に関する情報」として他社カードローンなどを入力します。
みずほ銀行カードローンの仮審査と結果連絡

みずほ銀行カードローンへの申し込み手続きが済めば、仮審査が行われます。仮審査では、「基本情報」「年収」「他社借入」などの審査が行われます。前述の「警察庁データベースへの照会審査」も、仮審査の段階で行われていると考えられます。
そして、審査の最終段階では、勤務先への電話による「在籍確認」が行われます。仮審査には2~3営業日ほどの日数がかかると考えられます。
仮審査の結果は、手続き時に登録したメールアドレスに届きます。仮審査を通過した後にも、手続きが必要です。スピーディーに融資を受けるためには、みずほ銀行からのメールを見落とさないように注意しましょう。
みずほ銀行カードローン審査の必要書類をアップロード
仮審査通過後は、オンライン上に必要書類をアップロードしなければいけません。本人確認書類として「運転免許証」や「健康保険証」「パスポート」などが必要なので、事前に用意して、スムーズに手続きを進めましょう。
利用限度額が50万円を超える場合、収入証明書の提出も必要です。「源泉徴収票」や「確定申告書」などの必要書類をスマートフォンのカメラで撮影し、画像をアップロードするだけと簡単です。5分ほどで手続きが完了するでしょう。
本人確認書類例
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
使用カードは2種類?キャッシュカードか専用カード
審査に通り、みずほ銀行カードローンを利用する際は、ATMでお金を借りるためのローンカードが必要です。ここで触れておきましょう。
キャッシュカードでローンカードを兼用できる
みずほ銀行へ必要書類を提出すると、「カードローン口座開設」の連絡があります。その後は銀行やコンビニのATMで振り込みをしたり、銀行口座に振込融資をしてもらったりできます。
ローンカードは2種類あり、利用者が選ぶことができます。1つは、みずほ銀行のキャッシュカードでカードローンも兼用する方法です。もう1つは、カードローン専用のローンカードを発行してもらう方法です。
ローン専用カードは発行まで1週間かかる
みずほ銀行カードローンの専用ローンカードを選択すると、ローンカードが自宅に郵送されるまで、通常1週間以上かかります。
一方、みずほ銀行のキャッシュカードでローンカードを兼用する場合は、カードローン契約後すぐに銀行やコンビニのATMで利用できます。急いで融資を受けたい場合は、必ずキャッシュカード兼用型でカードローン契約をするようにしましょう。
みずほ銀行に口座がない場合は店頭窓口での申し込みが便利
みずほ銀行カードローンは、みずほ銀行の口座を持っていると最短で利用できます。みずほ銀行に口座がない場合も、みずほ銀行の店頭窓口で「口座開設」と「カードローン」への申し込みを同時に行えば、口座開設のための書類を郵送する手続きを短縮できるので、早めの融資が期待できます。
みずほ銀行カードローンを利用したいけれど、みずほ銀行の口座を持っていないという人は、みずほ銀行の店頭窓口での申し込みを検討してみましょう。
みずほ銀行の審査に最短で通過するコツ1:限度額編

みずほ銀行カードローンの審査を最短で通過するコツについて触れておきましょう。まずは、カードローンの限度額についてです。
審査に早く通過するためには、最初は最小限の希望限度額で申し込むのがおすすめです。一般的にローン審査というものは、限度額が高いほど審査基準が厳しくなることが多いようです。
貸す側にすれば、貸し出しが多ければ多いほど利息は入りますが、延滞や貸し倒れのリスクも増えるのが当然です。そのため、できるだけ返済能力がある人に貸したいという事情があるので、限度額が高いと審査基準は厳しくなるのです。
みずほ銀行カードローンでも、高めの限度額を希望すると当然審査が厳しくなり、日数もかかってしまう可能性があります。速やかに審査を通過したいのであれば、希望限度額は最小限に抑えて、多くても30万円以内の限度額にするほうが賢明です。
みずほ銀行の審査に最短で通過するコツ2:他社借入編
他社借入が多い場合は、みずほ銀行カードローンの審査が不利になるおそれがあります。一般的に3社以上の借り入れがあると、審査に通るのは厳しいと考えましょう。他社借入の一部を完済し、借入件数を減らしておくと、少しでも審査に通りやすくなるでしょう。
また、借入件数とは別に、借入総額が総量規制に引っ掛かる可能性もあります。総量規制とは、貸付金額の上限を借主の年収の3分の1までに抑えるという決まりです。あくまでも消費者金融などの貸金業者に適用されるもので、銀行業自体は総量規制の制約は受けません。
しかしながら、近年では銀行も総量規制に準じるような社内ルールを設けている場合もあるようです。背景には多重債務者を増やさないための、銀行の自主規制が影響しているようです。
みずほ銀行カードローンのメリット&デメリット
みずほ銀行カードローンの最大のメリットは、年率2.0%~14.0%という低水準の金利です。大手の中でもこの上限金利は低い部類といってよいでしょう。最大限度額も業界トップクラスの最大800万円です。まとまった額が必要な人にとっては、メリットと言えるでしょう。
さらに、みずほ銀行の住宅ローン利用者には、カードローンの金利を年率0.5%引き下げるという優遇特典があります。
デメリットは返済に関することです。みずほ銀行カードローンの返済日は毎月10日で、みずほ銀行口座からの自動引き落としに限定されます。追加の返済や繰り上げ返済は、提携しているATMやインターネットバンキングなどでいつでも行えます。
定期返済は返済日を動かせず、返済方法も1種類なので少し融通が利かないとも言えるでしょう。給料日後を返済日にしたい人や、口座の残高が流動的な人には向いていません。返済日や返済方法が選べるカードローンがある中で、みずほ銀行カードローンは比較的不便かもしれません。
即日融資は無理でもメガバンクみずほ銀行のカードローンはおすすめ
みずほ銀行カードローンは年率2.0%~14.0%の低金利で使いやすいカードローンですが、即日融資ができない点は理解しておきましょう。
とはいえ、金利の低さと最大800万円の限度額の大きさは魅力です。しかも審査は早ければ2~3営業日とスピーディーです。またみずほ銀行の住宅ローンの利用者は金利が優遇されます。
このように、みずほ銀行カードローンには多くのメリットがあります。即日融資は無理でも、充分価値があるサービスと言えるでしょう。
みずほ銀行
社名 | 株式会社みずほ銀行 |
---|---|
社名(英文名) | Mizuho Bank, Ltd. |
本社所在地 | 東京都千代田区大手町一丁目5番5号 |
電話番号 | 0120-3242-86 |
URL | http://www.mizuhobank.co.jp/ |
設立 | 2013年 |
資本金 | 1,404,000,000千円 |
主要株主 | 株式会社みずほフィナンシャルグループ(100%) |
事業内容 | 銀行業 |
登録番号 | 関東財務局長(登金)第6号 |
加盟団体 | - |
個人信用情報機関 | 全国銀行個人信用情報センター 株式会社日本信用情報機構 株式会社シー・アイ・シー |
お問い合わせ先 | カードローン専用ダイヤル 0120-324-555(携帯電話からもご利用いただけます) |
記事の監修者及びコメントいただいた専門家

監修者・金子賢司
立教大学法学部卒業後、東証一部上場企業に入社。その後、保険業界に転身し、ファイナンシャルプランナー(FP)として活動を開始。FPの最上級資格CFP資格を取得し、個人・法人のお金に関する相談を受けながら、北海道のテレビ番組のコメンテーターなどとしても活動している。
■保有資格:CFP資格
住宅ローンアドバイザー
損保マスタ
HP:ファイナンシャルプランナー(FP) 金子賢司
Twitter:@NICE4611
金子賢司の関連記事一覧
元みずほ銀行執行役員・前J.Score 代表取締役社長CEO Q.カードローンの審査ではどのような点が重視されるのでしょうか?
ほとんどの場合、審査基準は非公開ですが、一般的には「年収」「勤続年数」「家族構成」「勤務先が上場企業か否か」「持ち家の有無」といった情報に基づいて貸し出しできるか否かを判断していると考えられます。
また、CICやJICC(日本信用情報機構)といった信用情報機関、銀行の場合は全銀協も加わりで他社からの借り入れ金額や件数も確認されます。仮に、「上場企業に勤めていて年収が高い」という人だったとしても、他社からの借り入れが多ければ審査を通過することが難しい場合もあります。