楽天ブラックカードは、特定の人にしか招待状が届かない希少なカードです。一部のクレカマニアからは、「作りたくてもなかなか作れない」といった声もあり、レア度が非常に高いことでも有名です。

「『お金』や「税金」を制して副業する人を豊かに」をモットーに、SNSで節税・節約・資産運用について役に立つ情報を発信しているインフルエンサー税理士「はたけ｜個人専門税理士」さんは、そんな楽天ブラックカードのインビテーションを受け取ったひとり。

「はたけ｜個人専門税理士」さんに楽天ブラックカードのインビテーションがくる条件と魅力について伺いました。

プロフィール

超レア！ 楽天ブラックカードの招待が届く条件とは？

楽天ブラックカード

実際に楽天ブラックカードについて情報を集めてみると、「作りたくてもなかなかインビテーションがこない」「レア度がかなり高い」といった声が良く見られます。


レア度が高いと有名な楽天ブラックカードですが、保有者には手ぶらで海外旅行を楽しめる「手荷物宅配サービス」や会員専用ラウンジでのコンシェルジュサービスなど、比較的高額な年会費に見合うだけの価値が提供されます。

豪華な特典や高水準のポイント還元率によって、使用者からの支持も非常に高いとされていますが、実際はどうなのかはたけさんに聞いてみました。

編集部：「はたけ｜個人専門税理士」さん（以下、はたけさん）は、楽天のブラックカードのホルダーだと伺っています。楽天ブラックカードを発行した背景を教えてください。

はたけ：まず、楽天ブラックカードは楽天からの招待が必要であり、申し込みができないことはご存知かと思います。私は楽天市場でも何百万円も買い物をしたり、楽天証券や楽天銀行に数千万くらいは預けていたりと、普段から楽天の経済圏で多くのサービスを利用しています。そういった経緯もあって、楽天ブラックカードのインビテーションがきたのかなと思います。

編集部：日常生活を楽天メインで使われているということですね。

はたけ：そうですね。やはりポイントがざくざくたまるので頻繁に使っています。一般の楽天カードユーザーはポイント還元が1～3％くらいだと思うのですが、ブラックカードだと10％くらいにはなります※。私は特に楽天市場や楽天証券、楽天銀行もすべて使っているというところが大きいですね。

（編集部注※：楽天市場以外に楽天証券、楽天銀行など楽天サービスを組み合わせて使った場合）

編集部：大体いくら位利用したら、ブラックカードのインビテーションが来るというのはご存知ですか？

はたけ：いろいろな噂があるらしいですが、100万円ぐらいを数年間使っても来ないって人もいますし、職業や資産、銀行や証券残高、例えば楽天トラベルや楽天モバイルといった楽天市場以外のサービス利用状況も影響すると思います。トータルで楽天にどれだけ貢献してるかが大事で、あとは信用とかもあるので、資産状況も大事だと思いますね。個人事業主の人は持ちづらいかなと思います。

編集部：それはなぜですか？

はたけ：もちろん絶対に持てないということはないと思いますが、やはり信用情報についてはかなり厳しく審査されていると個人的には感じているので、資産状況はインビテーションがくる大きな要因なのかなと思いますね。

編集部：なるほど、いくら使ったらいいかというよりも、楽天への貢献度や楽天全体での利用状況が大事なんですね。

はたけさん：そうですね。あと、年収も多分1,000万円ぐらいは下限値としてあるのかなと思います。一度情報を色々と調べたことがあるんですが、楽天ブラックカードの最低利用限度額は300万円であることからも、大体年収1,000万ぐらいは必要ですよ、と言われていることが多かったですね。

楽天ブラックカードの招待が届くまでの期間は8年

編集部：楽天カードから 使い始めて、楽天ブラックカードに切り替えられたと思うのですが、何年くらい楽天カードを使っていたんですか？

はたけ：7、8年ぐらいは使ってるかなと思います。はじめに一般の楽天カードを使ったきっかけは、シンプルにポイントがたまるということでしたね。現金決済は基本的にせず、カードが使える場所ではすべてカードを使用するようにしていました。

楽天証券を使っているのも、画面の見やすさといった使い勝手もありますが、楽天証券と楽天銀行と楽天カードを組み合わせるとポイントがたまるということを知って、他社をストップして楽天に切り替えました。

編集部脚注：一般の楽天カードを利用している人は、楽天経済圏を上手に使うことによって、ポイントが実質6万円分も還元されている。楽天ブラックカードを目標にしている人もいる）

楽天ブラックカードのメリットは？コンシェルジュも優秀

編集部：他のステータスカードからもインビテーションがきたことがあると伺っています。そちらより楽天ブラックカードを選んだ理由はなにかありますか？

はたけ：ダイナースのインビテーションも届いたことがあるのですが、そちらの方がステータス性が高いかもしれません。でも、年会費が10万円を超えるんですね。一方、楽天ブラックカードの年会費は3万円で、全体的なポイント還元率も高いため、総合的に考えてすぐに元が取れると思い、楽天ブラックカードを選びました。

楽天ブラックカードのポイント還元率は通常10％程度で、例えば10,000円の買い物をした場合には1,000円分のポイント還元があります。また、楽天スーパーセールやお買い物マラソンなどのイベント期間中には、還元率が20％程になることもあります。さらに、楽天はふるさと納税も優秀です。1万円ふるさと納税をすると2,000ポイントももらえます。ジュニアNISAなんかも活用していて、本当にポイントが良くたまるなと感じています。

他社のステータスカードと引けを劣らないくらいの海外旅行保険が付帯されていたり、マネー系の雑誌が読み放題だったりと、いろいろとメリットはありますね。国内主要空港のラウンジが無料で使えたり、コンシェルジュの方がおいしいお店を教えてくれたりします。

楽天ブラックカードのコンシェルジュは、AIチャットのコンシェルジュではなく、電話で直接話せるという点も嬉しいポイントです。

楽天証券の投信積立ポイント付与率引き上げで使い勝手さらにアップ

はたけ：つい最近楽天証券から、投信積立のクレジットカード決済において、ポイント還元率の引き上げが発表されました。（引用：楽天証券株式会社「楽天証券、投信積立「楽天カード」クレジット決済、ポイント進呈率を引き上げ」）

ますます使い勝手が良いカードとなりましたね（笑）。

（編集部脚注：楽天証券のポイント還元率UPは、「強すぎる」と話題に）

楽天ブラックカードは「分かる人には分かる」ステータスカード

編集部：楽天ブラックカードを使っているとどのような反応を受けることが多いですか？

はたけ：知り合いと飲んでいる場で使ったときに、「お、楽天のブラックですね、珍しい」と言われたことがあります。
そこまで大っぴらに見せることはないのですが（笑）、分かる人には分かる、という感じでしょうか……。券面はシンプルで気に入っています。

編集部：いろいろとお伺いさせていただきありがとうございます。最後の質問となります。Twitterでは「20代の頃全財産3万円という地獄を味わった」というはたけさんですが、楽天ブラックカードを保持するまでに至った、クレジットカードの上手な使い方を教えてください。

はたけ：私はスモールビジネスの支援をメインに行っているんですが、やはり最近は副業を行う人も多くなっています。そんな時に役立つのはクレジットカードだと思います。クレジットカードを使えば支払いを先送りできたり、物を仕入れたりすることに使えるので、ひとつのツールとして必要だと思います。上手な節約をしている方は「クレジットカードしか使わない！」といった人も多いですね。

節約術や資産形成術にはまず出費の無駄を把握することが大切です。クレジットカードは個人でも会計ソフトと連携ができるため、出費や支出を一元化し、無駄を把握して節約につなげることができます。

私も楽天ブラックカード以外にも、他のクレジットカードを持っていますが、できるだけ一元化しています。

 

楽天経済圏を使い倒せばチャンスあり!?

楽天ブラックカードの入手条件については明確には公表されていません。とはいえ、はたけさんのようにまずは節約やポイ活といった入口から、楽天経済圏を上手に使ってインビテーションを受けることができるかもしれません。
いずれにしても、楽天グループのサービスを有効活用することがカギとなります。

楽天ブラックカードを入手したいという人は、まず楽天証券や楽天銀行、楽天カードなど、楽天グループのサービスを組み合わせて利用してみてはいかがでしょうか。

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