アメックスのポイント制度とは?おすすめの交換先とマイルに交換する場合の注意点

アメリカン・エキスプレス(アメックス)のポイント制度は、「メンバーシップ・リワード®」と呼ばれる独自のものです。

通常、メンバーシップ・リワードのポイントは「100円につき1ポイント」が還元されます。
ただしこのポイントは、

・1ポイント=1円相当ではない
・高還元を実現させるには追加料金がかかりやすい

といった、注意点が多いことも事実です。

そこで今回は、少し複雑なアメックスのポイントの仕組みや上手な貯め方、お得なポイントの使い道について、分かりやすくまとめました。

アメックスのポイント制度「メンバーシップ・リワード®」とは

まずは少し複雑なアメックスのポイント制度、メンバーシップ・リワード®における基本の仕組みについて解説します。

原則として100円につき1ポイント(0.3円前後相当)が還元される

メンバーシップ・リワード®の対象となるアメリカン・エキスプレス®・グリーン・カードを利用すると、原則として「100円につき1ポイント」が還元されます。

このアメックス独自のポイントシステムは、「メンバーシップ・リワード®」と呼ばれています。ただしポイントは、楽天ポイントやdポイントなどのように、1ポイント=1円の価値を持つものではありません。

ポイントの価値は交換先によって大きく変わるものの、汎用性の高い「Amazonギフトカードへの交換」や「カードの支払いへの充当」を前提とする場合、1ポイントの価値は0.3円相当です。

そのため、メンバーシップ・リワード®の対象となるアメックス・カードの基本還元率は、0.3%相当と言えます。

ただし、計9,900円の追加料金を負担することで、「ANAマイル還元率1.0%」を実現することも可能です。ANAマイルは航空券への交換を前提とする場合、1マイルあたり2円以上の価値を持つ可能性があります。

アメックスでのおすすめポイント交換先とは

有効期限は原則として「最長3年間」

メンバーシップ・リワード®のポイントの有効期限は、実質「2年~3年間」です。

アメックスの場合、ポイントは入会月を基準とした「プログラム年度」が定められています。例えば5月にアメックスに入会した場合、最初のプログラム年度は「5月~翌年の4月」です。

ポイントを使用せずに3年間が経過し、4年目のプログラム年度に突入した場合、最初のプログラム年度に取得したポイントは失効してしまいます。

例:2023年5月~2024年4月に貯めたポイントの有効期限は2026年4月末まで

ただし有料のオプションサービスであるメンバーシップ・リワード・プラスに加入すれば、ポイントの有効期限は無期限に変わります。

アメックス会員が現在のポイントや有効期限を確認する方法

アメックスの「メンバーシップ・リワード・プラス」とは

メンバーシップ・リワード®の対象となるアメックス・カードの会員は、「メンバーシップ・リワード・プラス」という有料サービスに加入できます。

ここでは、メンバーシップ・リワード・プラスの概要やメリットについて、簡単に解説します。

年会費3,300円で対象加盟店での還元率が3倍に

メンバーシップ・リワード・プラスとは、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードなどの会員が年3,300円(税込)で加入できる、有料のオプションサービスです。

このサービスに加入したアメックスの会員は、対象加盟店でのポイント還元率が3倍となる、対象加盟店ボーナスポイントプログラムに参加できます。

■対象加盟店ボーナスポイントプログラムの主な加盟店

  • Amazon
  • Yahoo!JAPAN(Yahoo!ショッピング、PayPayモール、ヤフオク!)
  • iTunes Store/App Store
  • Uber Eats
  • ヨドバシカメラ
  • JAL公式ウェブサイト
  • 一休.com(国内宿泊のみ)
  • HIS公式ウェブサイト
  • アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン

これらの加盟店を利用する機会が多いのなら、メンバーシップ・リワード・プラスへの加入を検討してみると良いでしょう。

ちなみに「1ポイント=0.3円相当」と見積もった場合、3,300円相当のポイントを追加で獲得する(=元を取る)ために必要な対象加盟店での決済額は、年55,000円です。

アメックスのプラチナカードの会員は、無料でメンバーシップ・リワード・プラスに加入できます。
また、個人向けプラチナカードの会員は、外貨での決済時に還元率が3倍となる海外利用ボーナスポイントプログラムにも無料で登録できます。

ポイントの有効期限が「無期限」に

メンバーシップ・リワード・プラスに加入すると、メンバーシップ・リワード®で獲得したすべてのポイントの有効期限が無期限となります。

そのため、ポイントの有効期限が切れそうなタイミングでメンバーシップ・リワード・プラスに加入するのも一考と言えます。

ポイントの交換レートが優遇されることも

メンバーシップ・リワード・プラスに加入していると、一部のポイント交換レートが優遇されます。

特にポイントをANAマイルに交換する場合であれば、メンバーシップ・リワード・プラスに加入することで、マイル交換レートを2倍にすることができます。

アメックスでのおすすめポイント交換先とは

その他のアメックスのポイントのお得な貯め方

アメックスのポイントを効率よく貯める方法は、有料のメンバーシップ・リワード・プラスだけではありません。

ここでは、メンバーシップ・リワード・プラス以外のアメックスのポイントをお得に貯める方法について解説します。

ボーナスポイント・パートナーズ提携店を積極的に利用する

アメックスのポイント制度には、ボーナスポイント・パートナーズ提携店が設定されています。メンバーシップ・リワード®の対象となるカードを使い、提携店で決済を行うと、ポイント還元率が上がります。

ポイント還元率の上昇幅は、提携店によって異なります。例えば「高島屋オンラインストア」の場合、100円につき3ポイント(通常の3倍)のポイントを獲得可能です。

ボーナスポイント・パートナーズ提携店は、地域やカテゴリーから検索することができます。追加の年会費などを支払わずに利用できることもあり、アメックスの会員は積極的に活用したいところです。

参考: American Express公式サイト「ボーナスポイント・パートナーズ」

家族カードやETCカードを活用する

ポイントを効率よく貯めるためには、「日常の決済を、極力アメックスカードを使って済ませる」ことが有効です。

すでにアメックスカードをメインで使用している場合でも、「家族カード」「ETCカード」といった追加カードを活用すれば、よりポイントを効率よく貯められるかもしれません。

ただし、メンバーシップ・リワード®の対象カードの場合、家族カードやETCカードの発行にはコストがかかる場合があります。

■アメックスの追加カードにかかる諸手数料や会費

  グリーン ゴールド・プリファード プラチナ
家族カード 月550円(税込) 2枚目は無料
※3枚目以降は年19,800円(税込)
無料
(4枚まで発行可)
ETCカード 発行手数料935円(税込)
(年会費は無料)

アメリカン・エキスプレスのポイントを貯められるカードの比較

アメックスでのおすすめポイント交換先とは

メンバーシップ・リワード®で貯められるポイントの価値は、交換先によって大きく変動します。

ここからは、特におすすめのポイント交換先について解説します。

最も還元率が高いのは「ANAマイル」だが追加料金が必要

アメックスのポイント交換先の中で、最も実質還元率が高く、お得となるのが「ANAマイル」です。

アメックスのポイントとANAマイルの交換レートは以下のとおりです。

■アメックスのポイントとANAマイルの交換レート

メンバーシップ・リワード・プラス(年3,300円)への加入なし 2,000ポイント→1,000マイル
(実質マイル還元率0.5%)
メンバーシップ・リワード・プラス(年3,300円)への加入あり 1,000ポイント→1,000マイル
(実質マイル還元率1.0%)

ANAマイルは、航空券への交換を前提とすると、1マイル=2円以上の価値を持つことも多いです。

マイルの価値の高さを考えると、メンバーシップ・リワード・プラスに加入したうえでポイントをANAマイルに交換することが、最もおすすめと言えるでしょう。

ただし、メンバーシップ・リワード®対象カードでポイントをANAマイルに交換するには、メンバーシップ・リワード・プラスとは別に年6,600円(税込)のポイント移行コースに加入しなくてはなりません。

結果的に、メンバーシップ・リワード®対象カードでマイル還元率1.0%を実現させるには、計9,900円(税込)の追加年会費が必要となります。

この場合、月会費1,100円(税込)のグリーンカードであっても、カード維持に必要な年会費は合計23,100円になってしまいます。

ANAカード(一般・JCB)が実質7,700円(税込)でマイル還元率1.0%を実現できることを考えると、アメックス・カードにこだわりがある方向けの交換先と言えるかもしれません。

■グリーンカードでマイル還元率1.0%を達成するための年間コスト

  • 月会費1,100円×12ヵ月=13,200円
  • メンバーシップ・リワード・プラス年会費3,300円
  • ポイント移行コース年会費6,600円

合計23,100円

ANA以外の航空会社のマイルは追加料金なしで交換できる

マイル還元率は落ちるものの、JALをはじめとするその他の航空会社のマイルであれば、追加料金なしで交換可能です。

主な航空会社のマイルへの交換レートは以下のとおりです。

■ANA以外の主な航空会社のマイル・ポイントとの交換レート

JAL 3,000ポイント→1,000マイル
ブリティッシュ・エアライン 2,000 ポイント→1,000 Aviosポイント
フィンエアー 2,000 ポイント→1,000 プラスポイント
エールフランス 2,000ポイント→1,000マイル
デルタ航空 2,000ポイント→1,000マイル
シンガポール航空 2,000ポイント→1,000マイル

参考:American Express公式サイト

マイルを交換できる航空会社を利用する機会があるのなら、こちらを交換先に選ぶのも良いでしょう。

Amazonギフトカードは交換後すぐに使えて便利

特に飛行機を利用する機会がない場合、使用しやすいのがAmazonギフトカードです。

アメックスのポイントはAmazonの「Eクーポン/Web限定」に、3,000ポイント→1,000円のレートで交換できます。

レートが高いとは言えませんが、Eクーポンは交換後、すぐに使用できるので便利な手段の1つです。

ANA SKYコインはANA関係の支払いに使える

「ANAを使用する機会はあるが、年9,900円の追加料金の支払いには抵抗がある」という場合には、ポイントをANA SKYコインに交換するのも一考です。

ANA SKYコインとは、ANAのWebサイトで、航空券の交換などに使用できる電子マネーです。こちらも交換レートは「3,000ポイント→1,000円相当のANA SKYコイン」となっています。

使い道に迷ったら「ポイントでの支払い」も一考

アメックスのポイントの使い道に迷ったり、有効期限が切れそうだという場合には、「ポイントをアメックスカードの請求や年会費に充てる」のもおすすめです。

ポイントをアメックスの請求に充てる場合に適用されるレートは、以下のとおりです。

■アメックスのポイントとANAマイルの交換レート

  メンバーシップ・リワード・プラス※への加入なし メンバーシップ・リワード・プラス※への加入あり
年会費、月会費 1ポイント→1円 1ポイント→0.3円
航空会社、ホテル、旅行代理店の代金 1ポイント→0.8円
その他の決済 1ポイント→0.5円

※年3,300円で加入できる有料オプションサービス

例えば3,000ポイントを「その他の決済」の支払いに充てる場合、該当月の請求が以下のように減額されます。

減額例

  • メンバーシップ・リワード・プラスに加入しているなら1,500円
  • 上記に該当していないなら1,000円

特にメンバーシップ・リワード・プラスに加入している方であれば、ポイントを効率よく使用できる方法の1つと言えるでしょう。

宿泊体験やラグジュアリーな商品との交換はアメックスならでは

アメリカン・エキスプレスのポイントは、マイルやギフトカード等への交換のほか、さまざまな商品や宿泊体験などにも使用できます。

特にラグジュアリーな商品やホテル、旅館への宿泊体験は、アメックスならではと言えるでしょう。

■その他の交換商品やサービスの例

  • 神戸牛もも肉 ステーキ用 5枚切540g(28,200ポイント)
  • 一ノ蔵 純米大吟醸 笙鼓 720ml(16,000ポイント)
  • 群馬 草津スカイランドホテル 1~2名1泊朝食付(70,000ポイント)
  • アイロボット 床拭きロボット(20万2,000ポイント)
  • Dyson 空気清浄ファン(20万4,000ポイント)
  • マッカラン30年(191万6,000ポイント)

参考:American Express公式サイト「カタログサイト(交換アイテム一覧)」

アメックス会員が現在のポイントや有効期限を確認する方法

アメックス・カードを使い貯めたポイントは、

  • ・オンライン・サービス
  • ・公式アプリ
  • ・カードの利用明細

上記を通して確認できます。

▲アメリカン・エキスプレスが公開しているYoutube動画より、オンライン・サービスを使ったポイント確認の例

また、現在保有しているポイントの有効期限は、

から確認することができます。

アメリカン・エキスプレスのポイントを貯められるカードの比較

メンバーシップ・リワード®のポイントを貯められるのは、アメリカン・エキスプレスのプロパーカード(他社と提携を結ばずに発行される独自のカード)です。

ここでは、主にアメックスの個人向けプロパーカードを、グレード別に紹介します。

■アメックスのプロパーカード

  グリーン ゴールド・プリファード プラチナ
券面
月/年会費 1,100円(税込) 年39,600円(税込) 年16万5,000円(税込)
国際ブランド American Express
国内空港ラウンジ
本会員のみ無料

同伴者1名も無料
海外空港ラウンジ
別途利用料35$/回

年2回まで無料

回数制限なしで無料
主な特典 ・各種サブスクサービスなどの優待
・宿泊優待
・トラベル優待
・計18,000円分の継続特典
・プリンスホテル優待
・グリーンカードより充実したトラベル優待
・コンシェルジュサービス
・より特別な宿泊優待、グルメ優待など多数

※基本のポイントシステムはいずれも同じ

アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カードは月1,100円の月会費制

アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カードは、2022年9月に大きなリニューアルを行った、アメックスのプロパーカードです。

このリニューアルにより、以下のような変化がありました。

変更点

  • 年会費制から月会費制になった
  • 一部のトラベル特典などが縮小された代わりに、サブスクサービスの優待などの特典が追加された
  • カードの正式名称に「グリーン」が追加された

月会費制で、サブスクサービスの感覚で利用できるということもあり、「アメックスを試しに使ってみたい」という場合にもおすすめのカードと言えます。

■アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード

月会費 月1,100円(税込)
※年13,200円相当
国際ブランド American Express
基本還元率 0.3%相当~ 還元ポイント メンバーシップ・リワード®のポイント
付帯保険 海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
返品保険
スマートフォン保険
不正利用補償
追加カード ETCカード
家族カード
タッチ決済 American Expressのタッチ決済 スマホ決済 ApplePayのみ
申込条件
明確な申込条件は公開されていないが、パート・アルバイトの方の申し込みは不可
公式サイトより)
その他の主な特徴・特典
・国内空港ラウンジサービス(本会員のみ無料)
・ 英会話/語学学校「Berlitz」やフードアプリ「menu」、エノテカ・オンラインなどの対象サービス、サブスクサービス優待(詳細:公式サイト
・ Expediaや一休.comなどの宿泊サービス優待
空港周辺パーキング優待

アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カードは代表的なステータスカードの1つ

グリーンカードの上位グレードにあたるアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カードは、代表的なステータスカードの1つです。

グリーンカードに無いゴールドカードの特典としては、以下の点などが挙げられます。

特典

  • 多数のホテルで優待を受けられる「ザ・ホテル・コレクション」特典
  • カード継続時のクーポン(計18,000円分)付与
  • 海外空港ラウンジサービスが年2回無料
  • 国内空港ラウンジサービスが、同伴者1名も無料

またもちろん、「アメックスのゴールド・プリファード・カード」というステータス性も差別化のポイントと言えるでしょう。

一方、グリーンカードの優待(主にサブスク関連)の一部はゴールド・プリファード・カードに適用されないため、注意が必要です。

■アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード

年会費 39,600円(税込) 国際ブランド American Express
基本還元率 0.3%相当~ 還元ポイント メンバーシップ・リワード®のポイント
付帯保険 海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
返品保険
スマートフォン保険
キャンセル保険
不正利用補償
追加カード ETCカード
家族カード
タッチ決済 American Expressのタッチ決済 スマホ決済 ApplePayのみ
申込条件
明確な申込条件は公開されていないが、パート・アルバイトの方の申し込みは不可
公式サイトより)
その他の主な特徴・特典
・国内空港ラウンジサービス(同伴者1名も無料)
・海外空港ラウンジサービス(年2回まで無料)
・合計18,000円相当のカード継続特典
   ◦3,000円分のスターバックス ドリンクチケット付与
   ◦2泊以上の国内宿泊に使える15,000円分のクーポン券付与
・Expediaや一休.comなどの宿泊サービス優待
手荷物無料配送サービスなどのトラベル特典
・プリンスホテルズ&リゾーツのゴールド会員資格を付与
・2連泊以上で利用できるホテル優待(ザ・ホテル・コレクション

アメックスのプラチナ・カードは年会費16万円以上のラグジュアリーなカード

招待なしで申し込めるアメックスのプロパーカードのうち、最もグレードが高いのが「プラチナ・カード」です。

このカードの年会費は16万5,000円(税込)と、ゴールド・プリファード・カードの4倍以上です。その代わり、ゴールド・プリファード・カードに無い、以下のようなさまざまな特典が追加されています。

特典

  • 24時間対応のコンシェルジュサービス
  • カード更新時の無料宿泊券の付与
  • 海外空港ラウンジが回数にかかわらず無料
  • 多様なホテルでの上位会員資格の付与や優待
  • 予約困難なレストランへの案内

プラチナカードのサービスや特典、そしてステータス性に年会費相当の意味を見出せたなら、あなたにとって特別な1枚となってくれるでしょう。

■プラチナ・カード

年会費 16万5,000円(税込) 国際ブランド American Express
基本還元率 0.3%相当~ 還元ポイント メンバーシップ・リワード®のポイント
付帯保険 海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
返品保険
スマートフォン保険
キャンセル保険
不正利用補償
追加カード ETCカード
家族カード
タッチ決済 American Expressのタッチ決済 スマホ決済 ApplePayのみ
申込条件
明確な申込条件は公開されていないが、パート・アルバイトの方の申し込みは不可
公式サイトより)
その他の主な特徴・特典
・国内空港ラウンジサービス(同伴者1名も無料)
・海外空港ラウンジサービス(何度でも無料)
 ┗アメックス直営のセンチュリオン・ラウンジも利用可能
・カード更新時に無料宿泊特典を付与(フリー・ステイ・ギフト
・プリンスホテルズ&リゾーツの他、Marriott Bonvoyやヒルトンホテル、Radisson Rewardsの上位会員資格を付与
・プラチナカード限定のホテル優待(ファイン・ホテル・アンド・リゾート
・2連泊以上で利用できるホテル優待(ザ・ホテル・コレクション
・メンバーシップ・リワード・プラスの年会費(通常3,300円)無料
・予約困難なレストランへの案内
・対象のレストランでコース料理を注文したとき、1名様分無料 その他多数

その他のポイントが貯まるアメックスの主なカード

特に航空会社のマイルを効率よく貯めたいという場合には、メンバーシップ・リワード®の対象でないカードも選択肢に入ります。

メンバーシップ・リワード®以外のポイントが貯まる主なアメリカン・エキスプレスのカードは以下のとおりです。

■メンバーシップ・リワード®以外のポイントが貯まる主なアメックス・カード

ANAアメリカン・エキスプレス®・カード ・実質年会費14,300円(税込)
 (基本年会費7,700円+ポイント移行コース6,600円)
・ANAマイル還元率1.0%
・ANAフライトマイル+10%
・ANA機内販売や空港内ショップなどの優待
・ゴールドカード、プレミアムカード(プラチナ相当)も取り扱いあり
デルタ スカイマイル
アメリカン・エキスプレス®・カード
・年会費13,200円(税込)
・デルタ航空のマイル還元率1.0%
・デルタ航空スカイマイルの上級会員資格「シルバーメダリオン」付与
・その他デルタ航空で優待あり
・ゴールドカードも取り扱いあり
Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード ・年会費49,500円(税込)
・Marriott Bonvoyポイント還元率3.0%
 ┗6万ポイント単位で交換する場合、各社(ANA、JAL含む)へのマイル還元率は実質1.25%
・年150万円の決済で無料宿泊特典プレゼント
・Marriott Bonvoyの各種優待など

※他社発行カード(三菱UFJニコスが発行する、AmexブランドのJALカード等)は除外
※その他、ヒルトンホテル提携カードや阪急百貨店・阪神百貨店提携カードあり

カードのデザインはプロパーカードと異なるものの、提携カードならではの特典や還元率を重視するのなら、これらのカードも有力な選択肢となるでしょう。

アメックスのポイントに関するよくある質問と回答

最後に、アメックスのポイントシステムに関するよくある質問にお答えしていきます。

アメックスのポイントは、1ポイントいくら相当ですか?
ポイントの交換先やメンバーシップ・リワード・プラスへの加入の有無によって、大きく異なります。
参考情報として、主な交換レートを高い順にまとめました。
 

■アメックスのポイントの交換レート

ポイント交換先 1ポイント当たりの価値
ANAマイル
※ポイント移行コース(年6,600円)とメンバーシップ・リワード・プラス(年3,300円)の両方に加入
1マイル
※交換先の航空券によっては2円~相当
ANAマイル
※ポイント移行コース(年6,600円)のみ加入
0.5マイル
※交換先の航空券によっては1円~相当
年会費への充当
※メンバーシップ・リワード・プラス(年3,300円)に加入している場合
1円
JALマイル 0.3マイル
※交換先の航空券によっては0.6円~相当
各支払いへの充当
※メンバーシップ・リワード・プラス(年3,300円)に加入している場合
0.5円
Amazonギフトカード
各支払いへの充当 ※メンバーシップ・リワード・プラスへの加入なし
0.3円


アメックスの場合、ポイントの価値を高めて実質還元率を上げようとすると、追加料金が発生しやすいため注意が必要です。
ポイント対象外となるサービスや決済はありますか?
以下の支払いは、ポイント加算の対象外です。

・NHKへの支払い
・各種電子マネーへのチャージ
・「国境なき医師団」などへの寄付
・積み立てアプリIDAREへの支払い

その他、電力会社などへの公共料金の支払いや、税金・公金に関連する支払いは、ポイント還元率が通常の半分(200円につき1ポイント還元)となります。

参考:American Express公式サイト「ポイント加算対象外/200円=1ポイントの加盟店」
アメックスのポイント交換のためのカタログは、どこで確認できますか?
公式サイト内のカタログサイト(交換アイテム一覧)」「で確認できます。カテゴリーや必要ポイント別に、交換できる商品やサービスを探すことができます。
ETCカードの利用料金もポイント還元の対象ですか?
はい。
ETCカードはポイント加算対象外の決済に含まれていないため、普通のカード決済分と同様にポイントを貯めることができます。
ApplePayでアメックスカードを使った場合でも、ポイントは還元されますか?
はい、ApplePayでアメックスカードを使った場合も、通常どおりポイントが還元されます。
ポイントを「アメックスでの支払い」に充てることはできますか?
はい、可能です。
ポイントを支払いに充当する場合、基本のレートは「1ポイント=0.3円相当」です。

ですが、メンバーシップ・リワード・プラスに加入していれば、1ポイント当たりの価値を引き上げることができます。

ポイントの使い道に迷ったり、ポイントの有効期限が切れそうだという場合には、「ポイントをカードの支払いに充てる」のも一考です。