母子父子寡婦福祉資金貸付金は、母子家庭や父子家庭、寡婦が利用できる制度です。

民間の金融機関とは異なり、都道府県が実施しており、無利子または低金利でお金が借りられるメリットがあります。

本記事では母子父子寡婦福祉資金貸付金の審査基準や利用までの流れを解説します。

  1. 母子父子寡婦福祉資金貸付金とは
    1. 母子家庭や父子家庭の方が利用できる
    2. 事業開始資金や医療介護資金、修学資金、技能習得資金などの用途で使える
  2. 母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用するメリット
    1. 保証人がいれば無利子で借りられる
    2. 連帯保証人や親族の同意なしでも審査が通る可能性がある
  3. 母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用するデメリット
    1. 審査に時間がかかる
    2. 収入が多すぎると審査に落ちる可能性がある
  4. 母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用するための手続き
    1. 対象者であるかを確認する
    2. 各自治体の窓口で相談する
    3. 申請を行う
    4. 審査後、資金が貸し付けされる
  5. 母子寡婦福祉資金貸付金の審査基準は?
    1. 経済的に困窮しているか
    2. 民間の金融機関で借金をしていないか
  6. 母子寡婦福祉資金貸付金の審査を通りやすくするポイント
    1. 申込み時に必要書類を持参する
    2. 少しでもいいので収入があると評価が良くなる
    3. 借入れ希望額を必要最低限にする
  7. 母子寡婦福祉資金貸付金に関するよくある質問(Q&A)
    1. 母子父子寡婦福祉資金を借りれない人は?
    2. 母子福祉資金は、無職でも借りられますか?
    3. 母子父子寡婦福祉資金貸付金はいくら借りれる?

母子父子寡婦福祉資金貸付金とは

母子父子寡婦福祉資金貸付金とは、20歳未満の児童を扶養している配偶者のない女子または男子、寡婦等に貸し付けられるお金です。

どのような人が対象なのか、どのような用途で使えるのか気になる方も多いでしょう。ここでは、母子父子寡婦福祉資金貸付金の特徴を解説します。

母子家庭や父子家庭の方が利用できる

母子父子寡婦福祉資金貸付金は、20歳未満の児童を扶養している配偶者のない女子または男子、寡婦などを対象としています。

母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用することで、母子家庭や父子家庭、寡婦の経済的自立と生活意欲の助長、児童の福祉を推進しています。

事業開始資金や医療介護資金、修学資金、技能習得資金などの用途で使える

母子父子寡婦福祉資金貸付金は、事業開始資金や事業継続資金、修学資金、技能習得資金などの用途で使えます。それぞれ対象者や内容、限度額、利率などが異なるので以下の表を参考に、どの用途に当てはまるか確認してください。

資金の種類 対象者 内容 詳細
事業開始資金 ・母子家庭の母
・父子家庭の父
・母子・父子福祉団体
・寡婦
・母子家庭の母
・父子家庭の父
・母子・父子福祉団体
・寡婦
事業(例えば洋裁、軽飲食、文具販売、菓子小売業等、母子・父子福祉団体については政令で定める事業)を開始するのに必要な設備、什器、機械等の購入資金 限度額:3,260,000円
団体 4,890,000円
据置期間:1年
償還期間:7年以内
利率:(保証人有)無利子、(保証人無)年1.0%
事業継続資金 母子家庭の母
父子家庭の父
母子・父子福祉団体
寡婦
現在営んでいる事業(母子・父子福祉団体については政令で定める事業)を継続するために必要な商品、材料等を購入する運転資金 限度額:1,630,000円
団体 1,630,000円
据置期間:6ヶ月
償還期間:7年以内利率:(保証人有)、無利子(保証人無)年1.0%
修学資金 ・母子家庭の母が扶養する児童
・父子家庭の父が扶養する児童
・父母のない児童
・寡婦が扶養する子
高等学校、高等専門学校、短期大学、大学、大学院又は専修学校に就学させるための授業料、書籍代、交通費等に必要な資金 限度額:※私立の自宅外通学の場合の限度額を例示
高校、専修学校(高等課程)月額52,500円
高等専門学校月額[1~3年] 52,500円
[4~5年]115,000円
専修学校(専門課程) 月額126,500円
短期大学月額131,000円
大学 月額146,000円
大学院(修士課程) 月額132,000円
大学院(博士課程) 月額183,000円
専修学校(一般課程) 月額52,500円
貸付期間:就学期間中
据置期間:当該学校卒業後 6ヶ月
償還期間:20年以内
専修学校(一般課程)5年以内
利率:無利子
技能習得資金 ・母子家庭の母
・父子家庭の父
・寡婦
自ら事業を開始し又は会社等に就職するために必要な知識技能を習得するために必要な資金(例:訪問介護員(ホームヘルパー)、ワープロ、パソコン、栄養士等) 限度額:【一般】月額  68,000円
【特別】一括 816,000円 (12月相当) 運転免許 460,000円貸付期間:知識技能を習得する期間中5年をこえない範囲内据置期間:知識技能習得後1年償還期間:20年以内利率:(保証人有)無利子(保証人無)年1.0%
修業資金 ・母子家庭の母が扶養する児童
・父子家庭の父が扶養する児童
・父母のない児童
・寡婦が扶養する子
事業を開始し又は就職するために必要な知識技能を習得するために必要な資金 限度額: 月額  68,000円
特別 460,000円
(注)修業施設で知識、技能習得中の児童が 18歳に達した日以後の最初の3月31日が終了したことにより児童扶養手当等の給付を受けることができなくなった場合、上記の額に児童扶養手当の額を加算した額
貸付期間:知識技能を習得する期間中5年をこえない範囲内
据置期間:知識技能習得後1年
償還期間:20年以内
利率:※修学資金と同様
就職支度資金 ・母子家庭の母又は児童
・父子家庭の父又は児童
・父母のない児童
・寡婦
就職するために直接必要な被服、履物等及び通勤用自動車等を購入する資金 限度額:一般 105,000円
特別 340,000円(通勤のための自動車購入の場合)
据置期間:1年
償還期間:6年以内
利率:※親に係る貸付けの場合(保証人有)無利子
(保証人無)年1.0%
医療介護資金 ・母子家庭の母又は児童(介護の場合は児童を除く)
・父子家庭の父又は児童(介護の場合は児童を除く)
・寡婦
医療又は介護(当該医療又は介護を受ける期間が1年以内の場合に限る)を受けるために必要な資金 限度額:【医療】 340,000円
特別 480,000円
【介護】 500,000円
据置期間:医療又は介護終了後 6ヶ月
償還期間:5年以内
利率:(保証人有)
無利子(保証人無)年1.0%
生活資金 ・母子家庭の母
・父子家庭の父
・寡婦
知識技能を習得している間、医療若しくは介護を受けている間、母子家庭又は父子家庭になって間もない(7年未満)者の生活を安定・継続する間(生活安定期間)又は失業中の生活を安定・継続するのに必要な生活補給資金 限度額:【一般】月額 108,000円
【技能】月額 141,000円
母子家庭の母又は父子家庭の父が生計中心者でない場合並びに現に扶養する子のない寡婦及び現に扶養する子の生計を維持していない寡婦に係る貸付は、月額72,000円(注1)生活安定期間の貸付は、配偶者のない女子又は男子となった事由の生じたときから7年を経過するまでの期間中、月額108,000円、合計259.2万円を限度とする。(注2)生活安定期間中の養育費の取得のための裁判費用については、1,296,000円(一般分の12月相当)を限度として貸付けることができる。(注3)3月相当額の一括貸付を行うことができる。
貸付期間・据置期間:知識技能習得後、医療若しくは介護終了後又は生活安定期間の貸付若しくは失業中の貸付期間満了後6ヶ月
償還期間:(技能習得)20年以内(医療又は介護)5年以内
(生活安定貸付)8年以内
(失業) 5年以内
利率:(保証人有)
無利子(保証人無)年1.0%
住宅資金 ・母子家庭の母
・父子家庭の父
住宅を建設し、購入し、補修し、保全し、改築し、又は増築するのに必要な資金 限度額:1,500,000円
特別 2,000,000円
据置期間:6ヶ月
償還期間:6年以内
特別7年以内
利率:(保証人有)無利子
(保証人無)年1.0%
転宅資金 ・母子家庭の母
・父子家庭の父
・寡婦
住宅を移転するため住宅の貸借に際し必要な資金 限度額:260,000円
据置期間:6ヶ月
償還期間:3年以内
利率:(保証人有)
無利子(保証人無)年1.0%
就学支度資金 ・母子家庭の母が扶養する児童
・父子家庭の父が扶養する児童
・父母のない児童
・寡婦が扶養する子
就学、修業するために必要な被服等の購入に必要な資金 限度額:※高校以上は自宅外通学の場合の限度額を例示
小学校 64,300円
中学校 81,000円
国公立高校等 160,000円
修業施設 282,000円
私立高校等 420,000円
国公立大学・短大・大学院等 420,000円
私立大学・短大等 590,000円
据置期間:当該学校(小学校の場合は中学校)卒業後 6ヶ月
償還期間:就学 20年以内修 5年以内
利率:※修学資金と同様
結婚資金 ・母子家庭の母
・父子家庭の父
・寡婦
母子家庭の母又は父子家庭の父が扶養する児童及び寡婦が扶養する20歳以上の子の婚姻に際し必要な資金 限度額:310,000円
据置期間:6ヶ月
償還期間:5年以内
利率:(保証人有)無利子
(保証人無)年1.0%

母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用するメリット

母子父子寡婦福祉資金貸付金には、「保証人がいれば無利子で借りられる」「連帯保証人や親族の同意なしでも審査が通る可能性がある」などのメリットがあります。

ここでは、母子父子寡婦福祉資金貸付金のメリットをチェックしていきましょう。

保証人がいれば無利子で借りられる

母子父子寡婦福祉資金貸付金のメリットのひとつに、保証人がいれば無利子で借りられる点が挙げられます。

母子父子寡婦福祉資金貸付金は、母子家庭や父子家庭、寡婦の経済的自立を支援することを目的とした公的な制度だからです。

特に学費や住宅資金は大きな金額のため、無利子で借りられることは経済的に非常に助かるでしょう。

民間の金融機関でお金を借りる場合、利息が発生するのが一般的ですが、この貸付金制度は福祉的な側面から、無利子での貸し出しを可能としています。

連帯保証人や親族の同意なしでも審査が通る可能性がある

母子父子寡婦福祉資金貸付金は、連帯保証人や親族の同意がなくても審査が通る可能性があります。

通常のローンなどでは連帯保証人を立てる必要がありますが、母子父子寡婦福祉資金貸付金は母子家庭や父子家庭、寡婦のサポートを目的とした制度のため、連帯保証人や親族の同意がなくても審査に通る可能性は十分にあります。

ただし、保証人がいれば無利子で借りられるため、可能であれば保証人になってもらえるよう周囲の人に協力を求めるとよいでしょう。

母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用するデメリット

母子父子寡婦福祉資金貸付金には、「審査に時間がかかる」「収入が多すぎると審査に落ちる可能性がある」などのデメリットもあります。

ここでは、母子父子寡婦福祉資金貸付金のデメリットについても見ていきましょう。

母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用するデメリット

審査に時間がかかる

母子父子寡婦福祉資金貸付金のデメリットは、審査に時間がかかる点です。これには、財源が税金であることや必要書類が多く、確認までに時間がかかるなどの理由があります。

審査にかかる時間は明確な基準はありませんが、およそ1ヶ月前後です。申請したからといって、すぐにお金が借りられるわけではないので、すぐにお金が必要という方には適していません。

収入が多すぎると審査に落ちる可能性がある

収入が多すぎると審査に落ちる可能性がある点も、母子父子寡婦福祉資金貸付金のデメリットです。具体的な金額は明記されていませんが、生活するのに十分な収入であると判断された場合、審査に落ちる可能性があります。

また、母子家庭や父子家庭であっても、実家で暮らしている場合は経済援助が受けられると判断され、審査に落ちる可能性があるので注意しましょう。

母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用するための手続き

母子父子寡婦福祉資金貸付金の利用を検討している方のなかには、手続きが分からず不安という方もいるでしょう。

ここでは、母子父子寡婦福祉資金貸付金の手続きを解説します。母子父子寡婦福祉資金貸付金の手続きの際は参考にしてください。

対象者であるかを確認する

まずは母子父子寡婦福祉資金貸付金の対象者であるかを確認しましょう。一口に母子父子寡婦福祉資金貸付金といっても、用途ごとに対象者が異なります。

そのため、どのような目的で利用したいかを確認したうえで、対象者であるかをチェックしましょう(下記)。

資金の種類 対象者
事業開始資金 ・母子家庭の母
・父子家庭の父
・母子・父子福祉団体
・寡婦
事業継続資金 ・母子家庭の母
・父子家庭の父
・母子・父子福祉団体
・寡婦
修学資金 ・母子家庭の母が扶養する児童
・父子家庭の父が扶養する児童
・父母のない児童
・寡婦が扶養する子
技能習得資金 ・母子家庭の母
・父子家庭の父
・寡婦
修業資金 ・母子家庭の母が扶養する児童
・父子家庭の父が扶養する児童
・父母のない児童
・寡婦が扶養する子
就職支度資金 ・母子家庭の母又は児童
・父子家庭の父又は児童
・父母のない児童
・寡婦
医療介護資金 ・母子家庭の母又は児童
(介護の場合は児童を除く)
・父子家庭の父又は児童
(介護の場合は児童を除く)
・寡婦
生活資金 ・母子家庭の母
・父子家庭の父
・寡婦
住宅資金 ・母子家庭の母
・父子家庭の父
転宅資金 ・母子家庭の母
・父子家庭の父
・寡婦
就学支度資金 ・母子家庭の母が扶養する児童
・父子家庭の父が扶養する児童
・父母のない児童
・寡婦が扶養する子
結婚資金 ・母子家庭の母
・父子家庭の父
・寡婦

各自治体の窓口で相談する

母子父子寡婦福祉資金貸付金の対象者であることが分かったら、各自治体の窓口で母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用したい旨を相談しましょう。

自治体によっては、事前相談や面接を実施していることもあるので、早めに窓口で相談するのがベターです。

申請を行う

面接の結果、母子父子寡婦福祉資金貸付金の申請が可能と判断されたら申請を行いましょう。面接を行った窓口で申請書を受け取り、必要事項を記入のうえ申請してください。

場合によっては申請後に追加で書類が求められることもあるので、用意するべき書類についても確認しておくとスムーズです。

審査後、資金が貸し付けされる

相談や面接内容、申請書類をもとに審査が行われます。審査にかかる時間は約1ヶ月程度ですが、入金までにかかる時間は3ヶ月程度です。

審査の結果、貸付が可能と判断された場合は申請時に記載した口座に入金されます。入金のスケジュールは5月、7月、9月、12月、1月、2月、3月です。

母子寡婦福祉資金貸付金の審査基準は?

母子父子寡婦福祉資金貸付金は、母子家庭または父子家庭であれば誰でも利用できるわけではありません。

ここでは、母子父子寡婦福祉資金貸付金の審査基準を解説します。

母子寡婦福祉資金貸付金の審査基準は?

経済的に困窮しているか

母子父子寡婦福祉資金貸付金では、経済的に困窮しているかが重要なポイントとなります。安定した収入があり、生きていけるだけの収入があるとみなされると利用できない可能性があります。

また、実家で暮らしていたり、パートナーと同棲していたりする場合も、経済的に余裕があるとみなされ、審査に落ちる可能性があります。

民間の金融機関で借金をしていないか

すでに民間の金融機関で借金をしている場合も、審査に落ちやすくなってしまうため注意が必要です。

また、過去に自己破産や債務整理をしている場合無職の場合も返済能力が低いと判断され、落ちてしまいやすくなります。

ただし、民間の金融機関で借金をしているからといって必ずしも落ちるわけではないので、参考程度に考えておくと良いでしょう。

母子寡婦福祉資金貸付金の審査を通りやすくするポイント

母子父子寡婦福祉資金貸付金は金利が低く、ひとり親世帯でも返済しやすいといえます。利用条件に当てはまるのであれば、利用したいと考える方も多いでしょう。

ここでは、母子父子寡婦福祉資金貸付金の審査を通りやすくするポイントを紹介します。

申込み時に必要書類を持参する

母子父子寡婦福祉資金貸付金の申し込み時に必要書類をすべてそろえて持参することで、評価が高くなることがあります。

なぜなら、必要書類を過不足なく提出することで、申請者の責任感や計画性を審査担当者に効果的に伝えられるからです。

そもそも、必要書類に不備がある場合、審査の土台にすら乗ることができず、審査落ちにつながる可能性が高まります。だからこそ、必要書類は一つひとつ丁寧に確認し、不備のない状態で提出することが、審査通過への確実な一歩となります。

下記は申込時の必要書類です。参考にしてください。

申込み時の必要書類
  • 申請書
  • 母子家庭、父子家庭、寡婦であることを証する書類
  • 申請者・連帯保証人の住民票
  • 連帯保証人の所得を証する書類
  • 資金別必要提出書類

少しでもいいので収入があると評価が良くなる

母子父子寡婦福祉資金貸付金は、少しでもいいので収入があると審査に通りやすくなる可能性があります。利用の際はパートやアルバイトなどでもいので、少しでも収入を得るようにしましょう。

申請時に無職でも申請は可能ですが、就職活動をしている実績をアピールすることで、審査に通りやすくなるといえます。

ただし、十分な収入があり、経済的に自立しているとみなされる場合、貸付の対象外となります。

借入れ希望額を必要最低限にする

母子父子寡婦福祉資金貸付金の審査を通りやすくする重要なポイントの一つとして、借り入れ希望額を必要最低限にすることが挙げられます。

なぜなら、必要最低限の金額を申請することで、返済能力に対する懸念を軽減できるからです。高額の借り入れを希望する場合、返済が滞るリスクが高いと判断される可能性があり、審査に不利に働くことがあります。

さらに、借入れ希望額を必要最低限にすることで、計画性や自立性をアピールすることにもつながります。例えば、子供の学費としていくら、生活費の不足分としていくら、というように、何にいくら必要なのかを具体的に示すことで、借り入れの必要性をより明確に伝えることができます。

これにより、単に金額だけを伝えるよりも、切実な状況や返済への真摯な姿勢を示すことができ、審査に有利に働く可能性が高まります。

母子寡婦福祉資金貸付金に関するよくある質問(Q&A)

母子父子寡婦福祉資金を借りれない人は?
母子父子寡婦福祉資金貸付金を借りられないのは、無職の方または安定した収入がある方です。無職の場合は返済能力がないとみなされますが、安定した収入がある場合も借り入れが不要であると判断されます。
母子福祉資金は、無職でも借りられますか?
母子父子寡婦福祉資金貸付金は、無職では借りられないケースがほとんどです。しかし申し込み時に無職であっても、就職活動をしていることや内定があることをアピールできれば審査に通過するケースもあります。
母子父子寡婦福祉資金貸付金はいくら借りれる?
母子父子寡婦福祉資金貸付金で借りられる金額は用途によって異なります。詳しくは以下の表を参考にしてみてください。
資金の種類 詳細
事業開始資金 限度額:3,260,000円
事業継続資金 限度額:1,630,000円
修学資金 限度額:
高等専門学校
月額[1~3年] 52,500円
[4~5年]115,000円
専修学校(専門課程)
月額126,500円
短期大学
月額131,000円
大学
月額146,000円
大学院(修士課程)
月額132,000円
大学院(博士課程)
月額183,000円
専修学校(一般課程)
月額52,500円
技能習得資金 限度額:
【一般】月額  68,000円
【特別】一括 816,000円
(12月相当)
運転免許 460,000円
修業資金 限度額:
月額  68,000円
特別 460,000円
就職支度資金 限度額:
一般 105,000円
特別 340,000円
医療介護資金 限度額:
【医療】 340,000円
特別  480,000円
【介護】 500,000円
生活資金 限度額:
 【一般】月額 108,000円
 【技能】月額 141,000円
住宅資金 限度額:
    1,500,000円
 特別 2,000,000円
転宅資金 限度額:260,000円
就学支度資金 限度額:
 小学校:64,300円
 中学校81,000円
 国公立高校等:160,000円
 修業施設:282,000円
 私立高校等:420,000円
 国公立大学・短大・大学院等:420,000円
 私立大学・短大等:590,000円
結婚資金 限度額:310,000円