
アコムで借入れしたいけど、利息や返済額がどれくらいかかるのか分からず、不安に感じている人もいるでしょう。
結論、アコムの利息は「借入額」「金利」「返済額」によって異なります。
ただし、一般的に新規契約者にはもっとも高い金利が適用されます。下表は、借入額ごとに実際にかかる利息や返済総額をまとめたものです。
借入額 | 上限金利 | 毎月の返済額 | 利息総額 | 返済総額 |
---|---|---|---|---|
10万円 | 年18.0% | 3,000円 | 39,639円 | 139,639円 |
30万円 | 年18.0% | 9,000円 | 118,982円 | 418,982円 |
50万円 | 年18.0% | 15,000円 | 198,327円 | 698,327円 |
100万円 | 年15.0% | 20,000円 | 579,052円 | 1,579,052円 |
本記事では、アコムの金利(利息)や返済総額がいくらかかるのかを、返済シミュレーションを交えて徹底解説します。
利息を抑えるコツやアコムを利用する際の注意点も解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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小学校教員、一般企業等の経理を経て、独学で日商簿記2級とFP2級を取得。現在はフリーランスの金融ライターとして活動中。カードローン・クレジットカードをメインに、これまで執筆してきた記事は100本を超える。子供の教育費のために節約や投資に勤しんでいる。■保有資格
・日商簿記2級
・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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アコムの利息は借入額・金利・返済額によって異なる

アコムの利息は、「借入額」「金利」「返済額」の3つで決まります。
たとえば、同じ10万円を借りた場合でも、金利や毎月の返済額によっては数千円~数万円の利息差が生まれます。
借入額が50万円、100万円と大きい場合は、より利息や返済総額の差も大きくなるため、計画的にお金を借りることが大切です。
まずは、金利(利息)の計算方法や利息の発生タイミングについて、理解を深めましょう。
アコムの金利(利息)の計算式と具体例
アコムの利息は、以下の計算式をもとに算出されます。
利息 = 借入残高 × 実質年率 ÷ 365日※ × 借入日数
※うるう年の場合は366日

たとえば、年18.0%の金利で10万円を借りた場合の利息を見てみましょう。
以下のとおり、返済期間が長引くほど、支払う利息額も増えることが分かります。
返済期間 | 利息 |
---|---|
30日 | 1,479円 (10万円×年18.0%÷365日×30日) |
60日 | 2,959円 (10万円×年18.0%÷365日×60日) |
90日 | 4,438円 (10万円×年18.0%÷365日×90日) |
180日 | 9,000円 (10万円×年18.0%÷365日×180日) |
1年 | 18,000円 (10万円×年18.0%÷365日×365日) |
支払う利息を軽減したければ、借入残高を少なくすることが大切です。
お金に余裕があるときは積極的に返済を進めて、借入残高を減らすことに注力しましょう。

「思ったより利息がかさんでいた」「完済までの道のりが遠い」という声は、カードローン利用者からよく聞きます。利息は毎日コツコツ加算されるため、早めの返済で借入残高を減らす意識が大切です。
利息が発生するタイミング|借入れの翌日から日割り発生
アコムでは、借入れを行った翌日から利息が日割りで発生します。
Q.契約をしたらすぐに利息(金利)が発生しますか?
A.発生いたしません。
お利息はご契約後、お借入いただいた翌日から発生いたします。引用:よくあるご質問丨アコム
たとえば、4月1日に年18.0%の金利で10万円を借りた場合、利息のカウントは4月2日からです。
利息は1日単位で加算されていく仕組みなので、返済期間が長引くほど支払う利息が増えていきます。
アコムの金利は年3.0~18.0%です。これは、利息制限法によって定められている上限金利の範囲内であり、違法な金利設定ではないことが伺えます。
アコムの金利は年3.0~18.0%|金利が決まる仕組みとは?

アコムの金利は年3.0~18.0%です。これは、利息制限法によって定められている上限金利の範囲内であり、違法な金利設定ではないことが伺えます。
◯元本の金額が10万円未満のときの上限金利 → 年20%
◯元本の金額が10万円以上から100万円未満のとき上限金利 → 年18%
◯元本の金額が100万円以上のときの上限金利 → 年15%

「消費者金融=高金利」というイメージを抱える人は多いですが、実際には法律できっちり上限が決まっていて、アコムもその範囲内です。きちんと返済すれば、必ず完済できますよ。
実際の金利は審査によって設定されます。しかし、新規契約者の場合、上限金利(年18.0%)が適用されるケースが一般的です。
ここでは、アコムの金利(利息)が決まる仕組みや実態について解説します。
アコムの金利(利息)は年収や他社借入額・信用情報などから決まる
アコムの金利は、申込時に行われる審査を通じて決定されます。審査で重視されるのは、以下のような返済能力に関わる情報です。
審査時に見られる項目 | 申込者の属性 |
申込者の属性 | 年収や勤続年数、家族構成など |
他社借入 | 借入件数、借入総額 |
信用情報 | クレジットカードやローンの返済履歴など |
これらの情報をもとに、アコム側が「どのくらいの返済能力があるか」を判断し、利用限度額と金利が設定されます。
新規契約者には上限金利が適用されるケースが一般的
アコムの金利は審査によって決まるものの、一般的に新規契約者にはもっとも高い金利(年18.0%または年15.0%)が適用されます。
借入額 | 上限金利 |
~99万円 | 年18.0% |
100万円~ | 年15.0% |
新規契約者の場合、アコムと信頼関係を築けていないことから、貸倒れに備えて多くの利息を回収する必要があるためです。
実際、アコムの決算資料を見ても、年18.0%に近い金利が適用されている人がもっとも多いことが分かります。
適用金利 | 構成比 |
年15.0%超え~年18.0% | 49.0% |
年10.0%超え~年15.0% | 45.1% |
~年10.0% | 5.9% |

新規契約者の約半数の人が、上限金利で借りています。つまり、アコムを初めて利用する人が、いきなり低金利で借りられる可能性は低いということです。「金利が高い」と感じるなら、低金利カードローンを検討してみてくださいね。
アコムの金利(利息)は毎月の返済額によっても異なる
アコムの利息は、毎月いくら返済するのかによっても大きく異なります。
ここでは、アコムの返済方式や最低返済額、返済サイクルについて解説します。
アコムの返済方式「残高スライドリボ」の仕組みとは?
アコムの返済方式は「定率リボルビング方式」です。これは、借入残高に対してあらかじめ設定された「一定の割合(%)」以上の金額を毎月返済する仕組みのこと。
アコムの場合、契約極度額に応じて以下の割合が適用されます。
契約極度額 | 一定の割合 |
---|---|
30万円以下 | 借入金額の4.2% |
30万円超え100万円以下 | 借入金額の3.0% |
100万円超え | 借入金額の3.0% |
借入金額の2.5% | |
借入金額の2.0% | |
借入金額の1.5% |
たとえば、契約極度額が50万円に設定された人が10万円を借りた場合、毎月の最低返済額は3,000円(10万円×3.0%)となります。
アコムの最低返済額一覧
アコムの最低返済額を以下でまとめました。返済計画を立てる際の参考にしてください。
借入残高 | 返済額 |
---|---|
5万円 | 3,000円 |
10万円 | 5,000円 |
20万円 | 9,000円 |
30万円 | 13,000円 |
借入残高 | 返済額 |
---|---|
5万円 | 2,000円 |
10万円 | 3,000円 |
20万円 | 6,000円 |
30万円 | 9,000円 |
40万円 | 12,000円 |
50万円 | 15,000円 |
60万円 | 18,000円 |
70万円 | 21,000円 |
80万円 | 24,000円 |
90万円 | 27,000円 |
100万円 | 30,000円 |

毎月の最低返済額は「最終借入時の借入残高」に対して「一定の割合」をかけたものです。たとえば、アコムで50万円を借りた場合、途中で追加融資を受けない限り、完済まで毎月15,000円以上を支払わなければなりません。
アコムの返済サイクルは「毎月1回」と「35日ごと」の2種類
カードローンでお金を借りたあとは通常、毎月の返済日までに最低返済額以上を支払う方式で返済を進めます。
しかし、アコムは35日ごとの返済も採用しており、いずれかを選択することが可能です。
返済サイクル | おすすめの人 |
毎月1回 | 少しでも早く完済したい人 |
35日ごと | 次の返済まで余裕を持たせたい人 |

返済サイクルが「毎月1回」か「35日ごと」かによって、1年間の返済回数は異なりますが、1回あたりの最低返済額は変わりません。ただし、35日ごと払いは返済日が不定期になるため、うっかり遅れるリスクや、結果的に返済期間が長引いて利息がかさむ可能性があります。
アコムの金利(利息)を下げる方法

アコムの金利(利息)は、利用限度額や審査状況によって異なりますが、少しでも金利を下げることができれば、返済負担を軽減できます。ここでは、アコムの金利を下げるための具体的な方法を5つご紹介します。
利用限度額を増額する
アコムの金利を下げる方法の一つとして、利用限度額の増額が挙げられます。アコムの金利は利用限度額に応じて設定されており、一般的に利用限度額が高くなるほど金利は低くなります。
利用限度額を増額するには、アコムの審査を受ける必要があります。審査では、返済能力や信用情報などが総合的に判断されます。増額審査に通過するためには、以下の3つのポイントを押さえて増額申請しましょう。
安定した収入がある | 毎月安定した収入があることは、返済能力を示す上で非常に重要 |
---|---|
信用情報に問題がない | 延滞や債務整理などの情報があると、審査に不利になる可能性がある |
利用実績がある | アコムを一定期間利用し、返済期日を守っている実績があると、信用度が高まり、増額審査に有利に働くことがある |
アコムに電話して金利の引き下げ交渉をする
アコムの金利を下げる方法の一つとして、アコムに電話して金利の引き下げ交渉を行うことが挙げられます。
アコムの担当者に直接交渉することで、金利の引き下げに応じてくれる可能性があります。特に、長期間にわたってアコムを利用しており、返済に遅延がないなど、信用状況が良いと判断される場合には、金利引き下げの交渉が成功する可能性が高まります。
金利の引き下げ交渉は、必ず成功するとは限りませんが、積極的に交渉することで、金利が下がる可能性は十分にあります。
繰り上げ返済や一括返済をする
アコムの利息を下げる方法の一つとして、繰り上げ返済や一括返済を行うことが挙げられます。
繰り上げ返済とは、毎月の返済額に加えて追加で返済を行うことです。繰り上げ返済をして元金を減らすことで、利息を抑えることが可能です。
また、資金に余裕がある場合は一括返済すると利息を抑えられます。一括返済とは、元本を一括で返済する方法です。一括返済で支払えば、返済が早まった日数分の利息を軽減できます。
少額借入れ、短期返済を繰り返して利息を抑える
少額借入れ、短期返済を繰り返すことも、利息を抑える方法のひとつです。
例えば、同じ金利が適用される場合、借入金額が2倍になれば、利息もほぼ2倍になります。また、返済期間が長くなると、その分利息を支払う期間も長くなるため、総支払利息は増加します。
ただし、借入額によっては金利が変動して利息が増えてしまうケースもあるため気を付けましょう。
30日間の無利息期間を利用して利息を軽減する
アコムでは無利息期間30日間サービス(※)を最大限に活用することで、利息負担を大幅に軽減することができます。
※アコムでのご契約がはじめてのお客さま
アコム以外で金利(利息)を下げる方法

すでにアコムを利用していて金利が高いと感じている場合は、アコム以外で金利(利息)を下げる方法を検討しましょう。
具体的には、アコムより低金利のカードローンに借り換える方法と、おまとめローンに切り替える方法があります。具体的に見ていきましょう。
アコムより低金利のカードローンに借り換えをする
アコムのカードローンを利用している方で、金利負担を少しでも減らしたいと考えている方は、より低金利のカードローンへの借り換えを検討することをおすすめします。
借り換えとは、現在の借入残高を別の金融機関の低金利ローンに乗り換えることで、総返済額を減らす方法です。
特に、現在アコムで18.0%以上の金利で借入れを行っている人はカードローンの借り換えを考えるとよいでしょう。
なぜなら、消費者金融の借り換え専用ローンを使うと今よりもほぼ確実に金利が下がるからです。消費者金融の借り換え専用ローンは現在のカードローンの金利よりも借り換え後の金利が上回ってはいけないと改正貸金業法によって定められているためです。
以下に、借り換えローンを行っている会社の上限金利をまとめたので参考にしてください。
会社名 | 上限金利 |
---|---|
プロミス | 17.8% |
レイク | 17.5% |
アイフル | 17.5% |
auじぶん銀行 カードローン | 12.5% |
三井住友銀行 カードローン | 14.5% |
りそな銀行 カードローン | 13.5% |
楽天銀行 スーパーローン | 14.5% |
みずほ銀行 カードローン | 14.0% |
他社の消費者金融のおまとめローンに切り替える
複数他社で借入れをしている場合、他社の消費者金融のおまとめローンに切り替えるのもひとつの方法です。おまとめローンは複数の借り入れを一本化する制度のことです。
借り入れ額が大きくなるため金利が低くなり、現在借り入れしているローンよりも金利を抑えられます。
確実に金利を下げて毎月の返済額を減らしたいなら、大手消費者金融4社のおまとめローンがおすすめです。消費者金融のおまとめローンなら、改正貸金業法によって金利や毎月の返済額を引き下げることが義務付けられているので、確実に返済負担を軽減できるからです。
また、総量規制の対象外なので、借入れ総額が年収の3分の1を超えている人も利用可能です。以下は、大手消費者金融でおすすめのおまとめローンです。
プロミス | レイク | アイフル | |
---|---|---|---|
即日融資 | 可 | 可 | 可 |
金利 (実質年率) |
年6.3%~17.8% | 年6.0%~17.5% | 年3.0%~17.5% |
限度額 | 300万円 | 500万円 | 800万円 |
返済回数 | 最長120日 | 最長120日 | 最長120日 |
一方、より低い金利で借り入れたい人は、銀行のおまとめローンを検討しましょう。ただし、消費者金融に比べて審査が厳しく、利用できる商品が限られている場合もあります。
アコムの金利に関するよくある質問(Q&A)
アコムの金利に関するよくある質問を集めました。それぞれ詳しく回答しているので、アコムで借入れを検討している方は参考にしてください。
※本サイトでは、アフィリエイトプログラムを利用し、アコム社含む提携業者から委託を受け広告収益を得て運用しております。