
「アコムの金利って高いのでは?」と、不安を感じている人もいるでしょう。
結論から言うと、アコムの金利は他社と比べても平均的な水準です。
また、初回契約者は「30日間無利息サービス」を利用でき、積極的に繰り上げ返済をすることで、利息を大きく抑えられます。
本記事では、アコムの金利の基本から、利息の計算式や返済シミュレーション、金利を下げる方法まで徹底解説します。
「金利の不安を解消し安心して借りたい」という人は、ぜひ最後までご覧ください。

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小学校教員、一般企業等の経理を経て、独学で日商簿記2級とFP2級を取得。現在はフリーランスの金融ライターとして活動中。カードローン・クレジットカードをメインに、これまで執筆してきた記事は100本を超える。子供の教育費のために節約や投資に勤しんでいる。■保有資格
・日商簿記2級
・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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アコムの金利は高くない!他社比較で見えた安心水準

「アコムの金利は高い」と思っている人もいるかもしれませんが、実は、大手消費者金融の中では平均的な水準です。
また、アコムの金利は法律の範囲内に設定されており、毎月の返済をきちんと行えば必ず完済できます。
アコムの金利が安心水準であるといえる理由について、主要4社との比較と併せて見てみましょう。
アコムの金利は年3.0%~18.0%!利息制限法の範囲内
アコムの金利は年3.0~18.0%です。これは、利息制限法によって定められている上限金利の範囲内であり、違法な金利設定ではないことが伺えます。
◯元本の金額が10万円未満のときの上限金利 → 年20%
◯元本の金額が10万円以上から100万円未満のとき上限金利 → 年18%
◯元本の金額が100万円以上のときの上限金利 → 年15%
年18.0%という金利は高く感じるかもしれませんが、毎月返済を続ければ問題なく完済できます。
たとえば、年18.0%の金利で50万円を借りた場合、月々に最低返済額(15,000円)のみ返済すると、3年11ヵ月で完済が可能です。

「消費者金融=高金利」というイメージを抱える人は多いですが、実際には法律できっちり上限が決まっていて、アコムもその範囲内です。安心して検討できる業者の一つですよ。
主要4社の金利と比較丨アコムの金利は他社と同程度
アコムの金利は、ほかの大手消費者金融と比較しても特別に高いわけではありません。
大手消費者金融4社とアコムの金利を比較すると、同程度であることが分かります(下表)。
大手消費者金融 | 金利(実象年率) |
---|---|
アコム | 年3.0~18.0% |
プロミス | 年4.5~17.8% |
アイフル | 年3.0~18.0% |
レイク | 年4.5~18.0% |
SMBCモビット | 年3.0~18.0% |
ご覧の通り、アコムの金利はアイフルやSMBCモビットと同じ水準であり、年18.0%の上限金利もごく一般的です。
むしろ、下限金利の年3.0%は、他社と比べてやや低い部類に入るともいえるでしょう。
プロミスの上限金利はアコムに比べて若干低めですが、その差はたったの年0.2%です。
消費者金融では少額融資を前提としているので、支払う利息額に大きな差はないといえます。
アコムの金利(利息)はどうやって決まる?

アコムの金利(利息)は、申込みをした人の状況や契約内容に応じて個別に設定されます。
具体的には、主に以下の3つの要素によって金利が決まります。
アコムの金利(利息)は年収や他社借入額・信用情報などから決まる
アコムの金利は、申込時に行われる審査を通じて決定されます。審査で重視されるのは、以下のような返済能力に関わる情報です。
審査項目 | 内容 |
---|---|
申込者の属性 | 年収や勤続年数、家族構成など |
他社借入 | 借入件数、借入総額 |
信用情報 | クレジットカードやローンの返済履歴など |
これらの情報をもとに、アコム側が「どのくらいの返済能力があるか」を判断し、利用限度額と金利が設定されます。
ただし、新規契約者には、もっとも高い金利(年18.0%)が適用されることが一般的です。
新規契約者の場合、アコムと信頼関係を築けていないことから、貸倒れに備えて多くの利息を回収する必要があるためです。
実際、アコムの決算資料を見ても、年18.0%に近い金利が適用されている人がもっとも多く、いきなり低金利で借りられる可能性は低いといえます。
適用金利 | 構成比 |
---|---|
年15.0%超え~年18.0% | 49.0% |
年10.0%超え~年15.0% | 45.1% |
~年10.0% | 5.9% |
利用限度額が高いほど金利が下がる仕組みとは?
アコムだけでなく、ほかの金融機関のカードローンも、利用限度額が高くなるほど金利が下がる仕組みとなっています。
これは、貸金業法および利息制限法の構造に基づいた、業界共通の考え方です。
利用限度額 | 適用金利の目安 |
---|---|
~99万円 | ~年18.0% |
~100万円 | ~年15.0% |
たとえば同じアコムでも、利用限度額によっては、以下のとおり年3.0%もの金利差が発生する可能性があります。
利用限度額 | 適用金利 |
---|---|
50万円 | 年18.0% |
100万円 | 年15.0% |
初めての借入れで100万円以上を借りられるケースは稀なため、まずはアコムで少額を借りて、利用実績を作ることに注力しましょう。
後日、アコムで増額審査を受ければ、新規契約時より金利が下がる可能性もあります。

増額審査の結果によっては、新規契約時より金利が上がることもあります。「以前より年収が上がった」「他社借入れを完済した」「増額案内が届いた」など、審査でプラスになる状況になってから増額申請をすると安心です。
適用金利の確認方法|会員ページやアプリ・契約書で確認できる
アコムで契約した後、自分の適用金利は以下いずれかの方法で確認できます。
方法 | 内容 |
---|---|
会員ページ | ログイン後、契約情報から金利(実質年率)を確認可能 |
アプリ | アプリ内の契約情報画面で確認可能 |
契約書面 | 契約時に渡される書類、またはPDFに記載 |
問い合わせ | 総合カードローンデスク(0120-629-215)に電話をかけて確認する |
「今すぐ確認したい」といった場合は、アプリや会員サイトから確認するとスムーズです。
アコムの利息はいつから発生する?計算式や返済方式も解説
アコムを初めて利用する人にとって、「利息っていつから発生するの?」「どのように計算されるのか?」といった疑問はつきものです。
アコムの利息は、借入れの翌日から日割りで発生する仕組みとなっており、返済方式も「定率リボルビング方式」という形式が採用されています。
以下では、利息の発生タイミングや計算方法、返済方式の基本をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
利息が発生するタイミング|借入れの翌日から日割り発生
アコムでは、借入れを行った翌日から利息が日割りで発生します。
Q.契約をしたらすぐに利息(金利)が発生しますか?
A.発生いたしません。
お利息はご契約後、お借入いただいた翌日から発生いたします。引用:よくあるご質問丨アコム
たとえば、4月1日に年18.0%の金利で10万円を借りた場合、利息のカウントは4月2日からです。
利息は1日単位で加算されていく仕組みであるため、返済期間が長引くほど支払う利息が増えていきます。
利息の計算式と具体例|日数・金利・元金によって異なる
アコムの利息は、以下の計算式をもとに算出されます。
利息 = 借入残高 × 実質年率 ÷ 365日※ × 借入日数
※うるう年の場合は366日

たとえば、年18.0%の金利で10万円を借りた場合の利息を見てみましょう。
以下のとおり、返済期間が長引くほど、支払う利息額も増えることが分かります。
返済期間 | 利息 |
---|---|
30日 | 1,479円 (10万円×年18.0%÷365日×30日) |
60日 | 2,959円 (10万円×年18.0%÷365日×60日) |
90日 | 4,438円 (10万円×年18.0%÷365日×90日) |
180日 | 9,000円 (10万円×年18.0%÷365日×180日) |
1年 | 18,000円 (10万円×年18.0%÷365日×365日) |
支払う利息を軽減したければ、借入残高を少なくすることが大切です。
お金に余裕があるときは積極的に返済を進めて、借入残高を減らすことに注力しましょう。

「思ったより利息がかさんでいた」「完済までの道のりが遠い」という声は、カードローン利用者からよく聞きます。利息は毎日コツコツ加算されるため、早めの返済で借入残高を減らす意識が大切です。
アコムの返済方式「定率リボルビング」の仕組みとは?
アコムの返済方式は「定率リボルビング方式」です。これは、借入残高に対してあらかじめ設定された「一定の割合(%)」を毎月返済する仕組みです。
アコムの場合、契約極度額に応じて以下の割合が適用されます。
契約極度額 | 一定の割合 |
---|---|
30万円以下 | 借入金額の4.2% |
30万円超え100万円以下 | 借入金額の3.0% |
100万円超え | 借入金額の3.0% |
借入金額の2.5% | |
借入金額の2.0% | |
借入金額の1.5% |
たとえば、契約極度額が50万円に設定された人が10万円を借りた場合、毎月の返済額は3,000円(10万円×3.0%)となります。
以下で、アコムの返済額をまとめたので参考にしてください。
借入残高 | 返済額 |
---|---|
5万円 | 3,000円 |
10万円 | 5,000円 |
20万円 | 9,000円 |
30万円 | 13,000円 |
借入残高 | 返済額 |
---|---|
5万円 | 2,000円 |
10万円 | 3,000円 |
20万円 | 6,000円 |
30万円 | 9,000円 |
40万円 | 12,000円 |
50万円 | 15,000円 |
60万円 | 18,000円 |
70万円 | 21,000円 |
80万円 | 24,000円 |
90万円 | 27,000円 |
100万円 | 30,000円 |
なお、毎月の最低返済額は「最終借入時の借入残高」に対して「一定の割合」をかけたものである点には注意が必要です。
たとえば、50万円を借りた場合、返済を進めて借入残高が8万円に減ったとしても、毎月の返済額は15,000円となります。
その後、2万円の追加借入れをした場合、最終の借入残高は10万円となり、毎月の返済額も3,000円に下がるといった仕組みです。
借入れ・返済 | 借入残高 | 最低返済額/月 |
---|---|---|
初回借入れ | 50万円 | 15,000円 |
返済を進めたあと | 8万円 | 15,000円 |
追加借入れ(2万円) | 10万円 | 3,000円 |

「毎月の支払いが少なくて助かる」と感じる人も多いですが、それは裏を返せば元本がなかなか減らないということ。長期化すれば利息もかさみます。余裕があるときは積極的な繰り上げ返済がおすすめです。
アコムの金利(利息)を下げる方法

アコムの金利(利息)は、利用限度額や審査状況によって異なりますが、少しでも金利を下げることができれば、返済負担を軽減できます。ここでは、アコムの金利を下げるための具体的な方法を5つご紹介します。
利用限度額を増額する
アコムの金利を下げる方法の一つとして、利用限度額の増額が挙げられます。アコムの金利は利用限度額に応じて設定されており、一般的に利用限度額が高くなるほど金利は低くなります。
利用限度額を増額するには、アコムの審査を受ける必要があります。審査では、返済能力や信用情報などが総合的に判断されます。増額審査に通過するためには、以下の3つのポイントを押さえて増額申請しましょう。
安定した収入がある | 毎月安定した収入があることは、返済能力を示す上で非常に重要 |
---|---|
信用情報に問題がない | 延滞や債務整理などの情報があると、審査に不利になる可能性がある |
利用実績がある | アコムを一定期間利用し、返済期日を守っている実績があると、信用度が高まり、増額審査に有利に働くことがある |
アコムに電話して金利の引き下げ交渉をする
アコムの金利を下げる方法の一つとして、アコムに電話して金利の引き下げ交渉を行うことが挙げられます。
アコムの担当者に直接交渉することで、金利の引き下げに応じてくれる可能性があります。特に、長期間にわたってアコムを利用しており、返済に遅延がないなど、信用状況が良いと判断される場合には、金利引き下げの交渉が成功する可能性が高まります。
金利の引き下げ交渉は、必ず成功するとは限りませんが、積極的に交渉することで、金利が下がる可能性は十分にあります。
繰り上げ返済や一括返済をする
アコムの利息を下げる方法の一つとして、繰り上げ返済や一括返済を行うことが挙げられます。
繰り上げ返済とは、毎月の返済額に加えて追加で返済を行うことです。繰り上げ返済をして元金を減らすことで、利息を抑えることが可能です。
また、資金に余裕がある場合は一括返済すると利息を抑えられます。一括返済とは、元本を一括で返済する方法です。一括返済で支払えば、返済が早まった日数分の利息を軽減できます。
少額借入れ、短期返済を繰り返して利息を抑える
少額借入れ、短期返済を繰り返すことも、利息を抑える方法のひとつです。
例えば、同じ金利が適用される場合、借入金額が2倍になれば、利息もほぼ2倍になります。また、返済期間が長くなると、その分利息を支払う期間も長くなるため、総支払利息は増加します。
ただし、借入額によっては金利が変動して利息が増えてしまうケースもあるため気を付けましょう。
30日間の無利息期間を利用して利息を軽減する
アコムでは無利息期間30日間サービスを最大限に活用することで、利息負担を大幅に軽減することができます。
アコム以外で金利(利息)を下げる方法

すでにアコムを利用していて金利が高いと感じている場合は、アコム以外で金利(利息)を下げる方法を検討しましょう。
具体的には、アコムより低金利のカードローンに借り換える方法と、おまとめローンに切り替える方法があります。具体的に見ていきましょう。
アコムより低金利のカードローンに借り換えをする
アコムのカードローンを利用している方で、金利負担を少しでも減らしたいと考えている方は、より低金利のカードローンへの借り換えを検討することをおすすめします。
借り換えとは、現在の借入残高を別の金融機関の低金利ローンに乗り換えることで、総返済額を減らす方法です。
特に、現在アコムで18.0%以上の金利で借入れを行っている人はカードローンの借り換えを考えるとよいでしょう。
なぜなら、消費者金融の借り換え専用ローンを使うと今よりもほぼ確実に金利が下がるからです。消費者金融の借り換え専用ローンは現在のカードローンの金利よりも借り換え後の金利が上回ってはいけないと改正貸金業法によって定められているためです。
以下に、借り換えローンを行っている会社の上限金利をまとめたので参考にしてください。
会社名 | 上限金利 |
---|---|
プロミス | 17.8% |
レイク | 17.5% |
アイフル | 17.5% |
auじぶん銀行 カードローン | 12.5% |
三井住友銀行 カードローン | 14.5% |
りそな銀行 カードローン | 13.5% |
楽天銀行 スーパーローン | 14.5% |
みずほ銀行 カードローン | 14.0% |
他社の消費者金融のおまとめローンに切り替える
複数他社で借入れをしている場合、他社の消費者金融のおまとめローンに切り替えるのもひとつの方法です。おまとめローンは複数の借り入れを一本化する制度のことです。
借り入れ額が大きくなるため金利が低くなり、現在借り入れしているローンよりも金利を抑えられます。
確実に金利を下げて毎月の返済額を減らしたいなら、大手消費者金融4社のおまとめローンがおすすめです。消費者金融のおまとめローンなら、改正貸金業法によって金利や毎月の返済額を引き下げることが義務付けられているので、確実に返済負担を軽減できるからです。
また、総量規制の対象外なので、借入れ総額が年収の3分の1を超えている人も利用可能です。以下は、大手消費者金融でおすすめのおまとめローンです。
プロミス | レイク | アイフル | |
---|---|---|---|
即日融資 | 可 | 可 | 可 |
金利 (実質年率) |
年6.3%~17.8% | 年6.0%~17.5% | 年3.0%~17.5% |
限度額 | 300万円 | 500万円 | 800万円 |
返済回数 | 最長120日 | 最長120日 | 最長120日 |
一方、より低い金利で借り入れたい人は、銀行のおまとめローンを検討しましょう。ただし、消費者金融に比べて審査が厳しく、利用できる商品が限られている場合もあります。
アコムの金利に関するよくある質問(Q&A)
アコムの金利に関するよくある質問を集めました。それぞれ詳しく回答しているので、アコムで借入れを検討している方は参考にしてください。
※本サイトでは、アフィリエイトプログラムを利用し、アコム社含む提携業者から委託を受け広告収益を得て運用しております。