「FXの自動売買で勝率100.0%のツールがあるらしいけどホント?」「FXの自動売買で絶対勝てるから早く申し込めって急かされてるけど、もしかして詐欺?」
このような不安や疑問を持っている人に向けて主に以下の項目について詳しく解説します。
FXの自動売買自体は詐欺じゃない
FXの自動売買はFXの取引の1種であり、詐欺ではありません。また、FXの自動売買は100%利益が出ることを保証したり約束したりする商品ではないため、利益が出なかったとしても詐欺にはあたりません。
ただし、以下のような場合は詐欺の疑いがあります。
- その商品には利益が出た実績や利益が出る仕組みはないのに、大きな利益が出るように見せかけて販売
- 実績を改ざんや捏造して高い利益率や勝率があるように見せて高額で販売
- 非常に大きな利益が出ることを強調、保証、約束して販売
- 販売者の所在や連絡先があいまい
- 業者が金融庁に金融商品取扱業者として登録されていない
上記に該当する場合には十分な注意が必要です。
FXの自動売買詐欺の手口5つ
FXの自動売買詐欺の手口は以下の5つです。
詳しく見ていきましょう。
高額な取引ツールを売りつける
FXの自動売買の詐欺商品を高額で売りつける場合、以下のような宣伝文句で消費者の購入意欲をそそって商談を持ちかけることがよくあります。
- 誰でも簡単に非常に大きな利益が出る
- リスクがない、もしくはリスクの話をしない
- 期間限定、数量限定だから早くしないと売り切れる
- すぐに初期投資分は元が取れる
- すでに多くの人が儲けている
こういった宣伝文句に乗ってFXの自動売買を実際に購入すると、お金だけ取られてそのあと相手と連絡が取れなくなるなどの詐欺被害にあう可能性があります。
収益結果を改ざんする
どのくらい儲かるのかを示すデータを改ざんして提示することは簡単です。FXの自動売買はデータの根拠やロジックの詳細を公開する必要はなく、完全にブラックボックス化することもできます。
また、自動売買は実際にやってみなければその商品のパフォーマンスを検証することはできないため、「これくらいの収益がこんなに短期間であがります」と言われてもそれを判断する材料が購入者にはありません。
信じられないような高い収益率と低いリスクで購入者の購入意欲を刺激する手口や、逆に現実的な数値によって購入者を信用させる手口もあります。
どちらにしても、その自動売買のパフォーマンスを検証するだけの知識と能力が購入者にない場合、簡単に騙される可能性があるため十分注意しましょう。
クーリングオフに応じない
商品を購入した後にさまざまな理由をつけてクーリングオフに応じない場合も詐欺の疑いがあります。
クーリングオフとは消費者が商品やサービスを購入または契約した際に、一定期間以内であれば理由を問わずに解約できる制度のことです。クーリングオフの期間は契約の種類によってさまざまですが、数日から数週間の範囲で設定されています。
FXの自動売買を購入したあとにクーリングオフを申し出ても、対応してもらえない、逆ギレされる、連絡がつかなくなる、などの場合は明らかに「おかしい」と判断できます。
ただし、「おかしい」と思ったときにはお金を払ってしまった後のケースが大半です。「クーリングオフがあるから安心」と考えてFXの自動売買を購入することは控えたほうが良いでしょう。
出金に応じない
「大きな利益がでる自動売買を利用するためには保証金が必要」や「利用料の頭金を振り込む必要がある」などの理由で100万円やそれ以上の高額な費用を要求する手口があります。
これを信じてお金を振り込んだ後に、相手と連絡が取れなくなったり、いろんな理由や条件をつけたりして返金に応じない場合は詐欺の可能性が高いと言えます。
特に相手の所在があいまいな場合や連絡先が携帯電話やメールのみのような場合には注意が必要です。
口座開設により個人情報を盗む
個人情報を盗むことが目的の詐欺もあります。大きなリターンが得られる利益を受け取るために口座開設が必要という理由でさまざまな個人情報を聞き出す手口です。
投資に興味がある人のリストや資産を持っている人のリストとして個人情報が売買されます。
実際にお金を振り込まなければ、その場でお金を失うことはないかもしれませんが、個人情報が犯罪者の手に渡ってしまうと、さまざまな詐欺商品の勧誘が来ることが予想されます。
よほど慎重にしていても、巧妙に仕組まれた詐欺に騙されて大金を失う可能性もあるため、信用できない相手には安易に個人情報を提供しないようにしましょう。
FXの自動売買詐欺の見分け方
もしあなたが「絶対に儲かり、リスクがゼロのFXの自動売買」を持っていたらどうするでしょうか?ほとんどの人が、自分で投資して自分で稼ぐはずです。それを人に販売して儲ける、という面倒なことをする人は非常に少ないでしょう。
この大前提を踏まえて、FXの自動売買詐欺の見分け方を7つご紹介します。
詳しく見ていきましょう。
高すぎる収益率をSNSなどでアピールしていないか
年利500.0%といった一見信じられないような高い利益率をアピールしている商品には注意が必要です。また、過去の実績も簡単に捏造できるため、鵜呑みにはできません。
最近は誰でもTwitterなどのSNSで情報発信ができるため、本人の所在があいまいなまま儲け話に乗ってしまう可能性もあります。
「私はこんなに稼いでいます」「顧客はこんなに利益がでています」などのおいしい話をアピールしている場合も要注意です。
そもそも、「そんなに稼げるのならなぜわざわざ人に売るのだろう」と疑問を持ちましょう。
不安や緊急性を煽る販売をしていないか
期間限定、数量限定であることをアピールして早く買わせようという販売方法には注意しましょう。
高収益が得られる自動売買ツールで「今だけOO万円」「今週の土曜日の午前0時までの限定販売」「先着20名様だけに特別にOO万円でお譲りします」などの謳い文句が出ても焦らないことが大切です。
機会損失を狙った手口で、「これを逃したら損をする」という消費者心理を突いた詐欺手法の可能性を疑いましょう。
これも、それだけ価値のある商品を期間限定や数量限定などの条件をつけて「急いで買わせようとしている」ことに疑問を持つことが大切です。
利用規約があるかどうか
利用規約があるかないかで詐欺商品かどうかを判断できる場合があります。車の保険や医薬、生命保険の契約書を見たことがある人は知っていると思いますが、非常に細かな規約が書かれています。
購入を検討しているFXの自動売買商品に利用規約がない場合、詐欺商品を疑いましょう。
大きな利益率や金額ばかりを意識していると、どのような契約にもさまざまな条件や規定があるのが普通だということを忘れてしまいがちです。
契約や大きなお金を支払う際には、冷静な思考と判断力が必要です。もし知識がない場合は、契約する前に年長者や専門知識がある人に相談しましょう。
連絡先がわかるか
販売者の連絡先があいまいな場合は注意が必要です。
住所が不明だったり、実在しない住所などの場合は詐欺を疑いましょう。また、連絡先が携帯電話やフリーメールアドレスのみ、などの場合も注意が必要です。
今は住所がわかればグーグルアースなどでどのような場所なのかを自宅から見ることができます。山奥の誰も住んでいない一軒家や空き地のような場所が住所の場合も「あやしい」と考えましょう。
国内の業者か
日本国外にいながら日本人から金品をだまし取ろうとする業者もいます。そういうケースは相手が日本人でない場合も多いです。ホームページやメールの文章に不自然な日本語がある場合は特に注意しましょう。
昨今はAIの発達により、外国語がほぼ違和感のない日本語に翻訳されますが、それでも日本人があまり使わない表現には誰でも違和感を覚えるはずです。
また、きちんとした日本語であっても、日本国外の業者は問題やトラブルが起きた際は言葉が通じなかったり準拠法が日本の法律ではなかったりします。別のトラブルに対処しなければならない場合もあるため、国外の業者は避けたほうが無難です。
金融庁に登録されているか
FXの自動売買を販売する際は、金融庁への登録や許認可を受ける必要はありません。ただし、金融庁に登録されていたり、認可を受けたFX会社が販売していたりする自動売買ツールもあります。このツールを使用すれば詐欺被害にあう可能性は非常に低いと考えられます。
もし問題が発生した場合は、金融庁の監督下にある会社はきちんとした対応を取ってくれる可能性が高く、問題が解決しない場合は金融庁に相談することもできます。
特に高額商品の場合は、その商品を販売している事業者がどのような許認可を受けているのか、金融庁に金融業者として登録されているのかなどを事前に確認するとよいでしょう。
詐欺被害の口コミはないか
商品を買う前に、販売相手の評判をネットで検索してみましょう。もし悪い評判があれば、購入を思いとどまれます。
また、ネット上に全く口コミや評判がない場合も注意が必要です。詐欺をする犯罪者は、毎回違うドメインを使って次々と新しい犯罪をしている可能性もあります。
最近はSNSで誰でも情報を発信できるので、悪い口コミはすぐに広がります。そのため継続して同じ手口で詐欺を行うためには毎回名前を変える必要があるのです。
「上手い話には裏がある」というくらいの慎重な気持ちで、FXの自動売買を購入する前に入念な情報収集とリサーチをおすすめします。
安心してFXの自動売買ができるアプリ5選
以下は金融庁に登録のあるFX会社が提供しているFXの自動売買アプリ5選です。どのFX会社も事業実績があり信頼できる会社なので自動売買も安心して利用できます。
それぞれ見ていきましょう。
インヴァスト証券「MAiMATE」
インヴァスト証券の「MAiMATE」はAIによる自動売買です。2023年6月17日現在、4万4,000以上の自動売買プログラムからパフォーマンスの良いものを選択して利用できます。
また利用料はスプレッドに組み込まれているため、別途支払う必要はありません。
自動売買名 | MAi MATE |
---|---|
利用条件 | インヴァスト証券に取引口座を開設 |
自動売買の 種類 |
44,774(2023年6月17日現在) |
利用料 | ・売買手数料は無料 ・投資助言報酬として1,000通貨あたり1円(税込)でスプレッドに含まれる |
証拠金に ついて |
最低30万円以上を推奨 |
運用方法 | ・複数通貨ペアを複数AIで運用し、リスクを分散させる ・定期的にAIを見直し、パフォーマンスの良いAIを選ぶ |
マネースクエア「トラリピ(R)」
マネースクエアの「トラリピ」はトラップリピートイフダンの注文方法から名づけられた自動売買です。ユーザーがある一定の値動きレンジを想定し、そのレンジで売買を繰返し行うタイプ(リピート型)の自動売買ツールです。
自動売買名 | トラリピ(R) |
---|---|
利用条件 | マネースクエアに取引口座を開設 |
自動売買の 種類 |
1種類 |
利用料 | 無料 |
証拠金に ついて |
15万円以上の証拠金を推奨 |
運用方法 | ・想定レンジをユーザーが指定し、あとは自動で売買を繰り返すリピート方式 |
FXブロードネット「トラッキングトレード」
FXブロードネットの「トラッキングトレード」もリピート型の自動売買ツールで1,000通貨単位から利用できます。トラッキングトレードは新規取引ごとに利用料が必要です。
自動売買名 | トラッキングトレード |
---|---|
利用条件 | FXブロードネットに取引口座を開設 |
自動売買の 種類 |
1種類 |
利用料 | ・1ロット(1万通貨)の場合、新規注文約定毎に手数料400円(新規手数料200円+決済手数料200円 ・1ロット(1,000通貨)の場合、新規注文約定毎に40円(新規手数料20円+決済手数料20円) |
証拠金に ついて |
トラッキングトレード運用者の80%が20~30万円の証拠金で利益を出している |
運用方法 | ・想定レンジをユーザーが指定し、あとは自動で売買を繰り返すリピート方式 |
外為オンライン「iサイクル2取引™」
外為オンラインの「iサイクル2取引」はリピート型の自動売買ツールです。特徴として相場のレンジが変動した場合は、その変動に自動的に追従する機能があります。また1万通貨あたり400円の手数料がかかります。
自動売買名 | iサイクル2取引™ |
---|---|
利用条件 | 外為オンラインに取引口座を開設 |
自動売買の 種類 |
1種類(サイクル2取引というレンジに自動追従しないタイプもあり) |
利用料 | 1万通貨の場合、新規手数料200円+決済手数料200円(キャンペーン中は割引あり) |
証拠金に ついて |
30~50万円未満で88.41%の利益 100万円以上で89.63%の利益 |
運用方法 | ・想定レンジをユーザーが指定し、あとは自動で売買を繰り返すリピート方式 ・レンジが変動した場合は自動的にレンジを追従 |
トレイダーズ証券「みんなのシストレ」
トレイダーズ証券の「みんなのシストレ」の特徴は、セレクターランキングに表示されている「人間のトレーダー」のトレードをコピーできる点です。また、AIによるプログラムも選択可能で、24時間取引を継続できます。
自動売買名 | みんなのシストレ |
---|---|
利用条件 | トレイダーズ証券に取引口座を開設 |
自動売買の 種類 |
自動売買プログラム350種類以上 |
利用料 | 無料 |
証拠金 | 5,000円から可能 |
運用方法 | ユーザーがセレクターランキングに表示されている登録済みの人間トレーダーと機械プログラムを指定し、その後は24時間自動で売買 |
FXの自動売買で詐欺にあった人の体験談
実際にFXの自動売買で詐欺にあった人の体験談を3つ見ていきます。
体験談①
私は自分が詐欺にあうとは思ってもいませんでした。1年ほど前に、あるウェブサイトが年間100.0%のリターンを保証する自動売買システムを紹介しているのを目にしました。
システムの設定は簡単で、お金を入金するだけで、後はシステムが全てを管理してくれるという説明でした。しかし、最初の数週間の小さな利益の後、急速に損失を出し始めました。
サポートに問い合わせても、市場の変動によるものだとのみ返答されました。最終的に、私の投資資金はほとんどなくなり、ウェブサイトは突然消えてしまいました。
体験談②
私は仕事で非常に忙しく、自分でFX取引をする時間がありませんでした。そこで、友人から推薦された自動売買ソフトを試すことにしました。
最初は問題なく動いていたのですが、突然取引が停止し、取引口座にアクセスできなくなり、資金の引出しもできなくなりました。
その後その会社のホームページそのものが消えてしまい、泣き寝入りするしかありませんでした。
体験談③
自動売買システムを探していたところ、私は1つのシステムに目をつけました。そのシステムは、同時に複数の口座を管理することでリスクを分散すると説明されていました。
しかし、登録後に提供された口座はどれも同じ会社が管理しており、その会社は過去に詐欺行為に関与していたことが明らかになりました。
その後私は自分の口座にアクセスできなくなり、その会社とも連絡がつかなくなって、私のお金はすべてどこかにいってしまいました。
成人してすぐは特に詐欺への注意が必要!
成人して間もないころは特に詐欺被害にあいやすいため十分な注意が必要です。2022年4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたため、この傾向はさらに強くなっています。
成人してすぐは社会経験が少なく、詐欺を見分ける知識と経験が不足しがちです。簡単に人を信用したり、欲に惑わされたりして詐欺被害にあう可能性が高いと言えます。
特に、高額な契約や商品の購入は自分1人で決めないようにしましょう。親や年長者、または専門知識がある人に相談してアドバイスを受け、慎重に検討することが詐欺被害を未然に防ぐためには必要です。
FXの自動売買で詐欺にあった際の対処法
もしもFXの自動売買で詐欺被害にあった場合は以下の5つの対処方法があります。
詳しく見ていきましょう。
適格消費者団体へ相談する
適格消費者団体とは、不特定かつ多数の消費者の利益を擁護するために差し止め請求権を行使するために必要な適格性を有する消費者団体として内閣総理大臣の認定を受けた法人のことです。全国に23団体あります。
この団体に詐欺被害を相談し、被害者が多数の場合は集団訴訟ができる可能性があります。集団訴訟は、被害者が個別に訴訟を起こすことなく、1つの団体としてまとまって裁判を進めることができる手段です。
また、適格消費者団体は、被害者の声をまとめ、裁判所や関係機関に訴えることで、被害の拡大を防ぎ、公正な解決を図る役割を果たしています。自分だけで解決するのが難しい場合でも、適格消費者団体の力を借りることで正当な補償を受けられる可能性が高まります。
金融庁へ相談する
金融庁への相談も詐欺被害にあった場合に有効な手段です。金融庁は、FXの自動売買に関連する詐欺行為を監督する官庁です。金融庁に相談することで、適格なアドバイスを受けることができる可能性があります。
金融庁に相談する際には、以下の情報を明確かつわかりやすく提示することが重要です。
- 相手の住所、氏名、事業者名、連絡先
- 契約日時、契約金額、契約内容
- トラブルの内容とその経緯
これらの情報を提供することにより、金融庁はより具体的な状況把握が可能となり、適切な対応がとれます。
また、相手が金融庁に登録されている事業者である場合、金融庁は該当事業者に対して警告や指導をしてくれる可能性があります。
弁護士へ相談する
日本弁護士連合会や地方の弁護士会を通して弁護士に相談するとアドバイスを得られます。電話番号は全国共通で「0570-783-110」です。
この番号に電話をかけると、電話をかけている地域に近い弁護士会の法律相談センターに自動で繋がります。
スタッフが対応してくれるので、相談内容や氏名、連絡先などを伝え、弁護士とのアポイントを取る流れです。
ただし、相談には料金がかかり、地域によって変動がありますが30分5,500円前後が目安です。
国民生活センターへ相談する
国民生活センターは日本の独立行政法人で、消費者の危害情報の収集やそれに伴う情報提供を行っています。
電話番号は全国共通の「188」で近くの消費生活センターに繋がり、消費生活のさまざまな相談に乗ってくれます。
また、土日でも相談に乗ってくれるため、急いでいるときや平日は仕事で相談する時間が取れない人にも便利です。相談内容によっては専門家や適切な相談機関を紹介してくれる場合もあります。
警察へ相談する
警察に相談する場合は、まずは電話で相談に乗ってもらうと良いでしょう。全国共通で「#9110」に電話すると、全国どこからかけても電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口に繋がります。
受付時間は平日の午前8時30分から午後5時15分までで、相談内容によっては専門部署を紹介してくれることもあります。
また、警察に電話で相談する際は「110」ではなく「#9110」で相談しましょう。「110」は緊急の事件や事故などを受け付ける専用の緊急ダイヤルです。
FXの自動売買を始める方法
FXの自動売買を始めるためには以下の4ステップが必要です。
順番に解説します。
FX会社を選ぶ
FXの自動売買を提供しているFX会社を探して自分に合った自動売買を提供してくれる会社を選びます。
FX会社を選択する基準の例は以下の通りです。
- 自動売買の種類
- 手数料や利用料金
- 証拠金はどのくらい必要か
- 利用できる時間帯
- 口コミや評判
- 金融庁に登録してある事業者かどうか
同時に、本記事で紹介した詐欺案件に当たらないことも十分に確認し、金融庁に登録してあるFX会社の中から求める自動売買を提供してくれるFX会社を選びましょう。
FX口座を開設する
FX会社が決まったら口座を開設します。口座開設の申込みは数分で終わりますが、その際に以下の書類が必要です。
- 本人確認書類
運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、健康保険証など - マイナンバー関連
マイナンバーカード、マイナンバー通知カード、マイナンバー記載の住民票など
これらの書類を口座開設手続き中の画面にアップロードして提出するか、別途郵送で提出し、本人確認とマイナンバーカードの確認が取れた時点で口座開設が承認されます。
FX口座へログインする
口座開設ができたら、取引口座にログインします。取引には取引ツールをPCにダウンロードする必要がある場合もあります。スマホのアプリをダウンロードすると出先でも取引の状況が確認できます。
ログインのためには口座番号とパスワードが必要です。口座番号は口座開設が終了したメールに記載されています。またパスワードは口座開設時に各自が設定したパスワードを使います。
同時に取引用の資金も口座に入金しておきましょう。
自動売買の設定をする
取引ツールにログインした状態で自動売買を設定します。自動売買の設定方法は取引ツールによってさまざまなので、選択したFX会社のマニュアルに従って設定を行います。
それぞれの自動売買の特徴に合わせて適切に設定を行い、自動売買を開始します。
一度設定してしまえば、あとは完全に自動の場合もあれば、途中で自動売買をやめたり、再開したりする必要がある自動売買もあります。
また、自動売買がどのような取引をしていて、どのくらいの成績なのかを定期的に確認することも大切です。
FXの自動売買詐欺に関するQ&A
FXの自動売買詐欺に関するよくある質問を見ていきましょう。
- FXの自動売買は詐欺ですか?
- いいえ。FXの自動売買はFXの1つの取引手法です。金融庁に登録してあるFX会社が提供している自動売買は安心して利用できるでしょう。
ただし、偽物の自動売買ツールを高額で販売する悪質な詐欺もあるので、十分注意してください。
- FXの自動売買詐欺の見分け方を教えてください。
- FXの自動売買詐欺の典型的な手口をいくつか紹介します。
・非常に高い利益率とほぼリスクがないことを強調した商品
・「あと3日の限定販売」「先着30名様限定」など緊急性や希少性をアピールした商品
・販売者の所在や連絡先があいまい
・販売者が金融商品取扱業者として金融庁に登録していない
・ネット上に悪い口コミや評判が多数ある
このような案件は詐欺の可能性があるので、十分注意してください。
- FXの自動売買で詐欺にあったら泣き寝入りするしかないですか?
- FXの自動売買で騙されたと思ったら、以下の機関に相談することをおすすめします。
・適格消費者団体
・金融庁
・弁護士
・国民生活センター
・警察
本記事内で相談方法などを詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
- FXの自動売買でおすすめのアプリを教えてください。
- FXの自動売買でおすすめのアプリは以下の通りです。
・インヴァスト証券「MAi MATE」
・マネースクエア「トラリピ(R)」
・FXブロードネット「トラッキングトレード」
・外為オンライン「iサイクル2取引™」
・トレイダーズ証券「みんなのシストレ」
- FXの自動売買詐欺の勧誘を受けたらどうすればいいですか?
- 詐欺とわかっている場合は無視して相手にしないようにしましょう。