何かを買いたい、老後資金をためたいなどFXを始めたり、実際にしていたりする方の目的は様々でしょうが、FXをするからには勝ちトレーダーになりたいですよね。
しかし、FXの世界はそれほど甘くはなく、始めたての頃はなかなか勝つことができないのが現状です。
「どうやったらFXで勝てるのか?コツがあるのか?」
「FXでの勝ち方を教えてほしい」
FXの勝ち方と聞くと、上記のような疑問や興味を持つ方も多いのではないでしょうか?
結論として、FXでの勝ち方には様々な方法があります。特に売買手法ごとに勝ちに行くための方法が異なるため、自分に合った売買手法を見つけて、使いこなすことが大切です。
この記事では、FXの勝ち方について以下の4つの項目で詳しく解説していきます。
- FXにおいて短期間で勝ちにいく方法とは?
- FXにおいて中・長期間で勝ちにいく方法とは?
- FXで勝つために注意するべき4つの点とは?
- FXで勝つために必要なメンタルとは?
また売買手法にかかわらず、FXで勝つために共通する注意事項や必要なメンタルについても解説していくので、ぜひ参考にしてください。
FXにおいて短期間で勝ちにいく方法とは?
まずはFXにおいて短期間で勝つ方法について解説していきます。短期間でFXで勝つためには、なるべく短い期間で取引が完結する売買手法を選択するのがおすすめです。
短い期間で取引が完結する売買手法を選択することで、短期間で利益を積み重ねることができ、それほど長い時間をかけなくてもFXで勝つことができるのです。
短期売買に分類されるFXの売買手法には以下の2つがあります。
FXにおける短期の売買手法とは、短くて数秒~数分、長くても1日以内に完結する売買手法です。
それぞれの売買手法の特徴や勝ち方、どのような人におすすめなのか詳しく解説していきます。
スキャルピングについて
スキャルピングは数秒から長くても数十分で取引が完結する、超短期の売買手法であり、FXで活用される取引手法の中では最も短い時間軸です。
スキャルピングをする最大のメリットは、資金効率がよい点です。
FXではレバレッジを利用できます。1日の間に何度も取引を繰り返すスキャルピングでは、レバレッジを最大限利用したトレードが可能なのです。
スキャルピングで勝つためには、細かく損切り、利益確定を行って、小さな利益をコツコツと積み重ねていくことが大切になります。
また相場の流れに柔軟に合わせて、順張りと逆張りなどの取引方法を使い分けることで取引チャンスをさらに増やせます。
デイトレードについて
デイトレードは1日以内にトレードが完結する売買手法であり、スキャルピング同様、短い時間軸の取引スタイルに分類されます。
スキャルピングほど頻繁にトレードは行いませんが、取引回数が比較的多いため、レバレッジを活用して資金効率を高められるメリットがあります。
資金効率を高められ、かつデイトレードはスキャルピングよりも時間軸が長くなる分、大きな値幅が狙えるのが特徴です。
したがってデイトレードで勝つためには、瞬時の相場に対応するというよりも、相場動向を見極めてトレンドに乗っていく、短期間の順張り戦略が有効<となります。
短期売買の手法はどんな人に向いている?
スキャルピングやデイトレードのようなFXの短期売買手法は、レバレッジを利用して資金効率を最大限に高め、短期間でハイリターンを狙いたい人に向いています。
そして短期の売買手法ではレバレッジを利用して資金効率を最大限に高められるため、少額からFXを始めて勝ちたいという人にもおすすめです。
またFX初心者の人には、デイトレードが特におすすめです。
なぜならスキャルピングほど値動きに対する瞬時の判断がいらないため、取引経験がそれほどいらなく、かつストレスが少なくて済むからです。
また取引手数料についてもデイトレードは有利です。取引回数が比較的多いため、手数料の割合が高くなるスキャルピングよりも、手数料の負担が軽減されます。
デイトレードから始めて取引経験を積み、相場の値動きに慣れてきたら、スキャルピングのようなより細かな判断が必要な取引手法に挑戦してみるとよいでしょう。
FXにおいて中・長期間で勝ちにいく方法とは?
次に中・長期間でFXで勝つためには、中・長期間ポジションを保有できる売買手法を選択し、チャンスがあれば短期的に売買をしてみるなど、売買手法と組み合わせてみるのもおすすめです。
FXにおける中、長期売買手法とは、取引の完結まで数日から長くて数週間、数ヵ月かかる売買手法です。
FXの売買手法の中でも、スイングトレードが中、長期売買に分類されます。
スイングトレードの売買手法の特徴や勝ち方、どのような人におすすめなのか詳しく解説していきます。
スイングトレードについて
スイングトレードは数日から長くて数ヵ月間、ポジションを保有する取引手法であり、FXで活用される取引手法の中では最も長い時間軸です。
スイングトレードの特徴は、取引の頻度が比較的低く、ポジションを持ち越す期間が長い分、大きな値幅を狙える点です。
したがってスイングトレードで勝つためには、トレンドをしっかりと把握して、トレンドに沿ったポジションを取ることが重要です。
そしてポジションを長期間保有するため、途中で価格が急変動しても対応できるようにリスクを適切に管理する必要もあります。
スワップポイントとは?
スイングトレードでは、売買差益以外にもスワップポイントという利益を狙えます。スワップポイントとは、2国間の金利差によって得られる利益です。
FXでは、金利の高い通貨を買って、金利の低い通貨を売ることで、スワップポイントがポジション保有期間中付与されます。
売買差益に加えてスワップポイントを狙えることがスイングトレードの強みでもあるのです。
またスワップポイントはFX業者や取引通貨によって異なります。一般的にマイナー通貨ペアが高く、メジャー通貨ペアは低く設定されています。
しかしマイナー通貨ペアはスワップポイントが高い分、値動きが激しいため、ロットやレバレッジを抑えるなどのリスク管理が必要となります。
中・長期間の売買手法はどんな人に向いている?
中、長期間の売買手法は、取引時間が限定されている人や、売買差益以外の利益を追求したい人、そしてリスク管理に十分な余裕を持てる人におすすめです。
中、長期間の売買では、ポジションを数日から数ヵ月間保有するため、相場の短期的な変動を気にしなくてよく、取引に時間をかけられないという方におすすめです。
また、売買差益とスワップポイントの両方を狙えるため、取引通貨によっては日々安定した利益も得られます。
しかし、中、長期間の売買では、ポジションを長期間保有するため、途中の価格変動によって損失を被る可能性があり、リスク管理が非常に重要となります。
短期売買と比べて損切り値幅を大きく設定したり、レバレッジを抑えたりしてリスク管理をしなければいけないため、証拠金に余裕を持たせられる方におすすめです。
FXで勝つために注意するべき4つの点とは?
FXで勝つためには以下の4つの点に注意するようにしましょう。
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
注意点1:自分に合った売買手法を活用する
FXで勝つためには、自分の取引スタイルや性格に合った売買手法を活用することが重要です。
自分に合っていない売買手法を選んでしまうと、せっかく勝てる売買手法であってもうまく活用することができず、間違いに気が付くのにも時間がかかってしまいます。
FXの3つの売買手法には、それぞれメリットとデメリットがあるため、しっかりと特徴を理解して、選んだ売買手法を使いこなせるようにしましょう。
売買手法を選んだり、練習したりする際は、デモトレードでの練習やバックテストを利用して、実践前に検証しておくこともおすすめです。
注意点2:資金管理をしっかりと行う
Xで勝つためには、資金管理をしっかりと行い、余裕資金でトレードを行うようにしましょう。
資金を過度に使いすぎると、一度の損失で大きなダメージを受ける可能性があり、かつ冷静な判断もできなくなってしまうことがあるため注意が必要です。
またFXでは、特にレバレッジの使い方には気をつけるようにしましょう。レバレッジは資金効率を高めるための有力なツールですが、同時にリスクも大きくなります。
売買手法に応じて適切なレバレッジを選択し、リスクをコントロールすることが重要です。
売買時間が長くなるほど、相場のリスクにさらされる時間も長くなります。
したがって中、長期間の売買手法を選ぶ場合は、レバレッジを抑えて、相場の変動に柔軟に対応できる余裕を持ちましょう。
注意点3:損小利大を心掛ける
損小利大とは、損失を最小限に抑えながら利益を最大化することであり、損小利大を常に心掛けることでFXで勝つ確率を格段に上げられます。
一方で早く利益確定をしてしまったり、損切りを先延ばしにしたりして、損大利小のトレードを続けてしまうと、どれだけ勝てる売買手法であってもトータルで負けてしまいます。
FXでは、勝率100%のトレードはあり得ないため、トータルで勝てるように意識することこそがFXで勝つためには必要となります。
損小利大を実現するためには、事前に損切りポイントと利益確定ポイントを設定し、事前に決めたポイントを守ることが重要です。
注意点4:失敗経験から学ぶ
FXで勝つためには、成功体験だけでなく、他人の失敗経験からも学ぶことが重要です。
FXでは、誰もが同じ失敗をしがちであるため、他人の失敗経験を知ることで、同じ過ちを犯さずに自身のトレードを改善することができます。
FXでしがちな失敗例としては以下のようなものがあげられます。
- ポジション放置したままにしてしまう
- レバレッジをかけすぎてしまう
- 事前にトレードプランが決まっていない
- 損切りポイントを守らない
- 荒れている相場で取引してしまう
- 直感や運任せのトレードをしてしまう
上記のような失敗を避けたうえで、成功者の体験を踏まえることで、失敗によるリスクを抑えつつ、より大きな利益を狙えるようになるのです。
FXで勝つために必要なメンタルとは?
FXでの勝ち方について考える際、売買手法に注目されがちですが、メンタルも売買手法と同等に重要です。
FXで勝つためには、以下のような心持ちで取り組むことが重要です。
それぞれについて詳しく解説していきます。
その1:自分の決めたルールを守る
自分のトレードルールを作成し、徹底的に守ることがFXでは欠かせません。
トレードルールを設定したにもかかわらず、ルールに従ってトレードしないと、どんなに勝てる売買手法でも負ける可能性が格段に高くなってしまいます。
特に損切りルールを徹底的に守ることは重要です。損失を最小限に抑えるために、損切りポイントを設定し、厳守するようにしましょう。
トレードルールを守るためには、トレードの結果や市場の変動に左右されず、自身が一度利用すると決めた売買手法に自信を持つことも重要です。
十分な知識と経験を積み、自身のトレードスキルに自信を持つことで、自分のルールを守り続けられます。
その2:チャンスをじっくりと待つ
FXで勝つためには、チャンスをじっくりと待つメンタルが必要です。
特に時間軸が長くなる売買手法を選択する場合、トレードチャンスが少なくなり、ついついトレードをしたくなる誘惑に駆られることもあります。
しかし、感情に任せて無理なトレードを行うことは避けなければなりません。
チャンスではないのにむやみやたらとトレードを行うことは、結果的に損失を招く可能性が高く、失敗が連鎖してしまう可能性もあり得ます。
トレードは計画的に行うべきであり、相場ではチャンスが現れるまで待つ忍耐力が求められるのです。
その3:常に冷静な判断を行う
FXで勝つためには、常に冷静な判断力が不可欠です。感情に流されず、冷静に相場を分析し、トレードの意思決定を行うことが重要です。
感情に流されると、判断が歪み、冷静さを欠いたトレードをしてしまう可能性があります。
短期的な相場変動や損益の動きに惑わされず、事前に決めた自分のトレードプランや戦略に基づき、感情を抑えて冷静な判断を行いましょう。
また、事前に失敗を想定しておくことも冷静な判断をするために役立ちます。
トレードにはリスクがつきものであり、100%成功することはありません。したがってリスクを前提として、失敗に備えることで冷静な判断ができます。
その4:失敗と向き合う
FXで勝つためには、失敗と向き合うメンタルが不可欠です。失敗は成長の機会であり、成功につながる道のりにおいて欠かせない要素です。
またトレードで失敗をしてしまった場合、ただ失敗を受け入れるだけでなく、その失敗から学び取ることが重要です。
トレード履歴を見返し、自身の行動や判断を振り返ることで、失敗につながった原因が手法にあるのか、自身のメンタル状況にあるのかをしっかりと把握しましょう。
失敗を振り返り、その都度学ぶことで、同じ過ちを繰り返さず、改善点を見つけることができます。
また、失敗を経験ととらえることも重要です。特にFX初心者であれば失敗は避けられないものであり、経験を積むことでトレードの感覚や市場の動きに慣れていきます。
経験を重ねることでトレードに対する自信や洞察力が養われ、メンタルも強化されるため、失敗を恐れてばかりではいけないのです。
詳細はこちら
大学卒業後にFXトレードを開始し、その経験を活かした金融分野のライターとして活動。 トレード手法の開発のためだけに1年を費やし、リアルトレードでは4か月で10万円を400万円にまで増やす経験をした。 現在は、金融メディアのディレクションを行う一方で、トレード手法のさらなる開発のためにMQL4でのプログラミングを行っている。
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