楽天ETCカードの特徴やメリット!初心者向けにETCカードの選び方を解説

新しくETCカードを作る際に、楽天ETCカードが気になっている方も多いのではないでしょうか。

ETCカードは有料道路をスムーズに通過するために必要なカードです。ETCカードによって特徴やメリットが異なりますので、お得に利用できるカードを選ぶ必要があります。

この記事では、楽天ETCカードの特徴やメリットを初心者にも分かりやすく解説します。

楽天ETCカードが向いている人

楽天ETCカードが向いている人の特徴は、効率的にポイントを貯めたいと考えている人です。

とくに、楽天ポイントを貯めている方や、ENEOSでガソリン給油をしている人にメリットがあります。

楽天ポイントをお得に貯めたい方におすすめ

楽天ETCカードでは、還元率1.0%で楽天ポイントが貯まります。そのため、楽天ポイントをお得に貯めたい方におすすめです。

ポイントは楽天カードに紐づけされた楽天PointClubのポイント口座に貯まります。楽天カードの利用分や、その他の楽天のサービス利用分の獲得ポイントと通算されますので、楽天ポイントを効率的に貯めることが可能です。

ENEOSを利用する方はさらにお得!

楽天カードでは、ENEOSサービスステーションでの利用で、いつでもポイントが最大1.5倍になる特典があります。

給油でお得にポイントを貯められるのは、ガソリン代の節約にもつながります。

すでに楽天カードをお持ちの方は「楽天ETCカードの申込み」へ

楽天ETCカードとは?

楽天ETCカードは、楽天カードの付帯カードとして発行されるETCカードです。

楽天ETCカードに限らず、ETCカードは単独での発行はできません。また、ETCカードの特徴も、基本的には本契約のクレジットカードの特徴に準じます。

楽天ETCカードの料金の支払い方法

利用したETC料金は、楽天カードの利用分と合算して請求されます。

楽天カードの利用分は毎月末締め、翌月27日引き落としです。ただし、楽天ETCカードの利用データが楽天カードに届くまでに期間がかかる可能性があり、当月のETC利用料金の引き落としが翌月27日ではなく翌々月の27日になる場合があります。

また、楽天ETCカードの利用明細は、楽天カードの会員サイト「楽天e-NAVI」で確認できます。

楽天ETCカード発行までの日数

楽天ETCカードの発行までの日数は、通常約2週間程度です。

楽天カードとの同時申し込みの場合と、ETCカードのみの追加での申し込みの場合で発行までの日数が若干異なります。

日数

  • 楽天カードとの同時申し込みの場合:楽天カード受け取り後、通常2週間程度
  • ETCカードの追加申し込みの場合:お申し込み後、通常2週間程度

楽天ETCカードは簡易書留で配送されますので、本人以外の家族でも受け取りできます。

ETCカードを発行できるおすすめ楽天カード

楽天ETCカードは、楽天カードの付帯カードとして発行できるETCカードです。

楽天カードの種類によっては、楽天ETCカードを年会費無料で発行できます。

種類

  • 楽天ゴールドカード
  • 楽天プレミアムカード

そのほかにも、楽天カードでは幅広いラインナップを選択可能です。

ここでは、楽天ETCカードを発行できるおすすめの楽天カードを紹介します。

楽天カード

楽天カードの基本情報

年会費 永年無料
家族カード年会費 永年無料
ETC年会費 550円(税込)
国際ブランド Visa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス
還元率 1.0%還元(100円につき1ポイント)
申し込み条件 高校生を除く18歳以上の方

特典

  • 永年年会費無料
  • 条件を満たせばETCカードの年会費が無料
  • 楽天市場でいつでもポイント3倍

楽天カードは、楽天カードのラインナップの基本となるカードとなっています。

年会費は永年無料のため、クレジットカードの維持費を低く抑えたい人にはおすすめです。さらに、楽天PointClubのプラチナ、ダイヤモンド会員はETC年会費が無料になる特典があります。

そのため、条件を満たせば無料でクレジットカードとETCカードを利用することが可能です。

また、楽天市場での利用では、いつでもポイントが3倍になる特典がありますので、効率的に楽天ポイントが貯まります。

楽天ゴールドカード

楽天ゴールドカードの基本情報

年会費 2,200円(税込)
家族カード年会費 550円(税込)
ETC年会費 無料
国際ブランド Visa、Mastercard、JCB
還元率 1.0%還元(100円につき1ポイント)
申し込み条件 20歳以上の方

特典

  • 楽天ETCカードを無料で発行できる
  • 国内空港ラウンジが年間2回無料
  • お誕生月サービスで楽天ポイントがさらにお得

楽天ゴールドカードは、通常の楽天カードに比べグレードが高いクレジットカードです。

年会費2,200円(税込)で持てるゴールドカードで、楽天ETCカードを年会費無料で発行できます。そのため、楽天ETCカードの年会費分となる550円相当のメリットを感じられるでしょう。

また、年間2回まで、国内空港ラウンジが利用できる点もゴールドカードならではのサービスです。

さらに、お誕生月には、楽天市場、楽天ブックスでポイントが+1倍になる特典もあり、楽天ポイントも貯まりやすくなっています。

楽天プレミアムカード

楽天プレミアムカードの基本情報

年会費 11,000円(税込)
家族カード年会費 550円(税込)
ETC年会費 無料
国際ブランド Visa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス
還元率 1.0%還元(100円につき1ポイント)
申し込み条件 20歳以上の方

特典

  • プライオリティ・パスの無料付帯
  • 楽天市場でいつでもポイント5倍

楽天プレミアムカードは、招待制の楽天ブラックカードを除くと、楽天カードの最上位カードです。

年会費は11,000円(税込)と、一般的なゴールドカードの年会費でありながら、海外空港ラウンジサービス「プライオリティ・パス」が無料で付帯しており、特典はプラチナカード並です。

楽天プレミアムカードの追加カードとして発行できる「楽天ビジネスカード」は、ETCカードを1枚無料で発行できるため、個人用と法人用にETCカードが2枚必要な方にも最適です。

また、楽天市場では、いつでもポイントが5倍になる特典もあります。

楽天ETCカードのメリット

楽天ETCカードには、次のようなメリットがあります。

メリット

  • ポイント還元率が高い
  • 楽天カード自体にメリットが豊富
  • 条件達成で年会費無料になる

ここでは、具体的に楽天ETCカードのどのような点がメリットになるのかを解説します。

ポイント還元率が高い

楽天ETCカードのポイント還元率は1.0%と、高還元率でポイントを貯められる点がメリットです。

ETCカードを利用することで、有料道路の通行料金でポイントが貯まります。ETCカード利用時のポイント還元率は基本的にクレジットカードの還元率に準じます。

クレジットカードによっては、ポイント還元率0.5%程度のカードも少なくありませんので、ETCカードの利用で1.0%還元でポイントが貯まる点はメリットといえるでしょう。

また、ETCカードの利用時には、各道路事業者の提供する「ETCマイレージサービス」のポイントも貯まるため、楽天ポイントと合わせるとポイントを2重に獲得できます。

ETCマイレージサービスは、各道路事業者で年会費無料で登録できます。

楽天カード自体にメリットが豊富

楽天カード自体にメリットが豊富な点も、楽天ETCカードが選ばれている理由の1つです。

ラインナップの基本のカードとなる楽天カードをピックアップし、どのようなメリットがあるのかを解説します。

楽天ポイントが貯まりやすい

カードの利用では、還元率1.0%(100円につき1ポイント)で楽天ポイントが貯まります。

また、楽天ETCカードの利用分も楽天カード利用分と通算されますので、楽天ポイントが貯まりやすくなっています。

楽天市場でいつでもポイント3倍

楽天カードは、楽天市場のポイントアッププログラム「楽天SPU」のポイントアップ対象になっており、いつでも3倍のポイントが貯まります。

年会費は永年無料

楽天カードの年会費は永年無料です。また、楽天ETCカードの年会費無料条件を満たせば、クレジットカードとETCカードを完全無料で利用可能です。

最高2,000万円の海外旅行保険が付帯

最高2,000万円の海外旅行保険が利用付帯で適応できます。

海外での急病やケガに備える傷害治療費用、疾病治療費用は最高200万円ですので、年会費無料で海外旅行用のクレジットカードを探している方にも最適です。

国際ブランドにアメックスを選択可能

国際ブランドには、VisaやMastercard、JCBに加え、アメリカン・エキスプレスを選択できます。

アメックスブランドのクレジットカードでは、ワンランク上のホテルやレストランでの優待を受けられる「アメリカン・エキスプレス・コネクト」を利用できます。

条件達成で年会費無料になる

楽天ETCカードの年会費は通常550円(税込)ですが、以下の条件を満たせば年会費無料で利用できます。

条件

  • 楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカード会員
  • 楽天PointClubの会員ランクがダイヤモンド会員、プラチナ会員

楽天ETCカードの年会費を無料にする方法

楽天ETCカードの申し込み時に条件を満たしている方は、初年度から年会費無料で利用可能です。

また、2年目以降はETCカード年会費請求月(ETCカード入会の翌月)に条件を満たしていれば、次年度以降の年会費も無料になります。

ここでは、楽天ETCカードの年会費を無料にする方法について詳しく解説します。

ゴールドカード以上の楽天カードを申し込む

楽天ゴールドカード、または、楽天プレミアムカードはETCカードを年会費無料で発行できます。

楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードの年会費は次のとおりです。

年会費の比較表

  楽天ゴールドカード 楽天プレミアムカード
年会費 2,200円(税込) 11,000円(税込)
家族カード年会費 550円(税込) 550円(税込)

また、招待制で発行される楽天ブラックカードも、ETCカードを年会費無料で発行できます。

一方で、以下の楽天カードでは、楽天ETCカードの年会費が550円(税込)となります。

楽天ETCカードの年会費が550円(税込)となる楽天カード

  • 楽天カード
  • 楽天ANAマイレージクラブカード
  • 楽天PINKカード
  • アルペングループ 楽天カード
  • 楽天銀行カード

なお、楽天ビジネスカードのETCカードは、1枚目が無料、2枚目以降は550円(税込)です。

楽天ポイントクラブでプラチナ会員以上になる

楽天PointClubのプラチナ会員、ダイヤモンド会員の方は、楽天ETCカードの年会費が無料になる特典があります。

楽天PointClubは楽天ポイントの付与、管理のシステムで、楽天会員IDをお持ちの方なら手続き不要で利用可能です。

会員ランクには次の5つがあります。

会員ランクの種類

  • レギュラー
  • シルバー
  • ゴールド
  • プラチナ
  • ダイヤモンド

楽天ポイントクラブのランクアップ条件

楽天PointClubのランクアップ条件は、過去6ヵ月間のポイント獲得数、獲得回数によって決まります。

楽天ETCカードの年会費が無料になる、プラチナ、ダイヤモンド会員のランクアップ条件は次のとおりです。

プラチナ 2,000ポイント以上、かつ15回以上ポイントを獲得
ダイヤモンド 4,000ポイント以上、かつ30回以上ポイントを獲得、かつ楽天カードを保有

プラチナ会員を達成するためには、1ヵ月あたり約340ポイント、3回以上の楽天ポイントの獲得が目安となります。

ランクアップ条件の集計には、楽天カードや楽天ペイ、楽天Edyの利用分に加え、楽天市場を始めとした楽天のサービスで獲得した楽天ポイントが集計されます。

楽天ETCカードのデメリット

楽天ETCカードには、次のようなデメリットがあります。

デメリット

  • 家族カードではETCカードを発行できない
  • 条件を満たさないと年会費が発生する

デメリットの内容を詳しく知り、自分にとってメリットとデメリットのどちらが大きいかを確認しましょう。

家族カードではETCカードを発行できない

楽天ETCカードを発行できるのは本契約の楽天カードのみとなっており、家族カードではETCカードを発行できません。

ただし、一人様あたり楽天カードを2枚持つことが可能です。2枚目の楽天カードでも新規でETCカードを発行できます。家族用のETCカードとして楽天カードを2枚発行するのもよいでしょう。

条件を満たさないと年会費が発生する

楽天ETCカードは、以下の条件に当てはまらない方の場合、550円(税込)の年会費が発生します。

条件

  • 楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカード会員
  • 楽天PointClubの会員ランクがダイヤモンド会員、プラチナ会員

無条件で年会費無料のETCカードも少なくありませんので、年会費が発生するリスクが伴う点には注意が必要です。

1度、ダイヤモンド会員、プラチナ会員にランクアップした方でも、ETC年会費請求月にゴールド会員以下にランクダウンしていると年会費が発生してしまいますので、注意しておきましょう。

楽天ETCカードの申し込みの流れ

楽天ETCカードの申し込みの流れは、2通りあります。
一つ目は楽天カードと楽天ETCカードを同時に申し込むパターンです。二つ目は既に楽天カードを持っており、付帯カードとして楽天ETCカードのみを申し込みをするパターンがあります。
ここでは、2つのパターンでの楽天ETCカードの申し込みの流れを確認しましょう。

楽天カードと同時に申し込む

楽天ETCカードは楽天カードの付帯カードとして発行されるカードです。そのため、楽天カードをお持ちでない人の場合、楽天カードを新規に申し込みする必要があります。

楽天カードには様々なカードがラインナップされており、どのカードを選んでも楽天ETCカードを発行可能です。
楽天カードと同時申し込みの場合は、楽天カード受け取り後、約2週間程度で楽天ETCカードが配送されます。

既に楽天カードをお持ちの方の場合

既に楽天カードをお持ちの方の場合でも後付けが可能です。

楽天カードの会員サイト「楽天e-NAVI」から楽天ETCカードを申し込みできます。

楽天e-NAVIでのお手続き方法の流れは次のとおりです。

お手続き方法の流れ

  1. 楽天e-NAVIにログイン
  2. 「カードの追加・切り替え」を選択
  3. 「楽天ETCカード」を選択

楽天カードと別に申し込みする場合、申し込み後、約2週間程度で楽天ETCカードが配送されます。

楽天ETCカードの解約方法、再発行の仕方

楽天ETCカードが必要なくなった場合、自動音声専用ダイヤルで解約手続きをおこないます。

自動音声専用ダイヤルの電話番号は次のとおりです。
カード番号が必要となりますので、楽天ETCカードを準備の上、連絡しましょう。

自動音声専用ダイヤル

  • 0120-30-6910(24時間対応)

自動音声専用ダイヤルでの解約時には、冒頭のアナウンス終了後、ガイダンスメニューの選択時に4桁の数字「5400(スキップ番号)」を入力する必要があります。

スキップ番号入力後、ガイダンスに従い、ETCカード番号や生年月日を入力し、解約手続きをおこないます。

また、磁気不良などにより楽天ETCカードが使用できなくなった場合、自動音声専用ダイヤル、または、楽天カードコンタクトセンターで再発行が可能です。再発行手数料は無料です。

ただし、楽天ETCカードを紛失してしまっている場合、不正利用を防止するために楽天カード紛失盗難ダイヤルに連絡する必要があります。

楽天カード紛失・盗難専用ダイヤル

  • 0120-86-6910(24時間対応)

使用できない場合と、紛失、盗難の場合で窓口が異なる点に注意が必要です。

楽天ETCカードに関するQ&A

ここでは、楽天ETCカードに関するよくある質問に、Q&A形式でお答えします。

楽天ETCカードに関する疑問がある方は、Q&Aを確認して疑問を解消してから申し込みしましょう。

楽天ETCカードの利用明細の確認方法は?
楽天ETCカードの利用明細は、楽天カードの会員専用サイト「楽天e-NAVI」で確認できます。

楽天e-NAVIでは、楽天ETCカードと楽天カードの利用分が合算された利用明細を確認可能です。ただし、楽天ETCカードの利用分が楽天カードに届くまでには日数がかかる場合があり、利用分が利用明細に反映されるまで数日から数週間程度かかる場合があります。

また、楽天e-NAVIでのWeb明細サービスに登録していない方の場合、紙の請求書が発行されます。ただし、明細書発行費用132円(税込)が必要です。コストを抑えたい方(人)はWeb明細サービスを活用するようにしましょう。
ETC利用分のみの利用明細が欲しい
楽天ETC利用分のみの利用明細が欲しい場合、楽天e-NAVIの明細画面で絞り込みできます。

ETC利用分のみの利用明細に絞り込みをする方法は次のとおりです。

1.楽天e-NAVIの明細画面でETC利用分の利用明細が欲しい月を表示
2.「絞り込み」を選択
3.「ETCカード」を選択
4.「明細印刷用PDF」をクリック
5.「今月のPDF」をクリック

PDFで利用明細を確認し、必要に応じて印刷することもできます。
2枚目の楽天ETCカードを持てる?
2枚目の楽天カードを発行すれば、2枚目の楽天ETCカードを持つことが可能です。

楽天カード1枚に対して発行できるETCカードは1枚です。しかし、楽天カード会員は2枚目の楽天カードを発行できます。2枚目の楽天カードでもETCカードを発行できるため、楽天ETCカードの2枚持ちが可能となります。

また、楽天ビジネスカードでは、1枚目の年会費無料、2枚目以降は550円(税込)でETCカードを発行できます。
ETCカードの更新方法は?
楽天ETCカードは原則自動更新のため、更新手続きは不要です。

更新カードが配送されるタイミングは、お持ちの楽天ETCカードの番号によって異なります。
 
ETCカード番号が7800-の方 有効期限満了月の前月下旬頃
ETCカード番号が7250-の方 有効期限満了月の初旬頃


有効期限の過ぎた楽天ETCカードは利用できません。
ETCカード利用分の支払い方法は?
楽天ETCカードの利用分は、楽天カードの利用分と合わせて、楽天カードの支払い用の口座から引き落としされます。

楽天カードでは、楽天ポイントを1ポイント=1円として支払いに利用可能です。そのため間接的にETC利用料金をポイント払いできます。

また、楽天ETCカードと楽天カードの利用分は合算されるため、ETCカードとクレジットカードの引き落とし口座は分けられません。