年金受給者がお金を借りる5つの方法!おすすめの融資制度と公的支援
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年金受給者がお金を借りるための制度やサービスを具体的に解説します。

さらに、お金を借りる以外の選択肢として公的支援も紹介します。急な出費や生活費の不足に対応したい年金受給者の方は参考にしてください。

  1. 年金受給者がお金を借りる5つの方法
    1. 自宅を担保にしてリバースモーゲージを利用する
    2. 自治体の生活福祉資金貸付制度を活用する
    3. 貯金担保自動貸付を利用する
    4. 質屋で借りる
    5. カードローンから借りる
  2. 年金受給者がお金を借りれるカードローン
    1. 即日融資なら消費者金融カードローン
    2. 低金利で借りたいなら銀行カードローン
    3. 一時的な融資なら信用金庫の年金受給者専用カードローン
    4. JAバンクの組合員なら年金受給者向けローン
  3. 年金受給者がお金を借りる以外の選択肢
    1. 年金生活者支援給付金制度で支給額を増やす
    2. 生活に困窮した場合は生活保護を活用する
    3. 年金担保融資制度はすでに廃止されているので注意

年金受給者がお金を借りる5つの方法

年金受給者がお金を借りる方法は主に5つあります。それぞれ詳しく解説します。

自宅を担保にしてリバースモーゲージ を利用する

リバースモーゲージとは、自宅や土地などの不動産を担保としてお金を借りる仕組みです。

この仕組みは主に50~65歳以上の高齢者を対象としており、利用者が亡くなった後に担保となっている不動産を売却して借入金を一括返済します。そのため年金受給者でも利用できます。

また、毎月の返済は利息のみとなっており、収入が減少した年金受給者でも負担を抑えながら返済を続けられる点がメリットです。手続き後も、自宅に住み続けられるため、新しい住居を探したり引っ越したりする必要もありません。

ただし同居している家族がいる場合は、将来的に自宅が売却される可能性について事前に説明しておいた方がよいでしょう。

Q 年齢に制限はありますか?
A 契約時のご年齢が50歳以上であれば何歳でもお借入いただけます。

引用元:JAリバースモーゲージローン(頼れるわが家)-JAバンク

自治体の生活福祉資金貸付制度 を活用する

生活福祉資金貸付制度とは、65歳以上の高齢者や低所得者を対象に融資する制度です。通常、この制度の窓口は各都道府県や市区町村の社会福祉協議会ですが、ハローワークでも相談を受け付けています。

生活福祉資金貸付制度は、低所得者や高齢者、障害者の生活を支援することを目的としています。そのため。低金利でお金を借りられることが大きな特徴です。連帯保証人をつけると無利子、つけない場合でも年1.5%の低利率で融資を受けられるため、比較的返済負担が少ないと言えるでしょう。

この制度には「総合支援資金」「福祉資金」「教育支援資金」「不動産担保型生活資金」の4種類がありますが、障害年金や老齢年金などの公的給付をすでに受けている人は「総合支援資金」を利用できない点に注意が必要です。

給付金や年金を受け取っている場合、制度の審査に通らないため、申し込み前に確認することをおすすめします。

年金受給者が利用可能な資金制度

資金の種類 年金受給者の利用 担保の有無 資金の使用用途
総合支援資金 × × 生活再建までの間に必要な生活費用
福祉資金 × 介護サービスや福祉用具の購入など
教育支援資金 × 高等学校、大学などに修学するための経費
不動産担保型生活資金 生活費用など

貯金担保自動貸付を利用する

貯金担保自動貸付とは、ゆうちょ銀行の貯金を担保に、郵便局でお金を借りられる仕組みです。ゆうちょ銀行に担保定額貯金または担保定期貯金を預けている方が対象です。

貯金担保自動貸付の最大の魅力は、貯金を解約せずに現金を手元に確保できる点です。定期貯金や定額貯金は中途解約が難しい場合や、一度解約すると金利条件が不利になるケースがあります。

しかし、自動貸付を利用すればこうしたデメリットを回避できます。

貯金担保自動貸付では、自分の貯金を担保として借り入れるため、返済が滞った場合でも残高から自動的に回収されます。

そのため、他の金融機関の融資のように審査を受ける必要がありません。年収や職業状況などを詳細に確認されることもなく、年金受給者でも利用できるのが特徴です。

定額貯金や定期貯金を担保にお金を借りる仕組みで、審査不要で年齢制限もありません。

引用元:鳥取銀行

質屋で借りる

質屋では、品物を担保としてお金を借りる「質入れ」という方法が利用できます。金や銀などの貴金属、ブランド品、家電製品など、多種多様な物品を預けることで、品物の買取価格の約60%を借り入れることが可能です。

返済が難しくなった場合でも、預けた品物を売却することで借入金を補填できるため、融資の際に審査の必要がなく、年金受給者でも利用できます。

さらに、質屋では物品を預けたその日のうちに現金を受け取れるため、迅速にお金を借りたい場合にも便利です。

ただし、質屋での融資は月利0.9%~と金利がやや高めに設定されているため注意しましょう。

カードローンから借りる

カードローンとは、金融機関(銀行、信用金庫、消費者金融など)が提供する個人向けの融資サービスの一つです。あらかじめ設定された限度額の範囲内で、必要なときにお金を借りられる仕組みです。

ただし、消費者金融のカードローンは年金収入のみでは審査に通らないため注意してください。

年金受給者がお金を借りれるカードローン

年金受給者がお金を借りられるカードローンを金融機関別に紹介します。

即日融資なら消費者金融カードローン

即日融資に対応している消費者金融を利用すれば、年金受給者でも今すぐお金を借りることができます。例えばプロミスなら最短3分(※1)で借入れ可能です。

さらに、消費者金融は年齢制限が他の金融機関よりも広く設定されており、65歳以上でも融資を受けられるケースが多いのが特徴です。

消費者金融カードローンおすすめ5選

会社名 プロミス アイフル アコム SMBC
モビット
ベルーナノーティス
貸付対象者 18~74歳までの安定した収入のある人(収入が年金のみ方は不可) 20~69歳の安定した収入がある人 20歳~72歳の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方 20~74歳の安定した収入がある人 20~80歳までの安定した収入のある人
審査スピード 最短3分(※1) 最短18分(※1) 最短20分(※2) 最短15分(※3) 最短30分
融資スピード 最短3分(※1) 最短18分(※1) 最短20分(※2) 最短15分(※4) 最短即日
無利息期間 初回借入れの翌日から
30日間
初回契約日の翌日から30日間 初回借入れの翌日から
30日(※5)
14日
金利
(実質年率)
年4.5%~17.8% 年3.0%~18.0% 年3.0%~18.0% 年3.0%~18.0% 年7.3%~20.0%
詳細 公式サイトはこちら 公式サイトはこちら 公式サイトはこちら 公式サイトはこちら 公式サイトはこちら
 
※注釈
※1 お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※2 お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※3 申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。
※4 申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※5 適用条件 アコムでのご契約がはじめてのお客さま

プロミスは最短3分で即日融資を受けられる

対象年齢 18~74歳(※1)
金利(実質年率) 年4.5%~17.8%
審査時間 最短3分(※2)
融資時間 最短3分(※2)
借入限度額 ~500万円
無利息期間 初回借入れ日の翌日から30日間
※注釈
※1 収入が年金のみの方はお申込いただけません。お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。
※2 お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

プロミスであれば最短3分(※1)でお金を借りられます。そのため、急ぎでお金が必要な高齢者の方に最適です。

また申込みから書類の提出、契約や借入れまでアプリ1つで完結します。審査に通過したあとは、インターネット振込を選択すると、最短10秒で指定の口座にお金が振り込まれます。

プロミスの貸付対象は74歳までの安定した収入のある人です。収入が年金のみの方は対象外となるので注意しましょう。

アイフルは審査に柔軟に対応してくれる

対象年齢 20~69歳
金利(実質年率) 年3.0%~18.0%
審査時間 最短18分(※)
融資時間 最短18分(※)
借入限度額 ~800万円
無利息期間 初回契約日の翌日から30日間
※注釈
※ お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。
※ 審査結果によっては勤務先に電話連絡が入る可能性があります。

アイフルは非常に柔軟な審査対応を行っている点が特徴です。なぜなら、アイフルグループは大手消費者金融の中でも唯一、銀行傘下ではなく独立系企業として運営しているためです。

たとえば、 Web申込み後に電話(0120-201-810)をかけてオペレーターに急いでいることを伝えると優先的に審査を進めてもらえます。混雑しやすい土日祝日に申し込んだ場合でも、最短18分で借入れが可能です。

アコムは初めて利用する人におすすめ!

対象年齢 20歳~72歳 
金利(実質年率) 年3.0%~18.0%
審査時間 最短20分(※1)
融資時間 最短20分(※1)
借入限度額 1万円~800万円
無利息期間 初回契約日の翌日から30日間(※2)
※注釈
※1 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※2 適用条件 アコムでのご契約がはじめてのお客さま

年金受給者でも安定した収入があれば申し込み可能です。

さらにアコムは、初めての借入れで不安を感じる人に向けたサービスが充実しています。24時間対応のフリーダイヤルや画面共有サポートなど、初心者にも使いやすい点が特徴です。

実際、アコムの新規契約者数は16万人超えと、ほかの大手消費者金融と比較しても多いのが特徴です(下表)。

アコム 166,969人
プロミス 154,599人
アイフル 140,726人

SMBCモビットは土日祝日でも即日融資可能

対象年齢 20~74歳
金利(実質年率) 年3.0%~18.0%
審査時間 最短15分
融資時間 最短15分
借入限度額 ~800万円
無利息期間 ×
※注釈
※ 収入が年金のみの人は申込みできません

SMBCモビットは、急ぎの資金が必要な場合に適しています。土日祝日も21:00まで営業しており、急な冠婚葬祭やイベントなどで役立ちます。Web申込み後に電話で急ぎの旨を伝えると、優先的に審査が進められます。

貸付対象の上限年齢は74歳ですが、収入が年金のみの人は申込みできないので注意しましょう。

ベルーナノーティスは80歳でも借りられる

対象年齢 20~80歳
金利(実質年率) 年4.5%~18.0%
審査時間 最短30分
融資時間 最短30分
借入限度額 1万~300万円
無利息期間 14日間(※)
※注釈
※ 初めて利用する人でWebで契約した場合

ベルーナノーティスは、最大80歳まで申し込めるのが最大の特徴です。幅広い年齢層に対応しているため、柔軟な審査が行われていると考えられます。

また、初めてカードローンを申し込む場合でも、オペレーターが丁寧に案内してくれる電話サポートも充実しているため、安心して利用できます。

低金利で借りたいなら銀行カードローン

低金利で借りたいなら銀行カードローンを利用しましょう。また、すでに口座を持っていると金利面での優位性がある場合もあります。

ここでは代表的な銀行カードローンを4つ紹介します。

銀行カードローンおすすめ4選

  セブン銀行カードローン 三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック) 三井住友銀行カードローン みずほ銀行カードローン
貸付対象者 契約時の年齢が満20歳以上満70歳未満、セブン銀行口座を持っている個人 年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人で、原則安定した収入がある方 申込時の年齢が満20歳以上満69歳以下で、原則安定した収入のある方(年金収入のみの方はご利用いただけません) 契約時の年齢が満20歳以上 満66歳未満の人で、 安定した収入がある方
審査 スピード 最短翌営業日 最短当日 最短当日 最短当日
融資 スピード 最短翌営業日 最短当日 最短当日(※)
借入限度額 300万円 500万円 800万円 800万円
金利
(実質年率)
年12.0%~15.0% 年1.4%~年14.6% 年1.5%~14.5% 年2.0%~14.0%
詳細 公式サイトはこちら 公式サイトはこちら 公式サイトはこちら 公式サイトはこちら
※注釈
※ 申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。

セブン銀行カードローンはスマホATM利用時の手数料が0円

対象年齢 20~69歳
金利(実質年率) 年12.0%~15.0%
審査時間 最短翌営業日
融資時間 最短翌営業日
借入限度額 300万円
無利息期間 ×
※注釈
※1 場合によってはあり
※2 口座未開設の人はキャッシュカードが自宅に届く

セブン銀行カードローンは、スマホATM利用時の手数料が0円です。スマホATMを手数料無料で利用できるカードローンは多くありません。セブン銀行であれば、複数回に分けて少額ずつ借りた場合でも無駄な出費を抑えられます。

さらにセブン銀行カードローンは、平日だけでなく休日に申し込んだ場合でも最短翌日に融資が可能です。土日祝日も審査が行われ、最短2日で審査が完了するため、急にお金が必要なときに便利です。

三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)は年金収入のみでも申し込める

対象年齢 20~65歳
金利(実質年率) 年1.4%~年14.6%
審査時間 最短即日
融資時間 最短即日
借入限度額 500万円
無利息期間 ×

三菱UFJ銀行が提供するカードローンの「バンクイック」は、年金収入のみの方でも申し込み可能です。

さらに、口座開設の有無にかかわらず最短当日に借入れできます。カードローン契約にあたって三菱UFJ銀行の普通預金口座開設は必須ではなく、Web申込みを利用することで、より迅速な手続きが可能になります。

審査通過後、三菱UFJ銀行のテレビ窓口に来店すれば、その日のうちにローンカードを受け取ることができ、すぐに借入れを開始できます。

三井住友銀行カードローンは住宅ローンを組んでいる人は年8.0%以下の金利

対象年齢 20~69歳
金利(実質年率) 年1.5%~14.5%
審査時間 最短当日(※1)
融資時間 最短当日(※1)
借入限度額 800万円
無利息期間 ×
※注釈
※1 申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。

三井住友銀行は、住宅ローンを組んでいる人は、年8.0%以下の金利で融資を受けられます。年8.0%以下の金利で借入れできるカードローンは多くないため、住宅ローンを利用している人は三井住友銀行カードローンを選びましょう。

また、口座未開設の人でも最短当日に借りられる点は魅力といえるでしょう。

貸付対象は満69歳以下で、原則安定した収入のある方となります。年金収入のみの場合は利用できないので注意しましょう。

※申込完了後の確認事項や本人確認書類の提出状況によって異なる場合があります

みずほ銀行カードローンは上限金利14.0%とほかの銀行より低め

対象年齢 20~66歳
金利(実質年率) 年2.0%~14.0%
審査時間 最短当日
融資時間 公式サイト参照
借入限度額 800万円
無利息期間 ×
※ご注意
※ みずほ銀行カードローンのご利用は計画的に

みずほ銀行カードローンは、上限金利が年14.0%とほかの銀行より年0.5%ほど金利が低く設定されています。

そのため、低金利なカードローンを利用したい高齢者におすすめです。

たとえば、上限金利で50万円を借りた場合、みずほ銀行カードローンは他行より1ヵ月で206円、1年で2,500円、5年で12,500円利息を抑えられます。

また、普通預金口座を開設済みの人であれば、最短当日にお金を借りられる点も、みずほ銀行カードローンの特徴と言えるでしょう。

一時的な融資なら信用金庫の年金受給者専用カードローン

信用金庫の年金受給者専用カードローンは、契約期間が設定されており、一時的な資金調達を目的とする人に向いています。

借入額は50万円程度が上限となっていることが多く、毎月一定額を返済用口座から自動引き落としする方式が一般的です。

地域ごとに提供する商品が異なり、契約期間が終了すると新たな融資は受けられなくなるので注意しましょう。

下記に年金受給者専用カードローンをまとめたので参考にしてください。

  シルバーきゃっする シニアきゃっする アクティブシニア しんきんシルバーキャッスル
対象年齢 60~69歳 60~69歳 60~75歳(完済時年齢満80歳以下) 60~69歳
金利(実質年率) 年14.6% 年14.6% 年6.7% 年1.45%
借入限度額 50万円 50万円 100万円 50万円
契約期間 3年間 3年間 最長10年間 3年間
詳細 公式サイトはこちら 公式サイトはこちら 公式サイトはこちら 公式サイトはこちら

JAバンクの組合員なら年金受給者向けローン

JAバンクの年金受給者向けローンは、JAの組合員として加入している人が対象です。

農業協同組合が運営しており、組合員からの出資で成り立っているため、農業従事者を含む高齢者に向けた貸付にも力を入れています。

そのため、年齢制限が幅広く、満60歳から満75歳までお金を借りることが可能です。

対象年齢 60~75歳
金利(実質年率) 年3.9%
契約期間 6ヵ月~10年間

年金受給者がお金を借りる以外の選択肢

年金受給だけでは生活費が不足しているという方は、お金を借りる以外の選択肢も検討してみましょう。

前年の年金収入金額とその他の所得の合計が基準額を下回る方、厚生労働省が定める最低生活費より現在の収入が下回る方は、ぜひ以下2つを参考にしてください。

年金生活者支援給付金制度で支給額を増やす

年金生活者支援給付金制度を活用することで、年金の支給額を増やすことが可能です。

所得が少ない年金生活者を対象としており、前年の年金収入金額とその他の所得の合計が778,900円以下の場合、老齢年金生活者支援給付金が支給されます。

また、収入が78万9,300円を超えて88万9,300円以下(昭和31年4月1日以前生まれの方の場合は78万7,700円を超えて88万7,700円以下)の場合は、補足的老齢年金生活者支援給付金が支給されます。

申請者は年金事務所から申請書類が送付され、住所や氏名を記入するだけで簡単に手続きが完了します。

事前に必要な書類もなく、手軽に生活費の補填ができるため、申請書が届いた人は忘れずに手続きを行うのがおすすめです。

生活に困窮した場合は生活保護を活用する

生活に困窮している場合は生活保護を活用しましょう。生活保護制度とは、生活に困っている人に対し健康で文化的な生活を支援するための制度です。地域の福祉事務所が相談や申請を受け付けています。

現在の収入と厚生労働省が定める最低生活費を比較し、最低生活費から収入を差し引いた金額が生活保護費として支給されます。

年金が支給されない、あるいは支給額が低い高齢者でも生活保護を利用することが可能です。

借入れではないので返済する必要がなく、経済的に自立するまで支給を受けられます。ただし、下記のような場合は生活保護を受けることができません。

  • 世帯で働ける者がいる場合
  • 預貯金や不動産など資産がある場合
  • 年金や手当など他の制度の給付を受けられる場合
  • 親族などから支援を受けられる場合

年金担保融資制度はすでに廃止されているので注意

独立行政法人福祉医療機構が運営していた年金担保融資制度は、年金の受給権を担保にお金を借りられる法律で認可された唯一の制度でしたが、令和4年3月末をもって申込受付を終了しています。

そのため、現在年金を担保にお金を借りようとする場合は、民間の金融機関が提供するサービスを利用する必要があります。

年金受給者でお金を借りたい場合は、リバースモーゲージ、生活福祉資金貸付制度、貯金担保自動貸付、質屋、カードローンなどを利用しましょう。

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