
年金受給者の方でお金のことでお困りではありませんか?
急な出費や生活費の不足でお金が必要になった時に、どこから借りれば良いのか、どんな制度があるのかを知っておくことは大切です。
本記事では、年金受給者向けのおすすめのカードローンや融資制度に加え、国の公的支援についても詳しく紹介します。年金受給者でも安心して借りられる方法を見つけて、お金の問題を解決しましょう。
年金受給者がお金を借りる方法5つ
年金受給者がお金を借りる方法は主に5つあります。それぞれ詳しく解説します。
年金受給者で今すぐお金を借りたい場合は消費者金融カードローンがおすすめ
年金受給者の方で、今すぐにお金が必要になった場合、消費者金融のカードローンがおすすめです。なぜなら、多くの消費者金融では、年金受給者の方も融資対象としており、安定した収入があれば申込みが可能だからです。
また、審査スピードが早く、即日融資に対応している場合もあるため、急な出費にもスムーズに対応できます。さらに、保証人や担保が不要であることも、年金受給者にとっては利用しやすい点と言えるでしょう。
ただし、一般的に金利が高めに設定されているため、借りる前にしっかりと返済計画を立て、無理のない範囲での借入を心がけることが重要です。
年金受給者が低金利でお金を借りたいなら銀行カードローンも選択肢の一つ
年金受給者が低金利でお金を借りたい場合、銀行カードローンは有力な選択肢の一つです。銀行カードローンは、消費者金融のカードローンと比べて金利が低く設定されていることが多く、返済時の負担を抑えることができるためです。
銀行カードローン | 消費者金融カードローン |
---|---|
1.5%~15.0% | 3.5%~18.0% |
また、銀行によっては、すでに口座を持っていると金利面で優遇金利を受けられるところもあります。さらに、大手銀行のカードローンは、信頼性や安心感という点でもメリットがあります。
ただし、銀行カードローンは審査が厳格な傾向があり、年金収入のみでは借入が難しいケースもあるので注意しましょう。
年金受給者専用ローンでお金を借りることもできる
年金受給者の方であれば、年金受給者専用のローンを利用してお金を借りることも可能です。信用金庫やJAバンクなどでは、年金受給者向けのローン商品を用意している場合があります。
これらのローンは、年金受給者を対象に設計されているため、金利や審査の面で有利な条件が設定されていることが多いでしょう。
また、年金受給者専用ローンは、一般的なローンよりも返済期間や返済方法が柔軟なところがあるため、ぜひ検討してみましょう。
リバースモーゲージなら自宅を担保にして年金受給者がお金を借りられる
リバースモーゲージとは、自宅や土地などの不動産を担保としてお金を借りる仕組みです。
この仕組みは主に50~65歳以上の高齢者を対象としており、利用者が亡くなった後に担保となっている不動産を売却して借入金を一括返済します。そのため年金受給者でも利用できます。
また、毎月の返済は利息のみとなっており、収入が減少した年金受給者でも負担を抑えながら返済を続けられる点がメリットです。手続き後も、自宅に住み続けられるため、新しい住居を探したり引っ越したりする必要もありません。
ただし同居している家族がいる場合は、将来的に自宅が売却される可能性について事前に説明しておいた方がよいでしょう。
Q 年齢に制限はありますか?
A 契約時のご年齢が50歳以上であれば何歳でもお借入いただけます。
ゆうちょ銀行の自動貸付けなら年金受給者でもお金を借りられる
貯金担保自動貸付とは、ゆうちょ銀行の貯金を担保に、郵便局でお金を借りられる仕組みです。ゆうちょ銀行に担保定額貯金または担保定期貯金を預けている方が対象です。
貯金担保自動貸付の最大の魅力は、貯金を解約せずに現金を手元に確保できる点です。定期貯金や定額貯金は中途解約が難しい場合や、一度解約すると金利条件が不利になるケースがあります。
しかし、自動貸付を利用すればこうしたデメリットを回避できます。
貯金担保自動貸付では、自分の貯金を担保として借り入れるため、返済が滞った場合でも残高から自動的に回収されます。
そのため、他の金融機関の融資のように審査を受ける必要がありません。年収や職業状況などを詳細に確認されることもなく、年金受給者でも利用できるのが特徴です。
年金受給者でも今すぐ借りられる消費者金融カードローンおすすめ5選
即日融資に対応している消費者金融を利用すれば、年金受給者でも今すぐお金を借りることができます。例えばプロミスなら最短3分(※1)で借入れ可能です。
さらに、消費者金融は年齢制限が他の金融機関よりも広く設定されており、65歳以上でも融資を受けられるケースが多いのが特徴です。
消費者金融カードローンおすすめ5選
会社名 | プロミス | アイフル | アコム | SMBCモビット | ベルーナノーティス |
---|---|---|---|---|---|
貸付対象者 | 18~74歳までの安定した収入のある人(収入が年金のみ方は不可) | 20~69歳の安定した収入がある人 | 20歳~72歳の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方 | 20~74歳の安定した収入がある人 | 20~80歳までの安定した収入のある人 |
審査スピード | 最短3分(※1) | 最短18分(※1) | 最短20分(※2) | 最短15分(※3) | 最短30分 |
融資スピード | 最短3分(※1) | 最短18分(※1) | 最短20分(※2) | 最短15分(※4) | 最短即日 |
無利息期間 | 初回借入れの翌日から30日間 | 初回契約日の翌日から30日間 | 初回借入れの翌日から30日(※5) | ✕ | 14日 |
金利 (実質年率) |
年4.5%~17.8% | 年3.0%~18.0% | 年3.0%~18.0% | 年3.0%~18.0% | 年7.3%~20.0% |
詳細 |
公式サイトはこちら
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公式サイトはこちら
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公式サイトはこちら
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※注釈
※2 お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※3 申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。
※4 申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※5 適用条件 アコムでのご契約がはじめてのお客さま
プロミスは74歳までの安定収入のある人が申込対象
プロミスであれば最短3分(※1)でお金を借りられます。そのため、急ぎでお金が必要な高齢者の方に最適です。
また申込みから書類の提出、契約や借入れまでアプリ1つで完結します。審査に通過したあとは、インターネット振込を選択すると、最短10秒で指定の口座にお金が振り込まれます。
プロミスの貸付対象は74歳までの安定した収入のある人です。ただし、収入が年金のみの方は対象外となるので注意しましょう。
対象年齢 | 18~74歳(※1) |
---|---|
金利(実質年率) | 年4.5%~17.8% |
審査時間 | 最短3分(※2) |
融資時間 | 最短3分(※2) |
借入限度額 | ~500万円 |
無利息期間 | 初回借入れ日の翌日から30日間 |
※注釈
※2 お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
アイフルは審査に柔軟に対応してくれる
アイフルは非常に柔軟な審査対応を行っている点が特徴です。なぜなら、アイフルグループは大手消費者金融の中でも唯一、銀行傘下ではなく独立系企業として運営しているためです。
たとえば、 Web申込み後に電話(0120-201-810)をかけてオペレーターに急いでいることを伝えると優先的に審査を進めてもらえます。混雑しやすい土日祝日に申し込んだ場合でも、最短18分で借入れが可能です。
対象年齢 | 20~69歳 |
---|---|
金利(実質年率) | 年3.0%~18.0% |
審査時間 | 最短18分(※) |
融資時間 | 最短18分(※) |
借入限度額 | ~800万円 |
無利息期間 | 初回契約日の翌日から30日間 |
※注釈
※ 審査結果によっては勤務先に電話連絡が入る可能性があります。
アコムは初めて利用する年金受給者にもおすすめ!
年金受給者でも安定した収入があれば申し込み可能です。
さらにアコムは、初めての借入れで不安を感じる人に向けたサービスが充実しています。24時間対応のフリーダイヤルや画面共有サポートなど、初心者にも使いやすい点が特徴です。
実際、アコムの新規契約者数は16万人超えと、ほかの大手消費者金融と比較しても多いのが特徴です(下表)。
アコム | 166,969人 |
---|---|
プロミス | 154,599人 |
アイフル | 140,726人 |
対象年齢 | 20歳~72歳 |
---|---|
金利(実質年率) | 年3.0%~18.0% |
審査時間 | 最短20分(※1) |
融資時間 | 最短20分(※1) |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
無利息期間 | 初回契約日の翌日から30日間(※2) |
※注釈
※2 適用条件 アコムでのご契約がはじめてのお客さま
SMBCモビットは上限年齢74歳!
SMBCモビットは、急ぎの資金が必要な場合に適しています。土日祝日も21:00まで営業しており、急な冠婚葬祭やイベントなどで役立ちます。Web申込み後に電話で急ぎの旨を伝えると、優先的に審査が進められます。
貸付対象の上限年齢は74歳ですが、収入が年金のみの人は申込みできないので注意しましょう。
対象年齢 | 20~74歳 |
---|---|
金利(実質年率) | 年3.0%~18.0% |
審査時間 | 最短15分 |
融資時間 | 最短15分 |
借入限度額 | ~800万円 |
無利息期間 | × |
※注釈
ベルーナノーティスは80歳でも借りられる
ベルーナノーティスは、最大80歳まで申し込めるのが最大の特徴です。幅広い年齢層に対応しているため、柔軟な審査が行われていると考えられます。
また、初めてカードローンを申し込む場合でも、オペレーターが丁寧に案内してくれる電話サポートも充実しているため、安心して利用できます。
対象年齢 | 20~80歳 |
---|---|
金利(実質年率) | 年4.5%~18.0% |
審査時間 | 最短30分 |
融資時間 | 最短30分 |
借入限度額 | 1万~300万円 |
無利息期間 | 14日間(※) |
※注釈
年金受給者が低金利でお金を借りられる銀行カードローンおすすめ4選
低金利で借りたいなら銀行カードローンを利用しましょう。また、すでに口座を持っていると金利面での優位性がある場合もあります。
ここでは代表的な銀行カードローンを4つ紹介します。
銀行カードローンおすすめ4選
セブン銀行 カードローン |
三菱UFJ銀行 カードローン (バンクイック) |
三井住友銀行 カードローン |
みずほ銀行 カードローン |
|
---|---|---|---|---|
貸付対象者 | 契約時の年齢が満20歳以上満70歳未満、セブン銀行口座を持っている個人 | 年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人で、原則安定した収入がある方 | 申込時の年齢が満20歳以上満69歳以下で、原則安定した収入のある方(年金収入のみの方はご利用いただけません) | 契約時の年齢が満20歳以上 満66歳未満の人で、 安定した収入がある方 |
審査 スピード |
最短翌営業日 | 最短当日 | 最短当日 | 最短当日 |
融資 スピード |
最短翌営業日 | 最短当日 | 最短当日(※) | ー |
借入限度額 | 300万円 | 500万円 | 800万円 | 800万円 |
金利 (実質年率) |
年12.0%~15.0% | 年1.4%~年14.6% | 年1.5%~14.5% | 年2.0%~14.0% |
詳細 |
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|
※注釈
セブン銀行カードローンはスマホATM利用時の手数料が0円
セブン銀行カードローンは、スマホATM利用時の手数料が0円です。スマホATMを手数料無料で利用できるカードローンは多くありません。セブン銀行であれば、複数回に分けて少額ずつ借りた場合でも無駄な出費を抑えられます。
さらにセブン銀行カードローンは、平日だけでなく休日に申し込んだ場合でも最短翌日に融資が可能です。土日祝日も審査が行われ、最短2日で審査が完了するため、急にお金が必要なときに便利です。
対象年齢 | 20~69歳 |
---|---|
金利(実質年率) | 年12.0%~15.0% |
審査時間 | 最短翌営業日 |
融資時間 | 最短翌営業日 |
借入限度額 | 300万円 |
無利息期間 | × |
※注釈
※2 口座未開設の人はキャッシュカードが自宅に届く
三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)は年金収入のみでも申し込める
三菱UFJ銀行が提供するカードローンの「バンクイック」は、年金収入のみの方でも申し込み可能です。
さらに、口座開設の有無にかかわらず最短当日に借入れできます。カードローン契約にあたって三菱UFJ銀行の普通預金口座開設は必須ではなく、Web申込みを利用することで、より迅速な手続きが可能になります。
審査通過後、三菱UFJ銀行のテレビ窓口に来店すれば、その日のうちにローンカードを受け取ることができ、すぐに借入れを開始できます。
対象年齢 | 20~65歳 |
---|---|
金利(実質年率) | 年1.4%~年14.6% |
審査時間 | 最短即日 |
融資時間 | 最短即日 |
借入限度額 | 500万円 |
無利息期間 | × |
三井住友銀行カードローンは住宅ローンを組んでいる人は年8.0%以下の金利
三井住友銀行は、住宅ローンを組んでいる人は、年8.0%以下の金利で融資を受けられます。年8.0%以下の金利で借入れできるカードローンは多くないため、住宅ローンを利用している人は三井住友銀行カードローンを選びましょう。
また、口座未開設の人でも最短当日に借りられる点は魅力といえるでしょう。
貸付対象は満69歳以下で、原則安定した収入のある方となります。年金収入のみの場合は利用できないので注意しましょう。
※注釈
対象年齢 | 20~69歳 |
---|---|
金利(実質年率) | 年1.5%~14.5% |
審査時間 | 最短当日(※1) |
融資時間 | 最短当日(※1) |
借入限度額 | 800万円 |
無利息期間 | × |
※注釈
みずほ銀行カードローンは上限金利14.0%とほかの銀行より低め
みずほ銀行カードローンは、上限金利が年14.0%とほかの銀行より年0.5%ほど金利が低く設定されています。
そのため、低金利なカードローンを利用したい高齢者におすすめです。
たとえば、上限金利で50万円を借りた場合、みずほ銀行カードローンは他行より1ヵ月で206円、1年で2,500円、5年で12,500円利息を抑えられます。
また、普通預金口座を開設済みの人であれば、最短当日にお金を借りられる点も、みずほ銀行カードローンの特徴と言えるでしょう。
対象年齢 | 20~66歳 |
---|---|
金利(実質年率) | 年2.0%~14.0% |
審査時間 | 最短当日 |
融資時間 | 公式サイト参照 |
借入限度額 | 800万円 |
無利息期間 | × |
※ご注意
信用金庫とJAバンクの年金受給者向けおすすめローン
年金受給者の方にとって頼りになるのが信用金庫やJAバンクの年金受給者向けローンでしょう。ここでは、これらの金融機関が提供する年金受給者向けローンの特徴について解説します。
一時的な融資なら信用金庫の年金受給者専用カードローン
信用金庫の年金受給者専用カードローンは、契約期間が設定されており、一時的な資金調達を目的とする人に向いています。
借入額は50万円程度が上限となっていることが多く、毎月一定額を返済用口座から自動引き落としする方式が一般的です。
地域ごとに提供する商品が異なり、契約期間が終了すると新たな融資は受けられなくなるので注意しましょう。
下記に年金受給者専用カードローンをまとめたので参考にしてください。
シルバーきゃっする | シニアきゃっする | アクティブシニア | しんきん シルバーキャッスル |
|
---|---|---|---|---|
対象年齢 | 60~69歳 | 60~69歳 | 60~75歳(完済時年齢満80歳以下) | 60~69歳 |
金利 (実質年率) |
年14.6% | 年14.6% | 年6.7% | 年1.45% |
借入限度額 | 50万円 | 50万円 | 100万円 | 50万円 |
契約期間 | 3年間 | 3年間 | 最長10年間 | 3年間 |
詳細 |
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JAバンクの組合員なら年金受給者向けローン
JAバンクの年金受給者向けローン「JAシニアサポート」は、JAの組合員として加入している人が対象です。
農業協同組合が運営しており、組合員からの出資で成り立っているため、農業従事者を含む高齢者に向けた貸付にも力を入れています。
そのため、年齢制限が幅広く、満60歳から満75歳までお金を借りることが可能です。
対象年齢 | 60~75歳 |
---|---|
金利(実質年率) | 年3.9% |
契約期間 | 6ヵ月~10年間 |
年金担保融資制度はすでに廃止されているので注意
独立行政法人福祉医療機構が運営していた年金担保融資制度は、年金の受給権を担保にお金を借りられる法律で認可された唯一の制度でしたが、令和4年3月末をもって申込受付を終了しています。
そのため、現在年金を担保にお金を借りようとする場合は、民間の金融機関が提供するサービスを利用する必要があります。
年金担保融資制度の審査基準や金利
年金担保融資制度の貸付対象及び審査基準は、年金証書を持っている年金受給中の人でした。また、生活保護を受けているか、年金支給が全額停止処分されていないか、などの要件を満たす必要がありました。
種類も障害保険や遺族年金、老齢年金など種類は多岐に渡り、貸付金額は最大250万円、金利は2.8%と低いことが特徴でした。
しかし、現在は廃止されているため、年金受給者でお金を借りたい場合は、消費者金融、銀行、信用金庫、リバースモーゲージ、貯金担保自動貸付などを利用しましょう。
年金受給者が生活に困ったときは公的融資制度でお金を借りる
年金受給者が生活に困ったときは、国や自治体の公的融資制度からお金を借りることを検証しましょう。具体的に、以下3つの公的制度を紹介します。
自治体の生活福祉資金貸付制度を活用する
生活福祉資金貸付制度とは、65歳以上の高齢者や低所得者を対象に融資する制度です。通常、この制度の窓口は各都道府県や市区町村の社会福祉協議会ですが、ハローワークでも相談を受け付けています。
生活福祉資金貸付制度は、低所得者や高齢者、障害者の生活を支援することを目的としています。そのため、低金利でお金を借りられることが大きな特徴です。連帯保証人をつけると無利子、つけない場合でも年1.5%の低利率で融資を受けられるため、比較的返済負担が少ないと言えるでしょう。
この制度には「総合支援資金」「福祉資金」「教育支援資金」「不動産担保型生活資金」の4種類がありますが、障害年金や老齢年金などの公的給付をすでに受けている人は「総合支援資金」を利用できない点に注意が必要です。
給付金や年金を受け取っている場合、制度の審査に通らないため、申し込み前に確認することをおすすめします。
年金受給者が利用可能な資金制度
資金の種類 | 年金受給者の利用 | 担保の有無 | 資金の使用用途 |
---|---|---|---|
総合支援資金 | × | × | 生活再建までの間に必要な生活費用 |
福祉資金 | ◯ | × | 介護サービスや福祉用具の購入など |
教育支援資金 | ◯ | × | 高等学校、大学などに修学するための経費 |
不動産担保型 生活資金 |
◯ | ◯ | 生活費用など |
年金生活者支援給付金制度で支給額を増やす
年金生活者支援給付金制度を活用することで、年金の支給額を増やすことが可能です。
所得が少ない年金生活者を対象としており、前年の年金収入金額とその他の所得の合計が778,900円以下の場合、老齢年金生活者支援給付金が支給されます。
また、収入が78万9,300円を超えて88万9,300円以下(昭和31年4月1日以前生まれの方の場合は78万7,700円を超えて88万7,700円以下)の場合は、補足的老齢年金生活者支援給付金が支給されます。
申請者は年金事務所から申請書類が送付され、住所や氏名を記入するだけで簡単に手続きが完了します。
事前に必要な書類もなく、手軽に生活費の補填ができるため、申請書が届いた人は忘れずに手続きを行うのがおすすめです。
生活に困窮した場合は生活保護を活用する
生活に困窮している場合は生活保護を活用しましょう。生活保護制度とは、生活に困っている人に対し健康で文化的な生活を支援するための制度です。地域の福祉事務所が相談や申請を受け付けています。
現在の収入と厚生労働省が定める最低生活費を比較し、最低生活費から収入を差し引いた金額が生活保護費として支給されます。
年金が支給されない、あるいは支給額が低い高齢者でも生活保護を利用することが可能です。
借入れではないので返済する必要がなく、経済的に自立するまで支給を受けられます。ただし、下記のような場合は生活保護を受けることができません。
- 世帯で働ける者がいる場合
- 預貯金や不動産など資産がある場合
- 年金や手当など他の制度の給付を受けられる場合
- 親族などから支援を受けられる場合
年金受給者がお金を借りる際によくある質問(Q&A)
年金受給者が信用金庫やカードローン等でお金を借りる際によくある質問を、下記にまとめました。