
米国株のオプション取引に挑戦したいと考えているものの「難しそう」「どの証券会社が良いかわからない」と悩んでいる方にはウィブル証券がおすすめです。
ウィブル証券は、米国株投資に強みを持つネット証券として近年注目を集めていますが、実は「米国株オプション取引」においても、日本の他の証券会社とは一線を画す独自の強みがあります。
この記事ではウィブル証券のオプション取引の特徴や魅力をわかりやすく解説します。実際にオプション取引を始めるまでの流れも紹介しますので、オプション取引に興味を持っている方はぜひ参考にしてください。
ウィブル証券とは?

■ウィブル証券の基本情報
運営会社 | ウィブル証券株式会社 |
---|---|
設立年 | 1948年3月 |
本社所在地 | 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 9階 |
資本金 | 9億3,848万円 |
ユーザー数 | 約2,400万人(※) |
ライセンス | 第一種金融商品取引業、第二種金融商品取引業(登録番号:関東財務局長(金商)第48号) |
取扱商品 | 米国株・日本株・米国株オプション |
自己資本規制比率 | 586.07% |
(2025年6月12日時点)
ウィブル証券は、全世界でアプリダウンロード数が4,000万件を突破しているスマホ証券です。2021年にマディソン証券株式会社(旧:山源証券株式会社)を買収し、日本での営業をスタートしました。
米国株・ETF投資に強みがあり、業界最多の約7,000銘柄を取引できます。米国株は最低5ドル(0.00001株)から取引でき、人気の銘柄は24時間取引可能です。
国内株については東京証券取引所に上場する約4,000銘柄を取引できます。
そもそもオプション取引とは?
オプション取引とは、ある商品(原資産)を将来の特定の日に(満期日)、決められた価格で(権利行使価格)、買う権利(コール・オプション)または売る権利(プット・オプション)を売買する取引です。
オプションの買い手は権利を買うために「プレミアム」と呼ばれるオプション料を支払います。
オプション取引の具体例
例えばある米国株が1株=100ドルの時に、権利行使価格が1株=120ドル、満期日が1ヶ月後のコール・オプションを5ドルで買ったとします。1ヶ月後に1株=110ドルとなった場合、権利行使価格の120ドルで買うメリットはないため、買い手は権利を放棄します。この場合、オプション料である5ドルの損失になります。
一方、1株=130ドルまで上昇した場合は、権利を行使して市場価格で売却することにより10ドル(130ドル-120ドル)の値上がり益を得られます。オプション料を考慮したとしても5ドルの利益が出る計算です。
オプション取引のメリット・デメリット
買い手になった場合、リスクを限定できる点がオプション取引の主なメリットです。
コール・オプションとプット・オプションのそれぞれに「買い手」と「売り手」が存在するため、以下のように4つの立場があります。
■オプション取引の仕組み
コール・オプション | プット・オプション | |
---|---|---|
買い手 | 買う権利を保有する(原資産を買うかどうかを選べる) | 売る権利を保有する(売るかどうかを選べる) |
売り手 | 買う権利を付与する(権利が行使された場合は、売る義務がある) | 売る権利を付与する(権利が行使された場合は、買う義務がある) |
オプション取引の「買い手」になった場合、最初に支払ったオプション料(プレミアム)さえ諦めれば、相場が自分にとって不利な状況になった時に権利を行使する必要はありません。つまり、どれだけ予想が外れても、損失は最初に支払ったオプション料に限定されます。
また、相場の状況に応じて、さまざまな戦略を取れるのもオプション取引の大きなメリットです。例えば相場の上昇を予測するなら「コール・オプションの買い」、下落を予測するなら「プット・オプションの売り」でポジションを保有することで、リスクを抑えつつ利益を狙えます。
一方「売り手」側になると、損失が青天井になるリスクがある点はオプション取引のデメリットです。
売り手はプレミアムを収益として得る代わりに、買い手の権利行使に応じる「義務」を負います。例えばコール・オプションの売り手になった場合、権利行使価格が市場価格を大きく下回っている場合でも、買い手に原資産を売らなければなりません。この場合、市場価格が高くなるほど損失が際限なく膨らんでいくリスクがあります。
そのため、投資初心者はまず「買い」から取引を始め、仕組みを理解するまで「売り」のポジションは持たないようにしたほうが良いでしょう。
ウィブル証券の米国株オプション取引の特徴
■ウィブル証券の米国株オプション取引
原資産 | 米国個別株・米国株価指数 |
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取扱銘柄数 | 約4,300銘柄 |
取引時間 | ・夏時間:午後10時30分~翌5時・冬時間:午後11時30分~翌6時 |
注文方法 | 成行注文、指値注文、逆指値注文、IFD+OCO注文、OCO注文(決済) |
取引手数料 | 1枚当たり0.6米ドル(1注文当たり最低2.18米ドル) |
取引ツール | スマホアプリ |
ウィブル証券の米国株オプション取引では、業界最多クラスの4,300銘柄を取引できます。米国株式市場の立会時間にあたる日本時間の夜間に取引できるため、日中忙しい人も取り組みやすいでしょう。
なお、オプション取引には、権利行使できるタイミングによって「アメリカンタイプ」と「ヨーロピアンタイプ」の2種類があります。
- アメリカンタイプ:取引開始日から満期日までの間であればいつでも権利行使できる
- ヨーロピアンタイプ:満期日のみ権利行使できる
ウィブル証券が取り扱う米国株オプションは、アメリカンタイプなので、相場状況に合わせた柔軟な対応が可能です。
ウィブル証券の米国株オプション取引5つの魅力
数ある証券会社の中で、ウィブル証券の米国株オプションが投資家から選ばれている理由を解説します。
業界最多クラスの4,300銘柄が取引できる
ウィブル証券は、米国株オプションの取扱銘柄数が4,300以上と豊富で、幅広い銘柄を取引できます。主要ネット証券では米国株オプション自体を取り扱っていないケースが多い中、この銘柄数は圧倒的です。
■米国株オプション取引の取扱状況の比較
米国株オプション取引の取扱状況 | |
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ウィブル証券 | ◯ |
SBI証券 | × |
楽天証券 | × |
マネックス証券 | × |
グーグルやテスラといった有名企業の株式を原資産とするオプションや、株価指数を原資産とするオプションにも投資可能で、「投資したい銘柄がない」と困ることは少ないでしょう。
取引手数料が安い

ウィブル証券は、オプション取引の手数料が1契約あたり0.6米ドル(最低2.18米ドル/注文)と業界最低水準です。
オプション取引では、戦略によって短期間で取引を重ねるケースもあります。手数料をなるべく抑えることで、収益の最大化が期待できます。
取引ツールの使い勝手が良い
ウィブル証券の取引ツールは、オプション取引に必要な機能が詰まった高機能ツールでありながら、直感的で使いやすいと評判です。

権利行使価格や満期日ごとのオプション価格などを一覧で確認できる「オプションチェーン」や、オプションの損益を視覚的にシミュレーションできる「オプション損益グラフ」など、分析に役立つ機能が充実しています。
さらに、リアルタイムの相場データと仮想資金を使って取引を体験できる「デモ取引」も利用可能です。リスクなしでツールの使い方や発注方法、値動きに慣れることができるので、初心者でも安心してオプション取引を始められます。
リアルタイムデータが無料
リアルタイムデータは有料提供の証券会社もありますが、ウィブル証券では口座開設後に30日間無料で利用できます(通常は780円/月)。さらに、無料期間終了後もオプション取引を行えば継続して無料で利用可能です。
わずかな判断の遅れが大きな損失につながる可能性もあるオプション取引において、常に最新の価格で判断できる環境が無料で手に入るのは、大きなメリットと言えるでしょう。
Moneybullを活用できる

ウィブル証券で口座開設すると、オプション取引だけでなく、「Moneybull(マネーブル)」を活用した資産運用もできます。
Moneybullは、ウィブル証券の総合口座にある米ドルが自動で運用されるサービスです。格付けの高い短期の国債や社債などを中心とした、安全性の高い「外貨建てMMF」で運用されるため、リスクを抑えつつ銀行の定期預金よりも高い利回りが期待できます。月間平均年換算利回りは、2025年4月時点で3.84%と高い水準です。
またMoneybullの資金で米国株や米国ETFを購入でき、それらの売却代金や配当金も自動でMoneybullに充当されます。
例えば、以下のように活用すると、オプション口座で運用していない待機資金を効率よく運用できるでしょう。
- 総合口座に日本円を入金して米ドルに両替する
- 毎月分配金のあるETFを購入する
- 毎月の分配金がmoneybullに入り、自動で運用される
なお、ウィブル証券はETFの取扱いも豊富です。YieldMAXのカバードコールETFのように、他社では取扱いが少なく、毎月・毎週分配金の獲得に期待できるETFも取引できます。
カバードコールETFとは? 株式などの原資産の保有とコールオプションの売りを同時に行う「カバードコール戦略」を採用しているETFです。プレミアムによる収益や株価下落によるリスクの軽減を狙えるメリットがあります。 |
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ウィブル証券のオプション取引にかかる税金
米国株オプション取引で利益が出た場合、基本的に確定申告が必要です。
一般的に、米国株オプション取引の利益は雑所得に区分され、一律20.315%(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)が課税されます。
ウィブル証券のオプション取引は、一般口座での取引となり、NISA口座や特定口座の対象外です。そのため、証券会社が年間の損益を計算してくれる「年間取引報告書」は発行されません。自身で1月1日から12月31日までの1年間の売買損益を計算し、申告する必要があります。
ただし、給与所得者(年収2,000万円以下)で、オプション取引を含む雑所得の合計が年間20万円以下の場合は、原則として確定申告は不要です。
個別の税務に関する詳細は、所轄の税務署または税理士にご確認ください。
ウィブル証券の米国株オプション取引のやり方
ウィブル証券なら口座開設から注文まで、すべてスマホアプリで完結します。
口座開設
ウィブル証券の口座開設手順は以下の通りです。
1.スマホアプリをダウンロードしてアカウントを登録する

アプリをダウンロードしたら「新規登録」から携帯電話番号を登録します。SMSで届いた認証コードを入力し、パスワードを設定すればアカウント登録は完了です。
アカウント登録が完了したら、アプリのトップ画面から電話番号とパスワードを入力してログインします。
2.口座開設ボタンから手続きを進める

ログイン後、口座開設ボタンをタップし、書面の確認や個人情報の入力に進みます。

氏名、電話番号、職業、勤務先情報、投資経験、金融資産情報など必要事項を入力しましょう。

納税方法(源泉徴収のあり・なし)の選択と米国株オプション取引口座の同時開設をします。
3.本人確認書類を提出する

運転免許証またはマイナンバーカードをスマホのカメラで撮影し、アップロードします。
アップロードが完了したら、口座開設申請は完了です。

米国株オプション口座を開設する場合は、続けて手続きを進めましょう。
4.取引パスワードの設定

口座開設完了の通知が届いたら、取引パスワードを設定します。オンラインでの手続きなら、署名・捺印・書類の郵送は不要で、最短即日で口座開設が完了します。
注文方法
米国株オプションの注文方法は以下の通りです。
1.取引したい銘柄の詳細ページでオプションボタンをタップする

取引したい銘柄を選び、下部の「オプション」ボタンをタップしましょう。
2.取引したいオプションを選択する

プレミアム価格やチャート、損益シミュレーションなどを確認し、取引したいオプション(権利行使価格や満期日で選ぶ)のプレミアム価格をタップします。
3.注文内容を入力する

注文方法やプレミアム価格、枚数や注文の有効期間を選択します。
4.買付をタップする

「買付」をタップして、注文内容を確認すれば注文完了です。
ウィブル証券のオプション取引に関するまとめ
ウィブル証券の米国株オプション取引は、業界最多クラスの4,300以上の銘柄数を誇り、自由度の高い取引ができます。手数料も最安水準であり、待機資金をMoneybullで効率よく運用できる点や、口座開設から発注まで全てスマホアプリで完結する手軽さも魅力です。
初心者向けにリスクなしで始められるデモトレードも用意されているので、この機会に口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。
ウィブル証券の米国株オプション取引は、業界最多クラスの4,300以上の銘柄数を誇り、自由度の高い取引ができます。手数料も最安水準であり、待機資金をMoneybullで効率よく運用できる点や、口座開設から発注まで全てスマホアプリで完結する手軽さも魅力です。
初心者向けにリスクなしで始められるデモトレードも用意されているので、この機会に口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。
\申し込み手続きは最短5分で完了/