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さまざまな投資にチャレンジしてきた人たちから注目を集めている、「暗号資産(仮想通貨)」。しかし、経験の浅い人にとっては少し難易度が高いと感じられるようです。

暗号資産は種類がたくさんあり、安全性が担保されていないものも多いため、どれを選んだらいいのか迷ってしまうかもしれません。そこで本記事では、これから注目したい暗号資産の一つ「チリーズ」を紹介します。チリーズの特徴と今後の見通しについて確認していきましょう。

  1. チリーズとは?
    1. ファントークンについて
    2. Socios.comについて
  2. チリーズの特徴
    1. クラブチームのファントークンと取引できる
    2. トークンハントによってファントークンやチリーズを無料で獲得できる
    3. Socios.comを通じてさまざまなイベントに参加できる
  3. 「チリーズ」や「Socios.com」と連携しているクラブチーム
    1. サッカー
    2. eスポーツ
    3. 格闘技
    4. バスケットボール
  4. チリーズの価格推移
  5. チリーズの今後の見通し
  6. チリーズを購入できる取引所
    1. Chiliz Exchangeについて
  7. チリーズの購入方法
  8. 日本には未上場のチリーズ。今後の展開に期待!

チリーズとは?

暗号資産(仮想通貨)のチリーズ(CHZ)は、価値の拡大が非常に期待されていることで注目を集めています。まずは、概要を確認してみましょう。

ファントークンについて

チリーズは暗号資産ですが、「ファントークン」という形で提供されます。ファントークンとは、スポーツチームなどが発行するトークン(デジタルマネー)です。ファントークンが発行される理由は、主に以下の2つ。

・チームの運営資金にするため
・ファンとチームのつながりを強めるため

ファントークンは他の暗号資産とは異なり、用途が比較的限定されています。応援するスポーツチームのための暗号資産とイメージすると分かりやすいかもしれません。では、ファントークンを手に入れるにはどうすればよいでしょうか。

Socios.comについて

スポーツチームは、チリーズが展開する「Socios.com」というアプリを通じてファントークンを販売しています。チリーズが持つブロックチェーン技術を使い、スポーツチームなどがファントークンの発行から販売までを行うのです。購入は、暗号資産チリーズをファントークンに交換する形を取ります。なおファントークンが売れるとスポーツチームに代金が入り、チームの運営資金になる仕組みです。

反対にファントークンを購入したファンは、スポーツチームのイベント参加やグッズの購入権、チームが行う投票企画などへの参加権を得ることができます。「お金を払ってファンサービスを得る」という点は「ファンクラブ」と似ているように感じるかもしれません。しかし年会費を払い続けるファンクラブとは異なり、ファントークンは一度購入すると特にお金を支払う必要がないのが特徴です。

また購入したファントークンは、Socios.comを通じて売却し代金を受け取ることもできます。

チリーズの特徴

チリーズの特徴をさらに詳しく見てみましょう。

クラブチームのファントークンと取引できる

ファントークンは、チリーズを手に入れてはじめて購入できます。購入は前出の「Socios.com」アプリ内のMarketplaceや、チリーズブロックチェーンの運用を許可されたファントークン取引サービスプロバイダ上で取引することになります。

トークンハントによってファントークンやチリーズを無料で獲得できる

Socios.comアプリ内の「トークンハント」機能を使うと、ファントークンやチリーズを無料で取得できるチャンスがあります。トークンハントは、位置情報システムを利用したサービスです。スタジアムや市街部など数百万を超える「出現ポイント」にトークンが配置されています。ユーザーは、出現ポイントでSocios.comアプリを起動し、トークンやチリーズを獲得する仕組みです。

トークンハントには、以下の2つのプレイ方法があるため、確認しておきましょう。

・デイリーグローバルハント
毎日Socios.comにログインし、「デイリーグローバルハント」をクリックすると、獲得可能なチリーズとファントークンが出現します。獲得したチリーズやファントークンはウォレットに蓄積されていきます。

・ローカルクエスト
地域限定イベントです。特定のエリアに大量のチリーズやファントークンが出現するので、その場所に赴くと獲得することができます。出現ポイントは、アプリ上のマップで確認できるため、ぜひ大量獲得を目指してください。

このようにSocios.comでは、遊び感覚でチリーズやファントークンを貯めることも可能です。楽しみながら貯めてみてはいかがでしょうか。

Socios.comを通じてさまざまなイベントに参加できる

Socios.comアプリには、トークンハントだけではなく、さまざまな楽しみ方があります。例えばクラブチームの公式グッズやVIPチケットを購入した際のキャッシュバック、クイズイベント、ファントークン保有者だけのための投票イベントなどです。投票イベントは、チームの公式ホーム&アウェーユニフォームデザインを決めるものなど、ファンならばぜひ参加したいものとなっています。

さらに一定数以上のファントークン保有者だけを対象に、観戦チケットが当たるランダム抽選もあり楽しみは広がる一方です。

「チリーズ」や「Socios.com」と連携しているクラブチーム

チリーズや「Socios.com」と連携しているクラブチームについても確認してみましょう。自分が応援しているチームはあるでしょうか。

サッカー

サッカーでは、以下のようなチームと連携をしています。サッカーファンでなくとも聞いたことがある有名クラブチームばかりではないでしょうか。

・FCバルセロナ
・ユベントス
・パリ・サンジェルマン
・アトレティコ・マドリード
・ガラタサライ
・ASローマ など

またクラブチームだけではなく「サッカーアルゼンチン代表」「サッカーポルトガル代表」とも提携しています。

eスポーツ

話題のeスポーツのチームとも提携しています。

・オージー
・ナトゥス・ヴィンセレ
・チーム・アライアンス など

eスポーツは、今後ますます人気が高まってくることが期待されています。今後の提携にも注目です。

格闘技

格闘技団体とも提携をしています。

・UFC
・PFL

バスケットボール

世界中で人気の米国バスケットボールリーグ「NBA」のチームとも提携をしています。

・フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
・ボストン・セルティックス
・ヒューストン・ロケッツ
・ワシントン・ウィザーズ など

チリーズの価格推移

チリーズは、2021年3月に価格の高騰がありました。2021年1月には、サッカーチームの「ACミラン」との提携、同年3月は米国で新オフィス設立の発表があった時期です。そこからは、上下しながら推移しています。今までも有名なクラブチームとの提携で市場をにぎわせてきましたが、今後さらに有名チームとの提携が発表されるようなことがあれば高騰が期待できるでしょう。

チリーズの今後の見通し

チリーズは、今までも多くの有名クラブチームとの提携を行ってきました。2021年10月現在は、未発表のものも含めて100のスポーツクラブチームのトークン化を行っているそうです。また今後は、芸能や音楽などのエンターテイメント業界、メディア、リテール、ブランドなどのトークン化も目指していることを発表しています。

これらの目標が実現できればチリーズの取扱市場も増えて流通の増加や価格の上昇も期待できるのではないでしょうか。

チリーズを購入できる取引所

上述した通りチリーズは、日本の暗号資産取引所に上場していないため、海外の暗号資産取引所で購入しないといけません。購入できる主な取引所は以下の通りです。

・Chiliz Exchange
・バイナンス
・ビットフィネックス
・クーコイン など

Chiliz Exchangeについて

Chiliz Exchange(チリーズエクスチェンジ)とは、暗号資産チリーズを主に取り引きする取引所です。マルタを本拠地としています。

海外の暗号資産取引所というと不安に感じる人も多いかもしれません。しかしChiliz Exchangeには、以下のような特徴があるため、日本からでも比較的安心して取引できます。

・日本語に対応している
・大手取引所「Binance」「OKEx」から出資を受けている

チリーズの購入方法

日本国内からチリーズを購入したい場合は、日本の取引所でビットコインを購入し、海外にあるChiliz Exchangeなどの取引所に送って購入する方法が取られます。

またファントークンを購入するために限り、Socios.comアプリ内でクレジットカードを使っても購入できます。上記のように他の暗号資産をチリーズに交換する方法もありますが、現在暗号資産を保有していない人にはかなりの手間になるでしょう。はじめての暗号資産でチリーズを購入したい人は、クレジットカードを使って購入するほうが簡単といえそうです。

日本には未上場のチリーズ。今後の展開に期待!

購入することでスポーツチームなどのクラブチームを応援できる「ファントークン」。クラブチームの助けになるだけでなく、購入者もイベントの参加権や投票権などを得られます。双方にとってお得といえますね。2021年現在は、海外の有名クラブチームがファントークンを取り入れていますが、今後さらに拡大が見込まれています。

ただファントークンを購入できるチリーズは、日本国内の暗号資産市場には上場していませんので、購入に少々手間がかかる点はデメリットです。今後、チリーズの日本市場への上場やファントークンのさらなる拡大を期待しましょう。