Visaカードを利用していて、カードの利用方法や手続きなどを問い合わせしたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、これまで特に問い合わせをする用事がなかった方にとっては、Visaカードの問い合わせ先を意識することはないでしょう。
この記事では、Visaカードの紛失や盗難など、緊急時に慌ててしまわないように、Visaカードの問い合わせ先を一覧で紹介します。
三井住友Visaカードの問い合わせ方法は3つ
Visaカードの問い合わせ先は、クレジットカードの発行会社によって異なります。
この記事では、日本国内におけるVisaのプロパーカードともいえる、三井住友Visaカードの問い合わせ方法を例に解説していきます。
三井住友Visaカードの問い合わせ方法は、主に次の3つに分けられます。手話や筆談での問合せも可能です。
ここでは、それぞれの問い合わせ方法の特徴を詳しく解説します。
電話問い合わせ
電話問い合わせの場合、問い合わせの内容によって自動音声、またはオペレーターによる対応を受けられます。
オペレーターによる対応は原則10時から17時までとなっていますが、24時間365日対応で自動音声での電話問い合わせが可能です。
また、2022年11月より、三井住友カードでは自動折り返し電話予約の受付を開始しています。コールセンターが混み合っている場合などに、希望する日時に折り返し電話を予約できるサービスで、問い合わせに繋がらずに時間をムダにしてしまうケースを少なくできます。
自動回答サービス「こころ」さん
三井住友カードのサイトや会員専用アプリ「Vpass」では、自動回答サービス「こころ」さんが、チャットでVisaカードに関する疑問や質問に答えてくれます。
こころさんは、AIによる24時間対応のチャットサービスです。知りたい質問を選択、もしくは簡単な単語で質問を入力することで問い合わせできます。電話問い合わせをするほどでもない場合や、電話問い合わせをする前に一度調べてみたい場合に手軽に利用できます。
また、チャットのリンクからそのまま各種手続きをおこなうこともできますので、まずはこころさんに質問をしてみるのもいいでしょう。
こころさんはAIですが、見た目や性格などが設定されており、自分だけのアシスタントに質問に答えてもらう感覚で利用できます。
メール問い合わせ
問い合わせの回答を急がない場合、メールによる問い合わせも可能です。
メールでの問い合わせでは、入力フォームから問い合わせのカテゴリーを選択のうえ、質問内容やメールアドレスを入力します。送信後、入力したメールアドレス宛てに問い合わせの回答が返信されます。
ただし、メールでの回答には時間がかかるため、問い合わせの回答を急ぐ場合は電話問い合わせやチャットの利用がおすすめです。
また、メールでの問い合わせでは、本人確認が必要な問い合わせを受け付けることができません。そのため、次のような問い合わせは対象外となっています。
- カードの発行状況の確認や取り消し、変更
- カード、利用代金明細書の再発行
- カード、利用代金明細書の発送に関する問い合わせ
- 申し込み後のキャンペーンやポイントに関する問い合わせや照会
- 支払い日に引き落としができなかった場合の照会
本人確認を必要とする問い合わせの場合、会員サイト「Vpass」にログインして問い合わせをおこないましょう。
手話・筆談サービスも利用可能
三井住友カード手話・筆談サービスでは、耳や言葉が不自由な方が、ビデオ通話により手話、もしくは筆談で問い合わせが可能です。
手話・筆談サービスを利用する際には、三井住友カード公式ページの「手話・筆談サービスのご利用はこちら」のバナーをクリックし、「手話・筆談」を選択しビデオ通話を開始します。手話・筆談サービスは無料ですので、気軽に利用できます。
手話・筆談サービスの利用時間は問い合わせ内容によって異なります。
手話・筆談サービスの利用時間
問い合わせ内容 | 利用時間 |
---|---|
お問い合わせ 全般 |
10:00~17:00 (12/30~1/3を除く年中無休) |
カード紛失・ 盗難受付 |
9:00~20:00 (年中無休) |
また、手話・筆談サービスは、「電話リレーサービス」での利用も可能です。
悩みごとの問い合わせ先を一覧で紹介
三井住友Visaカードの問い合わせ先は、問い合わせの内容によって窓口が異なります。
問い合わせ内容によっては、電話問い合わせのみ、オンラインでの受付のみで対応しているケースがありますので、自分の悩みに対応した窓口を検索しなければなりません。
ここでは、問い合わせの際に迷わないために、よくある問い合わせのカテゴリーから、問い合わせ先を一覧で紹介します。
カードの紛失・盗難などの緊急時
Visaカードの紛失や盗難などの緊急時には、オンライン、もしくは電話での手続きが可能です。
オンラインでVisaカードを無効化すると、即時カードを無効化し、1週間から2週間で新しいカードが届けられます。また、カードの紛失場所に心当たりがあり、カードの回収が可能な場合、一時的にカードの利用を停止することも可能です。
電話でカードを無効化することもできますが、電話での手続きの場合、再発行手数料1,100円(税込)が発生しますので、特に理由がない場合はオンラインでの手続きをおすすめします。
各種登録内容の変更手続き
会員情報などの各種登録内容の変更手続きは、変更したい登録内容によって窓口が異なります。
オンラインでの登録内容の変更手続きでは、Vpassへのログインおよび、電話認証による本人確認が必要です。
リボ払いの設定や残高照会
リボ払いの設定内容や残高はオンラインで照会できます。
リンク先にアクセスし、Vpassにログインすると、リボ払い設定内容を確認できます。
- リボ払いご利用枠
- リボ払いご利用残高
- ご返済可能額
- 手数料率(実質年率)
- ご利用方法
- お支払いコース
また、リボ払いの設定金額の変更は、オンラインでの手続き、または自動音声での電話問い合わせで手続きが可能です。
キャッシングの設定や残高照会
キャッシングに関する問い合わせは、オンライン、または自動音声の電話問い合わせで手続きが可能です。
電話での問い合わせの場合、自動音声サービス「スマートダイヤル24」で手続きできます。
- 0120-863724
スマートダイヤル24では、問い合わせ内容に合わせて2桁のサービスコードを入力する必要があります。キャッシングに関するサービスコードは以下のとおりです。
サービスコード
キャッシングリボのお借り入れ | 62 |
---|---|
キャッシングリボご利用残高の照会 | 71 |
キャッシングリボ次回ご返済額の 臨時増額お申し込み |
64 |
キャッシングリボご返済方法変更のお申し込み | 65 |
キャッシングもあとからリボのお申し込み | 61 |
サービスコード入力後、会員番号を入力する必要がありますので、Visaカードを手元に置いて手続きをおこないましょう。
利用可能枠を引き上げたい
Visaカードの利用可能枠を引き上げたい場合、オンラインで利用可能枠の引き上げの手続きをおこなえます。
利用可能枠の引き上げは、希望する内容によって次の2つの方法を選べます。
引き上げ方法の違い
引き上げ方法 | 引き上げ額の 単位 |
審査期間 |
---|---|---|
継続的な 引き上げ |
10万円 | 1週間程度 |
一時的な 引き上げ |
1万円 | 最短即時 |
一時的な引き上げの場合、最短即時完了で手続きできますので、急ぎで利用可能枠を引き上げたい場合にも便利です。
支払いに関する相談
支払い日に引き落としができなかった場合、オンライン、または電話で支払い状況を確認のうえ、対応をする必要があります。
お支払いに関する自動音声対応の電話番号は、支払い口座の金融期間によって異なります。電話番号を確認のうえ、対象の電話番号で手続きをおこないましょう。
国際線航空券や海外ホテルの予約
国際線航空券や海外ホテルの予約には「エアライン&ホテルデスク」を利用できます。
エアライン&ホテルデスクは、インターネット受付のサービスが終了しており、以下の電話番号での受付のみとなっています。
- 0120-498-033(9:00~17:30 12/30~1/3を除く年中無休)
エアライン&ホテルデスクでは、世界約690の航空会社、23万5千件以上の海外ホテルの予約が可能です。
国際線航空券の予約には、航空券代金とは別に次の取扱手数料が発生します。
取扱手数料
新規発券手数料 | 2,200円(税込) |
---|---|
取消手続手数料 | 5,500円(税込) |
変更手続手数料 | 1回につき3,300円(税込) |
なお、海外ホテルの予約は手数料無料です。
国内・海外パッケージツアーの予約
国内、海外パッケージツアーの予約には「VJトラベルデスク」を利用できます。
VJトラベルデスクでは、24時間受付のWEBオーダー、もしくは電話で国内外のパッケージツアーや旅行プランを予約可能です。
VJトラベルデスクの電話番号は、旅行先とお住まいの地域によって異なります。
VJトラベルデスク電話番号
東京 | 大阪 | |
---|---|---|
海外旅行 | 03-5472-8885 | 06-6644-5742 (東京へ転送) |
国内旅行 | 03-5472-2066 | 06-6644-4522 (東京へ転送) |
電話受付時間は、いずれの窓口も9時から18時(日、祝、12/30~1/3を除く)となっています。
各種保険に関する問い合わせ
保険金の請求など、Visaカード付帯の各種保険に関する問い合わせは、VJ保険デスクへの電話で受け付けています。
国内から | 0120-658-811 |
---|---|
海外から | 81-18-888-9225 |
電話受付時間は、日本時間で9時15分から17時まで(年中無休)です。
また、自身がお持ちのVisaカードの付帯保険の内容は、保険サービスページの「加入履歴」から確認できます。
海外旅行中の緊急時のサポート
海外旅行中のカードやパスポートの紛失、盗難などの緊急時には、世界の主要都市に設置されている「VJデスク」でサポートを受けられます。
VJデスクでは、直接来店のほか、電話でも手続きが可能です。電話番号は、三井住友カードの公式サイトで確認できます。
緊急時のサポートだけではなく、Visaカードの加盟店や交通機関の案内、各種チケットの予約なども可能ですので、海外旅行時の拠点として活用しましょう。
身に覚えのない利用明細がある
Visaカードの利用明細で、身に覚えのない明細がある場合、明細が自身の利用分でないことを確認したうえで、明細の調査を依頼できます。
明細の調査を依頼できるのは、補償申請が可能となる、申請日から60日前までの利用分に限ります。
調査の結果、不正利用が認められる場合、補償申請をおこない、不正利用による損害の補償が可能です。
法人カードの問い合わせ先
Visaの法人カードをお使いの方で、問い合わせ内容が次の用件に当てはまる方は、折り返し電話予約を申し込み、電話で問い合わせをおこないます。
- 法人カードの商品性・サービスについて
- カードの解約
- 各種変更・追加申し込み
- ご利用明細について
折り返し電話予約は、次のページでフォームに必要情報を入力し、予約します。
問い合わせ前に確認を推奨!Visaカードのよくある問い合わせまとめ
Visaカードの問い合わせ内容はパターン化されている場合も多く、ほとんどのケースで「よくある質問」を参照することで悩みが解消します。
自動回答サービス「こころ」さんを利用すれば、解決方法が記載されたページへのリンクを提示してくれる場合もありますが、電話問い合わせは時間がかかりますので、問い合わせ前によくあるパターンの問い合わせを確認しておきましょう。
Visaカードが利用できない
Visaカードが利用できない場合、カードが利用できない原因と解決方法を調べてトラブルシューティングできます。
Visaカードが利用できない原因と解決方法の例を一部抜粋して紹介します。
原因と解決方法
利用できない機能 | 想定される原因 | 解決方法 |
---|---|---|
インターネット | 利用制限 | 利用確認のメールから手続きする |
店舗 | 利用枠を超えている | 利用枠の引き上げ |
キャッシング | キャッシングサービスを 申し込みしていない |
キャッシングサービスを 申し込みする |
サブスクリプション サービス |
有効期限切れ | 会員情報の更新 |
そのほかのケースについては、三井住友カードの公式サイトで原因と解決方法を確認できます。
Visaカードの紛失・盗難
Visaカードの紛失や盗難、不正利用時には、オンラインでカードの利用停止、および再発行の手続きが可能です。
オンラインでカードの無効化の手続きをおこなった場合、即カードの利用が停止され、1週間から2週間で新しい番号のカードが発行されます。オンライン手続きの場合、カードの再発行手数料は無料となっています。
また、カードの紛失場所が分かっている場合、カードを回収するまでの間、一時的に利用を停止することも可能です。
支払い方法についての相談
Visaカードを使い過ぎてしまい、支払いが困難な場合、1回払いでの利用分を「あとからリボ」でリボ払いに変更できます。
あとからリボでは、1回払いや2回払い、ボーナス払いで利用した明細を、購入後にリボ払いに変更可能です。リボ払いに変更することで支払いの負担を軽減できますので、使い過ぎてしまい、支払い日にお金が足りない場合の救済策として利用できます。
ただし、リボ払いの返済には、元金に合わせてリボ手数料が発生しますので、リボ払いに頼り過ぎるのはおすすめできません。
Visaからの郵便物やメールが届かない
Visaからの郵便物やメールが届かない場合、まずはメールソフトの設定などを確認してみましょう。
メールが届かない原因には次のようなものが挙げられます。
- 入力したメールアドレスに誤りがある
- メールの容量がいっぱい
- 迷惑メールに振り分けられている
また、Visaカードの申し込みをしたのにカードが届かないという場合、まだ審査が完了しておらず発行手続きが完了していないケースが考えられます。オンラインで入会審査状況を確認することが可能です。
・入会審査状況の確認・キャンセル身に覚えのない利用明細がある
身に覚えのない利用明細がある場合、自身の利用でないことを確認したうえで、明細の調査依頼が可能です。
ただし、身に覚えのない利用明細と思っていても、実際には本人が利用していたというケースは少なくありません。特に勘違いの多い利用先の例を紹介します。
問い合わせの多い利用先
Amazon.co.jp | 定期的なサービスの利用代金など |
---|---|
APPLE COM BILL | App StoreやiTunesでの利用分 |
GOOGLE PLAY JAPAN |
androidのアプリ課金やサービス利用分 |
利用明細に記載された会社名が、馴染みのあるサービス名と異なる場合もありますので注意が必要です。
三井住友Visaカードの特徴
三井住友Visaカードは、メガバンクの三井住友銀行などを傘下に置く、(株)三井住友フィナンシャルグループのグループ会社「三井住友カード株式会社」が発行するクレジットカードです。
三井住友カードは、1968年にVisaの前身となるクレジットカードを発行していた「バンク・オブ・アメリカ」と提携し、1980年に日本初のVisaカードを発行しました。日本国内におけるVisa、Mastercardのパイオニアといえるクレジットカード会社です。
三井住友カードは、さまざまなクレジットカード会社と提携し、日本国内でのVisaブランドのクレジットカードの発行に関わっています。
また、NTTドコモとの提携による「iD」のサービス提供や、中国銀聯カードとの提携による日本国内での銀聯カードの発行など、日本国内から世界に向けたキャッシュレスの進化に貢献しています。
Visaカードへの問い合わせ前によくある質問を確認!チャットやメールも便利
Visaカードの問い合わせ方法はクレジットカードによって異なりますが、日本国内におけるVisaプロパーカードといえる三井住友Visaカードの場合、電話、チャット、メールでの問い合わせが可能です。
また、Visaカードの各種手続きはオンラインで簡単におこなえるケースも多くなっていますので、問い合わせの前によくある質問を確認しておけばムダな時間を過ごす心配はありません。
自動回答のチャットサービスでは、手続きをおこなえるページへのリンクを提示してくれる場合もありますので、問い合わせ前に確認しておくのがおすすめです。